2013年01月01日

NEW YEAR 2013


3017.jpg

今年もよろしくお願いしまーす!




3014.jpg


地球星より。。。。。
posted by 西久保毅人 at 01:01| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

み?

3024.jpg
「み」年だからでしょうか、、、?


今週の金曜日、1/11(金)に、
昨年夏に完成しました「三輪さんの家」
なんとなんと、新年早々、こんなイベントで紹介して頂くコトになっちゃいました!!

3023.jpg

年末に、突然、コロンビア大学の工藤先生という方からメールでお誘いを頂いて、

「、、、まぁ、何かの間違いだろう、、。」

と思っていたのですが、さすがアメリカ合衆国!!!!
あれよあれよといううちに、こんなポスターもでき、、、、、、、
なぜか三輪さんの名前が最初にあり、、、、、、、

僕の名前も、、、、、(汗)

、、、、、どうも三輪さんもグルだったようです、、、、。

そんな訳で、僕もよく分からなかったんですが、
この、STUDIO Xっていうのは、
コロンビア大学の大学院建築学科(GSAPP, Graduate School of Architecture, Planning and Preservation)
が、世界5都市に設けた研究拠点とのコト。。。。


そんなスゴそうな大学院の研究拠点のイベントに、

「はたして西久保がなんの用事があるのか、、、、?」

って話なわけなんですが、

「 New Year Wine Talk: Home Unique Home 」

新年だし、ワインでも飲みながら、ユニークな家について話しましょう、、、。


て、感じの意味なんでしょうか、、、、?

ケンチクの話しはニガテですが、、、、、お酒飲むのは得意です!


3025.jpg

さて、コロンビア大学、っていえば、、、、、、?

宇多田ヒカルが入学した大学、っていうくらいしか、予備知識ありません、、。

そして、
おそらくアメリカの大学主催だから、英語もたくさん飛び交うのでは、、、?と予想されますが、
佐賀弁と東京語しか話せない僕はこんなところに呼ばれて大丈夫なのか、、、?


、、、、と、
招待していただいて、うれしい反面、
どっちかっていうと、不安の方が大きい今日この頃。。。。。(汗)


でも、きっと素敵な出会いもあるだろうな。。。。


とにかく、新年早々、日本の面汚しにならないように、、、、
頑張ります。。。。


気軽なワインパーティで、入場無料とのコトですので、
興味のある方、コロンビア大学にいつか留学を、、、ともくろんでる方、
僕が、英語がしゃべれず、たじたじにフリーズしてるのをサカナにワインが飲みたい方、、、、など、

もしお時間のある方は、お気軽にご参加下さいね!

3021.jpg

そんな訳で、今年の目標。

3020.jpg

英語と、ギターと、ピアノと、歌と、サッカーを頑張る!!!!

3019.jpg

ボールを持ったら、もうパスとかしない。もうすぐ40歳だし、、、、。

3018.jpg

子供相手のゲームでも、シュートは本気で打つ。もうすぐ40歳だし、、、、。

3022.jpg

そんな訳で、今年もよろしくお願いします!
posted by 西久保毅人 at 01:15| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月11日

一年検査

先日、昨年完成しました「尾崎さんの家」の取材とかねて、
一年検査に行ってきました。

3028.jpg

お天気も良く、撮影日和!
相変わらず、とても楽しそうに暮らしていただいているのが、
とてもとても伝わってきます。

3026.jpg

なんて言うかな、、、、、
洋服で言うなら、肩のこらないお気に入の普段着を
大事に着こなしていただいているような、、、、感じでしょうか?

3029.jpg

お気に入りだから、やっぱ毎日着るし、
だから、よごれもこすれもするんだけれど、
でも、お気に入りだから、そういうのも愛着になって、
いろんな傷跡も含めて、体の一部のようになって行く感じ、、、。

3030.jpg

いろんなトコに居場所があって、いろんな高さがあって、
近くにいるのに、息苦しくない感じ。

3031.jpg

なんか、その時々の、気分や、作業や、姿勢に応じて
いろんな場所がある感じ。

まず、「感じ」の点検は、合格です。


いい感じです。

3032.jpg

「感じ」の点検が終わると、
さらに、ニコ設計室では、
お鍋の使い安やすさや、モツ煮込みの煮込み具合、味までも、念入りに点検します、、、。
根が真面目なため、味見の回数は、惜しみません。

3033.jpg

一年検査なので、
台所の使い勝手や、お皿の並べ具合、サラダの盛りつけ、パーティー可能人数まで
念入りに点検します、、、。
時には、手を伸ばし、つつまみ食いするフリをしながら、アイランドキッチンの寸法が
ちょうど良かったのか、、、を確認します。


3035.jpg

検査で作ってもらったものは、残さないのも、鉄則です!
熱いうちに頂きます。
そして、「おかわりー」というのも大切。

「おかわりー」と言ったあと、お母さんがスムーズに持ってきやすい動線かどうか?
を厳密に検証するため、
僕は、何回も何回も「おかわりー」とか「あれ、もうお酒ないの?」とか言うのです!

3038.jpg

さらに通常、ここまで念入りに点検する設計事務所は少ないようですが、
ニコ設計室においては、
テレビの映り、wiiリモコンの設置台数、電波の状況、
さらには太鼓のたたき方まで、念入りに点検します。

そのため、ついつい夜遅くまでかかってしまいます。。。。

3037.jpg

そして検査終盤には、14.5人が、好きな場所に散らばってみて、
夜の空間における声の反響具合、暖房の場所による効き具合の点検、お酒の進み具合。

そして、食べ残し、飲み残しがないかも、念入りにチェックするため気が抜けません、、、。

3039.jpg

そして最後に、夫婦関係、

3040.jpg

施工者との信頼関係、

3041.jpg

設計者との信頼関係を確認しました。


特に大きな問題はなく、ホッと一安心です。


、、、、、とそんな訳で、
大人数で押しかけて、ごちそうさまでしたー!!!!!

また点検、呼んで下さい!
posted by 西久保毅人 at 02:33| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月16日

ルイスカーン、赤いスケッチとダブル受賞!!!

さて、先日ご紹介していたコロンビア大学のトークイベント。
とても楽しい会でした!

3043.jpg

実は、コロンビア大学の工藤先生という方からの突然のお誘いだったんですが、
実は、あまりに突然のお誘いだったんで、

「どうしてですか???」

って、聞いてみていたのです。。。。。
そりゃぁ、そうです、
あまりに、僕とコロンビア大学が縁がなさ過ぎて、、、、、。

3042.jpg

そしたら、
「、、、実は、僕も若い頃、赤でスケッチ描いてたんだよ!」

とのコト、、、、。

写真端のオシャレなおじさんが工藤先生。中央は三輪さん御夫婦。
3044.jpg


、、、、、、そんだけ???

らしいです。。。。。


世の中、何が起こるか分かりません、、、、、、が、
続けるもんです。

3045.jpg

実際にお会いして、その話しで盛り上がって、
「なんで赤で描いてるの??」
って聞かれたんですけど、、、
「、、、、いや、、、、、なんとなく、、、。」

てぐらいしか、ホントになんとなく、、、のため、答えようもなかったんですけど、

「赤は、赤でもさ、いろんな赤があってね、、、、、、
でも、まぁ、とにかく、赤で描いてると、自分も興奮しちゃっていいんだよねー。。。。
まぁ、ようするにさ、赤つながりだね!」

とのコト。
そんな、不思議な不思議なご縁だったんですけど、
実はこの工藤先生。

なんと、なんと、なんと、
実は、
あのルイスカーンの晩年の事務所にお勤めされていらっしゃった方なのです。

3046.jpg

ルイスカーン。
おそらく建築をやっている人で、知らない人はいないくらい有名な
20世紀アメリカの建築家。
エンシェリックハウス等、世界中で有名な小住宅から、アメリカ、中東、インドの
大規模建築までを手がけた巨匠中の巨匠です。

たぶん、歴史でいえば、徳川家康くらい有名な建築家ですし、
あんまり建築家、好きじゃない僕ですら、時々、うっとり作品集眺めてますし、、、、。

まぁ、僕が説明するとコトがナンセンスなくらいの
伝説のの建築家なのです。

そんな方のお弟子さんと出会えるなんて、、、、。
僕も勉強不足で、まさか、ルイスカーンに日本人の弟子がいるなんて
今回まで知らなかったんですが、そんな意味でも、とてもとても
光栄な機会でした。

ほーんと、不思議。
そして、誰にも相手にされなくても、自分が「なんとなく、、、、、、。でもいい。」
って思えるモノを続けとくもんだなぁ、、、、、。
そしたら、何かにつながるもなんだぁなぁ、、、。

って、つくづく思う39歳、今日この頃です。

3047.jpg

さてさて、それも嬉しかったんですけど、
何より、この会、実は、「三輪さんの家」の三輪さんが、御自分のお仕事と絡めながら
施主として、自邸の構想から設計、完成までをご自身でプレゼンする、っていうコトが
メインだったんですけど、
こんな機会も、二度とないくらい素敵な経験でした。

通常、こういうのって、設計者が設計プロセスや、いろんな完成までの想いをエラそうに
プレゼンするのはよくありますが、そのすべてを、施主がプレゼンするって、めったにないコトです。

それを、もう、僕が口を挟む出番のないくらい、楽しそうに、楽しそうに、
そして、どれだけ満足しているかを、それはもう、、、、楽しそうにお話していただいて、
設計者としては、もう、こんな嬉しい機会はないくらい楽しい会でした。

設計させていただいた家の建て主さんに、こんだけ話していただけたら、
もう僕が自分で営業する必要、一切ないですね。。。。

そんな訳で、三輪さんには、ニコの営業部長になっていただくコトになりました!
頑張って営業お願いしまーす。。。。。

そうそう、練馬区の営業部長、尾崎さんもよろしくお願いしますね!
100%LIFEっていうウエブマガジンに、掲載して頂いています!!!!



3050.jpg

さて、そんなコトと、あわせたように嬉しいお知らせ!

東京ガスが、毎年主催している「住まいの環境デザイン・アワード2013」
に、256点の応募の中から、
なんとISANA三輪さんの家が、ダブル受賞!

3053.jpg

これもですね、、、、
実は、独立してから、もー、、、、、、
イヤになるくらい、毎年毎年、応募しては、「、、、、ふー、またダメか、、、。」

と、ほーんと、かすりもしなかった賞でして、
たぶん、出した回数で賞がもらえるなら、僕はたぶんかなり上位な自信があるんですけど、、、、。(涙)

と、前にも書きましたが、ほーーーーーんと、
こういうのに、無縁のニコ設計室だったんですが、
まさかの、ダブル受賞!!!

もう、、、、、この、なんというか、
ふだんは、一切、かすりもせずに、淡々と負け続け、
10年に一回だけミラクルの波がくるペースは、
佐賀の高校野球かっていう感じなんですが、、、、、。

ホント、人生、何があるか分かりません。。。


唯一、言えるコトは、、、、、
ナニゴトも、続けるもんです、、、、、。

posted by 西久保毅人 at 02:00| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

タイミング

11月から
学校のインターンとしてニコにきていた川上くん。
昨日が最終日でした!

3055.jpg

インターン初日にまさかの飯島さんちの上棟式に始まり、、、、、

3056.jpg

地鎮祭、わいわい祭り、一年検査、、忘年会、新年会、、、と、
まぁ、来てた時期も時期だから、、、、ではあるにしても、
よく考えたら、お酒まみれのインターン期間だったのかも知れません、、、。

お酒以外でも、短期間に、これだけケンチクが生まれ、使われるいろんな場面に触れられるなんて
実はかなりラッキーなタイミングだったんじゃないかな、、、と思います。

どうでしょうかね、、、、。

3057.jpg

でも、僕たちみたいな小さな設計事務所に来るっていうのは、
ほーんとタイミングによって経験できる事も様々で、時には3ヶ月くらい上棟式のない
時期もあれば、1ヶ月に2件のおうちのオープンハウスがある時期もあるし、
1ヶ月間、みんなでお酒を飲むコトのない時期も、、、、、、????

そんな意味では、すごくニコでも濃厚な期間だったような気がします。

そもそも、来た初日が上棟式だなんて、
きっと、お酒の星の下に産まれて来たのかも知れませんねっ。。。。


とてもくだらないコトのようですけど、僕はこういう
タイミングって、実はとっても大切なような気がしています。
能力とか、そういうコトよりも。。。。

サッカーで言うと、ポジショニングみたいなものでしょうか?

「あいつ、なぜかいっつも、点にからむいいトコにいるんだよなぁ、、、」

というよように、川上くんは、

「あいつ、なぜかいっつも、酒にからむいいトコにいるんだよなぁ、、、」

って感じかも知れません、、、(笑)
3058.jpg

そういえば、僕も、大学4年生の頃、
なんとか行ってみたい、、、、と思っていた象設計集団に
自分で電話番号を調べて、電話して、、、、

とーーーっても緊張して行った初日に、実は、

「さっ、今日はこれから飲みに行くよー。」と
完成したライブハウスに連れて行ってもらったのが、いまだに嬉しかったのを
覚えていますし、

「このヒトタチ、いい人かも??」

と思ったおかげで、勘違いして、今こうして独立してしまっていますし、、、、、(笑)


そういえば、ホソダくんも、
実はニコに来た初日が、たまたま中澤さんちのオープンハウスで、
なぜか、打ち上げまで参加して、

「、、、、まぁ、邪魔にならないように、、、、、いれば。。。。」

というコトになり、今では立派に、オープンハウスの荷物の運搬には
欠かせないドライバーとして成長しております! し、、、。

3059.jpg

そんなコトもあれば、
せっかくニコで働きたいと思ってくれていて、
僕も、一緒に仕事がしたいなぁ、、、、と思いつつも、
残念ながらそんなに仕事もなくって、縁がなかったコトも多々ありますし、、(涙)

ニコに設計を頼んで頂いて、とても楽しそうだから僕もやりたいなぁ、、、と思いつつも、
珍しく忙しい時期に重なっちゃって、泣く泣くお受けできなかったコトもあります。。。。


そういう意味で、ほーんと、人生タイミング。


はたして川上くんが将来、どうなるのか?
、、、、ちゃんと、立派な酒飲みになるのか???


長い目で楽しみにしておきますねっ。。。
posted by 西久保毅人 at 01:14| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

教会通りの課外授業

今年の大学の授業は、先週で終わったんですけど、、、、、。

実は昨日、西久保班、延長戦を行ないました!

3060.jpg

実は、荻窪に、教会通り商店街、っていう、
とても素敵な商店街があります。
チェーン店や、大型店舗化ばかりがもてはやされる中、
地域に根付いた、小さなお店のつらなる、とてもいきいきとした商店街です。

3061.jpg

昭和初期からつづくお店、古いお店をリフォームして若い人が営むお店。
業種はいろいろなんですが、いろんな雰囲気が入り交じって、肩肘張らない
生活感のある地域にとっても根付いた商店街なのです。

僕も、かれこれ荻窪在住、15年くらいなんですが、
住みはじめた頃からときどき散歩する商店街。
なんだか、商店街と住宅街のあいのこみたいな、、、、不思議な魅力のある街。

3062.jpg

大学で3年生の授業をすることになってから、

「、、、、さて、何をしようか、、、?」

って、正直、結構悩んでですね、、、、。

「、、、うーん、引き受けたものの、、、人様に教えるようなコトないしなぁ、、、、(汗)」

って正直思って、だったら、僕が教える事がない変わりに、
学生達に、何かを教えてくれるような、考えさせてくれるような、、、、

そんな体験のできる授業にしようっ!

って、思った訳です。。。。
そしたら、ジブン、からっぽ人間で、いい訳なので、、、、(笑)

3063.jpg

そして、できれば、舞台は、街にしよう、敷地とかやる事決めずに、
学生達がそれを探すところから始める課題にしようっ、
って思った訳です。。。。。
そしたら、ジブン、敷地決めなくって、いい訳なので、、、、(笑)


、、、、とそんな訳で、舞台として考えたのが、
この教会通り商店街だったのです。

3064.jpg

実際にある、いきもののような、商店街。
いきものだから、細胞がどんどん入れ替わりつつも、なんとなく「雰囲気」や「らしさ」を
もっている商店街。

いきものだから、成長したり、元気だったり、笑顔だったりしつつも、、、時には病気にもなる商店街。

時には、ちょっとした事で、死んでしまう商店街、、、、。

3065.jpg

はたして、何が大切なのか?
何を失ったらいけないのか?
なんで、いきいきした商店街と、死んでしまう商店街があるのか?

それは、僕たちが何とかできるものなのか??

3066.jpg

そんな、ちょー漠然とした、学生達にとっては、迷惑な授業。

課題タイトルは、「さしだすデザインの発見」。

とりあえず、ケンチクなんかどうでもいい。
まずは、建築学科の学生であるコトなんか、忘れてしまう事。

3067.jpg

、、、、と、
こーんな授業ではあったんですが、ほーんとみんな真剣に真剣に、
街に向きあうっていう事をしてくれて、その成果はもちろん個人差あって、
てんでばらばらなんですが、とても素敵な資料ができました。


だから、この学生達の、エネルギーの集大成を
僕の手元だけに持っておくのは、あまりにももったいなさ過ぎるなぁ、、、、、、
といっつも思っていたのです。。。。

3068.jpg

そんな中、学生の1人の笠巻くんが、
商店街をまとめていらっしゃる方に直接お願いをして、
なんと、教会通り商店街で実際にお店を経営されている方々に
発表する機会を頂いてきてくれたのです!

えらいっ。

3069.jpg


、、、、と、長くなりましたが、
そんな訳で、学校の授業はもう終わったんですが、
昨日は、そういう意味で、番外編。

いよいよ商店街の方々に、プレゼンする日だったのです!!!

3070.jpg

さすがに、授業ではないので、全員参加にはなりませんでしたが、
10人以上の、いろんな年齢、いろんな職種の経営者の皆様に集まって頂き、
緊張の、プレゼン会を行ないました。

3071.jpg

しかし、学生はすごいなぁ、、、、って思うんですが、
授業も含めると、これで3、4回目かな、、、、、彼らの発表を聞くの、、、。

それが、回を増すごとに、だんだん発表が上手くなって行くのですね!

だから、昨日はですね、、、、
もちろん勉強不足のこともたくさんあるんですが、
自分達が考えた事、気づいた事を、実際に課題の舞台である
教会通り商店街のの方々を目の前にしながら、
それぞれものおじせず、堂々と発表していました。

そして、ありがたい事に、商店街の方々からも、それぞれの立場から、
たーくさんの意見や感想、質問をいただき、
終始、たじたじになりつつも、想いを伝える事が無事、できました。

3072.jpg

写真を見返しても、それぞれ、学校では見たことないくらい、
真剣で、とてもいい顔してるなぁ、、、と
思うんですけど、、、
それは、商店街の方々が、
学生の夢物語を真剣に聞いて頂けたおかげなのだと思いますし、
とにかく、本当に伝えられて、嬉しかったんだろうなぁ、、、と思いました。

いい経験です、、、、。ホントに。

3073.jpg

商店街のみなさんからも、とてもあたたかい言葉をいただき、
プレゼンが終わると、全員で二次会に突入!

舞台は、もちろん教会通りの居酒屋で、
お酒を交えながら、ざっくばらんにいろんな話しをさせて頂きました。

みなさんほとんど初めてお会いするのに、
学生達にしっかりと目線を合わせて頂き、とても親密で濃厚な宴会。

3074.jpg

そんなにぎやかな中にも、
これから出て行く社会について、教えて頂いたり
商店街のそれぞれの実情について、教えて頂いたり
ケンチクだけでは何も変わらないという事、、、、、など、
それぞれ、経営者としての立場から教えて頂き、

ホントに、僕たちも勉強になるような貴重なお話を
たーくさんいただく事ができ、とても実りのある一日でした。
(そうそう、実は、せっかくなので、ニコのみんなも参加させて頂いたのです!)

3075.jpg

そして、最後にこのせっかくの出会いを、今後も続けて行きましょう、
毎年、明治の学生さん、待ってますよーっ、と、


僕にとっては、ちょっとプレッシャーにもなる挑戦状もいただき、、、、(汗)

3076.jpg

始まるまではどうなる事かと、、、、ちょっと不安もあったんですが、
寛大な商店街の皆さんのおかげで、
とてもとても楽しかった発表会。

いただいた挑戦状に答えるべく、
この課題は、しばらく続きそうです、、、、!


来年も、また盛大な発表会、しましょうねー! 教会通りのみなさんっ。

お付き合い頂き、どうもありがとうございましたー。
posted by 西久保毅人 at 01:42| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

丸太くらぶ

先日工事が始まった、高円寺の山崎さんちでは、家の中にふとーい丸太を使う予定。。。。

そんな訳で、東京の西の方にある材木屋さんに丸太を探しに行ってきました!

3077.jpg

そもそも、なんで丸太を使おうかと思ったかといいうと、
山崎さんちの敷地は、新防火地域っていう、最近古い木造の密集地で
適用されている用途地域でして、もうこれがムカつくのです。。。。

なんでかというと、ほとんどの構造材を耐火被覆といって、燃えないように
壁や天井の中に隠さないといけなくてですね、、、
そうすると、要するにせっかく木で作っても、ほとんど、家の中には
構造材があらわせないというなんとも、切ない法律なんです。

3078.jpg

もちろん、燃えにくい事は、大切なんだけど、同じくらい木に触れながら
暮らすのも子供達には大事なのだ!と僕は思う。

、、、で、実はこの被覆の仕方には裏技というか、木を使う方法あってですね、、、
被覆って言っても、どんなに被覆をしても、建物は完全に燃えない訳ではなくて、
最低限何分間、火に耐えられるか?という性能で建物は作られています。

だから、いわゆる準耐火建築物っていうのも、時間で言えば火に45分耐えるように
被覆されているだけなので、それ以上の時間、木が現れてても大丈夫ならいいのです。

3079.jpg

それが、実は、燃えしろ設計というもので、
たとえば、普通木造では、10センチから12センチの木の柱を使うんですが、
45分以上大丈夫なようにするには、要するに「太く」しちゃえばいいのです!

で、およそ、その「燃えしろ」がだいたい10センチだから、
つまり、20センチ〜22センチ以上の太さがあれば、堂々と木の柱を安全に
家の中で使うコトができるのです。

20センチ以上って、けっこうな太さですけど、
そんな大きな木が、家の中になったら、めちゃくちゃ楽しそう!

せっかくだったら、もっと太くして、、、だったらどうせなら丸太にしたら、
抱きついても気持ちいいし、、、、、何よりそういう太い丸太が家を支えている
なんて、めちゃくちゃ山崎さんちぽい、、、、、、。

3080.jpg

と、そんな訳で、
とても小さく、高円寺らしい街にたつ山崎さんちには、
家の中に木が生えているように、太ーい丸太の柱がでーんとおかれる予定。。。。

3081.jpg

で、そんな訳で、今回、いろんな工務店さんに、

「、、、あの、できれば30センチくらいの太い丸太を使いたいんですが、、、、?」

って、聞いてみたんですが、そんな丸太、フツウ、使わない訳で、、、、、、、。

だから、「ない」とか、「その太さは集成材しかないね。」とか、
「あっても、べらぼうに高いよ、、、。」とか。。。。。。

大抵、そういう返事で、どうも、なんか、、、、、引き気味のお返事が多くてですね、、、、

僕たちとしても、あまりに高すぎるんだったら、あきらめるけど、
世の中には、たくさん、木がはえてる訳だし、、、、、別に高級なものを欲しいと
言ってる訳でもないし、、、、しかも、節だっていっぱいあっていいし、
どうせなら、ちょこっと、枝とかもついてても楽しそうだし、、、、、、という
イメージだったんですが、なかなか上手く進まなかったので、
いろいろ探して、たどり着いたのが、
以前にも御世話になった、東京の西のほうの多摩の浜中木材さん。

3082.jpg

、、、、、あります、、、、ごろごろあります、、、、。

やったぁ、、、、。

ほーんと、こういう場所は、ワクワクします!

3083.jpg

さて、どうやって運ぶか、、、、等、まだまだ多少難問はありますが、
山崎さんち、楽しくなりそうです!



もー、、、、、、あるじゃん。。。。。丸太。
いっぱい。
posted by 西久保毅人 at 20:37| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月27日

ゆき

そういえば、ジブン、
スキーした事ありません、、、。

そりゃぁ、この歳になると、大抵のコトは、、、、、したことあるつもりなんですが、
この歳くらいにもなれば、大抵の人がしたコトがあるものの中で、
僕に欠落している経験と言えば、
スキーとゴルフでしょうか、、、、、??

3084.jpg

、、、そんな訳で、軽井沢で工事中の山本さんの家。
実は、こんなにたくさん雪が積もっている風景を初めて見ました。。。。。

雪も、トウキョウみたく、べちゃーって感じじゃなくて、
なんだかさらさらです。。。

3085.jpg

けっこうな量の雪が積もってたんですが、
朝目が覚めると、こういう雪景色って結構素敵だろうなぁ、、、、。

しかも、雪だから寒いかと思いきや、
白くて光を反射するからなのか、結構家の中も明るいし、
思ったよりもあたたかい。。。。

3086.jpg

3087.jpg

工事はいよいよ終盤で、
色を決めたりしているんですが、こんだけ夏と、秋と、冬で
色味も景色も変わってしまう場所も珍しいかも知れないですね。。。。

今回、木の板の外壁なんですが、
何色かに染色した木の板を、モザイクみたいに貼って仕上げるコトにしました。
こういうのは、どんなに検討してもできあがるまでなかなか実感として
イメージがつきにくいんですが、
とても、楽しみです!

こういうメンドクさいコトに対応してくれる工務店さんに感謝。

3088.jpg

しかし、香川の竹安さんの家をつくってくれたセンコー産業さんにしても、
今回の長野の谷川建設さんにしても、田舎の工務店さんはいつも感激するくらいに
丁寧で、熱心だなぁ、、、と思うのは僕だけでしょうか、、、?
3089.jpg

通りでは、近所の兄弟が、ソリを片手に散歩していました。

いいなぁ、、、。

こういう場所で育つ子供達は、きっとタフで、
感性豊かに育つんでしょうねー。。。。

3090.jpg

冬は冬で、
夏は夏で、
秋は秋で。

軽井沢のくらしは楽しそうです!
posted by 西久保毅人 at 01:18| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月30日

ダサイというほめ言葉

今日はお天気も良く、上棟日和。
目黒区で工事中の、安藤さんの家の上棟の日でした!

3091.jpg

敷地は50平米くらいで、密集地に建つとても小さなおうちなのですが、
半地下を作ったので建ち上がると結構りっぱなたたずまいです。

3092.jpg

さて、安藤さんちは、いつもとてもおもしろく打ち合わせをさせて頂いているのですが、
そのたんびに、出てくる、安藤さんちのキーワードとも言うべき言葉は、

「ダサイ」というコト。。。。。

「、、、なんていうか、ダサイ感じの家がいいんです!」

って、あまりにまじまじとにこやかに言われるもので、
これはなかなか難しいぞ、、、と思うのです。実は!


だって、「ダサさ」って、結構ひとそれぞれじゃないですか、、、?

むしろ、カッコいいとか、美しいとかっていう方が
そういう意味では、意外と作り出しやすいというか、
納得しやすいというか、、、、
共有しやすいカンカクなのかも知れないなぁ、、、って思います。

「こっちの方が、カッコいいですよねっ!」

って言われると、そっかぁ、、、、って思っちゃうし、
ジブンでそう思っていなくても、
洋服屋さんとかで、

「こっちの方が、絶対カッコいいっすよ、ゼッタイ。」

とか言われちゃうと、ジブンでそう思ってなくっても、

「、、、、、そ、そうっすか、、、、。じゃ、これにしちゃおうかなぁ、、、」

って感じで買っちゃうし、、、、。

3093.jpg

そういう意味では、
かっこよさとかって、ジブンでそう思ってなくても、
なんとなく、雑誌に載ってるからとか、流行ってるから、とか、
あの人もやってるから、とか、、、、、

そういう、外の情報に影響を受けやすいものかも知れません、、、。

3094.jpg

しかし、「ダサさ」って、、、、、
もう少し日常的っていうか、
主観的なカンカクのような気がしますし、
そういう意味では、究極の「らしさ」なのかも知れません、、、、。

もー、、、、、、超難しい。
でも、なんだか、思考に開放感があるっていうか、自由さがあるっていうか、
ちょっと固くなりがちな頭をドロドロに溶かしてくれそうな、
感じでとても楽しいのです!


施主力8割 設計力2割のニコ設計室。
さてさて、どんな「ダサい」家に仕上げるコトができるでしょうか、、、?

3095.jpg

しかし、、、、、、、、
ホソダくんが担当だと、ついついカッコ良くなっちゃうからなぁ、、、。

全身からにじみ出てしまいがちだからなぁ、、、、、、、、カッコ良さが、、、。

3096.jpg


できあがって、

「カッコいいからやり直して下さい!」

って、言われちゃわないように、、、、。

「愛すべきダサさ」を目指して、
新たなニコワールドができそうで、これからが楽しみです!


、、、、、もはや施主力8割だから、安藤ワールドですけどね、、、、。
posted by 西久保毅人 at 11:15| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月13日

40前後の3日間のデキゴト

ちょうど、土曜日、
天気もいいので、午前中に行きそびれた高円寺の山崎さんちの現場へぶらり。。。

30100.jpg

そしたら、なんと山崎さんもぶらりご近所さんとお話中。
もちろん、打ち合わせって、きめて合うのも大事だけど、
こういう感じで、

「おお、奇遇ですねぇ、、、、。」

的に現場で会うのはいいですねぇ、、、。

3101.jpg

それで一緒に、山崎さんのお気に入りのカレー屋さんの外壁を見にぶらり。

天気もいいし、

そのまま高円寺で昼から高円寺で飲んじゃいますかっ?
あさって誕生日ですしね、お互い。。。。。

って、お互い言い出したい顔をしつつ、、、、、、、

僕はめずらしく次の予定があったので残念、、、、、。
そう、僕と山崎さんは、おなじ誕生日!

3102.jpg

さてさて、去年できた鴻巣さんちの点検へ。。。。。

いつ行っても、直太郎くんに大歓迎のキクチさん。
必殺、べろべろチュウ攻撃!

いいですね、子供ってだけで、、、、、、、。
40歳にもなると、捕まりますよね、、、、、。

今のうちだけだぞ、直太郎!!
なめとけなめとけっ!


さて、
その後は、新しい本棚を頼まれている小林さんちへ。
本棚をつくる仕事なんですけど、話はいろんなところへ飛躍して、
せっかくだから、ちょっと新しい作り方を考えてみたいなぁ、、、、と
シノハラさんと盛り上がる!

3103.jpg

そうそう、翌日ぶらりと西澤さんちへ。
西澤さんちの、この外構やポスト、なんと、この黒いタイルそのものまで、
実は、西澤さんの手作りなのです!
行くたんびに、ちょっとづつ、手が加えられてて、いつも感動!


3105.jpg

そして、「あっ」と思い出して、
善福寺川沿いの、気になってた住宅までぶらり。
3104.jpg

そうそう、この家、僕が設計した家ではないんだけど、
なんか、この縁側感というか、のんびりした感じがいいなぁ、、、
と通りがかる度に思ってて、いつもちゃんと見てなかったので、改めて観察。

柵は残念だけど、なんかいい雰囲気の家。
ロケーションも最高です。


3106.jpg

そうこうしているうちに月曜日。
神宮前の家では、屋根のスレートがようやく貼り始められています。

3107.jpg

スレート職人さんが、1人で複雑なカタチに「、、、うーん。。」
とうなりながら丁寧にイチマイイチマイ施工されています。

うーん、、、、これは時間かかりそう、、、、、。

3108.jpg

3109.jpg

そして、いよいよ本田くん左官の、左官工事も始まるので、
地層のような外壁を目指して、サンプルを確認。

しかし、外壁はとても大きいから、小さな見本だけだとなかなかイメージがつきません。

そんな訳で、塗りながら、何段階か、仕上げ具合を確認させてもらう事に
してもらいました。。。。。楽しみです。



3110.jpg

3111.jpg

という感じで過ごしているうちに、気がつくと、、、、あらら40歳!

べろべろすると、捕まる年齢に突入です、、、、(涙)

しかし、
なんとなんとっ!

前回、皆さんに投票をお願いした時点では、20票の6位くらいで
かなりもう、、、、、惨敗濃厚だったのですが、

御陰さまで
なんとなんと、奇跡のように200票をこえて、
今の時点で
堂々二位まで急浮上です!!!!

3114.jpg

すごーい。

もう、感激です。
皆さん、どうもありがとうございます!!!!!

投票締め切りまで、あと二日。


もし投票まだの方、いらっしゃいましたら、
ぜひぜひ、ぽちっとお願いしまーす!!!!
posted by 西久保毅人 at 01:28| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月14日

作品

昔からなんですが、
僕はいろんな人の出会いや関わりの中でできあがるケンチクを
「作品」って呼ぶのが、どうも好きではないのです、、、。

ていうか、キライ。。。。。。ていうかピンとこない。

3115.jpg

ピンとこないものは、ピンとこないから仕方がないのだけれど、
じゃあ、なんて呼べばいいのか、、、、、?

、、、、、それもよく分かりません。

ケンチクは、ケンチクなのです。


ケンチクは、、、、、、、ケンチクなのです。

3116.jpg

でもね、、、、、
唯一、学生時代の課題だけは、
僕は、「作品」って呼んでいいんじゃないかなぁ、、、って思っていて、
それは純粋に、自分の中から絞り出したモノだから。。。。。かなぁ。。

3117.jpg

写真は、今年の西久保班の、第二課題の作品達。
それぞれ一生懸命悩んで、絞り出した作品達。

3118.jpg

ちょーど、最終提出の日に早めに行って、
みんなの図面や模型をひたすら写真に収めてみました。

最後の最後まで、みーんな見事にジタバタしてくれて、
その成果や、やりきれたか?、不完全燃焼か?はあるにしても、
よく自分に向きあってくれてなぁ、、、、と思いました。

3119.jpg

もちろん、ここでの完成度も大事だけれど、
ジンセイはもっと長い。。。。

まだ3年生なのだから、今の優劣なんて、ほーんと、あってないようなものです。。。
だから、成績なんか、とりあえず気にしない。

3120.jpg

それよりも、やりきれたかどうか?
くやしかったかどうか?
それだけが、とても大切。

ちゃんと、ジタバタしたかどうか?
それだけが、とても大切。

3121.jpg

カタチにできたかどうかはともかく、みんな、それぞれに、
キラキラしたもの、熱いものを胸に秘めていて、
それが、10人ともぞれぞれ違うのが、付き合っていてとても楽しかったです!


そして、とってもおもしろいんだけれど、
実は、3年生の頃から20年経った今、僕が思うのは、
褒められたかどうかはゼンゼン別として、
その頃に、設計で興味を持っていたコトと、今僕がケンチクを設計しながら
定規にしているコトって、意外とそのまんま。

3122.jpg

そう、人間って、いつまでたっても変わらないんだなぁ、、、、、
ってコトを、最近思います。。。。。

僕も、つい先日まで、3年生だったような気がしているので、、、、(笑)

3123.jpg

表現や、つく仕事によって20年後はいろいろだと思うんですが、
だから、結局、この作品の中に、自分の中の根っこのようなものが
にじみ出てるんだろうなぁ、、、、って思います。

20年前は考えもしなかったけれど、、、、。ねぇ、、、、。

3124.jpg

さて、
そんな訳で、明治大学での2年目の授業が終わったんですが、
自分でも不思議なカンカクだなぁ、、、って思うのは、
授業は自動的に、いちおう終わるんだけど、
僕の授業をとってくれた子達のコトは、なんていうか、
終わっても気になって仕方がない、、、、、という不思議な感覚がありましてですね、

3125.jpg

去年の子達が、今年は4年生になったので、
先日、卒業設計の審査会に行ってきたんですが、、、、、
そこでも、やっぱり、去年の僕の班の子達の作品が一番、楽しみ。

3128.jpg

それぞれ掲げたテーマに悩みつつ、絞り出した卒業設計。
1年でおっ、と成長したり、伸び悩んだり、相変わらずがむしゃらだったり、、、、
と、いろんなコトを感じたんですが、

そんな中でも、去年、僕の班の中で、でちょっとくやしい想いをしたであろう林くんが、
街にしみ込むような魅力的な小学校の設計で
建築学科賞を受賞するという快挙!!!!おめでとう。

学生の卒業設計って、今までも何度も見てきたんですが、
今年からは、そういう意味で、見方が変わってしまった、、、というか、
何だか、親目線なのです、、、、、。

3127.jpg

そういう意味では、この子達も、
来年の卒業設計では、またぜんぜん変わっちゃうんだろうなぁ、、、、。

3126.jpg


コジン的には、
今回、くやしい想いをした子達の、来年が楽しみだな、、、、、。(ニヤリ)


さて、投票も残り一日。
もしまだでしたら、、、、、、、ぽちり。
posted by 西久保毅人 at 01:10| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

ぶるーたす

現在発売中の、BRUTUS(マガジンハウス)に、
2010年にお引き渡しをさせて頂いた「鷲巣さんの家」を掲載して頂きました。

3129.jpg

Casa BRUTUSは、住宅に毎号特化した雑誌ですが、
こっちのほうのBRUTUSで住宅を特集するのは、なんと10年以上ぶりとのコト。
だからか分かりませんが、
紙面を見ると、もちろん新しいおうちもあるんですが、
ここ10年くらいの結構時間を経過した住宅も取材されていて、
そういう意味で、ちょっと新鮮な紙面。
なんだかんだと完成してすぐの家ばかりの雑誌が多いですから、、、、。


そんな号で、取材していただいて、とても光栄です。
コンビニでも、買えますからきっと、佐賀でも買えるはず!



鷲巣さんちも、かれこれもうすぐ3年。

3130.jpg

毎回うかがうたびに、楽しく生活をされていて、
先日は、屋上への階段や駐輪場を改めて設計させて頂いたりと、
完成してからも進化する鷲巣さんちです!

3131.jpg

今回の取材は、「わがままな家ができるまで」という
鷲巣さんとの家づくりの始まりからエピソードを主に取材していただきました。

そんな訳で、
鷲巣さんから最初に頂いた家のイメージイラストが、どーんと
大きく掲載されています。

改めてこうして、紙面で見ても、素敵なイラスト!!!
もーー、鷲巣さんのイラストが表紙だったら良かったなぁ、、、。
一枚の中に、家に対する想いが、たーくさんつまっているのです。。。。


突然、このイラストが送られてきた日のコトを思い出してしまいました、、、。

「おー、これは絶対プロだプロだ、プロのシワザだー。。。。。。

 そんな人がニコに依頼なんて、きっと何かのマチガイか、カンチガイ、、。

 困ったな、、、、どうしよう、、、、。」

、、、、、とそういえば、ニコでは大騒ぎ。。。だったんです。。。。

3132.jpg



しかしそのうち、 鷲巣さんにBRUTUSからイラストの依頼がくるかも知れませんねー。。。。


そうそう、先日の投票ではたーくさんのポチッと、をありがとうございました!!!!
お願いするまでは、20票くらいで、やばー、、、、っと思ってたんですが、
最後の日には240票以上になっていまして、おそらく堂々2位でみごと予選通過!

どうもありがとうございましたー!
posted by 西久保毅人 at 23:24| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月27日

マル派

現場で作ってもらうサンプルとか見本って、
たいてい四角。

たくさん作ってもらっても、まぁ、サンプルはサンプルだし、
使い道もイマイチ思い浮かばず、捨てちゃうコトが多いんですが、
こないだ、軽井沢の山本さんちの玄関の仕上げ用につくっていただいた
仕上げサンプルは、なんと、丸。

丸いサンプルは、初だなぁ、、、さすがに。

3139.jpg

サンプルっていうより、、、、
そのまんまでも、なんか、かわいいですし、
お菓子のおかき、みたいですし、、、、
せっかくだから、、、、

3140.jpg


、、、、、、という訳で、


3141.jpg

捨てるの、もったいないですし、
もすこしたくさん作ってもらって、
玄関の土間に埋めちゃうコトになりました!
3143.jpg


既製品ではないものを、わざわざ作るコトは、
大変そうだったり、高かったりします。。。。。

丸いタイル作って下さい、、、、とかいうと
丸だと型枠が高いからなぁ、、、、ってなるのが世の常。。。。。

これも、ある意味、手作りタイルとも言えなくもないですが、
型に使われているモノは、実はペンキの蓋だったりして、
きっと、

「、、、、だって、ペンキのふた、余ってるし、、、、。」
っていう、ただの節約術なのでしょうけど、

そういう職人さんのちょっとした遊び心ある知恵は、
固っ苦しく考えがちなケンチクを、
もっと初原的で、誰でも参加できる自由なモノにしてくれます。

3142.jpg


そんな訳で、ケンケンぱぁ、の玄関。


何か、うまれる時は、たいていこんなもんです。。。。(笑)
posted by 西久保毅人 at 01:25| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

木のほうが、えらい街

ニコでは、春に完成に向けていろいろ現場が進行中。
そんな訳で、昨日、今日と連日で完了検査でした!
両方とも無事、合格。

ふうっ、、、。

3147.jpg

そんな訳で、3月は
17日(日)は軽井沢で、
20日(水曜祝日)は、港区で、二日間オープンハウスを開催予定なのです。。。。

3145.jpg

さて、まずは、20日にオープンハウス予定の、港区の飯島さんの家。
実は、ニコって、都内でたくさんのおうちを設計させて頂いているんですが、
山手線の内側って、ほとんど事例がないのです、、、。

それは、きーっと、僕が田舎モンで、
まだまだトウキョウの中心部で設計をさせて頂くには、10年早い、、、、という
コトなのだと、自覚しているんですが、
飯島さんの家の港区の敷地は、もう、まさにトウキョウのど真ん中!

ようやく、僕の、都会的なスーパーハイセンスがバレてしまったか、、、と
ウキウキしながら敷地を見に行ったんですが、、、、、、。

3146.jpg

駅から敷地へ向うにつれて、巨木巨木。
しかも、めったにお目にかかれないくらいの幹の大きさの木が
あちらこちらにはえています。
3153.jpg
トウキョウのいろんな場所で、ミニ開発が進み、そのたんびに木が切られて
白々しい住宅地ができていますが、それはきっと、なんて言うか、、、、

「人間がいちばんえらい。」

っていう考え方なんだと思うんですが、
この街では、むしろ、

「木が一番エラいのだ!」

っていうコトが、街のいたるところで感じられます。
3152.jpg
建ものの塀、柵、駐車場、家、、、、。

いろんなものが、巨木をさけて計画されているんです。

そんな意味で、いよいよトウキョウのど真ん中っっていうあわい期待は
裏切られましたが、、、、、、、(涙)。
最初に敷地を訪れた時、とても感動しました。

なんでも更地にしてしまえばいい、なんて考え方は根本的に間違っています。
更地にしてしまったら、もう、面積っていう数字しか残りません、、、。

こういう風に巨木がある事は、便利か不便かっていうと、間違いなく不便で不自由。
でも、そういう不便で不自由だからこそ、
思いもよらないアイディアがうまれたり、ふふっ、って思わず笑ってしまうような
ユーモアのある街になるのだと思いますし、そういうほうがぜーったい、楽しいのです。

3151.jpg

さらにこの街は、地形も高低差があり、
そんな森のような小道を抜けて、階段をぬけると敷地はありました。
この場所を選んだ飯島さん、素敵だなぁ、、、って思いました。


、、、、しかしまぁ、そうそうウマい話はないもので、
街は素晴らしいんですが、、、、、、とにかく敷地が小さい!

ここだけの話ですけど、、、、、

飯島さんち、ニコ史上最小のおうちです。

3144.jpg

緑の多い、森のような巨木の街とは、真逆の極小の家の話。

3150.jpg

きっとこれは、飯島さんからの、なぞかけだったのかも知れません。。。。。

3149.jpg

トウキョウの、ど真ん中の、森のような場所に、
ちょこんと居場所をつくる。

「私たちは、この森のような場所に住んでいるのだ。」

3148.jpg

それだけを感じられるような、小さな小さな、、、、、。

だったらいっそ、小ささすら感じなくなっちゃえばいい。


そんな家になりましたよ。

ただ、目下の悩みはですね、、、、、、
オープンハウスをどういう風にするか?ってコト、、、。

たくさんの方に、感じて頂きたい反面、
なにせ、とっても可愛くて小さなおうちですから、、、、、、。

困った困った、、、、。
posted by 西久保毅人 at 02:05| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月12日

軽井沢でオープンハウスです!

今週末の3/17(日曜日)に、
長野県の軽井沢町で設計をさせて頂きました「山本さんの家」の
オープンハウスをさせて頂きます。

3161.jpg

3162.jpg

軽井沢は、避暑地として有名ですが、
一年を通して訪れてみると、こーんなに行った時々で表情の変わる場所
も珍しいのではないかな、、、、と思ったりして、
それが実は、一番の魅力なのかも知れないなぁ、、、と思いました。

3165.jpg

最初に行ったときなんかは、真夏で、なんだか踏み入れるのが
ちょっと怖いようなうっそうとした森のような場所でしたし、

3164.jpg

3166.jpg

秋はすっかり紅葉し、街中落ち葉のカーペット。


3155.jpg

そしてあっという間に冬が来て、
あたり一面雪景色!

実は、葉っぱが落ちてから現場に行った時なんか、
あんまりにも景色が違うんで、

「、、、こんな景色じゃなかったし、敷地間違えたな、、、。」

と、思ったほど、、、、。

3157.jpg

それを毎年毎年繰り返していく訳で、
もちろんその季節ごとに、大変なコトもたくさんあるそうですが、
こんな一年間を毎年過ごせるなんて、
山本さんちの子供達は楽しいだろうなぁ、、、、
羨ましいなぁ、、、、と思います。

3158.jpg



3160.jpg

ただ、設計の方は、、、、というと、
これだけめまぐるしく景色がかわり、
どこまでが敷地か、、、、ほんとどうでもいいような場所な訳で、
僕にとっては、何をよりどころにするか、、、、?っていうのが
正直、大変、、、、、。

3167.jpg

そして、こういう自然って、見た目は美しいけれど、
実際は、無防備な人間にとっては、時には怖い、っていう事も、同時に感じました。


だから、建もの作るっていうよりも、
いろんな季節や、家族のデキゴトを、
大きく包むような、ちょっといびつな屋根を考えました。

森の中の、大きな屋根の下。

森に住む、ちょっと不思議な生き物のような、デンとしたたたずまい。

3159.jpg

東京からはちょっと遠いですが、

「そうそう、ちょーーど、今週末にかけて軽井沢に出張、出張っ♪」

という方もたくさんいらっしゃると思いますので、、、、(笑)

ぜひ見に来て下さい。

3163.jpg

軽井沢もずいぶん雪が溶けて、そろそろ春。

こんな下見板張りの外壁が目印です!

内覧をご希望の方はこちらまで御連絡下さい。
posted by 西久保毅人 at 00:33| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月16日

ふたつのオープンハウス

いよいよ明日は、軽井沢の「山本さんの家」のオープンハウス。
実は、3/20(水、祝日)には港区の「飯島さんの家」のオープンハウス
予定していて、たまたま同時期に2つのおうちが完成しました。

3169.jpg

でも、おもしろいなぁ、、、と思うのは、
完成に向けて改めてふたつのおうちの断面を描いてみると、
なんか雰囲気が似ててビックリ!

どっちも起伏の豊かな場所との関係があるコトに気がつきました。。。



3168.jpg

ただ違うのは、
実は山本さんの家の軽井沢の敷地面積は、1000u以上というニコ史上最大。

飯島さんの家の敷地面積は、34uと、ほぼニコ史上、最小なのです。。。。

3171.jpg

とても良く似ている部分もありつつ、
最大と最小っていう真逆のおうちが同時に完成するっていうのは、
なんだか不思議な縁を感じます。

でも、共通するのは、
どっちも「木の方が、エラい場所」っていうコトでしょうか、、、?

どちらも、とても気持ちのいい優雅な家になりましたよ!

3170.jpg

そうそうあと、もひとつ共通するのは、、、、、、

3172.jpg


ニコの
「もじゃもじゃのほうの人」
の、ご担当というコトでしょうか、、、、。


内覧をご希望の方は、こちらまでお問い合わせ下さい。
posted by 西久保毅人 at 17:38| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月25日

旅の途中、でさえあれば、、、。

3218.jpg

3174.jpg


3175.jpg


3176.jpg


3217.jpg


3177.jpg

3215.jpg

3179.jpg



3181.jpg

3182.jpg



3183.jpg


3220.jpg

3184.jpg

3185.jpg

3186.jpg

3187.jpg

3188.jpg

3189.jpg

3190.jpg


3191.jpg


3192.jpg


3216.jpg


3193.jpg

3194.jpg

3195.jpg

3196.jpg

3197.jpg




3198.jpg

3199.jpg




3200.jpg

3201.jpg

3202.jpg

3203.jpg

3204.jpg

3205.jpg

3219.jpg

3206.jpg


3207.jpg


3208.jpg

3209.jpg

3210.jpg

3211.jpg

3212.jpg

3213.jpg

3214.jpg

、、、、という訳で、
飯島さんの家のオープンハウスは、天気も良く、100人以上のご来場を頂きました。
どうもありがとうございましたー!!!!

、、、、さて、
いつものようにグダグダと書くところでしたが、
想いもよらなかったタイトルの言葉がふっと浮かんで、
写真を見てたら、言葉、いらないかな、、、、、、と思いましたのでやめます、、、。




飯島さんちについては、こちらをどうぞ。
posted by 西久保毅人 at 22:57| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月04日

今週末、佐藤さんの家オープンハウスです。

4月ですねっ!

みなさんは、何年生になりそうですか???

3223.jpg


さて、告知が遅くなってしまいましたが、
今週の日曜日4/7に、東京都品川区にて設計をさせていただきました「佐藤さんの家」の
オープンハウスをさせて頂くコトになりました!


内覧をご希望の方は、こちらまでお知らせ下さい。


折り返し、ご案内を送らせて頂きます!!!!
posted by 西久保毅人 at 13:46| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月09日

香川の長期優良住宅

昨日は、ほーんと奇跡的な晴天で、「佐藤さんの家」のオープンハウス、
たくさんの方に見に来て頂きました!

また案の定、写真が多すぎるので佐藤さんの家のコトは、またまとめてから書きます、、、。

3242.jpg


さて、
ちょうど3月の終わりに、ぶらりと香川の「竹安さんの家」
行ってきました。。。。
去年の11月にお引き渡しをしてから4ヶ月ぶりです。


3231.jpg

、、、、ほーんとに、「ぶらり」って感じで行っちゃったので、

「もうー、来るなら来るで、、、、、せめて、もすこし早く言ってよねー。。。。」

と、竹安さん。。。。。


すみません僕、ホントに「ぶらり」と行くタイプなのです、、、、。
あれ、、、、、こういうタイプだって言ってませんでしたっけ、、、?


3230.jpg

さて、そんな感じで押しかけてしまったのですが、
とても楽しそうに住んで頂いている御様子で、とても嬉しかったです。

いろんな生活のものが置かれて、あー竹安さんちだなぁ、、、と
感じるコトができましたし、家でのいろんなエピソードをうかがって
竹安さん達だけでなく、おじいちゃんおばあちゃん達も
とてもいきいきとされていて、ほっと一安心でした!!!

3232.jpg


3233.jpg

さて、そんなたくさんのお話の中で、いちばん嬉しかったのは、
竹安さんのお子さんの、保育園のママ友達がたくさん集まった日のお話。。。。。

その日は、たくさんの子供達とそのママ達がたくさん集まって、
中には初めてちゃんとお話するようなママ達もいらっしゃったので、
竹安さんにとっては、ちょっとドキドキの日。。。。。

3241.jpg

さてどうなる事かと思ってると、みーんな居心地よくて、予想外にくつろいで、
気がつくと思ったより長い時間が経っていました。
すると、その中のママの1人が、
「ちょっと下の子、お迎えに行ってくるね。。。。また帰ってくるからっ!!!」
と、車で出かけて、子連れてまた竹安さんちに帰って来てくれたそうです。

そして、またノンアルコール飲み会はえんえんと続き、、、、。

と、そんな話。。。。

3234.jpg

はたして、僕は何を目指して設計をしているのだろう、、、?って

時々、そんなまじめなコトを考えたり、見かけによらず、いまだに悩んだりするんですが(笑)、
ああ、こういうコトなのだなぁ、、、とつくづく思いました。

初めて出会った人達が、みんな、なぜかリラックスして親密になったり、
いつまでもいたくなったり、、、。
なぜか、いつの間にか本音でお話ができたり、、、。

僕たちが作るケンチクが、
人と人との距離や関係を、あっという間に近づけたり、安らげたりする手がかりになれば最高です。

3236.jpg

家の中ではどうしても泣き止まない赤ちゃんを、
抱っこしてちょっと外に連れ出すと、急に泣き止む事があります。

家の中では話せない事も、ちょっと散歩していると自然と話しやすくなる事があります。

家でテレビを見ていると、あっという間に過ぎるお昼の時間が、
公園にいると、結構遊んでも、一時間くらいしか経っていない事もあります。

3237.jpg

そんな守られながらも、外にいるような状態が、
赤ちゃんが泣き止むような空気が、
家の中でも感じられたらいいな、、といつも思いますし、
それは、僕がいちばん居心地がいいと思う空気感なのです。。。。。

でも、こいうのって、僕だけ思ってても、ただのコジン的性癖みたいなものなので、、、、
そういうのが、竹安さんにもそうだけれど、そのまたお友達にも
共有できるって、とても感動。。。。


、、、、、まぁ、あとの半分は、僕が「閉所恐怖症」ぎみであるコトに起因していますが、、、、(汗)

3238.jpg

さてさて、そういえば、ちょっと前に竹安さんに頂いたメールでのエピソード。
うれしいなぁ、、、って思ったので、いつか紹介できたらと思っていたので
この場を借りて紹介しますねー。

3239.jpg



竹安さんより

役所の言う「長期優良住宅」ではないとは、薄々感じていましたが(笑)
念のために、問い合わせました!

はっきり言って、私達にとっては、かなりの優良住宅なんだけどな、、、。
今日も、子供の友達が遊びに来て、テーブルの下に隠れたり、家中を上ったり下りたり(笑)
外では、石山に上ったり!とっても楽しそうでした。

これを優良住宅と言わずして、何を優良住宅というのでしょーか?なんて、思いましたよ!
すでに、リビングの床には、キズもついたり、表面の色も変わってきたり、
竹安家になりつつある今を楽しみ、また何十年か先の我が家の姿も楽しみであります!

やはりウチは、「長期優良住宅」だと思うのです(笑)

あー早く、西久保さんやキクちゃんと、我が家でダラダラ飲みたいです!

たけやす。


3243.jpg

と、そんな訳でですね、、、、
これからも、ニコ流、長期優良住宅の確立を目指してですね、、、、、

日々、精進いたします!!!!


3240.jpg

次回は、「ぶらり」の二日前くらいには、、、、、、、お知らせします、、、、。(汗)

にしくぼ
posted by 西久保毅人 at 01:10| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月12日

佐藤さんの家

3244.jpg

日曜日の佐藤さんの家のオープンハウス。
天気予報や、前日の天気がウソのような、ミラクル晴天に恵まれて、
とーても気持ちいいピクニックのような一日でした!!!!

3245.jpg

おかげでたくさんの方にご来場いただいて、

「なんだか、家の中に街があるようですねっ!」

と、とても嬉しい感想をみなさんに頂きました。

3246.jpg


どうもありがとうございます。

3247.jpg

そうそう、、、、、、

思いおこすと実は、
佐藤さんに初めて家づくりのご相談をいただいたのは、
2009年頃なので、、、、、、もう3年以上前ですねー。。。。

3248.jpg

もうずいぶ前で、土地も何にも決まっていない頃。。。。。

その時に、佐藤さんがこれまで行ったキャンプや野山の素敵な素敵な
風景の写真を見せてくれて、家とか、生活とか、、、、、そういうコトに
ついての佐藤さんの価値観を聞かせてくれて、とっても感動したのを覚えています。

例えば、雨について。
例えば、屋根について。

3249.jpg

別にケンチクの話でも、難しい話でも、
なんでもない、ただの佐藤さんの好きなものや気持ちいい野山の場所の話しなんですが、
そのお話は、とっても初原的で、
雨が降ったら、その雨音が感じられるテントみたいに、
家もただただ、頑丈で、堅牢で、外を感じない息苦しいものではなく、
家にいても、いろんな天気や季節の変化を感じられような、
そんな場所が僕たちはいいんです、、、。

と、そんなようなお話をうかがいました。。。。

もう、あんまり前で、ちゃんとは覚えていませんけれど、
なんていうか、、、、佐藤さんが伝えようとした「カンカク」はとても
よく覚えています。。。。。

3250.jpg

3251.jpg

そうそう、「カンカク」ってとても主観的なもの。

だから、よく「カンカクでモノを考えるなっ!」

とか、バカな上司がいうシーンがありますが、
僕なんかに言わせたら、自分のカンカクで判断してモノを考えないと、
絶対人に伝わらないし、信じられないな、、、、と思いますし、
カンカクが伝わらない限り、信頼関係なんかうまれないよなぁ、、と思うのです。。。

3252.jpg






3253.jpg

3254.jpg

もちろんたくさんの御要望を頂く訳ですが、
要望って、情報だから、処理しちゃえばどうとでもなりますし、
だから、設計なんていうのは、どーとでもなるんですけど、、、、


「カンカク」に答えるっていうのだけは、そう簡単にはいかないのです、、、、。


3255.jpg

3256.jpg

3257.jpg

3258.jpg


西品川の、密集地の20坪に満たない小さな角地。
しかも、新防火地域で、しかも三階建て。

いちおう、家づくりではあるので(笑)、、、、、、

3259.jpg

もしかすると、佐藤さんの「カンカク」とは、
真逆のような敷地条件かもしれません。

でも、街という自然の中に、自分達の居場所をこっそり手に入れたような、
地面とつながりながら、その時々の雨や風、光のそのままを感じられるような
暮らしが送れる場所になるといいな、、、、と思いながら設計をさせて頂きました。

3260.jpg

3261.jpg

3262.jpg


3263.jpg


なんとなく、家の中央が、大きく吹き抜けた家の中の街のような場所で、
その両側の2つの三角の固まりが、無防備な場所をがっしりと守っているような
そんな空間。。。。

吹き抜けに面した小窓から、洗濯物でも吊るしたら、
ヨーロッパの街路のようなシーンができるかもですねっ、
と、そんなコトをお話ししながら設計を進めさせて頂きました。


3264.jpg

3265.jpg

3266.jpg

ですが、ホントにそういう風に感じて頂けるかな、、、?


そういうのって、できあがるまで、なかなか知るコトはできないんですが、
できあがって、

「おーっ、なんか山にいるみたーいっ!!!」

って、佐藤さんの声が聞こえて、よーーーやく一安心、、、、。

とても喜んでいただいて、ホッとしましたし、
敷地はとても古い街なんですが、通りすがる近所のおばちゃん達が口をそろえて、

「素敵になって良かったわぁ、、、。この角地、どうなる事かと思ってたのよ。。。」

と声をかけて頂いたのも、とても嬉しかったです!

3267.jpg

3268.jpg

3269.jpg

そうそう、
ちょうど、そんなおり、
鷲巣さんの家の鷲巣さんのブログを読んで、
なんか、そうそう、そうだよなぁ、、、って思ったので
紹介しておきます。。。。。。

これこれ。

鷲巣さんのお話は演劇についてなんですが、
実はケンチクも、持って歩けないし、その場で体験しないと
絶対にホントのトコは、分からないものです。

その場にいなければ、絶対に味わう事ができないもの。。。。

3270.jpg

逆に、その場にいなくても、写真やDVDで伝わる程度のものは、
あくまで情報の断片でしかありません。
それももちろん、大切なんだけれど、
そこで抜け落ちるものが、僕は一番大切だなー、、、、といつも思います。

鷲巣さんは、それをライブの感覚とおっしゃっていますが、
それって、最初に書いた佐藤さんの「カンカク」に近いものだなぁ、、、
って思って読みました。。。。


3271.jpg

図面とか、模型とか。。。。。。

それでは絶対表現できない原寸の肌合い、カンカク。

鷲巣さんがおっしゃるように、それは、とても手間がかかり、危うく、一度きりのもの
なのだけれど、そういうカンカクをやっぱり信じていきたいなぁ、、、、と
思うのです、、、。

3272.jpg

3273.jpg

3274.jpg

3275.jpg

3276.jpg

3277.jpg

3278.jpg

3279.jpg

3280.jpg

3281.jpg

3282.jpg

3283.jpg

3284.jpg

3285.jpg

3286.jpg

3287.jpg

さて、、、、、、

3288.jpg

オープンハウスのあとは、、、、、
佐藤さんの計らいで、僕たちと、佐藤さんのご友人家族と一緒に
恒例の宴会。


3289.jpg

3290.jpg

3291.jpg

3292.jpg

3293.jpg

やっぱり、完成した家で、飲めるのは最高ですね!!!

また、お引っ越し後にうかがうのも楽しみですが、
ようやく仕事を離れて、ざっくばらんに敷居なく、
ほどよくお酒もまわりながら、これまでやこれからについて、、、、。

3294.jpg

ニコの家ではですね、、、、
楽しく宴会のできる家、っていうのだけは、
頼まれなくても、そうなりますからご心配なく、、、、、。

3295.jpg

そして、ご覧の通り、ホソダくんは、花のトウキョウでも
女性には苦労していないようですので、、、、

鳥取の御両親、、、、ご心配なく、、、、、。

3296.jpg

posted by 西久保毅人 at 01:37| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月16日

ハッピー

先週末、足立区で着工しました渡辺さんの家の上棟式でした!

3310.jpg

「最近は、上棟式するトコ、ニコさんとこくらいですよぉ、、、、」

と構造設計をお願いしているなわけんジムの下田さんがおっしゃっていましたが、
やっぱね、、、、上棟式はしないと、、、。

やっぱね、、、、現場で飲まないと。。。。(笑)

3312.jpg

別に、その規模ややり方は、その時々で、いろいろでいいと思うんですけど、
上棟式は、これから本格的に始まる工事のいろんな職人さん達とご家族の
顔合わせの時間。
まぁ、仕事も大切ですけど、つかの間、仕事ではない時間を、現場で、ともに過ごす、
ってコトが、なんか、大事だと思うんです、、、。

なんか、、、、ですけど。

3309.jpg

建築でもなんでも、

なんか、大事、、、、、ってコトが、とても大事です。。。。


そうそう、なんか大事っていうと、
今回工事をお願いしている、山口工務店さん。

こういうお祝い事とかの、なんか大事な時に、いっつもお揃いのはっぴを
みなさんで着用されるのです、、。

かっこいいなぁ、、、。といつも思います。

とても古くさくて、こんな工務店さん、初めてなんですが、
なんか、いいですよね。こういうの。。。。

なんか、気が引き締まりますし、
なんか、節目って感じがしますし、
なんか、はっぴだけに、ハッピーな感じがします。。。。。よね。。。。

そして、若い大工さん。

「ジブン、まだ見習いなんで、、、、。」とのコト。

見習い。

これも、ずいぶん、古くさい言い方。。。
でも、なんかいいですよね。。。。見習いっていう言葉を使えるって。

そっかぁ、、見て、習うんだもんね、ホントに。
研修とか、オープンデスクとかって最近よく言いますが、
見習いの方が、ちゃんとプロを目指してる感じがします。

3313.jpg

いいなぁ、、、なんかいいなぁ、、、、。


ニコも、こういう、ハッピーはっぴを作ろうかなぁ、、、、。

そして、見習いも、くるといいなぁ、、、。

くるといいなぁ、、、。

くるといいなぁ、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:40| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月21日

くらしの残像

先日、雑誌「住む。」の取材で尾崎さんちにうかがいました。

「住む。」は、とっても素敵な雑誌です。
なんていうのかな、、、、、。

3305.jpg

たぶん、タテモノが雑誌の主役じゃないところかなぁ、、、。

そして、何十年も前から変わらないもの、
何十年後の未来も、きっと「いいよね、、。」と思えるもの。。。。

そういうものだけを伝えようとしているからかな、、、、と思います。

3304.jpg



3303.jpg

尾崎さんは、「STROLL」っていう雑貨屋さんを家でOPENされているんですが、
お店に並んでいるもの、尾崎さんが選ぶ商品も、
そんなモノ達。
尾崎さんが、自分でさわって、自分で使って、良かったモノ達。

3302.jpg

だから、お店で売ってるものの多くは、
ホントに尾崎さんの台所にあります。


3299.jpg


「人間のくらしなんてね、、、、
100年前も、100年後も、、たいして変わりゃしないのよ。」

「いいなぁ、、って心から思えるものなんてね、、、、
100年前も、100年前も、たいして変わりゃしないのよ、、、。」

3298.jpg


「日本人なんてね、、、、、
美味しいおにぎりが食べられたら、それだけで幸せなもんなのよ、、、。」


尾崎さんちのモノ達、尾崎さんちのくらしの残像をぼーっと眺めていると、
そんな声が、どこからか聞こえてくる気がします。。。。。

それは、きっと、本物のくらし、そのものだからでしょうね、、、、、全部。

3297.jpg

尾崎さんによって、家ふきこまれた命が、
ちゃーんと、写真に映ってるといいな、、、。


3301.jpg

本になるのが楽しみです!

3306.jpg
posted by 西久保毅人 at 01:59| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月10日

そらとくも。

どこまでが街で、どこまでが家で、

3320.jpg

どこまでが子供で、どこまでが大人で、


3314.jpg

どこまでが完成で、どこまでが未完成で、

3315.jpg

どこまでが設計されたもので、どこまでが持ち込まれたもので、

3317.jpg

どこまでが、上手くて、どこまでが下手で、
どこまでが新しくて、どこまでが古くて。

3319.jpg

そんないろんなモノごとが、もう、しっちゃかめっちゃかで、
まじりあって、もはや、そんなコトがどうでもいいくらいで、

ただ、一度まじりあったら、もう終わりはなくて、
終わりがないというコトは、いつまでも続いていくというコト。

いつまでも途中であること。

重ねて、重ねて、重なり続けること。

3321.jpg

先日、LIVESの撮影でうかがった1年後の坂本さんの家。
子供達の居場所の天井に、空と雲がペイントしてあり、
扉は、ピンクに塗られていました!

ほーんと、素晴らしいなぁ、、、って思います。
設計者冥利につきます。。。。。

もっともっと。

もっともっと。
posted by 西久保毅人 at 02:20| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

ちょっとご不便かけます、、、かけるかも??

ニコのホームページを作って、はや10年。。。。。

結局、あいかわらず自分で作っているものだから、更新も、、、、(汗)デザインも、、、(涙)
いろいろ、イマイチ、アナログなまま、、、、ではありますが、
それでも10年間活躍してくれました。。。。

で、できればそのまんまで良ければ良かったんですが、
急にホームページやメールを登録していたプロバイダさんが、そういうサービスを
やめちゃう事になり、、、、、

今、ニコでは、大慌てで、別のサーバー(っていうのかな??)
というのにデータを引っ越しする作業をしています、、、、、、シノハラさんが、、、。


そんな訳で、しばらくホームページが見られなくなったり、
もしかすると、メール送ったのに届かない、、、、とかいう不具合があるかも知れません、、。

こういうの初めてなので、そもそも何が起こるか分かりません、、、、。


なので、もし、メール送ったのに返事がない、とか、帰って来ちゃった、、、とか、
の場合は、こういう事情なので、事務所までお電話下さいませ。

ニコ設計室  電話 03-3220-9337


しばらく、ご迷惑をおかけします。。。。。

......................................................................................................................................................,

さて、
年末〜今年にかけて、いろんな出版社さんから再掲載の御依頼をいただいて、

「いいっすよ。」

と、快諾し続けていたら、たくさんの雑誌が届きました。
まとめてご紹介します!


まず、「最高に美しい住宅案内」には、宗次さんの家が再掲載されています。
3322.jpg
とても、表紙のキレイな本!





「幸せが訪れる住まいの作り方」 には、井上さんの家の再掲載。
3323.jpg




「my HOME+ マイホーム・プラス VOL.32 2013 SPRING」には、

三輪さんの家。
これは初めての雑誌掲載です!!!!
3324.jpg




「最高の間取りが欲しい」と、
3325.jpg



「126家族の間取り」
3330.jpg

には、なんともう8年前の本間さんちが再掲載!
あいかわらず、いいおうちです。。。。。




「部屋別・間取りアイデア300」と、
3326.jpg

「最高の間取りを手に入れる本」には、
3327.jpg
中澤さんちと坂田さんちが事例として紹介されていて、



「素住susu 2013.no16」には、
頼みたい建築家101のコーナーで、ニコ設計室が紹介されています!
3328.jpg




コンフォルトの二月号には、
「はなれのような距離感を家の中に」というテーマで、
宗次さんの家が、紹介されていて、
3329.jpg



最後に
「MY HOME 100選 vol.12」建てて正解!ホッとする家、元気になれる家
という本には、
鷲巣さんの家と、溝口さんの家のリフォームの2件を掲載して頂きました。
3331.jpg


気がつくと、結構たくさん。。。。


しかも、三輪さんち以外は、
何年も前に設計させていただいたおうちなので、
このように改めて掲載して頂くと、なんだかタイムスリップしたような
気分にもなります。

家は、完成してから、何十年もあり続けるもの。

こういう形で、時間をこえて

「やっぱり、いいなぁ、、。」

と、思っていただけるのは、とっても嬉しいですね!!!!


さて、そんな訳で、
ホームページやメールでは、しばらくご迷惑をお掛けしますが、
よろしくお願いしまーす。。。。。
posted by 西久保毅人 at 02:16| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月14日

カメレオン

旗竿敷地はそんなに悪くない。

3334.jpg

むしろ、囲まれている事を逆手にとって、
カメレオンのように街に同化し、
忍者のような技をつかって、

3337.jpg


どこまでが街なのか、

3336.jpg


どこからが家なのか、

3335.jpg

そんな事を考えているうちに、
街自体を手に入れてしまおう。

3339.jpg

何も家は、お金で買った分、だけじゃない。

3333.jpg

大人の買い物にも、おまけは必ず、ついている。(2008)

3332.jpg

、、、と、まさにそんな家になりつつある
完成から5年程たった西澤さんの家


最近、メンテナンスで行かせて頂いているんですが、完成時から見違えるくらい
すくすく育てて頂いています!

外構も、追加されたインテリアも、すべてご自身の手によるもの。

「、、、、やりたいコト、いっぱいあってさぁ、、、。」

と、まだまだ、
きっと住み続ける限り、手を加えていかれるんでしょう。

3338.jpg

そんな父ちゃんの背中を見てか、

「最近、子供が将来、この家欲しいっていうんだよね。 」

とのコト。。。。。

ちゃんとメンテナンスをしながら、
何十年後かの子供達の代に引継がれていくと最高だなぁ、、と思います!
posted by 西久保毅人 at 01:58| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

オープンハウスのお知らせー。

こんにちは!

今週の土曜日5/25に、
目黒区で設計をさせていただきました「安藤さんの家」のオープンハウスを
させて頂きます!

3340.jpg

シキチは50平米ほどで、道路も狭い密集地なんですが、
地下一階、地上二階のおうちです。


安藤さんちは、
リビングを「作業場」と呼びます。

作業、っていうのは、もちろん生活もあるし、勉強、
ダンス、ドラム、音楽鑑賞、、、、などなど。

要するに、家族みんなでたのしく何でも共有してやるのを
作業、っていう言葉でおっしゃっているのかも知れません。。。。。


無意識に口に出してしまう「リビング」とか「ダイニング」とか、、、、、そういう
既製の言葉にみんなどうしても、無意識にしばられてしまいますし、

だから「リビングといったら、こういうもんだ」

という知らず知らずに刷り込まれたイメージを定規にしてしまうから、
うちのリビングは広い、とかうちは狭い、とか、、、、
そういう判断基準になってしまいます。


そんな意味で安藤さんの常識にしばられない自由な言葉やイメージに
負けないように、楽しく設計をさせて頂きました。


、、、そういえば、地下リビング、1階食堂って、
もう50件設計をさせて頂いて初めてだなぁ、、、、、。

完成してみて、意外とありですよ!!!

3341.jpg

安藤さんのおかげで、
とても小さなシキチの密集地に、とても楽しい家族のすみかができましたので、
ぜひ見に来て頂きたいと思います。

内覧をご希望の方は、下記までお問い合わせ下さいませ!
shinohara@niko-arch.com

※いつもご案内を差し上げる方にはですね、、、、
おそらく水曜日くらいにご案内をお送りする予定です、、、、(汗)
posted by 西久保毅人 at 10:50| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月05日

まがりん。

ちょっと前ですが、
昨年お引き渡しをしました「尾曲さんの家」に雑誌の取材でうかがいました。

3342.jpg

とても楽しそうに住んで頂いていているのもそうですが、
土のまんま、ぐるりと残した路地に、たくさんの植物が生えていて
それがとっても素敵でした!

尾曲さんちらしくて。。。。


3343.jpg

3344.jpg

「あー、、、もーう、、、、。。。

 次から次から草が生えてきて、めんどくさくてたーいへん、、、。」

って言えるような土のまんまの路地にしたいです、、、、。

と尾曲さん。。。。


そんな言葉を聞けるだけで、僕はもう、
めちゃくちゃ幸せです。。。

3345.jpg

そういうのに、理由もいらないし、説明も、意味もいりません。

3346.jpg

意味なんか、ぜんぜんなくていいと思います。

3347.jpg

そうそう、そういえば、
最近、久しぶりに、赤瀬川原平さんの文章を読みました。
20代のころ、もうたくさん読んで、
路上観察学とか、トマソンとか、、、、、。
すごく影響を受けました。

ケンチク学に興味のなかった僕にはもう、教科書のように。

3348.jpg

もう76歳になられたそうですが、
度重なるご病気で、現在お体を悪くされているそうなのですが、、。

3349.jpg

そんな赤瀬川さんの手記の中に、

「なんでも最近、意味のあるものが重いんです、、、。」

「意味のあることが、つらいのです、、。」

とありました。。。。。

3350.jpg

僕の受けとり方が違うのかも知れないけれど、、、、
失礼なコトかも知れないけれど、、、、

なんか、ちょっと分かるような気がしました。

もしかすると、世の中のいろいろなものを発見しては、
「意味」付けをしてきた赤瀬川さんの言葉だから、なおさらそう思ったのかもしれませんが、、、。

3351.jpg

、、、意味なんて、
正直どうとでもなるものです。
意味があるって、要は説明できるかどうか、ってコト。


でも、世の中、意味のないもの、説明のできないものはどんどん排除されていきます。

3352.jpg

意味をつけるために、説明をするために、
モノごとは、数値化されていきます。

数値化されると、比べられます。

もちろん、そのいい面もあるけれど、

3353.jpg

でも、ホントは、意味や、説明の前に、

「、、あっ、なんか、いいねっ。」

っていう、直感や感動があります。

3354.jpg

設計なんていうのは、その典型で、
意味や、説明のためのただの手段でしかありません。

ようは、どうとでもなるもの。。。。

3355.jpg

でも、直感や、感動は、どうとでもなりません。
頭で理解しても、理論でねじ伏せられても、、、、、

やっぱ、いいと思うものは、いいし、やなものは、いや。

3356.jpg

僕らが設計させて頂いたものが、
もし、いつか、意味を失った時。

3357.jpg

それでも、いいって思えるかどうか、、、、?

3358.jpg


3359.jpg




3360.jpg

、、、、、あれ、、、なんの話だったっけ、、、、???

3361.jpg


3362.jpg

3363.jpg

3364.jpg

そうそう、尾曲くんのはなし。。。。


posted by 西久保毅人 at 02:00| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月14日

飲み会特集

そうそう先日、2週連続で「三輪さんの家」の取材がありました。

3443.jpg

ひとつは、「渡辺篤史の建もの探訪」
もうひとつは、雑誌LIVES。

3444.jpg

どちらもちょうど空梅雨の撮影日和!
実は、建もの探訪は、桜の時期にあわせて撮影しましょう、っていう
案もあったんですが、それだと緑地の緑がイマイチなので、少し時期を
待って頂きました。

そのかいあって、もりもりの緑地です。

3445.jpg

建もの探訪は、最初の本間さんちから、植木さんち白石さんち吉原さんち
中澤さんち鷲巣さんちと、そういえばかれこれ7回目。

すごいなぁ、、、と思うのは、建もの探訪は、カメラマン、音声さん、、、など、
スタッフが全く変わらないコト。ある意味旅芸人のようなプロの職人集団なのです。


3446.jpg

そして三輪さんとは実は、設計を頼んで頂くまで、
ながいおつきあいだったんですが、
そのきっかけが、実は、本間さんちだったっていう事も、
何か感慨深いものがコジン的にはあります。

ほんと、仕事って、ぜーんぶ少しずつリレーのように繋がっているのですねー。

3447.jpg

3448.jpg

3449.jpg

3450.jpg

3451.jpg

、、、、さて。

撮影であれ、なんであれ、
三輪さんち、といえば、飲み会。

3452.jpg

そんな訳で、両日とも、
ほぼ、撮影というより、飲み会メインで進行しました。。。

3453.jpg

建もの探訪の時は、三輪さんの子供達の友達家族飲み会。

3454.jpg

LIVESの撮影の時は、三輪さんのお友達と、ニコの飲み会。

3455.jpg



3456.jpg

ほーんと、家っていうのはさぁ、
ごはんとお酒が美味しく飲めて、
いい気分でお風呂に入れたら、それだけでいいのだ!

3457.jpg

そーんな、ごくごくあたり前の事をつくづく感じます。

それは、家じゃなくても、お店でも街でも、ケンチクはすべてそうなんだけど、、、。

3458.jpg

そして、そんなコトを、ホントに実感として考えはじめたきっかけが、
本間さんちを作らせて頂いたコトだったなぁ、、、、などと、
酔っぱらった頭で考えていました。。。。。

3459.jpg

そうそう、三輪さんちの取材では、僕は酔っぱらってるだけでいいのです。

なぜなら、家については、毎回三輪さんが、
僕より詳しくコンセプトからプレゼンしてくれるので、
僕はやるコト、ほーんとないのですよ、、、、、ホントに、、、。


少しは、僕にもきいてよー、、、、と思いつつ、、、(涙)

posted by 西久保毅人 at 01:28| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月23日

すむすむ。。

6/21発売の「住む。」尾崎さんの家を掲載して頂きました!

3472.jpg

「仕事場のある、小さな家。」

という特集なのですが、尾崎さんのオープンされた「STROOL」という雑貨屋さん
に対する尾崎さんの想いを記事にして頂いています。

3473.jpg

何屋さんでもいいと思うんですが、
お店といういろんな人が立ち寄れる場所が、家と一緒になっているだけで、
暮らしも、その街も、がらっと変わります。
でも実は、昔ながらの商店街や江戸の街って、1階がお店で2階が家っていう
事がとても多いですよね。。。。。

その事での不都合もあるんでしょうけど、僕は、街が「いきいきする」ためには
絶対になくしてはならない形態だと思います。
それは、街に対してもそうだけど、子供達にとっても絶対大切な事だと思います。
そういえば、実は、僕の佐賀の母の実家って、駄菓子屋さんをしていました。
うちは、サラリーマンだったので、家にお店があるっていうのが、とても新鮮で
おばあちゃんの家に行くのはとても楽しみでしたし、家に他人が来る、っていうのが
子供ながらにとても新鮮でした。。。。

家がお店だと、家族や親戚以外のいろーんな人がやってきます。。。。。

子供達にとっては、家でもあり、小さな社会でもあって、たぶんそこで暮らす事で、
知らず知らずと学ぶ事は多いと思いますし、そういうお店があるってことは、
街の子供達にとっても、いつも見守る大人がいるっていうコトですよね、、、、。

だから、特に住宅地にお店があるっていうコトは、街の防犯的にもとっても
有効な事なのだと思いますし、無駄に警察がウロチョロしてるよりも、よっぽど
安心な街になるんじゃないかなぁ、、、って思うのです。。。。。。

もう、法令で、

「住宅地には、10件に一件は、家にお店をつけないとないといけません。。。。
そのかわり、、、、、たくさん補助金を出します。」

とかにしちゃえばいいのに、、、、、、。ほーんと。


そう考えると、ここは商業地域、ここは住宅地域って、わけちゃう都市計画が
そもそもダメなんだろうなぁ、、、、。

混ざってた方が、ぜーったい楽しいのに、、、、。


まぁ、そんな話はさておき、
本屋さんで見かけたら、ぜひお手に取ってみて下さいね。

3474.jpg

、、、、、さて、そんな訳でですね、、、、
杉並区一、いろんなものがごっちゃまぜの、そう、あの街で、
来週末オープンハウスなのです!

内覧をご希望の方は、こちらまで。
niko@niko-arch.com


posted by 西久保毅人 at 01:30| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

出会い

明日は、「山崎さんの家」のオープンハウスです。

いつもに増して、こってりとした仕上がりになりました。


3484.jpg

いろんな人の手の跡ののこる家です。

いろんな人が関わるというコトがケンチクそのものです。

3486.jpg

いろんな人が関わるから、間違いも起こります。

偶然もたくさん起こります。

3487.jpg

間に合ったり、間に合わなかったりします。

怒ったり、イライラしたり、ホッとしたり、嬉しかったりします。
泣いたり、笑ったりします。

ぜんぜん、思い通りにはいきません。

でも、おかげで、思った以上に出会えます。


3488.jpg



いいとか、わるいとか、そういうコトではありません。

いろんな人が関わって、ひとつのものができ上がる。

それそのものが、僕の好きな、ケンチクそのものなのです。

現場には、それぞれが、それぞれの、想いだけを持っていこう!


あとは足せば、なんとかなる。
posted by 西久保毅人 at 02:25| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

のろけ顔

そうそう、明日、遠藤君の結婚式なのです、、、。

3563.jpg

遠藤君は、知る人ぞ知る、実はニコの若者卒業生1号。
2005年から2008年頃まで、ニコでバリバリ働いてくれていました。

それまでは、僕も自分で手一杯だったので、
未経験の子っていうよりも、
経験のある人を選んで一緒に仕事をしていたんですが、
そんな意味で、いまではニコも若者達がうじゃうじゃ出入りしていますが、
遠藤君が若者スタッフとしては、初めてだったのです。。。。


ただ、遠藤君がふつうの新卒の子と大きく違ったのは、
学生時代からモノ作りや、左官仕事や、現場が好きで、実際に自分達の手だけで
小屋を造ったり、塗壁をしたり、、、とちょっと変わった経歴の持ち主でした。

だから、遠藤君が来てくれるようになってから、
なんていうか、設計だけでなく、モノをつくっちゃう、というコトが、
急にニコで身近になっていきました。

丸ノコ買ったり、インパクト買ったり、カンナかったり、、、と急激に
大工道具を買ったなぁ、、、、、遠藤君に言われるままに、、、(笑)

毎日来てくれる、っていうのも、とても新鮮で、そのわりに仕事も暇だったんで、、、、

3564.jpg

家具作ったり、、、。

3565.jpg

ええと、マジで暇だったから、庭にデッキ作ったり、、、、(笑)

時々は仕事もしてましたが、、、、。

あとは、遠藤君が、光る泥団子作っていいですか〜??っていうから、
泥団子つくったり、、、、、。


まぁ、こんな感じの子だったんで、
現場に行っても、どこに行っても、職人さん監督さん、みんなに気に入って
もらって、大抵僕より仲良くなって帰って来てました、、、。


最初から、「僕はいつかは甲府に帰って独立します。」って言ってたんですが、
遠藤君の一番すごいのは、有言実行ってことかな、、、。

「ちゃくちゃく」っていう言葉がよく似合います。

今では、資格をとって、地元で事務所を構えて、地元に根をしっかりとはやすために
ちゃくちゃくと輪を広げて活躍しているようです。
それでも時々は、ニコの仕事を手伝ってくれたり、現場で指導をしてくれたり、、、、。

でも、さすがに、結婚だけは、「ちゃくちゃく」って訳にもいかないだろうなぁ、、、
遠藤君は結婚は遅そうだなぁ、、、、
と、事務所に来てくれるたんびに、

「仕事の話はいいからさぁ、、、、、、、で、彼女は???」

と、冷やかしていたんですが、

ちょっと前に、

「にしくぼさんにちょっとご報告があるんですが、、、、。」

とまさかの結婚報告!!!


もう、脱帽ですね、、、、、あまりのちゃくちゃくっぷりに、、、。


と、そんな訳で、明日は結婚式でスピーチです。。。。


しゃべるの得意じゃないから、
歌でも歌ってこようかなぁ、、、、。(汗)


まぁ、めでたしめでたし。。。。
posted by 西久保毅人 at 00:51| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月10日

火起こし番長


3670.jpg

先週、稲城市で工事中の長谷川さんの家が、無事上棟しました。

3668.jpg

長谷川さんの家は、現場に行くたんびに思うんですが、
敷地まで歩くアプローチといい、家から眺める景色といい、、、
もう、とっても素敵な高台の場所にあります。

3669.jpg

よくこんな場所を見つけたなぁ,,,と行くたんびに感心してしまいます。

センスというか、施主力というか、、、、。

3671.jpg

ほーんと、施主力でもっているような、ニコ設計室、、、、、。(汗)
3672.jpg

そんな訳で、先日、上棟式をして頂きました。
3673.jpg

ちょっと途中、雨が降ってきたんですが、
その雨もまた新緑をしっとりと濡らし、

「あぁ、雨の日はこういう景色を眺めて過ごすんだなぁ、、、、。」

と、2度美味しい感じの日。
3674.jpg

3675.jpg

当日はなんと、長谷川さんが、バーベキューセットを準備してくれて、
ぜいたくなバーベキューの上棟式、というサプライズ!

3676.jpg

しかし、ほーんとこういう時は、
現場の職人さんたちの知恵がとても役に立ちます。。。。

3677.jpg

誰よりも、外で働いている方達なので、
みんなが、火起こし番長!

3678.jpg

まぁ、火を焚いても怒られないロケーションがまず素晴らしいんですが、
せっかくなら、毎回、定例がバーベキューだと、
うれしいなぁ、、、、、。

3679.jpg

完成が楽しみです!!!!
posted by 西久保毅人 at 01:21| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月17日

そうそう、今週、三輪さんち放映です!

久しぶりに、本間さんちの写真を撮りました。
本間さんちも、かれこれ8年。

3700.jpg

あっという間かなぁ、、、。
もちろんいたんだり、汚れたりするところもたくさんありますが、
大事に住んで頂いているおかげもあり、コンクリートと太い木がメインの1階は、
時間の分だけ風格も出て、あい変わらずとてもいい感じです。

やっぱり、僕はこのくらいの暗がりと明るさは好きだなぁ、、、。

3704.jpg

人間は、8年もたつと、雷雨の中で踊りだすようになりますが、、、、、


そういう意味で、ケンチクは意外と、じっと、そのまんまです、、、。

3702.jpg

さて、そういえば、
今週の金曜日
7/19の早朝4:30より、
「渡辺篤史の建もの探訪」でいよいよ三輪さんちが放映されます。

3701.jpg

とっても、新緑のきれいな、抜群のお天気での撮影でしたので、
放映が楽しみです!

本間さんちと、三輪さんちは、いろーんな繋がりがあるんですけど、
設計そのものは、7年くらい時間差があります。。。

面白かったのは、三輪さんちができた時、
見に来たリンタロウが、

「パパさ、、、、この家、なんとなく、、、本間さんちと似てね、、、??」



ってボソっと言ったコト。。。。


3703.jpg

そんな訳で、写真を交互に載せてみました、、。


するどいねー、リンタロウ。

プランも、立地も、ぜんぜん違うけれど、
大事なところはおんなじ、かな、、、、。


朝早いので、ぜひ録画して、見てみて下さいね!!!
posted by 西久保毅人 at 01:11| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月23日

しっくり

なんだかんだと、たまりにたまり、、、、、

という状態でしたが、

ようやく、ここ10件分くらいの完成したおうちの写真をHPにアップする
コトができましたー。

3705.jpg

ふーっ。。。。。

ホントはもっと掲載したいおうちや、その後の写真等も
たーくさんあるのですが、それはまたそのうちに、、、。


こういうのをアップする方法も、いろいろあるんでしょうけど、
どーも、きっとメンドクさい方法を取っているんだろうなぁ、、、、
とは思います。。。。。

ただ、なんというか、しっくりくる方法がなくてですね、、、。


便利な方法はたくさんあるんでしょうけど、、、、


しっくりって、大事だよなぁ、、、。


そんな訳で、お時間のある時にでも、
眺めてみて下さい!


しっくりきますかね、、、、。(汗)
posted by 西久保毅人 at 00:53| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月30日

育つ家

残念ながら、ちょっとタイミングがあわず、
オープンハウスが出来なかったんですが、、、、、、。

先週末に、杉並区で設計をさせていただきました奥原さんの家のお引き渡しをしました。

3747.jpg

いっつもそうですが、僕たちは現場にはたくさん行きますが、
大抵は工事中。。。。

なので、完成したおうちの、しかもまだお引っ越し前のからっぽの状態を
感じられるのって、実は意外と短いんです、、、、。

お引っ越し前のほんの一瞬くらい。。。。

3751.jpg

現場でのいろんな決断や、
そのまだ、ずーっと前のスケッチの状態。
頼んで頂いた時の、忘れられない言葉など、、、、、。

実現しなかった案もふくめて、
図面通りかどうか、、、、っていうよりも、
家づくりの中の、いろんな局面での思いや、デキゴトを想像しながら、
そういう空気や、想いや言葉が、
ちゃんとつまってるかを、確認できるひと時。。。。。

3750.jpg

実は、ほんとうは、まだ完成じゃなくて、
これから家具が持ち込まれたり、生活が始まって、
完全に、

「あぁ、奥原さんぽい家だなぁ、、、、。」

って思えて初めて完成だと僕は思うんですけど、
それでも、
やっぱり、
この、素っぴん の状態での完成も、やっぱり大切です。。。。。



3748.jpg

と、、、、、、そんな妄想をしていると、
ピンクのシャツ着た奥原さんがさっそうと現れました!

別に、なにもしめしあわせた訳でもありませんが、
なんていうか、この家に似合うこと、似合うこと、、、、、。

全体的に、木を黒っぽく染色した外壁なんですが、
その外壁と、植物と、ピンク。

3752.jpg

ちょーど、天気も、少しくもり気味でしっとりした空気の中、
いろんなモノが、すーっとどちらからともなく馴染む瞬間。。。。。


3753.jpg

今回も、燃えしろ設計っていうのを利用して、
軒裏まで木材を使っているので、新建材の外壁で建ち並ぶ新しい家々の中、
もうすでに、なんか、いい味を出しています。。。。


これから植木もモリモリになって、
外壁も、雨風にさらされてますます、いい味になって。。。。


この街の中で、
どんどん、すくすく「育つ家」になりそうで、ちょっと嬉しくなりました。



3757.jpg

これからがめちゃくちゃ楽しみです!!!!
posted by 西久保毅人 at 00:25| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月31日

大きなもの

足立区で工事中の渡辺さんの家。

10月の完成に向けて現場真っ最中です!

3758.jpg

家の2階に、なんというか、アーチというか、馬蹄形をした局面の大きな棚があるんですが、
大工さんの凄腕により、ようやく形ができてきました。
2層分なのでとても迫力があるんですが、奥行きもあるから棚ではあるんですが、
なんか、住宅のパーツではないみたいな、、、、スケール感です。

3759.jpg

ちょっと土木的というか、人の暮らしのスケールよりも、
もっと大きな存在感。。。。


3760.jpg

どんなおうちも、そうですが、家は、人が暮らすものだから、
生活に関わるものは、人間のスケール感でできていきます。
でも、じゃあ、人間のスケール感だけしか身の回りにないか、、、、、?
っていうと、そうでもなくて、
見方をかえると、家は街にあるわけだから、街っていうスケールの中にそもそも暮らしているし、
もっと広げると、日本だったり、地球だったり、、、、、の上に家はあります。

3761.jpg

見上げると、大きな空があり、雲がゆっくり動いていて、
雨が降ったり、晴れたりと、大きな営みの下に家はあって、
時間だって、僕たちはまだ数十年しか生きていないけれど、
何百年、何千年の過去があり、同じくらいの未来があります。

ようは、いろんなスケールの中に、家があり、暮らしがあります。。。。

3762.jpg

かたや、リンタロウが学校で怒られてきてムカついたり、
「パパ、明日遊園地いくから、お金ちょーだい。。。。」ってノノからメールがきたり、、、、
という、超現実的というか、ちっちゃい暮らしもありますね、、、、。(笑)


どっちも大事。

その両方のスケール感を行ったり来たりしながら、いつも設計をしていて、
こういう風に、形として現れるスケール、形には現れないけれど、窓から見えるスケール。
現れ方は、いろいろですけど、あたり前の日常のスケールの中に、ちょっと違うスケール感が
入り込むと、なんか、とても特した気分になります。。。。


3763.jpg

なんていうか、意識のスケール感、とでもいうのかな、、、?
特に意識や気持ちはお安いモノで、気分次第でどこにだって飛んでいく事ができます。。。。
ブタもおだてりゃ、木に登る。


ゼンゼン違う話のようですが、
そーんなコトを、ちょーどさっきまでお邪魔していた飯島さんち
思いましたとさ、、、、、、。酔っぱらいつつ、、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:09| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月23日

10年点検

春頃から、

「そういえば、そろそろ10年だなぁ、、、。」


そんな事を思っていました。

何がっていうと、独立して僕が初めて設計させていただいたおうちができてから、、、です。


3778.jpg

そうそう、板橋の星さんち。

行こう行こうって、思いつつも、なかなかうかがうチャンスが作れなかったんですが、
先日、ようやくちょっと近くまで行く機会があったので、
ぶらりと寄ってみました、、、。

、、、、、まぁ、いわゆる突然の、ぬきうちチェックです、、、(笑)

、、、、、、いい迷惑ですよねぇ、、、。


なんていうか、
別に行く前に一本電話すればいいじゃん、って話ですが、
留守電とかだったら、行かないかもだし、先にいないのが分かったら、
やっぱ。行かないだろうし。
いてもいなくても、とにかく今日は、行くと決めたのだ。

そんな、、、、、迷惑な話です、、、。


そんな超、迷惑な訪問者なんですが、

「あーら、ニシクボさん、ひさしぶりー。。。。どーしたの?」

と、相変わらず明るいゆうこさん。

「いや、、、なんていうか、、、そろそろ十年ですし、、、。
近くっていうか、、、、まぁ、正直、そんなに近くに寄ったわけでもないんですが、
今日は、行こうかなぁ、、、、と思って。。。。」

と、そんな訳で、
久しぶりに、星さんちにお邪魔させて頂きました。

、、、、、ほんとの邪魔ですね、、、。(汗)

しかし、10年。
これが長いのか、短いのか分かりませんが、
ちょうど星さんちの子供たちと、うちの子供たちはほとんど同じだから、
お互いに子供たちも中学生、小学生になって、
大人同士は、あいかわらず、変わらないつもりだけど、
子供たちは大きくなりました。

家も、もちろん古くなるところ、塗り直した方が良さそうなところも
、この先の10年を考えるとあるんですが、家の骨格というか、
設計させて頂く時に大事にしたところ、たくさん話したところは、
やっぱりいいなぁ、、、、と改めて思いました。

やっぱ、住まい方もふくめて、やっぱ、星さんちらしいなぁ、、、、と。

ちょうど、70平米くらいの敷地の建坪10坪の家。

、、、、なつかしい、10年前のドリームハウスの記事。

そんな中で、星さんと話しながら、車を止めても少しでも土が残るように考えたお庭。
ほんと、残せた土は、それでもほんの少しだったんですが、
10年経って、らせん階段や、建物が隠れちゃうくらいに育った紅葉やユーカリの木。

建物は、成長しないけれど、かわりにみずみずしい植物が家を豊かにしてくれます。

3779.jpg


一通り見せて頂いて、いろいろ当時を思い出しながら、
しばらくお話をさせて頂きました。
そうそう、星さんちには、最初から、第二弾の計画があったのです。

そろそろ子供たちも大きくなってきたので、子供部屋を少し部屋っぽくする計画。

10年経って、また設計させてもらったおうちに関われるのは、
とても幸せなコトです。
そして、次の10年のために、少しメンテナンスをしておいた方がいいところ等、
せっかくなので、メンテナンスも楽しくできたらいいなぁ、、、と思いました。



、、、、そうそう、
そんなコトを書きながら、ふと気がついたんですが、
実は、、、、、

このブログ、星さんちの完成後から、実はスタートしたんですよ、実は!

その頃は、まだブログってなかったんですが、
日付をみたら、スタートが、なんと2003年9月25日!!!

このブログも、そろそろ10年点検、かなぁ、、、、???

posted by 西久保毅人 at 22:56| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

こういう、場所

街には、道があって、建物があります。

大抵の住宅街では、
建物と建物のあいだには、すき間があって、その間にはブロック塀があったりします。

シキチの境界線というのがありますが、
これはたいてい、塀とかフェンスとか、生け垣とかで視覚化されていない限り、
目には見えないもの。

人は飛べないので、道を歩いている時は、いわゆる地面の高さに大抵いますが、
建物の中に入った時や屋外階段を登った時だけ、
ちょっとだけ空中にいます。
でも、中にいると、いまいち空中感はないですけど、、、。

もちろん、街にいけば、歩道橋とか、ビルとか、空中にいれる場所はありますが、
住宅地だと、なかなかそういう機会はありません。


さて、さっき書いた境界線。
これは地面のルールなので、地面の高さには、塀やらなにやら作りたがりますが、
高くても大抵、2m程度。

なので、それより上にいると、空中には、そういう視覚化された線はなくて、
みんなつながっているのが、よく分かります。

たとえば犬は、地面に生きているから、こういう人間のルールにしばられますが、
そういえば、ネコ達は、この2mより上の世界で生きているので、
こういうルールはおかまいなし。

むしろ、塀の上が、ネコの道。。。。。
縦横無尽に街を徘徊しています。

3817.jpg

工事途中の現場に建てられた足場の上にいると、
いつもネコになった気分になります。
自由自在に、建物のまわりを移動できるのもいいですが、
天気のいい日に、足場に座っていると、とても優雅な気分。

おとなりの屋根にだって、乗り移れそうです。

できるからといって実際に乗り移るかどうかはともかく、、、、
こういう気分になれると、
なんだか、気持ちが開放されていきます。

シキチが何平米とか、建ぺい率が何%とかっていうのを超えて、

「ああ、街に住んでいるんだなぁ、、。」

っていう気分になります。




僕はこういう場所が、いちばん好きだなぁ、、、、やっぱり。
こないだ書いた、屋根の上のコトとなんか、通じる場所。

ぎりぎり家とも呼べず、でも、街でもなく、、、、
そのどちらでもあるような場所。


、、、、、と、そんな訳で、
時には
完成しても、残しておくといいかも知れませんよ。。。。

こういう場所。

posted by 西久保毅人 at 01:19| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

もんもん。

足立区で工事中の渡辺さんの家。


台風やら雨やらで、なかなか工事が思うように進まなかったのですが、
工務店さんのラストスパートで、いよいよ大詰め。

3818.jpg


ようやく養生もはがして、全貌が現れました。

いたるところに、職人さん達の小技やひと手間がたくさん。

3821.jpg

丁寧な下地を見る度に、

「このままで、、、、むしろこのままの方が、いいかもー??」

と思いつつ、
どこまで仕上げるか?

仕上げるにしても、どの程度の質感で??

3822.jpg

というのを、迷いながら、決断していきます。

ケンチクは、
仕上げてしまえば、いくらでもピッカピカになるもの。


だから、
「どこでとめるか??」

という選択が実はいちばん大切なんだよなぁ、、、、、と
思いつつ、
これが、いちばん、伝えるのが、難しいんだよなぁ、、、と。
答えはないですからね、、、そもそも。

3819.jpg

だから、なんとなく、最近のキーワードは、

「一歩、手前。」

そんなコトを、現場で悶々と考える、今日この頃です、、、、。


悶々。。。。


そういえば偶然ですが、今日、大学の授業の日だったんですけど、
学生が、

「、、、ワタシ、なんだかぜんぜん作業が進まなくて、、、、、

ずーっと悶々としてます、、、。」

っていうからですね、、、

もんもん、ってさ、どういう、、、意味??

って、聞いてみたら調べてくれてですね、、、

「、、、ええと、、、、、悶え、苦しむ様、です。。。。

ワタシ、悶え、苦しんでます、、。」

とのコト。。。。。。。

素晴らしいなぁ、、、、って思います!!!

学生時代は、とことん、悶え、苦しみましょう!(笑)

僕なんか、、、、40才になっても、いまだに悶々としてるんだから、、、。
posted by 西久保毅人 at 02:22| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

これが、いいの??

仕事をしていると、いろんな職人さんに出会います。

頼む立場からすると、

「いつもいつもメンドクサくてすみません、、、。」ていう気持ちもあるけれど、
そういうのを超えて、向ってきてくれる職人さんにはホント、感動します。

3823.jpg

ちょうど、年末に向けて工事中の長谷川さんの家。
こないだ、現場にいったら、床に何やらぽつぽつと、、、、。

「、、、これ、何ですか??」

と聞くと、それは今回計画している曲面の木の格子を固定するための手のこんだ細工でした。
固定の仕方は、タダでさえめんどくさい設計なのでお任せしていたんですが、

「くぎも見せたくないし、この方が後々も、ズレないしね。。。」

とのコト。

「あー、あと50本もめんどくさー。。。」

といいながら、丁寧に施工してくれていました。

3838.jpg

なんでもそうですが、僕たちは現場でも少しでも良くなるように、
そして、図面では表現できなかったコトが少しでも伝わるように、
と思って職人さん達と話す訳ですが、
「、、、そこまでこだわるの??」
って言われちゃうコトも、多々あります。。。

建築は、そんなところが考えだしたら無限にあるので、
「もう付き合ってられない、、、。」
と、言われないように、
いつも多少の駆け引きの気持ちももちつつ、いどむのですが、
ちょうど、先日、大工の齋藤さんと打ち合わせをしていたら、

「、、、で、ニシクボさん、これがいいの??」

とのコト。。。。。。。

3837.jpg

これが、いいの? と、これでいいの?

似た言葉だけど、意味は全然違います。

ようは、いろいろ大変なコトもあるけれど、
せっかく作るなら、意思をもって「これがいいです。」
と、言われたモノを作りたい、っていう、齋藤さんのメッセージ。

これでいい、って言われたモノを作るより、
多少大変でも、これがいい、って言われたものを作りたい。

そんな気持ちは、立場は違えど、実は僕たちも同じです。

これがいい、って言葉は、
何よりもまさるガソリン。
なんていうか、花道流にいうと、

「ダンコたる決意」

ができる瞬間。。。。。

3835.jpg

作る時は、ちょっと大変でも、その瞬間の決断が何十年も残ると思うと、
少しでも、後悔のない決断をしたい。

後悔のない、ってどういうコトかというと、
僕の場合は、
一歩でも、頼んでくれている人のイメージに近づきたい、っていうコト。。。。。

そいいう思いが、いつも完成の瞬間まであって、
なので、しつこい、何を今さら、、、、と思われる事も多々、あるんですが、
こんな風に最後の瞬間まで、

「、、、で、ニシクボさん、ホントにこれがいいの??」

と聞いてくれる大工さんの言葉に、嬉しくなってしまいました。

そのうちに、大工さんからも、

「、、、まぁ、大変だけどさ、、、ニシクボさんがこれがいい、って言ったコトは
 出来上がってみるとさ、、、、ホントにいいからなぁ、、、、。」

って言われるようになりたいなぁ、、、、とも改めて思いましたよ!
posted by 西久保毅人 at 23:14| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月12日

わがままな素材

先日、ぶらりとアトリエベガさんへ。
ベガさんは、ニコのポストや表札や金物や、、、最近は、こういう手すりの木まで
作ってもらったりと、、、、、、

3849.jpg

もはや、鍛冶屋さんの領域をこえて、いろいろお願いしている工房なんですが、
ぶらっといったら、工房の外に無造作に、いい感じの赤錆の鉄板が置いてありました。
かっこいいから、きっと何かに使うんだろうなぁ、、、と思って聞いてみたら、

「、、、夏に作ったらせん階段を切り出したアマリなんだよね、、、でも鉄の彫刻みたいでしょ。
 こんだけ厚いと、30年くらい外にほっといても大丈夫ですよ。」
とのコト。

3847.jpg

おぉ、、てコトは、
僕が何かに使っても、いいってコトですよね、、、、?

と、いろいろ妄想が広がります。。。


こういうのって、いざ設計して注文すると、とんでもなく高い制作費になっちゃうけど、
ようは、端材だから捨てちゃう時もあるんでしょうね。

鉄に限らず、木材も、材木屋さんに行くと思うんだけど、
図面通りのものを探したり、加工したりするのは、やっぱり値段も高いし、手間もかかりますが、
そういうのをはずして考えると、材料として魅力的なものは、実は安値でごろごろしています。

それは、八百屋さんや魚屋さんや肉屋さんもきっと同じで、
味は同じなんだけど、店前に並べるにはなぁ、、、、っていうものも、お店の人と仲良くなると
安くもらえちゃったりします。

僕たちは、設計、っていう仕事だから、まず図面をこしらえて、そこから物ができあがるんだけど、
こういう事を考えると、必ずしも図面を優先する事がいいともいえないコトもたくさんあります。

3848.jpg

設計や図面は、もちろん大事なんだけれど、
もっと手前の素材との出会い。

結局ケンチクは、素材の集まりなんだから、たとえば、どうしても使いたい丸太があったり、
どうしても使いたい鉄板があったり、石や扉があったり。。。。。

そういう、加工してしまうと魅力を失うような、わがままな素材を前提に設計をしていくと、
もっと空間は楽しくなりそうだなぁ、、、と最近思います。


もっといろんな素材のそばで、仕事をしたいなぁ、、、。

posted by 西久保毅人 at 01:33| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

秋です!

秋です!

3856.jpg


3854.jpg

稲城市で工事中の長谷川さんの家は、完成にむけて、先週末にセルフペイントをしました。
やっぱり自分達の家の少しの塗装を、自分達で行なうっていうのは、
なんていうか、、、、

家がすぅ、、、っと、

急に自分達のものになっていく、瞬間のような気がします。。。。。



3850.jpg

3851.jpg

さてそんな訳で、今週の日曜日11/24(日)に、
オープンハウスを予定していますので、内覧ご希望の方は、
下記までお問い合わせ下さい。

niko@niko-arch.com

高台にあるロケーションを、そのまま手に入れたような、とても気持ちのいいおうちです。


いつも案内をお送りしている皆様にはですね、、、
おそらく水曜日頃には、案内をお送りする予定です、、、、。

3852.jpg

、、、ようするに、これから作る訳なのです、、、、(汗)
posted by 西久保毅人 at 07:44| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

オープンハウスのお知らせ

オープンハウスのお知らせです。

3857.jpg

なんだか、ホームページの調子が悪いので、こちらに載せておきますね。

内覧ご希望の方は、
下記までお問い合わせ下さい。

niko@niko-arch.com
posted by 西久保毅人 at 10:50| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月27日

曽根さんの家、上棟式!

ちょっとパソコンの調子が悪くて、
写真作業がスムーズに進まない今日この頃、、、、(涙)

買い替え時かな、、、。

3861.jpg

という訳で、遅くなりましたが、先日、ニコ初の、関西は神戸市で進行中の
「曽根さんの家」がめでたく上棟を迎えました!!!!

3859.jpg

曽根さんにはじめて御連絡を頂いたのは、実は3年くらい前です。。。
その頃は、まだ遠方の設計をさせていただいた事がなかったので、
連絡はいただいたものの、ホントに実現するのかな、、、??と
半信半疑だったのを覚えています。

3858.jpg

でも、なんだか不思議だなぁ、、、、と思うのは、
香川の竹安さんちの時も感じたんですが、
お会いすると、「なんだか、初対面の気がしない、、。」というか、
実は、どこかでお会いした事があったんじゃないかなぁ、、、、
、、、、実は親戚??

というような、不思議なカンカクがありました。

、、、、まぁ、曽根さん達がそう思ってるかは知りませんが、、、、、。

3860.jpg

それは、なんていうか、実際の距離が離れていればいる程、
実はこういう出会いがあるのかも知れないなぁ、、、と時々思います。

不思議なコトですけれど、、、。


3863.jpg

さて、そんな僕の一方的な思い込みで設計させていただいた曽根さんの家も、
いよいよ上棟!
とにかく敷地がながーーーくてですね、、、、
こういう時は、図面や模型で見てても、どうもカンカクがついていかない
部分があるんですが、上棟してみて、実際に中に入ると、
想像以上に広々と、地域に馴染んだ家になりそうだなぁ、、、と
確認するコトができましたし、

3864.jpg

曽根さんちのわんぱくな3人の子供たちが、
今と変わらず道ばたで遊び、どこでも野球が始まって、泥だらけで
帰ってきて、、、、、、とそんな暮らしが眼に浮かぶようでした!

完成が楽しみです。

3866.jpg

さて、少し肌寒い中、
あつあつの手作りおでんの上棟式。

3867.jpg

はじめての関西の職人さん達ですが、みなさん気さくでノリのいい工務店さん
とも出会えましたので、あとはスムーズに工事が進むのを願うばかり。

3865.jpg

春の完成に向けて、よりいっそう曽根さんちっぽくなっていきますように!
posted by 西久保毅人 at 01:55| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月04日

長谷川さんの家

先日、気持ちのいい秋晴れの中、「長谷川さんの家」のオープンハウスを
行ないました!
急なご案内だったんですが、とても気持ちのいい日和の中、
たくさんの方に来ていただきました!

3901.jpg
外観(2階にぐるりと縁側がまわっています。)

ずいぶん、写真のアップが遅くなりましたが、いつものように
大量の写真の海に溺れていただけです、、、、。


3924.jpg


3892.jpg
1階のクローゼットより玄関を見たところ。

3871.jpg
2階に登ったところ。


3874.jpg
1階ガレージの扉は黄色に、長谷川さんのマーク付きです。

3875.jpg
2階の洗面所から浴室を見たところ。

さて、長谷川さんの家は、東京の稲城市という、新宿まで30分程度の場所なんですが、
その風景は、なんだか里山のように牧歌的で、のんびりとしたとても素敵な場所です。
最初にシキチに訪れた時、

「あぁ、この場所、欲しいなぁ、、、、。」

と率直に感じてしまいました、、。

3877.jpg
2階縁側からのながめ。いいなぁ、、。

もちろん、手にいれる土地の広さそのものは、一般的ですし、建ぺい率も40%と、
たくさん建てられる訳でもないんですけど、手に入れる風景や景色は、都心では
なかなか手に入れがたい雰囲気です。

いいなぁ、、、、。

3925.jpg


と、そんな印象から始まったので、
長谷川さんのイメージをふまえつつ、いかにこの場所で感じられる風景や、
気持ちのいい感じをそのまんま手に入れるか?ってコトを一番に考えさせていただきました。

3876.jpg
2階屋根裏へ登る階段と奥は浴室です。


家に対する長谷川さんに頂いたイメージも、初めてチャレンジするようなものでしたが、
なんだか、とても共感するところも多くて、
結局完成まで、あいかわらずジタバタとしてしまったんですが、プランや断面図だけからは
想像できないような、楽しい家になりました。

3878.jpg

オープンハウスでいろいろ質問を受けるんですが、

例えば、「この照明は、どうやって決めたんですか??」

「、、、うーん、長谷川さんの想いのままに、、。」

「この色はどうやって決めたんですか??」

「、、、うーん、長谷川さんの想いのままに、、。」

「このタイルは、、、、、、??」

「、、、うーん、長谷川さんの想いのままに、、。」


3879.jpg

という具合で、答えれば答える程、

「ぼくたち、何にもしてないなぁ、、、、(涙)」

という相変わらず、施主力だよりのニコ設計室な訳ですが、
そんな具合で、たくさんの初めてのコトにチャレンジさせていただき、
僕たちも楽しませていただきました!

3880.jpg
2階台所よりながめた感じです。

3921.jpg
外観(道路から見たところ。)

「、、、えと、

玄関入って、右は、洋服屋さん、左はバイク屋さん。。。みたいな。」


っていうちょっと住宅の要望とは思えないようなイメージも、
長谷川さんならでは。
いつも脇役になっちゃうクローゼットを主役の衣装室にしたり、ぐにゃりと曲がった
格子の寝室も、出来上がると、とっても長谷川さんちぽいなぁ、、、、と
思いましたよ!

3882.jpg
1階寝室から、衣装室と作業場を見た感じ。

3926.jpg


家づくりは、ある意味共同作業なので、
いろんなコトを考えながら、決断したり、ちょっとしたさじ加減を調整したり
するんですが、これから生活が始まって、どんどん長谷川さんちっぽくなっていくと
いいな、と思います。

3883.jpg
1階衣装室と寝室の雰囲気。



3884.jpg
2階縁側からの竹林の風景です。

しかし、何度、訪れても素敵な風景です!

3886.jpg
2階インナーテラスより台所をみたところ。

3887.jpg
2階台所はコの字プランで、流しはタイル、コンロはななめなスレンレス。

3923.jpg
道路より、細田くんを見上げたところ。。。



3888.jpg
2階のインナーテラスからの風景です。


3890.jpg
1階トイレは、ピンクと草むらペンダント。


3922.jpg
風景に大きく開けた外観。2階の縁側がのどかです。

3893.jpg
1階、寝室と衣装室はぐにゃりとしています。

3894.jpg
1階、ミシンを置いたりするところです。


3897.jpg
2階、街とちらちらつながるといいなと思います。

3899.jpg
2階、全開口の引き戸は気持ちいいですね。

3900.jpg
外観。いろんな扉、いろんな高さがあります。

3891.jpg
そうそう1階ガレージは、赤、クロ、グレーです。。

3902.jpg

3903.jpg

3904.jpg
道路からの出会い方はこんな感じ。
3905.jpg
1階玄関から寝室側を見る。


3927.jpg

3907.jpg
1階玄関より。

3908.jpg
同じく。

3909.jpg
2階の浴室は黒っぽい石のタイルです。

3910.jpg
2階の浴室。ガラスの向こうはインナーテラスです

3911.jpg
2階のインナーテラスは、扉がなくなって外みたいな場所です。

3913.jpg
2階浴室より見返すとこんな感じです。

3914.jpg
2階階段より見返すとこんな感じです。

3915.jpg
2階インナーテラスの夕方です。

3916.jpg

3917.jpg


3918.jpg
そうそう1階階段の奥は、バイクガレージです。

3919.jpg


3920.jpg
1階玄関からの夕方はこんな感じです。

posted by 西久保毅人 at 02:15| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

くるくる鏡

先日、完成した渡辺さんの家のためにデザインした
くるくる鏡を、アトリエベガさんに取り付けていただきました。

3932.jpg



3933.jpg

ベガさんには、とても細かく注文する時もあれば、
いろいろ話して、あとはお任せで、、、、、という感じで注文する時とがあるんですが、
今回も、

「、、、、て感じで、くるくる回る鏡にしたいんですが、、、、。」

という注文の仕方をしていたら、
鏡の裏側を、こんな風にしてくれました!

3928.jpg

鏡をくるくるまわす支柱を植物のツルに見立ててくれたそうですが、
とても素敵な裏側!



任せるって、とても難しいコトですし、全部責任を持つ、っていう立場からすると、
ちょっと無責任なのかな、、、、とも思いますが、
ちょっと視点を変えて、

「ご家族に、いろんな人の想いのこもった、とても素敵なものをプレゼントする。」

っていうコトを最終目標にすると、作り手と、ある程度の価値観の共有があれば、
あながち僕たち設計者が決めすぎない方がいい場合もとても多いなぁ、、、、と
思う事もたくさんあります。

3929.jpg

渡辺さんにも、とても喜んでいただきましたし、

こういう仕事をして頂くと、

「、、、じやあ次はベガさんに何を頼もうかなぁ、、、。」

と、僕たちの妄想も、どんどん広がって行くのでした。。。
posted by 西久保毅人 at 00:08| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月15日

問題を見つける、ということ

気がつくとあっという間に、
今年の明治大学での授業も後半戦。

最初の年には7人だった西久保班も、去年は10人、今年は13人と増え、
まぁ、人数増えた分だけ大変といえば、大変なんですが、
みんなそれぞれに、個性的なテーマに対する向きあい方をしてくれて、
それぞれに、悩み、苦しみ、
僕も毎回、いろいろな発見をさせてもらってます。

ほーんと、みんなそれぞれ。。。。

3934.jpg

3年生の後期は、自分で好きな課題を選べるしくみになっていて、
まぁ、いろんな動機で、僕の課題を選んでくれたみたいですが、
実はたぶん、僕の課題が実はいちばん大変なんじゃないかなぁ、、、、と
やってみてそろそろ気がつきはじめている後半戦の学生たち。。。。


3935.jpg

なんでかっていうと、
建築学科の設計課題って、
たいていそうなのですが、まず設計すべき敷地や、条件が与えられる事が
ほとんどなので、少なくとも学生達が、そこを決めたり、迷う必要はありません。
これは結構、あたり前のコトではあるんですが、
それは学年が上がってもたいてい同じですので、ある程度、同じ土俵の上での設計となります。

3936.jpg

でも、僕は自分で授業をさせてもらう事になった時に、
せっかくなら
その敷地そのものを探したり、何を作るべきか、何を作りたいか、、、、

つまりは自分は、はたして何に興味があるのか?
自分は、何が、どーしてもゆずれないのか??

という問題そのものを探してもらう事を課題としたかったので、
提案する「街」を決めただけ、という課題にしました。

3937.jpg

問題を自分で見つける、っていうのは、
実は結構たいへんな事です。

問題なんて、与えられた方がよっぽど楽で、
普通の設計の授業なら、そんなに悩まなくても
器用さと、ちょっとした分かりやすいアイディアでのりきれる事もあるんですが、
問題を見つけるっていう事は、
実は自分と向きあうっていう事が必要だからです。。。。

3938.jpg

同じ街をフィールドにしても、
その街で何を感じるか、何に気がつくか、っていうのは、
ホント人それぞれ。

だって、自分が感じた事が、問題そのものなのだから、、、。


3939.jpg

だから、同じ授業なのに、
学生達の提案は、ほーんと人それぞれ。

どういう事に気がつくかなぁ、、、っていうのは、少しは僕も事前に想定するんですが、
毎年、想定をこえていく学生の発見に、僕も驚かされます。


3940.jpg

かたちにして表現しやすいテーマ、かたちにはどうしても表現しにくいテーマ。
生き物のような街がフィールドなのだから、必ずしも形あるものだけが、
正しいとは限りません。

だって、街は、なにも建築だけでできている訳ではなくて、
道や植木や看板や、街灯や、においや、お店の人や、通り過ぎる人達や子供たち、
聞こえてくる音楽や、明かりや、、、、そういうありとあらゆるもので構成されて、
生き物のように常に動き続けているもの、そのものが街なのですから、、、、。

3941.jpg

ついつい、建築学科というフィールドにいると、
建築物だけですべてが解決されると考えがちです。

でも、実は建築学科にいる人よりも、そうでない人が圧倒的に多いように、
設計の仕事をしている人よりも、そうでない人が圧倒的に多いように、
街のにぎわいや、雰囲気や、愛着をもたらす要素も、建築だけとは限りません。
むしろ、ケンチクはその、一要素でしかありません。

3942.jpg

僕たちがかかわる街やケンチクは、
専門家だけに評価されるものではなくて、街の人達、子供たち、みんなに
愛されるものだになるといいなぁ、、、といつも思いますし、
そういうものだけが、結局はずっと愛され、残り続けていくのではないかなぁ、、、と
思います。
それは、住宅でも、お店でも、ビルでも、、、きっと何でもそう。
モノだから構造的な強度も大切だけど、それは何十年も残り続ける理由では、実はないのです。

3943.jpg

そんな訳で、
西久保班の子達も、発表までのラストスパートにむけて、産みの苦しみ。

「はたして自分は何をしたいんだろう? 何に興味があるんだろう?」

っていう事に、今回もみんな素直に向き合ってくれていて、
そのせいで、

「、、、、ぜんぜん時間がたりません、、、、。」

て、感じみたいなのですが、

、、、、、、、、、最終発表がとても楽しみです。
posted by 西久保毅人 at 02:48| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

えんがわ



ちょうど、先日、ご相談に来ていただいた御夫婦とのお話の中で、
いろんなエピソードや、要望をうかがったんですが、

「、、、そうそう縁側、好きです。
えんがわ、っていう、、、、ことばも好きです。。。」

って、いうひと言が、とても印象的でした!

えんがわ。

縁のある側

っていうコトですよね。

ついつい、ここは縁側で、、、、、って、決まった場所のしつらえのように
使ってしまう言葉ですが、
きっとホントは、なにかの縁のある場所、
なにかとなにかを結びつける、縁をつなげてくれる場所、、、、
そんな意味を込めて呼ばれた場所だったのでしょう。

えんがわ。

えんのあるがわ、って思うだけで、
いろんな妄想がひろがっていく言葉でした!


こういう意味では、この場所も、

「えんのある、がわ」かなぁ、、、。
佐藤さんの家。

3945.jpg


posted by 西久保毅人 at 01:37| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする