2019年12月11日

ISANAの赤い傘

いやぁ、
あっという間に、年末ですねー。

先日、久しぶりに、2011年に完成した集合住宅、ISANAにうかがってきました。


9687.jpg


ISANAは、オーナーの住戸のほかに7世帯ある小さな村のような共同住宅です。
もう、完成して、8年くらい経っているので、
入居者の人も、何代目かになっているんですが、変わらず素敵な人に住んでいただいているとの事でした。

もう知らない人も多いと思いますが、
ISANAのオーナーのバシストさんはインドがご出身。

インドでは、家を建てる時に、自分の家は、小さく作って、貸すスペースを同時に作っておくそうです。
最初、家族がまだ小さい時は、そのスペースを貸して共同住宅として住んでおいて、
子供達が大きくなったら、家を広げてそこに子供達が住む。
子供達が、結婚して、家族が大きくなったら、また広げてそこに子供達夫婦が住む。
でも、いつの日か、家族が少なくなったら、また他人に貸して最初に戻る。


そんな永遠のループがこの場所で起こるような「大きくて、小さい家」を目指しました。


あれから、もうすぐ10年。
子供達も大きくなったし、
本当にISANAが、一つの家になる日も案外遠くないかも知れません。


9684.jpg


さてさて、実は、ISANAの不思議な事を発見しました。
実は、このお部屋の前には、行くたんびに赤い傘が置いてあるんですよねー。

聞いてみたら、

「住んでる人は、変わってますよー」

とのコト。

9688.jpg


この赤い傘が、
グリーンの壁と茶色の壁にとても似合うんですが、
そういうのが、歴代住む人に、伝染していくのかなー??


なんか、ちょっと嬉しくもあり、
不思議な気がしました。



9686.jpg


また行くのが楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 00:32| 2019.12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

瑞鷹(ずいよう)の新酒を飲んで盛り上ろう!の巻

今年6月から、3年間限定で運営をしている中野の月のとびら、略して「月とび」。


民泊と、イベントスペースとして運営し始めてはや半年がたったのですが、
おかげで今年は、いろんな楽しい出会いがありました。

その出会いや出来事が、住宅の設計の仕事にいい影響を与えたり、
マンションや、賃貸事業をお考えの方には、より現実的な提案ができたり、、、。

そうそう、ホームページもできつつあります。

9692.jpg


いろんな方が、ふらっと立ち寄ってくれて、
そんな出会いから、
今年は、たくさんの街とつながったイベントが実現できたんですが、
そんな「ふらっと」立ち寄ってくれた方の一人、畑本さんの持ち込み企画が、
今年最後の、月とびイベントになります!

9689.jpg


瑞鷹(ずいよう)支援東京有志会主催の、

「瑞鷹の新酒を飲んで盛り上ろう」会です!!!!


畑本さんは、熊本県のご出身なのですが、
このイベントは、
地震で被災した酒蔵さんの支援として、始められたイベントだそうです。

その記念すべき第15回目を、今週末に月とびで開催して頂くことになりました!



9690.jpg



以下、主催の畑本さんより。



↓Facebookのお知らせより、抜粋

ーーーーーーーーーーーーーーー

元気ですか―! 畑本ですw

お待たせしました!第15回【瑞鷹支援東京有志会】を開催します。今回初の中野開催!場所はこちら!

http://bird-project.com/

いつもみなさんのご協力ご参加により、この支援会も続けていくことができてます!本当にありがとうございます!

熊本地震から3年が経ちました。

第1回〜第11回のトータルで約70万円、今年は第12回が6.5万円、第13回(お花見)が2.5万円、第14回が6.5万円の支援金ができております。

皆さんのご協力に深く感謝致します!

今回も熊本の名物をツマミに瑞鷹さんのお酒を飲みながら、ワイワイ楽しみたいと思います。

支援会以外では関東ではなかなか飲めない崇薫や菜々、また新作の銅(あかがね)や新酒『秋熟』等をご用意します。

おつまみもできるだけ熊本名物や熊本産を。

会費から1,000円以上/人を瑞鷹さんへの支援金として寄付します。

今回、瑞鷹の菜々(さいさい)の酒米『菜の花米』の生産者である、岡さんも熊本からお越し頂けることになりました!菜の花米のいろいろな話しも楽しみです!



期日:2019年12月14日(土)12:00〜17:30

会場:中野区新井

会費:5000円

定員:40名くらい



しかし、熊本って言えば、あんまり日本酒の印象ないから、
どんなお酒か楽しみです!


9691.jpg


でも、まぁ、大雑把に言えば、飲み会ですね!(笑)。

まぁ、大雑把に言えば、年末だし、忘年会、みたいなもんですね!(笑)。


9695.jpg


そんな訳で、
僕は、開始から、もちろん主催者側ではなく、
「参加者」として、せっかくの年末の美味しい日本酒を飲んでいる予定なので、


「ニシクボさんとたまには昼から飲んでやってももいいかなー」


って思われた方は、是非是非、

ぜひ、ご参加くださいませ!
今週の土曜日です。


もちろん当日、飛び入りオッケーだそうですよ!


おうちの内覧やご相談をご希望の方も、もちろんお気軽にどうぞ!!!!
ただ、飲みながら、、、、、になりますけどね(笑)


ではー。
posted by 西久保毅人 at 21:16| 2019.12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月18日

池田さんの家にお邪魔してきました〜!!!

先日、
去年の春に完成した、越谷の「池田さんの家」にお邪魔してきました!


9719.jpg


池田さんのおうちは、ほぼ真四角の敷地で、敷地の広さは100平米(30坪)です。
街並みも、割とごくごく普通の住宅地なのですが、
敷地の両側に道路があるという、普通そうで、普通じゃない敷地でした。


9697.jpg

僕には、明るいし、風も抜けそうだし、、、、ラッキー、って思う
ポイントなんですが、
マイナスに考えちゃうと、どっちも道路に面しているなんて、生活が落ち着かなさそう、、、、って
思える一面も、確かにあります。
しかも、整然と普通の住宅が並ぶ街なので、窓も大抵、同じように、同じ向きに空いているので、
確かに、向き合っちゃうと、落ち着かなさそうです。

9724.jpg

そこで、
まず、敷地の4すみに、三角の庭を取るような、家の平面のイメージを考えました。
そうすると、自然に、窓が、周囲の家と向き合わなくってすみますし、
何より、4すみに、お庭が取れますね!


9699.jpg

そして、
道の反対側にも道があるから、
せっかくなので、玄関から、向こうの道まで、光や風が抜けていくような、、、、
そんな全体のイメージを持って設計をさせていただだきました。


9700.jpg


だから、
家の中に入っても、まだまだ街の続きみたいです。

ちょうど、池田さんちは、大人が3人住む家なので、
そういう意味では、一軒家だけど、「シェアハウス」みたいな、、、、、

そんな暮らしを楽しむこともできます。


9713.jpg


しかし、それにしてもですよ、、、、。

まぁ、最初から存じ上げていましたが、
なんという施主力!

なんていうか、
何気な〜く置かれているもの、生活の道具、、、、が、
とても素敵なんですよねー。
モノは、たくさんあるんですが、なんかステキというか、、、、、。


9715.jpg

こういうの、なんて表現したらいいんでしょうか?

しいていうと、
モノが置かれている、って言うよりも、
たくさんのモノ達が、家の中にひっそりと、それぞれ居場所を見つけて「住んでる。」

っていうような、感じでしょうか?


小さな声が聞こえてきそうな、そんな幸せな気持ちになるようなお部屋です。


9718.jpg



9721.jpg







9702.jpg

そして、1階にある、お風呂。

9703.jpg

このお風呂は、実は池田さんの日常のお話を聞いて、
それなら、、、、と考えさせていただきました。

1.ウイークデイは、忙しいので、ほとんど湯船には浸からない。シャワーのみ。

2.でも、たまの休みにはゆっくりバスタイムを楽しみたい。

3.シャワーしか浴びないウイークデイに、シャワーでバスタブが、濡れたり、汚れたりするのは、
 なんかイヤ。

という様なお話だったので、

「じゃあ、バスタブと、シャワーを完全に分けちゃいましょう!」


というアイディアで、誕生したのが、このバスルームなんです。
30坪くらいのごく普通の大きさの住宅でも、
こんなリゾートみたいなお風呂が作れちゃうんだなぁ、、、、っていうのは、
設計者としても、大発見だったんです。


ご入居後、もう1年半なんですが、
バスルーム、って言うよりも、
バスタブのある部屋、って感じで、とても気持ちの良さそうなお部屋になっていました。

9720.jpg




9704.jpg


さてさて、2階へ。

踊り場が、少しベンチっぽい階段。


「おっ、家づくりのつぼノート」を置いていただいていますねー!
ありがとうございます(笑)。


9705.jpg




9706.jpg


この階段を登っていくと、
屋上まで出られるんですが、2階はこのプランのように、
食堂のような、大きなキッチンを中心として、
くるくると、回遊できるような計画になっています。

9722.jpg


2階に、キッチン、パントリー、洗濯室、お母さんのお部屋がワンルームの中に
レイアウトされているので、いろんな家事が、このフロアーで完結できる計画です。


9711.jpg

9709.jpg

9708.jpg





そして、池田さんご家族の最大のご要望、


「家の中が小さくなっても、ゆったり家族で過ごせる広めのテラスが欲しい!!!」


9707.jpg


という事でしたので、
雨の日も、気持ちよく過ごせるような、大きなインナーテラスを、
いつも暮らしの連続として使えるように、
計画しました。


そうそう、今年は大きな台風が来たりしたので、池田さんちのこのテラス、
どんな状況だったんだろう??と思っていたんですが、
実は、このインナーテラスが、強い風から家を守る役割をしてくれた様で、

「案外、台風、気にならなかったんですよねー。」


という事でした。


9698.jpg


なるほどねー、、、。

確かに、このテラスの壁が、ダブススキンみたいな構成になっているので、
家の窓を守ってくれていたんでしょうね!

通常、僕たちは、なんだかかんだと「気持ち良さ」とか「快適さ」について、
いつも一生懸命考えているんですが、
そういう事に向き合って、工夫した事が、
災害や、防災という意味でも、役に立つといいなー、と最近特に思います。

9723.jpg


なんだかんだと、
池田さんと昼からビールを飲みながら、
お父さんの焼いてくれた餃子を食べて帰ってきただけなんですけど、
とてもステキに住んでいただいていて、とても嬉しく、美味しかった、年末でした(笑)。


また、ギョウザ食べにうかがいまーす!!!!


9716.jpg




posted by 西久保毅人 at 23:21| 2019.12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月28日

会うこと

そろそろ2019年も終わりそうですね〜。
今年は、例年に増して、いろんなコトを経験させていただいた1年でした。

まずは、なんといっても、本の出版。

「家づくりのつぼノート」
は、本当に僕の「まとめられない性格」のせいで、
とても、とても、とても長い時間がかかってしまったのですが、
最近では、打ち合わせに、本を持参されて、

「ええと、、ここに書いてある感じで、、。」

なんていうコトも起こるようになりました。

その度に、

「あぁ、もっと見やすい構成にすればよかった、、松井さんたちの言うこと聞いてれば、、、(汗)」

っても思うんですけどね、、、。



さて、今年から、3年間、小田原さんにお預かりしている月のとびら
6月頃から、海外のゲストの方の旅の宿として運営をしたり、時々イベントをしたり、
ニコの出張営業をしたり、、、と模索しながらお預かりしています。

始める前は、時々、週末くらい泊まってもらえるのかな〜??
と思っていたんですが、いろんな国のご家族に、「家」のように利用していただいています。


9728.jpg


韓国、中国、香港、というアジア圏から、フランス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、そして時々日本。
まだたったの半年ですが、
こんな風に、いろんな国のいろんなご家族に泊まっていただき、
たくさんのレビューという形での感想をいただきました。

ゲストの家族には、ほんの少しでも会うようにしてきたので、
みなさんの顔が浮かんで、なお嬉しいです。

レビューの一部です。
9737.jpg

9736.jpg


そんな訳で、「家づくりのつぼノート」も、いろんな国々へ。
日本語は読めなくても、たくさんの写真が満載なので、
海外の方にも楽しんでいただけているようです。

来年も楽しみです。

9730.jpg


さてこの半年で、
改めて気がついたコトが、あります。


それは、僕は、結局は「人に会うこと」が、とても好きなんだなー、という事。


今の時代、AIに仕事が奪われちゃう〜、とか、
距離が離れていても、出社しなくても、メールと電話会議で仕事できちゃうからね、とか、

そんな事が言われていますし、
そんな仕事環境の方も増えていると見聞きします。

もちろん設計の仕事だって、会わずに作り上げる事も可能でしょうし、
民泊だってそうです。

世の中は、どんどん「会わずに解決しちゃう」方向に向かっているようです。


でも、まぁ、世の中の事は、さておき、
僕は、どんなに時代遅れであっても、「会うこと」で産まれる仕事をしていきたいのだなぁ、、、
と、自分自身、改めて気がついた1年でもあったのです。


だから僕は、
ご家族や依頼主と会えない設計の仕事なら、したくはないけれど、
でも、顔を合わせて話せる設計の仕事ならば、どんな条件が悪かろうと、トライしたいと思う。

BIRDプロジェクトにしたって、泊まったり、イベントをしたりする人と直接会えるのであれば、
これからもやっていきたいと思うけれども、会わないのであれば、やる必要はないと思う。




「会うこと」

その中で、僕はたくさんの事を学ばせてもらって、今があります。
会えば、いろんな事を感じることができるのです。

会えばさ、なんとかなるんじゃないかなぁ、、、って思いませんか??

そんな意味で、「会うこと」が、
僕にとってのキーワードだという事に、今年、改めて気がついた1年でした。



だから、来年は、もっともっと、いろんな方に会いたい。
懐かしい方にも、会いたい。
忙しそうだから、、、とか、こんな相談していいのかしら、、、、なんて、
気にしないで下さいねー。
年上だとか、年下だとか、天パだとか、人見知りだとか、、、そんな事も気にしない気にしない。



そして、会えるのであれば、
どんな仕事だって、やってみたいな、と思う、この年末の決意でもあります。

会う事で産まれる世界が、また来年も増えるといいなぁ。


9729.jpg


来年が、過去最高に、出会いにあふれていますように。


それは、僕にとってだけでなく、
みなさんにとっても。


良いお年を。
posted by 西久保毅人 at 02:39| 2019.12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする