設計をする、っていうコトは、やろうと思えば、隅々までコントロールできちゃう、
ってコトでもあります。

でも、ナンデモカンデモ思い通りにいけば楽しいか、っていうと、、、。
これは、もう、たぶん、設計する人の気質によるんでしょうけど、
僕はそういうタイプじゃないなぁ、、、。
かえって息苦しいっていうか、、、、。

そんな訳で、ちょっとでもいいから、
自分達のちからではコントロールできないものに、
空間に参加してもらいたいなぁ、、、ってよく思っていて、
それが塗装や左官の自然に出るムラだったり、
古ーいどこかのだれかが、昔に使っていた扉だったり、
材木屋さんにころがってる木だったり、
こういう自然石だっったり、、、、するのかなぁ、、って思います。

そういう材料って、
カタログがある訳でも、大量生産されてるものでもなくって、
たまたま、そこにあったもの。

それは、ある意味、一期一会を
楽しむ、っていうようなコトでしょうか?
これだけしかなかった、っていう考え方もできますが、
今日だったから、出会えた、って考えることもできます。
そういう偶然を楽しむコト。

たとえば、僕たち設計事務所なんて、
たぶん、ここの石ころみたいに世の中にたーくさんあって、
まぁ、どれも同じようにも見えるし、まぁ、よく見たら違う、っていう
程度の差しかないのかも知れません。
そんな中から、
手に取ってみよう、って思うコトって、どういうコトなのでしょうね?

そうそう、そういえば、マシューズさんちなんて、
設計の最初から、シキチに木が残っていて、
どういう意図で植えられていたのかは、知らぬまま、その木をよけるように
設計を始めました。
抜いた方が設計自由じゃん、っていう考え方もあるでしょうけど、
僕はそうは思わないな。

その逆のように、もうすぐ完成するマシューズさんちの玄関まわりに
並べる石を、ああでもないこうでもない、と選んできました。
いろんな場所から流れ着いた、時間をまとった石達。
あれいいね、これいいね、と話していると、
設計をしている時よりも、好みや、雰囲気が分かって嬉しいです。

「山みちって書いてあるー。」
って嬉しそうな奥さんのシンディーさんがとても印象的でした。
あと、1ヶ月。
そんなおうちになるといいなぁ、、、って思います。

