2018年06月12日

ぱいせん

憧れたていたりとか、尊敬していたりだとか。

だからといって、僕に似ているか、、、、と言ったら、全く真逆な存在。

でも、学生の頃からずーっと、もう20年以上、

「すごいなぁ、、、、。すごいなぁ、、、、。」

って、よだれが出るくらいに思わせ続けていてくれる、大好きな先輩がいます。



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そんな敬愛する僕の先輩である建築家の新関さんが、
先日、本を出版されました。

「NIIZEKI STUDIO 建築設計図集」です。

新関さんの建物のような、凛とした、とても綺麗な本です。

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学生時代から新関さんの追っかけである僕は、
新関さんが独立以来、ほとんどの建物を見に行かせて頂いているんじゃないかなぁ。

だから、この出版を記念して企画されている写真展や、トークショーにも、
もちろん、追っかけて行ってきました!



でも、自分でも面白いなぁ、、、って思うのは、
新関さんの作品を見たらよく分かるのですが、
超ストイックに建築と向き合い続ける新関さんに対して、
まぁ、、、、人間の煩悩を全て詰め込んだようなニコのお家たち(笑)


少しは、似ろよっ、って
自分でも突っ込みたくなるくらいに、
作風が違うのですね、、、はい。




新関さんは、どんどん、どんどん、研ぎ澄まされてゆくのに対して、

ニシクボさんは、どんどん、どんどん、拡散してゆくような感じでしょうか。。。。



ぱっと見は、、、。

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だから、そういう意味では、
新関さんの建築は、ストイックな建築に思われがちなのかも知れません。



でも、僕から言わせると、
新関さんほど、「人」に向き合って建築を設計している人はいないんじゃないだろうか?
って、その空間にいると、建築の隅々からいつも感じます。

新関さんは、決してそんなコトは口にしませんけど、
僕が絶対に真似できないくらいに、誠実で、人間愛にあふれた建築だなぁ、、、と
同じ仕事をしているからこそ、その奥深さを僕はいつも感じるのです。


ほーんと、きめ細かな気配りの行き届いた、生活しやすそうな空間。
しかも、気配りをしているコトすら、感じさせないくらいの気配りは、ちょっと僕には真似できません。


ほら僕は、逆に気配りしたら、

「ほらっ、ここ、ここっ、気配りしてるでしょ?」

っていう、、、、、言わずにいられないタイプですからね〜(笑)。


うーん、違いすぎる、、、。








しかし。
こんなにずーっと自分が憧れ続けられる先輩がいるって、
本当に幸せな事だなぁ、、、ってつくづく思います。


「ありがてぇ、偽物じゃねぇ、、、。」


っていう山王戦のルカワの心境なのです、この20年。。。。




新関さんがずっと走り続けていてくれるから、
僕も堂々と、新関さんの真逆におもいっきり走り続けていられるのかも知れませんね。




そのうち、地球を一周したところで、いつか会いましょう!って感じで。




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、、、と、
もう、僕の下手な話術では、
まーーーったく新関さんの素晴らしさが伝わる気がしません。

できる事なら、みんなに新関さんの建築を体験させたい!



ぜひ、機会があれば、本を開いてみてください。いろんな本屋さんにあるはず。


まだまだイベントもあるみたいですので、、、、、。




posted by 西久保毅人 at 18:41| 2018.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

100年後の風景

シキチを見せてもらうたんびに、

「まぁ、、、何にも作らないほうが良さそうだなぁ、、、。」

っていうのが、いつもの僕の設計のスタートです。


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同様に、建物のリノベーションを頼まれるたんびに、

「まぁ、、、そのまんまのほうが、、、、、、良いようなぁ。」

っていうのが、いつもの正直な気持ちです。




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さらに時々、昔の建売とかではなくて、そもそも建築家が魂込めて設計した
数十年後のおうちの改修を頼まれるコトもあったりするんですが、

そういう時は、、、、ますますそんな気持ちになります。

しかも、建主さんに、愛されているのを感じれば感じるほど、なおさら。



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だから、

「、、、本日は素敵なおうちを見学させていただき、ありがとうございました!

大変、勉強になりましたし、

なんて素敵な暮らしだろう、って思いました。


ま、そういう訳で、
この調子で、素敵に住み続けてくださいねっ!


では、ワタクシ、失礼いたします。。。。ね。」


と、そこで終わりにしたいんですけど、、、、、。



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このおうちは、
当時若き建築家が、40年前に設計した自邸です。

傷んでいるところはあるものの、
築40年とは思えないくらいに
このコンクリートの構造体は、まだまだとてもしっかりしていて、
当時の設計者の若々しさや潔さを、未だに感じさせてくれるものでした。



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人間で言えば、まだまだ20台前半でしょうか?

、、、こういう風に、ケンチクを人間年齢で例えるのは新鮮ですね。

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この40年間、

幾たびもの改修を施されてきたこのケンチクを、

「次の100年、この街の風景として、

そして生活の場として残したい。

、、、まぁ、私たちはもういないと思いますけどね。」


それが、この建主の想い。


それは、きっともう、
僕たちも、関係者すべてが、いなくなった未来の物語。



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そのためには、一旦、
いろいろ剥がさなくてはいけません。


この素晴らしいツタや植物も。

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このツタに覆われたケンチクは、
近所の保育園の毎日のお散歩コースの、人気スポットなのです。


でも、

次の100年、

っていう時間を想像したら、きっとあっという間かも知れませんねー。



またすぐに、街の子ども達が、この風景と出会えますように。
posted by 西久保毅人 at 19:19| 2018.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする