2010年01月07日

おしょうがつ

西久保家はお正月、京都へ行って来ました。


822.jpg

なんだかんだと、
じっくり行くのは、10年ぶりくらいかなぁ、、、、。

なので、こってりとした家族旅行です。


823.jpg

トウキョウでケンチクを作っていると、
防火やなんやらの都合で、
なかなか木って、使えません。

826.jpg

また、そうでなくっても、
もつとか、もたないとか、
メンテナンスがどうとか、、、、

そういう、溢れた情報の中で、
数字で表す性能で比較すると、
どうしても、木って、劣って見えるようです。

そもそも、一本一本、違うから、
保証もくそもないですよね。

製品、じゃないから、、、、。




824.jpg

でも、さぁ、、、
そういう事を、とりあえず、頭で理解したとして、
それでも、やっぱ、木って、いいよね。。。。

825.jpg

なんというか、うまくは表現できませんが、
きっと、永遠ではない、と分かっている材料だからこそ、
実は、永遠に近づける、


827.jpg

こういうコトって、実はコドモにも言えるんだだなぁ、、、。

コドモって、手がかかるし、いるとメンドクサイし、ウルサいし、
道には飛びだすわ、タクシーで吐くわ、泣くわ、お漏らしするわ、、、、。
自由な時間もなくなるし、お金かかるし、病気するし、、、、。

たぶん、数字で表現すると、マイナスばっか。


でも、やっぱ、たくさんいた方が幸せ。絶対に。

828.jpg

木や、紙、石、そして土。

何百年も時を超えてきた、そんなモノでできた街にて。



posted by 西久保毅人 at 01:09| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

カレー

超コジン的なコトなのですが、
我が家は貸家の一軒家。

ちょっと変わっているのは、もともと大家さんがハナレとして増築して
使っていた2階建ての家をそのまんま借りてるので、お庭がつながっているのです。

ちょうど、貸りる時にいろいろお話をさせて頂いて、
大家さんとしては、

「もし、気になるようなら、お庭を仕切りましょうか?」

と、気を使って頂いたのですが、

「あの、うちはゼンゼン気にしませんが、ウチは3人コドモがいますので、
たぶん、ダメと言っても、そちらのお庭に行くと思われます、、、、。
そんな感じでご迷惑でなければ、どうぞそのままで構いません、、、。」

という訳で、つながったまんまで住まわせて頂いています。

829.jpg

そんないきさつで住んでいるので、

最初はいつ追い出されるか、、、?

とヒヤヒヤしていたのですが、
もう、とっても素敵な大家さんで、とっても快適。

うちのコドモ達も、とっても良くして頂いていて、
もう、なんだか、親戚のようなおつきあいをさせて頂いています。
最近では、夕方家に帰って、

「あれ、ノノもリンタロウも、ソラもいない、、、??」

という時は、大家さんの家に上がり込んで、
ふんぞり返って、一緒にテレビをみていたりします。

そんな感じで、ここに引っ越して良かった事といったら
数えきれないのです。

さらに、うちは共働きで、欠食児童の多いこともご存じなので、
夕方に時々、夕飯の差し入れまでしてくれます。

ハンバーグやら、煮物やら、炊き込みご飯やら、、、、。

たくさん頂いても、あっという間になくなっちゃうんですが、
なんというか、スープの冷めない距離って、まさにこの事ですね。

なんだか、田舎の近所付き合いというか、僕もハラさんも田舎が遠いので、
まさに疑似二世帯住宅のような、、、、そんな感じです。


まぁ、大家さんもそう思っているかは、分かりませんが、、、、。


で、
さて、
昨日のコト。


ちょうど、遅く帰って夕飯どうしようかと困っていると、
大家さんから、ホカホカのカレーの差し入れ。

おー、美味しそう。

でも、今日は肝心のご飯がない。

「、、、、ご飯もあげるわよ、って言ってたけど、、、。」

とハラさん。


でも、さすがにご飯までもらう訳にも、、、

ねぇ、、、、。


と、そんな訳で、我が家の伝書鳩、ソラ出動。


ソラに、

「あのさぁ、、、、ご飯も、ちょうだい、って行って来て。。。。。。」


うん、わかった、と、

「あのねぇ、、パパが、ごはんも、だって。」


、、、と、いよいよ白いご飯までもらってしまいました、、、、。


こんなコトをしてると、さすがにそのうち、
追い出されるかも知れませんが、それもこれも、
境界がないおかげ。

たったそれだけの事で、もともと見ず知らずだった他人同士の境界まで
取り払ってくれています。
(と、我が家はいい気になっています、、、。)

僕が設計させて頂く仕事の多くは、土地を持ちきれなくなった大きな
土地をいくつかに分割して、境界をはっきりさせた上で切り売りされる
分譲地が多いのですが、
こういう生活をさせてもらっていると、
その「境界」のしつらえにも、実はいろんな可能性が眠っているのになぁ、、


と、ご飯ごともらったカレーを食べながら考える今日この頃ありました。


大家さん、いつもありがとうございます、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:22| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

早食い。

先日、遅めの夜ごはんに、
よく行く中華屋さんへいったら、

よくドラマに出てるあの人が、一人でごはんを食べてらっしゃいました。


ほら、鬼ばっかりいる世間を渡っている、中華屋のご主人。


時々、この店でお見かけするのですが、
今日はなんと、カウンターに僕と2人きり、、、、、。


、、、、とはいえ、
まぁ、キホン的に僕は人見知りなので、
話しかける訳でもなく、話しかけられる訳でもなく、
二席程、間を空けて、
淡々と、ごはんを食べて帰ってきただけなのですが。



僕がちょうど、餃子とかを食べ終わって、さぁ、どうしようかな?
と思っていると、

「タンメン。」

と、例の、その、となりのおっちゃん。

あぁ、いいねぇ、タンメン。
僕も食べたかったんだよね、、、。

頼むなら、一緒の方がお店の人も手間がはぶけて良いかと、
僕もすかかずタンメンを注文しました。



さて、話の本題はここからなのですが、
僕は、かなりの早食いです。

といっても、無理して食べてる訳でもなくって、
熱いものを、一番熱いうちに食べるのが一番おいしい、
と思って食べてると結果的に早くなるだけなのですが、
だから、人と食事する時は、相手がまだ半分も食べ終わらないうちに
食べ終わっちゃうコトがほとんど。

でも、そんな僕よりも圧倒的に食べるのが早かったのが、
僕の母親で、もう、とにかく早かった、というキオクがあります。

中学生とか、高校生の時、時々、母親と2人で
ラーメンとか、チャンポンとか、食べに行っていたのですが、
僕が半分も食べ終わらないうちに、
母親は、

「あぁ、おごちそうさま。」

と、食べ終わっていました。

ちょっと信じられないような早さだったなぁ、、、、、。
今思うと。

そんな訳で僕の早食いはきっと母親譲りで、
そんな生い立ちもあり、
食べることに関しては、あんまり、負けた、、、、という
経験はないのですが、、、、。



さて、タンメンの話。
同時に頼んじゃったもんだから、
当たり前ですが同時に出てきました。

まぁ、テレビに出てるからとはいえ、
相手は、もう初老のおじさん。

勝負を挑むまでもない、、、、

と、アツアツのタンメンを食べ始めました。

しばらくして

「さすがに、残しちゃうんじゃないのかな、、?」

と、チラリと横を盗み見ると、、、、、


なんと、たくぞうさん、あっという間に
スープも飲み干し、完食、です、、、。


ちょっと信じられないなぁ、、、、、。
いろいろ食ってたくせに。




完全にやられました、、、、。完敗です。
タンメンの前にも、餃子やら何やら食べてた感じだったのになぁ、、、。


まさか、こんなところで、敗北するとは、、、、。


オヤジとはいえ、
だてにドラマに出ている訳ではないようです、、、。


恐るべし、芸能人。

830.jpg

ああ、そういえば、
本間さんちのロビンも、超早食いだったなぁ、、、、。

posted by 西久保毅人 at 01:13| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

ほめごろし

こないだのサッカー。

なんとなんと、リンタロウが4点も取りました。
、、、といっても練習のミニゲームの話です。


一緒にやってたのですが、面白いのは、点の取り方で、
一点目は、ホントたまたま、コーチがコーナーキックで
高ーく上げたボールに足を出したらたまたま当たって
まぐれのボレーシュート。

たまたまにしては良くできたシュートだったので、
その時みんなにすごーく誉められたのです。

そもそも、リンタロウは運動神経が良い訳でも、サッカーがうまい
訳でもないのですが、それがめちゃくちゃ嬉しかったのでしょう。

それから、ガラッと雰囲気が変わって、ボールがきたらシュートするように
なって、あらまた入った、あらまた入った、、、、て感じで、
4点。。。。。

まぁ、ホントまぐれにしても、出来過ぎな日でした。

ようは、「調子にのる」っていうことかな。

点をとって、みんなに「おーーーっ。」とか言われるたんびに
声を出すようになったり、入るもんだから、どんどんシュートを打ったり、、、。

まぁ、来週どうかはともかくとして、
ちょっと誉められるだけで、どんどんのびのびしくる感じが、見てて伝わってきて、


なるほどなぁ、、、、。


と、はた目に見ながら思いました。


ノノのピアノも今週は同じ感じ。

「あら、ノノちゃんどうしたのー?いいじゃなーい。」

と、ピアノをケーコ先生に誉められて、ニヤニヤ、、、、。

すると、音もガラッと変わります、、、、、。
楽器はそういうのが、ダイレクトに伝わるから面白いです。


サッカーでも、ピアノでも、
能力よりも、
きっと、調子にのる、っていうコトが何よりも大切なのでしょう。

そうすると、うまい、へたは別として、
プレーも、ピアノも、楽しそう。

楽しそうだと、結果的にきっと上手くなるんだろうなぁ。。。。



僕はコドモ達をめったに誉めたりしないんですが、
こういう姿を見ると、

「やっぱ、、、、多少はほめた方がいいのか、、、??」

と、思うのです、、、、、。

833.jpg

posted by 西久保毅人 at 01:20| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふつうのすまい

今日発売の「住まいの設計」に、5年前に完成した「小山台の家」
掲載されました。


834.jpg

めでたく表紙!
しかも、新しい住まいの雑誌で、決して「新しくはない」おうちを、
こうやって掲載して頂けるのは、とてもうれしいです。

まぁ、正直にいうと、設計力、っていうよりも、
素敵に、大切に住んでいただいている事による施主力が
大きくて、完成時の10倍くらい素敵なすまい。

もはや誰が設計したとかは、どうでもいいっちゃ、どうでもいいですね。。。。


そういえば実は、
床面積も、実は今まで設計させて頂いたおうちの中でも、
相変わらず一番小さいのです。

緑は一番多いですが、、、。



さて、このおうちは、リビングの写真ばっかり取り上げられて、
どうせ、小さいからお風呂場なんかは、、、、と思われそうですが、
実は、この家で一番素敵な場所は、実はお風呂。

835.jpg

小さいから階段の下に作ったバスルームですが、
全開口の窓をあけると、小さな坪庭があって、
見上げると、竹林の様。

実は開放感抜群のバスルームなのです。

836.jpg

思えば、

「ふつうこんなコト、しないよね、、、、でも小さいから、まっ、いっか。」

というようなことばかりを、お話させて頂きながら、
できたようなおうちなのですが、

ふつう、ってそもそもないですし、
ジブンのふつうに向き合ったからこそ、
きっと愛着のあるすまいになるのだと、思います。


ついつい、僕も、ジブンの中の「ふつう」にしばられちゃう事も、
多いのですが、そういう時は、

「あの、、、、ソレ、私たちのフツウじゃ、ないんですけど、、、。」


と、引き戻していただけると幸いです、、、、。

posted by 西久保毅人 at 23:07| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

へそのお

年末に、ノノが作文でなんかの賞をもらってきてました。

「命」の作文コンクール、とかいうやつ。


西久保家初の賞状、というコトで、
どんな内容か読みたかったんですが、なかなか持って帰ってこないので、
ようやく読む事ができました。




、、、、わたしは、あかちゃんが生まれてくるしゅんかんを、

2回、見たことがあります。なぜかというと、わたしには、弟が

2人いるからです。だから、わたしは「へそのお」を2回切ったことが

あります。その時、わたしは一回目は、そんなに何も思わなくただドキドキ

していただけだけど、2回目は「へそのお」が、おなかの中の赤ちゃんに

栄養をあげていることを、少し知っていました、、、、、、、、。





一部ですが、こんなことが書かれていました。

ふーーーん。。。。。。。。

よくよく計算してみると、
リンタロウが生まれた時は、ノノ3歳。

ソラが生まれた時は、ノノ6歳。


もう、ずいぶん前のことの様ですが、2人とも助産院で生まれたので、
ノノも立ち会っています。


838.jpg


小さい時のキオクというのが、どういう風に蓄積されていくのかは、
よく分かりませんが、ノノも4年生になり、こういうカタチで、
ノノにとってのキオクが出力されていくのだなぁ、、、、、と
思うと、ちょっと感慨深いですし、
まぁ、なかなか「へそのう」について語れる4年生もいないだろうなぁ、
と思うと、助産院での出産というのは、改めてよかったなぁ、、、、と
思います。


僕はコジン的には、いつかは大きな建物を設計したいとか、
そっちの方の欲求はあんまりないのですが、

子供が産まれる場所である、助産院は、いつの日が、
ぜひ、設計してみたいと思っています。



、、、、、と、いっても、すぐには、
そう都合良くはいかないでしょうから、

それならば、



「あー、この自分ちで、我が家でぜひ、産んでみたいっ。」


「なんか、産みたくなるのよねー、この家で。」



って、思えるような家をとりあえずは、作っていこうかな。
と、日々、妄想中なのでした、、、、、。



posted by 西久保毅人 at 02:22| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

一期一会

先日、長くおつきあいをさせて頂いている工務店さんの
新年会に呼んで頂きました。
そこには、山田さんという腕のいい大工さんが
いらっしゃって、年はもう70を過ぎているのに、
いまだに若々しく現役バリバリ。

いつも勉強させて頂いていて、
長いおつきあいなのですが、
初めてお酒を飲んでお話をさせて頂きました。


そんなに言葉が多い訳ではないのですが、
その中で、

「全部の仕事が一回きりで、同じ仕事は二度とないんだからさ、
一軒、一軒が俺たちは勉強ですよ。」

とおっしゃったのが、とても心に残りました。

もう、70を過ぎた大工さんの言葉だから、、、というのもあるけれど、
逆に、そういう気持ちで仕事をしているからきっと、いつ会っても
若々しく現役でいられるのだろうなぁ、、、と、思いましたし、
僕も、そういう70歳になりたいなぁ、、と思いました。


僕も、たくさんのご家族にお会いして、たくさんのシキチを見て、
実現しない案も含めると数えきれない設計をさせて頂いてきましたが、
同じ案て、二度と描かないんだなぁ、、、。

たまーに、「あんときの案、今回いいかも?」とか、ずるい事を
考えて描いてみても、やっぱり、それはなぜか見せられないというか、
、、、イマイチなのです。

こういう不効率なやり方をしていると、
時々、自分が馬鹿なんじゃないか、と思う時もあるのですが、
山田さんの言葉に、ちょっと勇気をもらった気がしました。


やっぱ、すべて一期一会、ですね。





「だからさ、大工が何と言おうと、どうしてもこれがやりたいっていう
信念をもってなきゃ、ダメだよ、アンタ達はさ、、、。」



そういう山田さんに、今年、久しぶりに工事を頼める事になったので、
ちょっと楽しみです。


写真は飯村さんの家のシキチ。
これから着工です。

842.jpg
posted by 西久保毅人 at 01:07| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月31日

写真

昨年末に完成した、「平部さんの家」の完成写真が届きました。
撮影は、金子美由紀さんという女性の写真家にお願いしました。

金子さんとは、昨年、「I`m home」という雑誌で中澤さんの家の取材で
初めて知り合いました。
その時の写真があんまり素敵だったので、ぜひコジン的にお願いしたくて
初めてラブコール。
快く引き受けてくれました。

843.jpg

なんていうのかな、、、、。

空気とでも言えばよいのか、、、、。


844.jpg


それとも、しっとりさ、とでも言えばいいのか、、、。



845.jpg

、、、なんと言っても、素人の僕がいっても、
金子さんに失礼かもしれないですけど、、、、、。


846.jpg

とにかく、大好きな感じです。

ピピッ、とくる、というか、、、、。

ああ、こういう風な目で見てくれたのか、、、、
という金子さんの気持ちが伝わって来る感じ。

それが嬉しいです。

847.jpg

やっぱ、人に頼むんだから、その人、そのものが伝わらないとね。
モニターで見る写真からも、金子さんがにじみ出る感じです。


ケンチクの写真家さんって、世の中に一杯いらっしゃって、
中にはやっぱ、売れっ子の写真家さん達もいて、
有名なケンチクカさん達の写真て、実は売れっ子の写真家さん達が
撮影されている事が多いです。


848.jpg

でも、なんか、
僕の作りたい世界というか、空気とは違うなぁ、、、
といつも思う訳で、ジブンでも、バカみたいに何百枚も
撮影するんですが、しょせん、シロウト。
やっぱ違うんだよなぁ、、、と思いつつも、
ナニが違うのかも分からず、いつも後悔ばかり、、、、。


そもそも、僕がズレてるのでしょうけど、、、、。


849.jpg

だから、なんか、嬉しいのです。
金子さんと出会えて。
こんな素敵な写真を撮られるんだったら、
そのうち、きっと売れっ子写真家になっちゃうかも知れません。

その家を一番知ってるはずの、僕が何百枚シャッターを押しても、
どうしてもつかみ取れない空気を、金子さんの目を通して
そのまんま切り取ってくれたような、写真達でした。


ちなみに、撮影はフィルムで撮ってくれました。
そういうこだわりも、嬉しいですね。

ラブコールはしてみるもんです。


今年の僕のテーマは、ラブコールかな。


たくさんあるので、近々、ホームページにもアップします。
posted by 西久保毅人 at 00:55| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

出会い系

今日は甲府で工事中の、溝口さんの家のリフォームの現場へ。


850.jpg

山梨では初めての仕事なのですが、乙黒さんという
素晴らしい工務店さんとの出会いで、大変順調に進んでいます。

設計事務所を長くやっていると、
工務店が良くなかったとか、関係がうまくいかなかったとか、
工務店さんの選定で苦労をしている仕事仲間も多いのですが、
僕は、その点、めちゃくちゃ恵まれているなぁ、、、、と、
つくづく思います。

逆にいうと、僕なんかがこうやって仕事をさせて頂いているのは、
はっきり言って、そんな工務店さん達のおかげ。
僕はコジン的には、対して能力がある訳ではないのですけど、
素敵な工務店にであう能力に関してはかなり自信を持っています。


人間、よくバランスがとれているもんです、、、、。
ありがたい。


さて、そんな風に、僕のお勧めの工務店さんを改めて思い浮かべてみると、
共通している事があって、それは、

ホームページがいまいち、パッとしない。
、、、、ていうか、まだない。

宣伝(営業)がヘタ。

という事なのです。
要するに、地味、、、、、。

まぁ、その辺は、しょうがないんですが、
昨今、ホームページなんて、簡単にかっこ良く作れちゃうし、
動いちゃったりしますし、、、、そういう方が第一印象は
いいですね。
でも、だからといって、そういう工務店が良いとも限りません。


ホント、面白いように、僕のお勧めの工務店さん達は、
その辺が、ヘタなのですが、逆に、この人達、なんでこんなに
熱意があって、優秀なんだろう、、、?日本中さがしても、
あんまりいないんじゃないだろうか?というような人達が
多いのです。

851.jpg

不況の反面、
激安1000円ジーンズみたいなメーカーの家がバカスカできていたり、
そういうとこに限って、宣伝上手だったり、、、、。


大きな時代の流れはしょうがないにしても、
ホント、感動的で良心的な工務店さんや職人さんに
日々出会っていると、この人達にいい仕事をたくさんしてもらいたいなぁ、
と真剣に考えます。


残念ながら僕はそんなにたくさんの仕事を頼める訳ではないですし、
別に僕が設計をしなくったってゼンゼンいいんですが、
そういう素敵な工務店さん達を、皆に知ってもらう事ができないだろうか?
と、そんなことを考えています。


うーーん、なんかいいアイディアないかな?


出会い系サイトかな、、、、。



posted by 西久保毅人 at 01:04| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

いのり

昨日は、品川で工事中の 坂田さんの家の、コンクリート打ちでした。

857.jpg

ベニヤでできた型枠にコンクリートを流し込む訳なのですが、
そのまま仕上げになる時、要するに打ち放し仕上げの時は、
僕たちも緊張します。

何せ、型枠の中身を見れない訳なので、
どこまでコンクリートが入っているか?また入っていない場所はないか?
っていうコトが、基本的に目視できません。

そもそも、こういう施工自体がとっても不効率といえば、不効率なのですけど、
唯一確認できる方法は、叩いて確認するコト。

超、原始的です、、、、。

854.jpg


叩くのには他の意味もあって、きちんとスキマなく、密実にコンクリートが
まわるようにする、という役割もあります。

まぁ、要するに、見えない敵に挑むような事なので、
半分、いのり、みたいな事ではあるのですけど、
その一手間をかけるかどうかが、仕上がりを左右すると、
僕は信じているので、必ず事務所のスタッフと参加します。


853.jpg

初めての工務店さんだと、

「なんだこの設計事務所は、、、?」

みたいな目でも見られるんですが、ある意味、職人さん達と物作りを
共有したい、という思いもあってそういう姿勢で現場にいると、幸せな
こともたくさんあります。

昨日なんかは、

「、、、あの、、、自分、手が空いてるんで、叩くの手伝いましょうか?
、、、、どうやればいいですか?」

と、若い電気屋さん。

コンクリート打ちに立ち会うのも初めてみたいだったのですが、
そういう風に声をかけてくれました。

、、、、なんか、とても嬉しかったです。
素敵な電気屋さんになってもらいたいですね。

ようは、自分が設計屋とか、電気屋とか、大工とか、監督とか、、、
そういうのは、どうでも良くって、
職種の垣根を越えて、いいものを作ろう、っていう思いが集まる
コト。

まぁ、図面を描くのが僕らの主な仕事ではあるのですが、
それだけじゃぁ、伝わらない事もたくさんあるので、
きっとこういうコトの積み重ねで、いろんな人の
思いや愛着が詰まった家になればいいなぁ、と思うのです。

852.jpg

完成が楽しみです。




posted by 西久保毅人 at 18:12| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

でんわ

自宅にでんわをすると、だいたい ソラが出ます。

なぜか、でんわ好き。

なので、急いでる時は結構、めんどくさいのです。
.
.
.


こないだ家にでんわすると、案の定、ソラ。


「もしもしパパ。、、、、、だれ?、ソラ??。」




「もしもし、うん、そう、ソラくん。

 、、、、、


 でもねぇ、いま おクチにあめ玉4コ入ってるから

 あんまりしゃべれない、、、。」

.
.
.
.
.




、、、、、じゃぁ、出なきゃいいと思います。。。。。



858.jpg

posted by 西久保毅人 at 00:04| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バケラッタ

先週末に、完成してちょうど2年たった西澤さんの家
雑誌LIVESさんに取材して頂きました。


861.jpg

なんだかんだと、このおうちは、雑誌初掲載。

設計はもちろん、
とても素敵な住まい方をして頂いているので、いつの日か、、、、、と、
思っていましたので、念願が叶いました。

862.jpg

完成時の写真と見比べると分かりますが、
靴箱の扉や、リビングに置かれている家具達はほとんど
西澤さんの手作り。小さな細工や、塗装や、金物の選定等、
いちいちセンスよくって、ちょっと感動的です。

863.jpg

どの家もそうですが、
完成して、引っ越し後すぐは、やっぱり新しい家と、
持ち込まれた生活がちょっとぎくしゃくしてなじまないものです。


それが、一通りの季節を過ぎたある時、
すーっと、化けるように、なじむ瞬間があります。

家と生活の、化学反応というか、なんというか、、、、。


西澤さんの家も、何度かお邪魔させて頂いているうちに、
ある時、

「あっ、なんか、西澤さんちになってるっ!」

ていう事を感じた瞬間がありました。


870.jpg

ちょうど、そういう時期の撮影だったので、
発売がとても楽しみです。

posted by 西久保毅人 at 23:48| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

家とは??

先週末は、もう一つ取材があって、
久しぶりに白石さんの家へ。


874.jpg

何の取材かって言うと、学研から出版される
「賢い子の育つ家」
みたいなテーマの本です。


875.jpg

梨畑に面するテラスは、行くたんびに、

「あー、使いまくられてるなぁ、、、」

と、感心しちゃうくらい、白石家の遊びの後がたくさんあって、

871.jpg

とても愛されているというか、
家が白石家と一体になっている感じです。


872.jpg

ちょっと大きくなった子供達も、
相変わらず、ピョンピョン段差を飛び降りて移動して、

873.jpg

狭いんだか、広いんだか、分からないこの家には、
時々、40人くらいの大宴会も行なわれるとの事。

、、、、家の限界にチャレンジですね、、、。

877.jpg

いろんなところに居場所があって、
離れているんだけど、つながっていて。

コドモ達も、大好きなようで、良かったです。

879.jpg

「子供達に遊んでもらっているんですよ、ホントは。。。。」

という白石さんにとって、家とは、子供達が巣立って行く場所。
鳥の巣のように、オトナになったら、ちゃんと出て行けよっていう、
コドモ達へのメッセージみたいな家。

居心地のいい子供部屋なんかはない変わりに、
子供達も自分で好きな場所を探して、作っていく。

くっついたり、離れたり、、、、。

そのプロセスそのものが家なのかな、、、、。

876.jpg

一緒にいるっていう事は、
よくも、わるくも、摩擦が生まれます。
摩擦をさけるために、個室を準備するんじゃなくて、

その摩擦エネルギーが、将来、巣立ちのエネルギーになって、
たくましく家を飛び出していくように。

だからそのために、一つ言える事は、

家って、何かが欠けてるコトが絶対に大切。

878.jpg

、、、一応、学研の取材なんで、

「、、、ケンチクカとして、どういうお考えで、、、?」

みたいなコト、聞かれちゃうんですが、

「、、、、あんまりそういうコトは考えたワケでなくて、
しいて言えば、白石家に似合う家にしたかっただけで、、、、。」


と、正直、それだけなのですが、


本心を言うと、

、、、むしろ、ボクがピョンピョンしてみたかったんです、、、、、

と、根も葉もありません。


そんな訳で、
行くたびに、ピョンピョンしてみてます。。。。。最高。



白石家のコドモになりたいです。
posted by 西久保毅人 at 22:54| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

オープンハウスin 甲府

今週の日曜日に、甲府で進めておりました「溝口さんの家」の
オープンハウスをします。

883.jpg

築27年の木造住宅のフルリフォームで。
山梨でははじめてのお仕事になります。

884.jpg

新築とリフォーム。

どちらも魅力のある仕事なのですが、実はリフォームから逆に新しくモノを
考える時のヒントに気がつく事も、実は結構あるのです。


886.jpg

例えば、新築工事の過程で、一番魅力的な瞬間は、
実は骨組みが組み上がった上棟の姿だったりします。
なので、その魅力や力強さを失わないような仕上がりになる事を
いつも心がけていて、そういのがニコ設計室のおうちが
構造を現し仕上げにする事が多い、一番の理由です。

完成時が一番、っていうより、時間とともに
味わいのでるすまいになるように。


881.jpg

逆に、リフォームは、はがしていく事から始まります。
なので、はがせばはがす程、建物本来の姿に帰っていきます。

今回は、古い木造の耐震補強も同時にしつつ、
小さな子供達が自分達でジブンの場所を発見し、成長にあわせて
居場所を見つけていけるような、きっかけのたくさんある場所を
たくさんつくりました。

そういう意味では、
溝口さんのコドモ達への、キラーパスのようなクウカン。




なので、コドモ達がたくさん来てくれると、
きっと楽しいオープンハウスになりそうです。








posted by 西久保毅人 at 01:21| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

オープンハウスのあいだじゅう

昨日は、甲府で「溝口さんの家」のオープンハウス。
お天気にも恵まれ、たくさんの方にご来場頂きました。

さて「溝口さんの家」は、築27年の木造住宅のリフォーム。
もともとは、1階がリビングで、2階が個室というプランだったのですが、
それを1階を個室ゾーン、2階をリビングに変更する、という大掛かりな
リフォームでした。


西久保家はみんなで行ったので、コドモ達はピクニック気分。

溝口さんちの子供達のために考えた家なので、
どう使われるか、楽しみでした。

913.jpg



で、オープンハウスのあいだじゅう、
大抵、やつらはここにおりました。




910.jpg



ここって、ここです。。。。。。



888.jpg



そうそう、実は、溝口さんの家は、

一階が、2階建てなのです。。。。。




892.jpg



、、、、??。 イッカイがニカイダテ、、、、??



900.jpg

そう、イッカイが、ニカイダテ なのです。

ね、、、。


909.jpg



この場所?部屋?をなんと呼べば良いのか、、、

僕もよく分かりません。

コドモベヤ?

大きな押入?

巨大な2段ベッド?



908.jpg



、、、まぁ、ナマエはまだありませんが、
コドモ達が好きな場所、ヒソヒソやりたい場所、っていいうことだけは
間違いありません。。。



894.jpg

そもそもコドモにとって、「部屋名」なんて
関係ないからね、、、、。

907.jpg


コドモ達にとっては、フツウの1階だって、立派な2階建て。

そして、街なのです。


899.jpg



「子供部屋は、全体がロフトベッドのような作りにして欲しい。」

という、溝口さんの最初の言葉をいつもの拡大解釈。

拡大しすぎて、街になりました。。。。。



905.jpg



コドモ達も、久しぶりに大好きなエンドウ君に会えて嬉しかった模様。

今回は、地元甲府に帰って頑張っている元スタッフの遠藤君が、
現場監理を全面サポートしてくれました。
オープンハウスの植木は、遠藤君が地元の植木屋さんに借りにいって
くれたり、、、、。

そういう関係が築けるというのは、遠藤君の人柄ですね。


897.jpg



さてここまでは、オトナでいうところの、1階部分の紹介。

、、、、、実は、溝口さんの家には、このスケスケの上に
オトナでいうところの2階もあるのですが、長くなったので後編に

つづく。


です。


posted by 西久保毅人 at 23:21| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

オープンハウスのあいだじゅう2

甲府の溝口さんの家のリフォームの後半です。


904.jpg

いよいよ、オトナでいうところの、2階。

そもそも、溝口さんの家は、2階が個室だったので、
下の写真のように天井もなぜか妙にひくく、

919.jpg

個室はたくさんあるんだけれど、なんだか全部が風の抜けない納戸のよう
なマドリでした。せっかく、まわりの景色はいいのに。。。。

922.jpg

そんな訳で、とりあえず天井や壁を全部はがしてみる事から
始めました。

920.jpg

こういうのが、リフォームの面白いというか、感動的なとこなんですが、
解体して、骨組みだけになってみると、いろんなところから光がさして、
古いけれど、とっても美しい骨組みが現れました。

891.jpg

建物そのものは、御両親が27年前にこだわって作られただけあり、
しっかりとした良い材料が使われていましたし、きっと腕のいい大工さんが
作ったんだろうなぁ,、、、という事を随所に感じることができました。

なので、シンチクでは作れないような、
風格のある骨組を最大限生かしたような家にしたいなぁ、
ということを工事中もずっと考えていました。

889.jpg

さて、オープンハウス。

ネコとコドモは、余計なコト考えないので、
気持ちいい場所さがしの名人です。



903.jpg

ちょうど、天気もよかったので、
我が家のコドモ達は、ピクニックにでも来たかのように
我がもの顔で、過ごしていました。

901.jpg

1階と同じく、2階もある意味2階建て。
大きな古い骨組みの中を、くるくると回遊できるような構成なので、
風通しも良く、かくれんぼ、しほうだいです。


896.jpg

明るい場所、暗い場所、

890.jpg

高い場所、低い場所、

898.jpg

コドモ達にとっては、
いつまでも終わりのない場所。

915.jpg

一日同じ場所にいるって、コドモ達にとっては、
意外と難しいこと。

たいてい、「もう、飽きた、、、、、カエル、、、、」

てことが多いです。

906.jpg

でも、その時々、気持ちいい場所が移り変わり、いろんなシーンのある
この家では、おのおの、気ままに過ごしていました。

ホント、コドモは僕の中では、大切なものさしです。

916.jpg

あと、大切なのは、材料がタフであること。
傷も、汚れも味わいになるような素材であること。


僕は、コドモ達に、極力「壁さわるなっ。」とか、いいたくない。

だって、住みはじめて手袋つけて生活する人なんかいないもの。

そういう意味では、コドモ達の垂れ流されるエネルギーを
いくらでも吸収して、しまいそうな素材でできた家。

おまけに、溝口さんちはネコもいることですし。。。。。。

918.jpg

ずいぶん長くなりましたが、これまでの27年間から、さらに数十年、
楽しんで住みつぶしてもらえそうな
古くて新しい楽しいお家になりました。


僕はまたいつもの、「このイエ、もらいたい」病です、、、、。


さてさて、帰りの電車の中。

まぁ、ソラとリンタロウはアホだからいいけど、
最近ノノは、

「ねぇ、、、なんでノノんちは、パパが設計したおうちじゃないの、、、、?」

とそれがかなり不満な様子。



、、、、まぁ、それは、オトナの事情ってやつだよ、、、、。








posted by 西久保毅人 at 01:41| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月27日

和田さんの家

先日2/25に発売された

MY HOME 100選 vol.6「ウチとソトが気持ちいい家」(扶桑社)

に、和田さんの家が掲載されています。

923.jpg

そろそろ完成して2年経つのですが、
ホントにタイトル通り、ウチとソトが気持ちいい家です。


924.jpg

そろそろ暖かくなってきたので、
和田さんちのテラスでお酒を飲みに行きたいなぁ、、、、。

926.jpg

お風呂にも入りに行きたいなぁ、、、。

925.jpg

、、、、とついつい妄想の始まってしまうような
楽しいおうちです。

本屋さんで見かけた際にはぜひご覧下さい。

posted by 西久保毅人 at 22:36| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

イロノナマエ

品川の坂田さんの家。
完成にむけて、先日現場で色決めをしました。

929.jpg

ニコでよく使う塗料にポーターズペイントというのがあるのですが、
この塗料、面白いのは、色の名前。
色にいろんな名前がついていて、それぞれ面白いのです。

928.jpg

例えば、今回使用する色は、

ラビアンローズっていう色と、
ビッグスカイっていう色と、
ローマンホリデイっていう色。

ラビアンローズっていうのは、「バラ色の人生」って意味。
ピンク系っていうのは、決めてたんですが、ピンクのバリエーションの
中から選ぶ際の決めてはもちろん色見もあるけれど、
言葉の意味だったりします。

女の子の子供室なので、バラ色の人生って、いいじゃーん、っていう
奥様のひと言で、みな「なるほどー。」と即決。

寝室のビッグスカイは、そのまま「大空」。
ご主人の好きなブルーでもあり、そういえば「大空」っていう
ネーミングが坂田さんぽいなぁ、、、、、て事で大賛成。


最後にトイレ。
選んだ黄色のローマンホリデイは、「ローマの休日」っていう名前。


まぁ、
子供室は、「バラ色の人生」で、

寝室は、「大空」で、

トイレは、「ローマの休日」

なんて、いいよねっ。

という訳で、決定です。


もちろん今回の色も素敵な色なのですが、
それを決断する時に、色とは直接関係なさそうな色の名前で
決めるっていうのが、なんか、とっても楽しいです。

なんていうか、
名前があるだけで、急に色一つとっても、
一瞬にしてイメージが膨らむというか、、、。


「バラ色の人生」色の子供部屋、なんて、めちゃくちゃハッピーですよね。



ケンチク現場で使う色見本というのは、
マンセルという見本が一般的で、
N95とか、YR5/8とか、色を数値化して表現した見本を
使用します。

すると、ナニが起こるかっていうと、

「うーん、おれはYR5/8がいいなぁ、、」とか、、

「N系よりも、少しYに寄せるか、、、」

みたいに決める事になり、そうなると、僕なんかは、

「、、、なんでもいいじゃん、対して変わんないし、、、。」

と思っちゃうのです。
ホント、数字に弱いのです、、、、僕は。

それが、色に名前がついたとたんに、なんか色に物語が感じられるようになって、
急に愛着がわいてくるのが不思議です。

930.jpg


そういえば
僕があんまり色を使うので、よく、

「ニコさんは色使いが上手ですよねっ。」

って、よく勘違いされる事が多いのですが、
ぶっちゃけ、ニコの色決めって、最終的にはこんなゆるーい感じで
決まっていて、僕はそれに乗っかって楽しんでるだけです。正直な話。

僕の提案、結構却下されますし、、、、。

、、、、一応提案しますが。

なので、言ってしまえば、僕がセンスいい訳でもなんでもなくて、
それぞれのご家族の決断力が素晴らしいだけですね。
僕はいろんな色に出会えるのが、心底楽しい、というそれだけなのです。
ホントに。

931.jpg


さて、完成が近づいてきて、変わりに頑張ってくれた模型もそろそろボロボロ。
今回も、素敵な色に出会えそうでとても楽しみです。




子供室は、「バラ色の人生」で、

寝室は、「大空」で、

トイレは、「ローマの休日」かぁ、、、。

素晴らしい。
posted by 西久保毅人 at 02:10| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

ある日の事。

ちょっと前のある日のコト。

ノノから電話。

「ちょっと、リンタロウが自分で髪の毛切って、キモチわるくなってる!!」

との事。

「へ?」

ジブンで髪の毛?



事情はこういうコトらしい。

公園で一人でサッカーの練習をしてたら、
死んだカブトムシが落ちていたので、
頭にのせて遊んでたら、
突然、めちゃくちゃ頭がかゆくなっちゃって、
あんまりかゆいから、
急いで家に帰って、
ハサミで適当に髪の毛を切ってみた。

鏡も見ないで切ったものだから、
病気で毛の抜けた野良犬みたいな頭。

しかし、本人は、鏡も見てない訳だから、
それに気がつく訳もなく、
とりあえず、スッキリしたので、
また公園にもどってサッカーをしてたとのコト。

それで、帰ってきたノノがその、はげ頭を見て、
弟とはいえ、
あまりにも恥ずかしいので、どうにかしてくれ、

というような内容でした。


うーん、ちょっと電話じゃよく分かりませんが、
とにかく面白そうなのでカメラ片手に帰ってみると、


もう、見事な虎刈り。。。。。。

ホントに病気で毛の抜けた、野良犬みたいな頭。
、、、さすがの僕も、写真で撮るのがはばかられました。



しかも、ホントにかゆいかゆいと、何も考えずに切ってるので、
毛の付け根くらいまで、すぱっと切れていて、
それが頭全体的にあり、
かなり修復難しそうでした。


まぁ、いつものバリカンのアダプター付けずに、
スキンヘッドにしちゃうのが一番かなぁ、、、、
とも思ったんですが、
もともとまゆ毛も薄いので、それはそれで
さらに気持ちわるくなりそう。。。。


と、そんな訳で、とりあえず、3ミリでカット。

932.jpg

まぁ、多少、傷跡は残るものの、
遠目で見たら分かんないくらいにはなったので、
とりあえず、ヨシとしました。


最近、一人で遊ぶ事も多くなってきてるんですが、
しょせん、まだまだ、2年生。


何をしでかすか、分かりません。。。。。。


とりあえず、死んだ虫で遊ぶのはいいとしても、
頭にのせるのはやめた方がよいでしょう。。。。。

posted by 西久保毅人 at 02:20| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

自分達の家

週末に、完成間近の「坂田さんの家」のセルフペイントをしました。

もう最近ではニコの家造りの最後の儀式のようなイベントですね。。。。

936.jpg

坂田さんにも、

「とってもいい思い出になりました。」

と感想を頂いて何よりですが、

それより嬉しかったのは、

「また何年後かに、家族で塗り替えようと思います。」

という言葉。


935.jpg

僕はケンチクの寿命って、
構造計算で決まるものではなく、
住む人、使う人の愛情、愛着で決まるものだと思っています。

934.jpg

たとえば、こないだの溝口さんの家のリフォームだってそう。
築30年の住宅のリフォームだったのですが、日本の住宅の
平均寿命って、30年と言われています。

溝口さんの家は、御両親が昔にとてもこだわって作られたおうちだったので、
なんとか壊さないで、リフォームして住み続けたいという思いから始まりました。
たぶん、また数十年住んで頂けると思います。


でも、かたや、築30年前後の家は次々に壊されています。

重要なのは、壊れているのではなくて、壊されているというコト。


937.jpg

僕はその差って、その家への愛着だと思うのです。

じゃあ、そんな愛着なんて、どうやったらもてるのか?

僕も、その答えはよく分かりません。


でも、何となく、オモウのは、

「はい、完成しましたよ。じゃあ、住んで下さいね。」

っていうのはダメなんじゃないかという事。

たった一日でも、完成間近の現場で過ごして、
職人さん達をかいま見ながら、現場でごはんを食べて、
親子でペンキ塗り。

もちろん、初めてなので失敗したり、はみ出したりする訳ですが、

「ああ、ケンチクって、誰でも参加できるんだな。」

という思いが持てたら最高です。

そういうのが、家族にとって

「自分達の家」

だと思える瞬間なんじゃないかな。。。。



、、、、、と、こんな無駄な事ばっかり考えて、やってる設計事務所ですので、
現在お問い合わせ頂いているお客様方には、なかなかお会いできなくてすみません。

ホントにごめんないさい。
無視してる訳ではないですよ、、、。


順番に対応致しますが、

「ねぇ私たちの事、忘れてんじゃないのー?」

と思われた時は、しつこくつついてやって下さい。お願いしまーす!


posted by 西久保毅人 at 00:18| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

1/2成人式

一般的な行事かどうかは知りませんが、
来週ノノの学校で、1/2成人式という行事があるそうです。


939.jpg

4年生で、10歳、というコトで、
20歳の半分。

なるほど、シャレたアイディアです。

僕が10歳の時を思い出すと、、、、、

、、、、、想像したくもないくらい、ヘタレでした。
ずる休みはするは、すぐ熱を出すわ、運動はできないは、、、、。

田舎なのでまわりが活発すぎたといえば、そうかも知れませんが、
何をするにも人より遅く、鈍く、、、、と、
もし小学校の時、イケてなかった人座談会でもあれば、
そんなネタはいっぱいあるのです。

聞いた事ないけれど、親も心配だっただろうなぁ、、、、、。
と今振り返ると思います。


そう思うと、今の子というか、ノノにしろ、リンタロウにしろ、
ソラにしろ、しっかりしてるなぁ、、、とつくづく思います。
それは、逆にいうと、
親がしっかりしていないコトの現れなのじゃないかと、
時々本気で思います。

ノノなんかは、とにかく学校が楽しくて、しょうがないみたいで、
いまだ4年間皆勤賞で休みゼロ。
6年間ゼッタイに休まない、という事を目標にしてる、今時珍しい
変態女です。

でも、そうあってくれるおかげで、夫婦で共働きの自営業、という
日々、崖っぷちを歩くような生活が成り立っている訳で、、、、、。
ホント、ありがたい訳です。


さて、10歳。
いろんな家の設計をしててもいつも思うのですが、
子供と過ごす時間なんて、あっという間です。
結局、コドモベヤもないまま、小さい家で5人で住んでる我が家。

たぶん、一緒にいるとしてもあと8年。
そのうち、今みたいにベタベタしてくれるのは、もう2、3年かも知れません。


、、、、そういえば、僕はいつまでノノとピアノの練習に行くのでしょうか、、、?


と、日頃あんまり考えないけれど、
確実に過ぎていく日々をちょっと考えてみました。


、、、、ああ、そういえば余談ですが、
ハラさんはもうすぐ、2倍成人式。

そういうシャレた行事があるかどうかは知りませんが、
こちらも大きくなったものです、、、、、。

あったら面白そう!
posted by 西久保毅人 at 00:15| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

パブリックアート

ノノのダンスの発表会のついでに東京フォーラムへ行ったら、
安田侃さんの彫刻がごろりとおいてありました。

943.jpg

おおきなそら豆のような、どろっとしたスライムのような、
さわると人肌のような、
たまたま置いてあって明日はなくなってしまいそうでもあり、
でも、圧倒的な質量と、重さがあり、
ずーっと昔から、そこに存在したようでもあり、
見ただけで人間が何やっても、壊れなさそうな強固さもあり、、、、。

945.jpg

以前から好きだったんですが、
こういうのは、ホントコドモ達はすぐ感じ取っちゃいますね。

「何をするためのものでもない。」

のに、夢中で遊びはじめます。


944.jpg

ちょうど、僕が大学を卒業する直前に、似たような彫刻にであう機会がありました。
そのころ、僕は自分がしたいことって、ケンチクじゃないかもなぁ、、、、。
雑誌に載ってるケンチクで、好きなのないし、、、、。
と、考えていて、ケンチクの勉強は放ったらかしに、コドモの研究、、、というか、
コドモのいる場所をひたすら見て歩いていました。

、、、、ただの現実逃避ですけど。

で、コドモの場所の専門家になれたらなぁ、、と思いつつも、
そんな目で世の中の「コドモのため」に、つくられた玩具や、遊具や、
公園や、保育園や、学校をみるのですが、どうも、どれもこれも、
魅力的ではありませんでした。

なんていうか、どれもこれも、あからさまに「コドモのため」的なデザインで、
コドモにこびたような色使いや、すがたかたちをしていました。

さぁ、登って滑りなさい、といわんばかりのすべり台。

ここで登って、ここでくぐって、、、、とあらかじめ使い方を想定された遊具。

でも、僕が見て来たコドモの世界は、とくに特別なデザインがなくったって、

たとえば、縁の下があるだけで、
たとえば、ちょっと隠れられるすみっこがあるだけで、
たとえば、薄暗いだけで、
たとえば、ちょっと段差があるだけで、

果てしない遊びが繰り広げられていました。

むしろ、コドモのために作られていなければ、いない程、
実は、コドモ達にとっては、魅力的な場になるという矛盾。

うーーーん。。。。
と、そんなコトばかり考えていたなぁ、、、、。


そんな頃に、であった大きな石の彫刻がありました。
ただただ力強く、いびつな形で、
安田侃さんのと同じように、べつにコドモのために作られたものではありません。
でも、その彫刻のまわりでは、いろんなコドモ達の遊びが繰り広げられていて、
とても楽しそうでした。
他にも遊具はたくさんあるのに、なぜか毎日、その石のまわりにはコドモ達が
たえません。


あぁ、僕がやりたいのは、こういうことだな、、、。
こういう場所をつくりたいんだな、、、、。


10数年前のコトですが、
それがちょっと、ハッとした瞬間でして、
それから設計が楽しくなったのを覚えています。

ずいぶん、遅いですが、、、。

940.jpg


ここで遊ぶコドモ達をみて、
久しぶりにそんなコトを思ったのでした。


そういう意味では、パブリックアートも、ケンチクも同じですね。

無愛想であればあるほど、いい。



家で酔っぱらって寝ている、父親みたいな、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:46| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月18日

オープンハウス

今週末に、品川区で進めていました「坂田さんの家」の
オープンハウスをさせて頂きます。

今回は、久しぶりに二日間の開催です。

950.jpg

シキチは30坪程の閑静な住宅地なのですが、
もともとは大きなお屋敷がたっていた場所で、それが3つに分割されて
切り売りされた道路側が坂田さんのシキチ。
不思議だなぁ、、、と思ったのは、
坂田さんのシキチ以外の2つは、旗竿敷地なのです。


951.jpg

不動産屋さんもよくも、まぁ、こういう分割するなぁ、、、と思うのですが、
おかげで坂田さんの敷地は、二件分の5m程の隣地通路と接しています。
なので、ちょっとした角地のような条件ではありつつも、
隣地なので、道路のように自由に出入りできる訳でもなく、、、、と、
ちょっと、もどかしさもある、そんな敷地でした。

道路側も同じなのですが、南接道って、好条件のようで、
意外と難しいのです。
なんでかというと、本当は明るい方に、思いっきり開きたいって
思うのですが、開いた先が道路な訳です。。。。。
そうすると、何が起こるかというと、
南側にたくさん窓を付けたはいいけど、
結局、人目が気になって、ほぼカーテン閉めっぱなし、、、、。

そんな家が街中にたくさんあります。


要するに、ただ明るいだけの家は簡単にできちゃうのですが、
実際の生活がはじまってもなお、カーテンもつけずにオープンに暮らせる
家を作るには、ちょっと工夫が必要なのです。


947.jpg


なので、手に入れた好条件を、最大限堪能できるように、
こんな断面のイメージからスタートしました。
南側に、ちょっとしたハナレのような平屋のカタマリが置いてあって、
それが、生活と、街とのちょうど良い距離感をつくる。
そのカタマリは、屋外階段の役目も兼ねていて、一階のテラスと、
屋根のテラスをほどよくつなげる。
登った先は、ちょうど、キリンのエサやりにちょうどいいくらいの高さで、
周辺の緑を堪能できる場所。。。。

などなど。


ぜひ、見に来て下さい。

お問い合わせは、西久保まで。


949.jpg

キリンはですね、、、、

たまたま、上手に描けただけです、、、、。


posted by 西久保毅人 at 01:38| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

坂田さんの家オープンハウス

週末の「坂田さんの家」のオープンハウスは、
二日とも天気に恵まれて、今までで一番たくさんの方にご参加頂きました。

952.jpg

途中、土地が変わったり、と紆余曲折あり、
振り返ると約2年がかりの家造り。

953.jpg

でも、坂田さんご家族の大らかなお人柄や、ご要望をうかがって、
なんとなく作りたい場の雰囲気、というか空気は、最初から変わらなかったかな。

でも、それと、セッケイはまた別の話で、
最終形が決まるまでは、結構難産でした。

954.jpg

たまたまの縁ですが奥様が実は僕と同じ、血統書付きの佐賀人で、


「このトウキョウの小さな土地で、
 一階リビングの地続きな感じができたら、
 めちゃくちゃゼイタクと思いません? ニシクボサン。」


って、ポロッとおっしゃった言葉。

955.jpg

分かるなぁ、、、、佐賀んモンとして。。。。


956.jpg

よしわかった。わかったけん、ちょっと待っとかんね、、、。

と、思いつつも、東南の角、という好条件に、
好条件慣れしてないボクとしては、
意外と難しいシキチだったのです、、、。実は。

957.jpg

どっちかっていうと、いつもは街の中の

すみっこ、とか、
はじっこ、とか、
おく、とか、、、。


958.jpg

それが、ボクの仕事の、メインステージ。


959.jpg


だから、急に目立つ場所に放り出されると、

、、、、何していいやら、よく分かりません。。。。。


961.jpg

なので、


962.jpg

やっぱり、
すみっこ、とか、
はじっこ、とか、
おく、とか、、、


963.jpg


そういう場所を、家の中にたくさん作る訳なのでした。。。。。



、、、、そうそう人間は変われるものではありません、、、、。


964.jpg

さて春夏秋冬。

これから訪れる季節の中で、
どんな暮らしが始まるか、とっても楽しみです。


写真はまた、金子美由紀さんにお願いしました。
こちらも仕上がりが楽しみ。

965.jpg


966.jpg

967.jpg

960.jpg

キリン、来たかな?


posted by 西久保毅人 at 12:34| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

ピアノの中の小人達

実は昨日、西久保家にピアノが来ました。


まぁ、我が家がピアノを買うなんてコトはないだろうな、
とずっと思っていました。

値段も高いし、大きいし、そこまでの覚悟はないな、と。
しかも、今後、ピアノと一緒に引っ越しするなんて、
ただでさえ子供が3人いるだけで家探し、面倒なのに、、、、、。


そんなある日、ケーコ先生のお知り合いが、ピアノを引き取ってくれる
人を捜しているとのコト。

もし頂けるなら、ぜひ、、、、。

と、半信半疑で立候補していましたら、トントン拍子に話が進み、
昨日到着したのです。

古いピアノだとは聞いていたのですが、今日、調律の人が来て、
中を開けてみてビックリ。

なんと、昭和41年のピアノ。
つまり、45歳くらいのピアノです。

素敵だなぁ、と思ったのは、ピアノを調律するために空けると、
中には調律カルテみたいな紙が入っていて、購入された昭和41年の第一回目から、
調律するたびに、その日付と、調律師の名前だけが、刻々と刻まれていたのです。

すごいなぁ、45年。

973.jpg

やっぱりもらったすぐは、変な音がしてたので、
調律師さんに来てもらったのですが、
ピアノの中身があまりにきれいで、
ちょっと見とれてしまいました。

僕だったら、この中身、構造現し仕上げにしたいところだけど、
きっと隠すのが粋なんだな、たぶん、、、、、。

さて、ノノとピアノを初めてから、すごく感じてたのは、

「ピアノって打楽器だなぁ。」

という事。

正確には、弦打楽器といって、弦をハンマーで叩いて音を出すような仕組みです。

なので、ピアノの中身は、たくさんのハンマーと無数の弦がいっぱい。
とにかく、見とれてしまうくらい、キレイです。

一本一本、鍵盤をはずして、弦を締めながら調律してもらったのですが、
定期的なこういうメンテナンスだけで、45年、そしてこれからも
キレイな音色を出せるなんて、、、、、。

そもそもケンバンて、外れるのですね、、、、。


例えば、ちょっと考えてみても、パソコンなんかは持って5年。
携帯も数年。
家電もテレビも、長くて10年。

パソコンなんかは仮に10年持ったとしても、もう、使えないくらい
処理速度が遅くて価値はゼロです。

要するに、僕たちの身の回りにあって、なくてはならないくらいに
価値がある気がしているモノ達は、
実はホンの数年経ったり、水に濡れるだけで、価値のなくなるものばかり。

しかし、なぜか現在成長している産業は、そういうモノばかりですね。
要するに使い捨てを前提にモノが作られています。

そういう世の中でのモノ作りに要求されるのは、とにかく安くて早く
作れること。建て売りやメーカーの住宅もそうなってしまっています。

消費するためにモノをつくる時代。
エコエコといいつつ、要するに、ゴミを作っている訳です。

長持ちすればするほど、価値がなくなるっていうのは、ちょっと
切ないなぁ、、、、と思います。
作るのも切ないです。そういうものは。
だって、使い手がどんなに愛情をかけても、意味がないわけだから。

970.jpg

そういう今の時代の価値観と、真逆のこのピアノ。
なんか、僕が目指すケンチクのようでもあります。

だから、なんか、とっても嬉しかったし、感動しました。
昭和41年。1966年。
その時すでに、ピアノ職人だった訳だから、きっと作った人達は、
戦前の生まれでしょう。
日本の高度成長期の職人さん。

自分が作ったピアノが、長く、長く、愛されるように。
誰かが修理してくれる時には、やり易いように。

そんな職人としてのプライドにあふれた時代です。


969.jpg

これなんかは、ゼッタイに、ピアノの中の小人達をイメージしたのでしょう。

、、、、、ですよね?


、、、、などと、調律師さんの背中を見つつ、
そんな妄想をしておりました。


何はともあれワラシベ長者のような偶然で、ピアノが我が家に来た訳なのでした。
我が家の家宝として、大切にしたいと思います。


それにしても、
よく他人にモノをもらう一家です、、、、、。








posted by 西久保毅人 at 01:01| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

もろもろおしらせ

現在発売中のLIVES(第一プログレス)に、西澤さんの家が、

賢い子が育つ家造り(学研ムック)に、白石さんの家
それぞれ掲載されています。

976.jpg

975.jpg

西澤さんの家は、2年経って、ちょうど生活がなじんだ良い時期に
撮影して頂きました。西澤さんの手作り家具には脱帽です。。。。


白石さんの家は、
まぁ、陰山メソッドはともかく、白石メソッドとも言うべく、
白石さんの家に対する考え方はさすがだなぁ、と思います。


「、、、子供にとって、いつまでも居心地のいい家である必要はない。
 大きくなって、もうあそこにはいられない、と感じるコトが
 家をでるエネルギーになる。
 子供が独立するための力をつけてやるのが、この家の役割。」


そうなんだなぁ。。。。
ロケットと同じで、どれだけの爆発力で家を飛び出すか。

それで、コドモ達の飛距離が変わると思います。

そのための、エネルギーを蓄えるさせてあげることが、
家や家族なのだと、僕も思います。

動物の巣と同じですね。

一見、突き放したようにも聞こえるけれど、
実際は白石さん程、子供達としっかり向き合っているチチオヤに
僕は会った事ありません。

ホント、ボクのあこがれです。



さて、その他に、ずいぶん遅くなりましたが、

上村さんの家と、

溝口さんの家のリフォーム

完成写真をアップしました。

977.jpg978.jpg


見てあげて
下さい。
posted by 西久保毅人 at 19:21| 2010.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする