
ベニヤでできた型枠にコンクリートを流し込む訳なのですが、
そのまま仕上げになる時、要するに打ち放し仕上げの時は、
僕たちも緊張します。
何せ、型枠の中身を見れない訳なので、
どこまでコンクリートが入っているか?また入っていない場所はないか?
っていうコトが、基本的に目視できません。
そもそも、こういう施工自体がとっても不効率といえば、不効率なのですけど、
唯一確認できる方法は、叩いて確認するコト。
超、原始的です、、、、。

叩くのには他の意味もあって、きちんとスキマなく、密実にコンクリートが
まわるようにする、という役割もあります。
まぁ、要するに、見えない敵に挑むような事なので、
半分、いのり、みたいな事ではあるのですけど、
その一手間をかけるかどうかが、仕上がりを左右すると、
僕は信じているので、必ず事務所のスタッフと参加します。

初めての工務店さんだと、
「なんだこの設計事務所は、、、?」
みたいな目でも見られるんですが、ある意味、職人さん達と物作りを
共有したい、という思いもあってそういう姿勢で現場にいると、幸せな
こともたくさんあります。
昨日なんかは、
「、、、あの、、、自分、手が空いてるんで、叩くの手伝いましょうか?
、、、、どうやればいいですか?」
と、若い電気屋さん。
コンクリート打ちに立ち会うのも初めてみたいだったのですが、
そういう風に声をかけてくれました。
、、、、なんか、とても嬉しかったです。
素敵な電気屋さんになってもらいたいですね。
ようは、自分が設計屋とか、電気屋とか、大工とか、監督とか、、、
そういうのは、どうでも良くって、
職種の垣根を越えて、いいものを作ろう、っていう思いが集まる
コト。
まぁ、図面を描くのが僕らの主な仕事ではあるのですが、
それだけじゃぁ、伝わらない事もたくさんあるので、
きっとこういうコトの積み重ねで、いろんな人の
思いや愛着が詰まった家になればいいなぁ、と思うのです。

完成が楽しみです。
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