2007年01月18日

オベカ

子供はある時、突然しゃべり出すんだよ、というのは本当のコト。


うちのソラは最近訳のわからない事をベラベラベラベラしゃべっています。

ほとんどは意味不明なんですが・・・・。


それまでは、パパ、ママ、ニャン、ブーブなどの単語系だったんですが、

どうやらネクストステージに進みつつある模様。

一人でえんえんと、ベラベラベラベラ・・・・・。


で、最近のソラのお気に入りは、「オベカ」

ベラベラベラオベカ。ベラベラオベカ。

と、オベカ、オベカだけ、ハッキリ聞き取れます。


さて、果たしてこの「オベカ」の正体は・・・・?


実は、コレ、某お笑いネタのの「欧米かー?」なのでした。

リンタロウが保育園で覚えてきたのを、どうやらソラが覚えてしまったらしい。


メシを食うにも、「オベカか。」靴をはくにも「オベカ。」朝起きると「オベカ。」


なんとも、最初に単語以外で覚えた言葉が、「欧米か?」とは、、、、、。


てコトで、我が家は遅ればせながら、タカアンドトシ ブームです。


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2007年01月19日

リンタロウ画伯

リンタロウの描いたキリン。(だと思う。。。、)


なんか、コイツ、センスあるんだよなー。


構図がいい。



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2007年01月24日

1号、2号

ちょっと、諸事情があり、
ソラを坊主にしてみました。

我が家では、

「やっと、3人目にして別の顔が産まれたっ。ちょっと垂れ目だし。新種、新種っ。」

と喜んでいたのに、皮をむいてみたら、同じモノが出てきました。

どう見ても、同じ・・・・・・。

もはや、名前が違う事すら、イヤミっぽいので、今日から1号、2号に改名。

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2007年01月30日

ミチの風景

最近、キャッチボールがマイブーム。
週末、休める時は、子供達と道でボール遊びをします。

もちろん、広い公園でやるのも楽しいけど、車の少ない近所の道ばたでやるのも楽しくて、
遠くまで行かずに近所でキャッチボール。
人にボールがぶつかるのを注意したり、隣の家に入らないように注意したりと、それはそれで楽しいのです。
普段、移動するために通過するだけの道だけど、そのミチに立ち止まってみると、反対に、まわりの人々が僕らを通過していき、案外、いろんな人が通るもんだと感心してみたり・・・・。

で、先週日曜日。
また道ばたでキャッチボールをしていると、すぐ近所の子供の友達3兄弟と合流。
世間では、少子化少子化といわれているけど、
あっという間に二家族で6人の子供が集まってしまうオギクボ3丁目。

上は10歳から下は1歳までが、イモのように道にばたに転がる。片手にグローブ、足ではサッカーと何してるのか分からない集団が道ばたを占拠し、何度も車にひかれそうになりつつ、それはそれで、1つの楽しみとして、夕暮れまで遊んだ。夢中で遊んでいて、気付くと段々暗くなっていくそんな一日。
その友達の家は、いわゆる旗竿敷地なんだけど、平たくいえば、「ミチのある敷地」
丁度、日が暮れかけた頃、そこの父ちゃんと母ちゃんが「ミチ」の部分に机を出してくれて、ゴザを敷いてくれた。
アウトドアダイニングの完成。
皆で「ミチ」にべったり座り、鍋でふかしたサツマイモをつまむ。
旗竿敷地っていいなー、とつくづく思う。
「ミチのある敷地」って、それだけで贅沢。

そんな訳で、「ミチ」を充分に堪能した一日だった訳だけど、やっぱり、道ばたに子供が遊んでいるって、それだけで素晴らしい。と思った。
多少、大人や車は迷惑だけど、子供は街のエネルギーなのだ。
そんな風景と出会えたら、きっと大人も元気をもらえる。

と、そんな事を思いつつ、「鉄コン筋クリート」を見に行ったら、スクリーンの中では、
子供が空を飛び、屋根の上をピョンピョン飛び回っていた。


うーん、素晴らしい風景。



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2007年03月20日

ネコと緑と空と木と

:

某テレビ番組のの取材のため、
久々に泉水さんの家を訪れました。

入居後とても気に入って頂いている事や、お子さんやネコたちとの楽しい新生活のお話しは伺っていたので、とても楽しみだったのです。

案の定、黒板塗料の壁には、お子さんのチョークの落書きもあり、
所々に植物が置かれ、ネコたちが、いろんな場所から現れて、
高窓から光が降り注ぐ中、とても泉水さんご家族らしい生活が感じられました。

とても落ち着く、居心地のよい場所になっていました。

こんな時まさに、セッケイシャミョーリにつきる、気分です。

で、なんでこんなにホッとするんだろう・・?と
ふと帰りの電車の中考えていたのですが、
その理由は、家の中なのに、

なんだか屋外にいるみたいだからかな??

とふと思いました。

家の中だけど、
ネコが走り回り、
植物があって、
空を感じられ、
風が吹き、
たくさんの無垢の木材がある空間。

雨の日、晴れの日、曇りの日をそのまま感じられる空間。

それって、まさに、「屋外」なんじゃないかな、と。

人も、ネコも、植物も、生き生きとしている場所はきっと限りなく外に近い空間に
違いない。そんな自然との連続感を感じつつ生活をほどよく包み、守る空間。

きっとそんな空間が自分が作っていきたい場所なんじゃないか、
とあらためて思った西久保でありました。

:
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2007年03月23日

さくら

今日は、ノノの小学校の終業式。

そういえば、近所のノノの友達4.5人と、小学校まで一緒に登校し始めて
早1年。途中、サボった時期もありましたが、よく続いたもんです。

さて朝、小学校まで送って帰ると、大変な忘れ物を発見。
ノノが毎日少しづつ作っていた、新しい1年生を迎えるための大量の花かざりを
丸ごと忘れていたのです。
てことで、またそれを持って、小学校へ。

ホント、ヒマな父親です。

と言いつつ、何かにつけて、学校に行ってみたい、という僕の趣味ですが・・・。

さて、小学校につくと、

「また来たよ、、、、あの人、無職かしら、、、、、????」

というPTAのおばちゃん達の冷たい視線をさらりとかわしてノノの教室へ。
もう、教室には誰もいなくて、校庭で終業式の真っ最中でした。
せっかくなので、しばらく終業式を遠目に眺めて、校歌を聴いて帰ってきました。

校歌と言えば、僕は校歌が大好きな子供でした。
ハラさんには、「理解不能」とよく言われますが・・・。
未だに、幼稚園から大学までのすべての校歌を歌えます。

よいよいよい子のおはなしはーっ、
ひーがしよか ようちえんーーっ  から、

おーおーめーいじーーーーっ そのなー ぞ 
われらーあが ぼーこーお     まで。

全校朝会で、大声で校歌を歌うカイカン。
それぞれ、素敵な、思い出深い曲です。

そういえば世の中、国歌を歌うの、歌わないのや、
義務だ、愛国心だ、権利がなんとか、と
なにかと複雑な感じの教育現場のようですが、
そんなオトナの屁理屈はおいといて

いつまでも、元気に、大声で歌う喜びや感動を
いつまでも持っていれば、それだけでいい、


と、子供達が元気に歌う終業式を誰もいない教室から眺めつつ、
感慨にふけった某不審人物でありました。

それだけですが・・・・。
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2007年03月29日

ぴあの

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先日から、長女ノノにピアノを習わせはじめました。

ピアノと言えば、実は僕も幼少の頃、少々たしなんだ経験がありまして・・・。

何ででしょうね・・・。
母親が習わせたかったのでしょうか?

とにかく佐賀県のそのまた南の東与賀町という漁村では、
男の子がピアノを習う、という事自体がすごく浮いた事で、
物心ついた頃から、もう、恥ずかしくて恥ずかしくて、仕方がありませんでした。

友達に話そうものなら、たちまち学校中に広がり、きっとバカにされるに違いない、
と、やめるまで誰にも言えませんでした。もう、内向的そのものの幼少時代です。

まあ、そんな姿勢でやってたものですから、親には悪いけど、今の僕には
ほぼ、なーんも残っていません。

高校で街に出て(佐賀ですが・・)、街のませた友達と出会って、

「ああ、男がピアノを弾けるってカッコイイんだなー、」と思っても、

もう後の祭り。

そんなのが、僕の音楽人生です。

でも、母親が音楽が好きだったんですね。
とにかく、いつも歌っている印象がありました。
だから、僕は、歌や音楽が大好きです。

さて、あんまり欲のないノノが「ピアノやりたい。」と言い始めて早1年。
その決意やいかにっ、とほっといたら、どうやら本気で好きみたいで、
いつも学童クラブで、習ってる子に教わってきてました。
そんな事が続いたものだから、よし、習わせよう、と決意したものの、
さて、どこが良いやら・・・・。

荻窪って街は、割とハイソな感じの家庭が多いから、何かにつけ
「あの先生はいいけど今うちも順番待ちなの・・。」的な話をよく聞きます。

けっ、ホントかよ、と僕も斜に構える方なので、そこに並ぶ訳にはいきません。

何とか、自分で縁のある人を捜そうとしていたら、

出会いました。飲み屋で。

よく行く近所のイタリア料理屋さんで、たまたま一人で飲んでいたら、
フラリと怪しい酔っぱらい。
その店の常連さんなのですが、実はその方、高名な指揮者さんなのでした。
他にお客さんもいなくて意気投合し、話しついでにノノの件を話したら、

「よーし、うちの妻がピアノの先生だから、頼んでやるっ。」

という事になり、酔っぱらった勢いで、お願いしてきました。


その日は、二人共飲み過ぎて、店のマスターに車で家まで運ばれましたが・・・。


まあ、そんな縁で、先日からピアノ教室に行っています。

 僕も。

自分の音楽人生を取り戻すべく、できる限りレッスンには付いていき、
初歩から、音楽を勉強したいともくろんでいます。


子供がどんな風に、音楽を修得していくのか?
その過程を、僕も楽しめたら最高ですね。



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2007年04月02日

まんぷく家族

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どんな家族にしたい?かというと答えは1つ、

「まんぷく家族」

引っ越しやら何やらで、ちょっとサボり気味だったんですが、
今日久々に夕ご飯を作りました。
季節はずれのぶり大根と買ってきたしそ昆布の佃煮ですが、
子供達が、次々とおかわりし、あっという間に3合がなくなりました。

「ごめんごめん、ご飯一杯分は、ママにとっておこうね。」

という感じ。
7才のノノは、昆布で淡々とご飯をたべ、
5才のリンタロウは、ブリの目玉に、むしゃぶりつき、
1才のソラは、「だいこん、だいこん、だいこん」と大根を次々とわしづかみ・・・。

いやー、よくぞ、育ったな、と嬉しく思いました。
ついに、この日が来たか・・・・。


そう、ご飯を炊いても、炊いても、足りない。

そんな家族が僕の理想なんです。

だから、3合が足りないなんて、とってもうれしいです。

じゃあ、次からいくら食べても良いように、5合炊こうか。

そのうち、業務用の炊飯器を買う日が来たら、なんと幸せだろう・・・・。


僕が子供達に望む事は、ホントにそれだけ。
そんな家族になれたら、パパはお米のためにいくらでも働くぞっ。


そのうち、設計料は、お米にしてもらおうか・・・。


そんなハッピーな、夕食の風景でした。

という訳で、写真は、先日の本間さんちでの飲み会風景です。


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2007年04月05日

コジン・ジョーホー

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昨日、新聞でびっくり。

なんと、小学6年生の学力テストで名前の代わりに、番号を書くようになるらしいです。
どうらや、大手学習塾が、テストを作成、採点するため、
個人情報の漏洩をふせぐためだそうです。

ふー、

「コジンジョウホウ」とか「ロウエイ」とか、ワープロで打つだけで疲れます・・・。しかも小学6年生。
僕は、個人的には、気にしすぎな気がしてなりません。

なんか、ユルさがない。

僕も、職業柄、建て主の個人情報を扱っているので、それについては気を遣いますが、家族や自分の事なんか全然気にしていません。
特に、僕の個人情報なんか、ホームページがある以上、流れっぱなしですので、
大抵、一日に、訳のわからん迷惑メールが、50件以上きますが、基本的に僕は、ネットや、メールの顔のみえない世界をそんなに信用していないので、特に対策をするでもなく、日々スルーしています。

小さい頃は、「テストの時はまず名前を書きなさい。」と言われて育ちました。
だから、自分の子供にも、宿題とかの名前が書いてなかったり、へたっぴだったり
すると、「ほら、名前はしっかり書きなっ。」と言ってしまいます。

そういえば、最近、保育園で名簿を作ったり、メーリングリストを作ったりする時も、「うちは、コジンジョウホウが・・・。」みたいに参加を嫌がる方もいます。

僕のコジンテキな意見としては、
あんまり硬い事は言わずに、

子供の世界はユルーくつながってて良いんじゃないかと思うんです。

でも、その子供の親が、大人だと言う事が問題なんでしょうけど、
子供達を守る、という立場にたった時、
単純に個人個人の情報が閉じた世界よりも、
多少不都合はあったとしても、だらりと繋がった世界の方が、ハッピーなんじゃないかと、子供を持つ親としては、思う訳なんです。

なんだか、脈略のない展開でしたが、
写真は、先日完成した増築物件、イドリスです。
白い方が、元々の家で、黒い方が増築部分。

古い20世紀の建物と、新しい21世紀の建物がとなり合って建つ事になりましたが、完成後は、
昔から寄り添った夫婦のように、
写真みたいに肩を寄せ合って、ユルーく阿佐ヶ谷の街角にたたずんでいますよ。
posted by 西久保毅人 at 22:50| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

ふりかけごはん

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よく晴れた昨日の日曜日。

久々の休日は、僕と、ソラちゃんと、リンタロウの男3匹ででちょっと大掃除。

これは、西久保家では、かなり珍しい出来事です。

というか、初。

写真は、お掃除ソラちゃんです。

さて、掃除ついでに、居間のちゃぶ台やカーペット、座椅子や本など、
めんどくさいから、次々に庭のデッキに出してみたんです。

ただ、家の中からなくなると、掃除したって気分になるかと思いまして・・・。

たぶん、ハラさん達帰ってきたら、怒るだろうなー、と思いながら、
普段、家の中にある物をそのまま外に出したら、なんか気持ちいい空間。

これって、もしやアウトドアリビング??

リンタロウとソラが本やら、おもちゃやらまで持ってきて、いつもの居間が
庭にそのまま移動しました。

天気もよくて、寝ころぶと青空。

ああ、庭って、こんな風に使うもんなんだね。

ちょうど、みんなお腹がすいた頃、ジャーを開けれみるとご飯が少々。
おかずはちょっと見あたらない。
なんだか、お日様がもったいなくて、各自いろんなふりかけと茶碗をもって、
お庭でごはん。

何種類ものふりかけをかけた、ただの昨日の残りのごはん。

でも、なんか、それがとってもごちそうで、
3人でバクバク食べました。

ホント、ただのふりかけごはんだったけど、外で食べるとおいしいですね。



今度は、ハラさんがいない時に、テレビも、庭に出してみます。。。。。。



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2007年05月02日

楽譜

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ノノと一緒にピアノ教室に通い始めて早2か月。

いやー、おもしろいですね。

「どんどんよくなる君のプレーをずっと見ていたかったんです。。。。」

というのは、スラムダンク山王戦、安西先生の名ゼリフですが、
まさにそんな感じ。

恵子先生は、ホントに素敵な先生なのですが、その魔法にかかったように、
どんどんうまくなっていきます。子供の吸収力はホントにすごいです。

で、そのレッスンに欠かせないのが「楽譜」。
僕も、34年間生きていて、まじめに楽譜なんて読んだ事、ありませんでした。
どっちかっていうと、僕は雰囲気派なんで、
「こんな感じ、、、くらいでいいんじゃん。」
という風にしか、楽譜を見てませんでした。

でも、楽譜に忠実に、ルールにしたがってキチンと弾くと、トタンに「音楽」になるんですね。まあ、そのために楽譜があるんでしょうけど。。。

そこには、作曲者の意志がつまっています。

楽譜を正確に読みとる事の大切さを学んでいて、ふと、

「これって、図面じゃんっ、」

と、思いました。

僕ら、建築設計者にとっては、基本的には、図面が全てです。
その意図を、各施工者、職人さんにいかに正確に伝えるか?と言う事が、
建物の完成を左右します。
つまり、図面とは、僕らから、施工者に送る手紙、しかも、あつーい想いのこもった
ラブレターなのです。


それを、読みとる作業と、楽譜を見ながら、ピアノを弾く作業、
まったく同じなのです。。。。

しかし、もっと面白いのは、同じ楽譜なのに、弾く人によって、ぜんぜん違う音楽になるという事。
同じ楽譜を見て、同じ旋律を弾いてるのに、ノノが弾くのと、恵子先生が弾くのとでは、ぜーんぜん、違う音楽なのですね。

建築の世界では、同じ図面で2つ作る、というのはなかなかありえないので、比べようがないですけど、たぶん、作る人と監理によって、全然違うモノができると思います。

でも、きっと、共通して言えるのは、

「作曲者の意図をどれだけ読みとれるか?感じるか?」

と言う事の大切さだと思うんです。


ノノと一緒に音楽を初歩から学び始めて、そんな事を考える、今日この頃でした。


一応、仕事もしてますよ、、、、無職ではありません。
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2007年05月12日

赤ちゃんぽすと

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まあ、こんだけ巨大化してしまうと、そうそう捨て場がないんですけど、
5/10から熊本の慈恵病院で赤ちゃんポストの運用が始まりました。

世の中的には賛否両論あるんでしょうけど、僕的には大賛成だし、この病院の院長先生は、本当に素晴らしい決断をされたと思っています。
3年前にこんな文章を書いたんだけど、本当に小さな子供が犠牲になる事件が起こるたびに
胸が締め付けられる思いになります。

しかも、報道されると、犯人が母親や同居人の男(なんのこっちゃ、これは。)のケースがあまりにも多く、何となく状況は想像できなくもないけど、怒りの矛先が小さな小さな
子供に向いてしまう事が、悔しくてしかたがないのです。

理屈はどうあれ、どんな親でも、子供にはかけがいのない存在なのだ、と思う反面、
殺すぐらいなら、手をかける前に、とっとと手放しやがれっ、と本気で思います。


「こどもが無駄に死んでしまう事。」


少しでもなくせる世の中になって欲しい。

一人で誰にも相談出来なくて出産をむかえる女性。
どうしても、子供を愛せない夫婦。
新しい恋人ができ、子供が邪魔な存在になったカップル。

いろんな事情があるのは当たり前なのだ。
それが人間なんだから。

でも、その「事情」と、「子供の命」は絶対に等価ではない。

どんな事をしてでも、「子供の命」は守られるべきだと思う。

命を奪われるくらいなら、捨てられる方が絶対ましだ。

たぶん、院長先生のそんなギリギリの決断が赤ちゃんポストなんだと僕は思う。
たぶん、それは理屈ではないと思う。

教育を再生するのもいいけれど、こんな根本的な活動がもっと、もっといろんな場所で
起こっていくと素晴らしいと僕は思う。


そして、「ケンチク」は、そこに何かできるのだろうか?

そんなコトを僕はいつも考えている。。。。。。。

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2007年05月29日

音符

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音符のようにー すれ違ーってくのよ

迷子になっーたー カレのここーろの中



・・・・・・聖子ちゃんです。

さてさて前にも書きましたが、最近はノノのピアノレッスンが、ボクの秘密の楽しみで、
別にボクが弾く訳ではないんですが、恵子先生の一言一言を聞き耳たてて聞いてます。

先日、レッスンもだんだん進み、音が重なる曲に入った時の事。

「ののちゃん、楽譜読んでごらん。」

「はーい、えーと、ミレミファソー・・・・・??」

「どうしたの?  そう、音が二つあるでしょう。ピアノでは二つの音が重なるのを重音っていうんだけど、人間は二つの音を同時には言えないのよ・・・・。でも二つの音が重なると素敵な音色に聞こえるでしょう。そして、時には単音を引き立てるのよ。」

ノノは、「ふーーん・・・。」でしたが、

ボクは、「ガーン。」でした。


これって、もしかしてケンチクにもいえるんでは?
さらに、ジンセイにもいえるんでは?


ケンチクは、決して一人ではできないものです。
そして、設計者には、設計者の、建主には建主の、監督には監督の、ペンキ屋にはペンキ屋の、それぞれの主張や、役割があります。
それが、それぞれの音だとしたら、そのバラバラの音をつむぎ、一つの空間にする事。
それを、社会や、歴史や未来の文脈の中に築きあげる事。

そして、ジンセイにおいても、同じで、所詮、一人でできる事なんてたかが知れてるけど、人との出会いや、同じ志の仲間とだったら、すごい事ができちゃう(気になる事。)


深いなー、恵子先生。


ほかにも、ホント、ケンチクにつながるキーワードが、音楽の基礎には詰まっているなー
とノノのレッスンを通して、改めて感じさせてもらっており、最近忘れっぽいので書いておかないと忘れちゃうんで、ここに書いておこうと思っています。


ただ、知れば知るほど、骨になる個人(作曲者)の「コンセプトの明確さ」の大切さも同時に痛感するんですけどね。だからこそ、ただの音符がすてきな曲になる・・・・。

要するに「何をやりたかったんだよ。」ってコトですね。



・・・・なんて、そんな事をボーっと考えながら、毎週水曜日の午後のひと時、ボクは妄想にふけっています。

一人分の月謝で、ボクまで勉強させてもらって、ホントありがたいです。



では、発表会での「父娘連弾」をいつの日か夢見て・・・・・。






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2007年06月09日

白石さんの家

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進行中プロジェクトです。
ずいぶん公開が遅れましたが、海老名市の広大なナシ畑に面した住宅の工事が進んでいます。工事状況のアップをサボっていたら、早くも来週月曜日に上棟です。

3人のワイルドな子供達と、御夫婦の5人家族のための住宅です。

5人家族、といえば、我が家も5人家族。

うちは、まだ「珍獣」ですが、3人とも小学生になると、こんなにも「野獣」になるものかと、我が家の将来をみるような思いでおつきあいさせて頂いています。

「個人のためのスペースはいらない。」

という徹底したご家族の思想と、よくも悪くも面している「ナシ畑」という二つのキーワードのもと、いかにも「白石家らしい」家を目指した計画です。


骨太で、洗いざらしのTシャツのような家になるといいなぁ、と思っています。


途中、土地が変更になったりと、白石さんに設計を依頼して頂いてから時間がかかりましたが、来週ようやく姿を現します。


楽しみです。



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2007年06月26日

がんばれサンダース

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久々に、現役復活しました。

・・・・サッカーです。


ノノが通っている小学校にサッカー部があって、僕はぜひともサッカーをやらせよう、そしていつの日か親子でフィールドに立つぞっ、と心に決めてていたのに、一年前、

「ぜっっったい、イヤだ。やらない。。。興味なし。」

と、完膚なきまでにフラレてしまいました。


「ああ、もう、僕がフィールドに立つ日はないのか? 次のリンタロウまで、2年間待つしかないのか?でも、もしリンタロウにもフラレたら・・・・。」

と、途方に暮れていたところ、たぶん、そんな親が多かったんでしょうね。出来ました。

父親サッカー部。

その名も、「サンダース」だす。

さっそく、入部し、5月から月に数回の練習と試合に励んでいます。
今のところ、休日のない僕の、唯一の楽しみです。


さて、サッカーと言えば、象設計集団時代から、設計事務所リーグで独立するまでやっていました。独立して、土日がなくなったのでやめたんですが、またやれる日が来てホント嬉しいです。


ココからは余談ですが、僕のサッカーとの出会いは、小学生時代のキャプテン翼。

忘れもしない、翼率いる南葛小 対 日向率いる明和FCの全国小学生サッカー大会の決勝戦。翼は、優勝して、ロベルトにブラジルへ連れて行ってもらうはずだったんです。

そして、約束どおり、明和を破り優勝し、ロベルトを探す翼。
その時、もう、ロベルトは一人、ブラジルに発っていたのです。
落胆する翼に、ロベルトは一冊のノートを残していました。
それは、今後の翼のサッカー人生のための、練習メニューが書かれていたのですが、その中の一文が、今でも、僕の座右の銘なのです。



「翼よ、点の取れるミッドフィルダーになれっ。」




点の取れるミッドフィルダ−、、、なんとカッコいい言葉でしょうか。

だから、僕もジンセイにおいて、点の取れるミッドフィルダーを目指して、日々頑張っているのです。まだまだですが・・・・。


さて、来年、リンタロウがいよいよ、小学生。


「リンタロウよ、パパはひと足先に待ってるぞ。小学校のグランドで・・・・・・。」


パパと別の小学校に行ったら、承知しません。。。。


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2007年07月06日

お庭と子どもの育て方

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密林のジャングルではありません。
西久保家(旧ニコ設計室)の庭です。

しばらく見てなかったら、こんなになっちゃってました。

ううーん、いい具合。

ちょうど、去年の年末、遠藤君と僕の二人で、庭にデッキを作りました。

コンセプトは、


「どこまでも続いて行くデッキ」



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まあ、つくった時は、冬だったし、ほとんど家にいないし、で、思い出したようにしか、
使用しないんですが、久々に空けてみたら、よく育ってました。
デッキ材も程よくボロくなり、生え放題の草に埋まって、先がよく見えません。

あったはずの地面は、ドクダミの海の下。ほぼ見えませんね。

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ソラちゃんは、家のうらにジャングルがある、とでも思ってるのでしょうか??


まあ、庭にしても、子供にしても、めんどくさがりの我が家は、あんまり手をかけてません。でも、気がつくとけっこういい感じに育つものです。


子供をもつ事、土の庭をもつ事。

たぶん、同じ気がしてます。


一言でいえば、「めんどくさい。」


でも、僕らが必要以上に頑張らなくっても、
彼らは、どんどん育って行くし、
僕にたくさんのエネルギーをくれるのです。



そのかわり、まあ、こんな珍獣のような感じになっちゃいますけど・・・・・。
ほっとくと、ですが。

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2007年07月14日

つうがく

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ひさびさにノノと一緒に通学。
不審者のように、カメラを片手の男が一人。。。。。


まあ、どの子もだんだんしっかりしてきて、今では大人のような口ぶりのノノではあるけれど、中身は実はそうでもないのです。
他の子もみんなそうだけど、表面で見せるそぶりほど、中身は育っていないもの。


そりゃそうだ、まだ小学生なんだから。。。。


そう、それは先日の授業参観の事。
子供達がひとりずつ、「スイミー」の感想を発表する、という分かりやすいシーンがありました。みんな恥ずかしがりながらも、それぞれに発表をして、いよいよノノの番。

こんな状況では、バカ親でなくても、多少は何か期待します。。。。。

さあ、なんて言うかな? 気のきいたコメントでもして、「まあ、西久保さんのところのノノちゃんお出来になるわねーっ」て、少しは期待しますよね・・・・・。よね?。

・・・・・・

ノノは突然、うつぶせて泣き出してしまいました。

・・・・・・

親が二人とも来ている事や、なぜかリンタロウまで来ていることや、なぜか今日に限って佐賀からおばあちゃんまで来ている事や、(来すぎだよ、、、、うち。)よくわかりませんが、いろんな妄想が膨らみ、爆発しちゃったんだろうね。。。。


人が来すぎだよね、、、、、うち。


教室にはざわめき・・・・・。

でも、ノノがそうなった事よりも、僕がびっくりした事。

それは、実は、僕こそが、そんな子供だったのです。
だから、そんなシーンを目の当たりにして、まるで自分を見ているようでした。
デジャブ現象か??
いくら自分の子供だからって、そこまで似るかなー、ってくらい、僕はそんな子供でした。正直いうと、もっとひどかったです。内向的で・・・・・。

今の僕を知ってる人は、絶対信じてもらえないんですが、小学校5年生くらいまでは、人前で何かをするって事が、とにかくできませんでした。だから、授業でもなんでも、当てられないよう、選ばれないよう、ビクビクして過ごしてました。

だから、ノノなんて、まだ、その頃の僕に比べたら、かなりましな方なんですが、親としてショックっていうより、「遺伝子ってすごいなーっ。」とアホみたいに感心してしまったのです。

そこまで、似るもんかね・・・・・?
すごいね、遺伝子って。ちょっと甘く見てたよ正直・・・。
そりゃ、自分が出来なかった事ができる訳ないよなぁ・・・・。



という訳で、見た目は一番、ハラさん似のノノですが、中身は、まるっきり、ダメダメ男時代の僕の生き写しだったのです。


ノノさん、すみませんでした。僕似で・・・・。


ちなみに、下の二匹は、知らない人にまで大声で「おはよー」という典型的なハラ似ですが・・・。


みなさんも、遺伝子には気をつけましよう。


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2007年07月17日

うみ合宿

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毎年この時期になると、海合宿に行きます。
メンツは、ノノの保育園時代の友達家族7〜8家族。
今年は、ほぼ、台風と正面衝突なのが分かっているにもかかわらず、キャンセルする家族が一組もないのが、エラいところ。

「モロ台風だけど、、、、、、、、行くよね?とりあえず。」って感じ。

結果は、ほぼ、飲み合宿でした。


かれこれ、8年来の仲間です。
大人になって、こんな仲間ができるなんて思わなかったな−。

みんな共働きで、それぞれの子供がまだ赤ちゃんの頃からの付き合い。
ほぼみんな0歳から保育園。

年齢も、職業も、全然バラバラ。

最年少の僕が34歳で、上は、40代後半。
職業もしがない建築家から、共産党の党員まで、バリエーション豊富。
途中、ダンナが女つくって離婚調停もなんのその。
途中、子供も増えて、下は、1歳から上は6年生まで総勢10数人

もう、なんか、友達、っていうより、ほぼシンセキのような不思議な関係。

他人の子供でも平気で叱るし、、、、、。

うちなんかはひどいもので、腹が減ったら、家族5人で「ピンポーン、ご飯食べさせてーっ。」と平気で言える人達。

しかも、ちゃんと食べさせてくれる人達。。。。


98.UMI.jpg


親もみんな8年分歳もとったし、子供達も8年分大きくなって、今では小学生。
学校はみんな一緒って訳でもない。

しかし、子供達も、なんかそういうのは感じているのかな?

血はつながっていないけれど、なんか特別な関係。

隣りでおむつを替えてた関係。
うまれて初めて出会った友達。

まあ、子供達はまだオスもメスもないような感じだけど、これから思春期になったりすると、いつまでもこんな風ではないんだろうとは思うんですけどね。
まあ、しかし親同士はもう思春期こないだろうから、この関係はなくならないだろなー、となんとなく思います。

ほぼ、一緒に酒飲んでるだけなんですけどね・・・・・。


という訳で、我が家は、
家賃の高い、身分不相応な荻窪からなかなか出られない訳なのでした。


たまたま住んじゃった、という理由で。。。。。、

困った困った。


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2007年07月19日

男の品格

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写真は、5年前の夏のリンタロウ。


この頃のリンタロウと比べると、ソラには、品格すら感じます。。。。



しかし、なんだ、このゲノム幅の狭さは?
遺伝子に突然変異というのはないのか??

これも、作風とでも???

以上。


※ゲノム幅理論については、これを参照。


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2007年08月13日

ひまわり

すごーく、きれいなひまわり。

保育園の朝。

116.himawari.jpg


なーんの迷いもない感じ。

ただ、凛として、こっちを見てる。


そんな目で見るなよ、照れるから,,,,。



ノノも、リンタロウも、ソラも、
いっつも、こんな目で、僕を見てくれる。


そんな目で見るなよ、照れるから,,,,。


そんな目で見るなよ、照れるから,,,,。



                           、
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2007年08月15日

おじいちゃんの穴

こども達に、戦争って、どう伝えたらいいんだろう・・・?


先日、テレビで「はだしのゲン」を見て以来、
うちのこども達は戦争が不思議でしょうがない。


基本的に、りんたろうは、仮面ライダーの「いいもん、わるもん」の世界。


「ねえ、で、どっちがいいもん?,,,,」


しかし、最近は、仮面ライダーにしても、ゲキレンジャーにしても、なんとなく、
単純に、「いい、わるい」という設定ではないところが微妙なトコロ。


ヒロシマってなに? 原爆ってなに?  パパせんそー、イッタコトアル,,,,?

118.ueki.jpg


正直、僕の世代も、戦争を知らない世代です。
本や、テレビや、映画で、見聞きしてはいても、あくまで想像以上でも、以下でもありません。


でも、ただ、一つだけ、僕には忘れられないリアルな戦争のキオクがあるのです。

それは、おじいちゃんの穴。


もう、死んでしまったけれど、僕には二人のおばあちゃんと、一人のおじいちゃんがいて、母親の実家に行く時は、よくおじいちゃんにお風呂に入れてもらいました。

おじいちゃんのお尻には、ちょうど大人の親指が入るくらいの穴がポッカリ空いていて、
ちょうどこどもの僕の目線の高さだから、お風呂に入るたんびに、まじまじとその穴を見ていました。

お風呂からあがると、おじいちゃんに聞こえないように、

「おばあちゃん、じいじゃんのケツに、穴のあいとったばい。なんでね?」

と聞くと、

「ああ、あれね。あれは、鉄砲で撃たれたあなたい。まあ、お尻で良かったさい、
 痛かったやろーばってん。おじいちゃんにも聞いてみらんね。」


確かに、親指くらいの大きさだったから、鉄砲の弾の跡だったんでしょう。

おじいちゃんも、半分笑いながら聞かせてくれました。

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そんな事がありつつも、やっぱり僕はそれほど戦争を意識しては生きてこなかったと思うんですが、子供ができて、真剣に考えるようになりました。


少なくとも、自分のこども達が戦争に巻き込まれる事のない世界であってほしい。


難しい事はよく分かりませんが、
たぶん、そんな、コジンテキな思いに正直にあること。

そこからしか、何も伝わらないんじゃないかと思うのです。


さて、この話をこども達にしてみたんですが、

「うっそー、ないない、絶対ありえない。」

と、ノノもリンタロウも全く信じる気配なし。


まあ、日頃、ろくな話を聞かせてないから、それだけ信用しろ、といっても無理な話ですが、これにめげずに、何かリアリティーをもって、こども達に伝えていけたらと思っています。


今でもたくさんの戦争が、地球の上では起こっているのですから・・・・・・。
posted by 西久保毅人 at 18:58| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

この夏の奇跡 (最終回)

この試合は、本当に、バットにボールが当たらなかった。

素人目から見ても、バッターがが出塁してからの機動力が唯一の売り物だった佐賀北の、攻撃の持ち味が全て封じられたような展開だった。

相手のピッチャー野村の、小気味よいピッチでの投球が、ますます佐賀北の攻撃時間を短くしていた。

気がつくと三振。

一人出れば、、、、と思いながら、気がつくと回は8回になっていた。

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対照的に、長い長い守備の時間。
2回で馬場が降板したのは、残念だけど、この展開はきっと佐賀北も想定していたと思う。もちろん馬場もこんなピンチは何度も最小失点で押さえてきたけれども、むしろ、プレッシャーのかかる決勝の舞台で、2回で取り返せない点差を与えて相手に勝ちムードを与えるリスクを、百崎監督は避けた。
そして、まだ甲子園で、一点も取られていない久保に全てを託した。
もし、久保でも通用しないようならば、きっとそれまで。
そんな勝負を、2回にかけた。

それにしても、久保はすごい。
毎回のようにヒットを打たれ、3塁まで進塁されながら、ぎりぎりのところで点を許さない。これは、技術なのか、それとも、久保が投げたら絶対に点を取られない、という試合を進める中で、佐賀北ナインがつかんだ信頼なのか?
帝京戦から、何度も追いつめられてきたけれども、奇跡のような集中力で点を与えない。

しかしスコアボードには、事実だけが蓄積されていく。

広陵は10本以上のヒットを積み重ね、
佐賀北のヒットは、わずか1本。

しかも、野村のボールに、バットは空を切り続け、積み重なる佐賀北の三振は12。

佐賀北の三振が増えれば増えるほど、連投の野村が生き返っていく。
佐賀北は、完全に、野村を生き返らせてしまった。

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後2回。
ここまで来たら、先に待つ優勝の喜びが、野村の疲れを忘れさせてしまう。
ますます沸き立つ、広陵の応援席。
全国制覇が目前なのだ。

7回、ついに、久保が打たれてしまった。
2点。始めて許した自責点。
これで、スコアは、4対0。


ホント、よくやったよ。


きっとスタンドの誰もがそう思っていたと思う。
展開によっては、2点どころじゃすまいような試合展開なのだ。
10点入っていても、おかしくないヒットの数。

それを、わずか2点で押さえた事。それだけでも、素晴らしい事だ。



8回裏。
しかし、どうしてもあきらめきれない。
一本、ヒットがでれば、流れが変わるはず。
応援席の皆がそう思った。
しかも、この回で、少なくとも点を取らなければ、終わりだ。
応援席の皆がそう思った。

知らず知らずと、この試合で、一番大きな声援がスタンド中で起こりはじめた。

選手が打てないなら、俺たちが打たしてやろうじゃないか。

この回にかける、そんな空気が、スタンドをおおっていた。
時計は3時。
それまで日陰だった3塁内野席に、急に西日が差し込んできた。
低い日差しが、急にスタンドを明るく照らし始めた。

127.KOUSIENN.jpg


僕は、この試合の流れを変えたのは、8回のピッチャー久保のヒットだったと思う。
久保は、たぶん、甲子園で一本もヒットを打っていなかったんじゃないかな。
今までの打席を見ていても、バッターボックスの久保は、ピッチャーだから打たなくていい、という、いわゆる投球専門の選手のように見えていた。

そんな久保がヒットを打った。
2回以来、チーム2本目のヒット。

ちょうど、この前の回の7回に、久保は、甲子園で始めて得点を許していた。
淡々と、感情を表さない選手のようだけど、きっと悔しかったと思う。
そして、ナインも、ついに久保が打たれてしまった事で、落胆があったのではないかと思う。

張りつめた緊張の糸は、たぶん、そんな事で簡単に緩んでしまう。
負けていく自分たちを受け入れてしまう。

そんな空気を、久保が打ち払った。
その役目は、きっと久保しかできなかったんだと思う。

久保が、塁に出た。

その事が、佐賀北に、最後の気力を蘇らせた。

その直後の、百崎監督の判断も圧巻だった。
9番馬場崎に代打を送ったのだ。

馬場崎は攻守に渡り、MVP的な働きをした選手。
最大の功労者の一人だ。
しかし、この試合では、まったく当たっていなかった。

その代打が当たり、ワンアウト1.2塁。

とにかく、それまでチャンスがまったくなかっただけに、スタンドにはそれだけでもう勝ったかのような大きな大きな声援が沸き起こった。
スタンドの振動が、僕らの体に伝わってくる。

4対0で負けているはずなのに、なんだろう、この空気は、、、、。

129.KOUSIENN.jpg

たぶん、何かが変わった。

それまで淡々としたリズムで投げていた野村の投球が乱れ始めた。
その投球を乱しているのが、自分達だと知っている佐賀北の応援席は、ますます声を大きくあげた。

気がつくと満塁。
まさかの押し出し。
4対1。

しかし、点差まだまだは3点。

きっと冷静に考えれば、最小失点に押さえる技術は十分にもっているピッチャーのはずだ。

ますます、大きくなる声援。

ピッチャー久保が、自ら放った一本のヒットが、最後の最後につながった。

いくつもの点が、最後の最後に一本の線になった。




気がつくと、副島の放った白球は、真夏の大空に大きく舞い上がり、大歓声のレフトスタンドに消えた。



4対5

逆転。

まだ終わっていない。
僕は思っていた。
9回表。
勝った、と思ったら負ける。

広陵は、まだ死んでいない。


9回ツーアウト。
後一人。

最後の打者が、ピッチャーの野村だった事も、野球というスポーツの何か不思議な力を感じてしまう。そういえば、昨年の早稲田対苫小牧の決勝再試合でも、最後の打者は田中だった。

最後の打者を冷静に三振に打ち取り、ゲームセット。



勝った。。。。。。。

128.KOUSIENN.jpg

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、まあ、朝5時に起きて、ノノと二人で甲子園まで行ってきてしまいました。
まさか、今年、甲子園に行くとは夢にも思っていなかったんですが、、、、、。

僕も、かれこれ東京に来て早16年。
もうすぐ、佐賀で生きた時間よりも、東京で生きた時間が長くなってしまいます。

北高といえば、我らが西校のライバルでもあり、弟の高校でもあって、
活躍すればするほど、微妙といえば、微妙な心境です。
しかし、先日、帝京戦を見に行った弟から感動のメールがあり、今年も佐賀に帰れなそうな状況でもあり、、、、という訳で、

佐賀の空気を吸いに甲子園に行った、というのが正直な気持ちかも知れません。。。。。

いやー、それにしても今年の佐賀北はスゴかった。
おめでとう、佐賀北野球部。

もうすぐ、君たちの倍の年齢になってしまうおじさんではあるけれど、たくさんのエネルギーをもらいました。


さてさて、東京に、帰ってきたら、佐賀の母親からこんなメールが届いていましたとさ。


、、、、また今回特に嬉しかったのは、日頃は何となく疎遠な貴方たち兄弟が、故郷のことで喜びあい、感激しあえた事、一つになり得た事、何にも変えられない喜びでした。

甲子園、、、、それも優勝(^-^)v(^-^)v(^-^)v(^-^)v(^-^)v




60にもなって、顔文字はないと思うけど、、、、、。


おしまい。
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2007年09月04日

連弾?

先日の事。


「じゃあ、発表会では、お父様とノノちゃんの連弾の曲を準備しますからねっ・・・・。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
けっ、ケイコ先生、そ、そんな、、、、、。







と、いう訳で、急ですが、来年の発表会で、ノノと連弾する事になりました、
佐賀県代表、34歳です。


そりゃ、そんな夢のような事も、少しは妄想の世界で想像した事もありますし、
毎回のように、平日の昼にノノのレッスンに付いていく、
無職風の父ではありますが、、、、。



どうしよう。。。。。


正直、嬉しくもあり、悲しくもあり、、、という複雑な心境です。

まあ、上手に弾ければ嬉しいんだろうけど、正直、ド素人、
ただ、レッスンに付いていく事だけが取り柄の34歳です。


どうしよう。。。。。。



とりあえずは、発表会用の服を買わなくてはいけませんね、、、僕の。


、、、、、フツウ、何着るんでしょうか、、、、、、?



あんまり、父娘の連弾て、イメージわかないなぁ。

和服って訳にもいかないだろうし、、、、、。



と、電車男のような心境の、今日この頃であります。


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2007年09月12日

リレー


あの、ノノが、、、、、、


授業参観で、号泣したノノが、、、、、、、


パパと連弾予定のノノが、、、、、、、


なんと、運動会のリレーの選手に選ばれたのです。


去年は、補欠で誰かの病気待ち。。。。。。



おかげで不完全燃焼だった西久保家にとって、今年は盛り上がります。




なんと言っても、運動会はリレーです。

真剣勝負です。

そして、、、、汗と涙です。



まあ、甲子園に連れて行ったかいがあったってもんです。




まあ、、、、、、、、、いわゆる、自慢です。


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posted by 西久保毅人 at 23:43| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日

はだかブランコ

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きのうは、めちゃくちゃ暑かった。





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・・・・・・・・・・・・。




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かぶるでしょ、フツー、、、、。




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もちろん自制心、あるわけもなく、、、、、。





146.sora.jpg

夏のおわりは、はだかブランコ。





で、

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リンタロウは、、、、?






148.rinn.jpg

「ゲンだよ、ゲン。はだしの、、、、、。」

 

なにゆえ、、、、、???







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まあ、

わりと、

高級な、

トウキョウの住宅地でのおはなし、、、、、。



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2007年09月23日

フィールド

子供達とプレーをするのは、ホントに楽しい。

一緒にボールを追いかけ、走り回る事にはなんの境界線もない。

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という訳で、たまに小学校のサッカー部の練習に参加しています。
参加する大人も幅広く、大抵は、サッカー部の子供の親ですが、
もうすでに、子供が卒業しちゃったお父さんや、サッカー部のOBの中学生、高校生、
大学生などなど、、、。いろんなメンツが集まります。

まあ、まだ自分の子供が入部すらしてないのに、参加してる物好きな親は僕くらいですが、、、、、。


だから、まだ何の縁も、ゆかりも、誰の親かも分からない僕が参加してるのが、どうやら
こども達は不思議なようで、最初は、お互いになんとなく敬遠してるだけど、一緒にプレーしているとだんだん、そんなの関係なくなっちゃうのが、やっぱ、スポーツの素敵なところだなー、と思います。


「おーっ、今のチョーいいパスじゃん、、、、、でさぁ、ところで誰のパパ??」


うーん、それはなかなか答えるのが難しいんだなー、

「えーとさぁ、2年生にノノって子がいて、そのパパなんだけど、ノノはサッカーやらないっていうから、僕だけやってんだよね。。。。。。でも、来年リンタロウっていうのが、入学するから、そしたら正式にはリンタロウのパパって事になるけど。。。。

で、リンタロウってのは、あそこの隅で、いじけてるヤツ、、、、、、。」


「ふーん、、、、、、、、まあ、それはいいけど、今度はもうちょい低めにパス出してよ、、、、、。背が届かないからさぁ、、、、、、、」



「あー、ごめんごめん、何か、その、高さカンカクがいまいち分かんないんだよねぇ、、、お前らチビすぎるからさ、、、、、。」



炎天下の中、

ただ走り、ボールを追いかけ、汗かいて、頭から水を浴びる。

フィールドで、ぶつかり合って互いの力を知る。



ホント、何のスポーツでもいいんだけど、そんな関係がこども達とできたら最高だな、と来年を夢見る34歳でした。


父親ができる事なんて、たぶんそれくらいじゃないかな、、、、、、。

ライオンの親子みたいに。


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2007年10月05日

うんどーかい

日曜が雨で延期になり、、、、

火曜も雨で、延期になり、、、、

やっと、昨日、木曜日、ノノの小学校の運動会が開催されました。


151undokai.jpg



そして、今日は金曜日。。。。。。


実は、また明日、我が家は運動会。

リンタロウの、、、、、。

さすがに週に2回は、ちょっとありがたみがないです、、、、、。

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さてしかし、ノノがリレーで負けたのを見て、
なぜか自分の事のように大泣きするリンタロウ。


さあ、明日、保育園最後の運動会でどんな走りを見せてくれるか?

リレーの練習では必ず一人追い抜くらしい、、、、、。(リンタロウ談)


イメトレで、ドラゴンボールとジャッキーチェン見せてるし、、、、、。


という訳で、見物です。




posted by 西久保毅人 at 22:44| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

俊足

シュンソク?

誰がかって??

リンタロウです。

154.UNNDOKAI.jpg


という訳で、約束通りリンタロウは、リレーで一人ぶっちぎってくれました。
ギャルのアツい声援を受けて。


リンタロウに愛情が薄い、と言われがちな僕ですが、あんなシーンを見せられると
抱きしめたくなってしまいます。




ノノとリンタロウ。

ノノは、どちらかというと何でも器用にこなすタイプ。
器用に出来ちゃうから、逆に一生懸命さがなかなか人に伝わらないタイプ。
その分、予期せぬ事態には、フリーズするタイプ。
巨女タイプ、、、、、。

だから、

「ヘラヘラ笑いながら走るなっ。。。。歯を食いしばれ、歯をっ!!!」

「だらだら飯を食うなっ。。。。。ごはんに集中しろっ、ごはんに!!!」

といつも僕に、チクリチクリと怒鳴られます。


一方、リンタロウは、、
ニコニコと、誰にでもあいさつし、小さい子には優しく、どこでもチンチンを出し、と
モノおじしない面がありつつ、、、、、、、実は、かなり生真面目、忠実タイプ。
言われた事を、一生懸命にやろうとするタイプ。
こつが分かるまで、手を出さないタイプ。



今回の運動会は、二人のこんな性格がかなりハッキリ出た気がしました。

155.UNNDOKAI.jpg


いい走りでしたよ。リンタロウ。




まぁ、僕はエラそうに人にとやかく言うような、出来た子供ではなかったです。

今風にいうと、ヘタレでしたね、あの頃。


まぁ、ヘタレの子にしては、よく出来た二人です。


恐るべし、ハラゲノム、、、、、、。



そして、ソラはどうなるかしら、、、、?


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2007年12月03日

子供のスケール

昨日は、雑誌の撮影のため、引っ越し早々の、白石さんの家にうかがいました。

ちょうど、うちの子供達に見せてなかったので、ノノとリンタロウを連れて行きました。

178.siraisitei.jpg

そういえば、佐藤さんの家では、
背の小さな佐藤さんスケールの広さや高さ設定をさせてもらったのですが、
白石さんの家は、もっと小さな子供達のスケール感を空間化する事を目指した家です。

たとえば、一般的な天井高2.4mなんかの寸法は、基本的に大人の大きさを基準にしたものです。だけど、子供にとっては、天井高1.2mでも十分に快適な空間でしょう。
もちろん、子供はどんどん大きくなっていくので、全てがそんなスケール感だと、とても家としては成り立ちませんが、そんな事を切り口に空間を考えていくと、家の設計がもっと自由になっていきます。


じゃあ、そんな段差で家を作ったら、
階段なんてなくったって、よじ登って暮らせるんじゃない?




そんな提案を積極的におもしろがっていただき、実現したのが白石さんの家。


177.siraisitei.jpg

全部の空間が1.2mの段差で連続しているので、姿は見えなくても声は聞こえたり、
平面的には近くにいるのに、ちょっと距離を感じたり、、、、、、、。

平面図ではかる距離以上に、近くに感じたり、遠くに感じたり、という微妙な互いの距離感がこの空間にはあります。

179.siraisitei.jpg


さて、ノノとリンタロウ。

こんな事を考える父をもっているんだから、さっそく登ってくれるかな?

と期待していたのですが、スイスイ登る白石家の子供達とは裏腹に、

「僕、台がないと登れなーい。」

「こわいこわい、だっこだっこ。」

と、お前はどこの家の子供だ、と思わんばかりにヘタレっぷり全快でした。。。。。。。


なかなか、子供は親の思うように育たないものです、、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:34| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月10日

ノノの買い物

昨日の日曜日のコト。


2年生のノノが、リンタロウと、その友達と、ソラの3人を引き連れて
コンビニに行ってきました。
最初は、ジュースが飲みたい、とウルサいので、近くの自販機にでも
行って帰ってくるだろう、と僕らは思って外に出したんですが、

どういう展開か、コンビニへ、、、。

180.nono.jpg


しばらくしたら、ノノ以外のチビ達が意気揚々と、
各自紙パックのジュースを抱えて帰ってきました。

「ノノは??」

「なんか、先に帰っといてって言われたから、僕たちだけ帰ってきたよ。」

とのコト。


なんか変だぞ、、、、、?

と思っていたら、しばらくしてノノが帰ってきました。
と同時に、玄関で、大泣き。

何かと思ったら、こんな結末。

アホなリンタロウ達が、コンビニで各自好きなジュースを手に、
ノノも、飲みたいジュースを手に、レジへ持っていったら、
どうやらお金が3人分しかなかったようで、
ノノは自分のが買えなかったそうです。

で、ノノは最初に持ってたジュースより、小さいのに変えてレジに持っていったけど、
それもお店の人にダメって言われた、、、、、、という事で、
結局弟達3人分だけ買ったとのコト。

まあ、そのコンビニでどんなコトが繰り広げたか? はよく分かりませんけど、
最初は、ノノはお姉ちゃんだから、自分がお財布もって、コンビニで弟達にジュースを
買ってあげる、というちょっと大人っぽいお買い物の想像とかしてたんでしょうね。


それが、レジでお金が足りない、、、、、。


かなりパニックだったんじゃないかと思います。

しかも、お財布から自分でコンビニで払う、なんて、ノノにとっては滅多にない
シチュエーション。

しかも、3人分しか、お金がない、、、、、、。


そんな、ジンセイ初の状況下において、自分の分を買わずに、
チビ達のジュースを買ってあげる、なんてよくそんな選択ができたなー、って、
ちょっと感心してしまいました。

しかも、子供3人つれて、コンビニで買い物なんて、僕ら親でも結構大変なのです。
しかも、2歳のソラまでつれて、っていったら、店はちょっとした大騒ぎ。


いやー、よくそんなコトができたもんだ、と後から感心してしまいました。



そりゃ、ショックだよなー、レジでお金が足りないなんて。


弟達を先に帰らせ、一人帰りの道すがら、
ノノは何を考えていたのでしょうか?


まぁ、僕なら、きっと、ソラの分を買わないだろうけどね。
まぁ、しかし、ソラもつかんだら離さないからなー、、、、、、。


ちょっと、空から見てみたかったですね、この光景。


ノノが少し大人になった日曜日。










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2008年01月08日

何もないコト

久しぶりに佐賀に帰ってきました。


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.
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あいかわらず、何にもないから、空がとても大きくて


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何にもないから、子供達との会話は、いつもよりはずみ

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何にもないから、たこ上げなんかをしてみたり、


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.
.
何にもないから、遺跡も、何か、ムダにだだっ広く、



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.
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それが、逆にとてもリアルで、


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.
.
.
何にもないコト、

ただそれだけで、素晴らしい。


.
posted by 西久保毅人 at 00:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

手が覚えたコト

朝保育園に子供を連れて行くと、リンタロウのクラスに誰もいない、、、、、。



と思ったら、皆ホールでコマ回しをしていました。

先生に

「ねえ、パパ、暇ならちょっと子供達に教えていってよ。」

と言われ、

「まあ、ヒマじゃないけど、、、じゃあ、ちょっと、、、、。」

と、僕も参戦。



僕が小学生の頃は、結構コマが流行っていて、毎日のように友達とコマ対決をしていました。それからもう、20年以上、、、、、。



「ほら、今日はコマ回し名人のリンちゃんのパパよー。」



と、最初から、かなりハードルをあげられてしまいました。。。。。。。

子供達のあつーい視線を浴びながら、最初数回失敗したものの、
だんだんカンカクを取り戻し、手のひらに乗せたり、綱渡りをしたり、、、、
と、なんとか「コマ名人」の面目をたもち、リンタロウもちょっと鼻が高そうで、
ちょうどカッコいいとこで、保育園をあとにしました。


やればできるもんです。
小さい頃に上手くなろうと夢中でやった手のカンカク。
好きでやってた事は、残るものです。



という訳で、
小さい頃にかなりイヤイヤやってた、ピアノの指のカンカクは
残念ながら一滴も残っておらず、3月に控えた発表会でのノノとの連弾が
だんだん不安になってきた今日この頃でございました。


困った困った、、、、。




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2008年01月31日

うんこ でた。。。。。

さわやかな朝。

ふとん部屋から、ソラの声が聞こえる。


うんこ でた。


いつもはオムツしてる時のセリフ。

し、しかし、、、


200.sora.jpg


そこには、なぜか、フルチンのソラが立っていました、、、、、。

歩いてきた道筋に点々と黄色い物体。

もう、笑うしかありません。


めったにないんですが、たまーに我が家ではこんな事が起こります。

まあ、真面目に考えたらキタナいんだけど、
真面目に考えなくてもキタナいんだけど、

大人社会では絶対起こらない出来事が、
小さい子供がいると起こるわけで、
忘れがちだけど、人間も、しょせん動物なのだと妙に新鮮な気分になります。

そういえば、昔インドに行った時、
街で遊んでる2.3才の小さい子供は、みなズボンをはいていませんでした。
うんこがしたくなったら、道ばたの排水溝にしゃがんでブリブリ。


一生のうちで、こんなに自由にうんこができる時期なんて、ほんの2.3年。


人生の醍醐味を謳歌しているソラくんでした。

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2008年02月04日

4人目?

大雪の日曜日。

ハラさん、出走予定の青梅マラソンはめでたく中止。
そういえば、10年前も出走予定のマラソンが、大雪で中止。
人生で2回エントリーして、2回とも大雪で中止とは、


もしかして、雪女、、、、?


さて、おかげで我が家に4人目が誕生。
ノノ、リンタロウ、ソラに4人目は、


雪丸。


201.yuki.jpg
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2008年02月10日

ペンキ塗り

先週末、ポーターズペイントという会社の壁塗り体験ワークショップに参加しました。
ニコで、現在工事中のご家族、これから工事のご家族、
そして、わが西久保家のご家族と一緒に参加です。

202.paint.jpg


よく、床のオイルステイン塗りくらいは、たいていの物件でご家族と一緒に塗るのですが、
ペンキとなると気が引けます。
やっぱり、普通のペンキは上手く塗れないですし、、、、。

しかし、このポーターズペイントは、自然素材という事も特徴ですが、
シロウトでも、逆にシロウトの方が味わいのあるテクスチャーの風合いに仕上がる、
との事で、興味があり参加したのです。
しかも、色数豊富で、こんな塗装が自分たちで施工できたら、仕上げの幅が広がります。

子供達も一緒に参加したのですが、非常に塗りやすい材料で、塗料に混ぜる粒や、石灰の
バランスで、いろんな表情に仕上げる事ができます。

実際は、そんなたくさんの面積を自分たちで塗るのは無理ですが、
住まうご家族が、入居前にちょっとした塗装に参加するのは、とってもいい事だと
僕は思っています。
自分で直接塗装する事で、家に対して愛着も湧きますし、床に這いつくばって塗装をする
と、作ってくれた職人さん達の苦労を感じる事もできるのです。

家は、結局、そのほとんどが、職人さんの手仕事によるもの。
すごい仕事のアトもあれば、ちょっとした失敗も、またあります。

それをすべて含めて、「家」として感じられたら、
自分の「家」との距離感がぐっと近づくのではないでしょうか?


リンタロウは、さっそく

「やっぱ。ぼくペンキ屋さんになろうかな、、、、」

との事でしたけど。。。。。


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2008年02月22日

マタ、コワレタ、、、、。

我が家のDVDプレイヤーが、また壊れた、、、、。

原因は、ソラ。

DVDを入れるとこに、なんか突っ込んだらしい、、。

215.nono.jpg

一代目は、リンタロウが小さい時に、やっぱ、なんか突っ込んで壊した。。。。

まあ、つまり、DVDプレイヤーは子供の数だけ壊れるということかしら。

まぁ、そもそも、ああいうのって、
なんか子供心に「なんか突っ込んでみたくなる」ように出来てるよなぁ、、、、。

ソラを問いつめても、

「ソラくん入れてない、、、、、リンちゃんじゃない、、??
 ノノちゃんかも、、、?」

とシラバックレル、、、。


214.hara.jpg

という訳で、我が家のDVDプレイヤーはめでたく見れなくなっちゃったんですが、
ちょっと面白いのがリンタロウ。
壊れてから、ふと見ると、DVDプレイヤーを覗き込んだり、裏を見たり、と
なんとか直す方法がないか、考えているらしい。。。

今までは、おもちゃにしても何にしても、壊れたものにあんまり興味を示さなかった
んですが、小さい頭で、なんとか直す方法がないか考えている姿を見ると、
「おっ、こいつ、成長したなっ。」
と思ってしまいます。

こんなタイミングで新しいのを買っちゃうと、きっと、壊れたものをなんとか直す、
直せば使える、という芽がなくなっちちゃいそうだから、しばらくそのままに、
なんとか直す方法を考えてみたいと思ってます。

213.taketo.jpg

さて、この絵は、リンタロウが書いてくれた似顔絵。
上から、ノノ、ハラさん、ボクです。

リンタロウは、とってもあじがあって、妙にリアルな絵を描くのです。



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2008年02月29日

芸は身を助ける

小学生とは、こんなにいろいろできるものかと、
最近のノノを見てると思ってしまいます。

そしてなんかやろうと思ったら、時間はたーくさんある訳で、
最近のノノは、大道芸人のように、次々といろんなワザを身につけています。


たとえば、一輪車。
乗れるようになったので、ピアノ教室までの1キロくらい平気で乗っていきます。
ビックリするくらい、スイスイこぐもんです。
昨日は、おしゃぶり昆布食べながら乗っていました。

もちろん、ぼくは一歩も進みません、、、、。

216.nono.jpg

ピアノもあっという間。
そろそろ始めて1年経つんですが、もう完全に親は置いてきぼり、、、、。
よくも、まぁ、そんなに、指が動くもんだと感心するくらい、、、、、、。

僕は、いまだに、ヘ音記号の楽譜が、何度見ても覚えられません、、、、。


最近は、けん玉。
最初は、僕の方が、まぁ、年の功で上手かったんですが、今はもう、完全に
スピードで追い抜かれました、、、。
スピードがゼンゼン違うんです、、、、、。

最近は、アップテンポの音楽に合わせて、
踊りながらけん玉をやる訓練に明け暮れています。。。。

もう、、、、親としては、冗談じゃありません、、、、、。


そういう訳で、
子供は天才、と言うけれど、ホントにすごいなぁ、、、、、と特に最近思うのです。

記憶力、
反射神経、
集中力。
そして、あくなき反復。
どれをとっても、ノリにのってる感じなのかな。。。。

そして、僕はと言えば、どれをとっても、
下降ラインを一直線、、、、というのを見せつけられています。



まぁ、これらは何の役にもたたないような芸かも知れませんが、
何の役にもたたない事が、実は一番大切だったりする訳で、

設計でも、お施主さんに言われてもないような事ばかり日々ムダに考えて、
案を考えるのも、まぁ、似たような事なのです。。。。。

posted by 西久保毅人 at 00:30| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

がちょーん

先日、いきなり携帯が動かなくなり、データがすべて無くなってしまいました。

がちょーん、、、、、です。

217rin.jpg


がちょーん、、、、、、、、。


なんだ、かんだと、10年近く増え続けていったいろんな人の連絡先。
全て消えました。

「まぁ、35才にして、人間関係リセットなのだ、、、、。」

とカッコつけてみても、なかなか立ち直れないです、、、、、、。

男は、思い出にしがみつく生き物ですから、、、、、。


まぁ、という訳で、大事なものが一瞬で消えるという、
何とも言いがたい経験をしました。
なんか、その、、この、何ともしようがない思いと、突然の空白感が、
デジタルに脳みそを半分預けてしまった現在人の虚しさなのでしょうね、、、。

紙に書いたアドレス帳を無くすのと、ちょっとカンカクが違います。
それなら、もしかしたら、家の掃除の時に、ひょんな事から何年ぶりかに見つかるかも
知れません。

無くしたつもりのものが、もしかしたら見つかるかも、、、、?
という、今までのカンカクが一切湧かないんですね。。。。デジタルって。

あるのは、「 無 」という事実のみ、、、、。

どんどん容量が増える記録媒体に、完全に頼り切っているぼくらの生活。
例えば容量があるがゆえ、僕のパソコンには、たぶん、何千枚かの写真が入っています。

いつか、プリントしよう、と思いつつ、未整理のまま埋まっています。
デジタル情報は、風化しない、という神話。

もちろん、データ自体は、半永久的に古くならないでしょう。
しかし、そのデータ自体が記録されているパソコンなり、DVDは、ものである以上、
壊れます。しかも、かなり簡単に、、、、、。

たぶん、明日の朝、起きてみたら雨漏りでパソコンがびしょぬれになってたら、
全て無くなるかも知れません。

そう考えると、結構、恐ろしい、、、、、。


21世紀は、ロボットの時代。
子供の頃、21世紀は、ロボットと人間が一緒に暮らすような時代が来るかも、、、?
人間と見分けのつかないロボットができるかも?
と思っていましたが、なかなかそうはなっていません。。。。。。


なぁーんだ、、、、。


でも、実は人間は、知らず知らずのうちに、携帯や、パソコンに少しずつ脳みそを移しているようです。
人間みたいなロボットはできないかも知れないけど、実は人間がロボット化しているのかも、、、、?。


などと、何とかこの虚無感をなくそうと、あれこれ考えてみているのです。



、、、、と、いう訳で、
結構な数の連絡先をナクシマシタ。。。。

これを読んで頂いた方で、僕の携帯ご存じの方は、
お手数ですが御連絡いただけますでしょうか?

35才既婚男性(子持ち)の新しい人間関係の構築に、ご協力願います。



posted by 西久保毅人 at 23:19| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月08日

八百屋

携帯のアドレスに引き続き、お気に入りだった八百屋がいきなりなくなった。

がちょーん。。。。。。

これも、かなりショックです。
品揃えも豊富な上、スーパーより結構安く、
「えっ?これで1000円しないの、、、、。」
という感じでした。

でも、それより、なにより、その八百屋の前には、道を挟んで肉屋があって、
まず、肉屋で、おばちゃんに豚肉とか注文しておいて、
「じゃぁ、前で野菜買ってくるから、包んどいてねっ。」
という、一連のコミュニケーションが好きでした。

だから、結構、いつも人で一杯で、人気の店だったと思うから、
「なぜ??」
という、感じでした。

基本的に、僕は、スーパーとか、デパートがキライ。
極力、行かなくて済むなら、行きたくないし、行っても、すぐに外に出たくなります。

肉屋のおばちゃんも、めんどくさいといえば、めんどくさくて、

「うちのは、いいバラよー、特別よー。他には置いてないの。
うちの食べたら、スーパーの食べられないでしょ?
美味しかったでしょ? 今日は何にするの?お鍋?炒め物?おいしいわよー、、、、、」

という、毎回毎回毎回毎回、かなり誇張気味のまったく同じ質問攻撃に耐えなくてはいけないんだけど、でも、やっぱり僕はこういう、めんどくさい買い物が好きなのです。

肉が特別かどうかなんて、僕にはどうでもいいんだけど、
とにかく、外の空気を感じながら買い物がしたい。

通りに面してたくさんの野菜が並んでいて、僕はそれだけでも、すごく街並に貢献してると思うし、やっぱり西友の野菜売り場より圧倒的においしそう。
小松菜にしても何にしても、ちょっと太くて、多めに入ってる。

個人商店で、いろんな事情があるだろうし、
その肉屋も、おじいちゃんとおばあちゃんでやってるから、もしかしたら経営は
大変かも知れません。

でも、商店街のそんな良心的な個人商店は、多少の税金を使っても、残っていける
システムになるといいと思います。
やっぱり、街の商店街は大切なのです。

で、八百屋がなくなってから、肉屋にいってみたら、
肉屋の片隅に、ちょこっと野菜コーナーが出来てました。

「ほら、前の八百屋が閉めちゃったでしょ、、、、困るのよねぇ、お客さんが。
やっぱり肉食べる時は、野菜が欲しいでしょ、、、だから野菜おく事にしたのよぅ、、。考えたでしょ?アイディアよ、アイディア。」

との事。

やっぱり、商店街は、まわりのお店とのバランスで成り立っているようです。

この肉屋の老夫婦のためにも、新しい八百屋が早く出来れくれるといいけど、、、。
posted by 西久保毅人 at 20:53| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月18日

いよいよ

いよいよ、ノノのピアノの発表会(と、ボクのレンダン)が3日後になりました。

仕事で、それどころじゃないんですが、想像するとやっぱり緊張します、、、。
(ボクのレンダン、、、、。)

221.nono.jpg

当初は、2曲のはずだったんですが、2曲目があんまり難しくて、上達の見込みがなかったので、(ボクの、、、。)

「うーーん、、こっちは来年までに弾けるようになりましょうねぇ。お父さん、、、」

と、ケイコ先生にやんわり切り捨てられて、1曲になりました。(ボクのレンダン、、、。)


さて、ボクの事はいいですが、ノノも多少は緊張しているのでしょうか?

あまりプレッシャーはかけないように、と思っているのですが、
やっぱり気になり、夫婦でちょこちょこと指摘してしまいます。
まぁ、どっちもズブの素人だから、へんなダメだしすると、ますます逆効果、、、、。

だんだん、ノノの気分がブルーになっていきます。

ノノは、ノノなりに、イメージをもって弾いてるんだろうから、下手な素人が
口を出さない方が良いかなー、とも思いつつ、、、、、。


まぁ、いい気分で弾いてくれるといいかな。。。。



ボクも、いい気分で弾けるといいな。。。。(ノノの足を引っ張らないように、、、。)
posted by 西久保毅人 at 00:59| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

成長

なんとまぁ、慌ただしい二日間でした。

リンタロウの卒園式と、ノノのピアノ発表会。

緊張しまくりの発表会。(ボクが)
久しぶりに全身でガチガチに緊張してしましました。

222.piano.jpg

なんとか、ちょっとのミスだけで無事連弾も終了し、ノノに迷惑をかけずにすみました。
ノノは終止ニコニコ。
どうやら本番に強いタイプらしいです。
ボクの手は、自分で見ても分かるくらい真っ赤っか。

緊張すると、手も赤くなるんですね、、、、、、。
始めて知りました。。。。


223.inn.jpg

そして、リンタロウも、無事保育園を卒園。
春からは晴れて小学生となります。

と、いっても、我が家はもう一匹いるので、西久保家は、あと5年くらいは保育園から
の卒業、、という訳ではないのですが、、、、。


ボクの仕事柄、週末は子供達とガッツリ遊ぶ、という訳にはいきません。
だから、何か一つ、子供と一緒に取り組めるものを見つけて、それを一緒に楽しめ
たらいいかなぁ、と思っています。

ノノとは、ピアノ。
おかげでボクも、30年ぶりくらいに真剣に鍵盤に向かっています。


リンタロウとはサッカーができたらいいな。
というか、もうすでに、ボクが小学校のサッカー部に足を突っ込んでますが、、、。
オスは、言葉、というより、体でぶつかり、汗と涙のコミュニケーションができれば、
それでいいと思っています。
もっぱら、文科系のリンタロウがどうなるか、、、、はなはだ疑問ですが、田舎育ちの
ボクとしては、とりあえず子供は運動ができてナンボです。


まぁ、つまり、子供達に何かを習わせる、というよりも、
ボクが習いたい、やりたい、事に子供を引きづりこみ、
ついでを装いボクが真剣に習う、
という機密プロジェクトが密かに、そして確実に、
西久保家では進行しているのでありました。。。。。。

アトは、ギターを是非、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:59| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

入学

リンタロウが小学生になりました。

名札をつけていないと、なんだか怪しいオヤジのコスプレみたいですが、
いちおう1年生です。

234.rintaro.jpg

それにしても保育園児の、卒園や入学はとっても慌ただしいです。

保育園も、卒園式後のギリギリ3月31日まで通い、
翌日からは、弁当をもって、小学生にまじって学童保育。

働く親としては、そうでないと困るんですが、ブーブーいいながらも皆に混じって
新しい環境を楽しんでいるようです。

4月になって一番の変化は、朝の風景。
そういえば、これまで6年間はいつも保育園に二人を連れて行く生活だったので、
いつもめちゃくちゃな状況だったんですが、
4月から、まずノノとリンタロウがさっさと小学校に行ってしまうので、
アトに僕とハラさんとソラの3人だけ、、、、。

家に子供が一人しかいないという、我が家にとっては妙に不思議な風景。

まぁ、楽は楽なんだけど、それよりも、ぽかーん、というなんか物足りない気分です。
朝の1時間くらいの間だけですが、
おお、これが巣立つ、っていうコトか、、、と妙に寂しくなってしまいます。


こんな感じだと、ソラが小学生になったら、もっと寂しいかなぁ、、。

というコトは、4年後、ハラさんと二人、取り残されるというコト、、、、?


ちょっと、まだ想像できないシチュエーションだな、、、、、、。


4年後に向けて、今から二人でしゃべるイメトレが必要。。。。
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2008年04月22日

犬?

リンタロウが入学してから、天気が良い日は毎日ソラをつれて小学校までお見送り。

2才のソラは何しに行ってるのか、イマイチ分かってないようだけど、
たくさんの小学生と一緒に校門まで登校しています。

261.sora.jpg

人間に育てられた犬が、自分を犬と思っていないように、
小学生に囲まれているソラは、おそらく自分を2才と思っていない模様、、、、。

それなりに距離はあるのですが、
ほぼ、走ってついていきます。

262.sora.jpg

そもそも、道を歩く時に、基本的に走っています。
まぁ、走るか、すわるか、そのどっちか。

中間はどうやらないようです、、、、。

やっぱり、犬かも、、、、?と最近思っています。。。。


posted by 西久保毅人 at 00:33| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月25日

リフレッシュ

自宅も荻窪だし、事務所も荻窪。

しかも、夫婦同じ職場で、夕方には事務所にノノとリンタロウが帰ってくる、、、。
家に帰るとソラが、、、、。

こんな環境なので、僕にはなかなか一人になる、という状況がありません。
まぁ、夜中の事務所くらいか、、、、、。


で、今日夕方、久しぶりに髪を切りに行きました。
ひと時とはいえ、髪を切る時は、だれでもちょっとしたリフレッシュ気分。
そんな時間のはず、でしたが、、、、。

今日の帰り道。

「パパは髪を切ってくるから、ノノとリンタロウは二人で先にかえりなっ。」

「えー、なんで?どこで?」

「あのコンビニのとなり。 ホラ、さっ、帰った帰った。
 帰ってポケモンでも見てな。  じゃぁね、、。」

「きょうは、ポケモンない、、、、。

、、、、どのくらいかかるの?」

「まぁ、一時間くらいかな、、、、。」

「いま、なんじ?」

「6時はん、、、、、、。」

「なんじにおわるの?」

「ひちじはん、、、、、、、。」

「、、、、、、、、、、、、、、じゃぁ、見ていく!」

「、、、、、、、、マジですか、、、。」


と、いう訳で、せっかくの僕のめったにないリフレッシュタイムが、
ノノとリンタロウに荒らされるはめになりました、、、、。


最初こそは、少しおとなしくしてたものの、
洗髪台のよこに二人でへばりついて、

「ねーーー、あのさぁーー、おねいさん何才ー? 」「、、、、、。」
「じゃぁさー、あのさぁ、おねいさんけっこんしてるーー?。」「、、、、、。」

「じゃぁさーあのさぁ、、、ゴテンクスって知ってる???」「、、、、、。」
「あのさぁ、、このひげもそってあげてねー。」

「ねぇ、お湯であらうの、ノノがやってもいいー????」
「ずるい、おねいちゃん、ボクもてつだう。。。」 「、、、、、。」

、、、、、と、とてもリフレッシュできない、むしろはずかしい質問攻撃。
他のお客さんや店員さんの白い視線を感じます、、、。


これでは、家と同じ、、、、、。

そんな訳で、残念ながら、ゼンゼンリフレッシュどころではありませんでした。


さて、家に帰ると、今日は逆立ち大会。
ノノが筆頭に服を脱ぎ始め、子供達3人みなパンツ一丁で逆立ちの練習。

我が家では、小島よしおと逆立ちをやる際は、パンツになります。


と、そんな訳で、なかなかリフレッシュタイムはやってこないのでした、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月29日

入力

ノノ、8才、3年生。

●今年の目標・・・・クラスで一番デカくなるコト。(現在2番目にデカい。)

●今後の目標・・・・皆勤賞をもらうコト。(現在まで欠席なし。)


270.nono.jpg


うちの子供達はハラゲノムの影響で、とにかくデカい。
ノノは、学年では3番目。クラスでは2番目にデカい。
だから、見た目は、5年生くらい。

女の子だから、大きいコトにコンプレックスを持ったりするのかな?という僕の不安
はまったく当たらず、

とにかく一番大きくない、

というコトが本人はどうやら不満みたいです。。。。。。。


小さい頃から本を読むのが好きで、好きというより、中毒、と言った方がよいくらい
の本好き。
学校が終わると、学童クラブへ行くのですが、好きな本を見つけると、そのシリーズを
読破するまで友達と遊ばない。
親としては、子供のくせにそんな変態っぷりだと友達いなくなるんじゃないかしら、、、
と不安になるのですが、本人は異に関せず。


僕は、どっちかというと、うまいこと言って何とかサッカーチームに引き込もうと
事あるごとにさそうのですが、

イヤだ、、、サッカー興味ナシ。

かといって、同学年の子供よりもマセているか?といったら、実は逆で、
携帯持ってたり、DSで遊んでる子達と比べると、どっちかというと幼い方かと思うのです。まぁ、幼いからそんな風なんでしょうけど、、、、、。

そんなノノを見てると、
「そんなに本を読むだけじゃなくて、せっかくだから感想文でも書いてみたら?
その方が、文章もうまくなるし、、、、」
とか、言ってみたくなるのですが、そういうコトには興味ナシ。。。。

どうやら、ただ、ひたすら、読みあさる、というコトのみがノノの欲求。

入力のみ、、、、、、、、出力予定ナシ。


まぁ、親としては、入力したら、すぐ出力してくれるんじゃないかと、
エプソンプリンターのように考えてしますのですが、そうはいかないようです。


しょせん、まだ3年生。

こどものバランスって、外見は人間のようだけど、
実は内面は、まだまだ未成熟の半熟ゆで卵のような感じなのだろうなぁ、と思います。

大人になると、入力、出力、入力、出力、、、、、、の繰り返し。
たぶん、早くに塾とかで受験させられちゃう子供達は、早い時期から、
入力、出力、入力、出力、、、のトレーニングをさせられるのでしょう。

でも、料理でも同じだと思うけど、
入力と出力のあいだに、きっと、寝かせ、熟成、の時期がホントは必要で、
どれだけ、寝かせて、熟成させたかが、最後の味で決定的な差をつくります。

寝かせすぎて、腐ってしまったり、
腐ったかと思うと、実は良い具合に発酵しておいしくなったり、、、、



ただ、本を読み散らかす、という事だけに熱中して、
ただ、誰よりもデカくなる事だけを、日々願い、
一日も休まない、という事が一番の自慢。


ほっといて、どんな温泉たまごができあがるか、楽しみです。


posted by 西久保毅人 at 13:50| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

コジンジョウホウ、、、、。

子供を育てる環境で、「コジンジョウホウ保護のため、、、、、。」というセリフ程、
うさんくさいものはない。

272.sora.jpg

たとえば、2年前のノノの時は「お友達マップ」という、クラスメイトがどのへんに
住んでいるかという地域の地図みたいなヤツが学校から配布されていました。
小学校は親にとっても、子供にとっても新しい環境だから、だいたいどのへんに誰が
住んでいるかを知る手がかりは、そのくらいしかないですし、子供の友達がどのあたりに
住んでいるかを知っておくのは、ちょっとした安心感につながります。

それが、今年のリンタロウの学年から「配布を検討しました結果、
コジンジョウホウ保護のため、、、、、」という当たり障りのない
一言で、今年から配布されなくなりました。
もちろん、名簿すらありません。。。。。。。

果たしてそこにどれほどの守るべき「コジンジョウホウ」があるというのか、、、、?

例えば、うちみたいに上の子がいて、ある程度地域を知っていれば、
「まぁ、自力でなんとかなるさっ」
で、すむんですけど、例えば新しく引っ越してきた人や、あんまりひと付き合いの
ない家族にとっては、そういうのが、子供の環境を知る一つの手がかりになるのです。

むしろ、何かの縁で集まった学校の子供達の情報を共有する事のメリットのほうが、
絶対に大きいに違いない。

一家族で子供を守るというのは、明らかに限界があって、うちの子供達もやっぱり、
顔を知ってもらってる地域の人達に守られている、というのは、いつも感じます。

だから子供は地域で守っていくしかないし、それを加速させてきましょう、というのなら
分かりますが、学校がやっているのは、その、真逆な感じ。。。。。

274.sora.jpg

要するに、「コジンジョウホウなんちゃら、、、、」というセリフは、
「何かあってもそれはアナタ達の責任ですから、私たちは知りません、、、、、。」
という責任逃れのセリフになってしまっていると思うのです。

もちろん、子供達が巻き込まれる事件は後を絶たないし、その原因の一部が、
「コジンジョウホウ、、、」であるケースもあるのは事実です。

でも、特に小さな子供の環境においては、それをみんなが知っている事で、
得られる利点の方が明らかに多いと思います。
「情報」を守る事と、実際に「子供の環境」を守る事はゼンゼン違う事だと思うのです。

インターネットで何でも調べられちゃう時代。
なんだか、日本の音楽の利権の話と結構にていると思うのですが、守ろうとしても、
どんどん流れ出ちゃうし、今の時代、知ろうとすればきっと、何でも調べられちゃうのです。だから、そんな時代だというのを、きちんと共有した上で、子供達をどう守るか?
という事を考えないと、ただの嫌がらせや責任回避でしかなく、時代錯誤の不自由さを
強いられている気がするのです。。。。。

と、2年間でこれだけ変わるのだから、きっと4年後のソラが入学する時は、

「ソトで、お友達を呼ぶ時は、名前を呼んではいけません。番号で呼ぶように!」

なんて事も、まんざら冗談ではないかも知れません。。。。。

ちなみに、前に読んだ本に書いてあった、
インターネット時代の子供の個人情報の守り方。

それは、子供を超有名人と同性同名にしてしまう事だそうです。
例えば、名字が松田だったら、聖子、とか、
木村、だったら、拓也とか、、、、、。

そうすれば、ネット検索しても、ひっかかる情報が多過ぎて、逆にたどり着けない。

これは、なるほどです。
こういう方が、なんかユーモアがあってハッピーな気がします。。。。。

西久保、の有名人はいませんけど、、、、、。









posted by 西久保毅人 at 23:43| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

家出

「もう、ボク家出するっ」

と言い放ち、夕食中にリンタロウが家出しました。

275.rinntarou.jpg

録画しておいたポケモンが消えた事が原因のようですが、
そもそも大切なご飯の時間。。。。。

ご飯と、リンタロウの家出。
天秤にかけるまでもなく、みんなご飯に軍配。

「じゃぁ、僕らはご飯食べてるから、道中気をつけてー。」

と、心良く
みなで夜の街へ送り出しました。

本人は初めての家出を前に、いたって真面目ですが、
僕らは、とりあえず、どっちかというと、今は目の前のご飯が大事。

西久保家は、基本的にそんな家庭。
引き止めもされず、家出すると言った以上は、いる訳にもいかなかったようで、

「、、、、、ボク、もう、帰ってこないから!」
と、捨てゼリフを残して出て行きました。

まぁ、どうせ、近所をフラフラしてるだろうと思っていると、
あっさり30分程でにこやかに帰ってきました。

まぁ親にとっては、30分でも、リンタロウにとっては意を決して出て行った訳だから、
結構長い時間だったのかも知れません。

家出といえば、ちょうど、リンタロウと同じ年のころだったかな。
ボクも子供の頃、した事があります。

それが、親に家出と認識されていたのか、どのくらいの時間だったかは、
覚えていませんが、風呂敷に、その時好きだった本を持てるだけ包んで、
たしか隣りの家の倉庫に忍び込みました。

単純に、「家出」という言葉にあこがれがあったのでしょうか、、。

薄暗い倉庫の隅で、風呂敷を広げて、
「まぁ、これだけあれば、しばらく大丈夫かな、、、。」
と、たいして不安もなく、それよりも

「ボクは今、まさに、確かに家出をしているのだ!」

という事に酔いしれていたのかも知れません。
でも、ボクが子供の頃は、忍び込んだり、隠れたり、、、、と、
誰にも見つからない(気がする)場所が近所にたくさんあったのは、
幸せだったのかも知れません。

家出、といっても、リンタロウは近所をグルグル回ってたみたいです。

隠れるられる場所くらいあればいいのに、、、、。


posted by 西久保毅人 at 23:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

デザート

夕食が終わって台所に行くと、なぜかトースターにパンが、、、、、。


今ご飯食べたばっかりなのになぜ、、、、?
ソラがいたずらしたのかな?


と思っていたら、おもむろにリンタロウが冷蔵庫からバターをとりだし、
食パンを食べ始めました。


「さっき、ご飯2杯くったじゃん、、、、。もしかしてデザート?」

「うん、、、。」




日頃問題多いリンタロウではありますが、デザートに食パンはウケました。

そのうち、カツ丼のデザートにうどん、とか、
チャーハンをおかずに、白ご飯、とか、

そんな風になっていくのでしょうか?


とにかく、ご飯をたくさん食べるヤツが一番エラい。

という、西久保家の家訓的には、はなまるです。


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2008年07月02日

3番目

雨でもふらない限り、毎朝ノノ、リンタロウをソラと小学校まで見送りにいきます。

大抵、近所の子供達と合流して、小学校まで走っていく事になるのだけど、
真っ先にソラが走って行きます。


僕は長男だからイマイチ3番目のソラのカンカクが分からないんだけど、
遠い昔のノノ、リンタロウの時と比べても、なんだか、異様に成長が早い。


2歳って、もうちょっと赤ちゃんぽかったよなぁ、、、


と思いながら、小学生と対等に走って行くソラを日々カンサツしています。。。。。
この調子でいったら、4年後小学生になる頃にはヒゲでも生えているかも知れません。

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そもそも、家でもあんまり赤ちゃんとして扱わなかったのがいけなかったか?
3人目だから、テキトーでいいやっ、ていうのがいけなかったのか?
ハゲだからいけないのか、、、、、?


だいだい、子供って、第一子が、親の一番いい所をもらって、二番目がその残り、
三番目は、残りかす、、、、っていう、僕の理論はソラに完全にくつがえされています。


年上の兄弟がいると、こんなものなのでしょうか?
生まれた時から、さんざん、みんなにいじくり回されてたから、、、、。


ソラを見ていると、昔読んだ「象の時間、ネズミの時間」に書かれていた
「島の法則」を思い出します。


例えば、象を天敵のいない孤立した島のような環境に住まわせると、
大きさがだんだん小さくなるそうです。
それは、自然環境の中で、象は、自分の体を大きくする事で、
敵を威嚇して、身を守っているから。

今度は、ネズミを同じように天敵のいない環境に住まわせると、逆にだんだん
大きくなるそうです。
それは、象とは逆に、自然環境の中では、体を小さくする事がすばしっこさという
防御につながるから。

要するに、象も、ネズミも、防御のために無理して体のサイズを保っていて、
天敵がいなくて、身を守る必要がなくなった時に
初めて、本来の自然の大きさにもどれる、という事らしいです。



だから、もしかしたら、ソラが大きいのは、
生まれた時から、ノノとリンタロウという天敵がいたから、
早く成長し、大きくなる事で、身を守ろうとしたのでは、、、、?

などど、島の法則をあてはめて、ちょっと本気で考えています。



さてさて、今度は保育園につくと、そこには


「そうそう、これこれっ。これだよ2歳くらいっていうのは、、、、。」


という感じの、まっとうな、いかにも天敵のいなさそうな2歳児の群れに合流。
なんか、大事に育てられてる感じ、、、、。
ソラだけなんか、サイズがちょっと違う、、、、。一人だけデカい。




しかし、島の法則が本当なら、
保育園にいる間、もしかしたらソラは、
本来の大きさにもどり、
体がちょっと小さくなっているのかも知れません。


今度、覗き見してみます。


posted by 西久保毅人 at 00:42| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月14日

酒とテラスとオヤジの背中

先週末に、この春完成した和田さんの家と、須藤さんの家にお邪魔しました。

まずは、和田さんの家。

和田さんの家にいく目的と言えば、
お風呂とバーベキュー。

最初から泊まる予定で、西久保家家族5人と本間さんと押しかけました。

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植えた時は、少しだけだったヤマボウシも青々と育ち、
いろんなものが生活になじんで、とても贅沢な場所になっていました。


例えば、お風呂場が離れにあったりすると、

「雨の日はどうしよう??そりゃ、いいのは分かるけど、、、、、。」

とか、ついついマイナスの事ばかり浮かんでしまいます。
ちょうど、ついた時はけっこう雨が降っていたのですが、
ぜんぜんへっちゃらで、むしろそれが生活に奥行きを与えていました。
きっと、毎日使う生活の一部の空間だからより良かったのでしょう。

「だいたい、みんな平均40分ですね。」

と、ついつい長居してしまうお風呂の魅力も、それを引き立てます。

自分で設計しておいて言うのも変ですが、ホントに気持ちのいいお風呂でした。
長居というか、遊べるお風呂というか、
どこからが、デッキで、どこからがお風呂かすら、もうどうでもいいような
気分の空間です。

子供達も、野生にもどります。

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旗竿なので、敷地がものすごく大きな訳ではないのですが、
まわりの景色を取り込むような設計なので、

「この街が敷地なのだ。」

とホントに思えるような風景が実現しています。

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日曜日に遠くに行かなくても、家にいながらちょっとしたリゾート気分。
それは、子供達の表情を見ているとよーく分かります。

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さて、ついた日の夜、ちょっと雨がやんだ頃に、和田さんがいつものように
炭火をおこして、お肉を焼いてくれました。

その肉がウマいのはもちろんですが、台所が女の城なら、炉は、オヤジの城。
夜空を眺めながら、火を起こして黙って背中を向け、肉を焼くオヤジの背中。


こんなオヤジの背中を見て育つ子供達は、
絶対横道にそれたりしない気がします。


何となく、家って、家事動線とか、女性の都合で決まる事が多いのですが、
そういう意味では、この家は、オヤジの都合が骨になっています。



「そんな事言ったって、アンタほとんど家にいないじゃないっ。」



っていう、女性の言葉も、よーく分かるのですけど、
オヤジがかっこ良く見える家って、ホント素敵ですし、むしろ家にいない分、
家って、オヤジを感じるような方が絶対いいに違いない。

家に必要な3大要素とは、

「酒とテラスとオヤジの背中」

なのだ。


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と、そんな事を、いいお酒を頂きつつ、
幸せそうに火に向かう和田さんを見ながら、思ったのでした。



さて、そんな夢のような夜を過ごして、家に帰った我が家の子供達。
対局のような、ボロ屋のあまりの蒸し暑さに、

「なんで、ウチは和田さんちみたいじゃないんだー。」

と、大ブーイング。


それは、いろいろ、大人の事情があるんだよ、、、、、。






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2008年07月17日

初試合

先日、リンタロウの初めてのサッカーの試合がありました。


まぁ、試合と言ってもまだ1年生。
初めて2ヶ月。

ほとんどルールすら知らない子供達の試合です。


相手も同じようなもんだろう、、、、とタカをくくっていたのですが、、、、。

どんな練習をしているのでしょうか?
相手は、ちゃんと「サッカー」になっています。
パスをまわして、サイドに展開して、、、、、、

と、イモ洗いのようにボールに群がるリンタロウ達を鮮やかにかわして
攻め込んできました。


どっちかと言うと、試合の結果よりも、初めての真剣勝負をして、
コテンパンにやられた子供達が、はたしてどんな感情をもつのだろう、、、?
まぁ、都会っ子だしなぁ、、、

と思っていたら、
負けて一試合終わったところで、ヤツらは集まって作戦会議を始めたのです。


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「おまえがさぁ、、思いっきり蹴ってさー、、、、」

て、作戦ていうより、蹴る強さの話かよ、、、、

と、聞いてておかしいんですけど、グラウンドにイッチョマエに絵を描きながら、
真剣に話しています、、、、。

そうしてると、見るに見かねた3年生が、

「とりあえずさぁ、、、、ディフェンスだけでも決めといたらぁ、、?」

と、大人のアドバイス。

まぁ、リンタロウ達は、ディフェンスって、言葉の意味、知りませんけど、、、、。



と、言う訳で、2試合目は、作戦会議のおかげで開始早々、1点をとったものの、
結果、、、、たぶん9対1くらいのボロ負けでした。


サッカー 対 たまけり って感じの、
明らかな場数の違う子供達のゲームだったんですが、
いつの日か、リンタロウ達も、サッカーになる日がくるのが楽しみになりました。


グランドでドロドロになる、アツい男になってくれるといいんだけどな。








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2008年07月21日

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ねぇ、おひるに食べたの、何ラーメン??



「とんこつラーメン」



・・・・・・トンカツラーメン?? トンカツ??



「・・・・とんこつ」


トンカツ??


「と・ん・こ・つっ!」


・・・・・ト・ン・カ・ツ???


「もぉーっ。 こっ。「 カ 」じゃなくて、「 こっ 」  分かった?」






・・・・・・・コンカツ?






こいつらには、どうも僕の佐賀ゲノムは入っていないようです,,,,。

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2008年07月27日

夏休み

おまえらどんだけ本好きだよ、、、、、、


とちょっと突っ込みたくなるような今朝の風景。
玄関前に座り込み、読書家を街にアピール。


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まぁ、珍しいから撮ったんですが、
なんか、夏休みっ、て感じで、いい風景。


寂しい街並にも貢献して、さすが建築家の子供達。

教育が行き届いてる、よくできたご両親まで街にアピール。



ちなみに、リンタロウは日本昔話、ノノはハリポタでした。




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2008年07月29日

とりあえずパピコ

子供達を連れ出すと、アイスアイスと、とにかくうるさい。


おまえら、アイス食べにきたのか、プールに来たのか、、、、。


で、いい具合にプールの入り口にはアイスの自販機があるので、
すぐさま自販機に群がります。

僕がケチなのかどうかは知らないけれど、子供の分際で、一人一個アイスは
ゼイタクだろう、、、、、
モンブランをがぶりとできるには、汗流して働いている現場の職人さん
クラスにならないと、、、、、、、

という訳で、自販機に群がる子供達を引っ張って、近所の駄菓子屋へ。


だからといって、選ばせる訳でもなく、

「おまえら、三人いるから、パピコね、パピコ。2コ入りだから、残りはパパ。」

と、パピコを二袋かって、4人で分けます。
パピコくらいしか、2コ入りないし、、、、。

まぁ、味はカルビス味か、コーヒー味か、そのくらい選ばせるフトコロの深さは、
もちろんあります。。。。


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と、いつもそんな具合なのですが、先日たまたま、
プールの帰りがリンタロウと二人になりました。
いつもわさわさいるから、実は子供と二人ってシチュエーションは以外と少ないのです。
それはそれで、二人ともどうしてよいか分からず、微妙な空気、、、、。


で、とりあえず、場をつなぐためにも

「あの、、、アイス食う? やっぱり、、、。」

と、いつもの駄菓子屋。

「まぁ、今日はリンタロウだけだからパピコじゃなくてもいいよ。」

というと、いろいろ選んだあげく、

「じゃぁ、これ、、、、。」

と、スイカの切った形をしたアイスを手にしたリンタロウ。


「ボクねぇ、これねぇ、いつも食べたいと思ってたんだよね、、、、、。」


と、ぼそっと一言。

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まぁ、いつもパピコだからな、、、、
そうか、リンタロウは、いつもそのアイスを見つめていたのか、、、、、。


ふーん、、、、、、。


と、二人で妙に神妙になりながら、
たかだか120円くらいの話ではあるんですが、
その日は、満足そうにスイカのアイスを食べておりました。



まぁ、来週からまたパピコだけどね。。。。。
パピコの3つ入り、出ないかなぁ、、、。

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2008年08月07日

1 : 1 > 3 : 1 ?

先日、一晩、久しぶりにソラと二人っきりになってしまいました。

「なに食う?」

というと、

「ぎょうざと焼くそばとかれーとまぐろ」

というので、


しょうがないので、二人で飲み屋に行って餃子と焼きそばを食べながら乾杯。


外食にしろ何にしろ、たいてい子供3人引き連れて行くので、
子供と1対1で向き合うのって新鮮な気分です。

そういえば、ノノとは、二人でいろいろ遊びに行ったなー、と
思い出しつつ、せっかくなのでソラをカンサツ。


子供たちの言葉も、3人わーわー言うと、僕も聞いているようで、
何となく適当に流してしまいがちなのですが、
ちゃんと聞くと、結構いいこと、言うもんなのです。子供って。


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「おいしかったねーって、おねいさんにいうーっ」

そんな言葉も、二人でいると、なんだか、じーんときてしまいます。



しかし、どうしても孫のような存在なので、親もかなり手を抜いてるためか、
変なコトは知ってるのに、以外と、2歳児らしい知識は欠落しているようなソラ。


久しぶりに本でも読んでやるかと、三匹のこぶたを読みながら、

「これは、何のおうち??」

と、ちょっと簡単すぎたかな、、、と思いつつ聞いてみると、

「、、、、、、、、しらない。」



そんなトコが多々あります。。。。。。



そんな訳で、次の日、遅めのひるごはん。

「なに食う?」

というと、

「ぎょうざと焼くそばとかれーとまぐろ」


というので、吉祥寺のいせやへ行って、
焼き鳥とまぐろとビールで乾杯しました。



写真は、吉原さんの家の現場の空。
吉原さんちは、空がとても広くて、いつも奇麗です。


同じ空なのにね、、、、。

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2008年08月20日

無責任な関係

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週末、隣町の高井戸小のサッカー部コーチチームと、我らが桃二小コーチチームで
サッカーの試合をしました。

コーチチームと言っても、ちゃんとしたコーチと、僕ら物好きヒマオヤジ、
そして大学生とかの桃二サッカー部OBの混合チームです。

年齢も20歳そこそこ、大学サッカー部バリバリから、
60目前、ずいぶん歯の少ないヨレヨレまで幅広い年齢層。
もちろん女性もいて、末はなでしこジャパンか??っていうような中学生から、
もはや何ジンか分からないようなおばちゃんまで。


共通してるのは、エネルギーを持て余している事くらいでしょうか、、、。


僕は東京育ちではないから、あんまり地域のつながりとかに縁がなかったんですが、
リンタロウの小学校でいろんな形でサッカーに関わりだして、
急にいろんな知り合いができています。


困るのは、街を歩いていて突然知らないおばちゃんから、

「こんにちはーリンちゃんのパパ。いつもどうもっ。うふっ。。。。」

とか、言われるコト。。。。。

なんか、自分は知らないけど、向こうは知ってる、、、、という状況が
少しづつ、おこり始めています。


うーーー、気持ちわるっっ。
こんなありさまでは、荻窪ではワルい事ができやしない、、、、、。


でも逆に僕も、街を歩いていて、すれ違う小学生が、サッカー部の子だったりすると、

「おー、練習? 早く帰れよーっ。」

なんて、きっと子供達も僕と同じ気持ちなのかな?と、思ったりもします。

「だれ、あのオヤジ、、、、、キモっ。」みたいな。



でも、これが地域ってコトなんだよなー、とずいぶん懐かしい気もします。


なんたって、佐賀なんか、ちょっと女の子と街で歩いていると、
翌日には親戚のおばちゃんにまでバレている、、、、というくらい、
プライベートなんてあったものではない街だったんだから、、、、。



さて、まぁそんな感じの、ただサッカーやって、一緒に汗かいてる、ってだけの
ユルーイつながりだから、まぁ、オヤジ達の発言も無責任。


ちょうど、試合の打ち上げの飲み会の席でも、
参加してくれてる昔小学生だったOBの大学生をつかまえては、

「おい、おまえら、ちゃんとヒニンしろよヒニンっ。」

と、性教育。


学校の先生だって、最近はうかつな事はしゃべれないらしいですね。
すぐ訴えられちゃうから、大学では先生向けに、
セクハラ対策の注意発言教本まで配られるらしいです。

だから、もしかしたら、今の子供達はビクビクした先生しか
知らないのかも知れません。


だから、なんの権力も、損得も関係ない、年齢も性別も関係なく、
ただ、「サッカー好き」というユルーい関係でつながる無責任な
大人達が、実は、街の子供達の事を一番真剣に考えてるんじゃないかなー、
と、歯に衣を着せぬコーチ達を見てると、思えてならないのです。


親でも、センセイでも、何でもないけど、身近にいる、うっとおしいオヤジ達。。。


せっかくだから、こんな素敵なオヤジ達の門下生に、うちの子供達も入れるように、
僕もサッカーに力を入れていこうと思う今日この頃です。


日に日に増える、知らないおばちゃん達の監視の目は、ちょっときついけれど、


なんか心地よい、この無責任な関係。

















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2008年08月29日

いつもよりちょっと遅れて、
けーこ先生のピアノレッスンにいくと、
ノノがでれーっとしたアホ面で、ニヤニヤしながらピアノを弾いています。

レッスン中にこんだけニヤニヤしてるって事は、今日は楽しいんでしょう。
なんか、のだめのアホ面を思い出す感じ、、、、。

ノノはホントに気分にムラがあるので、
ちょっとでもイライラしている時は、そのまんま、音に出ます。
そんな時は、聞いてて、音が怖い、、、、。

いいピアノだからなおさらです。

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さて、けーこ先生に、

「じゃあ、少し時間あるから、連弾やろうかしら?」

って言われると
さて、お待ちかねの連弾の時間。僕の出番。

これも、毎回ある訳ではなくって、基本的にはノノのレッスンだから、
ノノのが長引くと、次の子が来るので、僕は弾けません、、、、。


そんな時は、試合に出れない補欠の気分、、、、。


まぁ、ノノの分しか月謝払ってないから当たり前と言えば、当たり前ですが、
誰がお金を払っているかというと僕なので、少しは権利がある訳で、、、。


連弾っていっても、僕が弾ける程度の、簡単な曲しか弾かないんですけど、
ちょうど練習中の曲は、「渚のアデレーヌ」。

僕とノノが弾くと、

「ここの最後のトコは、クレッシェンドがついてるでしょ。
 この短い三小節で、メゾピアノから、徐々に大きく最後は最大のフォルテシモ。

そして再び何事もなかったかのように、雨の降りはじめのような、
ささやくようなピアニッシモよ、、、

、、、パパ分かった??? 」


と、お手本を弾いてくれたのですが、

う、うかつにも、ウルっ、、ドキッ、と涙が出そうになりました、、、、、。

なんでしょう、このカンカク。。。

たかだか、三小節。

音楽はホントに不思議です。

僕は理系だったけど、イマイチ波長とか、波関係はよく分かりません。
光も、音も、波だ振動だって言われても、いまだに全然、ピンときてないです。

でも、ほんの短いピアノの音色で、全然そんなつもりじゃなかったのに、
涙が出そうなくらい、じーーん、とさせられる音楽の力。。。。。


やっぱ、スタインウェイのピアノだからかなぁ、、、、、、。
けーこ先生はとても情熱的な人だから、気持ちが乗り移るのかなぁ、、、。



と、興奮にひたりつつ、感動さめぬままに、ならった通りに、
メゾピアノからフォルテシモ、ピアニッシモの表現をひたすら練習です。
けーこ先生になりきりつつ。


いっくら大きな大きな音で弾いても怒られないから、
おもいっきり練習。。。。。
なかなか上手くは弾けませんけど、その気にだけはなるのが僕のとりえ。。


日々、家では、電子ピアノの音を大きくするとハラさんに、
うるさいっ、弱、弱、と怒鳴られ、

事務所では、冷房を強にして、気持ちよくあたっていると、
キクチさんにブチ切られ、、、、、、、、、


と、日々、きびしく抑圧された日常を送る僕にとっては、
週に一回のけーこ先生のピアノの日は、とっても、幸せな時間なのでした。


しかし、楽器は、弾く人によって、音が全然変わっちゃうんだから、
ホント、不思議だなぁ、、、、、。


やっぱ、波の勉強したほうがいいかなぁ、、、、。































posted by 西久保毅人 at 02:53| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月31日

お酒

僕は、一人で飲みに行くのがキライだ。


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キライというと、

「ホントは、一人でも行けるけど、キライ。」

というのも入ると思うけれど、正確に言うと、

僕は、一人で飲みに行くコトができない。

もっと正確にいうと、

僕は、一人で飲みに行って楽しめたキオクがほとんどない。。。。。




20くらいの頃は、きっと大人になったら行きつけの店の一軒や二軒は
あって、一人で飲み歩いたり、今日はつけといてねー、、、、とか
そんな事もするんだろうなぁ、、、
と、酒飲みの先輩達を大勢見て、期待に胸を膨らませていたもんだけど、
35にもなって、いっこうにそんな日が訪れる気配すらない、、、、。


もちろんご存じの通り、お酒が嫌いなわけでは全然なくて、むしろ大好きな方。
ていうか、人より飲む方。
でも、それは一緒に飲む相手がいての話。

家では、一人で飲むのも大丈夫。
別にソラと二人だって、スゴく楽しい。
最近は、夜、ソラと二人でお酒飲んでる事が多いし、、、、。


ただ、ホント、一人で、飲み屋、っていうのが、全然ダメ、、、、。


もちろん、35年も生きている訳だから、度重なるチャレンジは、
幾度となくしてきた。してきたさ、もちろん、、、。
しかし、一度もいい思い出がないんだなぁ、、、、。


入るまではいいんだけど、
はっきりいって、何をしてたらいいのか、さっぱり分からない。

本を読むのも、なんかお店の人に失礼だし、そもそも、お酒飲みながら
本なんか読んだら目が回ってしまう。
ぼーっと、考え事をするようなタイプじゃないし、
かといって、隣りの人に話しかけるってのも、以外とタイミングが難しいし、
お店の人になれなれしく話しかけた所で、何を話していいのか、
話が合うかどうかもわからないし、、、、、、。
寂しい人だと思われるのもしゃくだし、、、、、。


そう、そうなんです。
何を隠そう、実は僕は結構な、人見知りなのです。。。。。

35なのに、、、。


これを言うと、まず僕のまわりで信用してくれる人は一人もいません。
ハラさんにも

「ケッ。」

と、鼻で笑われておしまい、、、、、。


しかし、事実は事実。



先日も、遅くなって、ご飯も食べてないし、疲れたし、
雨もザーザー降りだし、、、、とにっちもさっちも行かなくなって、
帰りがけに久しぶりに一人で飲み屋に入った訳なのですが、
楽しそうな酔っぱらいに囲まれて、なんか最初からアウェーな気分、、、、。

案の定、いつものように何してていいのか、分からなくなり、
そんな事を考えているとだんだん頭が痛くなってきて、、、、、

と、またもやいつもの展開、、、、、。

とりあえず、食べる分食べて、こそこそと店を出ました。


あーぁ、、、。行くんじゃなかった、、、、、。

またもや、敗北、、、、、、。



まぁ、店は違えど、僕が一人で飲みに行くと、ほぼこんな感じです。
お酒以外のお店はどこだって一人で行けるし、楽しめるんだけどなぁ、、、。



「、、、、、ここはパパの昔からの行きつけの店でね、、、、
 結構うまいもん、出してくれるんだよ。
 まぁ、パパは行きつけだから特別なんだけどさ、、、行きつけだから。
 一人で飲んだくれて寝ちゃった事もあったっけなぁ、、、行きつけだし。
 ママにもナイショなんだけど、お前達ももう大人だから、
 こういう店の1つや2つ、、、、。」


なんて、そんな、なじみの店のたくさんあるカッコいい未来の父親像を
描いている僕にとって、この欠点は早急になんとかしなくてはなりません。


しかし、どうしていいものやら、、、。
先の見えない、今日この頃です。




、、、、という訳で、皆さん僕をお酒にさそってあげて下さい。


これが言いたかっただけですけど。













































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2008年09月11日

オレンジの猫

「ねぇねぇ、お庭のデッキの下にオレンジの猫が住んでるよ。」


こないだ、リンタロウがそんな事を言っていました。

「また妄想か、、、、、。」

と、話半分で聞いていたんですが、
最近2回程、鍵を忘れて裏庭から出入りする時に、

ガサガサっ

と、猫がデッキの下に隠れました。

オレンジの、シマシマ、、、。

どうやら、ホントに住んでいるようです、、、、、。



デッキは2年程前に、まだ事務所が自宅の頃、エンドーくんと作りました。
二日くらいで簡単に作ったので、基礎も束石を置いているだけ。
最近は、あんまりほったらかしにしているので、デッキの下から草が生えて
顔を出しています。


もう、子供が三匹いるので、あらためて動物を飼う気はありませんが、
勝手に住む分には、大歓迎。

昔の家には、きちんと縁の下があって、
上に住む人間とは無関係に、家と地面のスキマにはいろんな生き物の
生活があったのでしょう。

でも、今はほとんどの家がベタギソになってしまって、
家と地面のスキマはありません。

エコとか、ネコとか、そういうのとはちょっと違うんですけど、
僕はできるだけ、「 じめん 」を残したい。

そう、いつも思います。
それは、理屈とか、データとか、理論的な事とはまったく関係ない
僕のカンカクの根っこのはなし。

どうにかならんもんかと、日々考えています。


だから、僕のここ数年のケンチクの理想は、
ほったてスタイル。

法規やら、何やらで、結構実現するのは現実的には難しいのですが、
いつかは作ってみたいですし、世の中の家、全部ほったてになればいい、
ってくらい夢見ています。。。。

虫のついている野菜がホントにおいしいように、
草が生えて、虫やネコがうろちょろする家の方が、たぶん人間にも
快適なのではないでしょうか?


そんな事をいつも考えているので、

「通路には、石をならべてさぁ、スキマから草が生えてきてさぁ、
 その石も、だんだん風化しちゃうような感じがいいよねぇ、、、。
 家の中まで草はえちゃったら、ヨメさんに怒られるけど、、、、。」


なんていう、本日の、設計中の中澤さんの家の打ち合わせは、
とても楽しかったな。。。。。。


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posted by 西久保毅人 at 00:50| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

大きさについて

極力、よく分からないコトは書かないつもりなんですが、
特に、政治とか、ケーザイとか、、、、、。理系だし、、、。


大手証券会社の
リーマンブラザーズがつぶれました。
(書いちゃった、、、、、。)

負債総額64ちょう円、、、、。
意味分からん。

ただ、その金額がものすごーく、大きいコトは、分かる。

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ホンの一日で、そんだけ大きなモノが、一瞬でなくなる。
100万円の束は、最近芸能人がテレビでおでこに貼ってますし、
何となく、感覚的に分かるのですが、その64兆円って、いったいどのくらいの
大きさなのか、想像もつかない、、、。

果たして、リーマンさん達は、その量を実感として分かっていたのかしら、、、。


たぶん、だれも見た事ないんじゃぁないかなぁ、、、、、と想像します。


ちょうど、サカキさんと話していた時の事。

「ショウケンガイシャ、っていうのはさ、要するにどの会社の株が上がるかとか、
 安全だとかを、見極めて、人に勧める仕事でしょ、、、。
 しかも、リーマンさんっていったら、その世界のプロ中のプロ。

 そんなカイシャが、自分のカイシャがつぶれるのを予想できないなんて、
 そんな話あるのかなぁ、、、、。

 ダフ屋じゃないんだから、、、、、、。」


コレって、実は結構、核心にふれるような話だなぁ、と思いました。

たぶん、ショウケンガイシャって、基本はこういうコトなんだと思います。
でも、小規模ではあたりまえの事が、きっとある規模を超えたら、
人間の力では、コントロールできなくなってしまう、
ってコトなんじゃないかな?

例えば、100万円の話であれば、手で持てるし、おでこにも貼れる。
つまり、誰でも、実感がもてる。

でも、64兆円なんて、扱う本人ですら、持った事も見た事もないもの。
ここまで大きいと、ホントにあったかどうかも分からないでしょう。

たぶん、人間が扱える大きさを超えた存在。


あっという間の倒産劇、
人間の力では、止められないような見えないパワー。
一瞬で、全てが、ゼロになってしまうような出来事。


僕は、核爆弾に似てるなぁ、と思いました。
原子力も人間が作ったもの。

でも、もし爆発してしまったら、誰もそれを止める事ができないでしょうし、
作った人、扱う人ですら、何もできないまま、死ぬしかありません。
どれだけの被害が出るのかも、たぶん誰も分からないし、
作ったカンカク、扱っているカンカクがあるかどうかも、アヤシいものです。


そして、9.11のテロを思い出しました。
あのビルの崩れ落ちる姿。

あの超高層ビルも、人間の能力を遥かに超えた存在です。
そりゃ、作る技術はあるのでしょう。
今でも次々と、世界中に作られ続けているのだから、、、、。

でも、そんな大きなビル


「どうやって、こわすの??」


ってコトは、以外と誰も話題にしない。

でも、巨大な建物も、巨大なお金も、核爆弾も、
きっと根っこは同じなんではないかな?


解体する風景が、描けないスケールのモノは、
ある日、一瞬で、すべてをゼロにしてしまう。


そういうコトかも知れないなぁ、と思います。


そんな規模に比べたら、僕が扱っている建物なんて、小さな小さな存在です。
それだって、なかなかすべてをコントロールできない。

10坪の住宅だって、恥ずかしながらその大きさに、
時々、おぼれてしまいます。。。。

実感をもてるかどうかを、いつもいつも意識するコト。
人間の大きさを忘れないコト。

人間て、誰もがこんなにも小さな大きさから始まるのだと、いうコト。。。。。

:



どんなモノでもまず、こわし方を考えてから作れってコト。。。。。

そして、ついつい大きくなってしまいがちな力の流れを、止める勇気を持つコト。


うーん、そのまんま、ケンチクにあてはまるなぁ、、、、、。



















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2008年09月23日

むかしむかし

むかーし、むかしのついさいきんの事じゃ。

ソラという、ちょっと大きめの2歳児がおったそうな。

保育園でも、みなより頭一つ、大きくて、ごはんもたくさん食べるかわりに
おしっこも、うんこも、人よりいっぱい出たそうな。

そんな子だから、ふつうのサイズのオムツだと、
お昼寝中のオネショも、たまにあふれてしまってよくシーツを濡らすから、
保育園の先生から、

「あのー、、、、ワルいんですけど、、、、、、

 お昼寝用だけでいいから、
 超ビッグのオムツを準備してもらえますか? 超ビックで、、、、、。」

といわれて、親も困っていたそうな。。。。


346.sora.jpg

さて、ある日の夜の事じゃ。

お母さんは、すっかりオムツがないのを忘れておったらしい。
しかしもう寝る時間。
近所のオムツを売ってるお店ももう閉まっている時間。

一人目だったら、自転車を飛ばして、
遠くのドンキまで行ったかも知れませんが、
残念ながらソラは、3番目。


メンドクさ、、、、、まぁ、いいか、、、。


と家にあるもので、なんとかオムツ代わりにしようと考えたそうな。

でも、お漏らしされても困る、、、、、

と、知恵をしぼったお母さんは、
まずソラを裸にして、

生理用ナプキンをはりつけ、
さらにタオルを2枚重ねにしてあて、
その上にズボンをはかせ、

そして、何を考えたか、その上から、水着を着せて寝かせたそうな。


よーし、コレでカンペキ。


我ながら、自分のアイディアと、水着を着せるというオチに、
相当満足したお母さんは、

ぐっすり眠りについたそうな。

348.sora.jpg

かたや、ソラ。
台風にそなえる沖縄の古い木造住宅のように、
厳重に防水処理された下半身に、

かなりの違和感と危機感を感じつつも、
やっぱ、夜は眠いので、そのうち忘れて、ぐっすり眠りについたそうな。



さて翌朝。

さわやかな朝の日差しを浴びて、
元気に目が覚めたお母さんは、台風の雨漏れがないか、
さっそくふとんを確認したところ、
なんとか、ふとんは無事だった事を確認。


「ほっ」


と、するのもつかの間、なんだか、ワルい予感のするにおいに
気がついたそうな、、、、。

その予感を確認するために、
そーーっと、はがしてみると、、、、、、



347.unnko.jpg


なんと、そこには、ぽかぽかのうんこが、あったそうな、、、、、、。



めでたしめでたし。


まぁ、ソラも、生命の危機を感じたんたろうな、、、、、。
































posted by 西久保毅人 at 17:34| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

より道、、、。(前編)

さいきん、リンタロウの帰りが遅くって、問題になっています。

学童クラブが6時に終わって、子供の足でもまぁ、15分もあれば
家につくのですが、それが、大抵7時。

どこを、どう歩いてきたら、1時間もかかるのやら、、、、

と、思うのですが、どうやら近所の悪ガキ達と、
いろんな民家や路地に侵入し、いたずらしつつ、帰ってきているようです。

まぁ、1年生だから、心配は心配だし、物騒な事件も多いから、
注意はするのですが、アホだから、同じコトのくり返し、、、、、。


分かるんだけどねぇ、、、、。


まぁ、男だし、、、、ハゲだし、、、、こんなヤツを誘拐する人も
いないかと、タカをくくっている部分もあり、
僕も、まっすぐ家に帰るタイプではなかったので、
半分は、いいんじゃない、、、って思う、今日この頃、、、、、。


しかも、何を隠そう、かれこれ14年前、
僕の大学の卒業設計のタイトルが、

「より道」


だったのですね、、、、、。

だから、どっちかというと、僕は「より道」推進委員会会長、な訳です。

349.yorimiti.jpg

当時、何を考えていたかというと、、、、、、
学生時代、僕は、小学生相手に、小さな小さな塾で国語の先生をしていました。
たいてい、中学受験をひかえた子供達です。

終盤ともなると、毎晩9時過ぎまで、子供達は塾で勉強です。

今でも思うけど、中学受験て、はっきり言えば、

「おませ度試験」

なのです。

小6の精神年齢の幅って、めちゃくちゃ広くて、上は大人みたいな
理解力と精神年齢に成長したませガキ。
下は、まだ、小学2.3年生程度の理解力、コニュニケーション能力しか
ない、幼い6年生。

子供の成長って、どこで伸びるか、ものすごーーーーく、
幅があります。

たぶん、ジンセイの中で、小6って、精神年齢の一番開きのある学年なのでは
ないでしょうか?

そもそも、そんな発達段階のちがう子供達を、
同じ土俵で比較しようとしている試験なのだから、
スタートから、アドバンテージが違う訳です。

そんないろんな子供達と付き合っていました。
だから、上の子はいいけど、下の子達は、
はっきりいって、受験勉強の前に、身につけるべき事が、
まだまだたくさんあるから、勝負は、あと6年後でも
ぜんぜんいいんじゃないかなぁ、、、
と、いつも思っていました。


でも、ほとんどが、「みんなが受験するから」とか、
「親が受験しろっていうから。」とかの理由で、
ものすごく長い時間を、塾という場所で過ごしています。

子供には、選択権はありません。


子供の世界はとっても狭いのです。
親と、学校と、友達。

それが、彼らの世界の全てなのだなぁ、、、といつも思っていました。


僕も、成長、遅かったしなぁ、、、、、。

(長くなるから、後半へ続きます。)


posted by 西久保毅人 at 01:38| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

より道、、、。(後編)

かたや、よく、海外に貧乏旅行に出かけていました。
いろんな国で、たくさんの子供達と出会いました。

貧しいインドの子供達は、旅行者を見かけると、

「マネー、マネー、ガイド、オッケー? 10ルピー。」

「くつ、みがく、オッケー?カモン。スワレスワレ。」

と、行く先々で、寄ってきます。
僕が、日本で教えていた子供達とほぼ同じか、もっと幼い子供達が、
国が変わると、日々の暮らしのために、商売をしています。

追い払っても、ぜんぜんめげずに、次の旅行者へ。
なんとタフなんだろう、、、と思いましたし、
何より、彼らの、ギラギラして、人なつっこい
輝くような笑顔を忘れられませんでした。

僕が行った国なんて少しだけれど、
世界には、もっといろんな状況の子供達がいるんだろうなぁ、
いろんな「小6」がいるんだろうなぁ、と思いました。


だから、
単純に、僕が教えている日本の塾通いをしている子供達と、
世界中の、同じような年齢の子供達を、出会わせたい、
いろんな環境の「小6」がいて、いろんな価値観があって、
いろんな生活をしている子供達が、
同じ地球の上にはたくさんいるのだ、
という事を、なんとか、伝えられないものか、、、、、?


ていうのが、
僕が、卒業設計で、かかげたテーマでした。

350.jpg

「、、、、、おまえさぁ、、、
 
 それって、ケンチクと全然関係ないじゃん、、、、、、

 卒業する気、、、、あんの???  もう、1月だよ、、、。」


そんなコトを、いわれつつ、

まぁ、卒業できても、できなくても、それはそれでいいや。。。。。
ケンチク、あんまり興味ないし、、、、、。


という訳で、アカデミズムに真っ向勝負。


タイトルは、早々に決めました。

「より道」

大人にしかれた受験のレールを歩く子供達が、
ふっと、より道できる場所。

メイが、トトロと出会うシーンのように、
子供しか気がつかないような入り口がどうしても必要でした。


街を歩いても、建てたい場所がゼンゼンなかったから、
フツウに歩いていたら、ぜったいに見つからないような場所を選びました。

入り口は、ビルと、ビルのスキマ。
スキマからしか出入りできないような場所。
子供しか、入ろうなんて思わない場所。

そんなスキマをつないで、都市の裏動線のような、抜け道を作りました。

その秘密の抜け道は、秘密基地のような場所になっていて、
点在する小屋の中に入りると、そこには、世界中の子供達の手で作られた、
粘土や、絵やなどの作品が飾られています。

子供達は、気に入ったものはタダでもらえるのですが、
この場所には、一つだけ、ルールがあります。

それは、作品を手に入れるためには、
自分も、代わりのモノを何か作って、それと交換しないといけないのです。

そして、代わりに作ったモノは、その世界のどこかの、作品を作った子供に
送られる仕組み。

つまり、この秘密基地は、
世界中の子供達と、「物々交換」という原始的なコニュニケーションを
できる、物々交換所、なのです。

351.jpg

旅行代理店学部じゃないから、直接あわせるツアーを企画してもなぁ、、、
それこそ、ケンチクじゃないしなぁ、、、、等とあれこれ悩んだあげくの

「世界中の子供達をモノでつなぐ、物々交換所」

というアイディアでした。


別に,受験制度そのものを、否定するような気はなかったんですが、

ただ、同じ時間の、同じ地球の上には、
ゼンゼン違う世界があって、いろんな価値観があって、
いろんな子供達がいるってコト。

そんなコトを、塾通いを時にはサボって、
「より道」というめちゃくちゃ無駄な時間を、
過ごす場所をつくる事で、感じてもらえたら、、、
という提案でした。。。。。。

そんな事ばかりに思いをめぐらせていた22歳、佐賀県出身。
写真は、その模型写真です。
畳一畳分くらいの大きさ。
エネルギーだけは、あり余っていましたね、、、、。


、、、、、、と、
卒業設計を語らせると、ながーーーくなってしまうので、この辺で
やめますが、
そんな訳で、親も親だし、

多少、人様に迷惑をかけても、

リンタロウの「より道」は、ちょっと応援したい、

今日この頃でありました。



いつの日か、この「より道」を実現するために、
僕は、ケンチクをやっているのかも知れません。

おしまい。











posted by 西久保毅人 at 02:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

リレー

さて、今週末は、我が家の大イベントである運動会です。

めでたく、ノノに加え、1年生になったリンタロウもリレーの選手に
選ばれ、我が家は早くも戦闘モード。

でも、なんというか、都会の子は、闘争心がないというか、
負けん気がないというか、、、、。


ノノはノノで、

「学年で一番早い、○○ちゃんと、○○ちゃんと走るから、ノノはたぶん3番だよ。」

とか、

リンタロウはリンタロウで、

「ボクは、一番インコースのスタートだから、いっつも横の子に抜かれちゃうんだー。」

との事。


ご存じのとおり、スラムダンク芸人の我が家の家訓は、


「あきらめたら、そこで試合終了ですよ、、、。」


であるので、やる前から、負けをイメージする、というのは、家訓的に絶対に
ありえません。

かといって、別に技術的な指導ができる訳でもないので、

「おまえら、勝負に絶対はないんだよ! 気持ちで負けたら絶対勝てないからなぁ。

 とにかく、根性だ、根性。自分が一番だと思って走りなさい。。。。

そう思って、結果的に負けるのはしょうがないけど、最初からあきらめたら、
そこで試合終了だって、スラムダンクに書いてあるだろ!

まず、読め、スラムダンク、、、、、、。

そして、日本一の小学生になりなさい、、、。」

と、根も歯もない、根性論。

もろ、スクールウォーズ世代。


まぁ、いうのは簡単だけど、はっきり言って,ノノも、リンタロウも、
すでに、ボクの小学生時代をはるかに超えているのも事実です。

ノノも、リンタロウも、ソラも、全員学年で、
ほぼトップクラスのデカさ。

353.jpg

きっと、コレはハラゲノムのおかげであって、どうやら彼らには
ボクのゲノムは一滴も、入っていないようです、、、、。
今のところ、、、、。


恥ずかしい話ですが、
ボクの小学生時代といったら、そりゃ、情けないものでした。
いまだにボクのトラウマでもあるのですが、とにかくスポーツ全般、
全てがダメダメな子供でした。

だから、性格も超内向的。。。。。。

都会ではアリかも知れませんが、佐賀の田舎では、ホント致命的です。

今でも忘れられないのですが、あれは小学校2年だったかな。。。
サッカーの授業で、田舎で、みんな活発だったから、当たり前のように
一番へたなボクは、ゴールキーパー。

そもそも、サッカーなんて知りません。

そんなボクの所にコロコロっと、ボールが来たのでとりあえず、拾いました。
キーパーだし、、、。

「おい、さっさと蹴れよーーーっ!」

という声におびえて、無心で蹴ったボールは、
なんと、自分の頭を超えて、自分の後ろのゴールへ。。。。。。

ゴーーール。


、、、、、、、オウンゴーーーール。。。。。。


何が起こったかも分からない、そもそも、何??ゴールって?

自転車の補助輪が取れるのも、学年で一番最後。

まぁ、コレはほんの一例。全般的にこんなダメーな子供でした。

5年生で、運命の吉村先生と出会うまでは。。。。



だから、ホントは、すごいなぁ、って思います。
うちの子供達。。。。。

なんで、そんなにいろんな事ができちゃうんだよ、

というコトが、ボクからすると正直時々、不安になるのです。



まぁ、それはさておき、
スクールウォーズ的、スラムダンク根性論が、どうやら子供達に
伝わったようで、最近のリレーの練習では、二人とも

「負けないって、思ったら今日は勝ったよ。」

との事。


本番が楽しみです。




352bataa.jpg

バッタも、子育てするのかな?









posted by 西久保毅人 at 22:48| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

ギターは顔で弾けって、言うらしい。

最近、ギター上達方としてそんな事を聞いて、

「なるほどなぁ、、、」

って、思いました。


354sora.jpg

さて、週末子供達の運動会も快晴に恵まれ、無事終了。

ノノも、リンタロウも、親の期待以上に頑張って、
子供達は、子供達なりに、成長してるなぁ、、、、としみじみ思いました。


僕は、僕なりに、せっかくなのでいろんな競技を見ながら
子供達をカンサツ。

サッカーもやってるから、割と幅広く子供達を知っているのですが、
終わった後で、夫婦で、

「あの子、よかったよねー。」


って、話すと、以外と同じ子供の名前があがります。

結果はそれぞれだけど、
共通するのは、結構、走ったり、競技をしている時の、
子供の「顔」だったりします。


「あの子、いい顔してたよねー。」って感じで、、、、、。


カッコいいとか、かわいいとか、じゃなくて、「いい顔。」


一生懸命で、必死の形相で走ってる子供達の顔は、
やっぱり心に残ります。
で、結局は、そういう子が、一番だったりする事が多いのも事実。

顔が先か、能力が先か?って、よく分からないけど、
僕は、能力よりも、「顔」のような気がします。

「顔」は、気持ちのあらわれ。
負けたくないとか、楽しくて仕方がない、とか、
そんな気持ちが、全部顔にでます。

ピアノだって、いい顔して弾いてる時は、音が全然違います。


生まれ持った能力の差、っていうのも、
もちろんあるんだろうけど、僕はそんなものより、
気持ちが能力を引き上げるって、事の方を信じています。


勝負事は、たいていそんなものではないかな。


清原が、サヨナラ安打記録を持ってるのも、実はそこだと思うのです。
もちろん、恵まれた才能も少しはあるんだろうけど、
野球が好きで好きでたまらない、っていう、その気持ちを、
誰よりも純粋に、強く持ち続けられた人なんだろうなぁ。。。。

だから、そんな記録を残せたんでしょう。

顔にすべて現れているような気がします。


レッズの田中達也も、やっぱ、目が違うし、、、、、、。






、、、、、とそんな訳で、
なかなか上達しない、僕の独学ギターも、
さっそく、顔作りから始めよう、と思う、運動会でありました。


いい顔して練習してたら、きっと結果はそのうちついてくる、、、、
はず、、、、、。


と、ついつい、すべての判断基準が、スクールウォーズな、
今日この頃でありました。


そういえば、滝沢先生も、いい顔だったなぁ、、、、。


おしまい。
























posted by 西久保毅人 at 02:30| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月08日

ミーのカー

僕は、生まれてこの方、車を所有した事がない。

つまり、ミーのカー、経験なし。35歳。

割と珍しいのかなぁ?と最近思います。

355.jpg

まぁ、エコとかそんな訳じゃゼンゼンなくって、
単純に、あんまり車に興味がない、って事が一番の理由かな?

あっても、ほとんど自転車で移動してしまうので、
めったに使わないだろうけど、やっぱり、子供3人連れて電車に乗るのも
時々、メンドクサイので、たまーに、あったらなぁ、、、と思うくらいです。

なので、やっぱり、当面、西久保家に車が来る事はないんでしょうけど、
年に数回は、ボケ防止のために、遠出の時は、
意識して運転するようにはしています。

そんな訳で、ずいぶん久しぶりに週末レンタカーで出かけたのですが、
たまにしか乗らない分、車の変化がよく分かります。
アクセルの軽い事。

ビックリです。

もはや、スピード出してるって、意識ないですね。。。。。
かるーく、足をのせてるだけのような、そんなカンカク。。。。

そんなんで、いいのかなぁ、、、?とかなり疑問に思いました。


僕はカンカク的に、車って道具っていうより武器だと思っています。

人間の能力を超えたテツのカタマリ。
ぶつかったら、一瞬で人の命を奪うカタマリ。

電車や新幹線は、あんまりそうは思いません。
線路があるから。

車が走る道路って、それと比べると、法律を守るっていう、
超楽観的なコトを前提に安全が確保されている訳ですが、
法律は守って初めて線路の役目をする訳で、
やっぱり、飲酒運転やバカが多い訳で、
年間、たくさんの人が死んでいますし、
秋葉原の事件なんて事も起こります。


なんで、こんな事を思ったかというと、
最近の事件で、中学生が車を盗んで、女の子が拉致されて殺された事件が
ありました。こういう事件は、子供を持つ親としても、腹がたって
しょうがないんだけど、この事件が言ってるのは、


今の車って、中学生でも簡単に運転できちゃう、ってコトなのです。

だって、アクセルに足を乗っけるだけで、動いちゃうんだから、、、。


実は、僕が中学生の時、僕の同級生数人が、夜中に車を盗んで乗り回してる
ところを警察につかまるってコトがありました。

結構、仲いい友達だったんですが、その頃の車って、ほとんどマニュアルです。
そいつらは、ちょっと道をはずしちゃうヤツらだったけど、
そもそも、マニュアルだから、半クラとかできないと、そもそも
車が動かない訳です。車のトビラが開けられたって、車を動かすには、
ある程度の訓練が絶対必要。
しかも、中学生です。

ヤツらなりに、きっとこっそり研究して、やったんでしょう。
ワルかったけど、同じくらいワルい事をするための研究には、手を抜かない
ヤツらでした。

だから、きっと、車が動いたーーーってコトだけに、
そうとう興奮できたから、彼らの悪事はそこで止まったんだろうな、
と思っています。


もちろん、こういうのは、あくまで一面的な確率の話だけど、
快適、楽、ってことだけで、車みたいな武器を進化させるのって、
絶対おかしいと思うのです。

だったら、その前に、
エアバックとか、全席シートベルトとか、
中の人間を守る事にばっかり力を注がないで、

ぶっつかっても死なない、
スポンジみたいなやわらかボディーを
作ってからにしておくれ、、、、と思うし、

それができたとしても、やっぱ、それなりに車の運転て、
技術が必要なものであるべきだと思うのです。


たまに運転する僕なんかが、1時間くらい動かないで、
困っちゃうくらいに。。。。


なんか、書いてると、アメリカの経済破綻と似てるなぁ、、。
扱ってるモノの大きさの実感が、どんどん麻痺して
一気に破綻しちゃうところなんか、、、、。


、、、と、そんなコトを考えつつ、運転してたので、
人のいる一般道では、のんびり、のんびり、
昔のやくざのような僕のドライビング。


それはそれで、タチがワルいけれど、
プップー、プップー、と後ろの車のクラクションにもめげずに、
時々、キリンにフロントガラスをなめられながら、
東京に無事、帰ってきたのでありました。


だから、もし将来、車を買う事になったら、
燃費の悪い、マニュアルの中古車にしようかな。


ミーのカーでゴー。


おしまい。


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posted by 西久保毅人 at 01:38| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月13日

ぽっかり

週末、いつものようにリンタロウとサッカーへ。
ちょっと小雨だけど、練習やるだろうと小学校へ行ってみると、
なんだか、にぎやか、、、、。

そう、実は、街の保育園の運動会の日みたいで、
見るからに、どうやら練習は休みらしい、、、、。

がーん。

僕の一週間の唯一の楽しみの日。。。。。


まぁ、それはそれでしょうがないとして、
かといって、昼の打ち合わせまで何もする事がない。

急にぽっかりとできた午前中の時間。

何と言うか,とにかく最近、忙しくって、忙しくなくても
「なんかしなきゃ。」と思うタイプなので、
以外と、「何もする事がない」時間て、自分では作れないタイプです。

だから、なんというか、
急に、リンタロウと二人で、放り出されたような感じで、
しかも、子供と二人きりって、慣れてないし、、、、。

さぁ、困った、、、、。

まさに、定年後に、ボケるタイプですね、、、。


さて、そういえば、今日からリンタロウは新しいスパイク。
ちょっと色気を出して、ひも靴を買ってやったのはいいものの、
ひも靴って、実は結構むずかしいものだと、朝はかせる時に気がつきました。

そもそも、リンタロウはチョウチョウ結びができません、、、。

なので、せっかくなので、家で、チョウチョウ結び講習会をしました。

そもそも、ひも靴って、何歳くらいからできるのかしら、、、?
1年生なので、チョウチョウ結びの意味すら分かっていません。

教えるのも、実は結構むずかしいものです。

ノノはできるのかな、、、、。


いつもだと、僕もすぐにイライラしてしまうんですが、
そんな風にぽっかりできた時間なので、僕も久しぶりに
ゆったりした気持ちで、リンタロウのチョウチョウ結びに付き合いました。


とはいえ、まぁ、一日でマスターできるようなモノではなさそうで、
こりゃ、ひも靴失敗だったかな、、、、、、。



最後は、なんとかチョウチョウの形にはなったものの、
ふにゃふにゃチョウチョウは、すぐほどけそうでした、、、、。


そんな風に、のらりくらりと、リンタロウと過ごすっていうのも、
なんだか久しぶり。


午後からは、僕も仕事なので、じゃぁ、行ってくるねー、
というと、
大きな声で、

「はーい、いってらっしゃーい。」


、、、、ん???


リンタロウにいってらっしゃい、なんて言われるのって、
ほぼキオクにないぞ、、??


これも、ぽっかり空いた時間のおかげでしょうか。

いっつも、子供達には怒ってばかりなので、
たまには、こういう、時間って大切なんだなぁ、、、、


としみじみ思いました。



さて、事務所にいってメールを見ると、
サッカーの連絡メールが届いてました。


「今日の練習、神明中だよ、、間違えないでね。小学校じゃないから、、、、。 」



ガーン。


:
posted by 西久保毅人 at 02:36| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

オスとメス

今日はノノの誕生日。

早いもので、もう9歳にもなってしまった、、、。


377.nono.jpg

まぁ、ノノが9歳ってことは、僕も結婚して9年という訳で、
これだからできちゃった結婚は、分かりやすくていいですね。


9年前というのは、僕も26歳。
その頃は、僕よりもハラさんの方が忙しそうだったから、
ノノとはよく二人で遊んだり出かけたり、、、とヒマにかまけて
よく世話をしたもんです。

そんな訳で、ノノはいまだに、僕に割となついてくれていますが、
アト二人はダメですね、、、、。

三つ子のタマシイ、、、とはよく言ったもんだなぁ、、と思い知らされます。


まぁ、でも、9歳、しかも女の子、というのは、父親的には、
ちょっと微妙な感じな今日この頃、、、。


もう、3年生ともなると、たいてい週末は友達と遊びにいっちゃうし、
学年で一番でかい訳なので、全裸でウロチョロされると、見ていいやら、
見ていけないやら、、、と、父親的には、困る訳です、、、、。


昨日も、家で映画を見ていて、エッチなシーンがあり、
僕と、リンタロウは、デレデレと、画面にかじりつきながら見ている訳ですが、
すーっと、いなくなるノノ。

そのノノを気にするのも変な感じがしつつ、
なんとなくウロチョロしたり、
二階に行ってみたりというノノの気配を背後に感じつつ、
エロ顔で、ニヤニヤしているリンタロウを見つつ、
ソファーでは、ソラが高イビキをかきつつ、、、、。


うーーん、実に複雑な状況。。。。。


まぁ、その場は、リンタロウがさっきのキスシーンの復習のため、
寝ているソラの口をなめ回しはじめたので、
ソラが怒って泣いて起きだし、
なんとか難は逃れましたが、映画見るのも一苦労です、、、。



そういえば、最近、どんどん銭湯がつぶれて近所は全滅ですが、
ノノが小さい頃は、よく二人で銭湯にいきました。


僕の子連れナンパ大作戦のエサとして、東京女子大の学園祭にも
いったな、、、。



、、、、と、いろんな思い出があるのですが、自分の子供なのに、
女の子だとなんとなく、一緒にできる事が減って行く感じがして、
ちょっと寂しくもあります。


足なんかは、もう23センチ、、、、、。


どこまで、デカくなるつもりなのか、、、?
僕は、どっちかというと、小柄な女の子がタイプなのに、、、、。


、、、、まぁ、とにかく、女は、メンドクサイ、ですね。。。。



そんな訳で、最近、僕はもっぱら、ヒマさえあれば、リンタロウとサッカー。
ボール蹴って、走ってりゃ、幸せなんだから、


やっぱ、オスはシンプルでいいです。


378.rin.jpg

























posted by 西久保毅人 at 01:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

アイラ、ビュー

たまたま、夕方家で晩ご飯を作っていると、
大騒ぎでノノとリンタロウが帰ってきました。


「ねぇ、パパ。リンタロウが好きな女の子がいて、
 あしたコクハクするんだってぇ!」


アホか、、、、、、。


ほっていてると、二人で何やら、コクハクの方法を考えています。


「ねぇ、パパは、小学校のとき、コクハクした?何て言った?」



「あのさぁ、、、、いつも話すように、パパは小学生の時は、
リンタロウ達みたいに活発じゃなかったし、どちらかというと、
 日陰にひそかに生えてる雑草的な感じだったから、そんな、
コクハク、以前の問題だったよ、、、、。そもそも、たいてい、
パパの好きな子は、他の人気者の男の子が好きだったし、、、、。」


そんな訳で、僕の小学生のコロの、経験談は参考になりません、、。


「ふーーん、、、。リンタロ、好きですって、言えばいいじゃん。」

と、ノノ。

「いえねぇよ、、、、、、、。」

「じゃぁ、紙に書いて渡せばいいじゃん、、、。」

「あー、それがいい。」

と、今度は、ラブレターの練習。。。。。。

「ねぇ、パパ、好きですって、英語で何て言うのー??」



「うーん、アイラブ ユー、、、、かねぇ、、、。尾崎みたいに。
 それだったら、パパが歌ってやるけど、、、。」



「うぉーっ。それがいい。あいらびゅう、、、、。
 それ、カタカナ???」


と、いう訳で、ラブレターは、アイラビューに決まったようです。


「ねぇ、ノノ、びゅーって、どう書くの?? びゅー。もう習った?」


ほぼ、毎日ケンカしてるくせに、今日は、不思議なほどの協力体制で、
リンタロウのラブレターを書いてるのがとてもおかしい。

そんな訳で、家に落ちてる紙を拾っては、練習開始。
そんな切れ端や、宿題のウラに書かれても、もらう方は微妙だと思うけど、、、。


379.rinn.jpg



しかし、子供の字って、意識すればした場所だけ、デカくなるっていうのが、
結構笑えます。。。。

今回は、まだならってない「ビュー」を意識しすぎたようです、、、、。



そもそも、びゅー じゃないけどね、、、。


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2008年11月07日

魔法のことば

最近、ちょっとピアノの練習サボりぎみ、、。

ボクと反比例にノノはどんどん上手くなります。

さて、そんな先日。
今週も練習あんまりしてなくて、そろそろノノのレッスンも
終わりかけた頃。
もう、次の子がくるから、今日はボクは弾かなくていいかな、、、、、
と、ホッとしていたのに、なかなか次の子が来ません、、。


「じゃ、パパ、ホラ、レンダンやるわよ、、、、。」

と、けーこ先生。


ドキリ、、、、、、。


まぁ、いいか、テキトーに、、、、と席に着くやいなや


「、、、、、感動させてよねっ。」

と、ポツリとひと言。


なんか、背筋がゾクッとしました。
まぁ、かれこれ、35年ほど生きてきた訳ですが、
女に人に限らず、

「感動させてよね。」


なんて、初めて言われたんじゃなかろうか?

「もうーー、そんなつもりだったんなら、
 もっと前もって言ってもらわないと、
 僕にも心の準備ってヤツが、、、、。」


と思っても、時すでに遅し。

けーこ先生の言葉に、一人舞い上がりつつ、
いつもより間違えながら、ノノとレンダン。

苦笑いしつつ、
「この曲、発表会で弾かせるから、カンペキにしてね。」


383.keiko.jpg


感動させてね、か、、、、。


真っ赤な髪のけーこ先生は、ホントに言葉の魔法使いだと、いつも思います。
なんというか、音楽は音を楽しむって書くように、楽しい気持ちで
演奏すると、その気持ちが楽器や声にのり映ります。
そのためには、その気になる事、させる事が一番大事。

その気は、きっと、技術を超えていきます。


それは、サッカーでも、ケンチクでも、なんでも同じ。


そんな言葉を、言われちゃったら、木にも登るし、
空も飛んでしまえそう。少なくともボクはそういうタイプです。



そして、けーこ先生も、いつもボクやノノなんかに対しても、
いつも真剣勝負。プロの音楽家なのに、短い僕らのレッスンの
時間ですら、音楽という土俵の上では対等なのだ、というのが
伝わってきます。


だから、ホントに、レッスン中のけーこ先生の言葉や演奏に、
涙が出そうになる事がよくあるのです。


ホントのプロっていうのは、こういう事をいうんだな、
と、しみじみ感動して、
まんまと、「その気」にさせられたケンチクのプロでありました。


今度、大工の加藤さんに言ってみよう。


「感動させてよね。。。。。」


男に言われても、微妙かな、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:34| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

作品

ちょうど、4年前に、こんな文章を書きました。

この頃は,まだ独立したばかりで、やっと3件の家をお引き渡ししたくらいかな。

それから、4年経って、今ではその10倍の30件の家が完成しました。

ちょうど、この週末に、たまたま、その30件目の和田さんの家にて、
和田さんの計らいで完成パーティーをして頂きました。

入居後半年が経ち、生活も落ち着いた空間にて、
作ってくれた山縣建設さん、大工さん、ペンキ屋さんから、
クリーニング屋さんまで。

もちろん、場所は2階のテラスで、肌寒い中、
車座になっての楽しい宴会。

面白いのは、到着するやいなや、みなさんそれぞれの工種で気になる場所が
あるらしく、自然とチェックが入ります。


「あのー、今日は飲み会なんですけど、、、、、。」


384.sora.jpg


実は、不思議な事なのだけど、今の建設業の仕組みは、基本的に分業制なので、
自分の持ち場が終わると、次の現場へ、、となるため、最終形を見れない職人
さん達って、以外と多いのです。
たくさんの工事を監理していて、そういう事をある時から考えるようになりました。

僕らは、設計をしているので、工事中から入居後まで、
割とあらゆるタイミングで自分の仕事を確認できるのですが、
職人さん達は、直しに来る以外は、そうそうできません。


そんなのは、たぶん、世の中では当たり前の事なんでしょうけど、
なんか、僕はそれがイヤなのです。


自分だったら、絶対見たいなぁ、、、、。
どう使われているか、その時の決断が正しかったか、
家族は喜んでくれてるだろうか? ホントは使いにくいんじゃないだろうか?
街並になじんでいるか? まだ、建っているだろうか、、、?

ものを作る人間として、僕はそれを確認できないと、
先に進めないと思ってますし、それを知るための作業がある意味、作る、
という事なのでしょう。
それは、職種が違っても,たぶん同じ。


だから、工事中でも、オープンハウスでもなく、
生活が落ち着いた状況を、ぜひ、関わってくれた方々に感じて頂きたい、
と常々思っていました。

385.sora.jpg


会の中で,和田さんに、

「住めば住むほど、皆さんの作品に住んでいる、という気持ちが
 日々、強くなるんです。」


と、言って頂きました。


実は、まったく同じ事を、5年前に星さんにも言われました。


作品っていう言葉。


独立する前から思ってたのですが、
自分の名前で仕事を頂くようになって、より強く思ったのが4年前。

その考えは、30件をすぎても、やっぱり変わりません。


ケンチクは、僕の作品ではないという事。

ケンチクは、建て主、設計者、施工者の共同作品である、という事。


だって、その3者のどれが違っても、同じものはできないのだから。
だから、和田さんが言ってくれたように、みなさんの作品というのは、
とっても、スッキリくるのです。

もちろん、今回は和田さんも作者の一人なんですけどね、、、、。


人に言わせりゃ、
結構、どうでもいいコトなのかも知れないんですけど、

それが、唯一変わらない僕の「根っこ」。




、、、と、そんな訳で、僕の中のその根っこは日々どんどん深くなり、
少々、まわりにメンドクさがられる気もする、今日この頃ではありますが、
もっとたくさん、こういう機会は持ちたいものです。


もし、いままでのニコの家で、よし、ぜひウチもっ、て方は
遠慮なく御連絡下さい。
工事中の家もご遠慮なく。


家を肴にお酒さえ飲めれば、
職人さん連れてどこへでも飛んで行くのが、
僕らのとりえなのでして、、、、、。


おまけに、大食いの3匹の子ブタはついてきますが。

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posted by 西久保毅人 at 04:13| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

チンゲンサイ

最近、ノノがうるさい。

どううるさいかというと、
とにかく毎日、ちん毛、ちん毛、とうるさい。


「ちんげっ、ちんげっ、ちんげんさいーーーーーーっ。」

しかも、踊り付き、、、、、。


392.jpg


ちまたでは、鼻毛ボーっていう歌がはやっているらしいから、
多少は、その影響もあるのだとは思うけれど、

9歳、3年生、ただでさえ142センチのデカ女だから
微妙なところではあります。

まぁ、でも基本的に僕は、
そんな「ちんげっ、ちんげっ」と楽しそうに踊るノノは、
それはそれでいいじゃん、と思っているし、
極力、放置してカンサツしてみよう、と思っています。


母親的には、微妙らしいですけど、、、、。


よくよく考えてみると、
人生の中で、女の子が
「ちんげっ、ちんげっ」と楽しそうに踊れる時期って
どのくらいあるでしょうか?

まぁ、9歳、10歳くらいがいいとこだろうし、
もっと一般的で、品のいい家庭に産まれてしまったら、
一生、口にもしないかも知れません。

むしろ、そういう子の方が多いでしょう、、、、。


「ちんげ」


それは、そんな限られた人しか、実際に口に出せないような言葉。



だったら、言いたい時に、言いたいだけ言ってた方が人生得だよな、、、、。
どうせ、もう少ししたら、さすがのノノでも、
その後はきっとおばちゃんになるまで、
数十年間程度、封印されるんだろうし、、、と、思っています。


おばちゃんになっても、踊れるかどうかは、分からないけど、、、。



まぁ、これに限らず、子供って、
ある時期にしか出せない声とか、顔とか、仕草とか、能力とか、、、、、
そういうのがいっぱいあります。
子供の成長って、とても早いから、
あれよあれよという内に、そういうのが産まれたり、消えたりの繰り返し。


気づくと消えてしまうから、
そーっと、できるだけ長く長くつづくように。。。。


と、何となく思ってしまうのです。




言った事がある、という事が、
いつか、きっと財産になる。 by堂本監督



か、どうかは知りませんけど、、、、、。



、、、、、ならねーだろうな。たぶん。

posted by 西久保毅人 at 22:38| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

シンプル

子供達のシュート練習のキーパーをしてみたら、それが結構おもしろくって、
みんなへたくそなんだけど、それぞれ個性があります。
大抵の子供は、一回、蹴って、入っても入らなくてもそれで終わり。

でも、中には、僕がはじくと、何度でもゴールに入れようと蹴りにくる
子もいます。

そういう子を見るとすかさず、まわりは

「おい、ずるいぞ、一回だよ。」

なんて言い出すのです。

なんというか、現代っ子的というか、、、、。

「ばーかっ。お前ら、ゴールに入るまで何回蹴ったっていいんだよ。
 キーパーがこぼしたら何度でも蹴りにこい。
 こぼさなくったって、こぼすかも知れないだろっ。
 何が起こるか分かんないんだから、、、、。

 
 あきらめたら、試合終了だぞ、、、、。」


と、ちょっと最近キャプテン翼の見過ぎで、うざい親。。。。。


とはいえ、別にサッカーにくわしい訳でもうまい訳でも
なんでもないんですけど、、、。


でも、ケンチクは少しは人よりくわしいから、
ケンチクとサッカーを重ねあわせて、いっつも考えるのです。

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最近よく思うのは、
もし、時間制限がなかったら、
サッカーって、めちゃくちゃつまらないスポーツだろうな、

ってコトです。

たぶん、なんの感動もないだろうな、、、、、、。

笛が鳴ったら、もう時間は止まりませんし、ボールも転がり続けます。
計22人の選手がフィールドを走り回り、それぞれが勝利という一つの
目標のためにボールを奪い合います。
その瞬間、瞬間は、必然のようでもあり、偶然のようでもありますが、
めまぐるしく変わる状況の中で、一瞬、一瞬の判断の連続で描かれる
スポーツがサッカーです。

そのすべては、時間が支配しています。

どんなに練習を積み重ねて、戦術を立ててみても、
試合が始まったら、個人の思い通りになる瞬間なんて、
たぶん一瞬もないし、同じ状況は二度とありません。

1秒前の状況と、今は、ゼンゼン違う。
個人スポーツなら、ある程度コントロールできるのかもしれませんが、
22人の集団によって描かれる状況は、めまぐるしく変化します。
その状況、状況によるベストな判断は何か?

一瞬、一瞬で変わる状況。
さっきのパスコースは、1秒後にはもうないのです。
時間だけは淡々とすぎていきます。
だから流れを読み、常に全体を見渡し、その瞬間、瞬間の状況判断を
冷静に、かつ創造的に描く事が重要です。

無難に、無難に。

勝つためには、時にはそれも重要でしょう。

大切な場面だから、何度も練習したプレーを。

みんなでつないだボールだから、それも大切な事です。

でも、それだけでは、たぶんつまんない。
よい職人だね、とは言われるかも知れないけど、
お客さんに感動は与えられません。

だからといって、別におかしなパフォーマンスを
する必要も、たぶんゼンゼンないのです。


その2度とない状況を冷静に、ただ無心に素直に向き合えるか?
そして、その状況を心から楽しむ気持ちがあるか??


たぶん、大切なのはそれだけ。

時間はただ過ぎていきます。


どんな状況であれ、その瞬間にベストをつくす気持ち。
その状況にワクワクする気持ち。


最高にシンプルな思考だけが、
集中力を、最大限に研ぎすまします。

あとは、自分のカンカクを信じる事。




基本的には、サッカーは個人プレーだと思います。


でも、そんな意識をを共有できた時、
究極の個人プレーの連鎖が、
究極のチームプレーとなるんじゃないかな、、、、。



個人個人は全然違うけれど、
だから違えば、違うほど、きっとすばらしい。


そしてたぶん、そこには言葉はいらない。


posted by 西久保毅人 at 08:19| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

カラオケ

たいがい、3歳くらいの子どもが、

「どれっくらいのっ」

と歌えば、その後は、

「おべんと ばっこにっ」

って、続くのが、健全な発育だと思うんですが、
ウチのソラの場合、

「ねうちが あーむだよー ぼくが いまいきてる このせかーい」

と、ミスチルのHANABIです。

ソラにとって、この曲は、ヘリコプターの歌として一番のお気に入りです。
つまり、はたらく車と同じ価値の歌、、、。

405.jpg

それと、最近は、

「あいびりーーーー。」

と。

僕はテレビ見ないんで分かんないんですが、これはどうやら
中島みかのオリオンらしい。

アイビリーブ、、、、。なぜ??


さて、こないだ、久しぶりに子供達と公園行った帰り道、

「もういっかいもーいっかーい。」

と、またHANABIを歌いながら、

「ね、からおけいって、もーいっかい、歌オッか?」

と、ソラ。

家に帰ってからも、ドライバーをマイクに、道ばたで

「もーいっかい、もーいっかーい。」

どうも、今日は、どうしても、カラオケの気分らしい、、、、、。

まぁ、僕も最近、めったに家にいないんで、
子供3人連れて、4人で昼カラへ行きました。

といっても、しょっちゅう行く訳ではなく、子供連れていくのは、
1年ぶりくらいではないかな?
どうせ行っても、ノノとか、

「あたしは、歌わないよ、ぜったい。」

と、恥ずかしがるからあんまり面白くなかったんですが、
今回は、ちょっと違いました。

ソラも、はじめてHANABIとあいびりーをフルコーラスで歌えて満足なようだったし、
ノノもリンタロウも、ここ1年くらいの知ってる曲を次々入れちゃあ、
大声で大合唱。

マイクは2本しかないので、

「リンタロウはさぁ、パパと同じで声デカいから、マイクなしね。」

とノノに仕切られますが、リンタロウはリンタロウで、とにかく歌えれば
いい様で、全曲、大声で歌っておりました。

さすが、小学生にもなると、カラオケくらい読めちゃうんだね、、、、、。

嵐に、羞恥心、アラジンに中島美香に、ミスチル、、、、

と、会社の忘年会みたいなカラオケでしたが、
結構、一緒に楽しめる年頃になったんだなぁ、、、。

いつも、恥ずかしがって、人前では歌わないノノも、
なんだか、その気になってマイクで歌ってるのも、いい感じ。



たまには、いいもんです。



さすがに、ソラは、1時間もいると、オトナの歌には飽きたようで、


「やっぱさぁ、、、はたらく車にしてっ。パトカーでるやつ、、、。」


と、最後に、健全な3歳にもどっていましたが、、、。




























posted by 西久保毅人 at 03:48| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月26日

サンタ

子供が3人いると。サンタもそれなりに大変です。

10年前までは、女の子へのプレゼント探しに、
毎年、街を走り回っていた僕は、

今では、毎年、子供達のプレゼント探しに、街を走り回ります。

付き合う女の子は、たいてい一人だったので、
使う頭も、シンプルで良かったけれど、

3人それぞれ思い浮かべながらのプレゼント探しは、
ちょっと目がまわります。


ソラは、最近歌ばかり歌っているので、
どうか、将来、ミスチルになってくれるように、
プレゼントは、マイクと決めていました。

リンタロウには、大きな、大きなシャボン玉が作れるような、
そんな大きな輪っか。

ノノは、どうやら学校では笛がうまいようなので、
ちょっと怪しい音が出そうな、外国のたて笛。


今年は、忙しくて、当日までクリスマスである事をすっかり
忘れていたので、約1時間、街を走り回り、目が回りそうになりながら、
そんなプレゼントをギリギリで準備しました。


今や、ネット時代。

たくさんの情報があふれていて、オトナもコドモも、
知ろうと思いさえすれば、同じ情報が、何でも手に入ります。

ウェブ進化論など読むと、
知を再編集するのだとか、すべてが、ウェブ上で淘汰されていくのだとか、
あれやこれやと書いてあるし、ある意味では正しいのだろうけれど、
僕は、正直、ネットの情報っていうものを、ゼンゼン信用していない。

なぜかと、いうと、それはあくまで、「情報」でしかないからで、
「正しい」事が、必ずしも幸せであるとは、思わないからです。


サンタが、本当にいるか?

そんな事、ネットで5分もかければ、たぶん答えは分かります。


たぶん、親がコドモに最初につく「うそ」。

そして、コドモが最初に接する「うそ」。


なんで、人間は、「うそ」を発明したのでしょうか??



、、、、クリスマスイブの夜、うちの子供達は、
3人で、サンタさんにお菓子を用意していました。

わざわざ、遠くから来てもらって、プレゼントをもらうだけじゃ
悪いと思ったからかな?

小さなカゴに、お菓子を入れて、手紙を書いていました。

ソラも、

「パパ、これサンタさんにあげるから、食べちゃダメダヨ、、、、。」



サンタさんへ

つまらないものですが、どうぞなかみは、おいしので、
もってってください。
おげんきで、ながいきしてください。りんたろうより。



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、、、、まぁ、夜中に食べる大量のチョコレートは、
ちょっと、胃がもたれましたが、
たぶん、そこには、ネットでは絶対にえられない、

一生忘れられない「ぬくもり」がありました。


たぶん、それだけが真実。
posted by 西久保毅人 at 01:40| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

グッジョブ

そういえば、年末の事。

僕の弟家族に、3人目のコドモが産まれました。
うちの親にとっては、6人目の孫となります。


とてもおめでたいのだけれど、アニである僕にとっては、

「おっ、いよいよ並ばれてしまったか、、、、。」

という、ちょいと微妙な感じもする今日この頃、、、、。

431.jpg

男兄弟って、そんなものかも知れませんが、
アニはいつでもエラくて、スゴくなくてはならないっていう、
妙な意識が昔から僕にはありまして、
そんな訳で、大事なところでは弟に負けられない訳なのです。

たぶん、弟はそんなこと考えていないんでしょうけど、、、、。


実際、実は、結婚自体は、うちの弟の方が早かったんです。
当時、僕が25歳くらいの時かな。

おめでとさん、といいつつも、
無意識のアニ本能としては、

「やばっ、、、。」

みたいな意識があったのかも知れません。

めでたく、できちゃった結婚という、大技を華麗に決めた僕は、
結婚した日こそは、弟に負けたけれども、

「西久保家に、初孫誕生!」というイベントとしては、
鼻差で、大逆転をし、アニの面目をなんとか保ちました。


それから、それぞれ子供が産まれ、僕が3人、弟が2人、と
昨年までの時点で、僕が一歩リード。
年末の佐賀新聞掲載でも、ちょっとリードを広げた感はあり、


まぁ、アニが本気になれば、こんなもんだよ、はっはっは。


、と、かなりタカをくくっていたのですが、、、、。


それが、なんと、年末のロスタイムでの、同点弾。


しかも、なんとウチの父親の誕生日があと数分で終わろうとしている
まさにロスタイムでの、出産。

ようするに、僕の父親と誕生日が同じ、というおまけ付き。


これは、やられましたね、、、。


同じ1点でも、ちょっとまねのできないファンタジーゴールです。


これは、困ったなぁ、、、、。


というのが、アニの本音。


あんまり、弟にやられたーっ、て思ったコト、そういえばあんまり
なかったのですが、こればかりは、やられましたね、、、、。


敵ながら、あっぱれです。


グッジョブ!



、とそんな訳で、この戦いは、延長戦に突入していくのでありました。




これは、
実は、佐賀にも、3人の隠し子が、、、!!
とか、4人目は、なぜか分からないけど、金髪のハーフだった!!
とか、リンタロウ、佐賀西高に留学!!

くらいじゃないと、勝てねーなぁ、、、、。


困ったなぁ、、、、。

































posted by 西久保毅人 at 19:18| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

3500円

毎週水曜日の夕方は、
相変わらず、ノノのピアノレッスンにくっついて行っています。

おかげで、また2月には、発表会。

今度は、連弾2曲です。(予定、、、、。)


先日の練習にて、年末さんざんサボっていたため、
あまりのボロボロさに、

「、、、、、、、1曲にする??(1曲にしなさい、、、。)」


と、ケーコ先生。

さすがに、イラっとした模様、、、、、。


イラッとするよねぇ、、、、、これじゃ、、、。


しかし、ここであきらめては、
ますます練習しなくなるので、


「いや、、あの、、、、、、、、2曲で、、、、。」


と、なんとか残り1ヶ月での名誉挽回を誓いました。

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さて、ピアノの日の、僕のもう一つの楽しみは、
八百屋でのまとめ買いです。


僕はどうも、西友とか、生協とかの大きなチェーンのスーパーという
やつが嫌いで、並んでいる野菜も、なんだか個性がないし、
並んでいる店員も、なんか、事務的で、どうも金払う気がしない。

なので、できるだけ、昔ながらの八百屋とか、肉屋で買い物をします。

ちょうど、ピアノ教室の近くに、昔ながらの八百屋があって、
週に一回、レッスンのあとは、ノノと買い物をして帰るのが、
お決まりのコース。

そこは、新鮮な野菜以外にも、肉とか、魚とかも置いてあり、
どれも美味しそうなので、
何となく、一週間で食べたいもの、おいしそうなものを無造作に
かごに詰め込みます。
ノノは、ノノで、お菓子コーナーで、お菓子を吟味。

なんとなく、値段も大して見ないで、かご一杯を目安に
一週間分の食材を詰め込むと、レジへ。


すごく不思議なんですが、
ここ1年くらい、そんな感じで毎週買い物をしているんですが、
毎回ほぼ3500円前後。

3300円くらいから、3700円くらい。

いつの日からか、ホントに値段見なくなりました、、、、。

それででも、3500円前後、、、、。
3000円を切る訳でもなく、4000円を超える訳でもなく、、、。


結構、毎回、違うもの、買ってるんだけどなぁ、、、、。


レジに運ぶと、
「今日は、なんえん??」とノノ。


「うーん、3650円かな、、、。」


なかなかぴったりは当たらないけれど、
とにかく、3500円前後なのです。


これは、すごいなぁ、、、、、

と思う反面、

僕が、一週間で食べたいものなんて、
どんだけ値段見ずにかごに放り込んだところで、
しょせん3500円前後か、、、、、、。


と、あまりの庶民さ加減に愕然とする今日この頃。



まぁしかし、3500円で、両手いっぱいに食べたいものが
買えるっているのは、それはそれで幸せな事なのですが、、、、。











































posted by 西久保毅人 at 02:41| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

ソラのJ-POP

最近、保育園に行きながらソラが口ずさむのは、

「いきて− いるのがー つらいー なさー」と、なぜか直太郎。


そういえば、ソラが、童謡やコドモの歌を歌ってるところ、
ほぼ聞いた事がありません、、、。

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ノノやリンタロウの3歳の時と言えば、
ぞうさんや、ももたろう、なんかの童謡を
一応、一緒になってうたっておりました。
3歳の子供のいる家庭と言えば、大抵そんなものです。

ちょうど、ノノの頃、
将来の夢が、「うたのお兄さん」だった僕は、
ギターコードが書いてある童謡の本を買っては、
30過ぎて、ギターデビュー。

30の手習いなので、たいしてうまくはなりませんでしたが、
それなりに頑張ってみました。。

しかし、、、、

3人目ともなると、さすがにまた「ぞうさん」から
やり直し、ってのは、少々つらいものがあります。
意外と童謡難しいし、
別に,ぞうさん好きな訳じゃないですし、、、、。

めんどくさ。
それより、早くみんなでカラオケ行きたい、、、、。


と、そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、
どういう訳か、ソラは、いきなりJーPOP。

思い出したように口ずさむのは、

「いーちばん きれーいな ろってあんだろー。」と、ミスチルや


「なーいたのはー ぼーくだぁたー よわさをみせないことが そー。」と中島美嘉。

等々。

大抵、半年くらい古いですが、
すごいのは、ミスチルなんかは、ほぼフルコーラスで覚えていて、
後は、ノノと母親の影響で、嵐もけっこう歌えます、、、。

ソラがミスチルを好きになったきっかけは、
コードブルーのヘリコプター好きもあるんだけど、
実は、ボーカルじゃなく、「たいこの人」。

大きな口を開けて、叩くまねをしてるから、何だろうと思ってると、

「ミスチルのさぁ、たいこの人だよ、、、。たぶん。」とノノ。

、、、あぁ、なるほどね、、、。

確かに、あの野性的なビジュアルは、印象的です。
言われてみると、ホンの数秒しかテレビには映らないけど、
結構、強烈なインパクト。珍獣系、、、。

ミスチルファンは、数多くいても、「たいこの人」から入るやつは
珍しいんじゃないでしょうか、、、、?

しかし、残念ながら、テレビにミスチルが出ても,なかなか「たいこの人」
を映してくれません、、、、。


どこかに、ミスチルの「たいこの人」をメインに撮った
DVD、ないんでしょうか、、、、?

あれば買います。。。。


さてさて、そんなソラですが、
3人の中では、一番音楽のセンスが良さそうなのも確か。
歌も、一番うまいんじゃぁ、、ないかな。
適当にピアノをたたきながら、たまに一人で語り弾きしています。


気になるのは、終始こんな感じで、
かなり手抜きで、プロセスを省略しがちな親に育てられているため、
人として刻まれるべき脳みそのしわが、
確実に、他の子より少ない気がするコトでしょうか、、、、。

こんなんで保育園では、
お友達との会話は、はずんでいるのか、どうかは定かではありません。
posted by 西久保毅人 at 23:46| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

忙しい日曜日

昨日は、ピアノの発表会。

けーこ先生の発表会は、けーこ先生がプロの歌手でもあり、
社交的でもあるため、
幼稚園生から、音大を目指す高校生、プロの歌手を目指す音大生や、
飲み友達の大人まで、いろんな人がピアノやら歌を披露します。
歌っていっても、ソラのミスチルみたいのではなくて、
ガイコクの、まき舌系の本格的なヤツ。

なので、始まる前は、そこら中で、

「あっはっはっはっはーーー。」
「ピーヒャラララララ。」

と、ソプラノの発声練習がそこら中で、響き渡ります。
どういう声帯をしているのでしょうか、、、?

僕やノノなんかは、
その場にいるだけで、音大のおねいさん達の迫力に、
かなり萎縮気味、、、。

「まだ時間あるから、自由にピアノさわっていいわよ。」

って言われても、
みんな平気で、タララララーン、と弾いちゃうから、
それだけ聞いてもあまりに皆さん上手すぎて、
というか、格の違いをまざまざと見せつけられて
なかなか、皆の前で、さわる事ができません。

さわっていいよ、と言われて、
ホントにさわるだけなのは、僕くらい、、、、。
ノノは、早々に固まっています、、、。

あー、場違いなとこに、来てしまった、、、、
レンダンするなんて、言わなきゃ良かった、と
毎度の事ながら、ガチガチに緊張しました。


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そんな訳で、あっという間に、本番です。
最初は、ノノが一人で3曲弾いたんですが、
ノノは、何と言うか、どうやら本番に強いタイプらしく、
練習で弾いた事ないくらい、見事に弾き終えました。

そんな事されては、ますます僕の立場がありません、、、。

さて、レンダン。
挨拶を終えて席に着くと、頭はマッシロ。
とりあえず、最初の音だけ間違わないように注意して、
後は、間違えてノノさんに後で怒られないように、
慎重に、慎重に、弾きました。

一曲目はエーデルワイス。
しかも、ノノが歌いながら弾くため、間違えると歌も台無しです。
練習では、僕もいい気分で口ずさみながら弾いていたのですが、

「パパ、うるさくて気が散るから、隣りでウーウー言わないでっ!
 ノノが歌うんだから。。。。」

、、、そういう訳で、僕のお口は、ミッフィーちゃん。。。。。

そんな一曲目が無事終わったので、
後はなるようになれと、2曲目の渚のアデリーヌを弾きました。

一応、手は、目で見えているんですが、
極度の緊張から、
なんか、もう、自分の意思で手が動かせないカンカクというか、
楽譜をチラッと見るゆとりもなく、なぜか、どんどん加速してしまう
指をなんとか必死でおさえよう、おさえようと、
気がついたら、終わっていました。

間違えはしなかったようですが、
どういう風に自分が弾いたのか、さっぱりキオクがありません。


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あー、良かった。終わって。

しかし、終わったら終わったで、
本番までのプレッシャーもすっかり忘れて、
気持ちは、次の発表会。

まぁ、僕は、基本的に本番で伸びるタイプなので、

ノノに、

「パパ、もう恥ずかしいから、練習に憑いて来ないで、、、。」

と、言われるまでは、しつこく憑いて行こう、と思っています。

高校生くらいまで、できるといいけど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:29| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

コアラ

子供達とコアラのテレビを見ていたら、

もぞもぞと、僕の背中をソラが登ろうとしています。

ちょうど、

「コアラは一日の半分以上を、木の上でくらします。」

って、テレビでやってたからじゃん、とノノ。

なるほど。
オヤジ顔だけど、3歳児らしいトコ、あるじゃん。。。。。

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と、思って、放っといてみました。

悪戦苦闘して、なんとか自力でよじ登ると、
僕の耳をつかんで、
今度は、激しく前後左右に揺れ始めました、、、、、。







、、、、、、、。
コレじゃん、、、、。






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posted by 西久保毅人 at 23:55| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

リンタロウのバレンタインデー

どうやら、リンタロウはクラスでモテてるらしい。
ハゲのくせに。

そんな噂はチラホラ聞いていましたが、、、、、、。


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まず、第一弾は、2/13日。
この日は、授業参観だったので、夫婦で小学校へ。

リンタロウのクラスの前の廊下にいると、

「あのー、もしかして、リンタロウ君のお母さんですか?」

と、呼びとめられました。

「あのー、うちの子が、リンタロウ君にチョコレートをあげたいみたいなんですが、
明日、土曜日でお休みなんで、私が預かって来たんですけど、、、、
リンタロウ君にあげてもらえますか?」


おー、リンタロウ、やるじゃん。

と、ここまでは、まだ僕も平常心。

まぁ、一個くらいはね、、、、僕の子としては。。。。。


さて、土曜日2/14日。


事務所にいると、ノノから電話。

「あのさぁ、、、リンタロウのクラスの女の子が、
 家にチョコレート持って来たけど、リンタロウ、サッカー行ってて
 いないから預かっといたけど、、、。」


おー、第二弾。
休みの日に、家に持ってくるとは、、、、、、。
まぁ、このくらいはね、、、、、僕の子としては。。。。。


さて、日曜日。2/15日。
バレンタインデーなんて、すっかり忘れて
夕方家にいると、電話がかかってきました。

「あのー、リンタロウ君の同じクラスの何々の母ですけど、、、。」

「はあ、、、。」

「一日遅れで申し訳ないんですけど、
うちの子が、リンタロウ君にチョコレート作ったので、
これから持参してもよろしいでしょうか、、、、?」


「はぁ、、、、。」


と、いう訳で、しばらくすると、お母さんと一緒に、
女の子がやって来て、リンタロウに手渡しでチョコをプレゼント。


す、すげー。。。。。。


また、その後のリンタロウの態度が、また、
コレがモテる男の秘訣でしょうか?

「ホレ、これやるよソラっ。」

と、近くでエサを待ってるソラに、おしげもなく与えていました。
その子がまだ見てたんで、とりあえず、ぶん殴っておきましたが、、、、。


しかし、こう、目の前で見せつけられると、
父親としては、微妙なものです。
しかも、一年生にして、三つも、、、、、。


将来、リンタロウとは、一人の女を取り合う日が来るかもしれん、、、と、
心の準備はしていたのですが、
それは、以外と、早いかもしれないなぁ、、、、、。

と、危機感を感じたので、
とりあえずその晩、バリカンでリンタロウの頭を丸めときました。

posted by 西久保毅人 at 23:19| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

10年紀

仮面ライダー「ディケイド」ってやつが始まりました。

うーん、ディケイド? 10年、、、、。

て、そのネーミングを不思議に思ってたら、
まさに予感的中。

これまでの10年間の歴代仮面ライダーがつぎつぎと登場するっていう、
裏技のような仮面ライダーです、、、、、。

時空がゆがみ、過去のライダー達の世界が融合しようとしている世界。
仮面ライダーディケイドが、過去の9人のライダーの世界を旅し、
それぞれの世界のライダー達と戦ったり、しながら世界を守るっていう
そんなストーリー。

おまけに、ディケイドは、これまで10年ののすべてのライダーに変身できちゃうっ
ていう、夢のような?仮面ライダー。

だから、最近のキバから、電王から、カブトから、クウガまで、敵もそのまま
出てきちゃう。


さすがに、役者は、オダギリジョーや、水嶋ヒロは出てこず、代役ですが、
よくやったものです。


そんな訳で、久々に、我が家も家族で仮面ライダーにはまっている訳ですが、
なるほど、うまいなぁ、というか、思わぬ出来事というのは、
古いおもちゃが、また日の目を見ている事です。

子供なんて、あっさりしたものだから、どんなに前の仮面ライダーに
はまってても、次のが始まると、もう前のライダーベルトでは遊びません。

そんな訳で、うちにもカブトやら、電王やら、キバら、、、、といった、
リンタロウがおばあちゃんにおがみ倒して手にれた過去のライダーグッズが
段ボールに山のようにあります。

しかも、最近の仮面ライダーって、1年を通して、徐々に進化していくから、
それにあわせておもちゃが発売されるので、ストーリーの前半に発売された
ベルトなんかは、1年を通して遊べるのですが、
ストーリーの終盤の、12月頃に発売される最終兵器的なおもちゃっていうのは、
実は最終回までの1ヶ月くらいの命しかありません、、、。

そういうのは、意地でも買いませんけど、、、、、。

そんな訳で、まぁ、捨てるしかないかな、、、、、と思ってたのに、
ディケイドで、過去のライダーが出てくるものだから、
また、段ボールから昔のおもちゃを引っ張りだして、今度は
ソラが変身しています。

子だくさんにやさしい、仮面ライダーディケイド。
これは、ありがたい出来事です。


まぁ、こんな裏技のような番組やっちゃったら、次の仮面ライダー
どうする気だよ、、、、っていう思いもあるんですが、
おかげで捨てる直前のおもちゃが大活躍。

買わなくていいから、家計にもやさしい。

まぁ、少子化で、視聴率も比例してるだろうから、
ちょっと上のライダー世代にも目を向けさせる、とか、
いろんな策略もあるのでしょうけど、
一つのライダーキャラを、1年通して見るのは、よっぽど魅力がないと
最近はつらいものがあったので、
今回の、ディケイドは、我が家的には、


あると思います。


個人邸にはこのまま、10年とはいわず、
30年くらいさかのぼり続けてくれるのを、
実は楽しみにしているのですけれど、、、、、。

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posted by 西久保毅人 at 01:25| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

デカい

まぁ、もともとノノは、デカかったので、今さらって感じでは
あるんですが、先日、授業参観にてクラスの子達と並んでるノノをみて、
改めて

「デカっ。」

と、思いました。


たまたま、並んでる子が小さかったのもあるんだけど、
まわりの同級生が、みな肩下って、どういうこと、、、?
ガリバー?

3年生で、143センチ。

なんだか、クラスメイトが小人のように見えます、、、、。


この調子だと、6年生頃には、170センチくらいになって、
たまにいる、オトナがランドセルしょってるような、かわいそうな子、
になってしまいそうです、、、、。

まぁ、そのくらいで、止まればまだヨメのもらい手もあるんでしょうけど、
180にでもなろうものなら、なかなか、もらわれないかもしれません、、、。

僕としては、その方が心配です。

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でも、本人は、いたって気にする様子もなく、
クラスで一番デカくなった事に、かなり誇らしげ。

ただ、やっぱり脳みそは、3年生な訳だから、かなり見た目と
やる事には、ギャップがあって、弟が2人もいるんだから世話好きか?っていうと
そうでもなかったのです。今までは。


でも、先日の事。

ちょうど、夕方から数時間、子供達だけ家に放ったらかしにせざるをえない
日があって、夕食だけ準備して、ノノに、

「パパ、10時頃まで帰ってこないけど、アトよろしくっ。」

と、バタバタと出かけました。

大抵、こういう日は、
家に帰ると、ソラが泣き叫び、リンタロウもリンタロウで、我関せず、と
テレビを見ていて、ゆっくり本を読みたいノノは、その状況に耐えられず
発狂、、、、、、っていう、シーンに帰宅して、

「あーあぁ、、、、。」

という、状況だったのですが、


その日、家に帰ると、もうふとんを敷いてあり、
リンタロウは暴睡。
ノノは、ソラのオムツを替えて、一緒に寝かそうとしているところでした。
ソラも面倒を見てもらってご機嫌な様子で、

「パパ、ソラ君のオムツ替えといたからっ。じゃあね、おやすみっ。」

との事。

なんだか、拍子抜けっていうか、
ノノに何が起こったのでしょうか、、、?

何となく、急に、最近ソラの事を気にかけるようなそぶりを見せるように
なったノノ。

ボセイホンノウっていうヤツ?


コドモはどんどん変わっていきますねぇ、、、、。

posted by 西久保毅人 at 22:53| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

映画

電車に乗っていると、たまに小さな子供が声を出しながら
本を読んでいたりします。
本人は声を出しているつもりがあるのかないのか、分からないけれど、
小さな子供にとっては、「本を読む」っていう行為自体が、
「声を出して読む」ってコトなんでしょう。

そういえば、逆にいつから、本を黙って読むようになったんだろう?

ノノはもうオトナ読みだけど、リンタロウはいまだに教科書を
声を出して読んでるし、ソラも誰も近くにいなくっても、もちろん
まだ文字は読めないけれども、声を出しながら仮面ライダーの本を
読んでいます。


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それは、歌も同じで、コドモにとっては、知ってる歌が流れてきたら、
一緒に歌うのが当たり前。
そこが、家のテレビの前であろうと、電車の中であろうと、
映画館であろうと、、、、、、。


週末に、ノノ、ソラ、リンタロを連れて実写板「ヤッターマン」を
見に行きました。
ノノは、どうも最近、セケンテイとか常識やルールを気にするメンドクサイ
チビオトナになりつつあり、今回も電車の中で、終始、

「あのね、ソラくん、映画館の中で、ぜーーーったい、歌っちゃダメだからねっ。

分かった??歌ったらエイガカンのヒトから怒られるからね、、、。」

と、お受験に向かうコドモの母親のように指導していました。

、、、、自分だって、2.3年前まで、
映画館でドラえもんを大声で歌っていたくせに、、、。

だから、女はメンドクサイ。

ソラも、うんうん、言ってはいるものの、そんなルールが、脳みそに
刻まれる訳もありません。

さて、映画館。
案の定、「ウーーーーワワンワンッ」と流れると同時に歌いだすソラ。

「シッッ!」

と、隣りに座る常識かぶれのノノからは、必要以上にチェックを入れられ、
一瞬黙るけど、5秒ぐらいすると、また

「ウーーーーワワンワンッ」

と、歌いだします。
まぁ、ソラにとっては、そのために映画館に来ているようなものだし、
どうせヤッターマンだからいいんだけど、あんまりノノにダメだしされるし、
ヤッターマンは妙にリアル過ぎていつものと違うし、真っ暗だし、、、、、
で、ついに、大声で泣き出してしまいました、、、、、。

そういえば、ぽにょの時も、感動のラストシーンで、ソラ、泣き出したなぁ、、、。

ソラの泣きのツボがイマイチつかめませんが、
まぁ、泣かれるよりも歌っている方が、多少は良いので、
歌は解禁する事にして、なんとか最後まで見る事ができました。


まぁ、歌いたい時に、歌えない、というのはソラにとっては、
かなりのストレスなんだろうなぁ、、。

そもそも、「歌うなっ」ていう、意味が分からないんだろうなぁ、、、。


僕的には、甲本ヒロトが歌うヤッターマンがよかったな。。。



posted by 西久保毅人 at 01:12| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月31日

えいご

就職活動真っ盛り。

世間は、明日から新年度というのに、
ケンチクの、特に設計を目指す学生というのは、
季節外れのこんな時期に就職活動をする人も多く、
ご多分にもれず、僕もそういうタイプでした。。。

コジン的な言い訳としては、
とにかくその時点の僕のジンセイの最終目標は、卒業設計な訳だから、
それを作り上げるまでは、就職活動なんて考える余裕はないっ、

という、出来の悪い学生の、典型的な言い訳を胸に、

「まだまだ、僕は本気を出していないだけであって、
180人中、150番という、成績は、きっと何かの間違いで、
たぶん、卒業設計で、サヨナラ満塁ホームランをうてるはず!」

と、サボりにサボりまくった学生生活を帳消しにするような一打を
夢に見ておりました。

結果は、大物狙いの、第三振で、なかなかイチローみたいには
いきませんでしたが、、、、、、。


でも、きっと、まだ僕は、本気を出していないからこんなだけど、
きっと僕のバットの軌道に、ボールさえ当たれば、目の覚めるような
ホームランが打てるに違いない、っていう、訳のわからん妄想だけは
人一倍、あったような気がしますし、いまだにそういう妄想癖は、
変わっていない気がします。


最近、そんな妄想があるのかどうかは分かりませんが、
就職希望の学生から、ちょこちょこ連絡をもらう事が多くて、
つい、そんな自分の昔の事を思い出します。

最近は就職活動もメール。

世代ですね。


そういえば僕が、初めて象設計集団に電話した時の事。
今でも、鮮やかに、その電話の一字一句、覚えています。

どこにあるかも分からなくて、
行かせてもらえるかどうかも分からなくて、
でも、はっきり言って、他の事務所で働くくらいなら、もうケンチクやめる、
っていうくらいの意気込みだけはあって。

ウエブもメールもない時代。

なんとか、人ツテに電話番号をゲットして、
話すセリフを何度もイメージトレーニング。

「あの、ハジメマシテワタクシ、メイジダイガクケンチクガクカノ
ニシクボトモウシマス。アルバイトデモナンデモ、
ドンナカタチデモカマイマセンカラ、
ゼヒイチドオンシャニウカガワセテイタダケマセンデショウカ、、、、、?」

電話に出た、妙にダンディーな声の男性が

「うーん、まぁ、アルバイトも募集はしていないけれど、
図書館として事務所に来たければ、いつでも来ていいですよ。
場所は、原宿何丁目の ラ・メゾンドローズ というマンションで
訳すと、バラの園の住宅という名前のマンションの○○号室です。」

「ハッ、ハイ、アリガトウゴザイマス,、、、、、、、、、、。」

嬉しかったなぁ、、、。目の前がぱぁっと、開けた気がしたのを
覚えています。マンション名を訳して教えてくれるなんて、やっぱ
違うなぁ、、、、さすがだなぁ、、、国際的だなぁ、、、、、と。

後から、そういう風にしゃべる人は、
その人、一人だけだというのを知りましたが、、、。



しかし、時代は、国際的。ネット社会です。


今日、事務所に面接に来た子に、

「そういえばさ、なんでニコを知ったの??」

って、聞いてみましたら、

「、、、えーっと、ガイコクのサイトに、写真が載っていまして、そこで知りました。」

との事。


ガイコクのサイト、、、、、。

えーっと、、、、身に覚えがないんですけど、、、、、。


そんな訳で、探してみたら、ありました。

http://whatwedoissecret.org/madebyblog/tag/husband-and-wife/


へー、こんなサイトがあるんですね。
、、、、ていうか、完全に無断盗用ですね、、、、、。

まぁ、でも、どこのガイジンさんか知りませんが、
数ある中で、トップに白石家の写真を載せるなんて、なかなかセンスいいです。


ABOUTO NIKOってのも、結構笑えます。

なるほど、2004年に、ユミコハラが、ジョインして、now his partner in life.

英語で書かれるとなんか、イッチョマエな感じですね。


てコトは、ガイジンさんも見てるって事??
えいごバージョン作った方が良いかしら、、、、、?


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2009年04月08日

ベルト

昔からベルトをしないでズボンをはく、っていうのはどうも気持ちが悪くて、
男と女が関係あるのかどうかは、分かりませんが、ダメなのです、、、、。

いつからかなぁ、、、。

よく、ベルトをしないでジーパンとか履いてる人もいて、

「ジーパンにベルトなんて、ありえないね、、、。
 腰だよ、腰!」

て、言われたけれど、
僕は、どんなズボンでも、ベルトをしないとなんか、落ち着かないのです。

自分に自信がないからでしょうか、、、?


そんなことと関係あるのかどうかは、分かりませんが、
昨日、ソラがおばあちゃんにおがみ倒して、ライダーベルトを手に入れて来ました。
しかも、今やってるディケイドのベルトは売り切れていたらしく、
5つか6つ世代前のベルト。

それでも、ソラは満足げ。

もう、ウチにライダーベルトが何本あれば気がすむのでしょうか、、、?

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もうすぐ生誕40周年になる仮面ライダー。

いろんなヒーローの変身グッズはあるにしても、
仮面ライダーの変身アイテムはいまだに変身ベルトです。

僕も仮面ライダー、好きだったけど、
ベルトは買ってもらったキオクないなぁ、、、。

ホントに変身できないのは、半分くらい分かっているにしても、
あんまりソコは、きっと重要ではなく、
ベルトをつけて、変身ポーズをするのが重要。

でも、ソラくらいの年だと、現実と、テレビの境目ないから、
本人はホントに変身しているつもりのようです。

とにかく、なんでもなりきるのが一番大切。

他人にどう見えようが、
変身しているものは、変身しているのだ。

そう思っていれば、きっと、いざという時、
ホントに変身できるものです。


柔道でいえば、黒帯か?


とにかく、男にとって、
腰まわりを、きゅっ、とするっていうのは、
一つの儀式なのかも知れません。

そんな意味で、ベルトで変身するっていうのを最初に考えた人は、
すごい着眼点だったなぁ、と思います。


まぁ僕は、おもちゃのライダーベルトは、
ウエストが合わなくって入らないから、
なんか、変身できそうな感じのベルトを今度買ってみようかなぁ。。。。








posted by 西久保毅人 at 01:44| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

ジグザクの路地

現在の街や、ケンチクって、あたりまえだけど、法律によって引かれた
見えないラインによって形成されています。
たとえば、民法により定められた50センチという数字が
街並の中で家と家のスキマをつくり、
4m以上ないと道じゃないからねっていう、道路法が道をつくり、
北側斜線が、家の形を作ります。

こういう数字やラインは、あるときっと便利なんだろうけど、
法律で決まる事で、

「何のためにっ?」

ってコトを考えるのを人はやめてしまうので、
その結果として新興住宅地では、
同じようなスキマの開いた、
同じような道幅の、
同じような家のならぶ結果になるのです。

そのようなコトを考えると、法律で定められた寸法が、
「どんな世界を目指してるのか?」
って事が、たぶん一番重要で、ナニを尺度にしているかによって
きっとできる風景がゼンゼン変わってきます。

そういう意味で、法律って、
多少の誤差はあっても、大方同じような、すがたかたちを
生成するためのDNAみたいなものなのです。

さて先日、お問い合わせのあった土地を見に、北区十条へ行ったのですが、
僕的には、かなり面白い街でした。

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まず、解体予定の古屋がなんか、カッコいい。
古びた茶色の塗りカベと、ブルーのとたんの雨戸の色の組み合わせと質感が
とても奇麗でした。
そして、かなりの密集地なのに、なぜか家の両方が90センチくらい開いてる感じが
なんというか、大らかというか、、、。
90センチ。
よくみると、そこはアプローチ空間で、人が通るために空けたんでしょう。
2階が、くいっと出っ張ってるのが、ちょっとした入り口の庇みたいになっています。

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そして、前面道路は、幅1m〜3mくらいのジグザクの路地。
こういう道幅で接道した街並が、いたるところに張り巡らされています。

「どうやって工事すんの??

 車、入れねーじゃん。。。。」

っていう、現実はさておき、なんか、どんどん奥に引き込まれていきそうな
魅力的な街でした。

512.jpg

で、必要以上に、ブラブラしていて、
「はて、なんでこの街は、こんなに居心地がいいのだろう?」
と思ったのですが、理由はきっと前述した基準になっている尺度なのだと
何となく思いました。

例えば、現在の道路法上の、4mっていう数字は、何が基準かというと、
「車が2台すれ違える」
っていう、そもそも車の大きさが尺度になっているのだと推測します。

そういう意味で、この街みたいな、もしかしたら車の普及していない
時代の密集地の道は、人の大きさが尺度になっているのでしょう。

要するに、人が入れるかどうか。

だから、1mとか、2mの道幅は、なんか人間のスケール感があって人に近い
カンカクがあるのでしょう。
しかも、それが、ジグザクに連続する感じは小さな溜まりをつくり、
歩いて楽しい路地を作っています。
こういう街は、軒の低さや、小さなひさし等、小さなしつらえも魅力的。

たぶん、あまりに道幅が狭すぎて、建て替えも道路整備も進まない、
ってのが、実情ではあるのでしょうけど、こんな風景は、今の法律では
再生不可能、である事もまた事実。

子供達が引き込まれていくような魅力的な路地空間。
谷中や根津、大塚などにも同じような風景がたくさんあります。

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こういう、「人間の大きさ」という尺度でできた街には、
実は、魅力的な空間を作るためのヒントがたくさん隠れていて、
とても勉強になるのです。

posted by 西久保毅人 at 11:41| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

古い家

そういえば、つい先日、自宅の引っ越しをしました。

4年間住んだ古い家から、近所の古い家へ。
借家だったのですが、取り壊して売っちゃうという事でしたので、
しかたなく、また近所でまた、できるだけボロい一軒家を探して。

「新しいのはヤダ。」っていうと、大抵不動産屋さんは面食らいます。

ボクの注文はといえば、
あの、、、、。極力、リフォームとかしないで下さい。
クロス?張り替えないで。シミのまんまでいいっす。
畳?そのままで。
フスマ? はがれたまんまで結構です、、、。


そんな感じの親の家探しを見て、リンタロウなんかは、

「、、、、パパ、まさかここじゃないよね、、、、??」

とのコト。

「そう、ザンネンながら、ここなのです。」

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と、そんな訳で、西久保家は、古い新しい家に引っ越したのですが、
中途半端に近所なので、子供達は、たまに間違えて、古い昔の家に
帰っちゃうみたいです。

さて、古い昔の家は、すぐ壊す、との事だったのですが、
いろいろあって、しばらくは放置しておくとの事。

そんな先日、突然不動産屋さんから電話がありました。

「あの、、オタクのノノちゃん。たまにお友達と古い昔の家に遊びに来てる
 みたいなんですよね、、、、、。聞いたら窓から入ったみたいですが、
 危ないので注意しといて下さい。」

とのコト。

「へーーーー。そんな事やってんだ。。。。」


ノノは、ノノで、なんか愛着があるんでしょうね。
保育園から3年生まで暮らした家。

今日から違うって言っても、そうそうすぐに割り切れるもんでもないのでしょうか?

ノノに、

「そういえば、前の家に行ってんだって??」

って聞いてみたら、ちょっとヤバっ、て顔してしらばっくれてたから、
本人も、秘密のつもりだったのじゃないかな。

そんなちょっとデリケートなお年頃のノノがいるかと思えば、
ソラはソラで、家中のいたるところで、

「ボクは、シラナイ。。。。。。」

と、しらばっくれ続けながら、おしっこを漏らしては、マーキングの日々。。。。。


、、、、イヌ?

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posted by 西久保毅人 at 01:43| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

風情

風情があるっていうのは、たぶん、何かが欠落している姿なのだと思います。

その欠落している部分というのは、時代性であったり、経済性であったり、
壊れちゃいそうなもろさだったり、といろいろだと思うのですが、
そういう欠落している部分があるから、
なつかしさや、大らかさという数値化できないような尺度で、
人の心に響いてくるのでしょう。

でも、そういう意味で、風情って、実は、たまに訪れる側からすると、
いつまでもこのままだといいなぁ、、っていうノスタルジックな思いだけで
良いのだけど、実際に風情がある、って思われる側もそう思っているかどうかは
微妙なところ。
どちらかというと、真逆な方が多いのではないかと思います。

その辺が、街の一番難しいところで、
風情って、聴こえは良いけど、具体的に言ってしまうと、
古くて、建具はがたついていて、断熱もあんまりされていなくて、、、、、
と、建物としての性能は満たされていない事が多いのがほとんどでしょう。

おまけに、風情って、どう説明しても数値やデータで価値を示す事ができないし、
それより、不動産屋が、
「オタクの古い家、ワンルームマンションに建て替えたら、利回り◯%で、金利も
安いし、相続税も緩和されるし、容積率パンパンに作らないともったいないでっせ。」

っていう方が、すべて数字で説明できて、分かりやすい。


僕みたいに、

「おー、このブルーのとたん、いいよねぇ。。。」

はナカナカ数値化できません、、、。


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おまけに、そういう風情のある街に限って、商店街で、容積率がたくさんな
ケースが多いから、気がつくと、いつも間にか無愛想な外壁のビルやメーカーハウス
に建て変わってしまっていきます。

たぶん、それが残念だ、っていう思いは、
きっと街の人も同じなのだとは思うのですが、要するに数字なんだな。きっと。

ちょうど、これから工事が始まる浦安の街や葉山に改めて行ってみて、
短期間で、どんどん変わりつつある街でそんな事を思いました。

それは、僕のケンチクの永遠のテーマなのですが、
商業的な不動産屋事情もも満たしつつ、街の遺伝子も引継いでいくような
そんな建て方がきっとあるに違いない、と思うのです。

そして、そんな時に思う僕にとっての風情って言うのは、

例えば、好きな人を連れて来たいとか、自分の子供達に見せてやりたいとか、
自分の親を連れて来てやりたいとか、、、、

やっぱ、どう考えても数値化不可能な、コジン的な思いが尺度になってしまいます。


でも、そういうのって、
親の一方的な思い入れだけで、子供達は、どんなところにだって、
自分の世界を描いていくのですけど。。。。。

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posted by 西久保毅人 at 21:53| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

新緑の公園。

ちょうど、リンタロウが転んでいじけ泣きし始めたので、

「草食べたら直るかもよ、、、。」

っていうのが、どうやら子供達のツボにはまったらしく、
違う草をちぎっては、食べくらべ。


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まぁ、うちの子達は、何食べても死にはしないのだけど、

そのうちだんだん、まわりの育ちの良さそうな、
知らない子達も草をちぎっては食べ始めたので、


「知ーらない。」


と、こっそり逃げ帰ってきました。

草も、食べ過ぎると後味が悪いです。

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おえっ。
posted by 西久保毅人 at 01:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

バリカン

ずいぶんほったらかして、伸びてしまい、
いつも頭をかいていたので、ソラとリンタロウの散髪をしました。

いつもは座った状態で裸でやっていたのですが、
どうもチクチクするのがイヤだったみたいだし、
その毛をはらうのもメンドクサイので、新たな方法を発明しました。


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庭のデッキにごろりと寝かせ、
美容院の洗髪スタイル。
これなら髪の毛が体につく事なく、作業性も抜群。

我ながら、グッドアイディアです。


こないだ、バリカンするよ、といったら、

「、、、、、、ボク、イマ、伸ばしてる、、、。」

と、多少、ロン毛へのあこがれを匂わせ始めたリンタロウですが、
この2人は、しばらくジャガイモ頭が可愛くていいと思っています。

迷子になっても、
「ジャガイモみたいな2人組、、、。」
って言えば、結構目立ちますし、、、、。

527.jpg

しかし、こう2人並べてみると、
顔の大きさが全然違うのに笑ってしまいます。
リンタロウの顔が小さいのか、
ソラの顔が大きいのか、、、、、。

まぁ、リンタロウがメークイーン。
ソラが、男爵と、

どちらもイモには変わりありませんが、、、、、。



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2009年05月07日

オクターブ

連休中の5/2に、ノノのピアノの発表会がありました。

もちろん、僕とのレンダン付き。
ノノのおまけで始めたピアノですが、
ステージも、もう3回目ともなると、慣れたもんです。。。。

この「慣れ」が引き起こす恥ずかしい出来事に、この時の2人は、
まだ気がついていないのでした、、、。


そんな訳で、他の人は自分の曲だけ練習すれば良いのですが、
ノノの場合は、おまけの僕がいるおかげで、自分の2曲+レンダン2曲と、
4曲も練習する必要があります。

よく4曲もできるもんだと、ある意味感心してしまうのですが、
それがコドモの力なのでしょう。

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さて、ソロを引き終え、いよいよレンダン。

ない時間の中で、

僕も発表会にでれるっ!

という、唯一のモチベーションをガソリンに、何百回弾いたでしょうか?

けーこ先生も、僕には危なげない曲
(多少間違えても、それがあじになるような、、、)
を選んでくれるので、練習では、ノノとのレンダンは、もう、ほぼ、
目をつぶっても弾けるくらい、カンペキだったのです。

だから今までは、弾く直前まで、結構ドキドキだったのですが、
そんな感じで本番を迎えたため、ノノも僕も、なんか、ヨユウ、、、、、。


あぁ、、、

今思えば、きっと、その、油断がいけなかったんだろうなぁ、、、、。


呼ばれて、挨拶をして、席に着く、僕とノノ。


せーの、

で弾き始めて、始めは、多少の緊張で、気がつかなかったのです、、、。

ちょっと違和感はあったものの、

ピアノが違うからかな、、、、、?程度だったのですが、
リピートするトコまで、弾いて、


「ヤッパ、ナンカ、チガウ、、、、、。」


と、ふと横目でノノを見ると、ノノは最初から気がついていたようで、
ちびまる子ちゃんみたいに、顔にたくさんのタテ線が見えました、、、。

そうです、僕の感じたイワカンは、、、。

実は、ノノが、イチオクターブ上の間違えた鍵盤を弾いていたのです、、、。
だから、なんか、弾き始めから、ノノの演奏が、ちょっとか弱いような、
遠くから聴こえるような、気がしていたのでした。

しかし、気がついたからと言っても、
こればかりは、途中から変える訳にはいきません、、、。
カラオケで、途中でキーを落とすヤツみたいになっちゃいます、、、。

そんな訳で、途中からは、2人とも気がつきつつ、
しかし、もう戻れない底なし沼に、沈んで消えていったのでありました。


、、、、練習でも、こんな間違いは、一度もした事なかったのになぁ、、、。

弾き間違えならまだしも、
弾く場所、間違えるなんて、、、。

ケンチクでいったら、隣りのシキチに家を建てちゃうような、コトだよなぁ、、。



やっぱり、何ごとも、ある程度の緊張は大切だと、
改めて思った発表会でした。

さぁ、来年は、リベンジ。

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posted by 西久保毅人 at 23:32| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

ジャンプ

子供と歩いていると、ちょっとした段差にすぐ登ります。

登って、ジャンプ。

登って、ジャンプ。

ひたすらその繰り返し。

4年生のノノだって、

「ここ、登れるようになったよっ。」

っていうのがめちゃくちゃ嬉しそうだし、
ソラだって、登れそうな段差を見つけては、ひたすらチャレンジ。

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ジャンプ、っていうと、最近はどうも清志郎がライブで飛んでいるところを
思い出しちゃうんですが、同じ場所で着地するのと、飛び降りるのは、
たぶん、同じジャンプでも、根本的に意味が違う気がします。

なんていうんだろう、、、、?


高い所からジャンプする行為って、
ある意味、一か八かっていう感じかな。

例えば、会社を辞めるでも,独立するでも、結婚するでも、
たぶん似たような感じで、
そういうのって、ある程度は、想像できるけど、
ホントのところは分からない。
うまくいくかもしれないけど、失敗して後悔するかもしれない。

だから、めちゃくちゃ考えちゃう。
計算しちゃうと、失敗して後悔する可能性が、たぶん高い。

でも、共通するのは、

「その先を、見てみたい。」

っていう、どうしようもない衝動や、欲求。

その衝動や欲求が、理性を飛び越えてはじめて、
ジャンプできます。


バカっていったらそれまでだけど、
バカなおかげで、僕も後先考えず、たくさん飛び降りちゃって、
でも、落ちた痛みよりも、出会いや喜びの方が実際は多くて、
今がある訳です。


まぁ、そういうコトをいつも考えてる訳ではないんですが、
あまりにもソラが、登っちゃ、ジャンプ、登っちゃ、ジャンプを繰り返して
いるのを見ていると、

これはもしや、将来ジンセイにおいて、
もっと高いところから飛び降りるための、
子供なりの小さな成功体験の積み重ねなのか、、、、、?


と思ったりして、

じゃぁ、死ななきゃいいか、、、。


と、とりあえず、いろんな場所から飛び降りるのを
放置して見ている今日この頃です。


しかし、バカみたいに飛ぶんだなぁ、、、、。

バカかな、、、。
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2009年05月27日

こなきじじい

ふしぎな事に、コドモって、寝ると重くなります。

たぶん、これは、物理学的に、いまだに解明されていない
謎なのだと思うんですが、
あきらかに、体感する体重は、1.5倍くらいになります。

うーーん、、、謎。

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なので、こっちも本気で寝てるのか、
ただ歩きたくなくて、寝たふりしてるのかは、
意外と重さで分かっちゃう訳です。


だっこしてると、あまりに重くて、ムカつくんですが、
肩車してる時に寝られると、まぁ、重いのは重いのですが、
耳元で、ピーヒャラ聴こえる寝息は、なんか、こっちも幸せな気分。


さすがに、巨女ノノやリンタロウは、もうそういう事もなくなっちゃったんですが、
久しぶりにソラが肩車している最中に寝ちゃって、

あー、こういうのは、いいもんだなぁ、

と思いつつ、

それにしてもソラはデカすぎだよなぁ、、、、

と思いつつ。。。


リンタロウのランドセルしょっても違和感ないもんなぁ。

ランドセルのよく似合う3歳って、微妙な感じです、、、。



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2009年06月03日

ディケイド

今年は、過去10年間のライダーの世界を廻る
仮面ライダーディケイドにばかり気をとられていましたら、

実は先日の5月30日、
なんと、実は、僕もデイケイド、結婚10周年なのでした。

もう、10年もたつと、
自分がケッコンしたことすら、時には忘れているものです、、、、。

当時は、僕もヤングな26歳。


最初に
ノノをひろい、、、、

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珍獣リンタロウを飼うようになり、、、、

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ソラが、届き、、、、

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と、気がつくと当たり前のように5人家族。



ケッコンや子供を、ある意味「おもり」だとすると、
僕は、おもりに結ばれている風船のようなものかもしれません。

風船は、おもりがない方が、自由に飛べるような気がするけど、
僕は、たぶん、おもりがないと、少しも飛ばない風船。

負荷がないと、なんかやる気がでないというか、
飛んでも面白くないというか、、、、。

なので、僕のような場合は、おもりが重ければ重いほど、
反力で、逃げてやろう、とジタバタし、意外と力がでる、
というちょっとメンドクサイ風船なのだと、自分では思っています。


そんな訳で、このおもさは、僕にとっては、心地よく、
時には、このおもりがなかったら、どんなに高くまで飛べるのだろうか?
なんて、夢のような事も考えたりしますが、
そもそも、おもりがなければ、僕の場合、飛ばない訳で、、、、、。


なので、まぁ、一つだけ言えるのは、
家族がいなかったら、
おそらく独立して仕事をしようなんて、夢にも思わなかっただろうし、
仕事を通してたくさんの素敵なご家族との出会いもなかっただろうな、
というコトですね。

そういう意味でも、幸せな10年でした。


さて、次の10年後は、

僕46歳、ハラ49歳、ノノ19歳、リンタロウ17歳、ソラ13歳、、、、。



、、、、、、46歳の自分。
残念ながら、まったくイメージできません。
そんな日がくるのでしょうか?


はげてるかな、、、、、。


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2009年06月09日

充電が切れるまで、、、。


洗髪中。。。。。
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シャワー中。。。。
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洗濯中。。。。。
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バリカン中。。。。。
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充電中、、、、。
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、、、、AIBOか


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2009年06月23日

人の上に立つコト

先日、打ち合わせ前で、ちょっとハイになってる夜のコト。

さあカップラーメンを食べようと、ポットからお湯を注ぎだしたら、
なんか、いやーな音、、、、。

ズブズブズブズブ、、、っていう例のアレ。

案の定、お湯はカップの半分くらいしかありません、、、。

あー、入れる前に確かめれば良かった、
この、打ち合わせ前の大事な夜に限ってなんていうミスを、、、、。




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まぁ、一人なら、なんともやりようがあるからいいんですが、
奥には、模型を作ってくれてるワカモノ達、、、。

しかも、さっき、僕がお湯を入れようとしたそばを一人が通り過ぎたので、
僕がカップラーメンを食べようとしているのは、バレているはず、、、、。



格好わるいよなぁ、、、、、お湯が足りないなんて、、、、。

やり直し、きかないしな、、、、少しお湯、入れちゃってるから、、、。


日頃、えらそうにしているくせに、
お湯の量を確認しなかったなんて、
所長の、メンツにかかわるなぁ、、、、、。

しかも、さっき、わざわざ商品名まで指定して買って来てもらった手前もあるから、
なおさら失敗は、許されないこの状況、、、。

きっとバレたら、模型を作る士気にかかわるだろうなぁ、、、、。

しかも、プレゼン前の夜だしなぁ、、、、。


と、とめどなく思考はめぐるものの、
相手がカップラーメンだけに、考える時間も3分しかありません、、、。


そんな訳で、状況が状況なだけに、
食べないのも不自然なアリバイを残す事になるので、
コソーっと、いかにも失敗などなかったかのふりをしつつ、
食べることにしました。

案の定、上から見ると、固い麺があけたまんまの姿で固まっています。
しかし、裏面は、確実にお湯に漬かっているに違いないので、
麺をなにげなく、裏返してみると、うらの半分くらいは食べられそうです。

きっと裏面を食べ終わる頃には、表もスープに漬かって多少はやわらかく
なってるに違いない、と、リバーシブル作戦を決行。


、、、、、と、そんな訳で、多少スープが濃かったり、固かったりはしつつも、
なんとか失敗をバレずに、食べ終わる事ができました。


今のところ、バレた気配はありません。



しかし、大変だなぁ、
人の上に立つというのは、、、、、。



立場ってもんがあるからな、、、、。
所長たるもの、カップラーメンくらい、華麗に食べられなければなりません。




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2009年06月30日

放置プレイ

ケーコ先生が僕に冷たい。

発表会が終わってから、なんか冷たい、、、。

今までなら、

「パパ、よく出来たわねっ。 じゃあ、次のレンダンはこれにしましょう。」

って、すぐガクフをくれたのに、今回は、ゼンゼンくれない、、、、。

383.keiko.jpg

これは、もう、練習に憑いて来るなってコトか?

もう、さすがに、ノノも4年生だし、一人で練習くらい行けるし、
ボクがいると、なんかもう、邪魔ってコトか??

よくよく考えると、この父親、平日の昼間に娘のピアノに憑いて来て、
カッコも、どうも、働いているようには見えないし、
もしかして、無職、、、、、、? と、ついに怪しまれ始めたのか、、、?

もう、妄想は、膨らむばかり。。。。。

まぁ、しかしそうだな、、、、
ボクも、そろそろ子離れしないといけない時期かもな、、、。
きっと、ケーコ先生は、ボクに子離れのチャンスをくれようとしているのかも?


そうか、短い時間だったけど、発表会も出れたし、
きっと、それがノノのためかもな、、、、。
ケーコ先生が、切り出しにくければ、
やっぱ、こういう時は、男の口からお別れを言うべきかな、、、、、。


と、一人ぐじゃぐじゃ思いつつ、いつケーコ先生にお別れを言おうかと、
決められずにいたある日。




「はい、パパ。あたらしいレンダンの曲よ。
 こんどは、モーツアルトの3ページの曲だから、1年かけて練習してね、、、。」


、、、、なんか、もう、むちゃくちゃ、嬉しかったです。


忘れてなんか、いなかったんですね。ケーコ先生。
きっと、ボクにピッタリの曲を選んでくれていたんだね。。。。
なんか、疑ったりして、すみません、、、、。


と、ガクフを見ると、見た事ないよな、小さな音符が一杯、、、、、。
しかも、3ページ、、、、。


もしかすると、これくらい難しいの渡したら、
このおやじも、あきらめて来なくなるかな、、、っていう、イヤがらせか、

はたまた、ケーコ先生が、ボクのモチベーションを高めるための
放置プレイによる愛情表現か、、、、?


まぁ、でもおかげで、ボクも再出発。
さすがですね、ケーコ先生。

あの、ノノが、高校生になっても、練習に憑いて行く所存であります。

そして、いつの日か、
ケーコ先生とのレンダンを夢見て、、、、。


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2009年07月09日

足うら



中澤さんの家

みんな はだし。

この 足うらのために つくったような家。

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こんな気合いの 足うらを見たら

完成した絵を見なくったって

いい絵になるってことくらい


僕にだって わかる。




              2009.07.04 雑誌取材にて



posted by 西久保毅人 at 01:52| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

シェンロン

子供達に僕が望むのは、とにかく食べ物をおいしそうに食べること。
できれば、誰よりもたくさん食べること。

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正直、そのくらいで、それさえできれば、
もう、ジンセイ、オッケー、オッケー、と思っています。

特に、おいしいとんこつラーメンに出会った時には、
替え玉をさらりと、2.3玉たいらげ、
どんぶりの底が見えるまでスープを飲み干し、どうだと言わんばかりに、
カウンターを後にする。

そういうオトナに、みんななってもらいたい。

僕が子供達に最低限、伝えなければならない九州魂。



そんな訳で、日曜日、プールに行く前に近所の安くておいしいとんこつラーメン屋
に、子供達を連れて行きました。

もう、ノノもリンタロウも、一人前を平らげられるようになったし、
ソラも、大食いです。

とりあえず、カウンターに4人で並び、ラーメン4つ注文。

うーん、
以前まで、2杯くらいを小皿に分けて食べてた頃からすると、
4人でちゃんと4杯なんて、たいしたものです。

まぁ、その分、値段ははりますが、、、、。

僕はといえば、
とりあえず、さっそうと替え玉を注文するところを
見せつけないといけないので、あと、2.3口で麺が終わろうという
タイミングで替え玉を注文。
全部食べ終わる前、というのがポイントで、
そうすると、タイムラグなく、また食べられます。

「ほーらね。」

と、そのタイミングの絶妙さに、リンタロウも尊敬のまなざし。
(のような気が、、、。)

ものごとは、現場で教えるもの。

そして、真っ赤な紅しょうがをさりげなく入れてみる。
とんこつラーメンに、紅しょうがは欠かせません。

おっうまい、と子供達。

「ほーらね、、、、。」



さて、早々と食べ終わり、スープを飲み干しましたところ、

「あっ、シェンロンっ。」

と、リンタロウ。
お皿の底に、赤い龍がいます。
まぁ、たしかにシェンロンと言えば、シェンロン。

「まぁね、、、、パパのラーメンは当たりだから、たぶん
シェンロン付きだったんだろうね、、。しかも赤。
こればっかりは、スープを飲み干さないと分からないけどね。



当たりかどうかは、、、。


そして、パパみたいな真の勇者かどうかは、、、。(なんのこっちゃ。)」



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そんな訳で、子供達も、我先にとスープを飲み干し、

見事、4匹のシェンロンを並べて帰るコトができました。

めでたし、めでたし。



ありがとう、シェンロン。




posted by 西久保毅人 at 21:33| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

前略

前略、おふくろ様。

夏ですね。


あー、この調子だと、また夏は佐賀に帰れそうにありません、、、、。

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そういえば、高校野球は、西高も、北高もあっさりと一回戦負けでしたね。
まぁ、宝くじのようなものですが、毎年この時期は気になります。

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子供達はといえば、まぁ、とにかく元気で、大きいです。
僕も、しんすけも、コドモの頃は病気ばかりで、
ゼンゼン大きな方でも活発な方でもなかったと思うので、
彼らの成長には驚かされます。

きっとハラゲノムでしょう。



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ノノは、4年生にして、もう150センチ。
もうすぐ学年一番らしいです。背がね、、背が、、。

リンタロウも、デカイし、でも、この調子だと、きっとソラが一番
大きくなるんじゃないかな。

まぁ、大きいっていっても、オスはアホだから、別にいいんですが、
メスは難しいですね。
女の子が家にいるっていう暮らしをした事がないので、楽しみは楽しみ
なのですが、、、。

とにかく、仲のいい兄弟です。
ソラなんか、兄ちゃんも姉ちゃんもいて、うらやましいなぁ、、、、。

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休みの日は、、、、って、僕、休みないんですけど、
少しでも時間がある時は、自分が子供の時、楽しかった場所に似てるところに
子供達を連れて行きます。

小学校の50mプールが好きだったので、夏は必ず50mプールへ。
後はザリガニ吊りや、駄菓子屋。あとはセミの幼虫探しでしょうか?

そのくらいしか、遊びってなかった気がします。

そういえば、最近のトピックと言えば、
公園にあるポップコーンのふるーい販売機で、
しお、バター、キャラメルの3つのボタンがあって、
3人で一つしか買わせないんですが、
それぞれ違うのがいいというし、僕は
キャラメルだけは、頼むからやめて欲しい、、、、。

そんな訳で、じゃあ、3つのボタンを同時に押したらどうなるか?
ってのをやってみたんですが、、、、、、、

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ホントに、3つの味がまざって出てきやがりました、、、、。

微妙、、、、、。




そんな訳で、こちらは元気にやっています。
いや、別に急に手紙を書いたのは、お中元の催促ではないんですが、


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まぁ、せっかくなので、この場をお借りして、
子供達の好きなものを並べるとするならば、

にく、ハム、アイス、、、、

でしょうか?

いや、別に、催促ではないのですが、しいて言えば

にく、ハム、アイス、、、、

でしょうか?
posted by 西久保毅人 at 00:43| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

でじゃぶ

日曜日。

炎天下の中、リンタロウのサッカーの試合でした。

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試合っていっても、まだ2年生なので、
スローインもイマイチできないような、そんな子供達。

中には、すごくウマい子もいるんですが、そういう子は大抵
お兄ちゃんがいたりして、ちょっと精神的に早熟な子達な訳で、
ほとんどは、玉けり遊びです。

そこで、ものすごい、デジャブ体験をしました。

試合中、
相手のキーパーのところにコロコロとボールが転がっていきました。
キーパーは、ちょっと小柄な男の子。

男の子は、転がって来たボールを拾う訳ですが、さてそこからどうして
いいやら分からない。

まわりからは、「さっさと蹴れよっ!」と、大声でやじられ、
焦って、男の子は、とにかく手に持ったボールを蹴りあげました。

すると、、、、

そのボールはなんと、ふわりと自分の頭をこえ、自分の後ろのゴールへ、、、。


ピーっ。オウンゴール、、、、。



、、、、、ずいぶん、前に書きましたが、
ボク、これとまったく同じコトをした事あるのです。

年取ると、昔のキオクは薄くなっていくのですが、
もう、忘れもしない、小学校3年生の体育のサッカーの時間。

まぁ、そういうキーパーって、要するに誰でもいい訳で、
活発な子達が多いクラスでは、おのずとそういう役割が
おとなしい子にまわってきます。

そんな訳で、当時、色白で、内向的なボクは、当然
キーパーをやらされたのですが、そもそも
サッカーなんて知りませんし、やった事もありません。


あー、早く時間が過ぎて体育が終わればいいのに、、、。


と、思っているところに、コロコロとボールが、、、、。

とりあえず拾うと、

「ほら、キーパー、さっさとけらんかー!!」
と皆にせかされ、慌ててボールを蹴りました。

たぶん、生涯初めての、ゴールキック。

夢中でボールを蹴ると、視界からボールが消えました。
前に行くはずなのに、あれっ、、、、。

そう、ボクが蹴ったボールは、自分の頭を超えて、
自分の真後ろにあるゴールへコロコロと、、、、、、、。


あー、もう、消えてしまいたい、、、、。


そのアトの事は、よく覚えていませんが、そのシーンだけは、
トラウマのように鮮明に覚えています。

何て言うか,その、やっちゃった本人しか分からないかもしれないけれど、
そういう、屈辱感って、なかなか消えないものです。

今では、ホント、いい思い出ですから、他にも多々ある
ボクのコドモの頃の、ダメダメ武勇伝は、機会がある毎に
子供達に聞かせてます。


まぁ、でもそんなボクにとっての思い出のシーンにこんな場所で
出会うなんて。

ちょっと感慨深かったです。


ちょっとボクの場合と違うのは、
その子は、ゼンゼンめげる様子もなく、明るく、その後の数試合、
ゴールキーパーを見事勤め上げていました。


すげーなぁ。尊敬します。


まぁ説明するまでもなく、リンタロウは、見かけによらず、
ボクによく似て案の定ヘタレです。

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コドモは、親の似て欲しくないトコロが、よく似るもんです。。。。
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2009年08月10日

みずあめ

阿佐ヶ谷のお祭り
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ソラに水あめ
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この手で頭をかいて、、、、




、、、、、最悪。


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posted by 西久保毅人 at 16:22| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

イカトラップ

なんだかんだと、遅くまで仕事をしてしまうので、
意外と子供達と接する時間がありません。。。。

まぁ、どこのお父さんも似たようなもんでしょうけど、
なかなか平日の夜って子供と会えないものです。


しかし、まぁ、伝えるべき事は伝える必要があり、
大きくなって、

「これ、オヤジが好きだったんだよね、、、。」

なんてセリフを言わせたいのが男心。
そのためには、やっぱり工夫が必要です。


さて僕の場合、
遅く帰るとビールとイカを買って帰ります。
あたりめとかです。

それを全部食べずに、少し袋に残してワザと机の上に置いて寝るのが僕流。


名付けて「イカトラップ」


朝起きると、大抵イカをくわえた子供達。

まぁ、夏のカブトムシ取りの要領ですね。


そんな訳で、大抵、朝はイカ臭いうちの子供達。

朝からイカ臭い保育園児なんて、
先生的にはかなりやってられない気持ちかも知れませんが、

まぁ、そういう輝ける未来のためですので、
なにとぞ寛大なご配慮をお願いします。




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posted by 西久保毅人 at 01:23| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

飛行機

飛行機に乗る時、耳が痛くならないように
アメをなめとけってさぁ、、、パパが。

いつもみたいに、すぐ噛んじゃダメだよ、ソラくん。

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、、、、うん、そうする。
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それと,酔わないようにするためにはね、ソラくん、

飛び立つ時に、ちんちん握っとくといいんだって、、、、パパが。




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、、、、うん、そうする。


posted by 西久保毅人 at 21:41| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

変わらない事

久しぶりに佐賀に帰省して来ました。

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夜、空港に着いたのですが、家に向かう車の中、
田んぼだらけの車道ですので、とにかく真っ暗。

「なんか、星空のお椀の中にいるみたいーっ。」

と、ノノがいうくらい、見渡す限り水平線の街です。
水平線なんて、トウキョウにないからね、、、。


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まぁ、でも、この、あきれるくらいの変わらなさ。

佐賀といっても、街中は、それなりに整備されたり、経済の影響を受けて
ロードサイドに大型店の並ぶいわゆる地方都市の風景になってしまいつつ
あるのですが、僕の育ったまちは、ほぼ変わらないですね。


トウキョウとは真逆の時間軸をもった場所です。


だからか分からないけれど、
時間が経つのも、なぜかゆっくり。

トウキョウではあっという間に過ぎる一日も、同じ24時間とは思えない
くらい長く感じます。

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中学の時に毎日毎日走っていた道や、風景もほとんどそのまんま。
そのまんますぎて、不思議なくらいです。
この水平線の向こうにゆっくりと日が沈んでいく風景も、
住んでいた時は当たり前だったけれど、改めて見ると
結構感動的。
そのかわり夜は真っ暗すぎて、子供の時は怖かった。


まぁ、分かりやすくいうと、
佐賀の中でも、一番南の端の、ど田舎なのですね。
オサジマさんもこのへん。



まぁ、そんな僕もトウキョウで結婚して、
おまけに開業しちゃったものだから、
こいつらは、いちおう東京産。
メイド イン トウキョウ です。
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ジンセイ、何が起こるか分からないものです。


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「じゃあ、こんびにで買えばいいじゃーん。」

が口癖の、もろメイド イン トウキョウのソラですが、


「残念ながら、、、、、、近所に無いし。こんびに。」





posted by 西久保毅人 at 01:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

カノン

ノノの弾くピアノが最近難しくってですね、、、。


もう僕はついていけません。

一緒に始めたつもりだったのに、、、、、、。

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そもそも、僕が楽譜を読むのを放棄しているからいけないのです。
レンダンの曲も、僕は練習する前に、ドとか、ラとか、全部書かないと
弾き始められないので、僕の楽譜には全部よみがながついているのですが、
ノノは、もう、すらすらと音符だけで弾いてしまいます。

弾くだけならまだしも、ケーコ先生に、

「じゃあ、この曲はナニドア?」

って聞かれると、

「うーん、チェードアかな、、、。」

とか、

「アーモールかな、、。」

とか、いいやがります。

そもそも、ドアとか、モールってなぁに???
そもそも、Aをアーとか、Cをチェーとか、、、、

ほぼ、同じ回数、同じ期間、ケーコ先生のとこに行ってるはずなのに、
たぶん、Aをアーとか、Cをチェーって、呼び始めた頃から、
僕の脳みそは、受け入れを拒否し初めて、今ではもう、
ケーコ先生とノノの楽しそうな会話に一切参加できません、、、、、。


せっかく僕も、ジンセイをやり直すような気持ちで、
音楽理論とは何ぞや?というコトがノノと一緒なら分かるのでは?
と思っていたのですが、、、、、。

大事なところを一切、聞いていなかったようです、、、。

なんだか、途中から一切の授業の意味が分からなくなった
高校の物理の時間のようです、、、、。


さて、そんな中、今日はカノンっていう単語が出てきました。
僕はてっきりカノンって、曲の名前かと思っていたのですが、
輪唱みたいな右手と左手の追っかけっこの曲のコトだそうです。

へー。

完全に同じじゃなくっても、曲のテーマやフレーズが
追いかけっこのように繰り返される事。

「バッハの曲は、ほとんどカノンなのよ。」

と、弾いてくれたバッハの曲は、確かに追っかけっこ。

そんな音楽の捉え方があるのですね。
今度、バッハ、聞いてみます。

そんな話題の時は、ついついケンチクと重ねあわせる自分がいます。
そもそも、動かないケンチクと、
時間軸で進行して、終わった瞬間消えてしまうオンガクは、
全然違うもののだけれれど、
ケンチクの体験自体は、時間とともにあります。

じゃあ、カノンみたいなケンチクって一体、、、、?



と、そんなコトを考えているうちに、
今日も、大事なコトを聞き逃したような、、、、、、、。


そもそも聞く姿勢がなってないな、、、。

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おいて行かないでもらいたいんですけど、、、、、。



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posted by 西久保毅人 at 00:45| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

りれーせん

今年もそろそろ運動会の季節。

運動会とえばリレーです。
ちょうど9月になると、リレーの選手を選ぶために、
クラスみんなでタイムを計るらしく、その日の前なんかは
親もドキドキ。

運動会は、我が家の一大イベントです。

ノノもリンタロウも、とりあえずデカいので、
真面目に走れば早いはずなのに、ムラがあるのでちょっと心配。
そして、ムダにデカいだけに、遅いと格好わるいのです、、、。


でも無事、2人ともりれーせんに選ばれて帰って来ました。

よくやった。さすがパパの子、、、、、、


と言いたいところですが、へたれ小学生だった僕は、
もちろん一度もそんなものに選ばれたキオクはありません。




よくやった、さすがママの子、でしょうね、、、、。


あんまり、リレー、リレーとうるさいので、

「あのさぁ、パパもさぁ、、、小学校の時、りれーせんだったの??」


「、、、、、、、、、。」

「まぁ、いいじゃん、パパの過去は、、、、、。」



パパは全てにおいて、遅咲きなのです、、、、、。
まだ咲いてないけど、、、、、。




さて、そんな訳で、今日はりれーせん記念の焼き肉。
とりあえず、本番まで肉多めにくわせとけばいいかな、、、、
と、
言うわりに、そういう大舞台の経験のないボクが思いつくのは肉くらい。


アトは我が家のバイブルスラムダンクとキャプテン翼を
じっくりと読んでイメージトレーニングです。




さて、そんなよくできたアネとアニをもつソラも、そろそろ保育園の運動会。
潜在能力は、兄弟一、と認めてはいるのですが、
本人のやる気は一切ナシ。


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「ボクは走らないし、おどりもぜんぶ、ヤラナイ。。。。。」


と、座り込んで石のように一歩も動かなかった去年の運動会を
予感させるそんなコメント、、、、。


まぁ、それはそれで楽しみですが、、、。


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2009年09月14日

雨ふり

練習用にもっていく水筒は容量勝負。

安いプラスチックの水筒は、軽くて安くて、いっぱい入るかわりに
ほとんど水密性がないから、飲む時スキマからちょろちょろもれる。

でもよく考えてみたら、外で汗だくで練習してる時に飲むものだから、
そもそも水密性なんて必要ない。
そんなコトより、いっぱい、バケツの水をあびるように
ただ、口に入ればいい。

そんなユルさがすばらしい。

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グランドについたらもう雨は少し降り始めていて、
そんな中で構わず練習。

案の定、すぐに本降りになってきた。

とりあえず学校だし、いったん中止になったけれども、
できない程でもない。

まぁ、いっか、と皆が思いつつも誰も言いださないまま。
しばらくすると、誰からともなく雨の中へ。
一回濡れちゃえば、もう一緒。

むしろ、服を着たまま構わずびしょぬれになれる楽しさの方が
勝っちゃって、気がつくと皆、雨の中へ。
子供達より大人の方が楽しそう。

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ザーッと降ったり、小雨になったり。

今日は楽しかったなぁ、と思って時計を見上げてビックリ。
まだ、来てから一時間しかたっていない。

雨の不思議。。。。。。ケッコウ疲れたのに、、、、。

さて、いよいよ大降りになってきたのでさすがに解散。
雨の中、傘さして歩く人の中を、リンタロウと2人で
びしょぬれで帰るのも、なんだか快感。


ようは、一回濡れちゃえば、同じなのだ。


さて、僕らの日常で、もはや必要不可欠になりつつあるもの。

ケータイ、パソコン、デジカメ、DS、iPod、、、、。
どれも濡れちゃえば、一発アウトなものばかり。

水につかると、どれもガラクタ、、、、。

ようは、一回濡れちゃえば、、、、、、、同じなのだ。


同じだけれど、あまりに依存度が高すぎて
それを濡らさないために思考がしばられる。


だから子供達に持たせるものは、
極力、乾かせばオッケーなものだけがいい。

いつでも雨の中に飛び出していけるように。

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2009年09月18日

アニキ

兄弟というのは、不思議なものです。

4歳違いというのが、絶妙なのかも知れませんが、
ソラはリンタロウをこの上なく尊敬しているようです。

680.jpg
(I'm homeの素敵な写真のアトで、こんなんですみませんが、、、、。)


なので、
「ボク、ショウガクセイになったらリンタロウになるっ。」

というので、
「リンタロウみたいに??」

て聞くと、

「チガウ、リンタロウ、ってナマエにするの。。。。。」


、、、、、改名希望のようです。



さて、そんな先日、
どういう話のなりゆきか、もう一人赤ちゃんが生まれたら、
弟か妹か、どっちがいいか?という話になりましたら、
ソラは、

「アニキがいい。」

との事。

「じゃあ、お兄ちゃんてコト?? いるじゃん、リンタロウが、、。」

と聞くと、

「チガウチガウ。

アニキっていう、ナマエのオトウトがいいの。。。。」


「、、、、、。」



うーん、あたらし過ぎる、、、、。


末っ子なのに、西久保アニキ ねぇ、、、。


ありだな、、、。

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2009年09月25日

テレビ様

設計の仕事をしていてお恥ずかしいのですが、
先日、生まれて初めて、ジブンのお金でテレビ様を買いました。

打ち合わせでは、

「そろそろ地デジですからね、、、。」

「それとも、光テレビですか??」

などと、いかにも物知り顔にしゃべっておきながら、、、、


そうです、、、、、、うらやましかったのです、ホントは。。。。。

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そんな訳で、ケッコンする時に、ハラさんのお兄ちゃんにタダでもらった
そもそも中古の大きなブラウン管のテレビを先週まで見ていた訳ですが、
もう10年以上のシロモノですから、映りもザーザー線が入るし、イヤミのように
毎日流れる「アナログ放送は、2011月で終了します、、、。」の字幕を見るたびに、

「ねぇ、、うち、もうすぐテレビ見れなくなるの、、、、?」

というノノの悲しい羊のような懇願もありつつ、
「ねぇ、地デジ買ってー。」と人前で叫びまくる
リンタロウとソラが恥ずかしくもあり、、、、、、。


と、そんな訳で、テレビを買う、という英断に踏み切った訳です。


でも、前々から、「テレビ、邪魔だなぁ、、、、。」

とデカいブラウン管を見るたびに、その存在感にウンザリしてたので、
買うからには、

「今のテレビより小さくするっ。」


という事を目標にかかげ、いざテレビ屋さんに乗り込みました。


しかし、、、、、。

ほとんど初めて、テレビコーナーを真面目に見てビックリです。
30何型とか、50何型とか、、、、。
とにかくデカい。。。。。。

もう、これはテレビ業界のワナとしか思えないような展示風景。

僕の欲しい20何型はほとんど置いてなくて、小型テレビコーナーという
お店のすみっこに、いかにも売る気がない、ていうか、

「こういうの買いに来る人は、真面目に接客しませんから、、、、。
すきにして下さい。」

的な、日陰な場所にまとめて置いてありました。

しかも、大きいのも、小さいのも、そんなに値段も変わりません。

接客してくれたアホな店員さんも、

「そりゃ、数千円しか変わりませんから、大きいのが特ですよ。
僕なんか、6帖に住んでて、42インチですからね!」

と、誇らしげ。
そもそも、特って、、、、、。ナニ基準??


もう、ホントに「テレビ様」っていう風景。
しかし、ああいう場所にいったら、みんな麻痺しちゃうよなぁ、、、。
分かるなぁ、、、。
30インチ台がちっちゃく見えるからなぁ、、、、。
子供達も、デカいテレビにかじり付いてるしなぁ、、、。

と、何度もジブンのカンカクがおかしくなりそうになりつつも、

「とにかく、テレビを今より小さくするっ!」

という最初にかかげた目標を信じて、

「、、、あの、いろいろ丁寧に説明してくれて申し訳ありませんが、
 あっちのちっこいヤツ、下さい。
 気持ちは分かりますが、自分、不器用なんで、、、、。」

と、手で持って帰れそうな20数インチのテレビを購入しました。


家に来て置いてみたら、やっぱ、ちっちゃくてかわいい。
なんか、テレビの存在感が薄くなって大正解です。
テレビ様、っていうよりテレビちゃん、っていう感じ。
見ない時、折り畳めたり、片付けられたらもっといいのに。


と、そんな訳で、遅ればせながら、我が家も地デジ。
やっぱ、地デジって、キレイですね。。。。相当遅い?

これからは、もう少し、自信をもった表情で、

「地デジ。」

って、打ち合わせで言えそうな気がします。



まぁ、子供達は、どう思ってるかは知りませんが、
デカいテレビ見たかったら、よそで見ろ、よそで、、、、、。

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2009年10月05日

運動会

ちょっと訳の分からない最近の天気予報。。。。
土曜日、学校にみんな集まったのに、突然中止。

このままずるずると、延期スパイラルに突入かと思いましたが、
日曜日、みごと快晴。無事、運動会が行なわれました。

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まぁ、チチオヤゆずりの、ここ一番での勝負弱さにより、
ライバル達にことごとく敗北した我が子達。。。。。

しかし、思い通りにいかないっていうのが、
真剣勝負のいいところです。


バトンを落としたり、早い子がこけちゃったり、、、、、。

まさにタラ、レバ、の世界。

世の中っていうのは、強いから勝つ訳でもないし、
何がおきるか分からないんだよ、、、っていう縮図のようです。

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ノノは、どういう訳か、運動会の花形、リレーのアンカー。
他のメンツは、そりゃもちろん、4年生の俊足ベスト3の男子です。

かといって、ノノより早い女の子はいっぱいいる訳なので、

「はて、、、?」

と聞いてみると、

「だって、アンカー候補の男子がヤダって言うから、、、。」

とのコト。。。。。

そんな理由でよく引き受けたなぁ、、、というのが、ノノの変態さ、というか、
妙に肝が座っているところです。
だてにデカい訳でもなさそうです。。。。

でも、本番前は、さすがにキンチョウしたようで、
今までにないくらいビビってましたけど、、、。

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デカいで言うと、面白かったのは、
5.6年生の騎馬戦で、一人欠席が出たらしく、馬がつくれないので、
急遽、学年一の巨女、ノノにお声がかかりました。

連行しにきた5.6年生よりノノがデカいのが結構、笑えるのですが、
おかげで一年先に騎馬戦にも参加して、まぁ、大活躍なノノでした。

この調子では、ノノが騎馬戦の上になる日は来なさそうです、、、。

あんまりでかいオンナ、タイプじゃないんだけどなぁ、、、、、。コジン的に。



リンタロウは、まだまだ修行が足りないので、
スラムダンクと、キャプテン翼、全巻読み直しの刑です。


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コジン的には、最後の大玉渡し、っていう、
学年全員で輪になって、大きな赤白の玉を落とさないように渡していく、
っていう競技が、シンプルだけど、面白かったな。。。。。

、、、、といろいろあり、やっぱり楽しい一日でした。


それにしても、実はイチバーン、僕が気になってるのは、
体育の赤白帽子、いつからツバがなくなっちゃったのでしょうか、、、?

僕がコドモの頃は、まだツバがあって、
ツバを立てて、「ウルトラマン」って、やってたのに、、、。

それはさておき、とにかくカッコ悪いのです。ツバなしの帽子は。。。。
なんか、迫力にかけるというか、
白くすると給食当番みたいだし、、、、。


これだけは、なんとか新政権にお願いしたい今日この頃、、、、。

というか、ハチマキだよな、運動会は、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:07| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

年末の重心

また来た、年末が、、、、。

ああ、、、、。


10月も半ばを過ぎると、そんな気がします。
というのも、

子供達の誕生日が、10月半ばから、11月半ばの1ヶ月間に、
3人とも集まっており、
12月になると、もうクリスマス、、、、、。


我が家は、妙にイベントが年末に片寄っているのです。。。。


そのため、ケーキのありがたみが、
年末が近づくにつれなくなってゆく西久保家。

しかも、それぞれプレゼントをヨダレたらして待っている訳で、、、。




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なにせ短期決戦。

3回もあるかと思うと、必然的にしまる財布のヒモ。
予算配分と、コストパフォーマンスが重要です。
まさに野村監督の気分。



そんな訳で、先日、初戦のソラの4歳の誕生日。

「フルーツケーキ、フルーツケーキ。」


と、どこでそんな言葉を覚えたのか、ソラはフルーツケーキ。


いう割に、上のフルーツを食べたら、ごちそうさま、、、、。


フルーツ、で良かったじゃん、、、。


で、だんだん飽きてきて、買うのもアホらしくなり、
最後のリンタロウの誕生日あたりには、
ホットケーキ3段重ねに、イチゴ乗せ、という、

どうせお前ら上しか興味ないんだから、、、、、、的な

いつものパターンに収束してゆくと今年も思われるのでした。


今年で、4歳、8歳、10歳。

月日の経つのは早いものです、、、、、。


posted by 西久保毅人 at 23:46| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

ドキリ

曜日が変わったり、ちょっと忙しかったりと、
1ヶ月程行けてなかったので、久しぶりにノノとピアノに行きました。

ノノが今練習中の難曲は、エリーゼのために。

こんな早い曲、弾けるようになるんかいな?と思っていましたが、
スピードは遅いけれど、だんだんサマになってきてます。

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合間合間に、ケーコ先生がお手本を弾いてくれるのですが、
それがすごいんだなぁ、、、、。

と、言っても、ボクは音楽分かんないんで、
ナニ的にすごいとかは言えませんけど、

ドキッ、としたり、ゾクッとしたりするのです。聞いてて。

歌でも楽器でも、うまい人って、いくらでもいると思うのですが、
ドキッとするかというと、そうでもありません。

ホント、よく分からないんですが、
きっとそれが、プロかどうかの境目なのかなぁ、、、

そんなコトを考えます。
それは、絵でも、設計でもたぶん同じ。

共通するのは、きっと、弾くコトや描くコト、そのものが目的ではなくて、
弾くコトや描くコトの先に、伝えたいものがあるかどうかだと思います。

特に音は空気の振動なので、耳で聞いているようで、
実は肌で感じ、そのまま体にしみ込んでいくのです。
だから、ノノも、イライラして弾いている時は、
そのイライラが、そのまま音に乗っかって伝わってきますし、
楽しい時は、音も楽しそうです。

これが不思議な事に、電子ピアノではその差は分からないのですが、
本物のピアノ、それも良いピアノであればある程、
その人の感情がそのまんま伝わってくるような気がします。

だから、イライラしている時のノノの音は、こっちもイライラしてしまう
くらい不快な音を感じますし、
情熱的なケーコ先生のピアノは、

あぁ、、、このまま聞いてると、
あぁ、、、ケーコ先生を好きになっちゃうかも、、、。

と思うくらいドキリとするのです。ホントに。


不思議ですねぇ、、、。


さて、ボクはというと、来年の発表会用に、
ノノとレンダンの練習をしている

アイネ クライネ ナハトムジク。

3ページもあるのでムリムリ、、、、。

と思っていましたが、ようやく曲の終盤にさしかかり、
何とか それっぽくなって参りました。

それも同じで、家でクラビノーバで弾いてる時は何とも思わないのですが、
ケーコ先生のスタインウェイのグランドピアノで弾かせてもらうと、
なんか興奮してきて、自分の音にドキドキしてしまう今日この頃でした。


ボクの音で、ケーコ先生がドキドキしてるかは、ビミョウですが、、、。

posted by 西久保毅人 at 02:20| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

親子競技

先日、ソラの保育園の運動会がありました。


「ボクは走らないし、オドリモシナイ、、、、。」


と、毎年のように一切やる気のなかったソラが一転。
どういう風の吹き回しか、一応、みんなと一緒に運動会に
参加しておりました。



さて、そのやる気も極端なもので、

「あのねぇ、親子競技は、リンとやるっ。」

と、愛するアニキ、リンタロウを指名。

大抵は、直前で尻込みをして、みんなが親と並んでいるところを
見ると、

「やっぱり、ママと、、、、。」

という展開だと思っていたのですが、どうも本気だったようです。
どっちかっていうと、リンタロウのほうが、

「ヤダ、ボクは恥ずかしい、、、、。」

という感じだったのですが、ソラのあつーい、懇願により、
親子に混じって兄弟で参戦しました。


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いやー、ソラにとってはよっぽど嬉しかったのでしょうね。
見た事ないくらいの走りっぷりで、隣りのタラタラ親子を
ぶっちぎりのすごいスピードで、リンタロウと2人でゴール。


まぁ、それはそれは、ご満悦。


もはや、親の出番はありません、、、、、、。

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、、、、と、そんなことを書いているうちに、
今日は、ノノの10歳の誕生日、、、、。


ホント、西久保家の秋は、忙しいのです、、、、、。

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posted by 西久保毅人 at 08:38| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

坊主専門美容室

最近、時々、おばあちゃんが家にいます。

おばあちゃんというのは、ハラさんのお母さんで、
おばあちゃんは、美容師さん。
高崎の自宅で美容室をやっています。

ノノとピアノの帰り道、
おばあちゃん、家にいたらいいよねぇ、、、。

と話していました。

でも、高崎で美容室をやってるから、
いつもいる訳にはいきません。

「じゃあ、ノノんちでやればいいじゃん。」

「といっても、場所ないしね、、、、。」


「じゃぁ、お庭でやればいいじゃん。」


、、、、、、。


「なーるほど!!」


いつも家でやってるみたいな感じでやればいいんですね。

青空美容室 坊主専門。

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これなら、バリカンだけですみますし、
雨の日、お休みにすれば、屋根もいりません。

最近は、1000円美容室っていうのもあるくらいだから、
坊主専門だから、500円均一でいいかな。
オプションのイナズマは一本100円。

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これで、近所の子供達を切ってあげれば、
意外とはやるかも知れませんし、場所いらずなので、
時々、路上でやるものありですね。


ありそうでない、坊主専門美容室。


なかなか良いアイディアだと思うのです。


冴えてるなぁ,,,,。
posted by 西久保毅人 at 00:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

日曜日の抱擁

たまには休日の、母と息子の微笑ましい一コマ。

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泣いているリンタロウを暖かく包む母。
必死にしがみつくリンタロウ、、、。
なんだかんだ言っても、こういう時はやっぱり母親ですね。

デカい、ハゲだ、といっても、まだ2年生なのですから、、、。
























ええとですね、、

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新型のスケボーの、

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練習風景でした。

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posted by 西久保毅人 at 23:59| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

ダブルごっこ

僕の世代で、2人で合体して変身するヒーローものといえば、
ウルトラマンエースでした。

人と人なので合体っていう感じでもないのだけど、
北斗と南が、一緒に変身して、2人で一人のウルトラマンになる訳です。
中でどうなってかかは分かりませんが、、、。

ヒーローものや、戦隊ものでは、たぶん
あれが唯一だったんじゃないかなぁ、、、。


それが、時を超えて、いよいよ今の仮面ライダーは、
ナマエの通り、2人で一人に変身する仮面ライダーダブル、です。
もちろん、毎度の事ながらさっそく、うちの子達はダブル一色。。。。


しょうたろうと、フィリップという2人の主人公が仮面ライダーに
変身する訳ですが、
これが、コドモ達にとって、ビミョウに遊びづらいのは、
2人が合体するっていうより、変身と同時に、
しょうたろうの体に、フィリップの精神が入り込むっていう設定なのです。


要するに、変身したアトは、フィリップ君は、肉体だけ残して、
寝てしまうのです、、、、、。
ユウタイ離脱的な感じ。


そんな訳で、ソラとリンタロウが仮面ライダーごっこを毎日やるのですが、
ユウタイ離脱のフィリップ役は、変身後、
どう見てもつまんないので、舎弟のソラの役。

ライダーになるしょうたろうは、アニキのリンタロウです。



まぁ、しかし遊びとはいえ、何ごともリアリズム。


「おれたちは、」

「ふたりでひとりの、」

「仮面ライダーだ!」


「へんしん!」


と、さけんで変身したアト、、、、、


敵とたたかうリンタロウのそばで、
ソラは、見事にユウタイ離脱。

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さすがです。


よその家庭では、どうやってるんでしょうかね、、、、??

ダブルごっこ。
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2009年12月02日

13人

コジン的には、数年前から似てるとは思ってましたが、
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先日の、亀田 VS 内藤 戦の翌日。
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「ボクねぇ、今日、13人からカメダに似てるっていわれた。。。。」



とのコト。。。。
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街行く人からも、「おっ、カメダ!」
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まぁ、ただのハゲつながりという説もありますが、
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弟のほうも、どうかよろしく。

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両方、父親似の、ヘタレですけど、、、、。

posted by 西久保毅人 at 00:34| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

距離感

なんだかんだと、2ヶ月くらい行けてなかったリンタロウとのサッカー。
先日、久しぶりに練習に参加しました。

毎回行ってたら行ってたで、
どうも親はコドモのあらばかり気になるもの。

コーチからは、「とにかく褒めてあげて下さいね、、。」

といわれても、なかなかそうはいかないのが正直なところ、、、、、。

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それが、2ヶ月ぶりに一緒に練習した先日、
ちょっとなんか、いままでと違うリンタロウ。

例えば今までは、リフティングとか、コーチが、

「はーい、じゃあ、できた子は、コーチに見せにきてー。」

という場面でも、みんなが我先に見せにいくのに、
いっつもリンタロウは、

「、、、いかない、、、できないから、、、。」

と、コドモの時のボクのようなヘタレっぷりだったのですが、

今日は、真っ先にうれしそうに見せに行っています。



はて?リンタロウにナニが起こったのでしょうか、、、?



そして、ミニゲーム。
僕たち親も一緒に参加するんですが、
結構、いい感じな流れの中で、シュートを決めやがりました。
しかも、2回も、、、。

はて?リンタロウにナニが起こったのでしょうか、、、?


と思い,

「すげーじゃん、リンタロウー。」


と声をかけると、

「さっきの、ヒユウガっぽかった?」

とのコト。。。。。


、、、、、、。

あぁ、、、、なるほどね。日向小次郎ね、、、。キャプテン翼の。


何となく、合点がいきました。

ボクがハラさんに捨てられるたんびに、
ブックオフで大量に大人買いしてくる、
キャプテン翼とシュート。

目につくように、枕元に大量に積んであります。
、、、ええと、ボクの、、、。


最近はどうも、それをよく読んでいるようで、

「あのさぁ、パパ、若林と若島津、どっちがすごいー?」

とか、

「和広って天才だよねー。」

とか、そういえば、そんな会話がよくあります。


要するに、マンガ読んで、なんか、自分の中にイメージができたんだな。きっと。
だから、ちょっとサッカーが楽しくなってきたんでしょう。


なるほどねー。っていうのと同時に、
毎回一緒にやればいいってもんじゃないかもなぁ、、とも思いました。


もし、毎回行ってたら、リンタロウの変化に、
あんまり気がつかなかったかも知れません。
いつも、あれダメ、これダメって言っちゃうからなぁ、、、。


それが、ちょっと間があいたから、その変化を

「すごいっ。」

と、素直に感じられたような気もします。

親子だからこそ、距離感が必要なのかも知れません。



、、、、、と、そんな訳なので、
今のところリンタロウの志望校は、もちろん、



南葛中!!


とのこと。


、、、、いい感じにハマってくれてます。


ボクも行きたかったもんなぁ、ナンカツ中。。。。。



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2010年01月07日

おしょうがつ

西久保家はお正月、京都へ行って来ました。


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なんだかんだと、
じっくり行くのは、10年ぶりくらいかなぁ、、、、。

なので、こってりとした家族旅行です。


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トウキョウでケンチクを作っていると、
防火やなんやらの都合で、
なかなか木って、使えません。

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また、そうでなくっても、
もつとか、もたないとか、
メンテナンスがどうとか、、、、

そういう、溢れた情報の中で、
数字で表す性能で比較すると、
どうしても、木って、劣って見えるようです。

そもそも、一本一本、違うから、
保証もくそもないですよね。

製品、じゃないから、、、、。




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でも、さぁ、、、
そういう事を、とりあえず、頭で理解したとして、
それでも、やっぱ、木って、いいよね。。。。

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なんというか、うまくは表現できませんが、
きっと、永遠ではない、と分かっている材料だからこそ、
実は、永遠に近づける、


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こういうコトって、実はコドモにも言えるんだだなぁ、、、。

コドモって、手がかかるし、いるとメンドクサイし、ウルサいし、
道には飛びだすわ、タクシーで吐くわ、泣くわ、お漏らしするわ、、、、。
自由な時間もなくなるし、お金かかるし、病気するし、、、、。

たぶん、数字で表現すると、マイナスばっか。


でも、やっぱ、たくさんいた方が幸せ。絶対に。

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木や、紙、石、そして土。

何百年も時を超えてきた、そんなモノでできた街にて。



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2010年01月09日

カレー

超コジン的なコトなのですが、
我が家は貸家の一軒家。

ちょっと変わっているのは、もともと大家さんがハナレとして増築して
使っていた2階建ての家をそのまんま借りてるので、お庭がつながっているのです。

ちょうど、貸りる時にいろいろお話をさせて頂いて、
大家さんとしては、

「もし、気になるようなら、お庭を仕切りましょうか?」

と、気を使って頂いたのですが、

「あの、うちはゼンゼン気にしませんが、ウチは3人コドモがいますので、
たぶん、ダメと言っても、そちらのお庭に行くと思われます、、、、。
そんな感じでご迷惑でなければ、どうぞそのままで構いません、、、。」

という訳で、つながったまんまで住まわせて頂いています。

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そんないきさつで住んでいるので、

最初はいつ追い出されるか、、、?

とヒヤヒヤしていたのですが、
もう、とっても素敵な大家さんで、とっても快適。

うちのコドモ達も、とっても良くして頂いていて、
もう、なんだか、親戚のようなおつきあいをさせて頂いています。
最近では、夕方家に帰って、

「あれ、ノノもリンタロウも、ソラもいない、、、??」

という時は、大家さんの家に上がり込んで、
ふんぞり返って、一緒にテレビをみていたりします。

そんな感じで、ここに引っ越して良かった事といったら
数えきれないのです。

さらに、うちは共働きで、欠食児童の多いこともご存じなので、
夕方に時々、夕飯の差し入れまでしてくれます。

ハンバーグやら、煮物やら、炊き込みご飯やら、、、、。

たくさん頂いても、あっという間になくなっちゃうんですが、
なんというか、スープの冷めない距離って、まさにこの事ですね。

なんだか、田舎の近所付き合いというか、僕もハラさんも田舎が遠いので、
まさに疑似二世帯住宅のような、、、、そんな感じです。


まぁ、大家さんもそう思っているかは、分かりませんが、、、、。


で、
さて、
昨日のコト。


ちょうど、遅く帰って夕飯どうしようかと困っていると、
大家さんから、ホカホカのカレーの差し入れ。

おー、美味しそう。

でも、今日は肝心のご飯がない。

「、、、、ご飯もあげるわよ、って言ってたけど、、、。」

とハラさん。


でも、さすがにご飯までもらう訳にも、、、

ねぇ、、、、。


と、そんな訳で、我が家の伝書鳩、ソラ出動。


ソラに、

「あのさぁ、、、、ご飯も、ちょうだい、って行って来て。。。。。。」


うん、わかった、と、

「あのねぇ、、パパが、ごはんも、だって。」


、、、と、いよいよ白いご飯までもらってしまいました、、、、。


こんなコトをしてると、さすがにそのうち、
追い出されるかも知れませんが、それもこれも、
境界がないおかげ。

たったそれだけの事で、もともと見ず知らずだった他人同士の境界まで
取り払ってくれています。
(と、我が家はいい気になっています、、、。)

僕が設計させて頂く仕事の多くは、土地を持ちきれなくなった大きな
土地をいくつかに分割して、境界をはっきりさせた上で切り売りされる
分譲地が多いのですが、
こういう生活をさせてもらっていると、
その「境界」のしつらえにも、実はいろんな可能性が眠っているのになぁ、、


と、ご飯ごともらったカレーを食べながら考える今日この頃ありました。


大家さん、いつもありがとうございます、、、、、。
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2010年01月21日

ほめごろし

こないだのサッカー。

なんとなんと、リンタロウが4点も取りました。
、、、といっても練習のミニゲームの話です。


一緒にやってたのですが、面白いのは、点の取り方で、
一点目は、ホントたまたま、コーチがコーナーキックで
高ーく上げたボールに足を出したらたまたま当たって
まぐれのボレーシュート。

たまたまにしては良くできたシュートだったので、
その時みんなにすごーく誉められたのです。

そもそも、リンタロウは運動神経が良い訳でも、サッカーがうまい
訳でもないのですが、それがめちゃくちゃ嬉しかったのでしょう。

それから、ガラッと雰囲気が変わって、ボールがきたらシュートするように
なって、あらまた入った、あらまた入った、、、、て感じで、
4点。。。。。

まぁ、ホントまぐれにしても、出来過ぎな日でした。

ようは、「調子にのる」っていうことかな。

点をとって、みんなに「おーーーっ。」とか言われるたんびに
声を出すようになったり、入るもんだから、どんどんシュートを打ったり、、、。

まぁ、来週どうかはともかくとして、
ちょっと誉められるだけで、どんどんのびのびしくる感じが、見てて伝わってきて、


なるほどなぁ、、、、。


と、はた目に見ながら思いました。


ノノのピアノも今週は同じ感じ。

「あら、ノノちゃんどうしたのー?いいじゃなーい。」

と、ピアノをケーコ先生に誉められて、ニヤニヤ、、、、。

すると、音もガラッと変わります、、、、、。
楽器はそういうのが、ダイレクトに伝わるから面白いです。


サッカーでも、ピアノでも、
能力よりも、
きっと、調子にのる、っていうコトが何よりも大切なのでしょう。

そうすると、うまい、へたは別として、
プレーも、ピアノも、楽しそう。

楽しそうだと、結果的にきっと上手くなるんだろうなぁ。。。。



僕はコドモ達をめったに誉めたりしないんですが、
こういう姿を見ると、

「やっぱ、、、、多少はほめた方がいいのか、、、??」

と、思うのです、、、、、。

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posted by 西久保毅人 at 01:20| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

へそのお

年末に、ノノが作文でなんかの賞をもらってきてました。

「命」の作文コンクール、とかいうやつ。


西久保家初の賞状、というコトで、
どんな内容か読みたかったんですが、なかなか持って帰ってこないので、
ようやく読む事ができました。




、、、、わたしは、あかちゃんが生まれてくるしゅんかんを、

2回、見たことがあります。なぜかというと、わたしには、弟が

2人いるからです。だから、わたしは「へそのお」を2回切ったことが

あります。その時、わたしは一回目は、そんなに何も思わなくただドキドキ

していただけだけど、2回目は「へそのお」が、おなかの中の赤ちゃんに

栄養をあげていることを、少し知っていました、、、、、、、、。





一部ですが、こんなことが書かれていました。

ふーーーん。。。。。。。。

よくよく計算してみると、
リンタロウが生まれた時は、ノノ3歳。

ソラが生まれた時は、ノノ6歳。


もう、ずいぶん前のことの様ですが、2人とも助産院で生まれたので、
ノノも立ち会っています。


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小さい時のキオクというのが、どういう風に蓄積されていくのかは、
よく分かりませんが、ノノも4年生になり、こういうカタチで、
ノノにとってのキオクが出力されていくのだなぁ、、、、、と
思うと、ちょっと感慨深いですし、
まぁ、なかなか「へそのう」について語れる4年生もいないだろうなぁ、
と思うと、助産院での出産というのは、改めてよかったなぁ、、、、と
思います。


僕はコジン的には、いつかは大きな建物を設計したいとか、
そっちの方の欲求はあんまりないのですが、

子供が産まれる場所である、助産院は、いつの日が、
ぜひ、設計してみたいと思っています。



、、、、、と、いっても、すぐには、
そう都合良くはいかないでしょうから、

それならば、



「あー、この自分ちで、我が家でぜひ、産んでみたいっ。」


「なんか、産みたくなるのよねー、この家で。」



って、思えるような家をとりあえずは、作っていこうかな。
と、日々、妄想中なのでした、、、、、。



posted by 西久保毅人 at 02:22| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

でんわ

自宅にでんわをすると、だいたい ソラが出ます。

なぜか、でんわ好き。

なので、急いでる時は結構、めんどくさいのです。
.
.
.


こないだ家にでんわすると、案の定、ソラ。


「もしもしパパ。、、、、、だれ?、ソラ??。」




「もしもし、うん、そう、ソラくん。

 、、、、、


 でもねぇ、いま おクチにあめ玉4コ入ってるから

 あんまりしゃべれない、、、。」

.
.
.
.
.




、、、、、じゃぁ、出なきゃいいと思います。。。。。



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posted by 西久保毅人 at 00:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

家とは??

先週末は、もう一つ取材があって、
久しぶりに白石さんの家へ。


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何の取材かって言うと、学研から出版される
「賢い子の育つ家」
みたいなテーマの本です。


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梨畑に面するテラスは、行くたんびに、

「あー、使いまくられてるなぁ、、、」

と、感心しちゃうくらい、白石家の遊びの後がたくさんあって、

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とても愛されているというか、
家が白石家と一体になっている感じです。


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ちょっと大きくなった子供達も、
相変わらず、ピョンピョン段差を飛び降りて移動して、

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狭いんだか、広いんだか、分からないこの家には、
時々、40人くらいの大宴会も行なわれるとの事。

、、、、家の限界にチャレンジですね、、、。

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いろんなところに居場所があって、
離れているんだけど、つながっていて。

コドモ達も、大好きなようで、良かったです。

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「子供達に遊んでもらっているんですよ、ホントは。。。。」

という白石さんにとって、家とは、子供達が巣立って行く場所。
鳥の巣のように、オトナになったら、ちゃんと出て行けよっていう、
コドモ達へのメッセージみたいな家。

居心地のいい子供部屋なんかはない変わりに、
子供達も自分で好きな場所を探して、作っていく。

くっついたり、離れたり、、、、。

そのプロセスそのものが家なのかな、、、、。

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一緒にいるっていう事は、
よくも、わるくも、摩擦が生まれます。
摩擦をさけるために、個室を準備するんじゃなくて、

その摩擦エネルギーが、将来、巣立ちのエネルギーになって、
たくましく家を飛び出していくように。

だからそのために、一つ言える事は、

家って、何かが欠けてるコトが絶対に大切。

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、、、一応、学研の取材なんで、

「、、、ケンチクカとして、どういうお考えで、、、?」

みたいなコト、聞かれちゃうんですが、

「、、、、あんまりそういうコトは考えたワケでなくて、
しいて言えば、白石家に似合う家にしたかっただけで、、、、。」


と、正直、それだけなのですが、


本心を言うと、

、、、むしろ、ボクがピョンピョンしてみたかったんです、、、、、

と、根も葉もありません。


そんな訳で、
行くたびに、ピョンピョンしてみてます。。。。。最高。



白石家のコドモになりたいです。
posted by 西久保毅人 at 22:54| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

オープンハウスのあいだじゅう

昨日は、甲府で「溝口さんの家」のオープンハウス。
お天気にも恵まれ、たくさんの方にご来場頂きました。

さて「溝口さんの家」は、築27年の木造住宅のリフォーム。
もともとは、1階がリビングで、2階が個室というプランだったのですが、
それを1階を個室ゾーン、2階をリビングに変更する、という大掛かりな
リフォームでした。


西久保家はみんなで行ったので、コドモ達はピクニック気分。

溝口さんちの子供達のために考えた家なので、
どう使われるか、楽しみでした。

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で、オープンハウスのあいだじゅう、
大抵、やつらはここにおりました。




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ここって、ここです。。。。。。



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そうそう、実は、溝口さんの家は、

一階が、2階建てなのです。。。。。




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、、、、??。 イッカイがニカイダテ、、、、??



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そう、イッカイが、ニカイダテ なのです。

ね、、、。


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この場所?部屋?をなんと呼べば良いのか、、、

僕もよく分かりません。

コドモベヤ?

大きな押入?

巨大な2段ベッド?



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、、、まぁ、ナマエはまだありませんが、
コドモ達が好きな場所、ヒソヒソやりたい場所、っていいうことだけは
間違いありません。。。



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そもそもコドモにとって、「部屋名」なんて
関係ないからね、、、、。

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コドモ達にとっては、フツウの1階だって、立派な2階建て。

そして、街なのです。


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「子供部屋は、全体がロフトベッドのような作りにして欲しい。」

という、溝口さんの最初の言葉をいつもの拡大解釈。

拡大しすぎて、街になりました。。。。。



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コドモ達も、久しぶりに大好きなエンドウ君に会えて嬉しかった模様。

今回は、地元甲府に帰って頑張っている元スタッフの遠藤君が、
現場監理を全面サポートしてくれました。
オープンハウスの植木は、遠藤君が地元の植木屋さんに借りにいって
くれたり、、、、。

そういう関係が築けるというのは、遠藤君の人柄ですね。


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さてここまでは、オトナでいうところの、1階部分の紹介。

、、、、、実は、溝口さんの家には、このスケスケの上に
オトナでいうところの2階もあるのですが、長くなったので後編に

つづく。


です。


posted by 西久保毅人 at 23:21| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

オープンハウスのあいだじゅう2

甲府の溝口さんの家のリフォームの後半です。


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いよいよ、オトナでいうところの、2階。

そもそも、溝口さんの家は、2階が個室だったので、
下の写真のように天井もなぜか妙にひくく、

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個室はたくさんあるんだけれど、なんだか全部が風の抜けない納戸のよう
なマドリでした。せっかく、まわりの景色はいいのに。。。。

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そんな訳で、とりあえず天井や壁を全部はがしてみる事から
始めました。

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こういうのが、リフォームの面白いというか、感動的なとこなんですが、
解体して、骨組みだけになってみると、いろんなところから光がさして、
古いけれど、とっても美しい骨組みが現れました。

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建物そのものは、御両親が27年前にこだわって作られただけあり、
しっかりとした良い材料が使われていましたし、きっと腕のいい大工さんが
作ったんだろうなぁ,、、、という事を随所に感じることができました。

なので、シンチクでは作れないような、
風格のある骨組を最大限生かしたような家にしたいなぁ、
ということを工事中もずっと考えていました。

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さて、オープンハウス。

ネコとコドモは、余計なコト考えないので、
気持ちいい場所さがしの名人です。



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ちょうど、天気もよかったので、
我が家のコドモ達は、ピクニックにでも来たかのように
我がもの顔で、過ごしていました。

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1階と同じく、2階もある意味2階建て。
大きな古い骨組みの中を、くるくると回遊できるような構成なので、
風通しも良く、かくれんぼ、しほうだいです。


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明るい場所、暗い場所、

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高い場所、低い場所、

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コドモ達にとっては、
いつまでも終わりのない場所。

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一日同じ場所にいるって、コドモ達にとっては、
意外と難しいこと。

たいてい、「もう、飽きた、、、、、カエル、、、、」

てことが多いです。

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でも、その時々、気持ちいい場所が移り変わり、いろんなシーンのある
この家では、おのおの、気ままに過ごしていました。

ホント、コドモは僕の中では、大切なものさしです。

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あと、大切なのは、材料がタフであること。
傷も、汚れも味わいになるような素材であること。


僕は、コドモ達に、極力「壁さわるなっ。」とか、いいたくない。

だって、住みはじめて手袋つけて生活する人なんかいないもの。

そういう意味では、コドモ達の垂れ流されるエネルギーを
いくらでも吸収して、しまいそうな素材でできた家。

おまけに、溝口さんちはネコもいることですし。。。。。。

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ずいぶん長くなりましたが、これまでの27年間から、さらに数十年、
楽しんで住みつぶしてもらえそうな
古くて新しい楽しいお家になりました。


僕はまたいつもの、「このイエ、もらいたい」病です、、、、。


さてさて、帰りの電車の中。

まぁ、ソラとリンタロウはアホだからいいけど、
最近ノノは、

「ねぇ、、、なんでノノんちは、パパが設計したおうちじゃないの、、、、?」

とそれがかなり不満な様子。



、、、、まぁ、それは、オトナの事情ってやつだよ、、、、。








posted by 西久保毅人 at 01:41| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

ある日の事。

ちょっと前のある日のコト。

ノノから電話。

「ちょっと、リンタロウが自分で髪の毛切って、キモチわるくなってる!!」

との事。

「へ?」

ジブンで髪の毛?



事情はこういうコトらしい。

公園で一人でサッカーの練習をしてたら、
死んだカブトムシが落ちていたので、
頭にのせて遊んでたら、
突然、めちゃくちゃ頭がかゆくなっちゃって、
あんまりかゆいから、
急いで家に帰って、
ハサミで適当に髪の毛を切ってみた。

鏡も見ないで切ったものだから、
病気で毛の抜けた野良犬みたいな頭。

しかし、本人は、鏡も見てない訳だから、
それに気がつく訳もなく、
とりあえず、スッキリしたので、
また公園にもどってサッカーをしてたとのコト。

それで、帰ってきたノノがその、はげ頭を見て、
弟とはいえ、
あまりにも恥ずかしいので、どうにかしてくれ、

というような内容でした。


うーん、ちょっと電話じゃよく分かりませんが、
とにかく面白そうなのでカメラ片手に帰ってみると、


もう、見事な虎刈り。。。。。。

ホントに病気で毛の抜けた、野良犬みたいな頭。
、、、さすがの僕も、写真で撮るのがはばかられました。



しかも、ホントにかゆいかゆいと、何も考えずに切ってるので、
毛の付け根くらいまで、すぱっと切れていて、
それが頭全体的にあり、
かなり修復難しそうでした。


まぁ、いつものバリカンのアダプター付けずに、
スキンヘッドにしちゃうのが一番かなぁ、、、、
とも思ったんですが、
もともとまゆ毛も薄いので、それはそれで
さらに気持ちわるくなりそう。。。。


と、そんな訳で、とりあえず、3ミリでカット。

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まぁ、多少、傷跡は残るものの、
遠目で見たら分かんないくらいにはなったので、
とりあえず、ヨシとしました。


最近、一人で遊ぶ事も多くなってきてるんですが、
しょせん、まだまだ、2年生。


何をしでかすか、分かりません。。。。。。


とりあえず、死んだ虫で遊ぶのはいいとしても、
頭にのせるのはやめた方がよいでしょう。。。。。

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2010年03月11日

1/2成人式

一般的な行事かどうかは知りませんが、
来週ノノの学校で、1/2成人式という行事があるそうです。


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4年生で、10歳、というコトで、
20歳の半分。

なるほど、シャレたアイディアです。

僕が10歳の時を思い出すと、、、、、

、、、、、想像したくもないくらい、ヘタレでした。
ずる休みはするは、すぐ熱を出すわ、運動はできないは、、、、。

田舎なのでまわりが活発すぎたといえば、そうかも知れませんが、
何をするにも人より遅く、鈍く、、、、と、
もし小学校の時、イケてなかった人座談会でもあれば、
そんなネタはいっぱいあるのです。

聞いた事ないけれど、親も心配だっただろうなぁ、、、、、。
と今振り返ると思います。


そう思うと、今の子というか、ノノにしろ、リンタロウにしろ、
ソラにしろ、しっかりしてるなぁ、、、とつくづく思います。
それは、逆にいうと、
親がしっかりしていないコトの現れなのじゃないかと、
時々本気で思います。

ノノなんかは、とにかく学校が楽しくて、しょうがないみたいで、
いまだ4年間皆勤賞で休みゼロ。
6年間ゼッタイに休まない、という事を目標にしてる、今時珍しい
変態女です。

でも、そうあってくれるおかげで、夫婦で共働きの自営業、という
日々、崖っぷちを歩くような生活が成り立っている訳で、、、、、。
ホント、ありがたい訳です。


さて、10歳。
いろんな家の設計をしててもいつも思うのですが、
子供と過ごす時間なんて、あっという間です。
結局、コドモベヤもないまま、小さい家で5人で住んでる我が家。

たぶん、一緒にいるとしてもあと8年。
そのうち、今みたいにベタベタしてくれるのは、もう2、3年かも知れません。


、、、、そういえば、僕はいつまでノノとピアノの練習に行くのでしょうか、、、?


と、日頃あんまり考えないけれど、
確実に過ぎていく日々をちょっと考えてみました。


、、、、ああ、そういえば余談ですが、
ハラさんはもうすぐ、2倍成人式。

そういうシャレた行事があるかどうかは知りませんが、
こちらも大きくなったものです、、、、、。

あったら面白そう!
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2010年03月14日

パブリックアート

ノノのダンスの発表会のついでに東京フォーラムへ行ったら、
安田侃さんの彫刻がごろりとおいてありました。

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おおきなそら豆のような、どろっとしたスライムのような、
さわると人肌のような、
たまたま置いてあって明日はなくなってしまいそうでもあり、
でも、圧倒的な質量と、重さがあり、
ずーっと昔から、そこに存在したようでもあり、
見ただけで人間が何やっても、壊れなさそうな強固さもあり、、、、。

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以前から好きだったんですが、
こういうのは、ホントコドモ達はすぐ感じ取っちゃいますね。

「何をするためのものでもない。」

のに、夢中で遊びはじめます。


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ちょうど、僕が大学を卒業する直前に、似たような彫刻にであう機会がありました。
そのころ、僕は自分がしたいことって、ケンチクじゃないかもなぁ、、、、。
雑誌に載ってるケンチクで、好きなのないし、、、、。
と、考えていて、ケンチクの勉強は放ったらかしに、コドモの研究、、、というか、
コドモのいる場所をひたすら見て歩いていました。

、、、、ただの現実逃避ですけど。

で、コドモの場所の専門家になれたらなぁ、、と思いつつも、
そんな目で世の中の「コドモのため」に、つくられた玩具や、遊具や、
公園や、保育園や、学校をみるのですが、どうも、どれもこれも、
魅力的ではありませんでした。

なんていうか、どれもこれも、あからさまに「コドモのため」的なデザインで、
コドモにこびたような色使いや、すがたかたちをしていました。

さぁ、登って滑りなさい、といわんばかりのすべり台。

ここで登って、ここでくぐって、、、、とあらかじめ使い方を想定された遊具。

でも、僕が見て来たコドモの世界は、とくに特別なデザインがなくったって、

たとえば、縁の下があるだけで、
たとえば、ちょっと隠れられるすみっこがあるだけで、
たとえば、薄暗いだけで、
たとえば、ちょっと段差があるだけで、

果てしない遊びが繰り広げられていました。

むしろ、コドモのために作られていなければ、いない程、
実は、コドモ達にとっては、魅力的な場になるという矛盾。

うーーーん。。。。
と、そんなコトばかり考えていたなぁ、、、、。


そんな頃に、であった大きな石の彫刻がありました。
ただただ力強く、いびつな形で、
安田侃さんのと同じように、べつにコドモのために作られたものではありません。
でも、その彫刻のまわりでは、いろんなコドモ達の遊びが繰り広げられていて、
とても楽しそうでした。
他にも遊具はたくさんあるのに、なぜか毎日、その石のまわりにはコドモ達が
たえません。


あぁ、僕がやりたいのは、こういうことだな、、、。
こういう場所をつくりたいんだな、、、、。


10数年前のコトですが、
それがちょっと、ハッとした瞬間でして、
それから設計が楽しくなったのを覚えています。

ずいぶん、遅いですが、、、。

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ここで遊ぶコドモ達をみて、
久しぶりにそんなコトを思ったのでした。


そういう意味では、パブリックアートも、ケンチクも同じですね。

無愛想であればあるほど、いい。



家で酔っぱらって寝ている、父親みたいな、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:46| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

ピアノの中の小人達

実は昨日、西久保家にピアノが来ました。


まぁ、我が家がピアノを買うなんてコトはないだろうな、
とずっと思っていました。

値段も高いし、大きいし、そこまでの覚悟はないな、と。
しかも、今後、ピアノと一緒に引っ越しするなんて、
ただでさえ子供が3人いるだけで家探し、面倒なのに、、、、、。


そんなある日、ケーコ先生のお知り合いが、ピアノを引き取ってくれる
人を捜しているとのコト。

もし頂けるなら、ぜひ、、、、。

と、半信半疑で立候補していましたら、トントン拍子に話が進み、
昨日到着したのです。

古いピアノだとは聞いていたのですが、今日、調律の人が来て、
中を開けてみてビックリ。

なんと、昭和41年のピアノ。
つまり、45歳くらいのピアノです。

素敵だなぁ、と思ったのは、ピアノを調律するために空けると、
中には調律カルテみたいな紙が入っていて、購入された昭和41年の第一回目から、
調律するたびに、その日付と、調律師の名前だけが、刻々と刻まれていたのです。

すごいなぁ、45年。

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やっぱりもらったすぐは、変な音がしてたので、
調律師さんに来てもらったのですが、
ピアノの中身があまりにきれいで、
ちょっと見とれてしまいました。

僕だったら、この中身、構造現し仕上げにしたいところだけど、
きっと隠すのが粋なんだな、たぶん、、、、、。

さて、ノノとピアノを初めてから、すごく感じてたのは、

「ピアノって打楽器だなぁ。」

という事。

正確には、弦打楽器といって、弦をハンマーで叩いて音を出すような仕組みです。

なので、ピアノの中身は、たくさんのハンマーと無数の弦がいっぱい。
とにかく、見とれてしまうくらい、キレイです。

一本一本、鍵盤をはずして、弦を締めながら調律してもらったのですが、
定期的なこういうメンテナンスだけで、45年、そしてこれからも
キレイな音色を出せるなんて、、、、、。

そもそもケンバンて、外れるのですね、、、、。


例えば、ちょっと考えてみても、パソコンなんかは持って5年。
携帯も数年。
家電もテレビも、長くて10年。

パソコンなんかは仮に10年持ったとしても、もう、使えないくらい
処理速度が遅くて価値はゼロです。

要するに、僕たちの身の回りにあって、なくてはならないくらいに
価値がある気がしているモノ達は、
実はホンの数年経ったり、水に濡れるだけで、価値のなくなるものばかり。

しかし、なぜか現在成長している産業は、そういうモノばかりですね。
要するに使い捨てを前提にモノが作られています。

そういう世の中でのモノ作りに要求されるのは、とにかく安くて早く
作れること。建て売りやメーカーの住宅もそうなってしまっています。

消費するためにモノをつくる時代。
エコエコといいつつ、要するに、ゴミを作っている訳です。

長持ちすればするほど、価値がなくなるっていうのは、ちょっと
切ないなぁ、、、、と思います。
作るのも切ないです。そういうものは。
だって、使い手がどんなに愛情をかけても、意味がないわけだから。

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そういう今の時代の価値観と、真逆のこのピアノ。
なんか、僕が目指すケンチクのようでもあります。

だから、なんか、とっても嬉しかったし、感動しました。
昭和41年。1966年。
その時すでに、ピアノ職人だった訳だから、きっと作った人達は、
戦前の生まれでしょう。
日本の高度成長期の職人さん。

自分が作ったピアノが、長く、長く、愛されるように。
誰かが修理してくれる時には、やり易いように。

そんな職人としてのプライドにあふれた時代です。


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これなんかは、ゼッタイに、ピアノの中の小人達をイメージしたのでしょう。

、、、、、ですよね?


、、、、などと、調律師さんの背中を見つつ、
そんな妄想をしておりました。


何はともあれワラシベ長者のような偶然で、ピアノが我が家に来た訳なのでした。
我が家の家宝として、大切にしたいと思います。


それにしても、
よく他人にモノをもらう一家です、、、、、。








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2010年04月02日

西久保家の4月

4月です。

保育園は、当たり前ですが春休みというものがなく、
3/31から4/1になるタイミングで進級をします。

なので、御世話になった保育士さんたちも、その日を境に
急に入れ替わるという、ちょっと慌ただしい年度末。


西久保家はかれこれ、ノノから数えて保育園、いよいよ11年目に突入。
しかも、その間、西久保家は4件の家を渡り歩いて来ましたが、
なんだかんだとラッキーな事に3人ともずっと同じ保育園。

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さすがに今回の移動で、ノノが御世話になった保育士さんも
いよいよいなくなってしまうので、3/31は、夕方家族で挨拶にいきました。


赤ちゃんの頃から見てもらっているのですが、
たったの10年で、もうノノは157センチ。
先生達を追い越してしまいました。

感慨深いというより、デカすぎ。。。。。。


さて、小学生になってからのノノとリンタロは、
放課後、保育園の変わりに学童クラブに行っているのですが、
学童クラブもいよいよ4年生で終わりとなり、
とうとう4/1からノノは、放課後行くところがなくなってしまいました。。。。。

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かれこれこの10年間は、保育園なり学童なり、どこかしらに
同じ境遇のコドモ達を預かってくれる場所があったのですけど、
いよいよ、という感じです。

なので、共働きの家庭のコドモは、大抵このタイミングで塾に行きはじめ、
受験モードに切り替える家庭も多く、要するに保育園がわりが塾になるという
良くできた構図となっています。

学校で毎日やる運動部でもあればいいんだけど、
ないんだなぁ、、、最近の小学校は。。。。なんで? トウキョウだから??


まぁ、そんな訳で、塾にも行かなければ、受験もしない、うちのような
家はとたんに行き場がなくなっちゃう訳で、、、、。


ノノにきいたら、

「まぁ、4月からは家でのんびりするよ、、、。」


との事。


さて、どうなることやら、、、、。
事務所で模型でも作ってくれたらいいんだけど。

posted by 西久保毅人 at 01:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

夜勤の父

「パパ、キョウ、ヤスミ??」


珍しく僕が夜9時頃に家にいると、
ソラに言われる定番のセリフです。


「今日は、シゴト、行かないの?? お休み??」


どうも、ソラは僕が夜勤の人だと思っているみたい、、。



それとも、僕が夜いると、なんか、都合が悪い事でもあるのでしょうか、、、、?



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まぁ、ほとんど夜いないし、
ちょっと帰っても、まだ出て行き、
皆が起きる頃にはグースカ寝てるので、
しかたないといえば、しかたないのですが、
いつのまにか、僕は、「夜勤の人」扱いです、、、、。




先日も、ちょっと帰って、

「あー、事務所に戻るの、メンドクサイなぁ、、、。」

と、ダラダラと思っていると、


「パパ、今日、休みなの?? シゴト行かないの???」

とソラ。

「うーん、行こうかどうか、迷ってるんだよねー、雨振ってるし、、、。」


「じゃぁ、あしたは、休み??」

「、、、いや、仕事ですけど。。。。」


「じゃあ、さぁ、今から行って、明日の分のお仕事してきたらいいじゃん。
 そしたら、明日ヤスミ。

 じゃぁ、ソラクンも、今から明日のぶん、保育園行って、
 あしたヤスミにしようかな。。。。」


、、、、、、、なるほどねぇ、そういう風に考えるんですね。




そういえば、保育園児のソラも、休み少ないからなぁ、、、。








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2010年04月27日

ボート

ほとんど遠出というものをしない西久保家。

最近は天気も良くないですが、
ここ数回、天気のいい日にボートに乗りに行きました。

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ノノは5年生になり、リンタロウは3年生になり、
コドモコドモ、と思っていたのに、出来る事も増え、

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知ってる事も増え、

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減らず口も増えてきました、、、、。

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ふとした時に、

「あのさぁ、パパって、M? それともS?」


とリンタロウ。

「、、、。

 うーん、最近は、一見Mっぽいけど、実は結構Sだね、とか言われるなぁ、、。
 両方だと思うけど、、、。」

と、ちょっと高度な切り返し。


「、、、。ふーん、、、、。」

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そもそも、最近は学校でそういう話題が出るのか、、、、?

恐るべし、小学生。

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そんな訳で、ボートも、もう2人でスイスイとこげるようになり、
だんだん僕の出番も、うすーくなって来た今日この頃。。。。


太る訳だ、、、、。
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2010年04月28日

就職先

遅くなりましたが、春に完成しました「坂田さんの家」の完成写真を
アップしてみました。

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さて、先週土曜日。
奇跡的に、晴天に恵まれ、杉並区の「角」で工事中の「天川さんの家」の
上棟が無事できました。

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この雨続きの中、ピンポイントでの日本晴れです。

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1階がコンクリートで、2階に木造の中庭のある平屋が乗るシンプルな計画。
思った以上の素晴らしい骨格で、バッチリです。

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さて、今回は上棟した2階部分で、夕方から盛大な上棟式を催して
頂きました。御厚意で、初めて西久保家の子供達も一緒に参加させていただきました。

そういえば、長く仕事をしていますが、こういうのは初めての経験です。


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天気もちょうど良くて、暗くなるまでひと時の宴会。
皆で完成のイメージを膨らませながら、時間を忘れるひと時。

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リンタロウとソラも、職人さん達に相手してもらって、
これでなんとか就職先も安泰でしょうか?

親としては何より。

一安心です、、、、。


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2010年05月02日

さて、発表会な訳ですが、、、。

さて、明日はいよいよピアノの発表会。

ノノの発表会です。。一応。



僕ももちろんレンダンするのですが、
前回、本番で、とんでもない失敗をしちゃったキオクが蘇ります、、、。


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今回は、どんな失敗をするのでしょうか、、、?

どっちかうといと、ノノの方が本番に強いというか、
度胸があるというか。。。。

僕は、いい歳して、本番や環境の変化にめっぽう弱い、
というのに最近気がつきました。
前は、どっちかというと、人前好きなタイプだったんだけどなぁ、、、、。
歳かなぁ、、、、。


今回弾くレンダンは、モーツァルトの「アイネ クライネ ナハトムジク」

最初に楽譜もらった時は、
「3ページなんて、無理無理。」
と思っていたのに、

「一年かけて練習しましょうねっ、パパっ。」

というケーコ先生のあまーいささやき乗せられ、
一年後、なんとか一応弾けるようになりました。


、、、、しかしこないだの、本番前リハーサル。

ちょっとギャラリーがいただけで、僕のノミの心臓はバクバクしはじめ、
案の定、途中でボロボロ、、、、。
頭はマッシロ。
3ページもあるんで、どこで間違ったかも分からない、そんな感じでした。

撃沈、、、、、。

、、、あーー、思い出したら、またドキドキしてきた。


でも、あんまり派手な失敗したら、
もう、ケーコ先生も僕に曲をくれなくなるかも知れないので、
なんとか頑張ります!!


あーーーー。
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穴があったら、入りたい、、、、。
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2010年05月07日

埼玉カイカン

運命の日、5月3日。

浦和の埼玉会館というところで、ピアノの発表会がありました。

(、、、、ノノの。)

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なんで埼玉かというと、ケーコ先生の実家が埼玉で、オギクボと埼玉と両方で
レッスンをされているので、なんとなくいつも埼玉。

今回のサイタマカイカンは、初めての場所で、うーん、遠いなぁ、、、、
と思っていたのですが、、、、、、、。


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ついて、ビックリ!!!
めちゃくちゃ、カッコいいケンチクでした。

あんまりケンチク、詳しくないんですが、そんな僕でも、
これは、絶対に昭和の巨匠のシワザに違いない、、、、というニオイがプンプンし、
上野の東京文化会館とかに雰囲気が似てたので、もしかして、、、と調べると、
やはり、昭和モダニズムの巨匠、前川國男の建築でした。

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なんて言うんだろうなぁ、、、、こういう感じ。
隅々までデザインしつくされているというか、
全部、原寸で考えたんじゃなかろうか?という位のみなぎるエネルギー。

いいとか、悪いとか、そういう次元じゃないんだな。。。。。

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それぞれの納まりを見ていると、たどり着くまでに、
実現しなかったたくさんの検討案の束が、
それぞれにあったんだろうな、と同時に感じます。

設計者もすごいけど、作った人達もすごい。


さすが、ケーコ先生。
選ぶ会場もセンスあります。。。。

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、、、、、とそんな訳で、いつもの発表会とちょっと違うテンションに
なってしまっている僕でした。

なんちゅうか、元気玉じゃないけれど、

「このケンチクのエネルギーよ、オラの両手に集まれ!!」


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という祈りが届いたのか、
なんとか無事、ほぼノーミスで、気持ちよくレンダン弾ききりました。

、、、、よかったぁ、、。

ノノも、やっぱり本番に強く、ダカンのかっこうと、エリーゼのために
の2曲をいつもより上手に弾いていました。

やっぱ、すごいなぁ、、コドモは。。。。。

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そんな訳で、思いがけず素敵な空間と出会うことができ、
その中で、ピアノまで弾く事ができて、幸せな一日でした。

ケーコ先生からも、

「さぁ、また新たな再出発で頑張りましょうねっ 黒ハート黒ハート黒ハート

という、メールが、、、、。
てコトは、僕もまた弾いていいっ、ていうコトですよね?

さぁ、来年は何の曲かなぁ、、、、、。






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posted by 西久保毅人 at 00:54| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

もたざる者

先日、珍しくソラに絵を描いてやり、、、、、
(といっても、仮面ライダーダブルのなんちゃら、という武器ですが、)
色を塗ってる時のコト。


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まぁ、武器だから銀色の鉄っぽいパーツがあって、

、、、、いいや、銀のトコは塗らなくて、、、。

と、さっさと終わらそうとしていたら、


「、、、、、ギンは、、、??」


とソラ。


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「、、、ギン、ないし、むしろ塗らない方が、ある意味ギンぽいと思うけど。」

と言うと,さっそうと、クロを持ち出して、

「あのねぇ、クロをうすーく塗ると、、、、、じゃーん。ギンだよ。」

と言いながら、クロをうすーく塗りだしました。


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「ホイクエンではいつもこうやってギンにしてるよ。
 でも失敗すると、クロになるけど。」

とのコト。



、、、、、やるじゃん。
4歳なりにいろいろ考えて、リアルを追求しているんですね。
ちょっと感心しました。


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さて、横からリンタロウ。

「クラスの○○ちゃんの色鉛筆ねぇ、36色もあって、
それには、ホンモノの金も、銀も入ってたよ。
茶色も、いろんな茶色があるみたいだった。」

とのコト。


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なんか、セリフだけ聞くと、よくある戦後の小学校の一コマみたい。
クラスで一人だけいるお金持ちの子の色鉛筆に憧れる、
子だくさんの家のはな垂れ坊主のセリフ。

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今の小学生でも、そんなあこがれ方をするんだなぁ、、、
と感心もしつつ、

言葉や感性は、もたざる者の方が いつもゆたか。
posted by 西久保毅人 at 23:20| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月15日

はねカバの話

たぶん、僕が小学校の低学年の頃かなぁ、、、。

そのころ読んだ本で、なんか忘れられないというか、
ずーっと気になっている本がありました。


それは羽のついたカバのはなし。


かなり断片的にしか内容を覚えてなかったんですが、

どういう内容かというと、、、、

昔すべてのカバには羽があって、空を飛んでいました。
でも、ある国のお姫様が、不眠症になってしまって、
どんな医者にかかっても眠れない、、、。

そこで、誰かがカバの羽毛で作ったふとんで寝たところ、
不眠症はすっかり良くなりました。
そこで王様は、家来に国中のカバの羽を集めさせ、お姫様のために、
ふとんと枕をつくらせました。
そういう訳で、カバは空を飛べなくなってしまったのですが、、、、

さて現代。
ある女の子が、家の植木鉢の中に、小さなたまごを発見。
なんとそれは羽カバのたまごだったのです。。。。
中から、小さな羽カバが誕生し、、、、、、。


という内容。

でも、これは、あくまで僕が「覚えていた」内容であって、
ホントにこういう話だったかどうかも、さだかではありませんでしたし、
結末もさっぱり思い出せませんでした。


ただ、ただ、なぜか

はねカバ、はねカバ、、、、、と覚えていたのです。


、、、そんな訳なので、うちのコドモ達には、三人ともに、

「、、、実はカバは昔、羽があってね、空を飛んでいたんだよ、、、。」

と、きちんと教えてきたのですが、
なにせ、証拠がない、、、、。

だからもう、何年もの間、ずーっとその本を探していたのです。
しかし、このインターネットの時代になっても、不思議と見つからない、、、。

僕は僕で、はねカバ としか覚えてないので、


「はねカバ」

で検索しても全然出てこないのです。。。。

で、時には思い出すといろんな人に聞いてみるんですが、だーれも知りません、、。
ホント、あんまりにも情報がないので、

「、、、もしや、佐賀県限定の絵本だったの、、、???」


とも思い、佐賀で学校の先生をしている友達とかにも、

「、、、あのさぁ、、はねカバの本、図書館にあるか調べてみて、、、。」

と、何度か聞いてみたんですが、それでも見つからない、、。


ここまで見つからなくて、誰も読んだ覚えがないと、

ただの僕の妄想の中の本だったのか、、、?

または、何か政治的に問題のある本で、存在を封印されてしまったのか、、、?

とまで思ってしまっていました。

、、、このままでは、嘘つき扱いです。


まぁ、大げさですが、そんな感じで何年もの間、
もう期待もせずに、気がつくと探してみてたのですが、




、、、、ようやく発見!

コレでした。

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ほーら、やっぱりあった。はねカバ。
、、、、しかしタイトル全然違いました。見つからない訳です、、、。
ですが、やっぱり、絶版のようで、、、、、よっぽどマイナーだったんですね。。。

せっかくだから、なんとか中古で見つけて購入。

しかしまぁ、、、結構迷うというか、
あまりに自分の思い込みが強すぎで、ハードル上げすぎてるし、
実はあんまり面白くないかも知れないし、
このまま読まない方が、ずっと妄想できて良いのでは、、、という思いもあり、
まぁ、昔の彼女に会うべきかどうか、、、、、?

そんな感じ。


ですので、届いたものの、開いていいものか、、、、しばらく悩んだあげく、
恐る恐る読んでみました。




、、、ホント、子供の時のキオクって、不確かなものだなぁ、、、。
というのが正直な感想。。。。

なんと、そもそもこれは絵本ではなく、少しの挿絵と文字中心の物語。
しかも、僕が覚えていたくだりは、まぁメインといえばメインですが、
何十ページかある本の中で、たった2ページで語られる話。
その2ページはしっかり挿絵があったので、まぁ、そこしか覚えてない
僕にとっては絵本な訳ですね、、、。


しかしそれ以外の内容は、一切覚えていませんでした、、、、。
不思議。


まぁ、しかしようやく証拠を入手したので、
コドモ達にパス。

そのうち感想、聞いてみようと思います。

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2010年05月17日

うろこやさん

ソラが珍しく、仮面ライダーでもレンジャーものでもない絵を描いていました。




「 あー、電車でしょ、コレ、線路? 」


と聞くと、どうも不服な様子。。。。


「 、、電車でしょ??」


「、、、、、。」


「、、、、違うの、、?」


「、、、、、やさん、、、。」


「えっ、ナニ屋さん??」

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「、、、、うろこやさん、、、、。」


「、、、、ウロコ屋さん??」



あーー、確かに下に何匹かのサカナがいますし、
言われてみれば、電車の窓のような中には、
くねくねっと、ウロコのような模様が描かれていました、、、、。


「なるほどねぇ、、、、。サカナがウロコを買いにくるお店ってコト??」


「、、、そう。」




、、、、だそうです。。。。。。




.
posted by 西久保毅人 at 21:29| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

だんらん

明日は、学校のプールでヤゴを取るらしい。。。


ヤゴの話が、かえるの話になり、かえるを家に入れるとリコンという事になった。
なんのことやら。

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、、と、いろいろめぐるが最後はちんこの話。



ちんこを飼うという。
かえるはダメなのにちんこはいいのか、、、、?


「うーん、ちんこを飼うなら、散歩させなきゃね。

そして、ちんこは、つがいで飼った方がいいってよ。オスとメス。」


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「えっ、ちんこにもオスとメスがいるの??」



さっそうと、ズボンを脱ぐリンタロウ。



「ねぇ、パパ見て。  ぼくのちんこ、オス? メス??」






「、、、、うーん、メス、、、かな。オスはここに角があるから、、、。」





「そっか。。。。」






家族だんらん。




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2010年05月30日

おかねのカンカク

コドモにおかねのカンカクを教えるのってムズカしい。。。。

おこづかいって、いくらだったっけ??

はて、自分がコドモの頃どうしてたかを思い出そう、、、、としても
イマイチ覚えてないですが、100円もって、駄菓子屋さんで何を買おうかと
組み合わせを考えていたのは覚えています。



まだまだ100円で、いろいろ買えた時代。

100円玉で、あつい缶コーヒーのぬくもりが買え、
盗んだバイクで走り出してた時代です。。。。



さて、我が家は、4月まで、お小遣いっていうものをコドモ達に、
あげてこなかったのですが、ノノが5年生になったのを境に、
とりあえず、ノノにだけ月500円、というお小遣いをあげるコトに
なりました。

なので、月の始めになると、ノノはお小遣いを楽しみにしていて、

「パパ、500円。」

と言われます。。。

ただでさえ、毎月スタッフにお給料を払い、家賃を払い、、、、
と月末ブルーになるのにいよいよノノにまで、、、、、、。


でも、ノノは性格なのか、典型的な長女気質なのか、ホントのんびりした
性格なので、なんていうか、毎月お小遣いの日がある、っていうイベントが
楽しみなだけのようで、何に使うでもなく、、、、という感じで、
お金使うより、本読んでた方が楽しい、お得な性格。


逆に、3年のくせに、金にイヤシいのがリンタロウ。。。。
何かにつけ、金、金、カネ、、、、、。
なぜか、お金の計算、家族一、早いのです。。。


今日、ビックリしたんですが、

「パパ、ボク、ニセンキュウヒャクエン持ってるよ、、、。」

と、小銭をじゃらじゃら、、、、。

小遣いももらってないくせに、どうしたかってリンタロウが白状した
話によると、
家に落ちてる小銭を、せっせと集めて貯めたとのコト。

しかし、その貯め方がまたコソクで、
実は実行犯は、ソラ。

ソラが、落ちてるお金を拾うたんびに、リンタロウにこっそり
届けてるのだそうです、、、、、。
もちろん、ソラはまだ4才なので、意味もよく分からず、リンタロウに
あげると喜ぶから、せっせと家で小銭集めしてただけなのですけど、、、。

「あのね、この前、センエンも落ちてたから、リンにあげた。」

と、ソラ。


お前は、海賊の手下か。。。。。


、、、、まぁ、いろんなところに小銭が落ちてる家も、家ですが、
そんな訳で、水面下で我が家はワンビース状態、、、。


別にだからといって、コドモ達が、こっそり何かを買う訳でもないんですが、
お金のカンカクって、どうやったら身に付くのでしょうね。

よその家がどうなってるのか、知りたい今日この頃です。


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さて、写真は、井の頭公園でこないだ読んでもらったキャプテン翼。
マンガのリアル朗読をしてくれるお兄さんです。

あの、ガラスの貴公子三杉くんと翼くんの伝説の準決勝をお願いしました。


トウキョウには、いろんな職業の人がいて、
いろんなおかねの稼ぎ方がありますね、、、、。




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2010年06月03日

センチメンタルな季節。

いつか、こんな日が来るとは思っていました。

まぁ、覚悟はしてましたけど。。。。


心の準備が追いつかなかっただけ。

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ちょうど、午後から現在設計中のご家族のご自宅のある葛飾へ。
お話も終えて、シキチも近いので、一人シキチへ行きました。

ちょうど、途中においしそうな焼き鳥屋さん。

そういえば、食べるのが大好きなご家族の家の設計だから、
せっかくだから、シキチで食べちゃおう、、。

と、体のいい、いい訳を思いつき、焼き鳥買ってシキチへ。
とても、いい天気で、焼き鳥日和。


せっかくなので、シキチから見える景色をスケッチしていると、

あっ、絵描いてる人がいるー。

と、子供の声。


そう、結構、交通量のある角地なので、焼き鳥食べながら絵を描いてると、
目立つ訳です、、、、。

人なつっこい、小学生の女の子2人組。
自転車下りてやって来ました。



「わー、じょうずー。」
「似てるー。」

と、まぁ、相手が小学生の女の子でも、めったにほめられない僕としては、
ほめられると嬉しい訳で、

「、、、、そう??」

と、必要以上に力が入ります。

「わー、すごーい。」
「帰ったらお母さんに見せようー。写真とっていいですか?」

と、ケイタイでシャメまでとられ、

「わー、しんけーん。」

と、メンドクサイが、まぁ、女の子にほめられて悪き気はしない訳で、
必要以上にいろを塗ったり、かき込んだりと、、、、、。

ちょっとご機嫌なひと時。。。。。



さて、まぁ、飽きっぽいのが小学生。
しばらくすると、飽きたようで、近くの茂みででバッタを探しはじめました。


ほっといて、僕は僕で、スケッチをしていると、


「あー、見つけたー。」と声が聴こえます。

なかなか捕まえられない2人が、ついに、バッタを見つけた模様。

その時です!

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「ねぇー、おーじーさーーーーーんっ!  バッタ捕まえてー。」


もちろん、まさか、僕が呼ばれてるとは夢にも思わないので、黙ってると、

「もう、ねぇ、絵を描いてる おーじーさーーーーーんっ!


、、、、、そう、もう僕しかいない訳ですね、、、。




お じ さ ん 、、、、。




お お じ さ ん、、の聞き間違いでもないよね? まさかね。。。。
お お じ は、 様  だものね、、、。


、、、あっそう、最初からそういう風に見てた訳ね。
というか、見えてた訳ね、、、、。
というか、そうなのですね。

というか、まだまだおにいさんって呼ばれるはず、って思ってたのは、
僕だけな訳ね、、、、。

ていうか、これまでお兄さんて言ってた人達は、ビミョウに気をつかってた訳ね。
そりゃ、そうだよね、3人の子持ちの、37才だものね、、、、。


、、、、ふーん、、、、、。


もう、それからというもの、やれ おじさんバッタ入れる箱ない? とか、
じゃぁ、入れ物探してくるから、おじさんバッタ持ってて だ、
おじさん、ゼッタイに逃がさないでね、 だ、
おじさんバッタもついでに描いて だ、、、。


もう、ムカついたんで、バッタ、逃がしてやりました、、、、。


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もう、、、、
調子に乗って、、、、、少しほめられたいと思って、
不必要に書き込んで、色まで塗った絵をどうしてくれる。。。。。


と、思って一人打ちひしがれていると、


「あっ、もう帰るね、おじさん今度何曜日に来るの?

 おじさん、ばいばーい。」

と、自転車で、しゃーっと帰っていきました。


、、、、
いつか、こんな日が来るとは思っていました。

まぁ、覚悟はしてましたけど。。。。


心の準備が追いつかなかっただけ。。。。。




※ 本日の出来事は、設計内容には影響しませんのでご心配なく。
、、、、、諸事情により、ちょっと大人の渋みが混じるかも知れませんが、、、。


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2010年06月14日

盗みぐいする時は、、、、。

盗み食いする時は、、、、、。



1.あんまり何度も取りにいかない。

2.木は折らない。

3.木に登りながら、「パパもいる? とか大声で聞かない。(いるに決まってる。)」

4.勝手に取っていいの??  とかオトナに聞かない。

5.だまって食う。

6.隠れて食う。

7.現場に食いかすは残さない。(証拠隠滅。)

8.親は、他人のフリをする。

9.現場に種は植えない。

10.最後にママのお土産までとらない、、、。


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2010年06月26日

決戦前夜

デンマーク戦、すごい試合でした。

僕は、

「試合が始まる頃、帰って来てね、3時頃。
てうか、3時前に寝られたら困るから、3時まで帰ってこなくていいから!」


という命令だったので、
ニコのワカモノ達を、

「打ち上げ、、、、行く??」

、という名目で、まんまと誘い出し、試合開始まで近くの飲み屋へ、、、。

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思いの外、盛り上がり、あっという間の3時前。

「、、、じゃ、僕カエルから、あとよろしくー。」

と、ワカモノ達をその場に捨てて無事帰宅。


さて、ハラさんを起こし、せっかくなのでコドモ達も起こし、
皆で観戦。

まぁ、学校やホイクエンで寝るだろうけど、
世紀の一戦ですからね、、、、。

まぁ、でもコドモ達も、起こされたかいがあったんではないでしょうか?

出来過ぎなくらい、いいゲームでした。


でも、何て言うか,今回活躍している松井や、阿部や、大久保や、遠藤や、、、
ていう選手達は、実はもう、7.8年前くらいから代表には呼ばれるものの、
器用が故に誰かの2番手だった選手達です。

大抵、暗黙のようにレギュラーが固定されている中で、
呼ばれても、ほぼ出れる見込みがない、という立場。

その心境って、ちょっと想像できません、、、、。

昔、たとえば松田が、どうせ出れないんだったら、辞退しますって、
帰っちゃったりしてたみたいですが、そのキモチの方が分かりますし、
あんまりそういう事にふれない遠藤が、昨日勝利後のインタビューで、
たぶん初めて、やっぱ当時は、悔しかった、、、、って言ってましたが、
それが、本心なのだと思います。

だからこそ、ようやく手に入れたポジションを、二度と手放したくない、、、
っていう、気迫みたいなものを今のチームからは感じます。
なんていうか、それは、最初から一番手じゃなくて、ずっと二番手だった
からこその強さというか、、、、。


例えて言えば、それは今まで日本人に足りないと言われてきた
ハングリー精神、ていうものかもしれません。

こういう時は、人間、強いものです。


もしかしたら、本田がいうように、優勝しちゃうかも知れませんね。。。。。

中村俊輔が、不調だったからこその、不幸中の幸いのようなところもあり、
チームは強くなったからいいのですが、僕的には、どうしてもチチオヤとしての
俊輔目線になっちゃうから、彼の子供達は、ちょっと寂しいだろうなぁ、、、
とか、余計なコトも、結構考えちゃうんですけど、、、。
たしか、僕と同じく3人子供いるから。。。。

でも、だからこそ、彼のコドモ達が、もっとすごい選手になるかも、ですね。




さてさて、僕に捨て逃げされたニコのワカモノ達はというと、、、、
お店でそのまま、試合を見せてもらえたそうです。
ホソダくん、テレビないから良かったね。

しかし、、、、、

「、、、、あたし、、、飲み過ぎて、肝心のゴールの時はほぼトイレでした、、、、。」

と、菊地さん。


僕のせいではありません、、、、、。










posted by 西久保毅人 at 01:22| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

ヤギのはなし

ソラも、最近ホイクエンでいろいろ学んできているもよう。


先日は、ホイクエンにごみ収集車がきて、リサイクルについて
覚えてきたらしく、
帰ったとたん、プラのマークをゴミ箱をひっくり返して探していました。

、、、、結果的にはひっくり返しただけですが、、、、。




昨日は昨日で、

「ペットボトルって、おようふくに生まれ変わるんだって!」

、、、と、一緒にいる親のポイントが上がりそうな、
ソラにしてはなかなか素敵な発言を、
大声で、しかも電車のナカでするかと思ったら、


「、、、だからペットボトルのコーラ買って、、、、。」


と、根本的に心構えが間違えています、、、、。



さて、本日。

ホイクエンで映画を見て来たもよう。


「今日、ホイクエンで映画みたっ。」


「へー、なんていうヤツ?」


「えーとねぇ、、、、7ひきと、、、、、3びきの子ヤギ。」



、、、、、ずいぶんと、まぁ、何も起こらなそうな、
平和そうなタイトル。。。。


そもそも間違ってるようです。


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2010年06月30日

写真判定

あぁ、、、、。

日本、負けてしまいました、、、、。
リンタロウも延長前半までは起きていてましたが、
さすがに途中で沈没。。。。。


さて、今回のワールドカップでも疑惑、というか明らかな誤審があって、
特にイングランド対オランダのヤツなんかは、あれが得点だったら、
多少は流れ、違ったかもなぁ、、、と素人目にも思いますし、


「、、、なんで入ってるのに、入ってないの、、、、?」

と、まためんどくさいリンタロウ。

「、、、まぁ、オトナの事情、ってやつだよ、、、。」


そう、世の中は、理不尽で、不平等なのです。

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で、こういうコトが起こると、写真判定を取り入れるべきでは?みたいな
議論が起こる訳で、
今は、相撲も写真判定、野球も写真判定、テニスも写真判定。
と、いろんなスポーツで写真判定が取り入れられています。

競馬は昔から写真判定ですが、これはギャンブルだから多少、しょうがないとしても、
サッカーまで写真判定になっちゃったら、結構つまらないなぁ、、、と
正直思います。

カメラ技術が進みすぎて、全てあからさまになっちゃうから、
キモチは分かるんですが、その場の正しい事が、必ずしも長い目で見て
正しいとは僕は思わないんだなぁ、、、


カメラに映るのだけが真実だっていうコトになると、審判はもういりませんし、
選手の審判に対する信頼感みたいなものも、たぶんなくなります。
審判のプロ意識みたいなものも薄れていくでしょう。

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これは、なんていうか、
学校の先生の今の立場にもすごく似ていると思うのです。
本当は、先生一人一人、考え方も、意見も、価値観も違っていいのに、
写真判定を気にして、なかなか個性的な先生が育たない環境になっています。
先生に決断権が与えられないと、そういう状況をコドモ達は感じる訳で、
コドモ達がオトナをバカにする状況が生まれてしまいます。

親としては、ジブンが思っている事だったら、
別に間違った事を教えてくれてもいいのに、、、、
と思うんですが。


そしてこの調子では、きっといつの日か、家庭にも写真判定が取り入れられ、
我が家にも来ちゃうかも知れません。

それはやばい。

僕がコドモに話す事なんか、9割は適当ですから、あっという間に退場処分。。。

マズい、、、、。

僕の場合、時々発する1割のコトバがいいのに。味があって、、、。



、、、、と、こういうコトを書いていたら、以前写真家の金子美由紀さんと
話した事を思い出しました。


デジタルとフィルムの違いについて、写真家としての気持ちを聞いた時。



「デジタル写真は、はっきり映るけど、予想外の写真は撮れない。

 フィルムは、時々、大失敗もあるけれど、
 予想もしなかったような素敵な写真が撮れる時がある。」


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きっとスポーツも、教育も、こういうコトのような気がしてます。


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2010年07月06日

プールの後は、神社でブタメン

「あたしさぁ、急だったから去年の水着なんだよねー。超、ブルー。

しかもさぁ、、、ビキニしかなかったんだけどぉ、、、

しかもさぁ、あたし、おなか、超ヤバいんですけどぉ、、、。
ダイエット中なんだけどさぁ。。。。」


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、、、、、て、

どこの女子高生の会話かと思いきや、
小五のノノ達の昨日の会話です、、、、、。

もう、びっくりしちゃいますね。

こいつらのアホさ加減、、、。


とはいえ、まぁ僕も嫌いな方じゃないので、無理やり会話にまじるワケで、

「そうなんだよねぇ、、僕もおなか、超ヤバい感じなんですけどぉ、、、。
 
、、、、別にダイエット、してないけどぉ、、、、。」



と、そんな訳で、
7月になり、毎年恒例のプールの季節なりまして、
ノノリンソラとノノのギャル友達連れてプールへ行きました。

自転車でちょっと遠いんですけど、大宮八幡プールが我が家の定番。

何と言っても、大きな空と、50m屋外ブール。
それにつきます。


昨日の収穫と言えば、
見た目と真逆で、ビビリのソラが、水にもぐるという技を身につけたコトです。

こればっかりは教えるとかそういうコトじゃない気がしているんで、
本人のタイミングなんでしょうけど、一瞬顔を水につけるのがいいとこだったのが、
一日にして、ブクブクブクー、と潜れるようになりました。

コドモと初めて水中で顔を合わせるって、
結構感動なのです、、、。

そういえば、6年くらい前にこんなコトを書きましたが、
ソラもようやく、最終進化をしたようです、、、。めでたし。


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さて、毎年のプールの後の楽しみは、神社でアイス。

なのですが、
その駄菓子屋で、なぜかブタメンがコドモ達に異様な程の人気があり、
そこに集まる子達は、毎年みんなブタメン食べてます。

そんな訳で、今年はブタメンに初チャレンジ。

しかし、すごいですね、ブタメンの種類、、、、。


なんと、ラーメンだけじゃなく、「ペペロンチーノ」って、
パスタまであるのです、、、。

まさか、80円で、ペペロンチーノ?

と、半信半疑で食べてみたのですが、、、、、。

結構、いけます。恐るべし、ブタメン。


駄菓子屋さんのおっちゃんによると、

「去年は焼きそばブタメン置いてたけど、人気なくってさぁ、、、、
でも、今年のペペロンチーノは、すごい人気なんだよねー。」

て、コトでした。
納得です。

そんな訳で、今年も、プールが楽しみです。



しかし、それにしても改めて、ノノは、デカすぎ、、、。

「ヨコの子、同級生なんですけどぉ、、、。超ヤバくないですかぁ。。。」

とでも言いたくなります。。。。

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そして、スキあらば、ノノのお尻をねらうリンタロウ、、、。



やれやれ。。。。。


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2010年07月10日

ソラのカンサツのカンサツ

今日、ソラがうんこした後、
出てこないと思って行ってみたら、

トイレットペーパーの芯をちんちんにさして、、、

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穴からちんちんをカンサツしておりました。



、、、、ものの見方はいろいろなのだ。
    くだらぬ常識にとらわれてやしないか?
    いろんな角度からきちんとモノゴトをカンサツしているのか?



、、、、と、そんなコトを教えてくれているのでしょう、、、、。



すみません。
あらためて、シキチに行ってみます!

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2010年07月25日

小さくなった?

こないだリンタロウと並んで歩いていた時のコト。


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「あれっ?少しちいさくなった?」とリンタロウ。

「、、、えっ、ナニが??」


「だから、パパが。

 前はもっと大きかったようなかんじがするんだけど、、、。」


、、、、、。

「それは、お前がデカくなっただけで、パパは縮みも伸びもしてませんが、、、何か?」


と、そんな会話をしたのですが、自分が大きくなる時って、
自分が大きくなったって感じるよりも、
まわりが小さくなった、って感じるものかも知れません。

聞いてみると、いよいよリンタロウも140センチ突破。
ノノは、ほぼ160センチ。
小学校卒業までに、170センチ、というのが目下、ノノの最大の目標のらしいのです。

、、、、もう、我が家の成長曲線ははたして何に向かっているのでしょうか、、、?


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しかし、コドモに「小さくなった?」って、思われてるのって、
それはそれで、実はちょっとショックです。
もう、一緒にお風呂に入るのも辞めようかな、、、、、。


ムカつくんで、今度サッカーの時にぶっ飛ばしてやろうと思っているのですが、
最近、イヤに走り込んでいるようなので、
数年後には、逆に、

「パパ、ちから弱くなった?」

とか、

「パパ、足遅くなった?」

とか、言われるのが、楽しみなような、怖いような、、、、。


そういえば、妙に頭の回転の速いリンタロウは、根津っちのナゾかけも
意外と上手いんだよなぁ,、、、。

すぐ、ととのうし、、、、。


次々におかぶを奪われつつある今日この頃、
そろそろ何か、反撃の策を考える必要がありそうです、、、。

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2010年08月03日

ゾウの時間、ネズミの時間、ソラの時間、、、。

昔よんだ本に、ゾウの時間、ネズミの時間ていうのがあって、その中に、「島の法則」っていう理論が出て来ます。

要約すると、天敵のいないシマのような状況に置かれると、
ゾウみたいに大きな動物は、次第に、小さくなっていき、ネズミみたいに小さな動物は、
次第に大きくなっていく、というようなコト。
ポイントは、大きくなったり、小さくなったり、ていうのが大切ではなくて、
ゾウも、ネズミも、本来の適正な大きさに戻ろうとする、という事です。

要するに、ゾウは、本来は、もっと小さくて、ネズミは、もっと大きい、のだけど、
天敵がいる環境では、ゾウは襲われないように無理して大きな体になっていて、
逆にネズミは、早く逃げれるように、無理して小さな体になっている、という様なコト。。。。

なるほどね、天敵のいる環境で、生きるのは大変なのですね。

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さて、前置きが長くなりましたが、子供達を見ていると、この「島の法則」、なるほどなぁ、、
と思うんです。実は。


ちょうど、月曜から、ノノとリンタロウ2人で一週間 おばあちゃんちへ。

そんな訳で、ソラは夢の一人っ子状態。

ソラは生まれた時から、学年イチのデカ女と、エセ亀田の弟として生きているので、
ある程度、虚勢を張らないと生きていけない環境で育っていまして、親も三番目で、
適当に扱っているため、赤ちゃん、という扱いをほとんど受けずに、
大切な、情操教育をかなり、省略されて大きくなっています。

なので、
まぁ、要するに、自分の身は、自分で守る、という
天敵のいるような状況下で、育ってきている訳ですね。


日々、リンタロウにこびを売り、落ちてる小銭を納税し、

ノノには、ヒステリックに、むげに扱われ、、、、、、。


楽しそうに見えますが、よっぽどストレスだったんでしょう、、、、、、。



日頃、気にもしないんですが、、、、、、、、。


ノノと、リンタロウが一週間いないと分かったとたん、、、、。



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このありさま、、、。

もう、あからさまに、ダラーっとした、緊張感のないソラとなってしましました。。。。。


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もう、なんていうか、この解き放たれ感。。。。。。


あまりのあからさまな変わりっぷりは、笑ってしまいます、、、、。



ほっとけば、だんだん小さくなるのかな?



まぁ、とりあえず、ノノとリンタロウが帰って来るまで、こんな感じなのでしょう。

そして、このバカンス中のソラのスケジュールとしては、


「ママと2人で、おんせんに行って、ホテルに泊まる。

 おんせんは、ホテルについてるヤツでも まぁ、いいけど、、、、。」


とのコト。


4才?
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2010年08月05日

不在のお知らせ。

ええとですね、

明日、8月5日(金)〜7日(日)までの三日間、
リンタロウのサッカーチームの夏合宿に親コーチとして参加のため、
東京を不在となります。


ジブン、ただのシロウトですけど、、、、、。



合宿もですけど、家族構成上、三日間もリンタロウとべったりと、ずっといるっていう、
状況は、ほぼ初めてかな。

それも楽しみです。


そんな訳で、三日間サッカー漬け。
仕事の足しになるようなコトは、一切なさそうです。。。。




しかたがないので、
無回転シュートでも、練習してこようと思います。



ではでは。

急用の方は、いつものこんな感じでよろしくお願いします。

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posted by 西久保毅人 at 23:03| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

晴れ過ぎ 焼け過ぎ。

二泊三日のサッカー合宿より、無事帰還しました。

、、、、、リンタロウの、です。

外房の銚子のさきの、波崎町っていうのどかな海沿いの町。
というか、予備知識なく、

「合宿ね、合宿、、、、」

という気分でいたので、
バスで、半分拉致ぎみに連れて行かれ、3時間後に到着して
銚子の近く、と知った時に、ちょっとビックリしました、、、、、。


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しかし、まぁ、晴れた晴れた。
日陰一つないグランドに一日いる訳で、
僕は全身やけど気味に日焼けして、ちょっと人に会うのがお恥ずかしい感じ。


まぁ、会う人会う人に笑い者にされています、、、。


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今回のメンバーは、3年生から6年生までと、厚意で来てくれているOBの中高生、大学生、
あとはコーチ陣と数人のお母さん、お父さん達。
特に、5年生は、ノノの同級生の男の子達なので、僕にとってはとても親近感のあるメンバー
でした。


子供達と何も気にせず、汗だくになって、水をかぶって、ただただ走って、
ボールを追いかけて、メシを食って、一緒にお風呂に入って、寝て。


まぁ、言ってしまえば、それだけの三日間。



都会のカッコつけた青々した芝じゃなくて、茶色と緑が半分半分程度の,
ユルーイ感じで管理された芝のグランドが、かえって居心地よかったです。

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ノノがいるから、上級生はどっちかというと、
僕はノノのギャル友しか普段密には接しない訳で、

5、6年生の男の子って、どんなだろ??

って、単純な興味があったんですが、みんなとってもコドモらしくて、
かわいい子達でした。
男の子は、幼いというか、無邪気ですね。
まぁ、お風呂では毛が生えたかどうかが、お決まりの、話題の中心な訳で、、、、、。


よく、都会は地域の付き合いが希薄、って言われますが、
田舎のコドモ達みたいにみんな面倒見もよく、リンタロウも可愛がってもらえていますし、
サッカー部っていう輪の中で、上下隔てなく、じゃがいものようなコドモ達。

いわゆる都会っぽさの、みじんもなくて、いい感じです。

そんな仲間と出会えて、リンタロウも幸せですね。

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僕も、こんなジャガイモ集団に同行させてもらえる機会なんて、
めったにないだろうから、
親としては、ちょっと貴重な経験をさせて頂きました。

小学校の修学旅行に連れて行ってもらったような気分で、これはクセになりそう、、、。

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さてさて、僕はいうと、
さすがに三日間ボールにさわっている訳で、苦手なリフティングがずいぶん上達!!!!


まぁ、披露できる場がなく残念ではありますが、
歳をとってもやればできるもんです。



ムダに、恥ずかしい顔に焼けた訳ではないのでした。。。。



そんな訳で、僕のこれからの毎年の予定に「サッカー合宿」の二文字が組み込まれるコトに
なり、ソラもいるから、あと10年くらいは行けそうかな、、、、?

と、

子離れできない理由が、また増えてしまった今日この頃です。
posted by 西久保毅人 at 23:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

セマイ

先日、

保育園の帰りすがら、

「ソラ、今日、阿佐ヶ谷の七夕祭りだってさ。 行く?」

と聞くと、

「お祭り? 行きたいけど、、、、、、、セマイ?」


とのコト。


、、、、、セマイ?


なんのこっちゃと思って聞いてみると、

どうも、「混んでる」というコトが、

ソラにとっては「セマイ」ということらしい。


「こないだの花火も セマカッタもんね。。。。。。」

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そうそう、滅多に混んでる場所には行かない西久保家ですが、
ちょうど、7月の調布の花火大会にソラとリンタロウ連れて行ったのです。

それが、もう、動けないくらい混んでて、
その印象が強かったんでしょうね。。。。。


でも、聞いてみて、おもしろい表現だなぁ、、、、と思いました。

「混んでる」 と 「セマイ」


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何が違うかと言うと、たぶん、視点がどこにあるか?なのですね。

「混んでる」っていうのは、ちょっと状況を客観視した表現。

「セマイ」っていうのは、自分が感じる主体的な表現。


要するに、「混んでる」っていうのは、混んでる状況を上から見れて、初めて言える訳で、
大きな大人がたくさんいる「混んでる」状況の渦中にいて、オトナのケツしか見えない
視点の低い小さなソラにとっては、


、、、混んでるのかどうかは知らんが、とにかくギュウギュウで、セマイセマイ。


ってコトなんでしょうね。


なるほどね、、、、考えた事もない、面白い表現。



と、そんなコトに感心しつつ、
セマイ敷地をセマクなく感じさせる方法を、日々考えつつ、、、、、。


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2010年08月20日

うみ

久しぶりにコドモ達と海水浴。


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なんていうか、泳ぐ、泳ぐ、ノノとリンタロウ。
あっという間に沖まで行って、もう全然足は届かない。

そういうのが怖いっていう神経は、どうやらないらしいです、、、。

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僕も、自分一人だったらいいんだけど、一緒に泳いでいると、


「、、、ん? もしこいつら、2人同時に溺れだしたら、さすがに連れて戻れないなぁ、、、。」


というのが、正直気が気でなくて、3人分疲れるんですが、


そんな僕の心配は完全に無視され、感心するくらいどんどん泳いでいきます。


とはいえ、海の事故は毎年よく耳にするので、


死なす訳には、、、、、、。


というのが、やっぱり頭から離れませんね。。。。楽しいですが。

しかし、こんだけ泳げるようになれば、コドモ達と共有できるコトも
増えるなぁ、、、とこれから夏の楽しみも増えそうです。


、、、完全に見かけ倒しのソラは、ほぼ浜辺で待機でしたが。

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、、、、さてそんな訳で、サッカー合宿と、海水浴で、
必要以上に日焼けしてしまい、保育園の保母さん達にも、


「ソラくんのパパ、、、、、一体どうしたの??」


現場にいっても、

「西久保さん、遊びまくってますねーっ。キャバクラっすかーっ。」


、、、、、、、、、日焼けするキャバクラって、、、、?


と、

と、行くとこ行くとこ、ちょっと不審な目で見られている今日この頃です、、、、。



あの、、、、いたって真面目ですが、何か?


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2010年08月25日

すばらしき引き算

先週末、お誘いいただいて、二年前に完成した和田さんの家
コドモ達を連れて、泊まりに行って来ました。


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遅くなっちゃって、ちょうど着いたのが夕暮れ時。

当たり前のように、テラスにテーブルや座布団やランタンが置いてあって、
仕事から帰ってくると、和田さんは当たり前のように、火おこしを始めて。


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「ちょっと玄関扉が調子悪くて、見てもらいたいんですよー、」

との事もあり、いろいろ点検もしようかと思っていたんですが、、、、、。

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すみません、あまりにも感動してしまい、ただ、飯食って、お酒飲んで帰って来ちゃいました、、、、、。



僕はちょこちょこうかがってたんですが、
コドモ達同士は久しぶり。
でも、すぐお互いに思い出して、勝手に楽しんでいたので、
僕は、もう着くなりテラスの椅子に腰を下ろすと、
なんか、もう、じーんときちゃって、、、、、。

写真とる事すら、もう、もったいないっていうか、どーでもいいって思っちゃって、、、、。
夜の写真はございません、、、。


和田さんが、いろりでゆっくりゆっくり焼いてくれる魚やお肉を食べながら、
気がついたら、夜中の二時近くまで、テラスから微動だにしませんでしたね、、、。僕。

その間に、コドモ達もテラスでごはんを食べ、

オンナ組はオンナ組で、はなれのお風呂に閉じこもり、
オトコ組は、オトコ組で、テラスにつながるお風呂で好きなだけ遊んで、
オトナ組は、そういうコドモらをサカナに、お酒がすすみ、あっという間の夜でした。


最後に

「どうぞごゆっくり。」

と、はなれのお風呂に一人で入ったのですが、


「、、、とにかく、来客が、なかなか風呂から出てこなくて困るんですよー。」

と和田さんが嬉しそうに話されるのがよく分かります。


うっとり、うっとり、寝てしまいました、、、、。


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「大雨でない限り、僕たち たいてい外にいますから。テラスがリビングです。」


いろんな案を考えたんですが、一番和田さんぽいかな、と御提案させていただいた最後のプラン。
、、、、ずいぶん前に和田さんにはぶっっちゃけましたが、何回目かの打ち合わせの日の、
前日の夜に、突然方向転換して考えたプランでした。


「お風呂が外なら、テラスに傘を置いた方がいいかしら、、?」

「夫婦喧嘩したら、俺ははなれの風呂に閉じこもり、風呂で生活するからな。
、、、、喧嘩しなくても、俺は風呂とテラスにしかいないかもなぁ、、、。」


そんなコトを話しながらも、

「でも、実際に住んでみないと分かんないかもね。。。。」

と、二年前に完成したのですが、
そのまんまの生活が、そこにはありました。


家と和田さん家族の生活が、一体というか、家が和田さん家族そのもの、というか、、、。


和田さんの家以外の、何ものでもないよな、、、。


そんなコトを考えつつも、でもこの家は、きっとどんな家族が住んだとしても、
同じくらい楽しくて、素敵な生活になるに違いないだろうなぁ、、、というコトも
確信をもって想像しました。

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ケイタイでもケンチクでも、クルマでも、
何でもかんでも足して、足して、新機能で、最新式で、自動的で、、、、、。

足しても足しても、足りないコトが気になるだけ。

すばらしき引き算だけが、実は圧倒的な豊かさを獲得できると、最近特に思いますし、
そんな和田さんご家族の、すばらしき引き算のパートナーに選んでもらった事が、
設計者として、何より幸せでした。


まぁ、僕は食って飲むだけですけれど、、、。


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さてさて、そんな幸せなひと時を過ごしたソラ。
今日、一緒に夕ご飯の買い物をしてると、

「あのさぁ、、きょう、夜ごはん、おそとでごはん食べてもいいー? うちにもあるじゃん、デッキのところ。」


そういう気持ち良さは、ソラにも伝わっているようです。


僕は、引き算教室でも開こうかなぁ、、、、。引き算専門店。


あ、そうそう今週末、オープンハウスです。
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2010年08月28日

坪井号上棟 そして オープンハウス

杉並ワンピースの舞台でもある、海賊船「坪井号」が上棟しました。

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高床住居なので、実際に上棟すると、ホントに舟みたい。
洪水の可能性のある地域なので、こういう形状を考えたのですが、さっそくコドモ達は
床下にもぐって遊んでおりました。


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坪井さんに上棟式を開催して頂き、夕方から日が暮れるまで現場で会食。
数時間ですが、作ってくれる職人さん達と、ご家族みんなが顔を合わせる機会。

現場でただ、飲んで食べるだけですが、そういう単純なコトが、一番大切ですね。



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夏休みという事もあり、うちのコドモ達も参加させて頂きました。
秋の完成が楽しみです。



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さて、もうHPには掲載していますが、
今週の日曜日は、調布の「鷲巣さんの家」のオープンハウス

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植栽も入り、だんだん雰囲気が出て来ました。

角地年間のニコ設計室では、今年5件目の角地の家。
ちょっとのんびりした街の、いびつな角地なのですが、
車のとめ方、通りに対しての空地の残し方、プライバシーの守り方、、、、、、

といった、ごくごく当たり前の事を、2つの大きな曲面の壁で解決したプランです。

、、、、と、考えたまでは良かったんですが、
よくホントに実現できたなぁ、と工事をしていただいた内田産業さんには感謝です。

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当日は、鷲巣さんのイラスト作品の展示もして頂ける予定? なので、
そちらも楽しみです。


ぜひ、いらして下さい。


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posted by 西久保毅人 at 02:25| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

シュート

久しぶりにリンタロウのサッカー。

最近、忙しくてなかなかリンタロウの練習に行けてなかったので久しぶり。。。。

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時間ができると、

サッカーするか、お酒飲んでるか、「うぬぼれ刑事」見てるか、、、、、、、

まぁ、僕の最近のプライベートは、この3種類くらいに収束しつつある今日この頃。


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練習に参加すると、必ずシュート練習のゴールキーパーをする事にしています。
1年生から、6年生まで。

もう、3.4年生になると、時々、大人顔負けのシュートが時々飛んできます。

そういえば、3年前、1年生のリンタロウを連れて練習を見てて、

「、、、やっぱ、3.4年になるとボールが違うなぁ、、、すごいなぁ、、、。」

って、感心していたのですが、気づくとリンタロウも、そういう学年。


基本的に、リンタロウは誰似か知りませんが、相当不器用で、へたくそなんですが、
それでも、デカくて、へたなりに3年間もやってる訳なので、
時々、、、、、、50本に一本くらいの割合で、
たまたま、ジャストミートしたシュートは、結構な威力で飛んできて、ビックリです。


ずしーんと、僕の手にだけ残る、シュートの感触。


子育てとか、教育とか、はっきりいってよく分かりません。
そもそもあんまり家にいませんし、、、、、。


だから、その感触だけが、僕が感じられる、唯一の成長の証。

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パワーとパワーのぶつかり合い。
それだけだなぁ、、、、僕がオスのコドモ達とやりたいのは。



だから悪いけど、ホソダやフジモトや、、、その辺のヤツらになんかに負けてるヒマはないんだな。

もっとすごい勝負をリンタロウとソラとやんなきゃいけないからね、僕は。


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さてさて、せっかくなので、久しぶりにノノも連れて行ったんですが、、、、、、、。

、、、もう、この変態文科系デカ女は、
グランドに着くなり、さっそうと分厚い本を取り出し、
我関せず、で読書タイム。

まぁ、好きな事があるのは悪い事ではないですが、、、、、、
モテない女の道、爆進中です。


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2010年09月28日

さてさて、運動会

さてさて、西久保家が、一年で一番忙しい10月が目の前です。


なにせ、小学校、保育園の運動会が2週連続でダブルであるのと、
ノノとソラの誕生日も10月。


もう、めんどくさいんで、1日にまとめてもらいたい今日この頃、、、、。



さて、最初は今週末の、小学校の運動会。

去年は、こんな感じだったなぁ、、、。

ノノも去年までの強敵にどうやら勝てそうだとか、
リンタロウもサッカー部のヤツらには負ける気がしないとか、、、、。

かなりねじ曲がった事前情報は、コドモ達から入ってくるのですが、
さてどうなることやら。。。。。。


キホン、本番に弱い人種なので、、、、パパ似で。




まぁ、当日の見ものとしては、


5年生にして、学校一の巨女になってしまったノノの、
反則のような高さの騎馬戦のゆくえは、、、?

どうやら、2m以上らしいです、、、、一組だけ。。。。。アンドレ?


そして、リレーの第一走者リンタロウが、今まで一度も勝った事がないという、
駿馬のようにお尻のきゅっとあがった、
めちゃくちゃ早いハーフの女の子に、はたして本番で勝てるかどうか、、、?


さて、本番が楽しみです。


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posted by 西久保毅人 at 20:46| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月04日

大きさと勝負強さ

土曜日。
気持ちのいい秋晴れ。
小学校の運動会でした。


、、、、ノノ、デカいから、人の上に座るなって、、、、。
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さて、まぁ、予想通り、ノノとリンタロウの、勝負ヨワいコト、ヨワいコト、、、。

ノノも、リンタロウも、ライバル達にコテンパンに走り負け。

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リンタロウなんか、女の子のハーフのジョイナーにさっそうと抜き去られてしまいました、、、、。
まぁ、そんなコトだろうと予想はしていましたが、、、。



そして、噂の、ノノの反則騎馬戦。。。。。。
デカすぎて、見てるこっちが、申し訳ない感じです、、、、。

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でも、まぁ、走るにしても、騎馬戦にしてもそうですが、
デカいからといって勝負に勝つ訳ではない、っていうのが、
面白いところですね。

騎馬戦なんか、見てると圧倒的に高さ有利な感じがしますが、
結構、小さい子達が大きな子から帽子をもぎ取るシーンが多かったのです。

ノノ達も御多分にもれず、ボーッとしているところを、後ろから狙われ、、、、、。

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ホント、大きさと勝負、ゼンゼン関係ないですねー。
むしろ、ノノやリンタロウの友達を見てても、
性格の方が、圧倒的に勝負強さに影響しています。

ふだん、勝ち気な女の子の、本番に強い事、強い事、強い事。。。。

勝っても負けても、そういう子達は、気持ちいいものです。

、、、すごいおばちゃんになりそうな、将来も透けて見えますが、、、、。


勝負事はさんざんでしたが、
西久保家の大きなサプライズとしては、
リンタロウが実はダンスがうまい!という事の発見です。

、、、、、勝負事とゼンゼン関係ないですが、、、、、。


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キホン、かなりの不器用者で、全てのスポーツ、全然なってないですし、
そもそもリンタロウが踊ってるトコなんて、見た事もなかったんですが。

まぁ、言葉では分かりにくいので、会う機会があれば、リクエストしてみて下さい。



さて、保育園から含めて、かれこれ10年くらいコドモのこういった行事に参加しているんですが、
その中で、大きく変わりつつある流れとしては、運動会のお昼の時間です。

運動会っていったら、お昼はグランドで食べるもんだろっ、て僕は思うんですが、
いろんな事情で、、、、要するに、先生側の分かりやすい事なかれ主義という事情で、
それがなくなりつつあります。

そんな訳で、グランドで家族と食べたい人は、事前に学校に申請して、
それ以外は教室にもどってお弁当。

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、、、、とはいえ、グランドで食べたい人が大半だろう、、、、と思ってたんですが、
、、、、、違うんですね、、、。


お昼になった瞬間、さーーっと、みんないなくなり、
なんと、グランドに残ったのは、西久保家の保育園からの仲間家族と、もう一組だけ。

ひろーい運動場に、ぽつーん、と二組。

なんか、寂しいですね、、、、。

うちなんか、ソラもいるので、あと8年は小学校とのおつきあいがあるんですが、
こんな感じだと、ソラの頃には、西久保家だけになっちゃうかも、、、、です。


どうかと思うんだけどなぁ、、、、、、こういうの。

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どうする?ソラ。。。。。








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2010年10月07日

音とケンチク

ノノとレンダン4年目に突入中のピアノ。

前回、大曲(僕にとっての、、、)を引き上げたんで、
もう、余裕、余裕、と思っていたんですが、
新しくケーコせんせにもらった曲が難しい、難しい、、、、、。


この調子だと、来年は3曲くらい弾けちゃうかもなぁ、、、ふふふ、と
思っていた僕の野望はあっという間に打ち砕かれてしまい、
ホントに、これが1年で弾けるようになるかどうかすら、見通しがない今日この頃。

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ピチカートポルカっていう曲で、もともとは弦楽器のピチカートだけで演奏される変わった曲。
ピチカートっていうのは、バイオリンとかの弦を、指でパチンパチンはじく事らしい、、、。

なんていうか、、、、、

楽譜、見た時は、音符も少なめで、余裕余裕、、、、と思ってたんですが、、、。

なんていうか、リズムが難しいのと、音符は少ないけれど、
手の移動が多くて、もう、40前の手習いでは、さすがについていきません、、、。

もう、手と、脳みそが、全然、連動せず、頭で考えてると手が遅れちゃうんで、
もう、体に叩き込むしか、弾きこなす道はありません。

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もはや、スポーツ。
リフティングみたいな感じです。

ノノは、もう、僕とのレンダンの曲なんかさらっと弾いちゃう訳で、
ずいぶん前から、パパの完成待ち、、、、。


あんまり待たせると、ノノに相手にされなくなっちゃうな、、、、ていう、
プレッシャーもあったんで、ちょっと頑張り、
ようやく2ページ通してなんとか、それらしく音が出るようにはなりました。

それらしく、、、、ですが。

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ふー、あとはひたすら忘れないように練習練習、、、、練習あるのみだな、と思っていたんですが、、、、、。
先日のレッスン。

「あー、パパ、ゴメンゴメン。渡すの忘れてた。

 この曲、3ページだわ。。。。ハイ、残りのページね!」

と、さらーっと、ケーコ先生。。。。。。

、、、、、ガーン。



あの、自分、結構、一杯一杯なんですけど、、、、、。

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ケーコ先生には黙ってましたが、
実は無職ではなく、
仕事も割と忙しいんですけど、、、、、と、
進行中ののスタディー模型にのせて。。。。
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2010年10月11日

やわらかいケンチク

土曜日、ソラの運動会。

あいにくの雨でしたが、無事、体育館で行なわれました。


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さて、この運動会にあわせて、ソラのクラスのコドモ達と、その家族が着るTシャツの
デザイン、というのをさせていただきました。

というか、
いつのまにか、のせられ、おだてられ、する事になっていました、、、、。

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思い起こすと、ノノの時なんか、熱心なチチオヤだったなぁ、、、。
ホイクエンの行事、すべて、出席してたし、行事なくても、
ホイクエンに行ってたな、、、。

ムダに、、、。

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名簿作りから、飲み会から、卒業文集企画まで。

全部、前面にたってやってたような気がしますし、
もう、これは保育士になってしまおうか、、、?とも考えるくらいで、
保育士になるなら、やっぱ、ギターが弾ける保育士になろうと、
ギターも始めた10年前。

仕事も、ヒマだったし、、、。

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、、、、さて、それから10年後、、、、。

なんていうか、ほぼ関わらない、というか、
ノノとピアノ弾いたり、リンタロウとサッカーする方が楽しいし、、、。

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体一つしかないし、ソラには悪いけど、
そんな感じで、まぁ、ホイクエンには極力うすーくで、いいや、、、、。


というのが、実は正直なところでした。

3周目だし、、、、。


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なので、そのままフェイドアウトで、卒園かなぁ、、、

と、思っていたところ、今回の依頼。

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ちょっと、最初は、「えー、、、、、Tシャツ? 作んなくていいじゃん、そんなの。」

そんなくらいにしか思ってなかったんですが。

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やりだすと面白くて、最後の方は、結構ハマってやっちゃいました、、、。
Tシャツなんて初めてだし、イラストの納品なんて、やった事もないし、
そもそも、自分、シロウトですから、、、。

Tシャツ?

まぁ、ある意味、人が入る訳だから、
やわらかいケンチクとも言えないコトもないかな、、、。

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そんな訳で、ゼンゼン完成イメージが湧かずにだったんですが、
当日、出来上がった色とりどりのTシャツを、ほぼ全家族、家族中で
着てくれていて、ちょっと感動的でした!

なにより、コドモ達のTシャツ、めちゃくちゃ可愛かったです。


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もちろん、我が家は5レンジャーなんで、5色で。。。。。

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ちょっと恥ずかしい感じもしますが、
こんなにたくさんの人達に着てもらえるなんて、
こんなチャンスをもらえて良かったなぁ、、、どうもありがとうございました。

でも、正直僕は好き勝手に描いただけで、
業者さんとやり取りしてくれたり、注文してくれたり、相談にのってくれたり、、、
大半は、そんなパパママ仲間のおかげで実現できたんですけどね。
ご尽力、ホント、頭が、下がります、、、、。

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そんな訳で、うすーく、消えていそうだった、僕のホイクエンライフ。

残り1年ちょっとですが、気をとり直して楽しんで行きたいものです、、、。
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2010年10月22日

たてこもり願望、、、。

ノノも来週で、11才。
相変わらず、いろんな本を読みあさってるみたいですが、
ここしばらく、ノノの妄想ライフを支配してる本は、

「ぼくらの七日間戦争」

らしいです、、、、。

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今日も、

「あー、どこでもいいから立てこもりたい、、、。」

とのコト。

この本は、ちょうど僕が高一の頃に、宮沢りえ主演で映画化されました。
1988年。

それを、知ってか知らずか、今日は、

「あーあ、、、、ノノも昭和に生まれたら良かったのに、、、、。」


なにゆえ、、、。


と聞くと、

「だってさぁ、、、ノノのクラスのオトコもオンナも、、特にオトコがさぁ、
すぐ先生になんでも言いつけて、バカみたいと思うんだよねー。
ちょっとくらい、ワルさしても言うなって感じ、、、、。

だから、ノノが立てこもろうと思っても、一緒にやる人いなさそうだし、、、、。


しかも、先生達も、なんかいい人っていうか、、、そういう感じだから、
いい人ばっかってコトは、立てこもる理由がないわけじゃん、、、、。
事件が起きにくいんだよね、、、、、。事件が。

本では、コドモ達が先生達と戦った訳だから、悪い先生がいないとねぇ、、、、。

だから、パパのコドモの頃の、それよりもうちょい昔くらいだったら、
怖い先生とかいそうだし、、、、

で、しかも何より,立てこもるには、倉庫とか、工場みたいなヤツがないといけないから、
ないんだよね、、、、、このへん。立てこもるにしても、、、場所がねー、、、。


だから、昭和の、しかも田舎の佐賀みたいな場所で産まれてたら、
立てこもる場所もいっぱいありそうで、、、、、いいなぁ、、、、。パパは、佐賀で。

まぁ、とりあえず、一緒に立てこもりそうな友達には、
一応、本、読ませてるけどねぇ、、、。」


、、、、、と、まぁ、そんな具合。

聞いてると、「まぁ、そこまで興奮しなくても、、、、。」とも思うけれど、
意外と、今の教育環境の現状や、トウキョウというもの、、、、について、
実はよくカンサツされていて、よく見てるじゃん、ノノ。って感じでした。


先生も叩くとすぐ訴えられちゃうし、すぐ何かを報告しちゃうコドモ達っていうのも、
まぁ、現代的。


「クレームは最小に。何かあったら迅速に報告して説明責任をはたしましょう。」

そういう、攻めず、無難に、な今の社会の縮図のような小学校が、
本で読む昭和の雰囲気と違って、どうも、不満のようです。


そんな訳で、ノノは今日も、妄想ワールドへ。
お願いだから、ケーサツには、捕まらないでね、、、、。




さてさて、今月も雑誌に掲載して頂きました。


MyHOME+ VOL22 2010AUTUMUN には、坂田さんの家が。

緑の多い、良い時期の撮影でした。
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SUSU-素住ー 2010 NO7 には、久しぶりに泉水さんの家が。

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もし本屋さんで見かけましたら、見てみて下さい。




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2010年10月28日

写経時代

先日、家族で外食したときのコト。

リンタロウはヘソを曲げ、一人家でいじけておりました。
最近は、大抵だれかが、外出する時にヘソを曲げる感じですが、
構っていられないので、そういう時は、まぁ、放置です。。。。


さて、そういう訳で、食事して、リンタロウには食い物を買って帰ると、
割とごきげん。


ほらっと、渡された紙には、何やら怪しげな文字。何語??

「えぇとねぇ、、、ヒマだったからワンピースの歌書いてた。」


とのコト。


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ていうか、なんでこんな漢字、知ってんの?

と聞くと、どうやら、録画しておいたワンピースの主題歌の場面を静止しては、書き、
静止しては、書き、、、、とやってたらしいです。


あの、、、、ですね、
前に、ワンピースの事書いて、どうも僕がワンピースに詳しい、と
誤解されてしまいましたが、僕はワンピース詳しくありません。
僕以外の家族は、全巻読んでるんですが、僕だけ、12巻くらいで挫折、、、、。

まだ、チョッパーに会えていない感じです。。。。。

もう、今さらまた読めないんで、もう読まないと宣言してしまい、だから、もちろん
アニメのワンピースも見てない訳で、、、。


だから、ですかね、
なんの、予備情報もなく、かなり素で読んでしまいました。。。。。

、、、この歌詞、素晴らしいですね。
リンタロウの、写経読んで、感動してしまいました。。。。

分かって書いんのかな、リンタロウ。
ちゃんと、感じて書いてんのかな、リンタロウ。

でも、言葉って、理解するコトとか、ワカル 事は、
別に後でも全然いいと僕は思っています。


ふれる。

それが一番大切。

ふれたら、きっと 残る。

ワカルのは、大人になってからだっていいのだ。

そう、僕は思います。


そんな訳で、相変わらず、アニメや仮面ライダーに大切な事を教えてもらって、ラクしてコドモを育てる
西久保家でありました、、、。



今週末、オープンハウスです。

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2010年11月10日

うんぱっぱ

今週末、ノノとリンタロウの小学校で学芸会というヤツがありまして、
ワタクシゴトで、大変恐縮ではありますが、


リンタロウが主役に!

ノノが、念願のピアノ伴奏に!


と、まぁ、あんまり大きな声でいっちゃうとなんか、自慢みたいで感じ悪いんで、
あくまで小声で、、、。



、、、まぁ、そもそも、ワタクシゴトですら、ありませんけれど、、、、。


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3年生のリンタロウ達は、「夢ドロボウうんぱっぱ」っていう劇で、
その うんぱっぱ になったらしいです。。。。

しかし、今の小学校って、こんななんだんぁ、、と思うのは、
そういう大役はオーディションていうのが、ちゃんとあるみたいで、
オーディションというからには、ちゃんと立候補して、やるらしいです、、、。

なんでやろうと思ったのかは知りませんけど、
見事ゲットした主役の座。

僕の人生、主役経験ゼロなんで、華やかな舞台に立つというのが、
どんなキモチか、まーったく想像できませんが、
本番楽しみです。



ノノはノノで、今までなりたくても、やっぱそのオーディションてやつで負けてきた訳なので、
初めての晴れ舞台。(なのかな、、、劇の伴奏って。。。。そもそも。)


そのわりに、今日もタラーっと弾いてたので、

ケーコ先生に習ってて、キモチのこもってない演奏したら
 ただでおかないからな、、、、パパのあこがれの、、、、。」


と、気合いを注入してみましたが、どうなることやら、、、、。



、、、、まぁ、とはいえ、かなりイケてなーい小学生ライフを日陰で過ごしていた
僕からしたら、なんとまぁ、日なたを歩くコドモ達。


少なくとも、僕似でないコトだけは、
あまりにもあからさまで、あからさまで、、、、、あからさまで。




「あんまり早くから日なたばっかり歩いてると、
 色黒になって、、、、ホソダみたいにナニ人か分かんなくなるよ。。。」





、、、、ねたみですが何でしょうか、、、、?





写真は、ちょうど5年前のノノでした。小さかった頃のね、

サイズが。
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2010年12月10日

いちたすいち

家造りのお打ち合わせをしている中で、
プランがガラリと変わる瞬間っていうのが、時々あります。

そして、事前にどんなに考えたものよりも、
打ち合わせ中の発見が、素晴らしい案に結びつく事が、ニコではいっぱいあります。

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もちろん、お打ち合わせ前には、何日もかけて、

あーでもない、こーでもない、、、、

と、えんえんとやる訳で、
えんえんとやっても、答えらしきものには、中々出会えません。


それで、えいやっと、ジブンなりに決断をして、
いろんな場面を想像しつつ、お打ち合わせに望むのです。


そういう時間は、最初のプレゼンにしても、
途中の打ち合わせにしても、
勝負の時間。


勝負な訳だから、勝つか、負けるか、真剣勝負。

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、、、、って、訳では、実はないのです。

真剣勝負は真剣勝負なんですが、
勝つか、負けるか、っていうコトよりも、

自分達だけではたどり着けなかった世界に出会えるかも知れない可能性の
1番つまった時間。


お互いに、そんな時間だったら、いいなぁ、と思いますし、
その瞬間に立ち会うために、一生懸命考えるのです。

うーん、、、、

例えて言うなら、

僕達は、ゴールに向かってもう、走り出している。
きっと、この展開、あいつだったら、ここらへんに、ラストパスが来るはずだ、
といっぱい想像しながら。

もちろん、あいつをずっと見ておけば、確実だけど、
その分、スピード落ちちゃうから、
とりあえず、後ろを向く事は、やめとこう。

その分、とにかく、前へ、前へ。
ゴールへ。



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ポーン、と小気味よい、ボールを蹴る音。
よし、いよいよだ。

見えないけれど、そのボールも、必ず、ゴールへのルートを描いているはず、、、。


しかし、、、、、蹴られたボールは、
僕の走ってる道とはまったく違う、、、、。

想像してた、どのパスコースでもない、、、、。


でも、どっちも
ゴールに向かってる。それだけは確実だ。


うーん、、、、でも、
いつもの体勢じゃ、きっと打てない、当たらない、、、。
はたして、届くかどうかすら、、、、。


でも、
そのボールに触ってみないと、絶対にゴールは割れない。


フィールドに、ボールは一個しか、ないんだから。。。。


よーし、もう、一か八か、、、。


、、、、、、そんな時ですね、
きっと、自分も一瞬、無になれて、自分でも考えたコトないような、
プレーが産まれるのは。


そして、どちらも同じ目的意識は持ちつつも、
妥協しない事が大切。


それが、ぶつかった時に、

たぶん、

新しい「いち」が産まれるんだと思います。


いちたすいちは、いち。


お互いに、見た事のない、いち。



翼くんと岬くんのツインシュートも、
きっとこういう風に生まれたのです。。。

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2010年12月15日

自画像

ノノが学校でかいた自画像が、
なんかに選ばれて、区民センターで展示されているとの事でしたので、
見に行って来ました。

絵と言えば、リンタロウなら分かるけど、、、、、

えっ、ノノが?

という感じでしたが、、、、。

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、、、、さて、そもそも、自画像って、
似てる必要があるんではないかと思うんですが、、、、。

ソラいわく、

「おねえちゃんに似てなかったねぇ、、、。」



しかし、まぁ、いろいろよく選ばれる子達です、、、、。
何かに選ばれたキオクのない僕にとっては、良くできたコドモ達。。。。
こんなとこで運を小出しにして良いものかどうか、、、、。


「まぁ、パパもさ、何かに選ばれてからさ、、、しゃべったら、、、、?」


って、感じでしょうけど、、、、。


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さて、せっかくなので、他の学校の作品達も一通り見て来ました。
なんていうか、学校によって、カラーも違って、結構おもしろかったんですが、
上手、ヘタ、っていうよりも、なんていうか、
なんとか表現しようとしたアトの残る作品が、僕は好きです。

この、「あわあわシャンプー」っていう作品なんかは、もう、嬉しくなっちゃいますね。

きっと、なんとか、あの、、、、

あわあわな感じを、、、、あわあわなカンジを、、、、、

あわあわな、あのカンジを、、、、、

っていう、もがき、そのもの。


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そして、そうそう、はみ出すよねー、普通。

ザリガニの印象、デカすぎて、、、、。


そうそう、僕も、案を考えてると、よーく、シキチから、
おうちがはみ出してます、、、、。


ワカル、ワカル、、、そのキモチ。



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そして、この「やみのとらねこ」ってタイトルの、作品。


うーん、もう、まさに、やみのとらねこ 意外の何ものでもないですね、、、、。

これはやられました、、、、、。


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2010年12月16日

健全

2年 かん字の まとめ。


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.



.


にしくぼ林太郎

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.





.






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2年 かん字のまとめ

野々 死ね


、、、なるほど。

そうまとめましたか。。。。。




あまりに、ノノにやられてる日常が思い浮かび
笑っちゃいました。


かなり健全な弟の 心の叫び、、、、。


ああ、姉弟愛。
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2010年12月20日

むこう

週末に、宗次さんの家の忘年会に呼んでいただき、
さんざん、飲んできました、、、、、。



お昼頃からはじまって、
ビールに始まり、、、


日本酒、、、、、



焼酎、、、、、、



ワイン、、、、、



と、気がつくと、夜。

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夜になったら、お風呂でしょ、、、、、。


と、お風呂のお湯までごちそうになり、、、、。



ソラとリンタロウを連れて行ったんですが、コドモ達はコドモ達で、意気投合し、
ぜんぜん降りてすら来なかったので、よく考えたら、長い事よく遊んでた訳ですね、、、、。


時々、こうしてお引き渡しをしたおうちに呼んでいただくのですが、
どの家にお邪魔してもそうなんですが、ひとつの傾向。

それは、僕は一カ所にすわると、ほぼ、動かない、という事。


そういえば、夏の和田さんちもそうだったなぁ、、、。


本間さんちにいっても、大抵そう。


キホン、気に入った場所にすわると、ピクリとも動きませんね、、、、。

帰りながら、

「あぁ、そういえば、他の部屋、見なかったなぁ、、、、。」

と、大抵、こんな感じです。


よーし、次回こそは、他の部屋も久しぶりに見てやろう、、、って思うんですが、なかなかたどり着かず、、、。

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そう考えると、

自分が座れて、気持ちいい場所があったら、家なんてそれだけでいいのかもなぁ、、、、なんて思います。


リビング、ダイニング、シアタールーム、書斎、フリースペース。。。。。


世の中には、いろんなナマエで呼ばれる部屋達があります。


リビングには、ソファーセットをおいて、ダイニングには、テーブルをおいて、
書斎には、パソコンをおいて、キッチンは、アイランドで、子供部屋は最低6帖で。

でも、大抵、僕が動きたくなくなっちゃうおうちには、結果的にそのどれもない事が
多いような気がします。
まぁ、もちろんあってもいいんですけど、
ある事が、大事ではないというか、、、、。


ちょうど、設計中の鴻巣さんの家のお話とか、面白いなぁ、、いいなぁ、、って思います。

「ソファに座るっていうより,、、ソファーを背もたれに、
ついつい、その前に座るのが好きなんですよねー。べたーっと。」


そうそう、そういう感じの気持ち良さ。。。

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宗次さんちも、そういえば、作り付けの大きなテーブルがあるだけ。
そのテーブルが家の中心で、みんながそのまわりに集まる最高にいごこちのよい場所。


ただその向こうに内露地があって、その奥に、なんだかあやしく赤く光る部屋が見えます。
部屋そのものは、数字で言ったら小さいんだけど、
家の中に路地があって、またそのむこうに別の世界がある、っていうカンカク。

まだそのお部屋は、正式には使われていないんだけど、
気持ちの上では、「むこうがある」って感じられるだけで、
精神的な距離感という意味では、十分使われていますね。


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まぁ、つまり、、、、、


「いやー、、、いい設計ですよねぇ、、、、。

どなたが設計を? そしてどなたが工事を?? 」


キクちゃんと、工事のの山縣さんと、
さんざん酔っぱらい、自画自賛して帰ってきた訳です、、、、。


あぁ、タチが悪い。




酔っぱらい、薄れゆく意識の中で、


「もう、、カンペキですよっ。」


っていう、宗次さんの声が聞こえたような、気のせいなような、、、、。


どうも、ごちそうさまでした。
posted by 西久保毅人 at 22:37| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月27日

サンタ、苦労する、、、。

よーやく今年も、クリスマスが終わりました。

毎年ですが、
3人分、プレゼントを準備するというのは、割と骨が折れます。。。。

しかも、年末で、仕事も忙しい時期に、、、。


そうそう、彼女なしホソダに見習わせたいくらい、僕はこういうの、マメなのです。
買ったものを、改めて異国風にラッピングし直し、
サンタさんからのお手紙をそれぞれ書き、夜中の3時頃に枕元に置き、、、、。


さて、大抵、一日決めて、街をうろちょろするのですが、
毎年、誰のが先に決まるか?というのも、その時勝負。


ノノ5年生、リンタロ3年生、ソラ5才。


ノノにいたっては、もうませた友達達から、



「あんたさぁ、、、まだサンタなんて信じてんのぉ、、、?バッカじゃない。

親だよ、親。。。。あたしなんて、もう、直接たのんでるよ、、、

キライなのもらってもさぁ、、、、めんどくさいじゃんっ。。。。」



くらいの、コトは、きっと言われたり、そんな会話がある時期なんじゃないでしょうかね、、、。


しかし、まぁ、顔をあわせるたんびに、


「今年はねぇ、、、サンタさんに自転車もらう、、、、、。」


とか、言う訳で、まぁ、荒手のたかりになりつつありますが。。。。。



さて、で、結局、迷ったあげく、


ノノには、カメラをあげました。
時々、ノノにカメラを貸すと、面白い写真が撮られてて、
ジブンのカメラで、写真を撮るっていうのをさせてみたいなぁ、、、、、と、
前々から思っていたのですが、デジカメもなぁ、、、、。と思っていたのです。


だから、写真を撮る楽しみとしては、ホントは、去年、おもちゃのポラロイドカメラを
探していて、カメラ入門としては、いいなぁ、と思うんですが、
もう、今の世の中、ポラロイドのフィルムが高すぎて、とてもコドモのおもちゃにするには、
ランニングコストがかかりすぎ、、、、。

デジカメも、どれもこれも、デザインがイマイチなんだよなぁ、、、プレゼント感がないというか、、、。


ですが、たまたま、今年、コジン的に、一目惚れのカメラにであったので、
それをあげました。

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めちゃくちゃ、かわいい。ノノっぽい。
、、、、ちょっと高かったですが、、、。



で、リンタロウは、ですね、

最近分かりやすくなってきて、読んでるマンガも、スラムダンク、キャプテン翼、ワンピース等。
そして、なぜか、今年は、ガンブラにハマっています。。。

ガンプラ、、、なつかしい。
僕は、モロにガンプラ世代なので、そういうのは、大歓迎です。

とりあえず、入門編の、ガンダムと、シャア専用ザクは持ってるので、
クリスマスの特別感を出すなら、そりゃ、ジオン軍最強の、ジオングでしょ、、、、と、
迷わず、ジオング。

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さてさて、ソラ。
ソラについては、仮面ライダーと、レンジャーものとワンピースにしか興味がないといえば、
ないですが、毎年悩みますが、キャラクターものもなぁ、、、、って感じ。。。


ノノやリンタロウとか、
どんどん大きくなる彼らを見ると、
どーせ、そのうち、サンタなんか信じなくなるんだろうなぁ、、、、と思います。


なので、今年は、もう、
ぜんぜん、具体的じゃないもの、、、、、にしてみました。

まぁ、こんなモノで、喜ぶかどうかは、結構、微妙でしたが、、、、、。

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、、、、ええとですね、
古道具屋で、宝箱っぽい、ボロいトランクをまず見つけて、
その中に、宝の地図っぽい、訳の分からない世界地図。(宝の地図。)
そして、また、訳の分からない、無意味にデカい宝のカギ。


沈没した海賊船の宝箱から、宝の地図と、
きっと何か大事な扉のカギであろう宝のカギが見つかった、、、、
的な感じですかね、、、。


僕のもくろみとしては、

「、、、まぁ、ソラがいらないって言ったら、オープンハウスの備品にしちゃお。。。。」


、、、要するに、3人分もぐるぐるとおもちゃ見てると、
僕もさすがに飽きてきまして、おもちゃ酔いして、気持ち悪くもなり、
真面目にさがすの、はっきり言って、メンドクサくもなり、、、、、、。


そんな感じで選びました。さて、5才にどんだけ伝わるのか、割と楽しみだったのですが、、、、。



、、、、意外と、喜んでしまいました、、、、。

僕が、コドモだったら、こんな古道具もらったら、ひねくれちゃうかも知れませんが、、、、。




ソラのひと言が、面白かったな。




「サンタさんていう人はさぁ、、、、、、、

  ホントにいるものなんだねぇ、、、、。ホントに。」




と、しみじみ。

ちょっと、ちびまる子ちゃん風な、ソラの感想でした。



、、、、あー、つかれた。



posted by 西久保毅人 at 02:30| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

幸運

もう今年も終わりですね。

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今年もたーくさんの出会いがあり、たーくさんのおうちができました。

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いろんなご縁で設計を頼んでいただくのですが、
ひとつひとつ完成したおうちが、次のひとつにつながってく、という事を、
特につよく感じた一年でもありました。

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実は、完成したおうちっていうのは、
僕らの一年間に考えるプランの、
ほーんのの何百分の1に過ぎないんです。

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ちゃんと数えた事はないんですが、
何百ものプランのうち、ほんの一握りがこうやって、実現します。

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なので、一年が終わる事には、無数の模型やら、スケッチが
事務所のあちこちに散らばっています。


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ものすごく不効率な仕事の仕方をしているようで、
そういうのをみるとバカじゃないかと、時々思うんですが、
それらがあるから、納得のいく、ひとつが実現するのだというコトも、
実は実感として分かっています。

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それって、よくよく考えると、受精ににているのかもなぁ、、、、
と今ふと思いました。

何億もの精子が、卵子に向かって泳いでいき、
そのうちの一匹だけが、卵子と受精する、、、、と習いました。

もちろん、全部受精する訳ではなく、そうならない事の方が多いと聞きます。


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僕はよく分からないんだけど、じゃあ、たどり着いた一匹の精子が、
一番優秀だったのか、、、、、?


、、、、僕はそうじゃないような気がするのです。


それは、ほーんと、運のようなもので、
いろんな縁の中での、たまたまなのでは、ないかと。。。。。

たぶん、優秀なやつは、きっとその何億もの精子の中にたーくさんいるんでしょうけど、
いろんな縁や、タイミングを、ほーんとに、たまたまつかんだ精子が、
めでたく受精するんではないかと。。。。。

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僕たちが一年に考える、何百ものプラン。

たぶん、実現したものよりも、優秀なやつは、きっとたくさんあったでしょう。


でも、何より、実現した案は、

「誕生する」っていう、運をどの案よりも、持っていた幸せ者なんじゃないかと。。。。。


ホントに、それだけなんじゃないかと。。。。。


だから、完成したおうちというのは、
それだけで最高に幸運な、ヤツらなのではないかと。。。。


それは、生まれてきた子供達が、それだけで最高にラッキーであることと、
同じような事ではないかと。。。。。





、、、、、、年末に、なんの話やねん、、、。



良いお年を(笑)。
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2011年01月21日

子供という作品

子供という作品は、おもしろいように、親のサボリ度合いがあらわれるもの。。。。。


直接の親は分からなくっても、他人からみたらその親が子育てで、
何を力を入れれて、何はどうでもいいのか?っていうのが、
意外とよく分かります、、、、。


これは、ケンチクもまったく同じなんですが、、、、、。

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うーんとですね、、、

何が言いたいかっていうと、要するにソラのはなし。

3人目というコトで、かなりの幼児教育をはぶかれて、
ノノやリンタロウと同等に扱われて育っているソラ。

そういえば、離乳食期間、ほぼなかったような、、、、、。

なので、例えば、絵本を読まずにスラムダンクを読んでいたり、
童謡を歌わずに、嵐やAKB48を口ずさんだり、、、、。

そんなこんなで、そういえば、ソラに自転車、という乗り物を与えるのを
すっかり忘れていました、、、、、。

ノノには、小さな自転車を買ってあげたり、リンタロウはノノの同級生の男の子から
自転車をもらったりと、そこまでは、まぁ、まっとうだった気がしますが、
もう、ソラは、面倒くさくて、
すでに補助なしにスイスイ乗れるノノとリンタロウと出かける時に、ソラの練習に
つきあうよりは、運んじゃう方が早いし、、、、、、。

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そんな訳で、移動時は、なんらかのカタチで、ソラは運搬され続け、
運べない時は、20世紀少年のドンキーみたいに走ってついてこさせ、
おかげで、足は、5歳とは思えない程のスピードと、持久力を身につけたソラでは
ありますが、、、、、、

その代償として、
ほぼ、自転車に触れずに、生きてきた訳でした。。。。


親も、親で、

「走らせればいいじゃん、、、。ついてくるよ、ソラ。ドンキーみたいに。」


そんな具合。


、、、だったんですが、先日、久々、ぽっかりと時間の空いた休日。

自転車の練習をしたいというので、近くにある自転車の練習ができる交通公園、という
ところに連れて行ってみました。
ここは、自転車も借りれますし、、、、、と、あくまで、ソラには自転車を買う気はない西久保家。。。。


、、、、、ほーんとそういえば、
ソラが自転車に乗ってる姿、見た事ないなぁ、、、、。三輪車すら、、、。

と思いつつ、2人で公園まで歩いてると、

「ぼくねぇ、、自転車のペダル、後ろにはまわせるんだけど、前にまわすのは無理、、、。」

とか、ちょっと、ギョッとする発言をするソラ。。。。

でも、まぁ、とはいえ人よりはデカい訳だから、補助ありくらいは、
さすがにラクにクリアーでしょ、、、、、と思っていたんですが、、、、。



まぁぁぁぁ、、、、ビックリ。。。


補助ありが、まずこげない、、、、。


というか、こぐ、っていう行為ができない、、、、。
曲がれない、、、、。
止まれない、、、、、。


と、ほーんとに、なーんにもできない子供でした、、、、。


また見た目が小学生並みにでかいんで、余計その姿がおかしいいのです。
ソラより二まわりくらい小さなコドモ達が僕らの横をスイスイと
補助なしで追い抜いていく中、、、、


ソラと2人、ゆっくりゆっくり、「補助あり」の練習、、、、。


補助ありでも、慣れてる子達は、びゅんびゅん飛ばします。


、、、、、ちょっとはずかしい。。。。


まぁ、これが、サボり続けた親のつけ、というものですね。

しかたがないので、とりあえず、初日は、やさーしく、

「はじめての自転車というのりものに接する原始人ソラ」、

に付き合う事にし、のんびり練習をしました。



まさか、補助ありに慣れるところからの原始人スタートとは、、、、。


しかし、しかし、キモチだけは、リンタロウ気分。


「一周したら、ソラくん、つぎは補助なしにするから!」


とソラ。


あのですね、、、、
いまさらながら、さんざんサボって申し訳なかったとは反省しておりますが、
見る限り、さすがにしばらく無理だと思われます、、、、、。



変な練習ばかりさせずに、まっとうな教育というものの
大切さを今さら思う、今日この頃でした。。。

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posted by 西久保毅人 at 18:31| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

ジャッジメント

昨日の日経新聞のコラムにこんなのがありました。


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プロサッカーの審判だった方のもので、要するにサッカーというスポーツに、
なんで審判という役割ができたかという事や、もともとはそもそも審判はいなかった、
という事などなど、書いてあるのですが、そういう事をふまえて、

主審は「請われてピッチの中に入った」のである、普通、人にモノを頼んだら、
その出来具合にケチをつけないのは最低限の礼儀だろう。

ていう言葉が書いてあり、ちょっと思う事あり、ハッとしました。


そうそう、昨日の日韓戦も、審判、微妙でしたが、おかげで余計白熱しましたね。

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前から話題ですが、最近またよく耳にするようになった、
モンスターペアレント。

そもそも、言葉が良くないですが、スポーツに例えたら、審判にやたらたてつく
選手の親みたいなものでしょうか?
まぁ、個人競技だったら、どうぞご自由に、、、、と思うんですが、
集団競技は訳が違います。

もちろん、誤審や、間違いは試合中にたくさん起こるし、当事者はムカついたり、
腹が立ったりします。でも、同時に試合は流れている訳で、チームのの最終目標は
試合に勝つ事。そこを見失ったら、試合はめちゃくちゃです。。。。

どんなにひどい審判でも、試合が始まったら、ゆだねるしかない。

それは、あきらめでもなんでもなく、それが、集団のルール。


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政治にしても、教育にしても、
そういうカンカクが、めちゃくちゃ麻痺してるような気がします。

特に学校の先生なんかは、一人で40人近くの子供を預かる訳なので、
サッカーの審判よりも責任重大。

もちろん、ルールは勉強していても、現場で起こる様々な事は、
きっとルールブックに載っていない事ばかり、、、、、。
サッカーの審判並みに、瞬間の状況判断が求められるのでしょう。
失言もあれば、ミスジャッジもあり、、、、、、。

そんなのをいちいち、指摘されたら、
子供の顔の背後に、親の存在をいちいち想像しないといけないとしたら、、、

そんな仕事、やってられませんし、
子供と純粋に向き合い、ジャッジする事なんか、できないでしょう。

そして、それは、同時に教室にいる子供達に、

「親におびえる格好わるい大人」としての教師像を植え付けるでしょうし、
それが教室の空気になって、そんな中で、自分の子供が1年過ごすなんていう
事を想像しただけで、、、、ぞっとします。


そんな空気を作るくらいなら、多少の事に目をつぶった方がよっぽどいい空気が
できるでしょう。

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子供達にとって、良くも悪くも、学校の先生はかっこ良くないといけないし、
間違ってても、正しくても、自分の価値観でジャッジをする大人、でいてもらいたい。
そして大人は怖くないといけないのです。。。。


何でもかんでも、お客様目線ではなく、
親なんか無視しちゃっていいからさぁ、、、先生をしっかり守る社会の体勢やムード作りをしないと
結果的に子供たちがかわいそうだなぁ、、、と思う訳でした。


たまたまちょうど、今日、
ノノが赤ちゃんの頃に、御世話になった保母さんとお話する機会があり、

「いっつもね、、、クビを覚悟で判断して、子供達を預かってたわ。
コドモ達、ケガばっかりするから、、、、。」

という言葉を聞いて、子供を預かるという仕事の責任の大きさを感じました。
そのプレッシャーといったら、すごいだろうなぁ、、、、とも思いました。

ホント、ステキな先生でした。


そういえば、余談ですが、僕の佐賀の友達、先生になった人がとっても多いのです。
僕も、一時期、先生を目指した事もあるくらい、先生を目指す人が多かったです。

それは、小、中、高と、出会った先生達が素敵で、面白かったからだと思いますが、
今思うと、そういう素敵な先生達を、素敵なままでいさせてくれたのは、
今思えば、僕らの親達が、先生を尊敬して、任せていたからだろうなぁ、、、、
と思うのです。

だから、先生がのびのびしてだんだな、、、、。




僕らは、ジブンでできないから、他人に頼んでいるのだ。
だったら、文句いわないか、その場から去るか、
どっちかにしたらいい。



先生という仕事が、もっと守られるといいなぁ、、、、。


、、、、と、そんなコトを思いつつ、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:18| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月31日

えんとつ雲

晴れた日曜日。

電車の窓から、

「けむり、けむり」 とソラがいう。


「くもくも、あれはくも」と母がいう。


それでも、ソラは 「けむり、けむり」


それでも母は 「くもくも、あれはくも」




さてさて、そんな日の夕方、
僕は見つけてしまったのです、、、、。


えんとつから、雲が出てるのを。



うーん、、、、、

やっぱり、空のコトは、ソラが一番知ってるのかも。




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posted by 西久保毅人 at 21:34| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

ザクかよ、、、、。

えーと、ですね、、、、

ガンプラです。

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先日の誕生日に、ソラとリンタロウからガンプラをもらいました。

ちょうど、リンタロウにクリスマスにジオン軍最強のジオングをあげていた僕としては、


「なんだ、ザクかよ、、、、。ザコキャラの。
 ニュータイプのパパに対して、、、。」


と、ガンプラ世代としては、そんな第一印象だったんですけど、、、。


いやー、久々にプラモデル作ってみて、
ちょっとハマってしまいました。

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ほーんと、すごいんです。今のガンプラ。

もう、動く動く、、、、指先まで動きます。

僕が小学生の時、佐賀県にもガンプラブームがありまして、
まさにその絶頂の時代。
たくさん作ったのですが、それだけにこのプラモデルの進化は、ちょっと感動的。

パーツもものすごく細かくて、でもその割に説明書が良くできていて
15才以上、とか書いてあってもリンタロウくらいだと作れちゃいます。

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しかも、セメダインって、プラモデルの必需品だったんですが、一切不要。

パーツの段階で細かく色分けされているので、塗装しなくてもほぼ大丈夫。

僕らの時は、プラカラーで色を塗らないと、イマイチな感じでしたし、
また、色をぬるのが上手いかヘタで、かなり出来映えが左右されていたのですが、、、。


しかも、僕はとーってもへたくそで、
学校の友達達の中には、よっちゃんとか、ひろっくんとか、、、、、、ほーんと
そういう模型作りや絵が上手い友達がいて、もう羨ましかったなぁ、、、、。


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まぁ、その辺が、物足りないと言えば、物足りないですが、
それ以上に、パーツの細やかさ、可動部のディティール等、
ちょっと感動的な進化を遂げている、今のガンプラ。

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「なーんだ、ザクかよ、、、、。」


と思ってすみません、、、、、超カッコいいです!


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iPadとか3DSがある時代。
どこで宣伝している訳でもなく、どれだけの人が買っているのか分からないガンプラ。


ほぼ、30年ぶりくらいにジブンで作ってみて、なんていうか、
じみーに、ここまで進化させたガンプラ業界の方。
パーツを作る人に、ちょっと脱帽でした。ほーんと。。


しかも、ガンダムだからいいんだろうなぁ、、、。


まさに、これぞ、ニッポンの文化ですね。


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と、そんな訳で、なんていうか、もう、ホンモノみたいに動いて、いろんな表情を見せる
僕のザクちゃん。


もうですね、、、息子のようです、、、、、。



次は、ズゴックにしようかな。
posted by 西久保毅人 at 13:19| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

左手は、、、、。

リンタロウにむかって、ふいに

「左手は、、、?」

とつぶやくと、

「そえるだけ、、、、。」


と、即答で返ってきます。


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まぁ、説明するまでもなく、天才桜木のセリフ。

そうとう、スラムダンクを読み込んでいるらしく、ふとみると、
シューティングポーズ。

それが意外にもキレイなフォームで、おやおや、海南の神くん、、、、?


そっかぁ、、、、
どうもサッカーヘタだと思っていたんですが、実は足は不器用でも
手は、実は器用だったのかなぁ、、、、.
よくよく考えると、絵が上手いのも、そういうコトか、、、?

完全にコドモの適正、見誤ったのかも知れません。。。

何ももっていないコドモかと思っていたら、
リンタロウは、美しいフォームを持っていました、、、、。


まぁ、サッカーも相変わらず好きな様ですが。ヘタなりに。。。。

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適正というと、最近面白かったんですが、

ある日、突然、ソラがピアノに座って、ジャンジャンやりはじめました。

よーく聞いてみると、
適当ながら、何かのリズムを刻んでいて、


おや、どこかで聞いたような、、、?


と思っていると、


そう、、、
実は、僕がノノとのレンダンに向けて練習してる曲のフレーズのリズムと、
まるっきりそっくりだったんです。。。。。

たまたまかと思って、何度かやらせたら、同じ風に弾くから、まぁ、間違いない。

ガクフも音符も知らないので、
耳コピってやつですね。。。。


ちょっと感動!!


日々、そばで聞いてるからだと思うんですが、
意外にも、ソラって、家族がピアノを弾く環境で育っている訳で、
兄弟で一番、無意識にオンガクに触れて育っているのかも、、、、、?
と、思いました。


こっ、これは、、、、

「、、、音楽家の家にうまれたので、モノゴコロついたらオンガクがあたり前の
  環境でした、、、、」っていう、

二世ミュージシャンの森山直太朗とかがよく言う、
アレがソラの中で起こってるのか、、、、??


思いつきもしなかったけど、、、。

そして、音楽家でもないけれど、、、、。

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、、、しかし、まぁ、ちょっと、これにはひさびさ感動で、
意外に、ソラにピアノを習わせるって、これまで考えもしなかったけど、
、、、、自転車すら与えてこなかったけれど、
面白いかもなぁ、、、、、と思いました。


何ごとも、適正もあるけど、意外性も大事。


リンタロウは、ちょっとカッコいい系らしいから、これでピアノを弾くなんて、
コトになっちゃうと、将来モテそうで、ちょっとイヤーな感じなんでやらせませんが、
(将来、ライバルになりそうなヤツの芽は、早めに摘んどくタイプなんで、、、)


キモカワブサイク系のソラが、ピアノを弾ける、、、なんてコトになったら、
ちょっと意外で面白いです。




なるほどなぁ、、、そしたら僕も、そのうちノノに捨てられても
ソラと新たにレンダンするっていう、僕のピアノ人生の延命にもつながります。。。。


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ちょっと様子をみつつ、まじめに考えてみようかなぁ、、、、。




右手がコドモだとすると、左手は、親かも知れません。

左手は、そえるだけ、、、、、。

なるほどー。。。。。

おかげで、コドモ達の軌道がずいぶんズレてる気がしますが、、、、。
posted by 西久保毅人 at 18:03| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

元気玉

先週の土曜日、

晴天の中、武蔵野市の長屋住宅ISANA(いさな)のオープンハウスを行ないました。


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東日本大震災の直後という時期の開催だったため、
開催は決めたものの、

「だーれも、来ないかもなぁ、、、。」

と、ちょっと思っていましたが、天気がいいから、まあ、いいや、と。。。。

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それが、それが、
もう、たーくさんの、ご来場。。。。

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朝から、夕方まで、ひっきりなしに大勢の方が訪れてくれて、
まだ、集計はきちんとしていませんが、
ニコのオープンハウス史上最多ではないでしょうか、、、?


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ううん、数なんかはどうでもいい、、、、。


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とにかく、嬉しかったです。


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設計中のご家族、

これまで設計させて頂いたご家族。

ニコの仲間達。

そして、近所の人、通りすがりの人。

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面白かったのは、
通りすがりの人が、ぶらりとよってくれて、
急いで帰って知り合いを連れてきて、
そしてまた帰って、その知り合いの人が来て、、、、。


うまれた瞬間から、ご近所の方々に、とっても愛されているISANA。

緑の借景をさせて頂いているお隣さんからも、

「いやー、隣りを素敵な場所にしてくれてありがとうね。」と。。。。


もっぱら僕ら、まわりに迷惑しかかけない業種なんで、、、、とても嬉しいです、、。



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とにかく、
とっても、「人を呼ぶ」場所になりそうです。

そして、だれがいても、似合う場所。

この街に、すっと、とけ込んだ場所。


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結局、ケンチクって、設計者だけの力では、「場所」にならないのです。

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設計する人、住む人(使う人)の力があわさって「場所」となります。
ISANAみたいに、パブリックな場所であればある程、なおさらそう。


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そして、僕の中での比重は、住む人(使う人)>>>>>>>>>設計する人

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設計者なんて、ぶっちゃけ、そんなものです。

そして、住む人(使う人)=設計する人だと、なおいい。


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だから、僕は、住む人(使う人)街の人、いろんな人に成り代わって、化けて、設計をしたい。


たいした人間ではありませんが、
成り代わって、代わりに「気づく」事にだけは,自信があるので、
少しは、役に立つのです、、、。




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ドラゴンボールでいえば、フュージョン、でしょうか、、、、?

1+1を、2じゃなくて、新しい1にするための必殺技。


まぁ、、、みなさんお気づきの通り、
一方的な思い込みの、コテコテな、佐賀県風味の偏愛ではありますけどね、、、。


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建ものから、街に、庭に、手を差し出すように張り出した庇と、ベンチ。


「これは、みーんなの場所なのよ。。。」


そう、オーナーの下窪さんが言ってくれました。
きっとその言葉が、この場所の全て。



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今回、たーくさんの人が集まってくれて、
とにかく長ーい、長ーい時間を、この場所で過ごしてくれました。

感想は、聞かなくても、みなさんの顔を見てたら分かります。


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「元気になりましたっ。」

って、たくさんの方に言って頂けましたが、


こちらこそ、ニコ設計室、一同、皆様に元気を頂きました。
ホントに、ありがとうございました。




こんだけ集まれば、
悟空に負けない元気玉です!!



被災地に、届け!!!  オラ達の元気玉!




そして、これからも、たーくさんの元気玉を、送り続けていきましょう。


たーくさんの元気玉を!!!!!!



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posted by 西久保毅人 at 02:03| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

タタミとモリスと赤い天井

先日、
ほーんと久しぶりに、
若い頃お世話になった象設計集団のオープンハウスに行ってきました。

東京郊外の、木造の保育園です。

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「また、やりすぎちゃったぁ、、、はははーっ。」

って、久しぶりにお会いした代表の関さんがニコニコして、うれしそうに
お話してくれたのが、きっと、すべてを物語っていて、
もう、週明けから開園というのに、工事はラストスパート。。。。

、、、、、金曜ですけど、、、今日。


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ケンチクは、できたら素敵ねぇ、、、ですんじゃう事が、
できる前は、なんにも見えないからみんな不安です。


とくに、保育園とか学校とか、規模や関わる人達が多ければ、多い程、
最初に描いた世界を実現するのは、ホント難しいのです。

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運営者、保護者、地域、法律、国、時代背景。

みんなの「あたりまえ」が違うから、少しでもこちらがゆるんじゃうと、

じゃあ、無難に、、、、、、って、

流されてしまいます。

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最初に描いたイメージを定規にしながら、
いろんな局面で、
どこは捨てて良くて、どこは死守するか?
そんな事の繰り返し。

責任、扱う命が多ければ、多い程、「無難」にすれば楽に違いないのです。

でも、その反面、

子供達が、人間が、ほーんとに、気持ちいい空間て、たぶん、「無難」を選択すればする程、
逃げていくものかも知れません。


でも、目指してるのは、きっと、「特別」なものじゃなくて、
自分達の定規のなかでの、「あたりまえ」や「ふつう」の事。

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それを実現するのが、いーちばん、難しいんだなぁ、、、、。

そして、その成果がでるのは、きっと10年後や20年後。
それは、住宅も、保育園も、町づくりも、きっと同じで、
そこで過ごした子供達が、オトナになった頃でしょう。


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たとえば、この保育園では、
赤ちゃんから、6才まで、みーんな畳でお昼寝。

質素で、どこにでもある素材でつくられた空間に選ばれたのは、
風にそよぐウイリアムモリスのカーテンという、19世紀のイギリスのデザイン。


天井を見上げると、ほんのり奇麗な夕焼けのような、赤い天井。


そんな、ハッとするような事を、さらりと、、、、。

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くそー、悔しいな。

あんまり人のケンチク見ても、こういう感情は湧かないのだけれど、
こういう大きな空間で展開される象のケンチクは、やっぱり特別です。



「ありがてえ、偽物じゃねぇ、、、、」

と、そーんな流川のような気分に、久しぶりにさせて頂きました。(笑)



責任重大なプレッシャーの中でも、


「はははっ、ごめんごめん、やりすぎちゃったぁ、、、。」


て言える人に、僕も、、、、、なりたいな。
posted by 西久保毅人 at 02:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月09日

いいことユウユウ きくちユウ

数年前から、よくスカイプを進められます。

スカイプ使うと、離れてれも、打ち合わせできるし、
飲み会までできちゃうよ、、、みたいな。


でも、なんか、何もそこまで、、、、と思いつつ、
今日にいたる訳です。。。。。。


さて、先日のコト。

久しぶりに、立て続けにスカイプを進められたり、
知人の事務所移転の話を聞いたりして、
地震もなくなる気配なく、仕事も増えそうだったり、、、と、少々弱気な僕は、


「うーん、いよいよ導入?? どう思う??」


なーんて、話してると、


「、、、あたし達は、、、、ここにいること、会う事が大事だと思うんですー!」


と、キクチユウがユウ。

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、、、、そうだよね。
僕たちの価値はきっと、


ずっと、ここにいること。



そして、


会う、行く、ということ。
直接、ジブンの目で見る、というコト。


会えなくて、行けない仕事なんか、そもそもする必要ないよね。。。
ごめん、、、、とうちゃん、欲張りすぎたよ、、、。



今は、いろんな業務形態があって、
いろんなコミュニケーションがあります。

どれも便利だし、否定する気もありません。
自分にあったものを使えばいい。



じゃあ、
僕らの設計の根っこは?

なんで、僕らなんかに仕事を頼んでもらえてるの?

なんで、職人さんは、いつも僕らの無理を聞いてくれるの?

僕らは、いろんな選択肢の中で、どうやってモノゴトを決断してきた?

そんな根本的なコトを考えると、


すべて、「全身で感じ、判断する。」


というコトにつきると思っています。


最初の出会いも、現場での決断も、描くイメージも、何もかも。
ニコのケンチクは、そこからしか産まれません、、、。


だから、ここにいること。
会うこと、行くこと、直接感じることが、
何より欠かせないのです。


理由はないな、、、。
理由なんてなくていいんだな。どんなに不効率でも、、、。



なんていうか、、、、
こういうのって、僕がずーっと考えて、大切にしている唯一のコト。
僕が、仕事をさせて頂いているコトのたぶん、唯一の原点。


だから、こういう言葉が、
自分ではないスタッフの口から出るっていうのが、
なんていうか、、、
とっても嬉しくて。

書き留めておきます。



さすがだね!!


いいことユウ きくちユウ。


お礼に、今度カラオケで、

久しぶりに青山テルマの「そばいにいるよ」を歌ってあげるよ、モノマネで。。。。
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2011年05月02日

ノノだめ かんたーびれ

先日、ノノのピアノの発表会。

場所は、昨年と同じ、埼玉カイカン
巨匠、前川國男の名作建築です。

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今回、ノノが練習してたのは、華麗なる大円舞曲っていう、
ちゃんちゃらん、ちゃんちゃららん、ちゃんちゃららん、らーーーん、っていう感じの
ショパンの名曲。




もう、ガクフを見るからに難しそうで、
まぁ、そもそも僕はガクフ読めないのですが、とにかく音符がいっぱい。。。


ページも多くて、ホントにこんなの弾けるのかな?

っていうのが、半年前くらいでした。


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案の定、本番前まで、なんとか通して弾けるようになってたんですが、
間違いだらけで、あー今年の発表会は厳しいなぁ、、、って思ってたんですが、、、。


ノノは、いつも感心するんですが、、、、、
本番にかなり強いタイプみたいです、、。


今まで、聞いた事もないくらい、本番で弾ききってしまいました。


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ちょっと、ビックリ。


少なくとも、僕似じゃぁ、ない事は、確かですね、、、、。

で、本番に弱い僕はというと、、、、、。

僕は、ピチカートポルカっていう曲をノノと連弾。
これも、僕にとっては3ページもある、弾いた事もないくらい長ーい曲だったんですが、
練習では、意外と早く弾けるようになってて、(弾けるような気分になってて)

「今年は余裕余裕っ。」

って思ってて、逆に本番前はかなりサボり気味、、、、。


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もう、、、、ですね、、、。
とにかく、僕にとっては、指の限界にチャレンジ、的な、早くて、
指の場所があちこち飛ぶ曲だったんですが、、、、

緊張のあまり、指がからまるからまる、、、、、。


これまで、からまった事のないくらい、指がからまり、
結構、自分的には、さんざんでしたが、
とにかく、僕のレンダンの目標は低くて、(毎年、失敗するので、、、)

ミスで、曲を止めないコト、
パニックにならないコト、
ノノに迷惑をかけないコト、、、、。

な訳で、そういう意味では、なんとか、弾ききる事ができました。ホッ。


ノノ的には、

「レンダンは、ぜんぜん緊張しなくて余裕だったぁ、、、。」

らしいです、、、。

もう、ノノとのレベル差、果てしないですね、、、。
同じに始めたはずなのに、、、。(涙)



しかし、

「パパ、良かったわよっ、グーよ、グー。」



と、ケーコせんせからは、お褒めの言葉。



しかし、スゴいなぁ、、、、、ノノ。


ムダにデカい訳ではないようです、、、、。


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さて、ゴールデンウーク。
個人活動なので、ここで書かない事にしようと思ってたんですが、
5/2から
僕は、北の方へ行ってきます。
ちょっと縁があって、宮城県の被災地の支援活動のお手伝いに参加させて頂きます。
東京不在です。
すみません。
posted by 西久保毅人 at 09:15| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月09日

ののカメラ

高校生の時、英語の授業で、ボランタリー(voluntary)=「自発的に、、、」みたいに習った時に、

「ふーん、、、」て思ったのを覚えています。

なんか、思ってたのと違った感じでした。

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思ってたのは、なんていうか、
無償支援活動みたいな、善意な活動みたいに思っていたので、、、、。

「自発的に」

ようするに自分からってコトな訳で、
自分の中身から湧き出るような、そんな感じなのでしょうか?

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ちょうど、夜、ノノと2人、仙台から帰ってきたその足で、

「餃子、食って帰る? ノノ?」

と、荻窪のいつもの中華屋で、ビール飲んでると、
隣りは、年金がいくらとか、東電の株ですったとか、、、
そんな話のおそらく一流企業を退職して間もないおっちゃん三人組。

「、、、日本はさ、、、、とりあえず核兵器持たなきゃね、今ならすぐつくれるんだよ。」

「、、、ボランティアっていうのはさ、俺は偽善だと思うんだよな、善意っていうけど。」

「、、、でさ、来週からギリシャ旅行に行くからさ、とりあえず募金しといたよ、何となくね。。。」

とか。


帰って来てそうそう最初に耳にした大人の言葉に、ノノは何を思ったのかなぁ、、、。


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さて、余談でしたが、
この連休、
仙台のデザインホームさんという素敵な会社と、突然の素敵なご縁があって、
ノノと2人、石釜ピザの炊き出しに行ってきました。

宮城県山元町という海沿いの津波の被害の大きかった街の、避難所となっている
中学校と、公民館。

活動内容は、デザインホームさんのHP等に詳しく載っています。
http://blog.designhome.co.jp/staff/ito/
http://www.designhome.co.jp/information/20110322-1/
http://blog.designhome.co.jp/fujiwara/2011/05/post_6.html
http://designhome.co.jp/

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震災から二ヶ月。
東京にいると、もちろん映像やニュースではいろんな情報が見れるんですが、
みんなそうだと思うけれど、なーんかモヤモヤとした気持ちが消えません。

トウキョウで建築を生業としていながら、かたや災害で建築は跡形もなく、街ごと消えてしまいました。

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僕のやってる仕事って、はたして何なのだろう?

建築は、自然の前で、どう消えてなくなってしまったんだろう?


ただの興味。 でも、見ないといつまでも消えないモヤモヤ感。

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とりえあず、よく分からないし、危ないかも知れないし、また地震も来るかもだし、、、、

と、一人で行こうと、コジン的に進めていたんですが、
どこで、情報が漏洩したのか、、、、、。



「ノノは行きたい。」



と、なぜか、突然ノノを連れて行くはめに、、、。


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まぁ、いいか、、、デカイし、、、、。



そんな訳で、一人旅のはずが、突然の父娘二人旅、、、、。

、、、と、これが行くまでの話。
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短い時間で、ノノと2人、いろいろ見て、出会って、感じて。
それについては、改めて書くというよりも、
御世話になった仙台のデザインホームの伊藤さんに送ったメールが一番な気がするので、
そのまま載せておきます。



デザインホーム 
伊藤さま
志都さま


こんにちは。

御連絡が遅くなりました。

東京に戻り、
ようやく何となくですが、気持ちが落ち着いてきました。


偶然の出会いから、今日まで、あっという間でしたね。
まさか、自分がこの連休に仙台にいるとは、
一月前は、思ってもいませんでした。
しかも、伊藤さん、志都さんはじめ、たくさんの素敵な方達と
一度にお知り合いになれるとは、、、、。

僕にとっても、ちょっと出来過ぎな時間でした。

出発するまでは、恥ずかしながら、
テレビや、新聞で見聞きする情報のみで、

どこに行くのか?何が起こっているのか?何をするのか?

さっぱり想像できていませんでしたので、
とりあえず、一人で行ってみよう、と思っていたのです。
ですが、野々を連れて行けて、本当によかったな、と思います。
野々も、小学生ながらたくさんの事、現実を体で感じたようです。


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デザインホームさん、
失礼な言い方になるかも知れませんが、
とっても素敵なメンバー、素敵な会社でした!
スタッフ皆さん、驚くほど若く、自然体で、
家造りを任せたい、というお客さんの気持ちがよく分かりましたし、
同じ仕事をするものとして、というよりも、
商売をするものとして、学ぶ所多かったです。
今にでも、ニコ設計室のみんなに会わせたいというのが、正直な感想です。

仙台VS東京のいじられキャラ対決、楽しみですね、、、、猪狩さん。。。


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そして、今回のボランティアで一番感動、というか勉強したのは、

ボランティアというのは、ボランティアだからといって、
普段したこともない特別な事をするんではなくて、
自分達が楽しめて、大好きな事をそのままやる事が大切なのではないか?

という事です。

そして、だからこそ、楽しさが伝わるし、気持ちが伝わるし、
笑顔が伝わるし、美味しさが伝わるのではないかと。
そして、本気になれるのではないかと。



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藤原さんが、焼き加減の気に入らないピザを、地面に投げ捨てるシーンなんか、
まさにそうでした。
ただ配給すればいいのではない、美味いピザを食べさせてあげたいのだ、と、
無言で語られているようで、とても印象的でした。


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そして、
解散の頃、

「あーあっ。 あーしたーも やーりたーいなぁっ。!!」

とおっしゃっていた濱田社長さんが、とーっても印象的でした。
そういう事だからこそ、きっとみんなが休みを返上でできるのでしょうね。

細く、そして長く、という言葉を使われていましたが、
だからこそ、本当の復興まで、続いていけるのではないかと思いました。





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被災状況、
ほんの少し垣間みただけですが、
ホントにこれが2ヶ月後の状況なのかと、驚く程、「そのまま」でしたね。
範囲が、広すぎて、人力ではもはやどうしようもない、という現実がそのまま伝わってきました。

避難場所、
僕らがお会いできたのは、きっと一部の元気な人達だったのでしょうね。
きっと、体育館やテントや教室の中に、たくさんの避難生活に疲れ果てた方達がいらっしゃったのでしょうね。




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長くなりましたが、
この体験とみなさんとの出会いを、
ゆっくりと
まだ見ぬ何かに、つなげていきたいと思っています。

仙台とトウキョウ、意外と近いですので、
今後も、いろいろとお誘い下さい。


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僕は、コジン的に、凄いプレッシャーですが、、、、
掲載からハズされないように、気を引き締め直して頑張ります!(汗)


では、最後ですが、


つながっている、という事が、お互いの、未来の何かに結びつきますように。


西久保毅人

posted by 西久保毅人 at 23:27| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

いろいろ載っています、、、。

お知らせが遅くなりましたが、
現在発売中のLIVES(ライブズ)VOL.57

なんとなんと、
三つもニコの記事を載せて頂きました。


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ひとつ目は、こどもと暮らす家特集の中で、
坪井さんの家

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ふたつ目は、賃貸物件レビューで、ISANA(いさな)

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みっつ目は、、、、、
「こどもと暮らす家を考える。」

というタイトルで、見開き2ページのコラムとスケッチです。

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前回も、同じようなテーマで載せてもらったんですが、
前回と違うのは、文章も、スケッチも、書き下ろしというコト。。。。。
ここに、甘ーいワナが、、、、。

前回は、インタビューで、適当にしゃべったのを、プロの方がまとめてくれたので
僕は超気楽で良かったんですが、


「今回は、西久保さんの書いたヤツ、そのまま載せますから、、、、。2ページ。」


とのコト。。。。。。


こう、何て言うか、、、、
そもそも頼まれもしてないし、別に読まれても読まれなくても、基本、気にしませんから、、、
というような、お気楽な文章をダラダラ書くのは、なんの苦もないのですが、
いざ、お題を与えられて、

「さぁ、書きなさい、締め切りは一週間よ。。。文字数はね、、、。」

ってのは、なかなか難しかったです。。。。
ノノと違って、ステージ慣れしてませんので、、、。


なので、じゃあ、書くか、とやる気になって、最初に仕上がった文章、実は、約2倍の量でした、、、。


「、、、、あのね、ニシクボさん。
 努力は認めますけど、最初に文字数言ったでしょ!!!  さ、削って削って。」


というようなコトをやんわりと、言われ、それからが正直大変な作業。。。。

「マルも一文字。小見出しは、2行分ですからね、、、、。

 それから、スケッチ、もちろん忘れてませんよね、、、、??」

あー、あ。
やるって言わなきゃ良かった、、、、。(涙)



、、、まぁ、そんな感じでしたが、
編集の佐藤さんのキビヤサシイ フォローのおかげで、なんとかカタチになりました。

といっても、特別なコトを書いた訳でもなく、
ここにグダグダといつも書いてるコトをまとめただけなんですけどね。


もしお手に取る機会があれば、ぜひ。

posted by 西久保毅人 at 00:41| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

文字列

前にも載せたんですが

リンタロウのこうういの、、、、、



何ていうか、
詩の内容以上に、なんか伝わるっていうか、、

ハッとさせられます、、、、。


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親だから?? でしょうか?

さて、何の曲でしょう。
あれです、アレ。



ところで、すっかりHPでのご紹介が遅くなりましたが、
スタッフ紹介に、藤本くんを掲載しました。


こちら



よろしくお願いします!




posted by 西久保毅人 at 02:18| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月15日

チーム


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、、、、、若干の予算不足で、格安の三流ホストしか調達できず、、、、、


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、、、、、そうとは知らぬが、駅で待つ妊婦。


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まず、ひざまずいては、忠誠を。
それから、現地へエスコート。


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お別れの席は、屋形船。


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これまた、三流ホストがよく似合う。


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裏で糸引く親分の  まさか、これは、、、、、、、、、オレの船???

「うーみよー  おれのうーみよーっ ♪」


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海外ゲストも来日し 宴に鼻を添えてくれました。


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、、、ごめんごめん、
フジモンの前にあると、ハートゲロにしか見えないから、、、、、。

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、、、、、と、キクちゃん、、、。

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そんなにぎやかな小林さんの送別会。

よくお会いされてたご家族や仕事仲間には、言わなくてもすぐ分かっちゃってましたが、
9月に控えた出産のため、退職する事になりました。

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僕がわざわざ言うまでもなく、
小林さんがどれだけみんなに愛されていたかなんて、写真を見たら一目瞭然。

忙しい合間に、若者達がみんなで、
たーくさんの不器用なプレゼントを作りました。
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例えばね、、、、、、、
自分が親として、
成長した自分の子供達が、自分の大好きな仲間を送り出す時に、
こんなにも素敵な送別会をしてあげるような大人になってくれたら
それだけでどんなに幸せでしょうか?



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本当に、すばらしくバカで、熱い若者達。

小林さんを送り出す彼らの姿を、彼らの親に一番見せたいなぁ、、、、。


彼らの姿をみて、そんなコトをふと思いました。

そして、こういうコトができれば、もうケンチクなんて、できたも同然。


ニコは、いつの間にか、
とっても素敵なチームになっていました。
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どんな海外のクラブチームにも、負ける気がしません、、、、。


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小林さんだってそうだよ。

この短い間に、
結婚して、赤ちゃんできて、誰よりも仕事をこなしながらも、女として突き進む姿は、
たぶん、誰よりもスピード感があり、どん欲で、そして強かった。

ホソダなんか、小林さんのヨコでは、止まって見えたもの。。。。
フジモンなんて、小林さんのヨコでは、ヒゲが早く生えてるように感じたもの。。。。
キクちゃんなんて、最近はメッシがオヤジ化しすぎて、似てるというには無理がでてきたもの。。。。

そして、


好きなコトは、ひとつもあきらめなくていい。



そんな素敵な定規を持っている女性だと思いました。


「あきらめたら そこで試合終了ですよ。」


大切なのは、才能でも、年齢でも、学歴でもなんでもなくて、
その気持ちを持ち続ける事。

そういうコトを、小林さんは、野生の勘みたいに分かってた気がします。。。。

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まぁ、とりあえずは、出産までの間、
のんびり釣りでもしながら休んで、健康な赤ちゃんが産まれるのが、何よりですね。
健康は妊婦は、一番気をつけないといけません。


そして、そのうち、赤ちゃんをおんぶしながら、
また、隣りの席で仕事ができる日がくれば、それはとても大歓迎です。


ニコは、赤ちゃん大歓迎。


、、、、、僕がおんぶしてた方が、仕事がはかどるかも知れませんが、、、、、。


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さて、とりあえず、

、、、陣痛始まったら、呼んでね!
札幌だから、ちょっと早めにね!


通常は別料金ですが、
初回サービスで、三流ホストがみんなで立ち会います。


ニコのみんなは、しつこくて、メンドクサイよ。。。。。僕似で。


、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
あーあ、
こんな素敵な送別会をしてくれるなら、
僕もそろそろ出産しようかなぁ、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 02:23| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

やすし恐るべし、、、。

最近、家にこういうのが転がっててビックリ、、、、。

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はたして、ノノは何を目指しているのか、、、、?



まぁ、なりたいとか、「そのもの」じゃないトコロがノノっぽいっちゃ、ノノっぽいけれど。

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、、、、、、まぁ、遠い昔、
おニャン子クラブのファンクラブに入って、
ハチマキまいて佐賀から博多までコンサートに行ってた
父親に



言われたくないかも知れませんが、、、、。






「ゆうゆへ」

って、なんの恥じらいもなく、
封筒にデカデカと書いたファンレターは、
はたしてトウキョウまで、届いたのでしょか?



あぁ、青春。



やすし、恐るべし、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:32| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

じゃない方

ちょうど、工事の真っ最中だったり、
最近、完成したり。

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着工に向けて、最後の見積もり調整をしていたり、、、、。

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この模型たちは、
そういうおうちの「じゃない方」


つまり、途中で御提案したりしたけど、実現しなかった案の一部です。

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じゃない方、といいつつも、
面影があったりするおうちもあれば、
最終案には、面影すらないものもあります。


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一組のご家族の、
同じ御要望からうまれ、僕らが考えた案には違いないのです。

選ばれなかったのか?

いやいや選ばなかったんだなぁ、、、と思います。

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うーん、、、、
選べなかったんだなぁ、、、。


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かといって、その理由を羅列しても全然意味はなくって、


「うーん、、、なんかチガウ、、、。」


っていう、きっと直感が大きいのでしょうね。
そういう直感を大切にしていきたいところです。



さてさて、遅くなりましたが、
坪井さんの家と、ISANAの完成写真をアップしました。


このふたつも、じゃない方、たーくさんあったなぁ、、、、。



あと、地味ーに、、、、ですが、
こういうおうちマーク作りました。
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押すと、ホームページのHomeに戻るヤツです。

労力のわりに、
超地味ー、、、、な、更新です、、、、。(涙)

いろんなところにいるので、探してみて下さい。。。。。
posted by 西久保毅人 at 01:48| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月11日

100円でじゅっこ、1000円でじゅっこ

僕は、100円ショップっていうのが、昔からどーも キライです。


なんでかって、言われると説明に困るけれど、
なんていうか、、、、ウソっぽいからかなぁ、、、。
なんでもかんでも、100円っていうのが。

あとは、自分が、曲がりなりにも商売をしてるからかも知れません。


100円ショップが誕生してからずいぶん経つから、今時こんなカンカクはたぶん
時代遅れなんでしょうけど、やっぱ、いまだに入らないなぁ、、、、。

安いし、全部100円で、分かり易くていいじゃーん、ていわれたらそうなんでしょうけどね、、。




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さて、
先日、ソラ連れて、久しぶりに駄菓子屋へ行きました。
たいてい、10円、ときどき20円。


ほいっと、100円渡すと、自分なりに計算して買い物します。

「、、、ほら、10円のが、いちにいさんし、、6個と20円のがふたつ。100円でしょ。」


まわりの子供たちも、

「、、、これで、40円だから、、、、あと60円。なんにしようかなぁ、、。」

って、声が聴こえてきます。
消費税もないっていうシンプルさがすばらしいなぁ。。。。
そもそも駄菓子屋さんは、絶対消費税、免除にするべきです。


やっぱ、子供の最初のお小遣いって、今も昔も、100円スタートなのかな?
なんか、100円スタートであって欲しいなぁ、、と思います。


100円で、たくさん買える世界って、やっぱ素敵です。


、、、熱い缶コーヒーも、やっぱ、100円玉で買えるぬくもりじゃないと、カッコがつきませんしね。。。


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、、、、うーん、そっかぁ、、、

そういう意味じゃ、
駄菓子屋は、10円ショップ。10円均一。



じゃあ、100円ショップは、現代の駄菓子屋と思えばいいのかなぁ、、、、。
1000円で、10コ買えるからいいの??



うーーーん、

やっぱ、根本的にチガウんだよなぁ、、、。何かが、、、。


ふっと思ったけど、
ヨーロッパとか、税制の発達したガイコクの子供達は、
そもそもどうしてるんだろう??
やっぱ、駄菓子屋さんみたいのがあって、ちゃんと子供達は消費税分の計算とかするのかしら、、、。

そして、ヨーロッパにも、100円ショップみたいのはあるのか??



、、、、大山さん、このあたり、ぜひリサーチをお願いしまーす、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:08| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月23日

つぶつぶ理論

なでしこジャパン、優勝しましたね!

ほとんど寝ながら、何試合か見たんですが、ちょうど上空からのカメラで試合を見ていると、
選手が、男とか、女とかではなく、11人のつぶつぶに見えます。

でも、なーんか、そのつぶつぶの動き方が、男子の試合と違うなぁ、、、、、なんでだろ??
と思ってみてたんですが、
その違いは、なんていうか、、、、、

うまくは表現できないけれど、
小さくなったり、のびたり、縮んだり、、、、という、なんだかアメーバのような
全体の動きのような気がしました。

そう思ってみると、ほんとアメーバのように、攻守が切り替えられている、、、


うーん違うなぁ、、、。

アメーバだから、そもそも、「切り替え」っていう言葉そのものが似合わない。

まさに、「伸び縮み」って感じに見えたのです。。。
、、、、寝ぼけてるコトもありまして、、、、余計に。


なんで、こういう事が起こるんだろう、、、?

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例えば、上空から見たら、11人の女性は、もう、性別ないつぶつぶです。


同じように、僕たちも、すがたかたちは、おんなとか、おとこな訳ですが、
どうやら僕らも、小さな小さな細胞の集まりな訳で、
たぶん、細胞みても、男とか、女とか、きっと区別がつかないでしょうね。


でも、その細胞が集まって、人間になると、
はっきりと、おとこの人は、なんか、固くて、ゴツゴツしてて、
おんなの人は、たいてい、やわらかで、しなやかです。



そんな具合なので、
やわらかで、しなやかな、おんなの人が集まると、
やっぱり、やわらかで、しなやかな組織になるんでしょうか、、、、?



とはいえ、よく

「おんなだけの職場は、もう、、どろどろして大変よ、、、。」

って聞きます。
女子校も、なんか、そうらしい、、、。


あっ、でも、「どろどろ」っていう表現。
これも、ある意味、継ぎ目のないアメーバみたいな表現ですねー!


と、まぁ、
そんなどろどろした精神論が見えないくらい、上空からのカメラで見ると、
伸縮自在のアメーバのような、なでしこジャパン。

それが、とても新鮮でした。

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見た目は、日焼けして、みんな男っぽいけれど、
それはあくまで表層であって、
あー、やっぱり女性の組織なんだなぁ、、、っていうのに、ちょっと感動したのです。



しかし、このつぶつぶ理論からすると、
こういうのは、おとこのチームには、根本的に無理ってことになりますね。

どうなんだろ、、、、。
最近、リンタロウも触るとかなり、ゴツゴツしてるからなぁ、、、、。



そして、ケンチクも、どっちかと言うと、固くて動かないし、そういう意味では、
男性的なのかな、、、、。

アメーバみたいに、ケンチクも、伸び縮みすればいいのになぁ、、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:33| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

のんきな人さらい





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のんきな人さらい。

posted by 西久保毅人 at 00:04| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

ソラに金棒

練馬区で工事中の井上さんの家。

徐々に中のイメージができるようになってきました。

コンクリートの壁のまわりで、ダンタンと木の床が展開してくような、
とても楽しい家です。

図面上では階段だったところも、でき上がってくると、
階段というよりも、ひろいベンチのような場所になりそう。

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バスルームも、久しぶりにとても開放的なしつらえで、
実際に入ってみて、まわりの視線とかの確認をしました。

でき上がって、入浴させて頂くのが楽しみです!!


さて、先日。
現場のお打ち合わせに、なぜかソラを連れて行くはめになってですね、、、
あー大変、、、と思いきや、意外と井上さんの子供達と意気投合。

おかげで、大人は大人で、じっくり現場打ち合わせができました。

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すっかり仲良くなって、
ちらっと見たら、ソラと同じ歳の女の子。

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右手に、現場でひろった棒を右手にしっかり握って、
女の子と2人、
窓辺に立つ姿が、
なんか、とっても、かわいくってですね、、、、。


ただ、それだけなんですけど、、、、、。


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ふだんは、オンナ気持ち悪い、、、、とかいうくせに、
なかなかやるもんです、、、、。
posted by 西久保毅人 at 00:50| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

そら

久しぶりに、佐賀へ帰省してきました。

まぁ、もちろん佐賀にもいろいろあって、
駅前や、商店街や、山や海や、、、、、といろいろあるけれど、
僕が、産まれ育った場所は、こんな風景。

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だから、


佐賀ってどんなところですか?


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って聞かれると、いろんな答えがあると思うけれど、
僕にとっては、

とてつもなく、空が大きなところ、、、、

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っていう答えが今は真っ先に浮かびます。


もうそれは、圧倒的で、
東京の空と同じ空続きとは思えないくらい
そのくらい、圧倒的に、近く、おおきい そら。



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その下では、ケンチクなんてどうでもよくって、
新しい家ができたり、道が広くなったり、パチンコ屋がたくさんできたり、、、、

いろいろあるけれど、

そんな人間の営みが、どうでも良いくらい、圧倒的な空のボリューム。

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そんな下で、さて、僕がトウキョウでやっているケンチクって、はたして何だろう、、、?

そんなコトを突きつけられるような、そんな

圧倒的な、そら。

posted by 西久保毅人 at 23:37| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

回遊魚

先週の日曜日は、「井上さんの家」のオープンハウス。

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お天気にも恵まれ、大盛況。
100人以上のご来場でした。

いろんな場所から来て頂いて、
どうもありがとうございました。

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なかでも、いつもに増して、子供率の高い事高い事、、。

一時期は、もう、保育園か、、、、というくらいのにぎやかさ。。。

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たーくさんの色、たくさんの段差、たくさんの抜け。


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子供達を、触発するようなしつらえにあふれる家なので、
子供達の反応は、とても正直で、嬉しかったなぁ。。。

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別に、それを意識する訳ではないんですが、
ケンチクの喜びや、感動を、いーちばん理解してくれたり、
僕らに教えてくれるのは、いっつも子供達です。

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さてさて、井上さんの家。。。。


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設計って、何だろう?

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何にむかって設計ってするんだろう?


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と、そんな事を、もうかれこれ、50件以上の設計をさせていただきつつ、
かれこれ、独立して10年近くたつのに、
もう、38歳にもなってしまったのに、、、、。


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現場に立つたびに、
そして、設計のいろんな局面で考えてしまいます。

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もう、ぜんぜん成長する気配ないです、、、、、トホホホホ、、、。


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だから、いろんな局面でですね、、、、
ほーんと最後の最後まで、
ジタバタジタバタしています、、、、。


こんな親は、見習わない方が、ゼッタイいいですね、、、、。

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はたして、何に向っているのか?

何に出会いたいのか?

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きっとその人なりの、設計する人なりの、ゴールっていうものが
あるんだと思うのです、、、。

じゃあ、僕のゴールは何なんだろう、、、。


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ええとですね、、、、
まぁ、ケンチク的になんちゃらっていうのも、多少は考えはするんですけどね、、、

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うまくは言えないんですが、
僕にとっての家づくりのゴールは、
最初に、出会った時の感動のような、ものです。

スタートした時点では、すがたもかたちもないもの、、、。

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最初に、井上さんがいらした時の事。

たくさんのお話の中で、まだ、すがたかたちは、ないけれど、
モヤモヤと産まれる空気のようなもの。

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残念ながら、その瞬間というのは、一度きりしかなくて、
だんだんそれが、打ち合わせになっていったり、

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設備の話になっていったり、
コスト調整の話になっていったり、、、。

要するに、仕事っぽくなっていきます。

まぁ、仕事ですけど、、、、。

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そんな中で、最初の感動を見失わない事。

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マラソンみたいに
競技場からスタートして、どんなに遠くまで走っていっても、
最後にちゃんと競技場に戻ってこれるように、、、。

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だから、どんなに、複雑になっていこうと、
戻る場所は、ひとつなのです。

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僕にとっての競技場は、出会った時の、その時の感動。
それを定規にすべてを決断していきたいと思います。

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ちゃんと、いつもそこを意識しているか?
この選択は、そこに向っているのか?

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すべての養生をはがした瞬間、ちゃんと、その瞬間にであえるだろうか?
全然違う場所にたどり着いてやしないか?

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ようやく戻ってこれたかなぁ、、、、、きっと。
posted by 西久保毅人 at 00:12| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

首ふりハゲと巨大馬

土曜日は、小学校の運動会でした。

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ノノは6年生だから最後。
僕は、超ヘタレ小学生だったから、小学校の運動会のキオクなんて
さっぱりないんですが、
母似のノノやリンタロウは、ずーっとリレー選手で、
輝かしい栄光の時代、、、、、。


と、いいつつ、いっつも自称「前評判」は高いんです、2人とも。。。

ノノも、女の子の一番とはレイテンレイ何秒しか変わらないとか、
リンタロウも、タイムは僕が一番だよとか、、、、。

しかし、
本番に弱いところだけ、僕に似てしまった2人は、
毎年のコトながら、見事に惨敗。


一度くらい、勝つトコ、見てみたいものです、、、、ホントに。


おいおい、5位と、6位かよ、、、、、。

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「あんた、首フリながらヘラヘラ走るから遅いんじゃないの、、、??」


と、言われてみると、リンタロウは、首をクネクネフリながら走ります。

、、、、あ、、すみません、コレ僕似です。


僕も、小学校の時、
母親に、

「、、、あんたさ、アタマば、ふらんで走ったら少しはましじゃなかとね、、?」

と、よく言われたキオクがあります。

まぁ、リレー選手のリンタロウと、ヘタレ小学生の僕とでは、
言われている次元がそもそも違いますけれど、

なるほど、なるほど、、、、、
アタマをふって走るのは、どうも不効率のようですね、、、、。


申し訳ありませんが、今のところ、欠点はすべて僕似の模様、、、。


てコトは、まだまだ伸びシロがある訳で、、、、、、。



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さてノノも、小学校最後の運動会、
楽しんだようです。


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まぁ、160センチ超えの、大女により構成される巨大馬が、
子馬ちゃん達に襲いかかる姿は、

かなり大人げなかったですけれど、、、、、ねぇ。。。。


posted by 西久保毅人 at 01:43| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月18日

食の空間

もう先月ですが、一年前に完成しました「宗次さんの家」の雑誌の取材と
点検にうかがいました。


もう、一年。

早いですねー。

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一年もたっての雑誌の取材だと、僕らも宗次さんも、
設計中のコトはすっかり忘れていて、、、。

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「、、では、最初にどういう御要望を出されたんですか、、、?」

とか聞かれても、


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「、、、すみません、もう忘れた、、。」


と、宗次さん。

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僕も、何ていうか、
悪い癖なんですけど、
出来てしまうと、あんまり説明したりするの、実は苦手で、

「、、、僕も、忘れました、、、。」


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と、こんな具合では、取材も、何もなりはしません、、、、。(汗)


ええとですね、、
取材というのは、正直実は口実で、
ただ、久しぶりにお邪魔して、のんびりするのがホントの理由な訳で、、、。


すみません、雑誌の皆様。。。

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まぁ、撮影はそのくらいにして、
さっさと飲みましょうよ。。。。

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どんだけしゃべっても伝わらない事。
写真でも写らない事。


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たいていのコトは、
食べて、飲んだら、分かるのだから。。



そんな訳で、
これからも、
そんな仕事だけ、募集中。
posted by 西久保毅人 at 23:18| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

3年生

そうそう、そういえば、9月から明治大学で設計の授業をしていまして、
3年生を教えています。(教えられてるとも言います、、、。)

来週は、いよいよ1回目の発表会。


課題はあれこれ考えたんですが、

「さしだすデザインの発見」

というテーマで、実際の商店街を舞台に、街ををカンサツし、そこからの気づきや発見をもとに、
街を変える提案に結びつけていく、というちょっとあいまいな課題設定にしました。


なので、ものすごい小さなスケールの提案に行き着く子もいれば、
都市デザインのようなスケールの提案の子、それぞれ提案のスケールが違うのが
ちょっと面白いです。

初めてできた西久保班の学生は、7人。

みんなそれぞれに視点、興味が違って、個性的でおもしろく、
あっという間に授業時間が過ぎてしまいます、、、、。


そしてこの課題は、僕がいっつも設計の時に考えているテーマのひとつでもあります、、。


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さて、3年生というのがどういう時期かと言うと、
僕が学生の頃とは状況も変わっててですね、
就職をしたい子は、3年の秋頃から就職活動が始まったり、大学院へ進学したい子は、
行きたい研究室をまじめに決めなければいけなかったり、、、、
いろんな事が、僕らの頃よりも前のめりな感じがします。

年齢的には、20歳とか、21歳とか。


要するに、人生のちょっとしたターニングポイントなのかも知れません。

設計に進もうかなぁ、、、進めるかなぁ、、、、向いてるかなぁ、、、。
間違って建築学科に来ちゃったかなぁ、、、、とか。。。。


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じゃあ僕って、3年生の今頃、何してたかなぁ、、、、、と、
今日、帰りに電車で考えてたんですが、、、、、、。

ロクなコトしてませんでしたね、、、、。
ざっと思い出すと、まずは、ちょうど今頃、大失恋、、、、。

高校の頃から付き合ってた女の子を見事に社会人のオトナにかっさらわれて、、、、。


そうそう、この時期って、同じ歳の短大の女の子は、社会人1年目の華々しい時期で、
かたや、ボロい服着た大学3年生。。。。


、、、、たぶん、全国的にも、大学3年生男子はフラれやすい時期です。きっと。


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と、そんな訳で、ようやく東京の女性にも目を向けざるを得なくなり、
遅ればせながら、東京人の第一歩を歩み始めました、、、。

で、じゃあ、失恋をきっかけに、設計にまじめに向きあっていたかと言うと、たぶんそうでもなく、
気づいたら、ついてしまっていた優秀なまわりの子達との歴然とした差をまざまざと感じながら、あせるばかり、、、、。

しかし一人前に、昼夜は逆転しているため、
目覚ましテレビで、なっちゃんにおはよう、と言ってから寝るような生活だったなぁ、、。

そんな時期に、ちょーど、仲良かった、これまた佐賀の近くに住む友達も、
同じパターンでフラれたもんだから、それからは、傷をなめあうように2人でパチンコ三昧の日々。

そんな私生活を送りつつも、売るように時間はある訳で、
もともと英語には興味があったので、英語の勉強はまじめにしてたなぁ、、、。


自分の努力不足を棚に上げて、

「きっと日本が僕に向いていないんだ、海外だ海外。」

と、海外進出を、ひそかにもくろみ、小田急線で可愛いガイコクの留学生ぽいお姉さんを見かけるたびに、

「ハーイ ハワユー?」

と、英会話実施レッスン。。。。


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アルバイトは、家庭教師と、塾の先生。、、、、国語の。
あとは、設計事務所、少々。

この頃まで、まじめに国語の先生になろうか、ケンチクに進もうか、、、
(そもそもこんな状況で、ケンチクに進める訳がないし、冷静に状況を判断すると、きっと僕には向いていない)

と、悩んでいました。

そんな訳で、バイトでずーっと小学生達と接してたんですが、
子供と接するのは楽しかったですね。
同時に、東京の小学生は大変だなぁ、、、、
ずいぶん、佐賀とは違うなぁ、、、、、
もっと子供時代って受験以外にやる事あるんじゃないの?って思っていました。

これが、3年生の春に、インド へ一人旅した事で、

ずいぶん、世界の子供達と、東京の子供達は、違うなぁ、、、、、に変わり、
結果的に、それが、卒業設計のテーマにつながる訳ですが、、、、、。


そうそう、沢木耕太郎の深夜特急よんだりして、
一人旅、よくしてましたね。
地球の歩きかたばっかりながめてたなぁ、、、、。

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、、、こう、事実だけ書くと、どんだけバカかと思うんですが、
ケンチクへの情熱は、しっかりあったのです。

ただ、学校でみんなが話しているケンチク、大学の授業で先生に誉められる生徒のケンチクと、
僕がいいな、と思えるケンチクは、ゼンゼン違う。

だから、僕がいいな、と思うものは、ケンチクではないのかもしれない。
だから、僕がやりたいのは、ケンチクではないのかもしれない。
ケンチク雑誌に載ってるケンチクは、少なくともひとつも好きではない。



そう思っていました。

思うだけで、ぜーんぜん、、、、、。
だから、ほとんど設計で誉められたキオクなし、、、。

そんな、ハシにも棒にもかからないような21歳の頃。

でも、
めーったに誉められないものだからですね、
相手がどういうつもりで言ったかは知らないけれど、
ちょっとした誉められた(ような)言葉が、とにかく宝物のように嬉しくて、
そんな数少ない言葉を、自分の都合のいいように解釈して、

「、、、やれるかも?」

とだけは、思っていました。

今思うと、めちゃくちゃポジティブシンキングですかね、、、、??

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と、僕のくだらない話はともかく、
要するに、3年生って、大切な時期です。いろんな意味で。

それまで華やかに優秀だった子が、急に失速してモチベーションを失うのも見て来たし、
逆に、このへんから急にのびる子もいます。

僕みたいに、もっとずっと後で、
「ケンチク面白ーい」って気づいたものの、

「ケンチクってなんじゃらほい、、?」
と思ってる子もいます、、、、。


だから、今、器用にこなして中途半端に誉められるよりも、
彼らが10年後、自分の作品を見て、

「やっぱコレいつか実現したいなぁ、、、、」

って思えるような、自分にとって大切な作品になると、いいなぁと思って学生達を見ています。



最後に、そういえば、思い出したので、僕が自分の講師紹介に書いた、学生へのメッセージを。
このメッセージが、唯一、僕が学生に伝えられる事のような気がしますので、、。


自分が本気で面白がれないものを、だれが面白がってくれるだろうか? 
逆に、どんなにくだらない事でも、自分が本気で面白がれたら、
それは、必ず、誰かに届きます。 

設計は、つまり、たぶん、そういう事。 

自分の「根っこ」がどこから生えているのか? 
課題を通して、それぞれが自分の「根っこ」を発見で きたら良いと思うのです。


仮にそれがいわゆる「ケンチク」から、

生えていないとしても。
posted by 西久保毅人 at 02:29| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月05日

7人7色

先日、明治大学設計/計画スタジオの西久保班にて、
第一課題の発表会を行ないました。


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僕にとっては、初めて出した課題。
それに初めて向きあってくれる学生達。

学生もドキドキだろうけど、僕もドキドキです。

まぁ、前週までのそれぞれのデキが、あんまりにもバラバラだったんで、
はたしてまともな発表会になるやらどうやら、、、、。


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そんな訳で、やっぱり自分も覚悟を決めないとなので、
フィニッシュの見えないまま、ゲスト審査員として、
僕の尊敬する大先輩の建築家NIIZEKI SUTUDIOの新関謙一郎さんを呼ぶ事に決めました。

新関さんは、大学時代からの圧倒的な尊敬する先輩で、お互い独立した今では、
まぁ、そのうちいつか新関さんをぎゃふんと言わせる、、、という僕の隠れテーマがあるわけなので、
初陣を見てもらうには最高のゲストです。

だから、

「にしくぼぉ、、、、たらたらした指導してんじゃないよ。」と言われる可能性もあり、、、、、。

あとは、

「毎週、西久保さん、大学行くっていなくなるけど、、、、、ホントにまともに教えてるのかしら、、、?」

と、事務所内での、名誉挽回もありつつ、
こういうのは、できるだけたくさんのプロの人の意見を学生に聞かせてあげるのが、
せめてもの僕のできる事なので、
ニコからキクちゃんと細田先生もゲストに来てもらいました。


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で、
いよいよ発表会。


説明の上手ヘタもあるし、思いの大きさ、たくさん考えた事を、図面や模型で十分に表現出来ない子。
初めて自分の提案を聞くゲストを前に、説明していくうちに、本題とズレて行っちゃう子。
労力以上のインパクトを残せる子。
もっとうまく説明できたら、もっと評価が上がるのに、、、という子。

もう、面白いくらい、いろいろなんですが、

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ちょっと感動的なくらい
僕がだしたテーマに向きあってくれた学生達。

もう、みんな徹夜明けで、しばらく風呂にも入ってない感じだったんですが、
それぞれ、個性的な視点で7人7色。


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もちろん、それぞれが発見して、向きあったテーマによって、
カタチにしやすかったり、カタチにしにくかったり、、、。
それは、あるんだよね。

だから、カタチにし易いテーマを発見した子は、あとは設計あるのみ、、、、って
進めるし、


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どうしてもカタチにしにくいテーマに向きあった子は、
まじめに考えれば考える程、どうしてもカタチにならない。

ホントにカタチにするべきかどうか迷う。。。。

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そうなんですよね、、、
建築学科だから、タテモノを設計したら、そりゃ簡単な訳です。
そしたら、卒業もし易い訳ですし、、、。


でも、じゃあ、ケンチクって何だろうか、、、?

すがたかたちのあるものだけが、ケンチクなのだろうか、、、?

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すがたかたち のあるものだけを設計していけば、
世の中は変わって行くのだろうか、、、?
ハッピーな未来が描けるのだろうか、、、?


まじめに取り組めば、取り組む程、
深みにはまっていきます。

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そんなコトを、各自、ほーんとに、にまじめに考えてくれたのが、とても嬉しかったですし、
表現はともかく、7人とも、自分のテーマから逃げずにフィニッシュ出来た事が、とても価値のある事だと思いました。

だからこそ、今回、悔しかった子もいるでしょう。

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でも、僕がいえるのは、

とことんやるとね、、、、ぜーーーーったい、次につながるんだよ、ってコトだけかな。

そして、そうしていると、いつか、

ぜーーーーったい、、、、、、、自分が出会いたい人や風景に出会えるというコト!!!

1998.jpg

さてさて、これから最後の第二課題。

たのしみたのしみ。。。。




これは僕が卒業設計の時に、机の前に貼ってたことばなので、
最後に紹介しますね。



誰も見ない夢を

誰も見ないカタチで

表現できる自由と権利を

100%保有しているのが、学生なのです。  
posted by 西久保毅人 at 22:39| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月08日

あらま

いつだったっけかなぁ、、、、?


と思って見返してみたら、、、、

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あらま、
ちょうど、10年前の今日、
ニコ設計室が誕生したのでした、、、、(汗)
まぁ、事務的なコトですが、、、、。


ははは。


よく続いたなぁ、、、。
というか、
10年たっても、人間、進歩しないものだなぁ、、、。

さすがに、10年前は、10年後のコトなんか想像すらできてなかったけれど、
さすがに、10年も続けば、きっと立派なオトナになってて、
その先の見通しくらいはたってるだろうなぁ、、、、
くらいには、10年前の自分でも思ってたような気がしますが、、、、。


、、、、残念でした。
10年後の、見通しなし、、、、。

ごめんね、10年前のジブン、、、。


あらま、、、。



これは、そういう意味で、初仕事。
実現はしませんでしたが、春日部の、学童保育みたいなやつの提案をさせてもらう機会を
いただいて、書いたやつです。


まず丘があってね、、まぁ、だいたいは、外だか中だか分かんないようなテラスがぐるりとあってね、、
木がたくさん生えててね、、、、
そこにぽこぽこと、小屋みたいなお部屋があってね、、、、、
少しくらいは、屋根がかかっててね、、、、と。


ははは。



進歩なし。

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ていうか、
きっと、独立しちゃうと、人間は、進歩しないのではないか、、、、と
そんなコトを思います。


よくいえば、

時を止める方法。。。。でしょうか?

まぁ、良くも悪くも、
狩猟民族として、生きはじめた日ですね。



、、、、、と、現実逃避をしていますが、
そういえば、明日、大学で人生初の、90分の講義を大学でしないといけないのです、、、、。
なんという運命のいたずら。


たくさんの人の前で話すのは、正直、できないのです。
パワーポイント、正直、初めて使うのです、、、。


しかも、まだ準備ができてないのです、、、、。



困った。


そして、相変わらず現実逃避に、こんなくだらないコトを書く自分、、、、。




あらま、、、、。
本気でヤバいんですけど、、、、、(汗)
posted by 西久保毅人 at 02:16| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

予感、100本のシュート

ケンチクは、学生時代に実物を作れません。

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それが、1人で出来ないケンチクの、一番の特徴でもあるし、
また魅力でもあるし、
また、学生時代に、一番もどかしい部分でもあります。


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じゃあ、実現できない大学の課題って、一体何なんだろう?

それは、ただのエソラゴトなのだろうか?

僕もそんなコトを考えていたし、ちょうど、3年生ってきっと、
そんなケンチクのもどかしさを、感じ始める時期でもあります。

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だから、少しでも、リアルに近づこうと、
一生懸命、先輩に聞いたり、現実とすりあわせてみたり、

少しでも、リアリティーのあるものに、少しでも、本当にできるものに。

そう思うのは、ゼンゼン間違っていません。

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さて、先日の、西久保班発表会。

みんなそれぞれ、自分が取り組んだテーマに、良くも悪くも、
真っ向から向きあって、それぞれ個性的な提案となりました。

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彼らと過ごした時間や、プロセスは、とっても有意義なもので、
ほーんと、人間って、ひとりひとり、ぜーんぜん違うんだなぁ、、、と
つくづく感じた時間でしたし、
こいつら、どういう道を進んでいくんだろう、、、?
とヨケイな事まで想像しながら、僕は楽しんでしまいました。


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ホントに、それぞれ、
きっとピッタリな道があるような気がするし、
それがケンチクでも、ケンチクでなくても、
そんな小さなコトは、どうでもいいなぁ、、、

と正直思いました。


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で、
そんなコトを思いながら、毎週指導してきたのですが、
一つだけ思うのは、最初に書いた事につながるんですが、
結局、ケンチクは、すがたかたちを持つものです。

そのすがたかたち、そのものが、
魅力的でないといけません。


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それは、カッコいいとか、センスあるとか、
たぶん、そういう次元のものではなくて、
作り上げる世界観みたいなもの。

それが、見る人、接する人に何かしらの予感をもって伝わるコト。


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なんかいいよねっていう、予感を伝えられたら、
そのケンチクは、実現していくだろうし、愛されるものになるのだと思います。

そして、その予感は、
絶対に、建築学科や、ケンチクカなんかの同業者だけに理解されるものでは絶対にダメで、

子供にだって、伝わるくらいの明らかな魅力がないとダメなのだと僕は思います。



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それが、いーちばん、大切で、
そういう意味では、学生の課題だってなんだって、
社会でやるコトと、全く同じなのです。


要するに、伝わるかどうか?


伝わるためには、どうしたらいいか?


10のコトを伝えるためには、10を目標にしちゃダメで、
100伝えるつもりで、やっと10伝わるという事。

ついつい、慎重になって10を正確に伝えようとしてやしないか?
安全な10本のシュートで、10点取ろうとしてやしないか?
それは、絶対にだめ。

はずした90本のシュートが、実は、予感として、残り、伝わるもの。


ようするに、10点取りたかったら、100本のシュートを全部決めるつもりで
打たないといけないっていうコト。


10本のシュートでは、せいぜい、1.2点しか取れないのです。
サッカーでも、ケンチクでも、その辺は一緒。

でも、100点目指したら、14点くらい入っちゃうかもなんです。


10のコトを伝えれば良い場所で、100目指したら、きっとバカだと思われます。

だから、バカになるコトが、一番大切。


大胆であれば、幸運をつかむ。

いいかわるいかは、問題ではないのだ。


そんなコト、他人に決められてたまるか。

そのくらいの気持ちでやってると、
もしかしたら、ピリオドの向こうが見えるかも知れない。


正直、みんなよりも、
いろんなコトに気がつくのがずいぶんと遅かった僕は、
39歳を目前にして、、、、、いまだにそんな気持ちなのです。。。。。ははは(大汗、、、)
posted by 西久保毅人 at 03:06| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日

同一人物

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来週、リンタロウの学校で、にぶんのいち 成人式、っていうのがあるらしいです。

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そんな訳で、昔の写真を並べてみましたが、、、、。

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ほーんと、最初はブタゴリラみたいだったなぁ、、、。


いちおう、間違いがなければ、全部同一人物です、、、。(笑)

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ニコで設計中のご家族も、最近は出産ラッシュで、

「、、、、うちのこ、こんなに太ってて大丈夫かしら、、、、。」


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ってよく聞くんですが、、、、

こうやって並べてみると、放っといても人間はこんな感じで成長をとげるので、、、、、
とりあえず、たくさん大きくしちゃって平気みたいですよ!

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さて10歳。
僕はとにかく、ヘタレ小学生だったので、あんまり思い出したいキオクはないんですが、、、
でも、マンガにしろ、音楽にしろ、その頃までに覚えたものは、ほーんと今でも覚えています。

キン肉マンでも、キャプテン翼でも、いまだにその名場面や、ドキドキした感覚をはっきり覚えていますし、
結局、その頃を生きた佐賀の空気というのが、いまだに自分の全ての判断の定規になっています。


おばあちゃんが家にいた事。
たんぼの向こうの地平線に毎日沈む夕日。
家の前の神社でよく遊んだ事。


設計の最後の判断を下しているのは、
実は,僕の中にいる10歳のジブンなのかも知れないなぁ、、、と時々思います。

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そんな風にこの10年というのが、
実は、いつまでもジブンの中に生き続ける時間だと考えると、、、、、、。


親としては、ちょっと申し訳ない事ばかりな気がします、、、、(汗)



うちの親はどう思っているのか、今度、聞いてみようかな。
posted by 西久保毅人 at 01:26| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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