2011年07月07日

じゃない方

ちょうど、工事の真っ最中だったり、
最近、完成したり。

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着工に向けて、最後の見積もり調整をしていたり、、、、。

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この模型たちは、
そういうおうちの「じゃない方」


つまり、途中で御提案したりしたけど、実現しなかった案の一部です。

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じゃない方、といいつつも、
面影があったりするおうちもあれば、
最終案には、面影すらないものもあります。


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一組のご家族の、
同じ御要望からうまれ、僕らが考えた案には違いないのです。

選ばれなかったのか?

いやいや選ばなかったんだなぁ、、、と思います。

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うーん、、、、
選べなかったんだなぁ、、、。


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かといって、その理由を羅列しても全然意味はなくって、


「うーん、、、なんかチガウ、、、。」


っていう、きっと直感が大きいのでしょうね。
そういう直感を大切にしていきたいところです。



さてさて、遅くなりましたが、
坪井さんの家と、ISANAの完成写真をアップしました。


このふたつも、じゃない方、たーくさんあったなぁ、、、、。



あと、地味ーに、、、、ですが、
こういうおうちマーク作りました。
home.jpg

押すと、ホームページのHomeに戻るヤツです。

労力のわりに、
超地味ー、、、、な、更新です、、、、。(涙)

いろんなところにいるので、探してみて下さい。。。。。
posted by 西久保毅人 at 01:48| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月09日

土の世界

写真は、もう五年くらい前に完成した坂本さんの家の土壁作業風景です。

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この時は、淡路島から久住有生さんに来てもらって、和室の壁を、ギザギザダンダンの土壁を
塗ってもらいました。

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左官の仕上げは、いろいろニコでも使うのですが、本当の土を塗ったおうちって、
これだけだなぁ、、、。そういえば。。。。。

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実は、ですね、、、
ちょうど、もう13年程、昔々の話ですが、
最初に働かせてもらったのが、象設計集団の現場スタッフとして、でした。
ちょっと大きな、老人ホームと保育所の現場でした。

で、卒業したばかりで、何もできる訳のない、僕が担当させてもらうのは、もちろん建物の
大切で、難しい部分である訳もなく、、、、、

そんな訳で、僕が唯一担当させてもらったのは、今思えば、失敗しても、建ものには大して
影響のない、左官仕上げや、色 だったのです、、、、。
要するに、「表面」ですね、、、、。

しかも、ありがたい事に、たーくさんの種類の左官の仕上げ、たーくさんの色を使う建物だっったので、
もう、楽しくて楽しくて、しかも、とても無責任でいられる立場ですので、
ひたすら左官の仕上げの勉強をさせてもらいました。
土壁の配合のバリエーション、どんな道具を使えば、どんな仕上げになるか?
どんな色は、発色がよくて、どんな色は難しいか、、、?
それを、自分達でも、たくさん壁に塗ったりして、

「うーん、やっぱり僕が塗るとはがれるなぁ、、、、」とか、、。

知識だけでなく、体験としても、たーくさんの恥ずかしい失敗もしつつも、
ツカエナイ立場として、現場で僕が手を出せる事はそれしかない訳で、、、、、
夢中で勉強したなぁ。。。。


しかも、またまた幸運にも、その現場の左官屋さんが、久住章さんや前述した有生さんという、
超一流の方だったので、国宝のような土壁、しっくい、磨き壁から、アイデアあふれる手法まで、
たくさんそばで、見る事ができました。


もう、現場が終わる頃には、

「、、、、こんなに楽しいなら、左官屋さんになろうかなぁ、、、。」

と正直しばらく、左官中毒気味なくらい、、、。

今思っても、二度とないくらい濃厚な日々。。。。
ツカエナイ立場って、なんて自由で幸せなんだろう。。。


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土壁。
たとえば、ボロボロするとか、ひびが入るとか、汚れるとか、こわれ易いとか、その日の気温で仕上がりが変わっちゃうとか。
たぶん、工業製品的なデータで見ると、いいとこなさそうですが、
そういうすべてを差し置いても、ホンモノの土、っていうのは、代え難い魅力のある素材です。


僕がよく、地面に土を残そう、っていうのも、
実は同じで、土を残すと、雨の日ぐちゃぐちゃするとか、靴が汚れるとか、、、、、便利に暮らそうと
思うとマイナスばっかですが、、、、でもやっぱり地面って、草も生えて、虫もいて、雨もしみ込んで、、
僕にとっては、素敵な事ばっかりに思えます。


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そんな訳で、いろんな思いはありつつも、
ちょっと遠ざかっていた土壁の世界ですが、今年は久しぶりにそんな仕事ができそうな予感。
久住さんに頼めるといいなぁ、、、、。


楽しみ楽しみ。


せっかくなので、セルフペイントだけでなく、セルフ左官も、やりたいなぁ、、、。

だって、世界中見渡すと、
プロしかやらないのは、日本だけなんじゃないでしょうかね?きっと。


もっと、自由に、もっと気楽に、



「みんなで塗ったら、ハッピーで、ラッキーやから、ラッピーなんやっ。!」


っていう、久住章さんの言葉がいまだに忘れられません。
posted by 西久保毅人 at 02:43| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月11日

100円でじゅっこ、1000円でじゅっこ

僕は、100円ショップっていうのが、昔からどーも キライです。


なんでかって、言われると説明に困るけれど、
なんていうか、、、、ウソっぽいからかなぁ、、、。
なんでもかんでも、100円っていうのが。

あとは、自分が、曲がりなりにも商売をしてるからかも知れません。


100円ショップが誕生してからずいぶん経つから、今時こんなカンカクはたぶん
時代遅れなんでしょうけど、やっぱ、いまだに入らないなぁ、、、、。

安いし、全部100円で、分かり易くていいじゃーん、ていわれたらそうなんでしょうけどね、、。




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さて、
先日、ソラ連れて、久しぶりに駄菓子屋へ行きました。
たいてい、10円、ときどき20円。


ほいっと、100円渡すと、自分なりに計算して買い物します。

「、、、ほら、10円のが、いちにいさんし、、6個と20円のがふたつ。100円でしょ。」


まわりの子供たちも、

「、、、これで、40円だから、、、、あと60円。なんにしようかなぁ、、。」

って、声が聴こえてきます。
消費税もないっていうシンプルさがすばらしいなぁ。。。。
そもそも駄菓子屋さんは、絶対消費税、免除にするべきです。


やっぱ、子供の最初のお小遣いって、今も昔も、100円スタートなのかな?
なんか、100円スタートであって欲しいなぁ、、と思います。


100円で、たくさん買える世界って、やっぱ素敵です。


、、、熱い缶コーヒーも、やっぱ、100円玉で買えるぬくもりじゃないと、カッコがつきませんしね。。。


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、、、、うーん、そっかぁ、、、

そういう意味じゃ、
駄菓子屋は、10円ショップ。10円均一。



じゃあ、100円ショップは、現代の駄菓子屋と思えばいいのかなぁ、、、、。
1000円で、10コ買えるからいいの??



うーーーん、

やっぱ、根本的にチガウんだよなぁ、、、。何かが、、、。


ふっと思ったけど、
ヨーロッパとか、税制の発達したガイコクの子供達は、
そもそもどうしてるんだろう??
やっぱ、駄菓子屋さんみたいのがあって、ちゃんと子供達は消費税分の計算とかするのかしら、、、。

そして、ヨーロッパにも、100円ショップみたいのはあるのか??



、、、、大山さん、このあたり、ぜひリサーチをお願いしまーす、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:08| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

そーいえば、、、

現実逃避気味に、
すっかり忘れていましたが、そういえば、今年度から、
母校の明治大学で、兼任講師をする事になっていました、、、。

大学は前期と後期があるので、僕は後期の設計の授業。
9月からだから、まだまだ、、、と他人事のように思っていたんですが、もう7月。
すぐです、、、、。

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大学では、小さな建物や住宅から始まり、集合住宅や美術館、ホールや都市計画的なものと、
学年が進むとなんとなく規模が大きくなっていくのですが、
僕が受け持つ授業は、3年生の後期設計の授業で、先生からは、

「この授業はね、なんでもいいよ。課題もテーマも、講師の先生達に任せます、、、、。」


とのコト。


ムチャぶりです。。。。


あぁ、どうしよう、、、、課題、、、。
ここ10年くらい、A3サイズに収まるおうちの設計しかしてないんですけど、、、、僕。


で、ちょうど今日、3年生の前期の設計課題の発表会があり、講評会に呼んでいただいたので、
ちょうどいいタイミングっ、と行ってきました。

どんなコトやってるんだろ、、、イマドキの学生は、、、、。

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もう、僕が卒業して、14、5年経つんですが、
一番違うのは、みんなキャドで図面を描く事ですかね。
模型は、相変わらず、みんなの個性がでるんですが、キャドで描いちゃうと、なんか個性が消えると言うか、
中途半端に描けてしまうから、本人が分かってなくても、図面らしくなってしまうというか、、、、。


それは、とても不幸なコトでもあります。


あとは、パソコンの中ですべてを解決しようとしちゃうから、
プレゼンが均一というか、薄いというか、、、、。


よーするに、「伝わらない」ってコトかなぁ、、、。


例えば、ワープロで打った手紙と、ヘタでも手書きの手紙の差のようなもの。
伝わる情報量がぜんぜん違うのです。

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せっかくいいコト考えてても、伝わんないと意味がないんだよねー、、、、という訳で、
発表後、あまりに均一な図面をどうにかしよう、とみんなで色塗り。

パソコンではうまく描けなくても、みんなに色鉛筆を渡すと、
見る見る図面が楽しそうになっていきました。


ヘタでも、楽しそうっ、ていうのは、きっと子供にでも伝わるもの。

伝わって、初めて実現できるのがケンチクなのかも知れません。




さてさて、そんな訳で、僕の授業の課題。
どうしようかなぁ、、、。


困ったなぁ、、、、、。

超デキの悪い学生だった、僕ができる事。


はて、、、、?????


posted by 西久保毅人 at 01:50| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月21日

マーゴン

今、香川のおうちを設計させて頂いています。


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香川と言っても、ドルムントではなく、、、、ですね、

四国の香川県。
ニコでは、初の海外物件です、、、、、。

まぁ、しかし、そもそも僕は佐賀んもん、、、、な訳で、
なんとなく、なつかしい風景の広がる場所です。。。。


東京よりか、佐賀に近いし、、、、。

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竹安さんからも、

「佐賀に帰るようなつもりで、来てもらえたら嬉しいです、、。」

と、言って頂いたんですが、ほーんと、のんびりした感じがよーく似ています。

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そんな訳でのんびりと始まった、香川の竹安さんの家。

田舎ならではの、果てしなく広ーい場所に、
平屋のおうちになる予定。


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しかも、面白いなぁ、、、と思うのは、
依頼のきっかけは、トウキョウのど真ん中に建つ、

「宗次さんの家」

というコト。。。。。

なんだか、とても嬉しいです。
そして、本当に偶然なのですが、

「、、、なんていうか、外国人が住んでいる日本家屋みたいな、、、雰囲気がいいです。」

というイメージを頂いたんですが、実は、まーったく同じ言葉を、
宗次さんにも、設計の最初に頂いたのです、、、、。


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そんなコト、誰にも言ってないので、
とっても、不思議な偶然なんですが、
場所を超えて、そういう価値観や、イメージが伝わって、頼んで頂けるというのは、
とっても嬉しいですね!


しかも、平屋って言うのも初めてですし、地域的に瓦屋根の多い町なので、
もしかしたら瓦屋根にするかも知れませんし、、、。


そんな意味で、最近、「日本という環境」におうちを作るというコト、


を、いろんなおうちを通して、改めて考えている事もあり、
そういう意味で、とても楽しみな設計です。

まだ、始まったばかりですが、完成が楽しみです、、、、。



あんまり遠くの仕事を、たくさんするつもりはないのですが、
今回みたいに素敵な出会いがあって、のんびりと、、、でよろしければ、ぜひぜひ、と思っています。


近いからこそ気がつかない事、
遠いからこそ気がつく事。


近いおうちが、遠くのおうちに。
遠くのおうちが、近くのおうちに。


いろんなかたちで、いい影響を受けて,それを伝染させていけたら、
ニコのおうちも、ますます楽しくなっていきそうです!


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さて、そんな訳で、月曜から行ってきました香川県。

あ、、、ヤバそうだなぁ、、、と行く前から分かっていたんですが、、、、、、。

そうです、台風6号 その名もマーゴンが、ちょーど、南から北上中、、、、。
要するにですね、、、



台風に向っていった訳です、、、、(涙)



なので、初日こそ、まだ小雨だったんですが、
帰る予定の火曜日は、四国はまさに台風のど真ん中。。。。。


どこにも行けず、ヘタに外にも出れず、本州へも渡れず、、、、。

「香川は、めったに台風の影響ないんですけどねー、、、、」


らしいんですが、見事に足止めされてしまいました。

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まぁ、何ごとも経験。
次回は、台風情報をきちんと考えて、行こうと思います。

マーゴン、恐るべし、、、でしたー。。。。





posted by 西久保毅人 at 16:15| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月23日

つぶつぶ理論

なでしこジャパン、優勝しましたね!

ほとんど寝ながら、何試合か見たんですが、ちょうど上空からのカメラで試合を見ていると、
選手が、男とか、女とかではなく、11人のつぶつぶに見えます。

でも、なーんか、そのつぶつぶの動き方が、男子の試合と違うなぁ、、、、、なんでだろ??
と思ってみてたんですが、
その違いは、なんていうか、、、、、

うまくは表現できないけれど、
小さくなったり、のびたり、縮んだり、、、、という、なんだかアメーバのような
全体の動きのような気がしました。

そう思ってみると、ほんとアメーバのように、攻守が切り替えられている、、、


うーん違うなぁ、、、。

アメーバだから、そもそも、「切り替え」っていう言葉そのものが似合わない。

まさに、「伸び縮み」って感じに見えたのです。。。
、、、、寝ぼけてるコトもありまして、、、、余計に。


なんで、こういう事が起こるんだろう、、、?

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例えば、上空から見たら、11人の女性は、もう、性別ないつぶつぶです。


同じように、僕たちも、すがたかたちは、おんなとか、おとこな訳ですが、
どうやら僕らも、小さな小さな細胞の集まりな訳で、
たぶん、細胞みても、男とか、女とか、きっと区別がつかないでしょうね。


でも、その細胞が集まって、人間になると、
はっきりと、おとこの人は、なんか、固くて、ゴツゴツしてて、
おんなの人は、たいてい、やわらかで、しなやかです。



そんな具合なので、
やわらかで、しなやかな、おんなの人が集まると、
やっぱり、やわらかで、しなやかな組織になるんでしょうか、、、、?



とはいえ、よく

「おんなだけの職場は、もう、、どろどろして大変よ、、、。」

って聞きます。
女子校も、なんか、そうらしい、、、。


あっ、でも、「どろどろ」っていう表現。
これも、ある意味、継ぎ目のないアメーバみたいな表現ですねー!


と、まぁ、
そんなどろどろした精神論が見えないくらい、上空からのカメラで見ると、
伸縮自在のアメーバのような、なでしこジャパン。

それが、とても新鮮でした。

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見た目は、日焼けして、みんな男っぽいけれど、
それはあくまで表層であって、
あー、やっぱり女性の組織なんだなぁ、、、っていうのに、ちょっと感動したのです。



しかし、このつぶつぶ理論からすると、
こういうのは、おとこのチームには、根本的に無理ってことになりますね。

どうなんだろ、、、、。
最近、リンタロウも触るとかなり、ゴツゴツしてるからなぁ、、、、。



そして、ケンチクも、どっちかと言うと、固くて動かないし、そういう意味では、
男性的なのかな、、、、。

アメーバみたいに、ケンチクも、伸び縮みすればいいのになぁ、、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:33| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

のんきな人さらい





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のんきな人さらい。

posted by 西久保毅人 at 00:04| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月27日

バトン

現在発売中の、
住まいの設計に、鷲巣さんの家を掲載して頂いています。

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「空を感じる家 緑を感じる家」

という、鷲巣さんちにピッタリなテーマ。

大きな見開きに、写真を使って頂きました。
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さて、ふと気がつくと、ホームページの、掲載誌の紹介のページ、、、。
っていうのが、地味ーにあるんですが、、、

うっかり、去年の6月ごろから更新していませんでした、、、、。(汗)
そんな訳で、あわてて掲載誌を整理して、ようやく今年の分まで整理できました。


、、、、以外と大変、、、。

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しかし、こうやって、整理してみると、今年、去年と、いろーんな雑誌に掲載して頂いています。

大変、、、っていうのは、嬉しい事ですね。

雑誌に掲載して頂くっていうのは、ある意味、運とか、タイミングみたいなところがあるので、
うれしい限りです。



ちょうど、今も、工事中だったり、いろんなおうちの工事が始まったりする時期なんですが、
そういう、おうちも大抵は、こういう風に、掲載して頂いた雑誌がきっかけで、
声をかけていただく事が多いです。


そういう意味では、
ある意味、リレーみたいなものかなぁ。。。


バトンをどんどんつないで、いくような、、、。


そういう意味で、みーんな、ずーっと、少しずつ変化しながら、全部つながっているのです。
しかし、同じ家が、できないのが、不思議なところですけれど、、、。(笑)



さてさて、
つないだバトンを落とさないように、気を引き締めて頑張りまーす!
posted by 西久保毅人 at 02:53| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

みらい

僕たちが設計をさせて頂いているおうちは、
大抵、1年から、1年半くらいで完成します。

まぁ、これを長いと思うか短いと思うかは、人それぞれ。

ハウスメーカーとかからすると長いでしょうし、
でも、公共建築とか、土木とか、橋とかは、着想から完成が数年後っていうのもざらです。


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だから、建築土木で考えると、住宅は短い期間で完成するものですが、
同じものづくりでも、料理なんかは、大抵は長くても数時間で完成しますし、
グラフィックデザインとか、ウエブデザインとかは、きっと、割とスピード勝負でしょう。
オンガクも、壮大な曲もあるでしょうけど、一応は、短い期間でもできそうです。

他にもいろいろものづくりはありますが、
その中でも、ケンチクはどーしても、すぐにできないモノのひとつなのだと思いますし、
ためしにちょっと作ってみますか??っていうのも、なかなかできません。


それは、たぶん、「デカい」というのが、一番の理由なのかな?

それでも、まぁ、大抵は、1年前後で、模型だったものが、
実物となり、そのたんびに、喜んだり、反省したり、、、、、。

そういうペースが、いままでの僕の仕事です。


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ちょうど、杉並区で設計中の「大山さんの家」が、もう設計も終わって、
着工目前だったんですが、諸事情により着工が3年程延期になりました。

早く完成して中で、大宴会をしたいのは僕らも大山さんも同じで、やまやまなんですが、
まぁ、それはそれで仕方がありません。

ただ、設計終わって、着工が3年後っっていうのは、
僕にとっては初めての経験で、実はちょっと新鮮だったりもします。


世の中、何でもかんでも、はやくはやくっていう感じですし、
僕らも、ケンチクは長いと言いつつも、その流れの中で生きています。

設計中のものは、一応のスケジュールの中で,あたり前に完成していくのですが、
その中に、「設計は終わっているのに、着工が3年後」っていう、おうちがあるっていうのが、
少し、不思議な気持ちなのです。


なんていうか、熟成期間というか、蒸らし期間というか、、、、。


ちょっと、贅沢な気分です。

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同時に、今の自分と、3年後の自分は、確実に違うんだろうなぁ、、、とも思います。
3年後は、もう、40才になってますし、、、、。


だからこそ、

「よーし、変わらないでいるぞっ。」

っていう気持ちもあれば、

「3年後でよかったねぇ、、、、。」

っても思えるような自分でもありたいなぁ、、、とか、そんな事を思います。

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そんな訳で、延期記念にホンモノは作れないから、その期間を楽しむために、なんか作ろうっ、と思い、
家のミニチュアのような木と真鍮製のぶんちんと、絵本を作ってプレゼントしました。

ぶんちん、結構可愛いです。メモ紙もはさめるようにしました。
おうちが、文房具になったような、、、。


こういうのも、延期がなければ考えもしなかったので、
ちょっと新鮮。


さて、そんな訳で、短いようで長い3年後。
どんな世の中なのでしょうか?


ホソダくんには、めでたく彼女ができて、倦怠期を迎えるころかな?
フジモンは、めでたくカフェオープン。

キクちゃんは、アルゼンチンに帰国??


あぁ、、、今のところ、どれも実現しなさそう。


たいして変わんなさそう、、、、、ですかねー。


しかし、3年後もいっそう魅力的な設計事務所でいないとっ、て思えて、
実は僕にとっては、ちょっと嬉しいハードルをもらったような、そんな気分なのでしたー。



40才かぁ、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 02:28| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

ソラに金棒

練馬区で工事中の井上さんの家。

徐々に中のイメージができるようになってきました。

コンクリートの壁のまわりで、ダンタンと木の床が展開してくような、
とても楽しい家です。

図面上では階段だったところも、でき上がってくると、
階段というよりも、ひろいベンチのような場所になりそう。

1774.jpg


バスルームも、久しぶりにとても開放的なしつらえで、
実際に入ってみて、まわりの視線とかの確認をしました。

でき上がって、入浴させて頂くのが楽しみです!!


さて、先日。
現場のお打ち合わせに、なぜかソラを連れて行くはめになってですね、、、
あー大変、、、と思いきや、意外と井上さんの子供達と意気投合。

おかげで、大人は大人で、じっくり現場打ち合わせができました。

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すっかり仲良くなって、
ちらっと見たら、ソラと同じ歳の女の子。

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右手に、現場でひろった棒を右手にしっかり握って、
女の子と2人、
窓辺に立つ姿が、
なんか、とっても、かわいくってですね、、、、。


ただ、それだけなんですけど、、、、、。


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ふだんは、オンナ気持ち悪い、、、、とかいうくせに、
なかなかやるもんです、、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:50| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月04日

新建築

今月発売の、「新建築 8月号」集合住宅特集に、
ISANA(いさな)を掲載していただきました。

ケンチクの専門誌です。
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ふつうに生活していると、手に取る事がないかも知れませんが、
創刊から80年以上も続く、建築業界では権威ある雑誌で、
大学なんかには、図書館や、研究室に、ずらーーーーっと並んでいて、
ケンチク関係者だと知らない人はいないような、僕らにとっては、そんな有名な雑誌。


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こういう雑誌の紙面を飾るのは、華やかな有名建築家の人達や、
大きなゼネコンや、組織設計事務所の建物で、それは今も昔も変わりません。
、、、なので、僕にはあんまり縁がない訳ですが、、、、、
そんな雑誌のはじっこに、ちょこっと載せて頂きました。

でも、見る側からすると、誰が設計をしたかっていうのが大切かっていうと、そうではなくて、
大事なのは、自分にとって、

「いいなぁ、素敵だなぁ。」と思えるかどうか。

そういう建物と出会えるかどうかだと思うのです。

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それはもーう、かーなり個人的な話なんですが、

残念ながら、僕は、どうーも、

しこうが、
思考が、
嗜好が、
指向が、、、、、

昔からずいぶん偏っているようで、
学生時代、雑誌であんまりそういう建物に出会わなかったなぁ、、、、。

だから、逆にいうと、「いいな、素敵だな。」と思った建物が、人より少ない分だけ、
出会ったものの印象は、強烈に残ってですね、、、、。


、、、でも、学生の頃、それを人に言うと、

「、、、西久保さぁ、、、えぇ、、、、なんでコレなの?? 全然、ケンチク的じゃないじゃん。。。 」


なんて、言われたりする訳で、


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あぁ、、全然ケンチク的じゃないものしか、好きになれない僕は、
やっぱり、ケンチクは向いていないってことだよなぁ、、、、。
どうしようかなぁ、、、、完全に学部を間違えたなぁ、、、、、とまじめに思っていましたし、

「、、、じゃぁ、ケンチク的って、一体なに??」

「、、、じゃぁ、ケンチク的であるって、一体どういうコト??」

「、、、なんで、ツルツルで、ピカピカな、まっ白なな建物をみんなが、いいっていうのか、意味分からん、、、。」

とか、、、、。


悶々と、将来に悩む日々。
まぁ、バカな建築学科の学生の典型的なすがたですね、、、、。


でも、そういうバカな学生は、時代は変わっても、ある確率で必ずいるでしょうから、
今月号の片隅に載っているISANAを見つけてくれて、

「こういうのだったら、僕も設計をやってみたい。」

なーんて、思ってくれる学生が1人でもいたら、うれしいなぁ、、。
1人くらい、いるといいなぁ、、、。


でも、きっと、その学生も、

「、、、えぇ、、、、なんでコレなの?? 全然、ケンチク的じゃないじゃん。。。 」


って、まわりに言われるだろうけどねー(笑) きっと。




さて、
それにしても、わざわざ雨がやむのを待って、雨上がりに撮り直していただいた写真は、
しっとりととても素敵で、嬉しかったです!!!
ありがとうございましたー。

、、、、、あえて雨上がりっていうのも、よく考えたら偏ってますけどね、、、、、シコウが。

1783.jpg


さて、話は変わりますが、
サッカーの松田直樹選手が、死んでしまいました、、、。
ちょうど、今日のお昼に、この写真を撮ったころ。

本当は、もっと長く代表でも中心選手として活躍する機会があるべき選手だったと思います。
専門的なコトは知りませんが、とても、熱ーーーい気持ちの持ち主だったんでしょう。

僕の数少ない好きなサッカー選手の中でも、
とにかく、その熱い気持ちがそのまま現れたようなプレーと、面構えがとっても印象的で、好きな選手でした。


サッカーでも、ケンチクでも、僕が好きになる基準は、気持ちの強さだから。


本当に残念ですが、
ご冥福をお祈りします。。。。

posted by 西久保毅人 at 22:51| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

おやすみのお知らせ

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posted by 西久保毅人 at 12:35| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

そら

久しぶりに、佐賀へ帰省してきました。

まぁ、もちろん佐賀にもいろいろあって、
駅前や、商店街や、山や海や、、、、、といろいろあるけれど、
僕が、産まれ育った場所は、こんな風景。

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だから、


佐賀ってどんなところですか?


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って聞かれると、いろんな答えがあると思うけれど、
僕にとっては、

とてつもなく、空が大きなところ、、、、

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っていう答えが今は真っ先に浮かびます。


もうそれは、圧倒的で、
東京の空と同じ空続きとは思えないくらい
そのくらい、圧倒的に、近く、おおきい そら。



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その下では、ケンチクなんてどうでもよくって、
新しい家ができたり、道が広くなったり、パチンコ屋がたくさんできたり、、、、

いろいろあるけれど、

そんな人間の営みが、どうでも良いくらい、圧倒的な空のボリューム。

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そんな下で、さて、僕がトウキョウでやっているケンチクって、はたして何だろう、、、?

そんなコトを突きつけられるような、そんな

圧倒的な、そら。

posted by 西久保毅人 at 23:37| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

?老街風情爾漫室内?

タイトルは、文字化けではありません、、、、。


台湾のLIVING & DESIGN 住宅美學 という雑誌に、
宗次さんの家 と 天川さんの家 を掲載して頂きました。

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、、、、というと、簡単ですが、
初めてガイコクの雑誌に掲載して頂きまして、、、、、。

しかし、たまたま依頼のメールを開いたから良かったものの、
基本的に、英語のメールみたいなヤツは、読まずに捨てちゃうので、
掲載の依頼と分かった時は、ビックリ。

、、、、もしかしたら、これまで捨ててたかも、、、、、。(汗) です、、、。

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一応、日本語のできる編集の方とのやり取りでしたが、
なかなかニュアンスが伝わりにくく、ちょっと大変でした。

しかも、、、、ですね、
写真を送って欲しい、とのコトでしたので、せっかくなので金子さんとか吉村くんとか、
プロの写真家に撮ってもらったヤツを載せたかったんですが、そういう写真は、
版権っていうのがあって、掲載料がかかるので、ダメ、とのコト、、、。


そ、そんな、、、
ただで使える写真なんて、ボクのしかないじゃーん、、、、、。

きっと、他の人のは、ちゃんとプロの人が撮った写真だろうに、、、、、。

あーあ。。。。




1794.jpg
そんな訳で、もう、やけくそのように、ボクの写真を大量に送ってみました。
、、、、きっと、

「、、、やっぱりこんな写真しかないのなら、今回のお話はナカッタ事に、、、」

っていう展開だろうな、、、、と、
半分はあきらめてたんですが、先日台湾から雑誌が届きまして、

でき上がると、それなりに紙面になりまして、、、、、、不思議なカンカクでした。

なので、写真のセレクションも、リンタロウが映ってたり、ノノが映ってたりと、
かなりゆるーい感じなんですが、
それが、またなんていうか、、、ちょっと新鮮でいい感じ。。。。


ボクがパチパチ撮ったヤツなんで、スリッパが写ってたり、荷物が置いてあったり、、、
と、もう、日本の雑誌ではきっと、ありえないような写真なんですが、
それを使っちゃう、、、という、いい意味でのユルさというか、大らかさが、
でき上がると、逆にいい意味で、とても新鮮でした。

1797.jpg
ふーん。。。。

こういうのも、ひとつの「ガラパゴス化」っていうのかな?

日本では、雑誌の写真って、一枚何百メガもある重ーいデータ撮影されていて、
しかも、JPGデータじゃダメで、ROWデータで撮影して、入校は重ーいTIFデータで、、、
とか、よく聞きます。詳しくないから知りませんが、、、。

しかし、今回のボクの写真なんて、そんなの想定してないから、JPGで、1メガ前後のフツウのデータ。
プロではないから、写真の質は別にしても、そんなデータでも、雑誌の写真になるコトが、
とても新鮮でした。


意外と、ガイコクでは、こんな感じでやってるのかもですね。
携帯電話やとかでよく耳にする、日本の技術や最低基準が高すぎて、
世界の市場では勝負出来ないという、ガラパゴス化が、実はこんなところでも
あるのかも知れません、、、、。


ボクは、こういうユルい世界の方が、性に合うかも、、、、。です(笑)。

1795.jpg


さて、しかし、、、、


掲載してもらったのはとても嬉しいコトなのですが、
悲しいコトに、、、、、、ですね、、、、



記事が、中国語で、読めません、、、、、、。(涙)


一裸大樹守護一個家、、、、?



どなたか、翻訳して下さーい!
posted by 西久保毅人 at 23:34| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月30日

屋上公園

先週、ひさしぶりに4年前にできた佐藤さんの家に、
ちょっと不具合を直しに行ってきました。

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公園の前に建つ、かわいいコンクリートのおうち。
屋上には土を入れて、緑化しています。

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完成してからもうかがう時は、どうもタイミング悪くて、
いつも、屋上に草のない季節だったので、今回は、ちょーどいい季節!

4年経って屋上がどんな風になってるかが
一番の楽しみでした。

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鳥が運んで来るのか、風で飛んで来るのか、、、、
いろんな草がたーくさん自然に生えていて、
佐藤さんが御自分で並べられたレンガの小道も、
時間が経って、とても良い感じに踏み固められていて、
なんだか、公園が、屋上まで続いているような感じ。。。。

1801.jpg

鳥達にとっても、空中庭園と思われているのか、
たくさん鳥が屋上にやってくるそうです。

そういえば、何気なく4年前に描いたスケッチみたい。。。。

建築はもちろん、新築時の良さもありますが、
時間が経つコトでしか、実現できない雰囲気や世界、質感があります。


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そういいうのが、とても嬉しくて、家もますます佐藤さんぽくなっていて、とても
嬉しかったです。


しかし、もっぱら、佐藤さんの悩みの種は、
屋上に来る鳥を、飼っているネコが捕まえてくるコトだそうで、、、、、、。


確かに、ネコにとっては、絶好のハンティングスポットでしょうけど、
あんまり野生に戻られても、飼う方は困りますねぇ、、、、、。



ネコはちょっと、想定してなかったなぁ、、、、。(涙)


posted by 西久保毅人 at 01:54| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

坂道の途中

先日、ちょうど、一年前に完成した、「飯村さんの家」の1年点検にうかがいました。
、、、工事が遅れてしまい、去年残念ながらオープンハウスをできなかったおうちです。


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杉並区の大きな公園にに近い、
坂道の途中の、

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しかも、角地に建つおうち。
シンプルな外観の前にたつポストは、スイミーのような、紅一点。
飯村さんの持ち込みの中国の家具に合わせた朱色です。

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設計中は、

もしゃもしゃがいっぱい、、、とか、

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もこもこな感じ、、、、、とか、、、

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なんだか、ケンチクは関係ないような、
言葉のたくさん飛び交う打ち合わせで、
もちろん、ケンチクの話もするんですが、最終的には、頭の中には、

「もしゃもしゃ」とか、「もこもこ」とか、、、


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そういう言葉を最後まで定規にしていきました。

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、、、、読んでるだけだと、

「なんのこっちゃ、、」って感じかも知れませんが、、、、、。

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そういうイメージって、完成直後に表現されるものもあれば、
時間が経過するコトで、どんどんにじみ出てくるものもあります。

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飯村さんの家は、1年経って、打ち合わせ中に使っていた
たくさんの擬音語、擬態語が、ようやくタテモノを覆うような勢いで
芽吹き出していて、とても感動的でした。


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もちろん、設計なので、何畳とか、何センチとか、、、、
基本的に、ケンチクは数字で支配されるものではありますし、

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設計や工事が進むと、ディティールや、納まりや、設備や、配管や、、、、、、、

もう、その即物的な業務に追い立てられて、いつの間にか、
イメージの言葉を忘れれしまう時もあります。

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だからこそ、どんな時でも、

ここにはさ、もしゃもしゃがいっぱいでね、、、とか、


うーん、、、もこもこかなぁ、、、これって。とか。

びゆっ、とか、びしっ、とか。


そういう、「現場」とは関係ないような、言葉がとても大切。

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とにかく、
ケンチクとは、全然関係ないような言葉に、しっかりしがみつく、
って事が、一番大切なのです。。。。。


と、そんなコトをですね、、、

飯村さんと初めて出会った時のメモを久しぶりに読み返しながら、
そして、完成して1年後の写真をながめながら、

両方を見比べつつ、
考えました。

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これからも、どんどん楽しくなりそうな、飯村さんの家。
あまりに素敵で、写真を撮りすぎましたが、、、、

そのうち、まとめてUPしますね、、、。(汗)
posted by 西久保毅人 at 13:14| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

スタートライン

先週、台風の合間をぬって、無事
ふたつのおうちの地鎮祭を迎える事ができました。

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ひとつ目は、葛飾区の出口さんの家。
ニコのおうちは、割とじみーなロケーションが多い中、
交通量も人通りも、割と多い角地に計画した住宅です。

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広い十字路に面した、東南の角地で、それだけ聞くととっても素敵なんですが、
ふたつの横断歩道が自分ちに向ってくる、、、、、っていうのは、
生活空間としては、ちょっと視線を浴びすぎなロケーション。。。。


ホソダのステージだったらいいんでしょうけど、、、。


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そんな訳で、周辺や通り過ぎる自転車のおばちゃんや、街の人の視線は切りつつ、
パンツ一丁で、自分の敷地を十分楽しみつつ、
人も車も、交通量が多いので、家が建つ事で、角地の見通しは、悪くしたくない、、、


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と、そんな相反するような、超ワガママなイメージを実現したおうちです。

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スケッチは、最初の御提案の時の、そんなイメージ。
打ち合わせの中で、いろいろ変化していきましたが、変わる中でも定規にしてきたイメージ。


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二件目は、三鷹市で始まる吉川さんの家。
ここは、反面とても静かな住宅地で、周辺は、広大な生産緑地です。
敷地は長細いんですが、南も北も、緑が多く、特に北面は、何十メートルも続く
生産緑地に直接面しています。


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この模型も、いちーばん最初の御提案の模型。
緑地にうかぶ舟のような、空と、緑に両面ともつながっていくような家になるといいな、、、と思いました。


もちろん、お打ち合わせの中で、いろんな要素が加わったり、変化したり、、、、、
していくんですが、どちらも、最初に大事にして、ご家族と共有できたイメージを
そのまま引きずって、工事に着工です。


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前回も書いたんですが、設計が進んだり、工事がはじまったり。。。。

進めば進む程、処理すべきコトが増えて、「シゴト」っぽくなっていきます。


、、、、まぁ、、シゴトはシゴトなんですけど、、、、。もーちろん。。。


でもね、、、、
これからのすべての決断、局面、打ち合わせ。
そんなちょっとしたひとつひとつの「シゴト」の時に、
最初に描いたこんなイメージに立ち返るコト。


「そこ」に向った決断か、もしくは現場での気づきにより、あえて「そこ」からはずす決断か?


そんな、どうでもいいコトに、いちいち引っかかるコト。

見失ったら、いちいちスタートラインに戻って来るコト。



オリンピックじゃないから、フライングは恐れずに。



むしろ、フライングゲット、したもん勝ち。
posted by 西久保毅人 at 22:39| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

ファンクラブ

東大和市で進行中の、池田さんの家が、今日上棟しました。


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荻窪からそんなに遠くないんですが、とてものどかな場所。
まわりも緑多く、
おまけに敷地が、なんというか、、、
二面を道路に、一面が広い緑地に面しているので、例えるならば、
舟のように、道路に突き出たような形状をしているのです。

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最初の写真の、牛のいる南の庭を残して、可愛らしいふたつのおうちが
建っているようなたたずまい。

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別に意識した訳ではないんですが、とっても仲の良い御夫婦なので、
お二人が寄り添って建っているような、、、家がだんだんそんな風に見えてきた今日この頃です。


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見た目は割とシンプルなたたずまいなんですが、
内部はいつものように割と複雑。
小さな空間ですが、高さが変化しながら、展開していくのんびりとしたおうちです。

上棟式は、改めて来週行う予定。それも楽しみです!

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さてさて、池田さんの家。
実は、工事は、甲府の乙黒さんにお願いしています。

乙黒さんは、昨年完成した、溝口さんの家のリフォームをお願いした甲府の工務店さん。

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社長さんのお人柄も素晴らしいですし、監督の日原さんも、とても柔軟で段取りの素晴らしい方。

そんな訳で、常々ぜひ、またお願いしたいっ、と思っていたので、

「、、、東京といっても、西の方なんで、なんとかお願いできませんかねぇ、、、。」


と、今回の工事をお願いする事ができました。


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今日もさっそく、すでに池田さんより素敵なエピソード。

監督の日原さんが、いつも近隣の方に丁寧にご挨拶をしてくれているようで、

「、、、近所の方に、とっても喜ばれています。
 物腰もとってもソフトで、
 そのうち、近所で、日原さんファンクラブができちゃいうそうな雰囲気ですよ。。。」

との事。


いつも、迷惑がられる事はあっても、なかなか喜ばれる事はない、建設業。

すばらしいですねー。


ぜひぜひ、もっと東京進出をお願いします!


最近、なぜかニコの仕事は、東京の西側ブームなので、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:22| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

リクガメの話

大抵、初めておうちのご相談にいらっしゃる方は、
自分達の理想の家とか、イメージとか、、、、

そういうものが載っている雑誌や写真を持って事務所にいらっしゃいます。

そこには、たーくさんの付せんを貼ってあったりして、最初に写真でイメージを伝えて頂く事が
なんだかんだと多いかも知れません。

別に、写真じゃなくても、言葉でも、絵でも、、、、

本当は、なんでも良くって、むしろ、ケンチクの写真とかじゃない方が、イメージが広がっていいかなぁ、、、と
思う事もよくあります、、、、、。

そういえば、これが理想の家のイメージなんです、、、、、と好きなお菓子の箱を持って来て頂いたコトもあったり。。。


ようするに、家を作るからといっても、
家じゃないものからスタートしたって、全然良いのです。



さて、そんな中、本日のうちあわせ。
初めてのご相談だったんですが、、、、、


たくさん持っていらした本の中で、まず最初にバックから登場したのが、

カメの本と、は虫類の飼育の本、、、。

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ちょっと事前のご相談で、カメを飼いたいとは聞いていたんですが、どの程度の「飼う」なのかなぁ、、
と思っていたんですが、、、、、。


今も、小さなカメを数匹飼っていらっしゃるそうですが、
新しい家では、ゾウガメを庭で飼いたいとのコト!

1886.jpg


それからは、
カメを眺めながらビールを飲みたい、、、とか、

やっぱり、カメが家のまわりをぐるりと散歩出来るようにしたいとか、、、

でも、ネコとか、鳥とかに襲われないように、なんとかしたいとか、

亀の楽園になったらなぁ、、、とか。



僕が、

「、、、、、で、おうちの中身は、、、??」


と聞かなかったら、ゾウガメとの理想の生活の話で終わったかもしれないくらい、
ちょっと盛り上がってしましました。

雑誌を見ると、ゾウガメにまたがる子供!

ホントにゾウガメ飼ってる人、結構いるんですねー、、、。
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もちろん、もちろん、家づくりなので、家のお話もたくさんしたんですが、
どうも、最初にカメ聞いちゃったもので、何を聞いても、カメばっかり想像しちゃいました、、。

ゾウガメがいるリビング。

ゾウガメのいる子供室。

ゾウガメとの入浴。。。。

すみません。


でも、こういうのは、とても素敵な事です。

別にカメじゃなくてもいいんですが、
どうしても、家は、家の中身の話に一生懸命になりがちです。


それは、家の中に住むんだから、しょうがないんですけど、
中身ばっかり考えたら豊かになるかというと、そうではない事が多いのです。

敷地や、予算や、面積や、、、、。
中身ばっかり考えていると、実は、条件の厳しさから逃れられません。

実は、家の外側、
街との繋がりや、庭や、光や、風や、抜けや、緑や、通りすがりの人や、虫や、ネコや、、、。


そういう、外側が、実は生活を豊かにしてくれる大事な要素なのだと、たくさんの
実例の中からいつも感じています。


そんな事をいつも感じているので、まったく人間様と関係ないカメの話ばっかりした
今日の打ち合わせはとても新鮮でした。


また、イヌとか、ネコとか、なんとなく意思の分かりそうな動物ではなく、
カメという、こちらがどんだけ想像しても、きっとヤツらの考えてる事は
分からないだろうなcぁ、、、、、っていうくらいの神秘的な生き物だから
なおさらかも知れません。


家の外側にいるカメさんが、どんなに生活を豊かにしてくれるか?


考えるのが楽しみです!


それにしても、リクガメの本とか、は虫類の飼育の本、面白かったなぁ、、、。
こんど買ってみます。
posted by 西久保毅人 at 05:02| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

ニコニコ左官隊(修行編)

ちょっと前に書きましたが、
9月のニコは、現在左官月間。

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今までポーターズペイントなんかの施主塗装はたくさんやってきましたが、
今後の仕上げのバリエーションを増やすという事と、
やっぱりいろんな事をできるようになりたいよね、、、という事で、
まずは、もうすぐ完成の「井上さんの家」の一部屋をみんなで塗る、という目標をかかげ、
事務所で実験しています。

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といっても、いろいろ知識も道具もないので、
技術指導として、ニコの初代スタッフ遠藤君を、ゲスト講師に迎え、
いろいろ教えてもらっています。

遠藤君は、今は、一級建築士を取り、地元甲府で独立。
半分、職人のような知識と経験があるので、ニコにとってはとても頼りがいのある仲間です!

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しっくい、モルタル、土、わら、砂、、、、。

ひと言で左官仕上げといっても、いろんな材料の配合で、全然違う表情になりますし、
コテで仕上げるのか、刷毛で仕上げるのか、、、、、等、
道具、手の動かし方で、いろんなバリエーションが可能です。


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たとえば、自分達が今まで触れたもの、雑誌でみたもの、、、そんなテクスチャーが
どうやったら実現できるのか?

そんな事を、経験としてみんなで覚えたいのと、
僕らはあくまで、「施工」としてはシロウトなのですが、
シロウトは、どこまでできるのか?っていう事も、体験として知りたいのです。

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、、、、、とまぁ、いろいろ言いますが、
分かりやすく言うと、ただのやりたがり。。。。

とにかく、自分達のケンチクにできれば「手」をだしたいんですね、、、、きっと僕らは。

やりだすとやっぱり難しくって、なかなか思うようにはいきません。
しかも、塗れる事務所の壁も限られていますので、何度も重ね塗り、、、、、、。(涙)


あーーーー、こういう時は、
広ーくて、たーくさん塗れる壁のある作業場が欲しいなぁ,,,そんな事務所がいいなぁ、、、
と、思っちゃいますね、、、、。

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さて、写真は留学生のダソホンくん。
副業で音楽をやってるせいか、左官仕事も、なんだかバイオリンを奏でているよう、、、。

美しいですね。天は二物も産物も与えますね。。。。。

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左官、カンタービレ(和訳=唄うように)


だそうです。


なるほど。。。。
posted by 西久保毅人 at 22:45| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

オープンハウスのお知らせ(汗)

今週の日曜日 9月25日に、
練馬区で進めておりました

「井上さんの家」

のオープンハウスをさせていただきます!

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ご案内は追ってお送りしますが、
内覧をご希望の方は、下記まで御連絡頂けましたら、
詳しいご案内を差し上げます。


nishikubo@niko-arch.com 西久保まで
posted by 西久保毅人 at 12:47| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月22日

井上さんの家オープンハウスです。

ようやく、台風も過ぎ去った感じですね。

今週末9/25(日)は、練馬区で進めてまいりました「井上さんの家」のオープンハウスです。

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敷地は、ミニ開発の分譲地の、一番つきあたり。
つきあたりっていうと、普通は、一番損な敷地になりがちですが、
ここは、実は、一番お得なシキチ。

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なんと、つきあたりは、一面農園に面しているのです。

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そんな素敵なロケーションを生かしつつ、小さないろんな居場所をちりばめた住宅です。

まぁ、中庭があるから「コートハウス」って呼べなくもないけれど、
小さなアナグラみたいな場所もたくさんあって、

こう、なんていうか、、、
一口でなかなか言い表せないおうち、、、。

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それはきっと、
敷地はとーっても、開放的なのに、

「わたし、狭くて、暗くて、小さな場所にこもるのが好きなんです、、、。」

っていう、
開放的なロケーションと、井上さんの嗜好との、
とっても面白い、ま逆な二面性のおかげでしょうか、、、、?


きっと、そうです。。。

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そうそうそして、先日、みなで練習したセルフ左官も、井上さんと一緒に塗り上げました。
はんなり、こんもり、アフリカ部屋。。。。。。


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思い返すと、最初に井上さんにお会いしたのは約2年前。

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その時に、持って来ていただいたイメージ写真は、いろんな素材、いろんな色の
素敵なものばかり。。。。

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お気に入りの家具も、、、、、、

家具っていうか、いろんな古道具のコレクションもとても素敵で、
いろんな素材、いろんな質感の中に、
そういうモノ達が、たくさん並べられるといいなぁ、、と思いつつ、

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そうなると、こちらも調子にのる訳で、、、、

今まで以上に、いろんな素材、色を使わせて頂き、陰影のある空間になりました。

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セルフペイント、セルフ左官と、いろんな手の跡を残しつつ、
コンクリートと木造の混ざりあうとてもダイナミックな構成。

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そして素材同様、
とにかく、お酒を飲みたくなる場所もたくさんあるのです。

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と、
そんな訳で、オープンハウスも楽しみなんですが、
はやく引っ越しをして頂いてですね、
飲みに行くのが、今から楽しみ。


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そして、飲んだ後の、バスルームがですね、、、、、、、、。

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と、もう、言葉で表現するのは限界なので、日曜日、お待ちしておりまーす。(笑)

お問い合わせは、こちらまで。
posted by 西久保毅人 at 02:26| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

回遊魚

先週の日曜日は、「井上さんの家」のオープンハウス。

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お天気にも恵まれ、大盛況。
100人以上のご来場でした。

いろんな場所から来て頂いて、
どうもありがとうございました。

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なかでも、いつもに増して、子供率の高い事高い事、、。

一時期は、もう、保育園か、、、、というくらいのにぎやかさ。。。

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たーくさんの色、たくさんの段差、たくさんの抜け。


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子供達を、触発するようなしつらえにあふれる家なので、
子供達の反応は、とても正直で、嬉しかったなぁ。。。

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別に、それを意識する訳ではないんですが、
ケンチクの喜びや、感動を、いーちばん理解してくれたり、
僕らに教えてくれるのは、いっつも子供達です。

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さてさて、井上さんの家。。。。


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設計って、何だろう?

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何にむかって設計ってするんだろう?


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と、そんな事を、もうかれこれ、50件以上の設計をさせていただきつつ、
かれこれ、独立して10年近くたつのに、
もう、38歳にもなってしまったのに、、、、。


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現場に立つたびに、
そして、設計のいろんな局面で考えてしまいます。

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もう、ぜんぜん成長する気配ないです、、、、、トホホホホ、、、。


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だから、いろんな局面でですね、、、、
ほーんと最後の最後まで、
ジタバタジタバタしています、、、、。


こんな親は、見習わない方が、ゼッタイいいですね、、、、。

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はたして、何に向っているのか?

何に出会いたいのか?

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きっとその人なりの、設計する人なりの、ゴールっていうものが
あるんだと思うのです、、、。

じゃあ、僕のゴールは何なんだろう、、、。


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ええとですね、、、、
まぁ、ケンチク的になんちゃらっていうのも、多少は考えはするんですけどね、、、

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うまくは言えないんですが、
僕にとっての家づくりのゴールは、
最初に、出会った時の感動のような、ものです。

スタートした時点では、すがたもかたちもないもの、、、。

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最初に、井上さんがいらした時の事。

たくさんのお話の中で、まだ、すがたかたちは、ないけれど、
モヤモヤと産まれる空気のようなもの。

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残念ながら、その瞬間というのは、一度きりしかなくて、
だんだんそれが、打ち合わせになっていったり、

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設備の話になっていったり、
コスト調整の話になっていったり、、、。

要するに、仕事っぽくなっていきます。

まぁ、仕事ですけど、、、、。

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そんな中で、最初の感動を見失わない事。

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マラソンみたいに
競技場からスタートして、どんなに遠くまで走っていっても、
最後にちゃんと競技場に戻ってこれるように、、、。

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だから、どんなに、複雑になっていこうと、
戻る場所は、ひとつなのです。

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僕にとっての競技場は、出会った時の、その時の感動。
それを定規にすべてを決断していきたいと思います。

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ちゃんと、いつもそこを意識しているか?
この選択は、そこに向っているのか?

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すべての養生をはがした瞬間、ちゃんと、その瞬間にであえるだろうか?
全然違う場所にたどり着いてやしないか?

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ようやく戻ってこれたかなぁ、、、、、きっと。
posted by 西久保毅人 at 00:12| 2011.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする