2014年01月07日

あけましておめでとうございます。

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今年もよろしくお願いします!
posted by 西久保毅人 at 00:56| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月15日

どこか、そばに。

明治大学の授業も、残すところ明日の1回。
明日の全体講評会に先だって、先週グループ内の発表会をしました。

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ゲストには、いつも構造設計をお願いしている名和研二さんと、細田くん。

僕は授業で毎週話しを聞いているけれど、
初めて会う人に伝える、っていうコトがとても大事です。

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名和さんには、別に構造的なアドバイスを、、、、っていう目的ではなくて、
名和さんはとても広い視点をもっていて、
一見、見過ごしてしまうような問題や気づきを、
ユーモアとアイディアに変え、ていつも僕たちに新しい視点を与えてくれる人。

学生達にはとてもゼイタクですが、僕が伝えられないようなコトを、
学生達につたえててもらえたらいいなぁ、、、と思ってお願いしました。

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ケンチクとはなんだろう?

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街って、なんだろう?

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生き生きしているって、どういうことだろう???

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僕たちが生きている世界は、ケンチクだけでできてる訳じゃないし、
ケンチクなんて、もしかしたらなんの力もないかも知れない。
そもそもケンチクなんて、もう新しくつくらない方が、いいのかも知れない。

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でも、僕たちの産まれてきた、そしていま生きている背景には、
いっつもケンチクがあって、
どんなに世界がフラット化しようと、グローバル化しようと、
ネットでなんでも買えちゃう世界になっても、携帯電話が体に埋め込まれようと、、、、。

やっぱり、どんな社会になっても、そこには子供たちがいて、
小さな段差や、くらやみや、すき間や、においや、ボロボロや、
新品や、雨漏りや、工事中や、、、、、いろんな理不尽だらけの街が、
その場所に産まれてきた子供たちには、とても魅力的な、初めての世界になるのでしょう。


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宮崎駿が、引退の記者会見で、何のためにアニメーション映画を
創ってきたのですか?という問いに対して、

「、、、それでもこの世界は、生きるに値する、という事を伝えたかった。」

と言ったんですが、たぶん、僕たちがケンチクを作る意味って、
きっと同じなんじゃないかな、、、、と思うのです。


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悲観的な事や、事件や、ケンチクなんて、、、、っていう意見や。。。。
いろんな考え方や視点はあっていいんだけど、、、、



やっぱさ、、、ワクワクしたいじゃん。。。。


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そういう、もはや建築学科でも、大学でも、なんでもない、
だれとだって、子供たちとだって、共有できるようなシンプルな動機こそが、
いちばんのエネルギーだと僕は思います。

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そういう想いさえなくさずに持ってたら、
進む進路が、建築だろうとなかろうと、
もはやそんなコトは、どうだっていいのだ。

だって、何でワクワクするかって、人それぞれ違うからね。。。。。

いや、むしろ、全部がケンチクにつながっているのだ、、、。

、、、と、
そんなコトを、それぞれの学生達が、考える時間になってくれてたら、
うれしいな、と思いました。


そうそう、今回も、名和さんから素敵な言葉をいただきました。


「正解は、真理の近傍にある。」


たとえばもし、建築にも、数学みたいに正解というモノがあるのだとしたら、
1人の天才が、問いに対して正しい答えを出していけば、
まちがいなくそれで素晴らしい街になっていくだろう。

しかし、実際はそうではない。

もちろん、そういう設計もできない事はないけれど、すべての理屈や筋道が通っていて
減点のしようがない正解として作ってみたものが、必ずしも魅力的だったり、
愛されるモノになるとは限らない。

だから正しいから、正解。

とするのではなくて、どう考えても正しいけれど、、、、、、。

「、、、うーーーん。なんか、チガウ、、、。」

というように、もしそこに自分が感じる違和感があるのなら、
そこにしがみついて、素直に向き合って、
時には正しさを捨てたり、正しさからズレる勇気を持つコト。

だから、必ずしも正解=真理ではなくて、
正解は、あくまで真理の傍に、真理から少しずれたところにあるんだよ。

だから、みんなにそれを探す可能性があるんだよ。

というような事でした。。。。。(たぶん)


うーん、深い。



さ、明日、楽しみ。
posted by 西久保毅人 at 02:39| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月17日

お祝い

毎年、東京ガス主催の、「住まいの環境デザインアワード」というのがあるのですが、
僕たちが設計させていただきました鴻巣さんの家が、東京ガス賞、という賞をいただく事になりました!

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去年は、ISANAと、三輪さんの家の2作品の入賞でしたので、
二年連続となりました。

これはとっても光栄なことです!!!

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新年早々、おめでたいです。

ニコの担当キクチさん、内田産業の監督の神山さん、そして鴻巣さん、嬉しいですねー。
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またぜひ、かぶりモノして飲みたいですね!!!

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さて、鴻巣さんちは、お引き渡し後もう1年半くらい経つのですが、
ご迷惑もかけつつ、いつも楽しそうに住んで頂いていて、うれしい限り。

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シキチは30坪に満たないいわゆる旗竿上であり、周囲を住宅に囲まれた、
密集した場所にあります。
でも旗竿敷地は、その長ーい通路上のアプローチ空間が、実は一番の魅力でもあって、
道からそのぶん離れているというのは、実は都市ではとても優雅な事です。

なので、そのアプローチもたくさんの植物に囲まれた散策路のような
状態にして、その奥に住まいを計画しました。
夏は、草木をかき分けかき分け、、、、、って感じでした。

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でも、そのアプローチを通って、玄関を開けたら行き止まり、、、、っていうのは、
ちょっとさびしいなぁ、、、といつも思っていて、玄関をあけたら、またそこに
街の続きのような空間が広がっているといいなぁ、、、と思いながら設計をさせていただいた
おうちです。

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街中の行き止まりであるような旗竿敷地なのに、
玄関をあけたら、
またそこに街の続きがある。

そんな住まい。

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そして、そんな時によく考える「中庭」というもののあり方についても、
少し工夫をしています。

中庭って、どうせ作るなら、1階からも、2階からも近いといいな、、、。

そんな訳で、鴻巣さんの家の中庭は、1階と2階の中間あたりの高さに計画しました。

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そうする事で、1階からも、2階の様子や、光が感じられ、
2階にいると、縁側のような空間ができました。

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窓のデザインや、色や素材なども、
鴻巣さんと出会えたからこそ生まれたような
僕たちにとっても初めての空間となりましたが、
この発見は、実は街のどこにでもあるような都市の密集地でも
生かすことのできる発見になりました。


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とはいえ僕は、別に、一般解を作りたい訳ではありません。

だって、一人一人、ぜんぜん趣味も、ルーツも違う人達と出会って、
あーでもない、こーでもないと言いながら、
そこから生まれるひとつだけの空間を考えるコトのほうが、
このうえなく楽しいですし、
たくさんの感動や発見があるからです。

でも、そういう、10年以上経っても変わらない、
コテコテのやり方にこだわって、
そんな出会いがあったからこそ生まれた空間や発見が、
こういう賞をいただくコトで、
どこか知らないところに住む、知らないだれかに、

ケンチクって、たのしいな。

と思ってもらえるきっかけになったら、、、、、、。

それはとっても嬉しい事だなぁ、、、、
と、つくづく思うのでした!

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さて、ことしもがんばろう。

posted by 西久保毅人 at 22:10| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

ひさびさ、竹安さんの家

先週末、香川の竹安さんの家の、
1年点検に行ってきました!

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なんだかんだと、結局完成後はあまりゆっくりもできずに、バタバタとうかがっていたので、
今回は、はじめてののんびりお泊まりコース。
丸一日、竹安さんちにお邪魔してきました。

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工事を担当していただいた、センコー産業の監督さんも
来てくれて、点検とは名ばかりで、ただのんびりしただけですけど、、、。

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夜から、朝から、胃袋の休まる間もないくらい、
たくさん御飯をいただいて、正月太りではなく、香川太り、、、、、です(汗)

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竹安さんの家は、
ニコでは、初めての遠距離での仕事だったんですけど、
やっぱり、始める前も、工事中も、僕たちもそうですけど、
竹安さん達もホントに、

無事完成するのだろうか?
ホントに東京の設計事務所でよかったんだろうか??

と、たくさん不安もあっただろうなぁ、、、と今さらながらに
思います。

でも、正直、不思議とそんな不安よりも、
楽しい、終わるのがもったいない、、、っていう気持ちの方が
結果的に強かったなぁ、、、と思います。

それは、近くても遠くても、結局、一緒に何かを作るってコトは
結局は同じなんですけどね、、、、。

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そういう意味で、
遠かったからこそ、手に入れたもののほうが多かったな。きっと。

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「それにしてもニシクボさんさぁ、、、、

 最近、ブログの更新少ないんじゃないの〜。。。(怒)」

と、小姑のように、心配半分、クレーム半分。。。。。

、、、、、どーも、すみません、、、、。

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でも、いつも遠くから、見ててくれるんだなぁ、、、、と思うだけで、
なんだか、とても嬉しいですし、
いつまでも、変わらないででいないと、、、
と、嬉しさ半分、プレッシャー半分。。。。
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これからも、甘やかさず、
びしびしとよろしくお願いします!

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posted by 西久保毅人 at 07:01| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

それから曽根さんちへ

神戸の曽根さんの家が始まって気がついたんですが、
香川県と神戸って、実は意外と近くてびっくりです。。。

これが、別の県だと、なかなか一緒に行こうとは思わなかったかも知れませんが、
ちょうど神戸の曽根さんの家も現場に行くタイミングだったので、
今回の出張はせっかくなので皆で香川県から、淡路島を渡り、神戸へと向いました。


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曽根さんの家は、春の完成に向けて、現場が進んでいるんですが、
ちょうど、最終の仕上げを決める打ち合わせ。

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とても新鮮だったのは、
どうしても細田くんとかキクチさんとか、榊さんとか。
いつもは現場を担当してくれる誰かスタッフと僕との2人で、
ご家族とお打ち合わせをしていく形なんですが、
今回は、そんな理由もあり、
担当の細田くんプラス、キクチさん、そして新人(?)のウシジマさんも参加しての
現場打ち合わせとなりました。

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もちろん、いつものやり方でも楽しいのですが、
あるタイミングで、担当をしていないスタッフもごっちゃまぜで、
こういう形で(好き勝手に)意見を言いあうっていうのは、
担当者や僕だけだと気がつかない意見や気づきも聞けるので、
より素敵な答えに出会えるような気がして、とても新鮮でした!

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事務所の中では、よくこういう話し合いはあるんですが、
現場で、ご家族も交えてっていうのは、意外と機会が少ないものです。

これはいいなぁ、、、、、。

そういう訳で、曽根さんちはよりグレードアップ!


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竹安さんちのオープンハウスにも、曽根さん達は来てくれたので、
竹安さんも、

「曽根さんちはいつですか?ぜったい行きますよー。」

とのコト。

この瀬戸内海をはさんだニコの不思議なご縁は、どういう訳か分かりません。
僕は九州でうまれたはずなのに、なんだかどちらも、なつかしい感じがするのは、
なんででしょうか?


いよいよ現場は追い込みですが、
曽根さんにも大満足していただける家になって、
またどこかなつかしい場所ににつながって行くといいな、、、、と思っています。


posted by 西久保毅人 at 01:03| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月28日

小川さんの家、地鎮祭でした!

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晴天の月曜日、調布市で設計をさせていただいています、
小川さんの家の地鎮祭でした。

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ちょうど、今日、小川さんから頂いたメールの中に、

「どこがスタートで、どこがゴール、というものでもないのでしょうけれど、
一歩進んだ実感で、、、、。」

って、書いていただいたんですけれど、なんだかとてもうれしい言葉だなぁ、、
と思いました。

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もちろん、仕事ですから、ご契約がスタートなら、無事に完成してお引き渡しをする事が、
分かりやすいゴールではあるんですけど、たとえば、その期間はたいがいお会いしてから
1〜2年と人生の中では、ほんの一瞬です。
一瞬なのに、何十年も住み継がれて、雨風にさらされていくものを
設計させていただく事が、僕たちの仕事とも言えます。

もし、その土地が、ご家族に縁のある土地だとしたら、
その家づくりは、
自分の人生の、実はもっと前から始まっていた物語かも知れませんし、
将来、お子さんに引継がれたりすれば、自分の人生を超えた物語の断片ともいえます。

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それがもし購入した土地だったとしても、その土地にたどり着いた物語は、
きっとその前に始まっているでしょうし、新しい家が参加するコトになる街にも
個々の物語が存在します。

そういう意味では、僕たちの仕事は、ご家族や、街の物語の、途中に参加させていただく
と考えた方がしっくりくるなぁ、、、と実は最近思います。

なんていうか、新しいモノを設計するシゴトではあるけれど、
それだけでもない、、、、というか、、。


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敷地にとどまらないで、街を俯瞰してみるコト。
街に住んでいるカンカク。
そして、作る時間も俯瞰して、その前後の物語に参加するコト。

そんな風に少しだけでも考えられたら、家づくりの物語は、
いくらでも広がっていくのです。

そんな、いわば余計なコトばっかり相変わらず考えるのですが、
、、、もちろん、仕事は、まじめにやりますけれど、、、、、、

そういう、シゴトとは別の物語の中に、僕たちも参加させていただいているのだなぁ、、、
って思うと、とても幸せな気持ちになりますし、
そういう事を、一緒に共有させていただいている事が何より嬉しいですね。

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さて、そういう訳で、めでたく、というか残念ながら、、、、というか、
いよいよ着工です。
楽しい時間は、終わりたくないものですが、
その先の、もっと楽しい時間を想像しながら、
あれこれ考えたいと思いました!


長く書きましたが、
、、、まぁ、要約すれば、完成後、シゴトから開放されて、
飲みに行くのを楽しみにしてます!ってコトですね、、、、つまり(笑)
posted by 西久保毅人 at 23:31| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月07日

ニコの単焦点レンズ

いよいよ、っていうよりも、
このSNS全盛の今、
何をいまさら、、、、って感じですけど、
ニコのスタッフブログが始まりました。

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年明けから新人のウシジマさん

「やりたいやりたい!」

「やりたいやりたいやりたいねむいやりたい!」

「、、、、、ねむい、、、やりたい!」

と、ずうずうしくも言いはじめたので、みんなの協力もあって、
ようやく始めるコトになりました。

12周年記念、っていうのは、正直意味はないんですが、
いままでの僕のいつものグダグダな、、、、、感じじゃない伝え方で、

これからのニコを支えてくれようとしているスタッフ目線、
これまでのニコを支えてきてくれたスタッフ目線、

それぞれの目線で、それぞれの気づきと今のニコを
そのまんまに書いてくれると嬉しいな、と思います。


野放しなので、僕以上にグダグダになりそうな恐れもありますが、、、、。


しかし、いざ始めてみるとですね、、、、

僕 対 スタッフの人数差は、なんと 1人 対 4人!!!

まだまだ、始めたばっかりなんですが、
4人の目線ていうだけで、それぞれぜんぜん違って面白いのです、、、、、。
みんな、書くコト、好き勝手だし、、、、。

これはずるいなぁ、、、、、。

と、いきなり劣勢に追い込まれてしまった西久保です。

サカキさんも、ホソダくんも、キクチさんも、、、、まぁ、ウシはウシで、
これまで溜まりに溜まったアツい思いや、うっぷんや、怨念も、、、、
それぞれにたくさんあるだろうから、はたしてどういう展開になっていくのか?


まぁ、僕としてはですね、
始めちゃったものはしかたないので、
ライバル達の動向を静かに見守ろうと思っていますし、
僕は僕で、みんなのまた違った一面を発見できたらな、と思っています。


そういう意味ではですね、
12年もたった今、

ある意味、「今さら」始めるってコトが、
とても僕たちらしいかも知れないなー、と思いますし、
それがいつの日か、次の12年につながっていくといいなぁーと思っています。。。。


さて、最後に、タイトルの意味。

「ニコの単焦点レンズ」

世界は一見、同じように見えるけど、
人の数だけ、ぜんぜん違う世界が広がっているのだ、
というコト。

そして、誰に似たのか
ニコのみんなはそれぞれもう、

ほーーーーんとに好き勝手で、
頑固で、
まじめで、
いいかげんで、
必死で、
テキトーで、
融通がきかなくて、
あきらめなくて。

僕以上に、ちょーメンドクさい単焦点人間の集まりなんですが、
それがそのまんま、僕が好きなニコかな、というコト。

ときどき、ムカつくけどね、、、。(笑)

まぁ、まだ始まりですが、楽しみです。

まけないぞー。

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posted by 西久保毅人 at 01:52| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

いきもののいばしょ

先日、久しぶりに雑誌の撮影の下見のために、
井上さんの家に行ってきました!

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去年、
実は、なんと拾ってきたネコ2匹が
井上家に仲間入りしたとうかがっていたので、
それも楽しみのひとつでした。

そもそも、井上さんちって、
もちろん家族の住む家なんですけど、
それに合わせて、これまでいろんな国でついつい買っちゃって
愛おしくて、どーしても捨てられない、、、という
いろんな古道具たちの居場所としても
設計させていただきました。

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なので、その時点から、もちろん人間の居場所でもありつつも、
古道具達の居場所、、、、でもあった訳なのですが、
そこに新しく加わった二匹のネコ達。

井上さんちは、いろんな段差や、一見すると???という
すき間や、デコボコがあります。

何のため、、、っていう場所もあれば、
何のため、、、、でもない場所もあります。



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そんな場所を、今度はネコ達が楽しく使ってくれてたり、
井上さん手作りのネコ台?も取り付けられてたり。。。。

今では家に遊びにくるお友達は、

「ネコのために作った家でしょ??」

とおっしゃるそうですが、

正直、そんなコトは想定もしていませんでした。
犬買うかも、、、?って話しはあったような気がしますが、、、。

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ただ、なんていうか、
気持ちがいいって、きっと人間でもネコでも古道具でも、
同じなんじゃないかと思いました。

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人間以外の何かを受け入れたり、つながったり。。。。
そんな風にして出来上がるケンチクは、どんなものであれ、
いろーんな、いきもののいばしょ、になるんでしょね。

さてさて、撮影楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 22:24| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月13日

降り積もるゆきのなかで。


ちょーーーーーど、
トウキョウが大雪の土曜日。
半年前に完成した奥原さんちにうかがってきました。

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朝からの吹雪で、
いろんな予定がキャンセルとなり、
おかげで、のんびりと、ただ飲んで帰ってきたのですけれどね、、、、。


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外なのに、雨に濡れない場所とかテラスとか。
最近、そういうスペースを積極的に作るコトが多いです。

そういう場所は、実質外なのですが、
壁や窓がないだけの場所。
なんだか、うちとそとの中間のような場所。

中間だから、
意外と完成するまでは、その良さがなかなか伝えにくい
もどかしいスペースでもあります。

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こんな大雪の日。
たとえば、傘をたたむにしても、
靴を脱ぐにしても。

肩のゆきをはらい、
家に入る前にちょっと一息つけるような場所。

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ただただ、降り積もる雪を落ち着いて見返すような場所。

そういう場所は、家のたたずまいにも、すこし奥行きを与えますし、
なんだか、家の人以外にも、ちょっとさしだしたような場所になります。

引っ込むコトで、さしだすって、言葉としてはちょっと不思議ですけど、
ほんとにそういう表現がよく似合う場所。

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そんな訳で、
ちょっと引っ込んで、さしだした奥原さんちの土曜日は、
めずらしく、ケンチクメガネさんもお酒がすすみ雄弁です。


なんの予定もないので、僕は僕で、のんびりみんなを眺めています。
僕なんかいることすら放っておいて、
ニコのコトを、あれこれ議論しているみんなを見ているのは、
これはこれは、お酒が進みます。

そういうえば、なんとまぁ長い時間を一緒に過ごしているだろうか。。。

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降り積もるゆきのなかで。
posted by 西久保毅人 at 01:41| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月19日

バスルームのねこ

ちょうど、雪上がりの週末、
井上さんの家の雑誌の撮影がありました。

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まだ雪の残る日でしたのが、天気はよく、
まわりが白いので余計に家の中が明るい日でした。


別にネコ好きっていう訳ではゼンゼンないのですが、
本当に動物は気持ちがいい場所を良く知っているというか、
その時々の日差しの移り変わりの中で
その時々の気持ちのいい場所を見つけては寝転んでいます。

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井上さんの話を聞くと、お風呂に入っていると時々こんな風に、
やって来ては、ちょこんとそばにいるそうです。

ネコにとっては、そこがお風呂場かどうかは、
ぜんぜん関係ないんでしょうけれど、、、、、。


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井上さんちは、実は家の中で一番日当りのいい2階の場所に
お風呂場があって、
テラスなんだけれど、たまたまバスタブがうまっている、
くらいにゆるく考えた浴室なため、ネコにもゆるく解釈してもらっているのかも知れませんね。

こういう暮らしぶりを見せていただくと、よりいっそう、そう思いますし、
たいていは、動物や子供たちが、
ケンチクの可能性や、すてきな場所を教えてくれるものなのです。



なんのための場所、、、、、、、って、
あんまり決めすぎない方が、いろんな出来事を許容してくれて
いいコトが多いですし、特にお風呂場とか、トイレとか、納戸とか、、、、。

一見用途が決まっているメインでないお部屋や

「こういうものだ。」
と思い込んでいるスペースが、ちょっとすてきな場所だと、
家は、ぐーんと素敵な家になりますし、生活がとても明るくなるなぁ、、、
といつも思います。




そうそう、めずらしく今回の撮影は、ある雑誌の表紙の撮影。

表紙にしてもらえるなんて、そうそうめったにないので、
仕上がりがとても楽しみです!!!!!




posted by 西久保毅人 at 02:21| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

かがやく場所

昨年に引き続き、
昨晩、明治大学でやっている授業の番外編として、
荻窪の教会通り商店街の皆さん集まっていただき、西久保班の有志で発表会をしました。

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実は、こんなコト、授業でもないし、、、、、
というか、もう成績のつく範囲の授業終わってますし、学生達は花の春休み中。。。。

、、、まぁ、言ってしまえば僕も授業終わってますけどね、、、。(笑)

そんな訳で、学生達にとっては、多少迷惑な話しかも知れませんが、
学生達の成果を、どうしても街の方々に届けたくてですね、、、
去年から商店街の方々にお願いをして、こんな機会を頂いています。

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前にも書きましたが、僕が学生達に出している課題は、

「さしだすデザインの発見」

という、実際の街を舞台にした物語。

課題期間中、学生達が街を練り歩き、それぞれの気づきやカンサツにもとづいて、
街の未来を考える課題です。

通常、大学の課題というと、架空のシキチが決まっていたり、何を設計するかが設定されていたり。

それが一般的なので、
かなりむちゃぶりのような課題なのですが、
とにかく僕は、生きた街を彼らの舞台にしたくて、こんな課題にしています。
そんなめんどくさい課題なんですが、
本当に学生達は、それぞれの視点や感性、そして自分の中のねっこに
向きあいながら、今年も大小さまざまな答えを見つけ出してくれました。

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みんなそれぞれとても個性的だし、とてもアツい子達。
飲み会の楽しい子達!!(笑)

もちろん建築学科の授業なので、その枠組みの中での評価だけでいいんですけど、
彼らのかけた時間と、エネルギーと、成果を
ただの大学の課題として
僕だけのものにしておくのが、あまりにももったいなくてですね、、、、
去年から、縁があってこういう場を頂いています。

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結局、僕は自分の過去の経験に照らしてしかモノゴトを考えることができないんですが、
とにかく、僕は大学の課題がおもしろくなかった、、、、、
というか、当時、
先生やまわりの学生達の話してるコト、評価軸、ことばが、いまいちよく分かりませんでした。

ぜんぜん、いいと思えないものがいいと言われたり、
何がすごいんだか分からない雑誌の中のケンチクを、みんながすごいよね、って言ってたり。
何を目指していいのかも、さっぱり分かりませんでした、、、。

ほんと、大学の中には、僕が好きなものは、ひとつもなかった。

僕にとっての学部時代は正直そんな感じでした。
、、、まぁ、分かりやすく言うと、ただの落ちこぼれの言い訳ですけれど、、、。(涙)


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ほーんとそんな学生だったんですが、
数少ない忘れられない経験のひとつに、
研究室のみんなで今回のように、
ホントの街の人にプレゼンをする、っていう機会がありました。

閉じた学校の中に向けてではなくて、ホントに「自分の街」って思っている
人達に大しての発表。
ケンチクガッカでも、センセイでもない、一般の人達への発表。

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なーんか、
はじめて社会とつながったカンカクというか、
ことばが通じたカンカクというか、、、、、。

僕の感じている事や思いは、社会とつながっているんだ!とはじめて感じた瞬間でした。

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そんな今でも忘れられない、ドキドキするような体験でした。

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まぁ、、、僕の班の子達は、
当時の僕なんかとは比べモノにならないくらい優秀な子達なんで、
そんな、オヤジのよけいなおせっかいなんか、いらないのかも知れないんですけど、

社会にでて、
本当にドキドキしたり、
嬉しかったり、
くやしくて涙がでたりする時の相手は、決して建築学科の先生ではなくって、
この人達みたいな普通の人達なのだ!

そんなコトを、そんな感動を、
少なくとも、僕の班の子達には、
少しでも知って欲しいなぁ、、、、、。

そんな喜びを根っこにして、社会に出て欲しいな、と思うだけなのですけど、、、。

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まぁ、しかしそーんな、
オヤジの心配はよそにですね、、、、、

もう学生達の発表の、なんとまあ堂々としてるコト。

始めての緊張感の中で、それぞれが、
大学では使った事のないような丁寧なことばを必死に選んで、
集まってくれた方達の顔をしっかりと見ながら、
とにかく一生懸命、想いを伝えようとしているコト。

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ちょっと感動的だったな、、、、。
ホントにこの子達はすごいなぁ、と思いました。

僕、キホン、何もしてませんが、(汗)
もう、会うたんびに、発表させるたんびに、
成長して行く彼らが、とても誇らしくて、、、、。

「ほーんと、今日の発表は宝の山だったわっ!」と、

みなさんにも、大変な反響をいただき、たくさんの嬉しい感想をいただきました。

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と、そんな、学生達のアツい思いがきっと伝わったんでしょうねー。

なんと、
なんと、
なんと、
その発表の場で、商店街の会長さんから、

「、、、しばらく、この会場に模型と図面を展示させてはもらえませんか??
 今日、きていない人達にも見てもらいたいので、、、。」

とのコト!!!!!!


そうそう、実は、僕の次のもくろみは、なんとか彼らの作品の展示をこの街のどこかで
できないかなぁ、、、、ってコトだったので、もう夢のようなオファーです。
もちろん、二つ返事で快諾し、、、、、、そんな訳で、現在、教会通りのあおばケアセンター
という場所のフリースペースにて、展示中です。

どうもありがとうございました。感激ですね!

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「会場提供いただいたあおばケアセンター」

「その1階にある地域交流室「エルブ」にて現在展示中です。」

「荻窪・教会通りのフェイスブック」

「教会通りののみなさんがアップしてくれた当日の写真」

教会通りの皆さん、ありがとうございました!!!!

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そんな訳で、、、、
学生達は春休みなのに
またまた延長戦に突入した訳ですが、、、、ははは。

とりあえず、おつかれさまでした!

楽しかったねぇ、、。
また飲みましょう!!!
posted by 西久保毅人 at 02:02| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月26日

インターナショナルサンデイ

こないだの日曜日、
このコテコテジャパンのニコにとっては珍しい、
インターナショナルな一日でした!

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まずは、午前中、トムヘネガンさんというイギリス人の建築家御夫婦を
飯島さんちにご案内!
本当は、僕たちが説明したり、案内したり、、、、しないとなんですが、
日本語と佐賀弁のバイリンガルである僕には、出る幕がなく、、、、、(涙)

そんな訳だったんですが、、、、、
飯島さん御夫婦は、お二人ともお仕事柄、英語が堪能!

つまり、ペラペラ。

そんな訳で、ほぼ、飯島さん達に任せっきりで
おんぶにだっこに、かたぐるま、、、な感じのご案内となりました。

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さて、その日は、それだけでなく、
午後からは、なんとシンガポールからテレビ局が、
飯島さんちと、山崎さんちを取材に来てくれました。

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まぁ、英語よりは何とかなるかな、、、、と思ってましたが、
それから午後は、北京語と、英語の入り交じる、取材。

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しかも、雑誌ではなく、現地のテレビ撮影なので、
言葉がポイントなのは、言うまでもありません、、、、、。
大勢のスタッフと、現地の女優さんまで来てくれてる訳で、、、、。(汗)


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何人か、英語と北京語の話せる人がいたり、
日本語と英語が話せる人がいたり、
日本語と、佐賀弁しか話せない、人もいたり、、、。


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そんな訳なので、英語だけでさえ混乱気味なのに、
ちょっと頭のこんがらがる、でもなんか、楽しい一日でした。

建物だから、見て、感じてくれたらいいじゃん、とも思うのだけど、
それぞれ、国の文化や、習慣やあたり前があって。

そういうのを前提に、

「なんでなんで??」

があります。

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だから、僕たちにとってあたり前が、そうでなかったり、
たくさんのインタビューを受ける中で、
言葉以上のカンカクの差みたいなものも実感できました。

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シンガポールの取材陣の皆さんは、
とても真剣で、ほんとにいろんな意味をどん欲に知りたい、
伝えたい、っていうアツい想いがとても伝わってきましたし、
撮ればいい、っていう、以上の、

「知りたい」

っていう、まじめな想いがすごーくあふれる方々で感動しました。

だから、後半は、
もう言葉はともかく、何度も話したり、
絵を描いたりしながら、なんとか伝わるといいなぁ、、、
と思って僕も頑張った訳ですが、どれだけ伝わったかなぁ、、、、。

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でも、もちろん言葉もあるけれど、
じっくり空間を体験してもらって、お世辞かも知れませんが、
2件ともめちゃくちゃ気に入って頂けてうれしい限り。

ついつい、撮影も長くなってしまいました。

この2件を気に入っていただけるのなら、ニコの家はみんな
気に入ってくれるだろうなぁ、、、もっと見せたいなぁ、、、、
と最後は、思ったのが正直なところです。

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もう最後は、夜遅くになってしまいましたが、

海外の目から見た、日本の家。
そして、海外の目から見た、日本の家の中での、ニコ設計室の家。

たくさん見てる人達だから分かる事もあるでしょうし、
別に僕たちは特別なコトをしているつもりはないんですが、
シンガポールの方達の言ってくれた

「すごーーーーくいい。」

は、なんか、とても嬉しくて、力強かったです。。。。


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しかし、、、、、、
日頃あんまり意識せずにやり過ごしていたんですが、
この、僕たちの英語力のなさ、、、、、。

なんとかせねば、、、、、。


そんなコトも身にしみた一日でした。

シンガポールのみなさん、ありがとうございましたー。

どんな番組になることやら、、、、(笑)


posted by 西久保毅人 at 02:55| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月03日

サマサマサマー

ほんとに、もう、
なんて言うか、ニコは人に恵まれてるなぁ、、、とつくづく思います。

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先日、縁あって、今設計中のお客様を
尾崎さんちに案内しました。

男前の尾崎さんは、二つ返事で、

「あら、ずいぶんご無沙汰じゃない。。。いいわよぉ。。。。」

とのコト。

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急なお願いではありましたが、
もう、僕たちがしゃべるヒマのないくらい、
ニコのいいいいトコ、悪いトコ、
家づくりの楽しみ方から、悩んだコト、いろんな出来事、、、、、。

ぜーんぶ、伝えていただきました。

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もう、もう、
あんまりにも、エネルギッシュに、丁寧に、説明してくれるから、
途中から、

「、、、尾崎さんて、ニコの営業担当の方ですか??、、、もしや??」


って、マジマジと聞かれちゃうくらい、、、。

ていうか、もう、
ニコの誰よりも、説得力があるのです。

だって、実際にニコで家をつくって、そこで暮らしているんだもの、、、、。
それ以上はないようなぁ、、、、ずるいよなぁ、、、。

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これ以上の説得力のある伝え方はないです、、、、、。
ニコ一同、出る幕なし、、、、(涙)


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そういう訳で、またしても、僕らは、
尾崎さんに、だっこにおんぶに、かたぐるまの一日。。。。。

そういえばまた同じコト、書いてますね、、、飯島さんちと。。。。

飯島さんは、

「もし、ニシクボさんが海外に呼ばれるコトがあれば、
 私が通訳兼、秘書兼、営業担当で、ついて行くからー!」

とのコトでした(笑)

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ほーんと、
尾崎さんと飯島さんだけでなくても、
ニコとの家づくり、ニコの家に住んでみて感じているコト。

少しのいいことも、
たーーーくさんの、、、、ダメダメなことも、、、、。
ぜーんぶひっくるめて
こんな風に、伝えてくれる方、たーーーくさんいらっしゃいます。


こんなすてきな方々と出会えて、
おうちを設計させていただいたコト自体が、
もう、何にも変えられないニコの財産だなぁ、、、とつくづく思います。


もう、愛ですねっ! 愛!!!


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ちょうど、最近、ニコ内で、
オープンハウスもいいのだけれど、
こんな風に、生活そのものを含めたニコの家を感じていただける機会を
少しずつ、これから作っていけたらいいなぁ、、、、と
そんなコトも考えていたので、とてもいい機会でした。

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その際は、いろんな場所のニコの家の営業、広報担当のみなさま、
ぜひぜひ、よろしくお願いしますねー!!

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尾崎さん、そんなわけで、
遠慮というコトバを知らないニコ設計室。

ずうずうしく、またお邪魔しますね!

尾崎さんのお店、STROLLもよろしくお願いします。
お寄りの際には、たくさんお買い物していただけると、
もれなく、

「ニコを手玉に取る方法、と細田のほど良いいじり方」

という特別レクチャーがありますよ、きっと。

お店の紹介







posted by 西久保毅人 at 11:34| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

せせらぎ

春から、着工現場ラッシュ予定のニコ設計室。

先日、埼玉県で工事中の坂巻さんの家が上棟しました。
とてものどかな風景の中に計画した、将来お店予定のスペースのある家です。

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最近、天気が不安定ですが、
なぜか不思議な事に、この現場に行く時は、とても空が綺麗で、
ニコでは珍しく、車移動の現場なので、いつもドライブ日和。

まぁ、おかげで、眠たくなるんですけど、、、。(汗)

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周辺は、畑やゴルフ場の木々を背景にした場所なので、
現場もとてものどかな風景。
水平にながーーい、平屋部分がお店なのですが、
上棟してみて、模型で見てる時よりもずっと水平で、長くって、
大きな空と、風景にとてもなじんだ感じがしました。

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上棟は、
その建物が持っている力というか、骨格が、ようやく建ち現れる瞬間で、
僕たちも、はじめて、その建物の中に、建てるはじめての時です。

プロだから、分かるでしょ、って思われがちなんですが、
少なくとも僕は、人より極度に想像力が欠落しているのか、、、、、
やっぱ、上棟してみないと分からないコト、気がつかないコトだらけで、、、、。

おかげで、その中にいると、
ぐわーーって、初めてのいろんな情報が、体の中に入ってくる感じがします。

もう、70件以上経験している今ですら、

ぐわーーーーって。。。

あー、アホでよかったと思う瞬間です。(笑)

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そうそう、敷地のすぐ横には、水路があって、最近はちょろちょろときれいな水が流れています。
風景の中では、とても細い水路ですが、そのちょっとしたせせらぎも、
家の中から感じられて、とても優雅!


完成が楽しみ!!!
posted by 西久保毅人 at 01:30| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

飯島さんちの家のまえ


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先週末、渡辺さんいらっしゃいました。
4/4の放映だそうです。


そして、今日はとある賞の現地審査。
建築界で世界的に活躍されている、妹島さん、西沢さん、藤本さん、林さん、をご案内!

なんだ、なんだ、なんだ、この飯島さんちブームは、、、、。

ニコ最小のおうちなのに、、、。

夢か、、、、???

夢でしょうねー、きっと。。。。
posted by 西久保毅人 at 00:33| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

施主力100% 

稲城市に、隠れ家的な多国籍料理の店、Bar de HASEGAWA(バル・デ・ハセガワ)っていう、
粋な御夫婦が、気まぐれにオープンするお店があるそうです。

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聞くところによると、
一見、見た目は、料理屋には見えないよ、、、とのコト。


それもそのはず、
なんてったって、その御夫婦の家づくりの注文は、

「玄関入ったら、左は、バイク屋さん、、、

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右は、洋服屋さん。


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、、、、、そんなおうちにして下さい。」

だったそうなのです。

そりゃー、料理屋だって、分かる訳がありませんよねぇ、、、、。


だから、たいていは、
そこで引き返すお客さんが多いそうなんですが、
紹介してくれた人によると、、、、、



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「、、、、まぁ、そこはだまされたと思って、2階に登ってごらん。。。。。


そうでなくても、きっと到着する頃にはね、
家の外まで、おいしそうなニンニクの香りがぷんぷんしてるだろうから、
まぁ、登らない訳にはいかないだろうけどね、、、、。

そう、
目だけじゃなく、時には、鼻だけを定規に進むコトだって、大切な事だよ、、、。


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そして、無事、2階にたどり着いたら、どうしたらいいかって??



まず、そこにはこだわりのキッチンの前で、
鍋の火加減をこまかく気にしている男がいるだろう?

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そいつが、伝説のシェフの、ハ・セガワ=エスパニュールだ。


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そして、おそらくその横のカウンターには、

「一見この店の常連さん、、、??」

かのように、酒を片手に酔ったように振る舞いつつ、
シェフの目を盗んではするどい眼光で、ちょいちょいキッチンに立つ女性もいると思うんだが、、、、。


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その女性は、エアリー・ハセガワ

伝説の酔拳の使い手だ。気をつけろ!(笑)


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その2人こそが、この店のオーナー兼、シェフな訳だが、、、、。


、、、、、、、、
まぁ、そこまでたどり着いたら、それから先はお楽しみ、
自分の目と、鼻と、舌で、、、というコトで。」


とのコトでした。

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たどり着くまで、ちょっとドキドキでしたが、
ほーんとうわさ通りの隠れ家的なお店!!

隠れ家的っていうか、だれかのおうちのようで、そうでもないような、
どこかの設計事務所が設計したようで、そうでないような、、、、。

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、、、、っていう、、、、

まぁ、先日、長谷川さんにお招きいただいて、
さんざんただ、食って、飲んできましたよ、っていうそんな話な訳なんですけど、、、、。


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かれこれお引き渡しから、半年くらいでしょうか?

ゆっくりお邪魔したのは久しぶりだったのですが、
とても楽しく、長谷川ワールド全開で暮らしていただいている御様子が、
とても嬉しかったです。

そんな訳で、以前までは、よく施主力7割のニコ設計室、ってよく書いていたんですけどね、、、、


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すみません、撤回します。
長谷川さんちに関しては、もはやこの時点で、施主力100%って感じで、
隅から隅まで長谷川さんち、でしたし、
でも、まだまだこれからも、どんどん長谷川さんのカスタムで、
成長していくんだろうなぁ、、、楽しみだなぁ、、、、
と思って嬉しかったです。

こうなれば、もうニコの僕たちなんて、
お酒飲んで酔っぱらってればいい訳ですし、、、。


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まぁ、とにかく、

愛されてるなぁ、、、、、長谷川さんち。

って思えた夜でした。



ちなみに、二度目の来店からは、
クラシックギターの生演奏が聞けるらしいので、はやくまた行きたいです!

おそくなりましたが、ごちそうさまでしたー。

おしまい。
posted by 西久保毅人 at 18:32| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

そうそう、建もの探訪、飯島さんち、明日4/4に放映ですー。そして。

今日のマシューズさんちの地鎮祭レポートは、
牛(ぎゅう)に、まかせておくとして、、、。



そうそう、
すっかりと、告知が遅くなってしまいましたが、

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明日4/4(金)のテレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」にて、
飯島さんちが、いよいよ放映されます。

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時間的には、明日って言うよりも、今日の夜中、って言った方が早いような、
早朝の朝4:30〜の放映ではありますが、
ぜひ、早起きして、もしくは録画して、見ていただけたらと思います!

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撮影中は、、、、、、


毎度のコトながら、僕は撮影に立ち会うには立ち会うんですが、
渡辺さんが家を見ている間は、僕たち設計者は近くにいてはいけない、という、
建もの探訪のきびしいルールがあってですね、、、、


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「、、、ハイハイ、ニシクボさんは、この椅子でも持って、そとそと。
 カメラに写らないとこにいて下さいねー。」

と、笑顔で2時間程、そとに放り出され、1人、放置プレイなのです、、、実は。。。。

なので、立ち会った、っていうよりも、
ちょっと遠くで、こっそりと眺めていただけなので、内容は分かりませんが、
飯島さんちのコトだから、きっと楽しい事だと思います。
楽しみです。


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、、、、、というか、
飯島さんち
小さすぎて、30分持つのでしょうか、、、、??

という、余計なお世話の、心配もあるにはあるのですけれど、、、、。

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目下の悩み事としては、


さて、これから、放映まで起きている方がいいのか、
もう寝た方がいいのか、、、、、、?


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どうしようかなぁ、、、、。


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そして、来週末4/13(日)は、
いよいよ、ニコ初関西のおうち、
神戸の「曽根さんの家」のオープンハウスを予定しています!

内覧をご希望の方は、上のお知らせの絵をクリックしてお問い合わせ下さい。

posted by 西久保毅人 at 17:36| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

曽根さんの家、オープンハウスでーす。

さてさて、
いよいよ今週末は、神戸で設計をさせていただきました、曽根さんちのオープンハウスです。

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前回の香川県の竹安さんちに続き、今度は関西でのニコ初仕事!です。

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でも、実は、曽根さんに最初にお問い合わせを頂いたのは、
竹安さんちよりも早くて、、、、、、、2010年のコト。

それから、時々、ぽつりぽつりとやり取りをさせて頂いていましたが、
僕も、遠距離恋愛初めて、、、、、っていう、コトもあり、
正直、

「、、、この人達、本気なんかなぁ、、、、??」

と、半信半疑ではあったのですが、、、、、


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1年以上しばらくして、かなり突然、ニコにご家族全員で、しかも、おなかには
夏に産まれる赤ちゃん付きで、総勢5人でいらっしゃった日のコトは、
今でも忘れられません。

きっと、あの日が、曽根さんちのスタートだったのかなーと思います。

「おっ、本気だ!」


、、、、とそんな訳で、
いつものごとく、楽しくも、ちょいちょいご迷惑もおかけつつ、、、、、(汗)
ようやく完成を迎える事ができました。

、、、、ちょいちょいでもなかったかなぁ、、、。。。。。

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その時、おなかにいた赤ちゃんも、もう、こんな大きくなっちゃって、
時の経つのは、早いものです、、、、。

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さて、曽根さんちのある場所は、
観光地のハーバーランドまで徒歩圏内なんですが、すぐそばには高速や大通り。
高い容積率のために、ビルやマンションに囲まれた環境の中に残る、木造長屋の連続した古い町です。

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敷地は道路に面して20mの長さなのですが、
奥行きは3m〜5mと、敷地というよりも、道のような場所でした。

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古いものと新しいもの

高いものと低いもの

速いものとゆっくりとしたもの

そんな真逆の風景が入り混じる奥様の生まれ育った街の中。



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曽根家5人家族の暮らしを守りつつも、
街とのんびりと連続しながら、気取らず笑いの絶えない暮らしができるよう、

昭和の風景のように、道ばたで子供たちがボールとバットで遊んでいるのがよく似合う、
この下町のようなのどかな街並が、これからもつながっていくよう、楽しく考えた住まいです。

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内覧をご希望の方は、ぜひぜひお問い合わせ下さいませー。
こちらまで。
posted by 西久保毅人 at 00:06| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

上棟

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小川さんの家






さて、神戸へ
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posted by 西久保毅人 at 04:19| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月18日

曽根さんの家のオープンハウス、、、のような飲み会

先週末、初の関西、初の神戸で設計をさせていただきました、
「曽根さんの家」のオープンハウスでした!!!

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僕らにとっては、完全アウエー、な場所なんですけど、
ホームだよー、って思わせていただけるようなそんな嬉しいお客様の数々。

海をわたり、香川の竹安さんご家族もかけつけてくれて。

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そんな訳で、ホルモンをつまみに、飲み会。

飲み会風、オープンハウス。


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オープンハウス風、宴会です、、、。

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今回は、関西で活躍されている建築家の方々も、
来ていただいて、とてもうれしかったのですが、

「オープンハウスで酒盛りしてるのは、初めてですよー!」

と、かなり、きょとん、、、、とされていました。

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えー、知らないの?? これが関東風です。。。

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さてさて、曽根さんの家。

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ほーんと、最初にシキチを見せていただいた時に、

「ここです。」

って言われた場所が、あまりに長ほそくて、ビックリしました。
20mくらい、道に接してるんですけど、
奥行きがうすくて、車がはみ出しちゃうくらい。。。。

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今思うと、
もし奥様が、この場所で産まれ育っていなかったら、
この土地に家を建てようなんて、思わなかったんじゃないかなぁ、、、、。

でも、きっとこの場所にもともと古い長屋が建っていて、
そに暮らしがあったコトを知っているから、漠然とした「住めるっ!」
っていう、自信みたいなものがあったのかなぁ、、って今では思います。


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だからか分かりませんけど、
そういうえば、打ち合わせをしている時も、
狭いとか、もっと広く、、、、っていうような、
ケンチクにありがちな話しは一切した記憶がないなぁ、、、。

不思議と。。。。


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最後はいつも、なんとなく、

「わたし、よう分からんねん。。。

それより、そろそろお酒だしましょかー、、?」



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でも、それは、遠い僕たちに設計を頼むっていうコトの、
どう考えたって悪い条件も、実は同じようなコトかも知れないなぁ、、、
とも実は思います。

どっちも、なんていうか、、、、
物理的な問題です。

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物理的な、大きさ、広さ、小ささ。

物理的な、距離、遠いコト、近いコト。



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どうしても、僕たちはそういうブツリテキなものにしばられます。

数字で表現できるもの。
数字で表現されたら、どうしようもないもの。


あたりまえのコトなんですけど、、、。


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ましてやケンチクなんて、まさにその典型なのかも知れませんねー。
クリックひとつでかえませんし、
メールだけではできませんし、、、。

それはもうあたり前で、しかたのない事なんですけれど、
このインターネットでなんでも繋がっちゃう世界とは真逆の、
超アナログな世界。

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でも、ほーんとにもう、
申し訳ないんですけど、、、、、
そんな世界で生きてるからかも知れませんけど、、、

僕、数字で表現されるものに興味がないっていうか、信用してないっていうか、、、。


一応、理系なんですけど、
だから建築学科、僕に合わなかったんだなぁ、、、とつくづく思うんですけど、、、。

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理屈は、そうだけどさぁ、、、。
数字でいえば、もちろんそうかもしれないけどねぇ、、、。

それが、もちろん正論で、正しいってコトくらい、
頭ではわかるよ、もちろん。

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でも、それが、
HAPPYかどうかは、
いいな、って思えるかどうかは、
また別の問題だよなぁ、、、、と思うのです。

メンドクさいんですけど、
僕が世の中でいいな、って思えるコトは、数字で表現できないコトだらけ、、、。

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そんな訳で、
ぼくだけこんな風に思ってても、なにもうまれませんし、
こんなメンドクさい僕らに共感してくれる人達との出会いなんて
めったにある事ではないだろうなぁ、、、っていつも思ってるんですけど、
今回も
曽根さんご家族とは、最初にお会いした時から、
なんか、他人の気がしなかったなぁ、、、、。

なんだろうな、この不思議なカンカク。。。

曽根さんたちも、そういう風に感じてくれてたのかな、、、。

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もう、なんていうか、
とても言葉で表現できない不思議なカンカク。


すみません、ほんとに説明できません、、、。


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でも、そんなとてもテキトーで、あやふやなカンカクなんですが、
一昨年は四国で、同じように竹安さんと出会い、
その竹安さんのオープンハウスに、曽根さん達が来てくれて、
今回は、もうおうちできたのに、
竹安さん家族が、曽根さんちに来てくれて。

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なんだろう、この親戚のあつまりのような輪は、、、。


41歳にもなって、
もう新しいお友達のできる年でもないはずなのに、
ほんとの親戚だって、きっとこんなに仲良くないのに、、、。


こういう、いびつで、偶然で、必然で、適当で、ゆるくて、いいかげんで、、、、。
なのに言葉では表現不可能なとても強い結びつきを

もしかしたら、、、、
吉阪 隆正の言葉をかりると、「不連続統一体」、とでも言うのだろうか??


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独立した時は、
こんなコトが起こるなんて、夢にも思わなかったです。

そして、ケンチクってすごいなぁ、、、、とつくづく思います。

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たとえば、住宅にしても、ビルにしても、
本当にテキトーに、何の愛情もなく作られているものはたくさんあります。

売るために作る、税金対策のために作る、投資として作る。。。。。

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別にどんな作られ方をしても悪い事ではないし、
それだけケンチクって、だれでも、どんな目的でも作れちゃうものでもある訳なのだけど。

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打ち合わせなんかしなくてもできるし、
現場にいかなくったってできちゃう。
愛情も、感情もなくったって、できちゃう。

モノだから。

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そのくらいケンチクって、ある意味、簡単で、あたり前なもの。

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でも、だからこそ、ケンチクには可能性が無限にあって、
原始的だからこそ、日常に直結していて、
人の暮らしや風景や、未来をかえていく力も同時にあるのだ、、、と僕は思います。

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はたしてケンチクとはなんだろうか?

いまだによく分からないけれど、
僕が経験した事実だけを考えると、
人と人を紡いでいく力のあるものなのではないだろうか?

大きくて、1人ではできないものだからこそ、
人と人をつなげたり、時には、切り離したりするものなのではないだろうか?


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「あぁ、このまま時間が止まればいいのに。。。」

なんていう、
40過ぎた馬鹿オヤジがいまだに感動してしまう程の、
心ふるわせる魅力的な世界のコトなのではないだろうか?


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子供たちが、全身で感じ、
忘れられない風景になるものではないだろうか?

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座ったら、動きたくなくなるものではないだろうか?


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不完全で、少し薄暗いものではないだろうか?

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あたり前の出来事が、ちょっと楽しくなるものではないだろうか?

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思い通りにならないコトを、
受け入れて初めてたどり着く世界のコトではないだろうか?

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、、、、とそんな訳で、
グダグダと書きましたが、
もう、僕たちが設計させていただいたコトを忘れるくらい
楽しく、嬉しいオープンハウスでした。


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そして、夜は夜で、
曽根さんのお友達を交えて、また宴会!

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たくさん人が集まって、時間を忘れて飲んで、食べて、仲良くなって。

、、、、、しかしほんと、食べるコトと飲むコトしか考えてないなぁ、、、。

なんの職業だか、忘れてきたなぁ、、、、最近。。。。


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一応、設計という仕事をしている事務所の所長の談話でした、、、、。

また飲みに泊まりにいきますねー。

おしまい。
posted by 西久保毅人 at 00:42| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月22日

小川さんの家の上棟式

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先週、調布市で進行中の、小川さんちの上棟式でしたー!

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小川さんの家は、もともとの庭に生えていた大きな紅葉や、キンモクセイを
残したままの計画にしています。
なので、出来上がると、ぜーったいに素敵な場所になるはずなんですが、
残したまま工事をする、っていうのは、意外と大変、、、。


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枝葉に職人さんがぶつかったり、家の中に、ニョキっと木の枝が入り込んできたり、、、。

そんな訳で、職人さんにとっては、ちょっとメンドクくさい上棟ではありましたが、
大変なだけあって、やっぱりその骨組みに登ると、いつもの上棟の雰囲気とは、
なんか違う空気、というかとても素敵な場所になりました!

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そして、あんまり意図した事ではなかったのですが、
たまたま木を残すために計画した空地が、実は、街の中でぽっかりと
抜けた場所に連続していたりして、、、。

こういうコトが、ケンチクは面白いなぁ、、、って思います。

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残す、って、それにしばられるコトでもあるし、
悪く言うと、すこし不自由になる、ってコトでもあります。

でも、思いもよらないアイディアや素敵な世界って、
実は不自由さの中から見つかるコトがとても多いですし、
その方が、圧倒的に楽しい世界が待っているのだなぁ、、、、というのを
いっつも仕事の中で感じます。

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、、、、とまぁ、まじめな話はさておき、
日をあらためた夕方から盛大な上棟式!
ちょーど、外が気持ちいい気候になってきましたので、
お庭でバーベキューをしていただきました!

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今回、工務店さんは、匠陽さん。
監督は、ニコでは、三輪さんち山崎さんちを見てくれた若い加藤さんです。

実は、小川さんと初めてお会いしたのが、三輪さんちのオープンハウス。
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「つながりましたねーっ!」

って、こういう巡り合わせも本当にHAPPYなデキゴトです!

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そうそう、、、

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実は、小川さんの奥様は、カメラマン!
なので、今回、上棟の風景をずーっと撮影されていたんですが、
その写真を大きく現像してくれて、上棟式に持ってきてくれたのです!!!

これは、もう、とっても素敵なサプライズ!!!!!!

職人さん達も、とても喜ばれていましたし、
なにより、
写真を飾るとこって、部屋の中だけじゃなくっていいんだなぁ、、って
改めて思いました。


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職人さんって、カッコいいんだよなぁ、、、。

そして現場の、モノができていく風景って、とても面白く、迫力があるのです。

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こういう経験や、風景って、ほーんと子供達に知って欲しいなぁ、、、といつも思います。

そんな訳で、このまましばらく仕上げないで現場ギャラリーとして1年くらい使うっていうのは
いかがでしょうか、、、、、??

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もうお酒が進まない訳にはいかない、、、なんとも楽しい上棟式!

夜がふけるにつれ、次々と小川さんのお友達も駆けつけてくれて、
前にリフォームをさせていただいた阪本さんも、僕のむちゃぶりにも関わらず、
スペシャルゲストとして飲みに来てくれて、、。

今後、ニコで企画中の、
オープンハウスならぬ、、、、オープン上棟式です!!!第1回。

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まぁ、言っちゃえば
ただの飲み会なんですが、

これから生まれるケンチクの中で、
「ただの飲み会」が、時間を忘れるくらいとても楽しい、っていうのは、
なんとも素晴らしいコトじゃぁないですか?

ねぇ、、、。

だって、ケンチクは皆で楽しく飲み食いするところなのですから、、、。






、、、、、、しーん(涙)

posted by 西久保毅人 at 23:08| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

明るい宴

先週末、ニコのご近所の杉並区で工事中の、
中島さんちの上棟式でした!

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思いのほか、天気が良くて、
思いのほか、早く終わっちゃって。

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日も長くなり、
予定をすこし繰り上げて、明るい時間にスタートの上棟式でした。

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でも、ほんと、
街の角地に建物が建つっていうコトは、
工事中もふくめて、とても楽しい事だなぁ、、、ってつくづく思うような、
そんな上棟式。

その分、そのたたずまいは、街の中でとても重要ですし、
同時に、ご家族も、街に住んでいるカンカクが否応にもあります。

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そして、子供たちにとっては、
現場はとてもワクワクする、公園のような遊び場。

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実は、でも、建築現場って、こういう風にまわりから丸見えな時期って
ほんの一瞬。
とてもとても貴重な時間です。

あとは、完成までの数ヶ月間、シートに覆われて中はよく見えません。

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もっともっと、
現場が街に開かれていけばいいのにって、いつも思います。

絶対、子供たち、興味しんしんなのに、、、。

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ちょこっと、大工さんから、木の破片とか、もらいたいはずなのに、、、。

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最近、特に職人さん不足が社会問題化していますが、
それを制度でどうこう、、、って言うんじゃなくて、
こういう、ワクワクして、ちょっと危険もある現場を街に開かないと
根本は、変わらないと僕は思うな、、、。


そして、現場で一緒に御飯を食わないと、、、。

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「大工さんたち、ちょーかっこいい」

って、子供たちが日常の中で、触れて思わないと、、、、。

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なんて、そんなコトを考えつつ、街のど真ん中で、
さんざん飲んだ上棟式でした。

なんだかんだと、お年寄りの多い住宅街。
中島さんちの3人の子供たちが、さらにそのお友達を引き連れて、
いきいきした、にぎやかな暮らしの風景がこの場所に生まれるといいなぁ、、、と思います!


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そうそう、中島さんちは、牛島さんが初の担当。

根拠のない自信だけは、、、、、

あふれんばかりに、あるらしいんですけど、、、、、




あふれ過ぎて、こぼれがち!!!



今度、こぼれてるやつ、拾い集めてみようかなぁ、、、、(笑)
posted by 西久保毅人 at 00:24| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月08日

プレゼント

すてきなすてきな、、、


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すてきなプレゼントを頂きました!!!



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うれしいなぁ


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うれしいなぁ


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うれしいなぁ、、。

posted by 西久保毅人 at 11:56| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

てっこん筋クリート

五反田で工事中の、TSTJハウス。

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4階建ての、店舗兼用住宅なんですが、
よーやく、コンクリート工事が終わりました。

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コンクリートの建物は、木造と違って、いわゆる骨組みができあがるのに
時間がかかります。
なので、木造みたいに、今日が上棟の日、っていうのが、はっきりある訳でなくて、
半年程かけて、一階づつ作るあげる感じ。
そして、ちゃんと固まるまでも、時間がかかるので、ようやく4階までの空間の
全貌がみられるようになった訳です。
それが、ようやく4階までできたので、それをいわゆる上棟って呼んでいます。

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もう、このまんま、住めそうですけどね、、、。


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そのぶん、ここまでくると、ほとんど空間を体験できちゃうので、
この、一発でできる、っていうコトの気合いというか、力強さは、
なかなか木造だと体験できないコトでもあります。

なんていうか、、、、
設計中に考えたコト、大事にしたコト、その前後に感じていたコト。

そんな、自分の中で、ホントはぼんやりしていたものが、
目の前に、豆腐みたいに固められて、

「ほれ、こんなコト考えてたんだろう?」

と、見せつけられている感じでしょうか?


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ちょーど、香川の竹安さんちに行ってる時に見てまわった、初期の丹下健三さんの
力強いコンクリートと日本文化の解け合うようなケンチクに、
圧倒されたコトととか、、、、。

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これから、内装工事が始まるんですが、
その間の、ちょっとした静かな、骨格だけのコンクリート空間。

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おもしろいなぁ、、、って思うのは、

これって、作っている最中の姿なのだろうか?

それとも、解体した後の姿だろうか、、、、?

っていうのが、中にいて分からなくなるコト。

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はたして、どっちなのだろうか、、、、?
posted by 西久保毅人 at 02:00| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月28日

運動会(ノノの場合)

さてさて、運動会編、ノノの場合。。。。

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ノノはいよいよ中3なんで、最後の運動会!!!
来年から、高校生ですよ、高校生、、、、。



ノノの場合、

とにかくもう、、、、
変態的に、学校行事に命をかけていてですね、、、、、。
いつからこんなキャラになったのか、、、、



高校の時の、自分みたいだな、、、、、とも少し思いますが、、、(笑)

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ちょー内向的で、
文化部一直線の予定だったノノですが、

今では、率先して、クラスを引きずりまわす、こわくてデカーい中三女子です、、、。

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人はどう変わるか分かりませんね、、、、、。



さてそんな訳で、
あらゆる競技に登場するんですが、
圧巻はこの、大ムカデリレーでした!

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運動会のクライマックス、
3年生によるクラス対抗戦なんですが、
地味そうに見えて、30人以上がヒモでつながる、、というちょっと迫力のあるレースです。
1人の力ではどうにもならないレースでもあり、毎年ハプニングのある競技。
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泥だらけで、1人ひっかかるとバタバタ倒れてとても大変で、
練習中にもけが人が出たり、、、とちょっと危ない競技ではあるんですが、
みごと先頭でみんなをひっぱり、優勝!

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各種目、
でるたんびに、いちいち泣いて。
いちいち、笑って。

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勝っては泣き、

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負けては泣き。

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誰よりも、中学最後の運動会を満喫したようでありました。




コジン的にはですね、
部活対抗リレーってのがあって、、、、、

大抵、そういうのは、野球部とか、サッカー部の見せ場になるはずのレースなんだと
思ってみてたら、
優勝は、なんと、「ボランティア部」っていう、あやしい集団!

しかも、めちゃくちゃ速い!

「何?ボランティア部って、、、、、?ゴミ拾いとかじゃないの、、、??
最近のボランティアって、なにしてんの、、、、。」

って、思ってたら、その子たちは、学外のクラブチームで野球やサッカーやラグビーを
しているスーパー集団だったそうです。

そりゃ、速いですよねー、、、、、びっくりでした。


そっかぁ、、、クラブチームかぁ、、。
今っぽいなぁ、、、、。

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さて翌日。。。。。

「さっ、次は、秋の文化発表会の合唱コンクールの金賞狙い。
ノノ、指揮もしたいんだけど、指揮しながら歌うのダメかなぁ、、、。
(そんなヤツはいないと思う、、、、。)

男子ちゃんと歌うかなぁ、、、、。
なんだかんだ、合唱は男子が歌うかどうかだからな、、、、。」

と、脳みそは、完全に次の学校行事に切り替わったらしいです。
若いってすごいなぁ、、、。

これから、バスケの最後の大会も始まるし、、、、、。

ええとですね、、、
いちお、受験生です、、、。

posted by 西久保毅人 at 22:29| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月31日

軽井沢のくらし

新緑の軽井沢。

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昨年完成しました軽井沢の山本さんちの点検にうかがってきました。

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ちょーど、去年完成した頃は、まだ寒さの残る時期でしたので、
まわりの木々は、枝葉だけ。
なので、今回は、新緑のこの時期にずらして点検に行かせていただきました!


すごーい。
これでも一冬分足りないという薪の量!

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実は、山本さんとはトウキョウで、しかもご近所でお会いしたのですが、
軽井沢への移住にあわせて設計をさせていただいたのです。
なので、「軽井沢」ってきくと、別荘??って感じなのですが、
定住のための住まいなのです!

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生活だから、冬を越す、っていうのも、日常。
薪をストックするっていうのも、生活。

なので、1年経った山本さんちの家のまわりには、たくさんの
暮らしのための工夫や、その痕が残っていて、大変と言えば大変なのかも
知れませんけど、それよりも、
何ともいえない圧倒的な自然環境をとても楽しそうに話していただいて
とても羨ましく思いましたよ。

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寒冷地なので、こういう場所では、床も1mくらい地面から上げて
設計するんですが、
それでも、玄関の上まで雪が積もったそうです。

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なので、その時期は、その分、建物が低くなる訳だから、
子供たちは、薪小屋の屋根に登ったり、、、。

そんな写真も見せてもらいました。

なるほどー、
雪で建物が低くなるって、ふしぎなカンカクだなぁ、、、、、。

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そして、
家の中も、山本さんちでは大活躍の薪ストーブを中心に
とても、、、、、
ちょっと羨ましくなるくらい素敵な感じに住んでいただいていました。

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まぁ、設計がいい、っていうのも、、、、、
2割くらいはあるにしてもですね、

持ち込み家具も暮らしながら探します、っていう感じだったのですが、
ソファーなんかも、結構意外なレイアウト。

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小振りなソファーを、ちょこん、ちょこんと、
暖炉の前や、テレビの前においてあったんですが、
それが、なんだか、小さな居場所を

ちょこん、ちょこん、

って、作っている感じで、素敵だなぁ、、、と思いました。

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世の中には、見たら「素敵だなぁ、、、」って思うんですが、
設計ではなかなか考えつかないコトもたくさん。

このソファーのレイアウトはやられたなぁ、、、と思いつつ、
さて、次回からパクろうと、メモしつつ、、、、。

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おうちの中は、結構なワンルーム空間なので、
この冬はどうだったかなぁ、、、、と気になったのですが、
暖炉で十分暖かかったそうでした。

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子供たちの作品や奥様の手作りの作品が、いろんな場所に
飾られていて、そういうのも、1年経って、
「山本さんちっぽいなぁ、、、。」
と思いつつ、羨ましいなぁ、、、、と思いつつ。。。。

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なんか、とても、山本さんちの生活と軽井沢の環境が、なじんでいて、
とても素敵でした。

家っていいなぁ、、、。そんな感じ。

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暮らしって、いいなぁ、、、。そんな感じ。

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また、こういう場所の設計もしてみたいなぁ、、、。

もちろん、軽井沢に限らず、別荘の設計もですね、、、、、、
うわさには聞くリゾート的なやつもですね、、、、。

もちろん、絶賛募集中なんですけどね、、、、
もちろん、別荘、お断りって訳ではないんですけどね、、、、。

でも、面白いなぁ、、、って思うのは、
かれこれ、100件近く設計をさせていただきながら、
これほど、別荘の話がない設計事務所もめずらしいのでは、、、?って思います。

別荘臭がしないんだろうなぁ、、、僕たち。。。(笑)
スイーツ臭がしないんだろうなぁ、、、僕たち。

あたりめ臭しかしないんだろうなぁ、、、。僕たち。
こってり、熱燗、とんこつ風味だもんなぁ、、、僕たち。。。

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でも、だからとても幸せだなぁ、、、と思うのです。
こんな大自然の軽井沢ですら、定住したいっていう方のおうちの設計をさせていただいて!

そのおかげで、
大自然でのほんとの「くらし」の物語を聞けて。


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、、、、、、、、、、、、しつこい様ですが、
別荘的なやつも、イヤな訳ではありませんからね。。。。。ミナサマ。。。

意外とそういうのも、できるヤツかも知れませんよーっ!!!


posted by 西久保毅人 at 23:48| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月12日

じゃーーーん!!!!!!

えーとですね、、、、

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なんと、なんと!
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なんと!!!!!


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そうそう、
一昨年の2012、ISANA涙、涙の入賞を果たした住宅建築賞
その時は、前にも書きましたが、もう、僕なんかにとっては、
10年越しのデキゴトだったのですが、、、、

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一昨年とは、テーマも、審査員もがらっと変わった2014年。

またまた、、、、ちょっと、誰が見てもニコとは遠く縁のなさそうな、、、、、
きらびやかで、世界的に活躍されている、そうそうたる方々、、、、
だったのですけど、、、。

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それがですね、、、、



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なんと!!!!!
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じゃーーーん!!!!!!


見事、飯島さんち
またまた住宅建築賞をいただくコトになりましたー!

審査結果や、総評はこちらでご覧になれます。

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そんな訳で、
ちょっと前に、結果は出ていたのですが、
昨日、主催の東京建築士会にて、表彰式が行われ、
ニコと飯島さんと、工事をしていただいた大原工務所の大原社長さんと
皆で、押しかけて参りました。

この賞の素敵なところは、
設計者、建て主、施工者の3者それぞれが表彰されるところ。

自称、
施主力8割、設計力2割のニコにとって、
僕たちだけ褒められても、それはなんか、あんまり喜べないっていうか、
それは、ウソだよなぁ、、、と思うのです。

アーティストとか芸術家じゃないし、、、、僕たち。

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別に、飯島さんちに限ったコトじゃないですけれど、
違う誰かに出会うから、その人達のために何ができるか考える訳で、
違う場所に出会うから、その場所に何が似合うかを考える訳で。。。。。

そういうコトを、ただただ、アホみたいに10数年続けているだけの話しです。

僕たちがやっているコトと言えば、
ほーんと、それ以上でも、それ以下でも、正直ありません。。。。。


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だから、もちろん、飯島さんちは、
飯島さん御夫婦と出会ったから産まれたものだし、この場所と出会ったから産まれたもの。
そして、工事を引き受けていただいた大原工務所さんがいたからできたもの。

ホント、それ以上でも、それ以下でも、ないなぁ、、、、と思う。

なので、三者で受けとれるこういう賞は、
賞の大きさ以上に、うれしいなぁ、、、夢みたいだな、って思います。

そして、それと同時に、
たまたま、飯島さんちが、代表でこういう賞をいただくコトには
なりましたが、これまで設計をさせていただいたたくさんの家のつながりの
中に飯島さんちがあるのだなぁ、、、、というコトを、
これまで設計をさせていただいた一件一件、思い浮かべながら、改めて思うのです。

そして飯島さんちを選んでいただけるのなら、
他のニコのおうちだって、受賞したも同然!!!って思うのです。ほんと。

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目に見えものもあれば、目には見えないものもありますが、
これまでの、いろーーーーんな家の遺伝子が、
飯島さんちにあります。
ぜーんぶ、つながっているのだから。


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そして、実は、飯島さんが、ニコに頼んでいただいたきっかけが、
見た目はぜんぜん違う
ISANAだったっていうのも、とても運命的。

ISANAを、オーナーの下窪さんにいただいた言葉、「森の中の小さな家」として
賞をいただいたのも、
飯島さんちを「森をよけたすまい」として賞をいただいたのも、なんか運命的だなぁ、、って
思います。

ほーんと、不思議な不思議な、めぐりあわせ。

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さてさて、、、、、

この賞はですね、、、、
書類による1次審査と、
2次の審査員全員による現地審査をへて入賞が決まるのですが、
受賞にあたり、
このそうそうたる皆さんに見に来ていただき、お話できたのもとても光栄だったのですが、

代表して妹島和世さんに、もう、、、、

とってもかわいく、
とっても素敵で、
とっても、チャーミングな言葉で、
とっても、飯島さんちの本質をついた講評をいただきましてですね、、、
何度も何度も、読み返しては、
にやけつつも、、、、なんか、背筋がぴーんと伸びる気がしています。

そして現地審査の短時間の中で、
これだけ注意深く、いろんなコトに気づかれたっていうのは、
やっぱりすごい人だなぁ、、、って、しみじみ思いました。

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最後のコメント、
これは、挑戦状ですね、、、、きっと。。。。。


そんな訳で、今年は、金賞なしだった訳ですが、
未来の楽しみが、また増えた気がしました!


審査員の皆様、どうもありがとうございました!
そして何より、飯島さん、ありがとうございまーーーーーす!!!
posted by 西久保毅人 at 22:28| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

鹿児島遠征、してきたばい。

6月です!

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ワールドカップです!!

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遠藤です!!!

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といえば鹿児島です!!!!

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という訳で、
先週末、鹿児島に行ってきました!!!

目的は、春頃に、鹿児島からお電話があり、
何年も前からいちお、、、、名前だけ登録しているASJ(アーキテクトスタジオジャパン)
というところから
鹿児島の鹿屋市で、九州の建築家の展示会みたいなものがあるから、
ぜひ参加してください、っていうのと、
実は、、、、、雑誌でISANAを見て、ぜひお会いしたいと言って頂いている方がいるので
その際に、ぜひぜひ、紹介したい、っていうコトだったのです。

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なんていうか、、、、
とっても不思議なご縁。

実はですね、、、、
ISANAの奥様は鹿児島の出身なのです。

でも、そういうコトをまーったく知らずに、鹿児島の方から御連絡を頂くなんて!
とても不思議な縁としか言いようがありません。

うれしいなぁ、、。

そんな訳で、二つ返事で、「も、も、もちろん喜んで!!!」、という訳だったのです。

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さて、、、、
鹿児島に行くコトは、決まったのですが、
いかんせん、こういう展示、みたいなコトは、
ニコはほぼ、したコトありません、、、。

してくれと頼まれる事もなければ、あんまり積極的にしたいとも
思った事もないですから、、、、、。

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でも、今回ばかりは、
なんか、「展示」的なコトをしないとですね、
さすがに飛行機代を払ってもらえないかもしれないので、、、、、

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そんな訳で、
いろいろ迷ったあげく、
これまで撮りためた、、、、、っていうか、僕がムダに撮っている
これまでのいろんな家の完成後のシーンや、そのおうちにまつわる
出来事の写真、などなどに、言葉をそえたパネルをひたすら作って
展示する事にしました。

一部を、紹介しますね。

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また呼んでいただけるかどうか??すら分からない遠く離れた場所で、
はたして何を伝えたらいいかなぁ、、、って思った時に、
こういう形が、いちばんニコっぽいかな、、、と。

おしゃれな外観とか、、、、スタイリッシュな感じとか、、、、。
そういうのが、目的ではないからなぁ、、、。
トウキョウのデザイナーさんだと勘違いされても困っちゃいますしね、、、、。

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そして、
こういう作業をしていると、
あぁ、とことん、僕はケンチクそのものに、興味がないのだなぁ、、、って
コトも、つくづく分かって面白かったです!(笑)

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僕たちが、設計以上に大事にしている言葉やイメージ。

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僕にとっては、これがケンチクです。

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でも、この中のたった一枚にでも、ひと言にでも、
共有してもらえるものがあれば、
距離も、人種も、年齢も、
大人か、こどもかすら関係ないなぁ、、、、、っていうのも正直思いますし、
敷地が大きかろうが、小さかろうが、
家であろうと学校であろうと、街であろうと、飲み屋であろうと、、、、
なんでも一緒にできちゃう気がするのです。

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と、そんな感じでした。
何十枚もあるので、ここでは一部しか紹介できませんが、
そのうち、まとめられたらいいなぁ、、、、と思っています。

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さて、そんな訳で、
伝わったかなぁ、、、、。

いままでのジンセイ経験上、大抵、僕の想いはカラ回りなんですが、、、、、、、、、(涙)


そして、こんなデキゴトがあるのなら、
そのうち、インドから、突然電話があってもいいのになぁ、、、って妄想してしまいます。

なぜなら、ISANAのご主人様は、インド人なんですから、、、、。

posted by 西久保毅人 at 22:00| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月23日

長谷川さんの家ー昼の部

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前回、長谷川さんの家ー夜の部をレポートしたんですが、
今回は、久しぶりな、、、、昼の部。

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そんな訳で先週、雑誌の取材撮影のお話をいただき、
長谷川さんの家に行ってきました!

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玄関入ると、トルソーにかかったかわいい衣服がお出迎え。

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ほーーーんと、
とても楽しんで住んで頂いているというかですね、、、
うかがうたんびに、家が、カスタムされていく感じで、
家が、もう、長谷川さん達の「素材」って感じ!!!

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衣装室は、お洋服屋さん。

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そして、圧巻は、もう、ガレージです。

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「引っ越したら、こういう感じにしたい。」

っていう、イメージはたくさんいただいてたんですが、
引っ越しから、わずか半年くらいですっかり長谷川さんのイメージ通りの
ガレージになっていました、、、。
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すごい。。。

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しかも、長谷川さんちでいまだに面白いなぁ、、
って思うのは、
ガレージのカスタムや、
おおきなバイクをあやつるのが、
男性ではなく、どっちかっていうと、見た目か細い奥様だっていう
ところなんだなぁ、、、、。

ほーんと華奢なのに、世界観はとても男気あふれて、ワイルドで、
僕たちは、とっても大好き。

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と、そんな訳で、
雑誌の取材の人達も、

「、、、長谷川さんち、1回じゃ、もったいないから、
  いろんな特集に登場して欲しいですねっ!」


っていうくらい、
一部屋一部屋、物語があって、ひとつの家じゃないみたいです、、、、ほんと。

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でも、実は長谷川さんちって、
そんなにおおきなおうちではなくて、
そもそも、建ぺい率も、容積率も、
40/80っていう、とてもきびしい条件で計画したおうちでもあるのです。
そういう意味で、数字上の広さや大きさは、あきらめてからのスタートでした。

だから、設計をさせて頂いておいてなんですが、

「、、、おかしいなぁ、、、こんな広いはずはないんだけどなぁ、、、。」

と、自分でも不思議に思っちゃうのですが、、、、、。

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こんな風に、いろんな家に訪れるたんびに
ちかごろ、
ほーんと、家の大きさって関係ないなぁ、、、って思います。

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家の大きさよりも、イメージする世界の大きさ。

それが、僕が言っている「施主力」ってコトかもですね、、。
そして、僕たちの仕事は、その本来みーんながそれぞれに胸に秘めている
「施主力」を存分に発揮できる舞台を作るコトなのかも知れません。

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部屋や場所に、不動産屋さんの広告に載ってるようなnLDKや
何畳、とか、子供室は最低何畳、、、とか。
そんな記号を求めてしまうと、とたんに数字的に狭いとか、広いとか、が
住む人にとっても評価軸になってしまいます。

数字はあくまで、足し算引き算だから、どうしようもない部分があります。

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でも、たとえ6帖でも、ここはバイク屋さんなのだ、とか、
たとえ3帖でも、ここは、お洋服屋さんなのだ、とか。
ここは玄関だけど、街なのだ、、、、とか。

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リビング、ではなく、ここは、多国籍料理の店、Bar de HASEGAWA(バル・デ・ハセガワ)
なのだ、とか、、、(笑)

そんな風に、
正直、なんでもいいと思うんですが、
そういう、

「見立て」

をしていくコトで、
くらしは、とても豊かになっていき、
気持ちは、どこまでも、どこまでも、飛んで行って、
感じる世界はどんどん広がっていくのです。

僕たちは、その世界が無限に広がっていくための、
「加速装置」を作っているのかも知れません、、、。

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長谷川さんちは、家もそうだけど、家にあるモノ達も、
ひとつひとつ、いろんな物語や出会ったエピソードにあふれています。

もしかすると、長谷川さん達に質問したら、
1日くらいじゃ、とても説明しきれないような、たくさんの物語でしょう。。。きっと。

そんな、小さいけれど、たくさんの物語が、
長谷川さんちを、とてもおおきな家に感じさせてくるんだなぁ、、、
と、改めて思いましたし、
この、設計させていただいた家そのものも、長谷川さんの「物語」に
しっかりと参加していくといいなぁ、、、、、、。


、、、、って、、、、。
飲み会編じゃないと、わりかしまじめな内容の西久保でございました、、、(笑)


雑誌は、LIVESさんですが、発売が楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 22:23| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月25日

かけつける、ということ

先週、梅雨の合間のお天気の日。
世田谷で工事中の、前川さんちの上棟式をしていただきました!

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たくさんの職人さん。
水道屋さん、電気屋さん。
遠方からかけつけてくれた御両親。
構造の桑子さん。
総勢、20人以上がかけつけてくれました。

ながーいテーブルも、足りないくらいです、、、。

まぁ、いわずもがな、ニコは毎回、ほぼ全員参加。

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途中、近所に住まわれている前川さんの保育園友達家族も、
お迎え途中に、「おいでおいで」と現場で夜ごはん。

ほーんと、いろんなお友達が、気軽に寄れる家になりそうで、
うれしい限り!

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まだまだ、ウチだか、ソトだか分からないような木組みの中で、
時々、降ってくる雨もまた、心地よいくらい。

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水道屋さんの社長さんが、ご挨拶の中で、

「、、上棟は、マラソンで言うと折り返し地点。」

っておっしゃってたんですが、まさにその通りですねー。

なんとか無事、ここまでたどり着きましたねっ、っていう、達成感と、
まだこれから、いかようにも想像できるという自由と未来。

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いままで模型でしかなかった家のホンモノの現場に、
たくさんのお料理とお酒を持ち寄って
気ままに飲み食いし談笑しつつ、
そんなコトを想像しながら過ごせるっていうのは、
たぶん、ケンチクの仕事の中で、いちばんぜいたくな瞬間なんじゃないかなぁ、、、。

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そして、
これだけ食って、飲んだからには、
この日の楽しさ以上に、
完成したら、もっと楽しい宴会ができるような家にしなくては、、、!!!

と、
ムダに、
さらなる重圧と責任感を感じる日でもあるのでした、、、、(笑)


ほんとに、楽しみです、、、、、、、。宴会。


上棟式も、あと4,5回あっても、僕たちはぜんぜん構いませんけれど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:59| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

ニコニコ不動産

マシューズさんの家の工事が始まりました。

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僕の昔からの自論なんですが
基礎ができた時に、そのケンチクの気持ちよさが決まるって思っていて、
それは、基礎に、そのケンチクの意思が、一番分かりやすく出るからかな、、って思います。

そうじゃない時も、もちろんありますが、
近くの家々、街とどうかかわっていきたいのか?
土を残したいのか、残したくないのか?
周囲の空地とのバランスは良いか?
等々。

とにかく、基礎はしゃべらないけど、そのケンチクのたくさんの意思を
伝えてくれます。


そんな訳で、マシューズさんち。
実は、もともと敷地に、数本の木々が残っていて、ぜひぜひ残したい、っていう
マシューズさんの意思をうかがって設計を始めました。

購入した土地なので、その木々はもともとマシューズさんのものでもなくて、
前の家の人が庭木にしていたものでしょう。
松や紅葉があったりするから、もしかしたら和風のお庭だったのかも知れません。

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ともかく、そういう木々を残しながら、よけながら
設計をさせて頂いたのですが、そんな風に出来上がった基礎は、
そういう意思を伝えるように、蛇行しながら地面に現れてきました。

基礎が現れてみると、実は、その建てずに残した場所が、
近隣の小さな抜けや、庭と、実はつながって存在しているコトが
浮き彫りになってきて、ちょっと感動!

街の魅力とつながって、想像以上にいい家になるコト、間違いなしですっ!


ちょうど、まったく同じコトを、今工事中の小川さんちでも感じたんですが、
小川さんちも、実は、もともと生えていた大きな木を数本残して計画したんですが、
木を残したコト以上に、その木が生えていた場所が、
実は、近隣の庭や、植物、街の抜けと連続していたりして、これって偶然でもないのかもなぁ、、
と、最近考えるようになりました。

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そもそも、大きな木が生えて育っている、っていう事は、
そもそも、その場所が日当りが良かったり、街の中での風通しが良かったり。

きっと、敷地ではなく、街の中で、
環境のよい場所だったのでしょう。

そして、自分の敷地の庭も、逆にいえば、近接する家々の庭や空地と連動して、
あちらの家の環境も良くしていたのでしょう、きっと。

だから、何十年も、木が生えているっていうコトは、
逆にいえば、何十年も、その場所が街の中でのいい場所だった、っていう、一番信頼性の高い
情報を、その木々は、伝えているのかもなぁ、、、、って思うのです。

だから、その木々を残せば、多少設計はへたくそでも、自動的にいい場所になるよ、っていう、
メッセージなのかも知れません。

、、、、て感じで、
施主力8割だけでなく、
今後はさらに、プラスして土地力も2割加えていけば、
設計力は、0でラクチンになるなぁ、、、、。


と、そんな自分がラクすることばかり考えていたら、せっかくなら
不動産屋さんも、こんな感じで土地を売ればいいのにっ、て思いつきました!

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「植木付き分譲地」です。
大抵、街の中で、小割にされて売られる分譲地って、
もとは、大きなお屋敷であるコトが多いのです。

まぁ、それはいろんな事情があって仕方がないとしても、
全部更地にしなくっても、、、、、っていつも思います。
特に、そういうお屋敷って、大きな立派な木が生えてるコトも多いですし、、、。

だから、古い家は、解体しても、木はできるだけ残して分譲するっていうのはどうでしょう?
その方が絶対価値があると思いますし、
木をよけて建てる、っていうルールだけあれば、誰が設計しても
気持ちのいい家になるのでは、、、、??って、まじめに思うんですけど、、、、。


不動産屋さん、始めようかなぁ、、、、植木付きの。
スポンサー、募集中です!(笑)
posted by 西久保毅人 at 00:14| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月10日

トウキョウ建築賞

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その日は、どなたが飾ってくれたのか分かりませんが、
ISANAにいくと、郵便ポストの上に、一輪のかわいいらしいチューリップが
お出迎えしてくれました。

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そうそう、実はこの日は、4月初旬の、とても天気のいい日で、
バシストさんが、この日何度目かの、打ち水をしてくれていましたので、
ちょうどいい具合に、地面が湿って、植物達もいきいきとしていました。

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実は、「東京建築賞」っていうのがありまして、
40年の歴史ある賞で、今年は第40回。
その現地審査の日。

この賞の特徴は、完成してから、1年以上経過している建物という条件であるという
コトと、
建築賞、っていうように、住宅や、共同住宅だけでなく、
学校や、幼稚園や、教会や、役所や旅館や、、、、、っていう、
ありとあらゆる分野や規模のトウキョウ近郊の建築のなかから選ばれる賞、っていうコトでした。

そんな中で、約3年たったISANAは、共同住宅部門でノミネート。

でも、こういう賞だと、大きさも、何百uのものもあれば、何千uのものもあるはずで、
そんな中では、ISANAは、たぶん、一番ちびっちゃいと思われたんですが、
なんとか予選を勝抜いて、現地審査でした。

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、、、まぁ、いつものごとく、
僕らごときの身分では、
お会いしたコトもない、でも名前は存じ上げている、、、、という
審査員方々数人がいらっしゃる訳なので、、、、、、、

しかも、1時間から2時間くらいは、見る予定です、、、って、事前に言われてたんですけど、
それはたぶん、何千uのケンチクを見る時間であって、
こんなに小さいときっと思ってないだろうなぁ、、、、と思いつつ、
説明って言われても、そんなに話すコトないですし、
沈黙したらどうしよう、、、、とか、、。

もう、困った困った、、、、、って思ってたんですけど、、、。

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ですけど、もう、、、、、


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ハイッ、

ニコの話のオチは、
もう、聞き飽きたってくらい、いっつもワンパターンで
申し訳ないんですけどね、

この時や

この時や、

この時や、

この時や、、、、、。

、、と、例をだすときりがない、、、、というか、
いかに僕が大一番で何もしてないのが、バレバレなんですけど、、、。

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で、今回もですね、、、、
もう、オーナーのバシストさんの入れてくれるチャイが、
審査の雰囲気をほんわりとやわらげてくれて、
さらに、バシストさんの、家づくりの物語、故郷インドの風習の話、
そして、日本のこのISANAでの、家族と住人の方達との素晴らしい物語を
とても実感のこもった言葉で、ユーモアを交えながら話して頂いてですね、、、、。

とても、にこやかで、あっという間の審査時間にしていただきました。


、、、、、ええと、いつものごとく、僕の出る幕なし、、、、ていう訳でした、、、。(笑)


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、、、、、そんな訳で、
まわりに甘やかされ過ぎて、
僕のトーク力は、
いつまでたっても、成長しないんですけど、、、。


、、、、、、でも、
それは、、、、

信じられないと思いますが、本当は演技で、、、、、

僕的には、試合中にワザと9割存在感を消してる、メッシのようなつもりなんですけど、、、、


、、、だらーーーっと、何にもしていないようなフリをしながらも、
常に全神経をフィールドの隅々までにはりめぐらせ、一瞬のプレーで
決定力のある働きをする、佐賀生まれのメッシと呼ばれているんですけど、、、、。

、、、、、、、しーん。

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、、、と、それが、4月のデキゴト。

そして、ずいぶん時間がかかったんですが、
実は、先週、そんなバシストさんのおかげで、賞をいただくコトになりまして、
表彰式にみんなで行って来たのですー!
.
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結果は????
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じゃーん。

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なんとですね、
ISANAは、ありがたいコトに、
なんと、共同住宅部門で「最優秀賞」をいただくコトになったのです!!!!

しかも、他の受賞者には、竹中工務店とか、久米設計とか、、、、。
大学生の頃のアホな僕にとっては、就職どころか、面接を受ける権利すらなかったような、
あまりに図々しすぎて、申し込む気すらおこらなかったような、そんな会社が並んでいてびっくり、、、。


とても嬉しいというか、恐縮してしまう、、、、というのが正直な感想でした。
そして、時々、書きますが産まれてこのかた、
一番とか、一等、とか、「最」っていうような字に縁がなかった僕にとっては、

、、、、、、オンナの人に「最低」って言われたコトは何度かありますが、、、、。


ジンセイ初の、「最」優秀賞になりました!!!

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でも、
ほーんとにですね、
賞の在り方上、設計事務所が代表していただく訳ですが、
前述したように、ほぼ、9割は、バシストさんご家族の賞みたいなものです。

それと、工事をしてくれた山縣さん。


ニコは、、、、、、、、、、、メッシですから。


でも、こんな風に、この3者のうち、一者いなかったら、、、、
違ったら、、、、。

絶対に生まれないケンチクという世界。


だからケンチクは、楽しいなぁ、、、、と心から思います。
この楽しさは、学生時代はまったく分からなかったなぁ、、、、。

そんなコト、教えてくれませんし、、、。

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と、
長くなりましたが、そんな表彰式。

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あまりに不慣れな舞台に、
最初、みんな緊張気味でしたが、、、、、、。

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まぁ、結局、
二度とないから、食わなきゃ損々。

と、まぁ、
どこにいっても、
食い散らかして、
飲み散らかすコトには、変わりはありませんでしたとさ。



まぁ、しかし、
佐賀人と、インド人と、鹿児島人が描いたケンチクが、
トウキョウ建築賞の「最」優秀賞とは、、、、、。

まだまだ、世の中、捨てたもんじゃないな、って思うのです。
posted by 西久保毅人 at 21:38| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日

マシューズさんの家の上棟と上棟式

夏真っ盛りのカンカン照りの先週末、
マシューズさんの家が上棟しました。

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暑すぎて、外にいるだけで汗が吹き出るような、そんな日。
職人さん達も、一日で真っ黒です、、、。

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夏の現場は、もう、夏っ、て感じで、
それはそれで冷たい飲み物がおいしくて、
もう、みんななりふり構わずに楽しいところもあるんですが、
それにしても暑すぎです、、、、、。


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しかし、おかげで現場に行く度に
まわりの植物も大きくなっていて、
この木の骨組みと、もともとあった植物達が
絡み合うような姿は、とても素敵だなぁ、、、、と
思うんですけど、

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「あんまり伸びてたので、木、少し切りましたよー。」

とのコトでした。

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さて、それから1週間後の、
そんな日とはうってかわった台風前の週末。

屋根までかかったところで、上棟式をして頂きました!

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雨の日、っていうより、台風前らしく、
ザーッと降ったり、やんだり、、、、。

夏の雨の気持ちよさを楽しめるような、そんな日。

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「僕たちの結婚式も、こないだの上棟式も雨でしたよー。」

と、マシューズさん。

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ほっ、良かった、僕が雨男じゃなくて、、、、、。(笑)

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僕たちにとっては、こんな上棟とか、上棟式をすることとか。
結構、あたり前だと思っているんですけど、
マシューズさんが出張中に、アメリカの人にこの上棟の工事映像を
見せたところ、

「、、、これは、いつの時代??ホントに現代??」

と、驚かれたのだそうです!

アメリカの工事風景は想像つきませんが、そんなに違うのかなぁ、、、、?

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しかし、こういう上棟式そのものも、
トウキョウではほとんどやらないコトが多いらしく、
「こんなに盛大にやるの、最近ではニコさんだけだよーっ。」
と、どこいいっても職人さん達に言われるんですけど、
そんなものなのでしょうかね、、、、最近のニッポン。


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ニコでは、いよいよ榊さんまで上棟式で焼き鳥焼くようになり、
すくすくスタッフ一同、成長しているんですけど、、、、、。

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そうそう、先週から高知県から研修に来ている大森くんも、
上京早々、こんな上棟式に参加できてラッキーだなぁ、、、。

大森くんは、この後、歌まで歌ってくれました!

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そして、子供達!

子供達にとっては、やっぱ、工事現場はワクワクするよねー。


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たとえば、ドキドキした!とか、

焼き鳥おいしかった!とか、

酔っぱらったおやじどもが気持ち悪かった、、、、、とか。

どんなキオクでもいいと思うんですが、
立場や、年齢や、国籍。
そんなものをいったん忘れて、
ともに作るあげる場所で、一緒に飲み食いして、

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笑って、話して、気がつくと日が暮れていく。

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そういうひとつひとつが、愛着に変わっていくんじゃないかなぁ、、、。

と僕は思っています。

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最後は、子供達も、みーんな打ち解けて仲良くなって。
ケンチクは、大人がつくるものだけど、
子供達のためにあるのだろうな、、、きっと。

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さて、これから現場、いよいよ本番です。
完成まで楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 22:40| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月22日

ナショナルフォトグラフィック

先日の、いいお天気の日、
飯島さんの家の、雑誌の撮影に立ち会ってきました!

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飯島さんちに限らず、いろんな取材に立ち会うのですが、
その都度、いろんなカメラマンさんに出会います。

写真の詳しいコトはよく分からないので、
僕が言うのは失礼ですが、
いい雰囲気で撮影して頂いてるなぁ、、、、っていうのは
なんとなく感じます。


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なんていうか、、、、、、、。

撮らなきゃいけないから撮る、っていうより、
撮りたいから撮る、っていうようなコト。

しかも、なんて言うか、、、、
ケンチクの仕事だからケンチクっぽく撮る、っていうよりも、
その場の空気を撮る、、、、、みたいな。。。

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なんか、
森の中でそーーっと野生動物を撮影するみたいな、
ナショナルジオグラフィックの撮影に立ち会っているような、、、、

そんな感じ。


、、、、、最後は茂みの中まで入って撮影されていたから、
余計そう感じたのかも知れませんが、、。

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そんな、、、
ちょっと素敵な空気感をまとったカメラマンさんでした!

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撮られた写真はぜんぜん見ていませんが、
きっと素敵な写真なのだろうなぁ、、、、、。

楽しみです。

posted by 西久保毅人 at 22:17| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月30日

渡辺さんの家

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2014年09月08日

鴻巣さんちの撮影!

さてさて
最近いろいろ盛りだくさんで、書きたいコトもたくさんあるんですが、、、、、。


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最近、トウキョウはなんだか肌寒い日も多いんですが、
そんな合間のとっても天気のいい日、
かれこれ2年前にできた「鴻巣さんち」が雑誌の取材をしていただく日でした!

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雑誌の取材って、実はとても縁やタイミングのもので、
紹介したいなぁ、、、と思っていても、お休みとかのタイミングがあわなくて実現しなかったり、、、
雑誌社さんも締め切りのある仕事なので時期が合わなかったり、、、。
と僕たちの意志だけで実現するものではないので、
そういう日に、とっても天気がいいとめちゃくちゃ嬉しいです。


そう、なにより、設計させて頂く家々は、
なにを隠そう、僕たちのモノではないのですから、、、、。


そして、なにを隠そう、ニシクボさんは、
HPの更新をなかなかしませんから、、、、、(汗)


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そんな訳で、よーやく実現した鴻巣さんちの取材!

ニコのお客様のご家族にも、鴻巣さんちはとても人気者なので、
喜びもひとしおでした!

そういえば時間のたつのも早いもので、
思い返すと
実は家づくりの一番最初は、御夫婦おふたりのための
家づくりだったんですけど、工事中に3人家族になり、
つい最近、4人家族になり、、、、。

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と、そんなおめでたい時期の晴天の日に
撮影なんて、とても良かったなぁ、、、、と思いました。
きっとご家族にも、いい記念になったのでは、、、、。

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黒板の壁も、もう
学校の教室のように使い倒されて、
すごーく、いい味になっています。

ここで、子供の寺小屋でも始めたらいいのに、、、、。


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そんな訳で、できた時よりも
ますますパワーアップした感のある鴻巣さんの家。

子供達の成長も楽しみです!!
posted by 西久保毅人 at 22:03| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月09日

三輪さんの家、Beerフェスタにのっかって、、、、。

先週末、三輪さんの家の入居後オープンハウスをしていただきました!

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、、、、といっても、今回
入居後オープンハウスって言ってるのは僕達だけで、
三輪さんちができてから、恒例になった、Beer フェスタのお誘いがあってですね、、、

「、、、僕たちはもちろん行きます、行きますっ!
 で、、、、、。
 
 お誘いに乗っかってすみませんが、せっかくなので、
 ニコで今、設計中とか工事中のご家族を招待してもいいですかー??

、、、、、いいですよね??」

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と、そんな僕たちのむちゃぶりを、ニコの荻窪営業部長、三輪さんがこころよく
引き受けていただきましての開催でした!

なので、正直
あの人もこの人もーっ、って感じなのですが、
ご契約進行中のお客様で、三輪さんち見たコトない方、
ニコの実例をご覧になったコトのない方、
ちょうど、工事中で、これから仕上げを決めたり、、、の方、
等の数組を泣く泣く限定案内させて頂きました。

ご案内できなかった方、次回はぜひ!

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もちろん、三輪さんち主催のBeerフェスタなので、
三輪さんのお友達やその子供達も混じって、
思い思いに、三輪さんちを堪能しつつ、
自分ちでは、こうしたいなぁ、、、って想像しつつ、
お酒を飲みつつ、、、、。

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そして、説明はといえば、
荻窪の渡辺篤史、三輪部長が、いろんな設計中のエピソードや
ニコのいいかげんなところまで、事細かに説明していただき、
僕たちは、いつもの通り、飲んで食べるだけ、、、、。

さすがです、部長!

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最近、三輪さんちに限らず、
ニコの家に住んで頂いているご家族の御厚意で
こういうイベントを時々させて頂いています。

独立して、10年以上たって、ようやく、って感じです。。。

むかーし、独立した頃、
僕がいつもあたふたと完成直後のオープンハウスを
させて頂いているのを垣間みて、
僕の、大好きな先輩が、

「ニシクボーっ、あのさ、本当のオープンハウスっていうのはさ、
 家を開くって意味だろ??

 家ってのはさ、、、、生活がなきゃ、家じゃないだろ??

 だから、本当のオープンハウスってのはさ、、、、
 入居前じゃなくて、入居後の落ち着いた頃にやるべきだと俺は思うよ。
 ホームパティーみたいにさ。。。。」

と、お酒をご一緒するたんびに、いーっつも言われててですね、、、
そのたんびに、ムカつきつつ、、、、(笑)
そりゃぁ、そんなコトができたら理想だけどさぁ、、、、
そんなに甘くはないですよー、現実は、、、、。

って、思ってました。

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でも、、、、いつかできたらいいなぁ、、、そんな夢みたいなコト。

って、ひそかに思っていたんですけど、、、、。


三輪さんちで、自分ちのように飲んだくれながら、
その先輩が言ってたオープンハウスって、
きっと、こういうコトなんだろうなぁ、、、って、
しみじみと思いました。

やっぱ、いいなぁ、、、。

うれしいなぁ、、、、、。

ほーんと、三輪さんはじめ、ニコの家に住んで頂いている
皆さんに感謝感謝です!

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さて、とはいえ、、、、

新しい家のオープンハウスも、もちろん今後やりますよー。
って、
実は、
来週からお知らせ始めますが、
9月、10月で、4件程開催予定!

敷地も、場所も、大きさも。
ぜんぜん違いますので、お楽しみに。。。。

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さて、
そんな、
のんだくれの大人達の子供達。

ひそひそと何をしてるのかなぁ、、、と思ってたら、
子供達は、子供達で、
自分達の場所を見つけていましたよ!

三輪さん、ありがとうございましたー。
そして、ごちそうさまでした。

posted by 西久保毅人 at 23:00| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月11日

パリへーまずはコートからー

ありがたいコトに、いろんな雑誌に掲載していただいています。

これは、ミセスという女性誌の現在発売中の11月号。
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その中の、キッチン特集っていうコーナーに、
飯島さんちを取材していただきました!
飯島さんちは、ニコ最小、ってくらい小さな小さなおうちなんですが、
反面、料理はプロ級!
だから、飯島さんのこだわりの機器や料理風景を取材して頂きました!
キッチン、大きければおいしい料理が作れるって訳ではありません。

そういえば余談ですが、
僕はいっつも外食の時、気にして見てるんですが、
おいしい料理屋さんであればある程、
キッチンが最小限で、ビックリするくらいスッキリしているコトが
多くないですか??

プロってそういうコトなのかなぁ、、、、。

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そんな訳で、まぁ、、僕は単なるおまけなんですが、
食べにいったら、写真撮ってもらいました!


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そして、これは、韓国の住宅雑誌。

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これには、鷲巣さんの家を掲載していただきました。
偶然にも、飯島さんちと形が兄弟のような鷲巣さんち。

時々、外国の雑誌社さんからこうやって掲載の依頼があるんですが、
言葉もよく分からないですし、ホントに掲載されるのかなぁ、、、?
と半信半疑なんですが、、、、

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無事に掲載していただいたようで、本が届きました!
ただし、何が書いてあるのかは、、、、、、、

さっぱりわかりませんが、、、、(涙)

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そしてこれは、
住まいの設計という雑誌のこれまでの記事をまとめた
ムック本というものです。

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この中に、「ニコ設計室の方法」っていう、
数ページにわたって数件のおうちや僕たちが大事にしている考え方
などをまとめて載せて頂きました!

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さて、
今月は月末にまたいくつか掲載して頂く予定があります。
その中で、9/20発売の「住む。」っていう素敵な季刊誌があるんですけど、、、、、。

実は、今季秋号は、「家と街のあいだに」っていう特集! なんです。

まさにニコっ!!ていうテーマというか、僕がずーっと家づくりを通して
いつも考えているコトを代弁するような言葉なんですけど、
そんな気持ちが、ぴぴぴぴぴーっと伝わったのか、
編集長さんより

「、、、そんな訳で、今回は、写真、文章、スケッチ、すべて西久保さんに、、、、、。」

という、スペシャルむちゃぶりオーダーをいただいてですね、、、、。

まぁ、そんな依頼、とても嬉しいコトは嬉しいんですけど、
、、、、、、職種、完全に違うんですけど、、、(笑)

と、そんな訳で、とても大変ではあったんですが、
「家と街のあいだに」というテーマで、尾曲がりさんち飯島さんち山崎さんち
3つの家の物語を書かせていただきました!

恥ずかしながらも、発売された暁にはぜひ、ご覧下さい。

そんな訳でですね、、、、
いつもお世話になっている
ライターの方や、写真家の方や、編集の方の大変な苦労が
一気に身にしみた今日この頃でございましたとさ!

料理も、本も、ケンチクも。
なんでも作って人前に出すっていうのは、、、、、大変ですねー。
posted by 西久保毅人 at 21:00| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月13日

オープンハウスのお知らせ

先日書きました通り9月〜10月にかけてはオープンハウス月間!

まずは、来週の9/21(日)に、杉並区で設計をさせていただきました「中島さんの家」
のオープンハウスです。


まえにこんなコトを書きましたが、わんぱく盛りの3人のお子さんのいる、若いご家族のためのおうちです。


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敷地は、70uほどの結構交通量のある角地。
角地は、いい面もたくさんあるんですけど、やっぱり生活するとなると
まずは、暮らしを守る必要があります。

とくに、わんぱく盛りの子供たち、すぐ飛び出しちゃうし、、、、。

だから、子供達をてきとーに放っておいても安心できる器でありつつ、
やっぱり、あぁ、いい街の中に住んでいるなぁ、、、っていう
気持ちはシキチを飛び越えて、街とつながっていく。

そんな、両面をもった角地でのくらしを設計させて頂きました!


それと、ニコの新鮮な試みとしては、
どうしても、設計をしていけば行く程、
素材にこだわればこだわる程、コストが高くなってしまって
ついつい家の値段が上がりがちで良くないなぁ、、、、っていう
日頃の想いもあり、
もう少しカジュアルにニコの家ができないものか、、、、?
っていうもんもんとしたコトを考えていましたので、
ちょうど、中島さんの想いとも重なり、
少しローコストにできる事を意識しながらも、
僕たちがいつも考えているコトを実現できるような
仕様や設計を御提案させていただいたおうちです。


さて、明日は恒例のセルフペイント!
少しずつ、家が僕たちの手元から、中島さんちになっていく、、、、
そんな瞬間です。

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そういう意味では、これからの4つのオープンハウスは、
シキチの大きさも、ご予算も、立地条件も、御要望も、工務店さんも、ニコの担当も!
面白いくらいに違うおうちなので、それぞれ僕たちも楽しみなのです。

ちなみに、こんな感じ。

9/21(日)  中島さんの家  杉並区  シキチ70u、  延べ床面積64u
10/4(土)  坂巻さんの家  埼玉県  シキチ313u  延べ床面積111u(うち30uは将来お店)
10/11、12  小川さんの家  調布市  シキチ301u  延べ床面積175u(うち42uはガレージ)
10/26(日) 前川さんの家  世田谷区 シキチ101u  延べ床面積80u


そんな訳で、
いつものように、内覧をご希望の方は、こちらまでお問い合わせ下さいませー。
posted by 西久保毅人 at 23:10| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月19日

シュウカツ

さて、今週日曜日は、「中島さんち」のオープンハウス!

いろんな方にお問い合わせをいただく中に、
なつかしく、とっても嬉しいご報告がありました。

もう、かれこれ8年前に設計をさせていただいた泉水さんからなんですが、


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お引き渡しから、はや8年、
大きくなったお子さんが、なんと、

「今年の夏休みの自由研究に自分ちの模型を作ったんですよ〜!」

とのコト!

写真も送ってくれました!
感激ですー。

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すごーくリアルに作ってくれていて難しかったそうで、

「これ考えた人と作った人、すごいねー。」

とのコト。

まあね、、、、、。
まぁ、気づくの遅いけどねー!

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しかし、この8年後、っていうのが、
なんとも嬉しいじゃないですか!

8年て、ほぼその子にとっては、ジンセイのほとんどな訳で、
それはもう、「日常」だったり、「あたりまえ」だったりするような時間。
そんな歳月の後に、
模型を作ろう、って思ってくれるなんて!

なんだか、おじさん、素敵なプレゼントをもらったような気持ちでした。

、、、当時は僕もまだ、ギリギリお兄さんだったような気がしますが、、、、。
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でも、泉水さんちに限らず、今年は工事中のマシューズ家でも、
自由研究は、自分の家の工事中の模型。

これも見せてもらいましたが、もう、お母さん譲りのとても精密な模型!

実は、僕も独立してかれこれ、10数年たつので、
最近では、お子さんが就職したり、大学に行ったり、進路を考えたり、、、、っていう
ご報告もいただきます。
中には、住宅、建築系に進学したり、就職したりっていう
子供達も実は、ちらほら出て来ていて、そのジンセイの進路に、
少なからず住んでいる家や、工事中の思い出、現場の記憶みたいなものが
影響しているのを聞くと、とても嬉しく思います。


実は来週からまた、大学の後期の授業が始まるんですが、
何も学校で教えるコトだけが、
ケンチクの楽しさや魅力を伝える手段ではないんだよなぁ、、、というコトを
つくづく思うのです。


さて、そんな訳で、中島さんち。

もう完成しちゃうんですが、
中島さんちの子供達は、実はとても絵が好きで、
いっつも、事務所の打ち合わせの合間にずーっと片隅で絵を描いててですね、、、

見ると大抵、色鉛筆で模型を見ながら自分の家を書いてて、
とても上手で感心してたなぁ、、、と打ち合わせの頃をなつかしく思います。


現場もたくさん来たし、
現場で御飯も食べたし、
自分で壁にペンキも塗ったし、、、。

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いつか、この子達も、
模型を作ってくれたら嬉しいなぁ、、、、。


そのうち、ニコで働きたいっていう、子も出てくるかなぁ、、、、?

もう、こちらはウエルカムウエルカム、な訳ですけど、、、。

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と、そんな訳で、
今週末、オープンハウスな訳です、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:19| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月28日

オープンハウスのお知らせでーす!

こんにちはー。

今週末、10/4(土)に、
埼玉県比企郡、という場所で、オープンハウスをさせて頂きます!

「坂巻さんの家」

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ニコで初めての自然素材の外壁や屋根材を使わせていただいたりして
のんびりした風景の中で、のんびりとした、たたずまいのお家になりました。


例えば、本物の焼き杉の外壁(触ると炭がつきます、、、焼き杉だから。)
例えば、シダーシェイクっていう木の板で葺いた屋根(そのうち、苔むしていきます、、、木だから)
そして、2本のえんとつ。

自然の中で朽ちていくコトそのものを、
楽しめるようなそんな素材達。

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しかも将来お店になるスペースと、自宅という
お店の顔と、家の顔、両面を合わせもった住まいです。


人も、ケンチクも。


二面性がある、っていうコトが、きっと暮らしを豊かにしたり、
街や人と繋がっていくきっかけになるのでしょうねー。


と、そんな訳で、まずは、告知まで、、、。

お問い合わせはこちらまで。

posted by 西久保毅人 at 14:25| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月29日

ブルーハーツ日和

今晩はー!ザ・ブルーハーツです!

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さて、、、、。

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先週末、雨の予報もなんのその、
好天の青空の中、「中島さんの家」のオープンハウスをさせて頂きました!

お天気も良かったのと、久しぶりだったのもあってか、
100人以上のご来場をいただき、とても楽しい一日でした。

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さて、見ての通り、「中島さんの家」は、角地に建つ家です。
視線の集まる、僕のもっとも、苦手な、、、、、、。

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、、、、て、
事あるごとに、いーっつも言ってる割には、なぜか
角地の御依頼もとっても多くてですね、、、、、

みなさん、ドSですね、、、、、と思う今日この頃。。。。

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もう、同じ敷地条件がないように、同じ角地っていうのはありません。
なので、設計する機会を頂くたんびに、あれこれと考えるんですが、
とにかく、家である以上は、暮らしを守る、っていうコトが
まず、最低限、家に求められる性能になります。

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じゃあ、壁で囲い込んじゃえばいいじゃーん、
ってなりがちなんですが、それだと、なんていうか、
せっかくの二面接道した気持ちのいい場所に住む楽しみが半減っていうか、、、、。

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そうそう、
角地の何が難しいって、実は角地って、街の中のへそのような場所で
とても好条件がそろっているのだけれど、
なんていうか、ネタが良すぎて、調理しづらいっていうか、
素材の味を生かすのには、こっちの絶妙な火加減、さじ加減が必要で、
そこを上手くしないと、
じゃあ、安い肉でも良かったじゃーん、ってなっちゃうという、
あからさまに、こっちの腕を試される場所なんじゃないかなぁ、、、、って
思うんです、、、。


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だから、苦手。
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そして、たったひとつのおうちなんだけれど、
たくさんの目にふれ、
近所のおばあちゃん達に、

「昔はこの街も良かったのにねー。」

なんて言われちゃうかも知れませんから、さらに責任重大な訳です、、、。

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でもね、、
もし、とっても上手にできたらきっと、
そこに住む中島さんご家族だけでなく、日々通り過ぎる子供達や街の人、
いろんな街の人達も、ちょっとハッピーな気持ちになって、
いろんな人と家ができた喜びを分かち合えるのではないか、、、、っていう
そんな大きな可能性も秘めているのであります。

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つまりは、
中島さんにとっての快適さと、
街の人達にとっての快適さ。

その両方をつかまえて初めて「できて良かったねー!」ってなる訳です。

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でも、そういう小難しいコトを考えてるって言うよりも、
どんな家づくりもそうですが、
街と家をつないでくれるのはいつも子供達。

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中島さんちも、わんぱく盛りの3人の子供達がいて、
まずは、その子達が、道路に飛び出して危なくないか、、、、とか、
とはいえ、子供達の友達や、ママともたちが遊びに来やすい家がいいな、とか、
たくさん友達がきても、
季節折々、

昼は昼で、

夜は夜で、

いろんな楽しみ方ができたらいいなぁ、、、、、とか。

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結局は、
そんな日々起こるであろうたくさんの日常の出来事が楽しくなるように。

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中島さんちの子達が、地域のなかで安心して愛されていきますように。

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お父さんが、家に帰るのが楽しみになりますように。

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お母さんが、忙しい家事の合間にも、
ふっと空を見上げたり、風を感じたり、木々のうつろう光にホッとできたりして、

「あぁ、この街に住んでほーんと良かったなぁ、、、。」

って思えますように。

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ていうようなとても普通日常の先に、きっと僕たちの描きたい風景があるのだろうなぁ、、
といつも思いますし、
そういうコトを、考えれば考える程、

「家と街のあいだの場所」

の、ちょっとしたデザインが大切なのだなぁ、、、、って思うのです。

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さて、
今回も、いろんな方に見に来て頂きました。

初めてお会いする方から、
今、まさに設計をさせて頂いている方。
もう、ニコの家に住んで頂いているご家族。


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そんな中で、山崎さんなんか、これから設計をさせていただくご家族に

「ニコの使用上の注意あれこれ」

を説明していただいたり、、、、。

「、、、、先輩ぶって、いっぱい話しちゃいましたー、、、、。」

っておっしゃっていましたが、
ほーんとこういうのが、いちばん嬉しいですねー。

できれば、毎回、レギュラー出演でお願いします、、、。

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だって、そんなの、ネットでどんなに検索したって
ぜったい分からないコトですし、いいコトも悪いコトも、
まさに、そのまんま、でしょうから、、、。

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そして、あと嬉しかったのは、

「ニコさんのおうちって、写真で見るより実物のほうがずーっと良くて安心しましたー。」

っておっしゃる方が、たくさんいらしたコトかなぁ。。。


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まぁ、写真てほとんど僕が撮ってるから
伝える能力に限界がありますし、、、、、ってのもあるけれど、

でも、これって、実はすごーく昔から言われてたコトでもあって。。。。


「、、、ニシクボっちの作るものってさぁ、、、その場に来たら良さが分かるんだけど
 写真で伝わりにくいから損してるよねー、、、。」


って、いつもアドバイスをくれる構造設計の名和さんにも、
いっつも言われてたんですよねー。昔から。。。。

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ケンチクって、
持って歩けないからですね、、、、
写真で伝わるかどうかって、実は結構重要な面もあるのです。


そして、世の中には、写真で伝わりやすいケンチクっていうもの確実にあって、
うらやましいなぁ、、、って思ってみたりしつつ、
でも、僕の頭の中、そもそも分かりにくいメンドクサ構造システムだし、
写真だってなかなか選べなくてこんな感じだし、、、、
うーん、こればっかりは、どうしようもないなぁ、、、、、、。

お笑い芸人にもいますよねー、
ライブは面白いのに、テレビではいまいち、、、、、的な、、、。

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と、そんなコトを、ウジウジ考えてた頃もあったんですけどね、、、、。


最近はもう、40過ぎたし、吹っ切れまして、、、、



そう、気持ちはブルーハーツ!!!


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リンダリンダな気分なのです。。。。

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でも、それでも、
なんとか、手に入れたいと思う。

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いつか手に入れられたらいいな、って思う。

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だから僕は、シャッターを押す。

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だから、僕は、シャッターを押す。









、、、て、そんな訳なんですが、
中島さん、ありがとうございましたー。
また宴会しましょうねー。


そうそう、週末はコレです。
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posted by 西久保毅人 at 19:42| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月02日

土曜日はオープンハウスです!

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屋根にものれるし、お店もあるし、、、。

これ、自分ちにしたいなぁ、、、、って思いました、、、。
事務所兼、自宅。

、、、、、、、、坂巻さんの家ですけど、、、(涙)

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お問い合わせはこちらまで。
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2014年10月05日

今週末のオープンハウスは、、、??

さーて、
今週のオープンハウスは??





キクチです。

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もー、毎週毎週やんなっちゃうわー、、、、って冗談ですけど、
なんと今週のオープンハウスは、なんと久々の2日間の拡大版!
天気がいいといいなぁ、、、。

小川さんちは、ガレージがあるから、ガレージセールやるってウワサも、、。
大森くんのライブもあるかな?

さーて、次回は、

ホソダ、鍋焼きうどん。
キクチの金魚すくい。
サカキ、子煩悩。
ニシクボ、ウシに踏まれる。。。

の4本、スペシャル版でーす。

今週もまた来て下さいねー。

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せーの、

じゃんけんぽん。



、、、、てな訳で、お問い合わせはこちらまで。
posted by 西久保毅人 at 21:57| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

はじまりのこと

さて、週末は、小川さんの家のオープンハウスです。


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よくよく記憶をたどると、
初めて小川さんとお会いしたのは、三輪さんちのオープンハウス。

めずらしく営業部長、三輪さんから、

「オープンハウス、行きますよーっ。」

って、連絡頂いたりして、、、、、。


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たぶん三輪さんは、そういう経緯をご存じないので、
こういう偶然のめぐり合わせはとても嬉しいです。。。。

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お引き渡しに向けて、改めて最後の図面を描きながら、
いろんなコトを思い出します。


たいていは、はじまりのこと。


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週末、てんきがいいといいなぁ。


そしてまた、


いろんな偶然に出会えるといいな。
posted by 西久保毅人 at 13:17| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

名前のない場所

さて、時間は少しさかのぼり、

先週末、
埼玉県で設計をさせて頂きました「坂巻さんの家」のオープンハウスを
させて頂きました!


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ちょっと不便な場所で、車じゃないと行きにくいところだったので、
来てもらっても2〜3組かなぁ、、、と思っていたんですが、
たくさんの方が見に来てくれて、子供達も楽しそうで、
のんびりと、とてもいい時間の流れるオープンハウスでした。

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結構、電車とタクシーでいらっしゃる方もいて、
最後の方は、駅前のタクシーの運転手さんに、

「あーぁ、あのちょっと住宅っぽくない変わった家でしょ??」

と、言われるくらいになっていたそうです!(笑)

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「将来、家でお店をしたくて、、、、」

ていう要望だけが少し変わっているだけで、
他は本当にごくごく普通のご要望でできたプラン。

ただ、お店をしている時に、あんまり生活を見せたくないだろうし、、、とか、
とはいえ、お店の客さんにとっても、のんびりとくつろげる方がいいし、、、とか、
その両面を実現できるように、
ながーい平屋のお店部分と、
ころっとした2階建てのお家をくっつけたようなシンプルなプラン。

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なのですが、来る人来る人、


「、、、で、この場所、何ですか?ナニする場所ですか?」

って聞かれるコトが多くて、なんか、面白かったというか、
意外だったというか、、、、、。

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それはこの、インナーテラスとかって、てきとーに
呼んでいた場所。

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まぁ、
屋根があるテラスだから、インナーテラスでいいんじゃん、
っていうそれだけの場所なんですが、
お店のお客さんがくつろいでもいいし、
お店やってない時は、子供達が遊んででもいいし、
しかも、こういう場所があるだけで、ちょっとお店と家のゆるい境界ができたら
いいな、、、、とか。


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そんなコトを考えてもうけた場所なので、
何の場所とか、名前とか、
あるようで、ない場所。

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でも、できあがってみると、
なんだかよく分からないけれど、
とても気持ちのいい場所。

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「沖縄そばでも食べたいよねーここで。」

とか、想像してしまうような場所。


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それは、家の中にはいってもそうなんですが、
実は、

「ここ、ナンノバショデスカ、、、?」

って聞かれる場所であればあるほど、
なんか気持ちいいっていう、、、、。

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そういうのは、とても不思議です。

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「なまえ」って、何でしょうね?

時にはとても大事なコト。

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だって、もし、自分に名前がなかったら、それはそれは、
とても不安だもの、、、、。存在していないようで。

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だから、子供が産まれたら名前を付ける。
いろんないろんな想いをこめて。

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でも、名前があっても、子供達はどんどん変わっていく。
自分の意思で。

だからこそ。
変わっていってしまうからこそ、名前を付けたくなるのかも知れませんね。

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でも、場所やケンチクは、自分の意思では変わってはいけません。


唯一、人間の想像力だけが、場所やケンチクの意味を変えるコトができます。


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だから、名前のない場所を手にするコトは、
自由を手に入れるコトなのかも知れないなぁ、、って思います。

使い方も、意味も、自由だもの。


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唯一、実現すべきは、気持ちいい場所であるコト。

それだけ作れたら、
名前はなければない程、優雅なのかもしれないなぁ、、、、。

と、そんなコトを、坂巻さんちで過ごしながら思いました。


ほーんと、気持ちのいい場所なんです。。。。

この、「名前のない場所。」

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ケンチクは、住宅にしろ、ビルにしろ、なんだって
なにかしら目的を持って作られます。

だから、それを満たしつつも、名前のない場所やしつらえが
とても大切なんだよなぁ、、、ってホントに思います。

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そんな意味で、まぁ、住むっていうコト以外は、
まだ名前のない坂巻さんち。


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名前がないって自由だなぁ。

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名前がないって、楽しみだなぁ、、、。

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坂巻さんちの未来が、とてもとても楽しみです!!!
posted by 西久保毅人 at 20:53| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月18日

さてー、今年最後のオープンハウスは?

なんだか急に朝晩寒くなりましたね〜。

先週末は、小川さんの家のオープンハウスでしたが、
2日間ともお天気に恵まれて、とーっても楽しかったです!

一時は、ここは保育園?、

もしくはニコのお客様どうしの覆面座談会場か、、、?

、、、、と間違えるくらいにぎやかで、100人以上のご来場。

遊びに来て頂いた方、ありがとうございました!

で、、、、、、、写真は、、、、???


それはまぁ、やる時はやる男、ニシクボさんに任せるとして、、、、。



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さーて来週のオープンハウスは?


ヒロシです、、、

いや、
ホソダです、、、、、。


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9月〜10月のオープンハウス4連ちゃんも、これで最後!
実は、今年のオープンハウスは、これでおしまいらしいっすよ。

やっぱ、素材感とか、広さ感とかは、写真ではなかなか分からないもんっす。
前川さんちも、新しい素材とか、仕上げとか、、、。

自分的には実際に見て欲しいなぁ、、、って
思うポイント満載なんで、ぜひ来て欲しいっす。。。。

今回、工事をお願いしたTHモリオカさんは、
初めてお願いしたんですけど、超良かったっす!

また頼みたいっすー。



さーて、次回は、


キクチ、秋の身支度。
ホソダのワイルド体操。
サカキ、ウシの見分け方教えます。
ニシクボ、熱燗の季節。

の豪華4本立てでーす!

今週もまた遊びに来て下さいねーっ。


せーの、
じゃんけん、

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.



.



ぽん。

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お問い合わせはこちらまで!

※最近、ご案内のメールをお送りしているのに、届いていなくて行けなかった、、、
というメールのトラブルがあるようです。原因は分かりませんが、お気づきの方は、御連絡下さいませ。
posted by 西久保毅人 at 21:47| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月24日

できちゃった!小川さんの家

さて、ようやく写真の整理がつきましたので、
小川さんちのオープンハウスの巻〜っ。です。

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、、、、といっても、2日間もあったし、いいなぁ、、って写真が多すぎてもう、
いつものように泣く泣くですけど、、、。

いつになったら捨てられる男になるのでしょうか、、、、、。

まぁ、今回も、選べてませんが、、、。(汗)
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さて、そんな訳で小川さんちのオープンハウス。
ひさしびりに、2日間もさせて頂きましたが、両日ともお天気に恵まれて、
100人以上のたくさんの大人達、子供達が遊びに来てくれました!

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中でも今回は、

「ずーっと通るたんびに何ができるか楽しみにしてたのよーっ。」

っていうご近所さんも多くてですね、、、、

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そういう意味では、ご近所さんにも温かく見守られながらようやく完成した
小川さんの家。

こういうのは、赤ちゃんが産まれるコトに似ているなぁ、、、って思いました。

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大きなお腹をみんなで触りながら、

「おなか、とんがってるから男の子かねぇ、、、。」

なんて、みんなが余計な妄想をしつつ、誕生を楽しみにする赤ちゃん。

そんな風にケンチクも産まれてくるといいなぁ、、、といつも思います。

まぁ、小川さんちは、妄想され過ぎて最終的には、

「、、で結局何屋さん??。おいしいパスタ屋さんっていう、ウワサだけど、、、。」

とのコトでしたが、、、(笑)

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そういえば、明治大学でやっている僕の授業は、
実はそういうコトも、テーマのひとつにしていて、

「ケンチクが、産まれる。」

っていうコトについて、一生懸命考えてくれる学生も毎年います。

ほーんと、永遠のテーマだな、、、ケンチクが、産まれるというコト。


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さて、オープンハウスと平行して、完成したガレージにて、
はじめて小さなガレージセールも行ないました。


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船乗りだった小川さんのおじいさんが、いろんな国々からお土産に持ち帰った品々。
税関を通った年代を見ると、僕もうまれる前のモノがたくさん!

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新しくできた孫の家で、おじいちゃんのモノをいろんな人に引き取ってもらって、
これも、ある意味、命が繋がっていくようで、とても小川さんらしいイベントだなぁ、、
と思いました。


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さて、小川さんの家。

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最初にお会いしたのは、三輪さんちのオープンハウスだったので、
約2年前、、、。



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ここにはもともと、おばあちゃんの家が建っていて、
その建て替えのご相談。
まわりには、大きな保護樹林があったり、畑がたくさんあったり。
東京のとても便利な場所なのに、とてものんびりした街にこの敷地はありました。


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「家の中」のお話もたくさんしたのですが、
山登りや、キャンプ、ボルダリング等、、、、小川さんのお話は
たいてい、「家の外」のお話ばかり、、、。

だから一応、家の中もあるのですが、
できるだけ建物をつくりすぎないように。

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暮らしの中で、いつも外や街とつながっていられるように。

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もともと生えていた大きなキンモクセイと、大きな紅葉の木をそのまま残しながら、
そんな事を実現できる案をいろいろ考えさせて頂きました。


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ほんとにたくさん、いろんなコトを話し、考えたんですけど、
ケンチクの事を言葉で説明するのはどうも、どうも苦手分野なんですが、、、、。

そういえば、ウシがこの間、いろいろ書いていましたように、

今発売中の「住む。」という季刊誌に、

「家と街のあいだに。」

というテーマで、ニコのお家を紹介させて頂きました。

完成した小川さんの家にずっといながら、
あぁ、まさに小川さんちは、その言葉を体現するような場所になったなぁ、、、
って思いました!

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敷地はたまたま大きいけれど、
街と敷地、街と家、家とガレージ。。。。

そして、ありとあらゆる「2つ」の場所やモノのあいだ。

そんな、あいだの場所やしつらえについて。。。。。

、、、、、まぁ、2コ、設計室な訳ですからね、、、、。

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結局、家に限らず、ケンチクの気持ちよさや優雅さって、
中だけの快適さよりも、
そのあいだの場所の気持ちよさが決定するのではないかな、、、、って、
いつも考えます。

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そんな意味で、小川さんちの1階は、少し高床。

地面と2階のあいだ。

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テラスと洗面所のあいだにあるお風呂場は、
使わない時でも、気持ちよく。

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お風呂と洗面所のあいだの鏡は、開閉できるように。

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畑と廊下のあいだには、えんとつ。

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キンンモクセイと寝室のあいだの窓枠は、広めに何かおけるように。

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時にはラフに、仕上げと下地のあいだのように。

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建物と植物のあいだのハンモック。


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、、、とそんな具合に

「家と街のあいだに。」


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家と街のあいだのコトを考えるコト、、、、それは
街を手に入れるための合言葉。

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自分の街を好きになるための合言葉。

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そんな「あいだ」の場所をたくさんちりばめた小川さんの家。

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「ねぇ、ここどっちー? おうち?お庭??」

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そんな子供達の声が聞こえてきますが、、、、。

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そうそう、「あいだの場所」は、子供達への挑戦状!
子供達が、帰りたくなーい、って言ったら僕の勝ち。

実はケンチクを通しての、僕の一番の真剣勝負だったりします、、、、。


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家と街のあいだ を考えること

外と内のあいだ を考えること



それは、
家ってなんだろう?
街ってなんだろう?


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外ってなんだろう?
内ってなんだろう?

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そんなコトを考えるというコト。

そんなコトを考えていると、だんだん、

じゃぁ家って、なんだろう、、、?っていう究極の疑問にたどりつくんですが、

もう、考えるの、めんどくさいですし、
もはや家であってもなくても、居心地がよかったらどっちでもいいよなぁ、、、って
思っちゃうんですよね〜、、、最終的には、、、、正直。。。。。

屋根さえあれば、、、。

そのうち、こんな保育園作りましょうね〜、小川さん!(笑)

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、、、、まぁ、その前に、
この場所に、小川さんの山仲間がたくさん集まって、
敷地中にテントを張る、っていう事らしいですし、
ほんとに、この場所をみなで使い倒していただけそうで、
とても楽しみです。

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特に小川さんのお友達は、来る人来る人、
テンバとか、スラブとか、登れそうとか、、、、、意味不明の単語でこの家を
カンサツされていらっしゃったので、もはやその人達にとってこの家は、
もはや、家っていうより、
ただの新しい地形、なのかも知れません、、、、。

いろんな意味で、何が起こるか、、、、、楽しみです。。。。

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いやぁ、、、しかしまぁ、、。

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できちゃいましたね〜、、、、、、。少し残念。

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あとは、飲みに行って、お風呂に入って、泊まるくらいしか、
能のない人間ではありますが、、、、、。

そんな感じでもよろしければ、
今後ともよろしくおねがいしまーす!!!!

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そうそう、
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日曜日は、オープンハウスなのですよっ!
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2014年11月04日

前川さんの家オープンハウスでしたよっ。

さて。

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怒濤の4連続オープンハウス。
もはや、中島さんちのオープンハウスが遠い昔のデキゴトのようですが、
無事、先日、「前川さんの家」のオープンハウスをさせて頂き、お引き渡しをしました。

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何より4回とも、お天気に恵まれて、
最後の「前川さんの家」は、東京ですが少し行きにくい場所だったにも
かかわらず、最終的に120人以上のご来場!

実は一番ご来場者が多かったのも嬉しかったです!

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しかし、、、、、。

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世の中的に見れば、
ひとつの会社で、年間何千とか、何百、何十とか、の家を作っている会社もある訳で、
もしかするとそういうのが、きっと世間一般の数なのかも知れません。

いやー、信じられないなぁ、、、。

だから、4つくらいで大げさなのかも知れませんが、
僕たちにとってはもー、ギリギリもギリギリ、、、なのでございました、、、、(笑)

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今回、とても嬉しかったのは、
完成時期が近かった事もあり、毎回のように来て頂いた方々もいらっしゃった事。
そして、そうしているうちに、ご家族同士顔見知りになって頂いたりして、

「そう、実は来週ウチなんですよ〜、オープンハウス!」

みたいな会話を小耳に挟めたりして。。。。

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そして、きっと僕たちのいないところで、

「、、、で、ぶっちゃけニコさんどうでしたぁ〜?」

「、、、そうそう、もー、聞いてくださいよ〜、うちの担当、
 天パかと思ってたら、人工なんですって!!人工。
 だから、どうもカールが不自然だと思ってたんですよねぇ、、、。 」

「まぁ、、、ひどいわねぇ、、、。」

なんていう、内輪話なんかもあっていたに違いありません。。。。。(汗)

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そして、今回も今まで設計させて頂いたニコの家々のご家族も、
たくさん見に来て頂いたのですが、
さんざん新しい家を見て帰り際、

「、、、でも、やっぱ、自分ちが一番好きです。」

なんていうコトを言って頂けたのも、とても嬉しかったなぁ、、、、。

そうですよー、自分ちが一番!


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ニコのキャッチフレーズにしようかなぁ、、、、


「自分ちが一番!」

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さて、
前川さんの家。

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前川さんの家は、世田谷区の新しく分譲された区画の中にあります。
案の定、
というか、まぁ、いつものコトですが
ニコの家がまぁ、いちばんペースが遅くって、、、、、
お隣なんて、つい最近、上棟したのにもう完成っぽい、、、、、。

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実は、前川さんには、土地を決めるずっと前にお問い合わせを頂いていてですね、、、
事務所でいろいろお話をうかがいつつ、
その後、土地が決まって、設計を御依頼頂きました。

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実は、これも、いつか話そうかなぁ、、、って思ってたんですけど、
本当は、土地も僕たちが紹介できたりしたらいいんですけど、
そういう商売してなくてですね、、、、、

で、よく、

「土地はどうやって決めたらいいんですかー?」

とか、

「こういうフツウの土地だと、イメージ湧きませんよねぇ、、、。?」

とか、、、、。

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時には、僕らを多少、気遣ってくれるような言い方をされる時もあって、
すごーく、恐縮してしまいます、、、。


で、ぶっちゃけですね。。。。

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もう、
正直、この際、言っちゃいますけどね、、、、。

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正直、土地は、どこでもいいんですよー!!!


どこでもいいんですよー!!!


ですよー!!!


よー!!!


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っていうのがですね、
実は結構、僕の本心なのです。。。。。


もちろん、法律的にムリとか、工事がとてもしにくそう、、、とかの
アドバイスはさせて頂きますけれど、、、、。

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で、
唯一、大事かな、って思うのは、
どんな理由でもいいから、その土地に、愛着があること。

土地じゃなくても、その街に、その地域に、「どーしても住みたいっ」
っていう、思いや、理由があること。

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土地の形とか、ロケーションとか、設計しやすそう、、、なんかよりも、
そっちの方が、よっぽど大切です。。。。って僕は思うのです。

何でかって言うと,、、、そこに「住む」わけですから、、、、。

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例えば、前川さんち。

もともと、このご近所のアパートにご家族で住んでいらっしゃいました。

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それはそれでいろんな理由があるのでしょうけれど、
住むうちに、お子さんが産まれて、お子さんを通してご近所にも
今ではたくさんのお友達がいらっしゃいます。
保育園だって、一度入ったら、なかなか転園って、実は難しいと聞きます。

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そして、やっぱり何より、
保育園や学校を通してでできた地域の仲間って、
なかなか作り直せるものではありません。

僕も、子供達を通して、実はまったく同じ経験をしています。
ニコがここにあるのも、まったく同じ理由なのだから、、、。

「だから、このあたりに住みたい。」

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それ以上の、決め手って、別になくていいんじゃないかなぁ、、、。

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もちろん、それは人それぞれで、ぜんぜんいいと思いますし、
好きな飲み屋があるでも、街の雰囲気が好きでも、実家のそばとか、
通勤に便利とか、、、、、

正直、ほーんと何でもいいんですが、
たぶん、家って、そこが一番のスタートなんじゃないかなぁ、、、、って
僕は思うのです。

そして、ニコの家って、実はほぼすべて、そんな事が物語の始まりなのです。。。。

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そこさえはっきりしていればですね、、、、

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もう、あとは、大船に乗ったつもりで、、、、、、。


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、、、、、、見た目はドロ舟風ですが、案外、沈みませんし、、、。

見ての通り、動力は、人力のため遅いですけど、、、、。

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ええと、、、、ところどころに見える穴の痕は、ですね、、、、、。

いちおう塞いでいますから安心!

旅の勲章ってやつです、、、。

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ただ、、、、、。

方向感覚だけはですね、超抜群な自信があってですね、、、、。

なんのレーダーも装備してやいないのですけど、
しいていえば、ニコニコレーダーっていう、まぁ、人力レーダーなんですが、、、、


それが、ふしーぎなコトに、
フラフラとより道しながらも、


「あぁ、すっかり忘れてたけど、ココ、ココ。行きたかったのは!!!」

っていう、思い思いのそれぞれの場所に、
それぞれを送り届けるコトだけには、
自信があるのです。。。。。

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たぶん、、、、。

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だから、ほーんと、
土地は、そういう具合に、超個人的な、超家族的な理由で
決めてくださいねーっ。

直感で決めていいですからねーっ。

そしてその後で、いろんな話をしましょう。

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もちろん、部屋の話とかも大事ですが、
それ以外のどうでもいい話を。

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他人にとっては、どうでもよくても、
自分にとっては、大切な話を。


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社会にとっては、どうでもよくても、
家族にとっては、大切な話を。

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ふだんの暮らしの話しを。

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日曜日の話しを。

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雨の日の話しを。

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食べ物の話を。

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道は長いですから、時にはお酒でも飲みながら、、、、。

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そして、ほーんと
前川さんとも、たーくさんお話しましたが、
心に残っているのは、ケンチクとは関係のないお話ばかり、、、。

盛大な上棟式からあっという間でしたが、
前川さんっていう世界で唯一の定規をあてながら、
とても前川家らしい家になったなぁ、、、と心から思います。


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さて、夕暮れ。

ぞくぞくと、たーくさんの前川さんのご近所のお友達が
駆けつけてくれました。


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前川さんちは、玄関、2つあるようなものですから、
何人集まっても大丈夫。

「子供達のお友達家族が、何組来てもいろんな居場所があって。

おやじはおやじで、
お母さん達はお母さん達で、
子供は子供で。

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時間がたつと、おのおの好きな場所で、飲み始めてですね、、、、、

みんな近所ですし、最後らへんは、
もう、ごろりと寝ちゃうおやじがいても全然平気っていう、、、、」

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そんな家で良かったんでしたよねー、前川さん!


また飲みにゆきますー。
posted by 西久保毅人 at 22:47| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

その「場」

昨日から、新宿の紀伊国屋ホールではじまった劇を、ニコのみなで見に行きました。

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なんとなく、バタバタした日々が続いていたので、まぁ、、、、、、

ニコの「文化の日」でしょうか?

前にも書いたコトありますが、ナカツルは、大学の同級生で同じ研究室出身の仲間。
(、、、もちろん、、、、ケンチク学科ですよ!)

このトラッシュマスターズという劇団は、そのナカツルが主催する劇団です。

ナカツルそのものは何にも変わらないのですが、
ていうか、変わらないコトが一番すごいのですけれど、
ここ数年、演劇界のいろんな賞をとり、
ようやく大きな劇場で公演をする機会も増えてきて、
せっかくなので、時々、ニコ文化部の活動として、皆を連れて行くコトにしています。

昨日は、そんなこけら落としの日。

ある意味、彼のおかげで、僕も少ないながら学生の頃からちょこちょこと
こういう舞台を見に行く機会もあったのですが、
ニコの若者達の目にはどう映っているのでしょうか?


今ではお互いに40歳を過ぎ、大学を卒業してから20年近くの時が過ぎました。
職種は違えども、お互いによく続けているなぁ、、、と思いますし、
結局、見渡すと同級生のおバカチームだけがいろんな形で独立して、
未だに続けている、、、、って感じなんですけど、、、(笑)

いいかえれば、ろくに就職活動しなかった組。
いいかえれば、そもそも当時は就職活動したとしても、
きっとどこにも受け入れられなかったであろう、、、、組。

そういえば、学生の頃。
なんていうか、職種の違いというものが
とても大きな差や違いであるように感じていたような気がします。
ちょっとした差や違いを許せず、絶望を感じたり、その違いに怒りや劣等感を感じたり、
違う道を行くのねと、決別を感じたり、、、、。

よく例え話にあるように、職業を選ぶという事が、あたかも交差しない別々の道を
選ぶかのように思い込みながら生きていたような気がします。

でも、いつの頃からかな、、、
たぶん独立してしばらくしてからかな、、、。

職業って、なんでも同じなんだな、ってある時から思うようになって、
とても楽になったっていうか、
世界の見え方がかわったのを覚えています。
そうすると、すべての職業がつながって見えてきて、

結局は、自分がいいと思うか、ダメだと思うかだけしか違いはないな、と思うようになりました。
もっというと、ドキッとするかどうか?

だったら、ドキッとするかどうかだけの自分さえあれば、
あとは極力全部まっ白であった方が人生得だな、と思いました。
だから、ファミレスの店員さんからも、ラーメン屋さんからも、居酒屋の店長さんからも
学ぶことだらけで、逆に、同業者から学ぶコトの方が、以外と少ないな、、、、と
思ってみたり、、、、。


たとえ作っているもの、扱うものが、同じではなくっても、
目に見えるモノであってもなくっても、
その先に人がいる限り、考えている事は、結局はみんな人のコトなのかな、と。

人として 人と出会い、
人として 人に迷い、
人として 人に傷つき、
人として 人と別れて、、、

っていう、、、、そうそう、人生、武田鉄也の歌の通りだなぁ、、って(笑)


そう思うと、職種なんかよりも、
1人の目の前の人と、いわゆる「人間」という全体像との間の矛盾にどうつきあうのか、っていう
コトの方が重要だな、、、と。

それは、僕の仕事でいうと、
一組の目の前のご家族と、
「家族とは?」「家とは?」という「」でくくられるような一般論との間の矛盾や、
目の前の街をいいな、と思う自分と、
「理想の街とは?」っていうコトを語る際の矛盾に
どう向きあっていくのか?というようなコトでもあります。

ようは、ありとあらゆる「」でくくられるもの達と、
どうしても「」からはみだしてしまうものとの間にどのように立つか、、、
というようなコト、、。


これは職種なんかよりも大きな問題で、
じゃあ、どっちが正しいのか、、、とか、どっちへ進むべきか、、、?って、
思っていた時期もあるんですが、
最近は、一見、歩き方やスタート地点、生きた時代が違っても、
「実は、どの世界でも、僕の好きな人達は、結局は同じようなところに向っていたのでは?」
と思えるようになってからは、正直、どうでもよくなってきました。

そして、大事なのはどっちかが、明らかに正しいのではなくて、
どっちもホントなんだ、という立場に立たない限り、
片目を塞いでいるようなものだな、、、と。

じゃあ、どっちも同じところに向っているなら、
どうせなら自分がドキッとする方を選んで進んだ方が楽しいな、とも思うようになりました。

こういうのって、正直言うと、長い時間の中で目の前の仕事を通しながら、
右かな、左かな、、、といつも迷いつつも、肌で感じて
だんだんと身にしみてきたようなカンカクでしかないのですが、
ある時、
小林秀雄さんが生前の講演会での録音の中で繰り返し、

「個人の直感の中にしか、歴史も真実もないのだ。」
「主観なしには、客観はうまれないのだ。」

とおっしゃるのを聞いて、

「、、、ん?なんか似てるぞ、このカンカク、、、、。」

と思ったりして、、、、。



さて建築と演劇。

インターネットやら、ビッグデータやら、、、、。
あっちの世界では何でもかんでも、びゅんびゅんつながっているような、、、この時代。
数の論理でなんでもつながって、広がるコトだけが正しく自由であるような、この時代。

びゆんびゅんに乗っかるには、きっと「」でくるんだ方が楽に違いないのでしょうし、
もはや、自分の意識とは関係なく、気がつくと自分の断片が「」の中に吸い取られてしまっています。


そんな時代のまっただ中で、建築も演劇も、、、、

時代に逆行するかのように、
未だにその「場」にふれないコトには、結局は何も分からないモノをお互いに作っているのだな、
と、今回、舞台を見ながら、ふと思いました。

今時、こーんな不効率なコトはありゃしないと思いますし、
そういう意味で、毎回、全力の試合をしないと次に進めない、、、、っていう
年甲斐もない仕事の仕方のような気がするんですけど、、、。

たぶん、そうしないと、先に進めない人種なんだろうなぁ、、、。

でも、ケンチクは多少、
あっ、ちょっと待って、、、、とか、
、、、、すみませーん、、、、ここ実は、、、。
が効くからなぁ、、、、。

演劇は、
幕が開いたら、
編集も、取り直しも、修正も不可能な、ノンストップの世界。
観客の息づかいさえもが、その公演の一部と化します。

でも、だからこそ、ナカツルが、
一発勝負の演劇という舞台に、人生をかけてこだわる理由も、
なんとなくは分かるのです。。。。


と、そんなわけで、
気がつくと無駄な長文となってしまい、
珍しく友達の宣伝でもしようかなぁ、、、、と思いつつも、
ナカツルの劇については、ほぼ触れず、、、、、、(汗)
なんのために書いたのやら、今ではさっぱり分かりゃあしませんけれど、、、、、


まだチケットあるかも知れませんので、
興味のある方は、ぜひぜひ、足をお運び下さいませー。水曜日までですよー。

posted by 西久保毅人 at 21:25| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

欲望

そうそう、明治大学の3年生の後期の授業が始まっていて、
今年で早いもので4年目になります。

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僕の班の課題は、毎年恒例の、「さしだすデザインの発見」っていう
タイトルの、2つの商店街を舞台にした課題です。

今年、ひとつだけ課題にサブタイトルを付け加えました。

「街の物語を描く。」という言葉。


決まっているのは、実存するある商店街、っていうだけで、
あとは自由。各自、練り歩いた気づきとカンサツをもとに、
それと、自分の人生経験を照らし合わせて、その街の未来の物語を
描いてください、という課題。

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ケンチク学科の課題としては、
超適当な課題だと思いますが、、、、、

、、、だって、課題は、先生達好きに決めていいです、、、って言われたんで、、、、。

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好きな先生の課題を選んでいい授業でもあるので、
僕の課題を選んだ学生に、なんで僕の班、選んだの?って聞くと、
いろんな理由がありつつも、

「自由そう!」

っていう子が多いのですが、、、。

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僕的には、

「ふっ、、、また今年もはまったな、、、ニシクボトラップに、、、、。」

っていう。。。。。ふふふ。

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「、、、自由ほど、難しいものないんだよ。」

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授業が進む程、
これまで器用に課題をこなして来た子程、
悶々と悩みはじめます。。。。

器用さは役に立たない課題だからなぁ、、、、。

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「はたして何をしたらいいんだろう?」

「街の物語を描くのに、ケンチクは必要なのだろうか、、、?」


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あなたなりの「気づきとカンサツ」にもとづいてさえいれば、
何をしてもいいという課題を与えられた時、

はたして、あなたは何で答えをだしますか?
何を問題だと思いますか?
どういう風景をみたいと思いますか?

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僕が、彼らと考えたいのは、実はそういうコトで、
街の営みの中には、もちろんケンチクも必要だけれど、それはあくまでひとつの要素でしか
ないのだ、という事。

ケンチクって、どれだけ重要??
もしかしたら、植木鉢や看板のほうがケンチクよりエラいんじゃないの?
建物のカタチなんかより、素敵な雰囲気のおいしいお店一件のほうがよっぽど
住みたい街になるんじゃないの?

「自分」っていうものの好みや、原風景や原体験を引っ張り出してこないと
実は、答えが出せない課題でもあります。

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しかし、こんな超適当で、むちゃぶりの課題を出す以上、、、、ですね、、、、
僕もそれなりの決心が必要な訳で、、、。

僕が決めているのは、

「個々の目を通した小さな気づきに徹底的につきあい、発見を広げてあげる。」

ってコトと、

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「街の物語を描こうとする提案であれば、どんな答えも受け入れる。
 、、、、とりあえず、僕も、ここがケンチク学科であるコトを忘れる。。。。(笑)」

というコトかな。。。

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だから、僕も結構、真剣勝負なんですけど、
これが、ほーんと毎年、面白いのです、、、。

、、、そもそも僕も答え分かってないし、正解ないから疲れますけど、、、(笑)

でもですね、、、、
その子、その子で、興味のあるところが全然違うから、
ほーんと僕も、彼らにエネルギーをもらいます。

そして、こんだけ自由で、何やってもいいよぉ、、って言われながらも、
やっぱりそれぞれ、もがきながらもケンチクで答えを出したい子は、
最後はなんとか自分なりのケンチクの設計で、答えを出そうとしてくれるのも
不思議だなぁ、、、って思います。


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、、、、ん、そもそもケンチクって、何だっけ?

、、、、そもそも、街って何なんだっけ?


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そんなコトを、悶々としながら半年間考え続けてくれたら、
その時間は、将来、絶対財産になるだろうなー、っていう僕なりの
教育方針にもとづいてはいるのですけどねー、一応、、、、。

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と、そんな訳で、
先週、まずは、第一課題の発表会。

ゲストに構造家の名和研二さんをお呼びしての開催だったんですが、
前の週まで、

「ほーんと、こいつら提出できるのかしら、、、?」

という雰囲気だったんですけど、いやー、毎年ながら
学生の根性と集中力はすごいです!

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それぞれの欲望や想いのよく現れた、素晴らしい作品となっていました。
まさに、今の彼ら、そのもののような、、、、。

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さてさて、来週からの第二課題!

後半戦も楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 22:15| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

ときどき、、、。

ときどき、
こんな写真が事務所にプリントして置いてあって、

「あれ? これ誰の家の完成写真だっけ、、??」

っていうような、会話があるのですけど、、、、

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実は、これらは、マシューズさんちの、通称、、、、、「ツボ模型」。

うしじまさんが、上手いコト、マシューズさんの模型を命名してくれたので、
そのまま採用ー!!!

たしかに、、、、、ツボ模型ねー、、、、なるほど-、まさにその通りです。

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なんどか、マシューズさんの模型は紹介しているんですけど、
現場に入り、どんどん大きくなっていく、マシューズさんの奥様のお手製の模型達。

ときどき、写真を見せてもらうんですけど、
かれこれ模型歴、20年近い僕たちからしても、

「どうやって作ってるんだろう、、、?」

と、
どうしても実物が見たくて、こないだお家に見に行ってきました。


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なんていうか、
本当に、言葉以上に、伝わるっていうか、

「あぁ、こういうおうちにしたいんだなぁ、、、、。」

っていうのが、ジンジンと伝わってくる模型です。
なんというか、
ものづくりの楽しさが、伝わってくるような、、、、。

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「えっ、ニコさんのお客さん達は、みなさん作らないんですか??」

と、マシューズさんは冗談半分におっしゃっていましたが、、、、(笑)

、、、ええと、100件近く設計させてもらったんですが、こんなのは初めてですよ、、、。

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なんというか、
言葉では上手く言えないんですけど、

「したいコトが伝わる」っていうコトと、
「正確に作る」っていうコトは、
実は違います。

そういえば以前、
海外の大学の建築学科の学生の模型や図面を何度か見たコトあるのですが、
その時点で、日本の学生の模型とは、実はぜんぜん違ってですね、、、、
ひと言で言うと、迫力があるっていうか、
一瞬でひきつけられる、っていうか、、、。

でも、よくみると、細かい部分は作りが荒いのです。

でも逆に、
日本の学生の模型って、学年が進めば進む程、正確で、材料の継ぎ目が分からない程
職人的にはなっていくのですけど、
それとひきかえに、「魅力」を失っていくコトが実はとても多いのです。
もちろん、そうでない子もいるけど、大きな傾向としてはそんな感じ。

特に、最近は、学生も課題を3DソフトのCGとかで表現する子もいるのですけど、
なんか、一般的な日本人の考えるリアルや正確さを追求すればする程、
見る側としては、さめるっていうか、、、、。

もうこれは、国際的な学校教育の問題だなぁ、、、、、。


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このへんのニュアンスは、とても伝えにくいのですけど、
大事なのは、
結局は、図面も、模型も、CGもスケッチも、、、、
しょせんは、想いを伝えるための手段でしかない、ってコトなんじゃないかしら。。。

だから、大事なのは、「上手さ」や「正確さ」ではなくって、

「うわーっ! なになに、これ、、。」

って思えるかどうか、、、。

その方が、実は、コミュニケーションとしては、正確に意志を伝達できる、
っていうのが、ほーんと、人間の面白いところだなぁ、、、って思います。

とはいえ、マシューズさんの模型は、実は、とてもとても正確なんですよ。
正確なんだけど、どこかデフォルメされているというか、、、、。

もはや僕の言語能力ではうまく表現できません、、、。

アーティストですね。きっと。。。。

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、、、、、と、
議論は、国際的な教育問題とコミュニケーション論にまで
発展しそうな感じではあるんですが、
それにしても、とても伝わるマシューズさんのツボ模型。

僕の学生達に、お手本として見せてあげたいなぁ、、、。


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そして、おうちができた暁には、
マシューズさんの模型展覧会をしたいくらいです!


、、、、もちろん、その時にはニコの模型は、、、、、、

すみーーーーーーーーーっこの目立たない場所に
置かれる予定ではありますけど、、、、。(涙)


、、、、とここまで書いて気がつきましたが、
はたして、僕たちが使っている日本語の「ツボ」っていう言葉の意味、、、、。
英語では何というのでしょうか、、、??

たぶん、辞書に載っていないんじゃないかなぁ、、、と思われますので、
よく分からなかったら今度、ご説明しますねー、、、、、、マシューズさん。
、、、、うまく説明できる自信は、ありませんけど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 21:49| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

正月感、、、。

先週末、秋晴れのとても気持ちのいい日に、
春にお引き渡しをしました神戸の曽根さんちへ行ってきました。


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そうそう、家の横幅が長過ぎて、写真に納まらないと話題沸騰中の曽根さんち。。。。

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遠方だったので、お引っ越し後は、行く行くと言いつつも、
結局年末になってしまったのですが、、、、
かえってとても楽しみでした。

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外まわりも、
ホントにここに車三台うまく止まるかなぁ、、、、と
思っていたんですが、すっかり車も納まっていて、
なんだか、ますます一軒家じゃないみたい。

古い長屋のつらなりの中に、すっかり馴染んでいました。

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引き手も、、、、こうなるのにいろいろあったなぁ、、、。

ドラえもんのしっぽ風。

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玄関も。

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トイレも。

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いたるところに、
曽根さんらしい可愛らしいしつらえがあって、

家になってるなってるっ。!

と、あたたかで、とてもいい雰囲気でした。

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しかし、不思議なもんだなぁ、、、、、って思うのは、
曽根さんち
床面積でいうと25坪くらいしかないんですが、
ながーくて、ほそーい、せいか、
いろんな場所場所が中庭をはさんでとても遠く感じて、
子供たち3人居るのに、
なんか、あまってる感じすらしてしまいます。。。。

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一部屋一部屋は、とても小さいんですが、
とても不思議な体感。

生活がはじまって、ますますそう感じました。

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工務店さんもとても丁寧な仕事をしていただいていたので、
いろんな仕上がりがとても綺麗でした。
ほーんと遠方で出会う工務店さんには恵まれてるなぁ、、、。


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と、
そんな訳で、
さらっと点検風のコトもしつつ、
その後は、もう実家のようにのんびりとさせていただきました。

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お風呂も入らせていただき、
畳のお部屋に泊まらせていただき、、、、。

ソラも、曽根さんちの子供達に遊んでもらって
最初はネコをかぶっていたものの、
慣れてくると、いつものふてぶてしい感じでしたが、
とても楽しかった様です。

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しかし、
戻って、写真をプリントしてみると、、、、、

「なんかさ、曽根さんち、正月感満載だよね〜。」

とみんなの声。

うーん、
それはねぇ、、、

ひとつは、ソラのあまりにもふてぶてしい田舎のおやじ風な態度と、
あとは、こたつでしょうかねぇ、、、、。

実は、ニコのおうちって、
冬は「こたつ」
っていう家、結構多いのですよ。

やっぱ、日本は、床座にこたつに、みかんにテレビ、ですよね、、、、、冬は。



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そうそう、そして曽根さんちのダイニングテーブル、
実は長さが4mあるんですが、
これもとっても使いごこちが良さそうで、たくさん座れてよかったです。


こんど、長ーいいつものダイニングテーブルが
冬はこたつにもなっちゃうやつ、
設計してみたいなぁ、、、、。

最強だなぁ、、、、、きっと(笑)


そんな訳で、とっても気持ちのいいお天気の中、
日曜日は、曽根さん達と中華街の食べ歩きも満喫。

仕事が終わると、あとはもう、飲んで食べるだけですからね、、、、
新しいマンガ情報も、曽根さんちで仕入れたし、、、。


また神戸、遊びに行きま〜す!
posted by 西久保毅人 at 23:51| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月09日

あそび

ちょーど、ストーブが恋しい季節に突入しました。

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そんなナイスなタイミングにあわせたように、
10月に完成しました「小川さんの家」
引っ越しそばパーティーにお呼ばれして、みなで行ってきました。

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小川さんのたくさんのお友達とともに、
その日は、お友達のプロのそば職人さんが、おそばを打つ道具を一式持参!


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そんな訳で、まあるい台所が、
まさにこんな時のために設計した舞台かのように大活躍でした。

いいなぁ、こういう台所。。。。

なんか、昔、親戚の家で、おばちゃん達が集まって
おにぎりを作ってたのを思い出します。。。。(笑)

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まわりには、ねらったかのようなギャラリー席もあり、
おそばを打つ、っていう、ちょっとめんどくさそうな手間ひまのかかる事も、
みんなでワイワイと楽しめる場所。

計算したかのような、お酒のおけるちょうどいい幅の穴が空いていたり、、、、。
まさに、飲み会のために設計したような、、、、そんな家ですね。。。。


ていうか、ニコは飲み会以外のために、
設計をするコトは、ほぼないんですけど、、、、。

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職人さんも、こんなにギャラリーに見つめられながら
おそばを打つ事も、めったにないんでしょうけど、、、、。

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そして、、、、、。

なんという事でしょう!

ちょっと見下ろせば、玄関の土間にある薪ストーブが
パチパチと家中をあったかくしてくれていて、、、、。

ただの「玄関」も、こういう風につかうと、あたたかな火の場所になります。


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リビングにあるストーブも、もちろん素敵ですが、
「玄関の階段は、寝る前の夜のリビング」
っていう、打ち合わせの時にお話していた通りの場所ですねー。

もちろん、ウイスキーでも飲みながら、、、。


いいなぁ、、、。

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そんな、、、まぁ、

結局は
いつもの、ただの飲んだくれの会、、、、、、、

ではあるんですが、この日は、
みんなで代わる代わるおそばを作らせていただいて、

「自分で食べる分は、自分で切るルール」

とのコト。

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そんな訳で、
各自、後半は酔っぱらいながらも、
自分で切ったおそばを食べさせていただきました。

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みんなそれぞれ、上手だったり、下手だったり、あばれたり、、、、なんですけど、
味は、とてもおいしかったですよー。

ニコでもしてみたいな、、、、。

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しかし、ニコの中では、、、、、ですね、、、。

キクチさんと僕が、
そばを切るの、
へたくそナンバーワンと、ナンバーツーのありがたい称号を頂きまして、、、。

どうも、そばがダントツで太かったらしいのですけど、、、。

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たしかに、、、、、図面も、字も、、、、、態度も太いですからね、、、、、。(笑)

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さて、
そんな訳で、ろくに点検するでもなく、
たくさん飲んで、食べて、最後には、お風呂にも入らせていただいて帰ってきたのですが、
こんなに楽しいパーティができる家になって、ほーんと、嬉しいなぁ、、って
思いました。

まさに、「小川さんち」

って感じ!


あんまり屋内にいるような気がしなかったです。。。。。

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むしろ、どこか外の場所で、
たまたま気持ちがいいから、みんなで集まって、
火をおこして、おもいおもいの場所に腰をおろして、、、、、、。

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そんな風に感じるくらい、ほーんと、小川さんらしい場所になったなぁ、、

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くらしはあそび

あそびはくらし。


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いえはそと

そとはいえ。


このゆびとーまれ!
posted by 西久保毅人 at 22:57| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月13日

年末の掲載!NIKO DESIGN STUDIO

ちょっとお知らせが遅くなりましたが、
現在発売中の「住まいの設計」に、鴻巣さんの家を掲載していただいています!

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鴻巣さんの家は、2年くらい前にできたお家なんですが、
雑誌掲載は、実ははじめて。

ニコに御依頼のご家族の中でも、「鴻巣さんち好きー。」って
言っていただけるコトが多いのでとても良かったです。

その間に子供達もどんどん大きくなって、
遊びに行くたんびににぎやかになる鴻巣さんちらしい紙面でしたー。

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「空を感じる家、緑と寄り添う家」

っていう特集なんですが、、、、、、。

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鴻巣さんち、この2年間で緑と寄り添い過ぎて、
道からだんだん外観が見えにくくなってきてますが、、、、(笑)。

とっても素敵なアプローチに育っています。

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家ってやっぱ、建ってからどんどん良くなるなぁ、、、、って
つくづく思いますねー。



さて、それと、この年末、
実は、いろんな国のウェブページに、ニコのおうちを掲載していただけるコトになりました。
雑誌は、これまで台湾とか、韓国とかで載せていただいた事があり、
そういえば、今年の春にはシンガポールからテレビの取材をしてもらったなぁ、、、とか
思っていたんですが、まぁアジア圏。

でもね、、、
いろんな国、って言ったってね、、、、。
そーんなにコテコテジャパンのニコに興味のある人達いるのかな、、、
とりあえず、まずは、ISANAから、、、。

って思っていたらですね、、、。

あれよあれよと今現在掲載してもらっているのは、

designboom(イタリア)
http://www.designboom.com/architecture/niko-design-studio-isana-house-12-05-2014/

Architecture Lab(レバノン)
http://architecturelab.net/isana-tokyo-niko-design-studio/

morfae(ギリシャ)
http://www.morfae.com/2990-isana-by-niko-design-studio-in-musashino-city-tokyo-japan/

Architonic -Facebook(スイス)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10152546905241818.1073743753.274138756817&type=3

competitionline.com(ドイツ)
http://www.competitionline.com/de/projekte/57025

ArchDaily(チリ)
http://www.archdaily.com/575563/isana-niko-design-studio/

AEC Café(アメリカ)
http://www10.aeccafe.com/blogs/arch-showcase/2014/12/11/isana-in-tokyo-japan-by-niko-design-studio/


あと今後、インド、アメリカ、、、などなどらしいです。。。

何より、掲載されるまでのスピードがめちゃくちゃ早くてビックリです。外国。。。。こわ。。。


ビックリですが、僕が撮影した写真もたくさん掲載していただいて
うれしい限り。新鮮な年末です。

そして、こんなに掲載していただいて、中にはコメントなんかもあるっぽいんですが、、、、。

悲しいかな、、、
読めません、、、、、(涙)。



そして、その反響か、英語のメールや、中には、どうやら外国の学生がインターンに
来たいとか、、、、らしいメールもあるんですが、悲しいかな、、、、。

返せません、、、、。(涙)


と、

とっても残念な、ニコ設計室でありました、、、、。


そんな訳で、来年こそは、英語の勉強まじめにしよう!
と気持ちを新たにしている西久保でありました。


お家ができたら、マシューズさん、英語の特訓してくださいね、、、、。(笑)
よろしくお願いします。。。。

壁、いっぱい塗りますので、、、。
posted by 西久保毅人 at 22:50| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月30日

年末の上棟式

あやうくマンガのブログで年が明けちゃいそうでしたが、、、、(笑)
年の瀬の先週、

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杉並区で設計をさせていただいています「寺尾さんの家」の上棟式を
していただきました!


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冬の夜で、外でごはん、、、、にはちょいと寒い季節なんですが、
それも何のその、、、、、

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ぎょうざあり、、、

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カレーあり、豚汁あり、、、、

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熱燗あり、三輪さん差し入れのホッとワインあり、、、、と
いつもに増して大人数の、
ぽかぽかの上棟式となりました。


、、、ん??三輪さん、、、、???

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そうそう、
ニコの営業部長、杉並支部の三輪さんです!

今回は、若い御夫婦の家づくりにいても立ってもいられん、、、、、
とばかりに、自転車で駆けつけてくれました!
そして、スーパーレクチャー、、、、というか、、、

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「西久保さん達はねぇ、、、もー、ホントいいかげんだからねぇ、、、
こういうトコ、気をつけたほうがいいよー」、とか、

「うちなんか、上棟の日に現場で突然、
お風呂が天窓になっちゃったんだよもう、、、」とか。。。。

(、、、気に入ってるくせにー、、、(ニシクボ心の叫び、、、))

、、、と、それだけですめばいいんですが、

寺尾さん達も、まぁー、乗っかっていただき、

「、、でーーすーーよーーねーっ!!!」


と、もー、止まらない止まらない。。。。。


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その後、ニコの高円寺支部局長、山崎さんも駆けつけていただき、またまた

「、、でーーすーーよーーねーっ!!!」



もう、ちょっと目を離すと、

「ごめんごめん、またみんなでニコさん、ディスっちゃってたー。」

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、、、、と、そんな具合で、
外の気温は寒いのに、話しの火種はつきることなく、
ニコのダメだし大会で盛り上がっていただきました。

、、、、まぁ自分、よかったです、火種にくらいにはなれて、、、、、。(涙)


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そして、そんな話の締めには、
鳶さんによる「木遣り」の歌声!

木遣りというのは、昔、上棟を祝って、現場の鳶さんが歌ってくれていた、という
古い祝いの歌なのですが、伝統を絶やさないように仕事の合間に、歌の稽古もされている
とのコトでした。ほんと、感動です。

僕たちも練習したいんだけど、やっぱ、鳶さんが歌うのがいいんだよなぁ、、、、きっと。

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そんな訳で、ニコでいちばん若い御夫婦の家づくりは、
たくさんの熱い熱い、熱燗のようなおやじ達に見守られて、ようやく折り返し地点。

完成が楽しみですし、もー、今回みたいにみんなが目を光らせてますからね、、
ご安心くださいませ。。。。


しかしほーんと、今回も改めて思ったのですが、
家づくりは、僕たちの声だけでは足りない局面がたくさんあります。
足りないっていうか、、伝えられないっていうか、、、。
きっと、みなさん不安なのだろうなぁ、、と思います。

でも、それを僕たちだけがする必要もないかもなぁ、、、と最近よく思うのです。。。

ふふふ、、、

そうそう、僕の必殺技、

「忍法、他人まかせの術」。。。



今回の三輪さん山崎さんはじめ、
飯島さん佐藤さんシェフ長谷川さん尾崎さん本間さん、、、、、そうそう、ムーンウォーク安藤さん、、、、
もー、すみません書ききれませんが、
そして、、
今年できた前川さんにも、小川さん中島さん坂巻さん、にもお願いしますよっ。

もー、引っ越したからってね、終わったぁ、、、って思われたら困りますから!!!

これからですよ、こ・れ・か・ら!

ニコに頼んだのが運のつき、、、、と思っていさぎよくあきらめてください。


四国には、香川うどん局部長、竹安さん、関西には神戸ホルモン支部長、曽根さん

そして、もしかしたら来年は鹿児島にも、、、?

僕ら以上に、ニコの事を隅々まで知っていて、

「ニコさんはねぇ、、、」

って話だしたら、あるコトないコト、いーっぱい話してくれる方たちが
今では数えきれない程、いらっしゃいます。

来年は、ニコも14年目になるのですが、

より一層、皆様に甘えながら、、、、、ですね、、、、

「ニコの新しいステージ」の幕開けになるような、2015年になればいいな、、、
いや、そうしよう!と、1人、誰もいない事務所にて、決意を新たにする
西久保でありましたとさ。


みなさま、良いお年をお迎え下さいませ。




                        2014 西久保毅人




、、、、、さて、ようやく締まった締まった、、、と思いきや、、、、、。

「はい、ニシクボさん、コレ全部、コメントお願いしますね、、。」

と、さっきウシとキクが大量の年賀状を置いて帰った訳ですが、、、、、、(涙)
posted by 西久保毅人 at 01:30| 2014年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする