2018年02月02日

街のギャラリー

昨年、完成した小田原さんち

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中野区の商店街にあるから、
行き着くまでのお店も魅力的で、ついつい、小田原さんちにたどり着く前に
寄り道しちゃいがちです。。。。。

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ちょうど新居での暮らしも落ち着かれたようで、
うかがうと、

「ギャラリーの名前、付けなきゃなぁ、、、って思ってるんですよー。」

とのコト。

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商店街に建つ小田原さんちは、
1階を仕事場兼、時々、ギャラリーになるように
計画させていただいたのですが、
そろそろ始動を考えられている模様。

島岡さんちのリールオパンもそうでしたけど、
やっぱり引越しと同時にお店をオープンなんて、
なかなか難しいので、
そろそろ1年経って、ようやく新展開でしょうかねー。

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どんな名前になるんだろう?

どんな展覧会があるのかなぁ、、、?

と、
やっぱり、自分のコトのように妄想してしまいます、、、。

なんでも、「始まるっ」って
ドキドキ、しますね!

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これは、お子さんの部屋なんですが、
お子さんが作った作品が、飾られています。

街のギャラリーなんだから、
街の子供達のアート作品を展示する、っていうのもいいんじゃないかなぁ、、、。

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さて、
小田原さんちは、街のピロティーっていう、
門のような半外部空間の奥に、生活のスペースがあります。

だからリビングから出て、2階のテラスにいると、
程よい距離感の中で、商店街を眺めるコトができます。

完成してずいぶん経つのに、

「なんだろねー、ここ。」とか、

「この家、いっつもおしゃれだなー、って思うのよねー。」

とか、若いカップルが足を止めて立ち止まってくれているのが、
聞こえたりします。




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うーん、なんか嬉しいなぁー。

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まさかね、、、、、。

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まさかね、、、、、。


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まさか、
中では、オヤジが酔っ払って、
くだを巻いているとは、つゆ知らず、、、、、、(笑)



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さて、週末は、オープンハウス!
こちらも、楽しくくだを巻けるおうちになったかなぁ、、、、。

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posted by 西久保毅人 at 20:50| 2018.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月07日

理由

昨日は、
中道さんの家が、「住まいの環境デザインアワード2018」にて、賞をいただきましたので、
表彰式に行ってきました!!!!!

全国のたくさんのおうちの中から、
「暮らしデザイン部門 LIVES賞」 という賞です。

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、、、、、惜しくも、グランプリは逃してしまいました。
僕たちの中では、いっつもグランプリなんですけどね〜。。。。

さて、
その授賞式で、上位5組の方々の公開プレゼンテーション、っていうのが
あったんですが、ちょっと感動。
みなさん、説明の上手いコト、上手いコト。
とっても分かりやすく、それそれの受賞者さんたちが壇上でプレゼンをされるのを聞いて、

やっぱ、説明って大事だなぁ、、、、
そして、僕が一番サボっているコトだな、、、、、

と感心しつつ、ちょっと反省。。。。。

そりゃそうですよねー、
そのおうちを、行ったコトも、見たコトもない人に
伝えるんですからね。
説明しすぎても、しすぎるコトは、きっとありません。




さて、
そんな訳ですので、


「ニシクボさん、なんでこんなコトするんですか〜?」

と言われるコト、たくさんあります、、、、。


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そのうちの一つ、
レリーフ作り。

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うーむ。。。

うまく答えられませんが、


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「大きな木の下のようなおうちであるコト。」

っていう理由っぽい理由もあるにはあるんですが、
それよりも、、、、

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「見る前に 飛べ!!!」







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っていうのが、
正直なところなのです、、、。


うーむ。

せっかく反省したのに、、、、、(笑)。

写真は、工事中の池田さんの家でしたー。
posted by 西久保毅人 at 22:41| 2018.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月13日

マングローブな住まい。

遅くなりましたが、先週末の「廣石さんの家」のオープンハウス。

たくさんの方にご来場いただいました!

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前に、「マッキーでキュッとねっ!」って書きましたが、
ほーんと、シキチは超細い、駐輪場スケール、、、、。

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そうそう、

そういえばずいぶん前に、沖縄のマングローブの姿に
いろいろと同業者意識を持つコトがあって(笑)、
こんなコトを書いたんです。

、、、、もう12年前か〜。

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マングローブだって、
もし歩けるんだったら、潮の満ち引きに合わせて移動すればいいので、
あんなユーモラスな姿にはならなかっただろうなぁ、、、、。

でも、

「よーし。

この環境に根を生やして、生きてやるぞ!!!」

っていう、マングローブの決断が、
今にも歩き出しそうな、独特の姿を手に入れるきっかけになったのだろうと想像します。


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それは、ケンチクも同じ。

植物と同じで、自分の足で歩けない、というコト。

その割に、人間からしたら、案外でかい図体をしているというコト。


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でもさ、、、、、。

やっぱり、どんな環境でも、関わる人に愛されるものであって欲しい。

そして何よりも、


「ここに住もう、って決断して良かったな〜っ!」


って、廣石さんご家族に思って欲しい。


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小さくったって、
細くったって、

「この地球に住んでいる楽しさ」

を感じられる家にしたい!

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そう、

マングローブだって、
ケンチクだって、
大事なのは、場所に根を張る、っていう意思なのだと僕は思うのです。



、、、、っていう、前段はこの辺にして、


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さて、、、、、、。

とはいえ、まーーー、細い細い。

細いっていうか、うすい。

でも、視点を変えると、「ながい」シキチでもあるので、普通より細い分、
より奥行き感を感じる空間でもありました。

だから、そのながくて、奥行きがあるっていう長所だけを
感じられるように体験が変換するような空間作りをすれば、
楽しいおうちになるんじゃないかなぁ、、、、、。


そんなコトを妄想しながら、設計を始めました。



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さて、
そんな訳で廣石さんち。

玄関を入ると、
「あっち」、にも、「こっち」、にも、進むことができます。

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まずは、
「こっち」に進んでみましょう。

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「こっち」に進むと、
「こっち」側は、半階づつに登っていくスキッフフロアになっています。



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その半階登った1.5階に、トイレやパントリーがあって、、、、、、

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2階まで登ると、どーーーーん、と
「あっち」まで続く、台所や居間があります。


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平面図を見ると、窓が、
魚のエラやヒレみたいに、ちょこっと開いたようになっているのは、
視線が、「正面」っていうよりも、「ななめ」に抜けていくように。



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その事で、空間の圧迫感もなくなりますし、
正面のマンションからの視線が少しでも気にならないように考えました。

風も、少しななめから流れてきます。

細さに向き合いながら、少しでも快適にしようとして
プランを考えていると、平面図が、いつの間にか魚に似てきたのです!

きっと海にいる魚の体も、
よく考えられているからなんでしょうね〜!

すごいな〜、さかな。

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そして、だんだん進むと、向こうにテラスが見えてきます。
格子状の壁のこっち側は、
ちょっと安心感のあるコーナーの居場所になっているのと同時に、
あっち側を感じられるようなしくみ。

そして、テラスの手前には、ちょこっとした
畳の間があるんですが、
そこへ行くには、スロープを通っていくんです。


スロープを少し降りると、、、、、、

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あら、見返すと、玄関に逆戻り!!!

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実は最初に書いた玄関の「あっち」側に進むと、この部屋に出るのです。

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そう、
廣石さんちを設計しながら、
一番に思い描いたのは、こんな情景。

シキチの長さを生かして奥行きを作る、って言ったって、限度があるから、
奥行きが無限になるように、
立定的に、くるくる回れるような、、、、行き止まりのない空間。

人はもちろん、
風も、光も、空気も、行き止まりのない空間。

そうしたら、シキチが細いコトや薄いコトなんて、
どうでもよくなっちゃうんじゃないかなぁ、、、、、というコト。



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空間体験っていうのは、
3次元を体で受け止めるっていう、カンカクのコトだから、
そのカンカクを立体的に変換してしまうように。。。。



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そしたら、幅の狭さなんて気にならないし、
むしろ、小さないろんな場所を、移動するだけで体験できて、
ひとつながりの空間ではあるんだけど、
いろんな居場所があるような、、、、、、。

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そんなおうちになってほしいな、と思いました。

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ちいさなテラスだって、

「外のちいさなお部屋」

のように。




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テラスから見返すと、こんな雰囲気です。


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そんな空間では、
おうちの中でも、デートができたりですね、、、、、。

ちいさな恋の予感すらします。(笑)


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3階も、相変わらずさかなのように、窓が開いていて、、、、、


最後は、屋上までも、スキップフロアで行けてしまうのです。
3階は、外観で、デコボコしている屋根を空間としても
体験できて、
ワンルームなんですが、天井が高かったり、低かったりを楽しむコトができます。。。。

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そうそう、そういえば、
廣石さんちの階段や、このクネッと何気なくつながった手摺などの
黒いアイアン。

これは、実は、阪本製作所っていう、
江東区にある鉄工所に制作をお願いしました!

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なかなか難しい注文だったんですが、
阪本さんの男気かつ、繊細さあふれる施工で、
このおうちのひとつのシンボルになりました!

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なので、何枚でもついつい写真撮っちゃいます、、、、。


ええと、
この阪本さん。

実は、かれこれ10年前に、
ニコでリフォームの設計をさせていただいた阪本さんなのです!!

それ以来、ちょくちょくお世話になっています、、、、、、っていうか、
4/5はお酒飲んでるだけですけど、、、、(笑)。




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阪本さん、どうもありがとうございました〜!


こういう風に、
縁がつながっていくのが、いーちばん、嬉しいですねっ。


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さて、
3階から、2階に降りてきました。

こうやって上から出会う感じも、明るくていいですね〜。


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ついつい、シキチも条件を忘れてしまいそうですけど、、、、、、

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上から見ると、
ほーんとに駐輪場の幅なんですよ、、、、ほらね。



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、、、、、、、と
いう具合に、
今回は、僕にしては珍しく、、、、丁寧に空間を順番に説明してみました!

写真だけだと、どうなってるのか?
あまりにもわかりにくいですからね、、、、、廣石さんち。


でも、こうやって、一周して、外に出てみると、
ようやくこの場所の地面に、根を張らせるコトができたなぁ、、、
ってつくづく思います。

堂々としながらも、
街行く子供達や野良猫や、いろんな生き物にも、愛されそうな佇まい。


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廣石さんちの暮らしを、しっかりと守りながら、
マングローブの植物のように、
生まれ落ちた環境とたわむれるような、、、、そんな家。



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まぁ、本当は、、、、、、

こういう話とは別にですね、

この家を作るために、
廣石さんが実証実験をして考案した、新しい構造フレームの
が実は、大切なところではあるんですけど、、、、。



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もう、飲んじゃったしね、、、、(笑)。

正直、計算の話は、僕もよく分かんないので、、、、、。


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お引越し後に、廣石さんちに行った時にでも、
くわしく聞いておきまーーーーす!


ね。


おしまい。
posted by 西久保毅人 at 20:05| 2018.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月19日

まかない飯

いつもニコのおうちを紹介していただいている
japan-architectsさんに、
先日完成した「廣石さんの家」を
紹介していただきました!



どうもありがとうございます!

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やっぱり、
なんていうか、
客観的に伝えてもらう、っていうのは、
とても新鮮で嬉しい事です。

やっぱり説明が上手ですね〜!


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、、、、、っていうコトで、
先日、アップし損ねた、「廣石さんち」の写真たち。

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一旦、力を入れて
あれでもない、これでもない、、、、と

選んだものから、
こぼれ落ちた写真たち。

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かえって、
そういうモノの方が、
伝わるコトも多いのかも知れませんねぇ、、、、。

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まかない飯みたいに。


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japan-architectsさん、
ありがとうございました〜!!!


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posted by 西久保毅人 at 22:11| 2018.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

まる

うっかり書き損ねちゃうところでしたが、
ちょっと前に、ご入居された加藤さんちにお邪魔してきました!


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まーぁ、素敵に住まわれているコト!

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まぁ、もともとマシューズさんちにつぐ「三代目J-施主力番長」タイプだとは
薄々気がついてはいたんですけど、、、、、さすがです!!!

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いろんなものが、加藤さんらしくもあって、
なんか、小洒落たアウトドアショップみたいでした。。。。

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そして、この絶景!!!

しかも、こたつ+絶景なんて、なんとまぁ、贅沢の極み。
やっぱり、全面畳にしとけば良かったかなぁ、、、、って思いました。

まぁ、加藤さんちは、
子供部屋が畳なんですけどね〜!

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、、、、さて、
写真を見てても気が付く通り、
加藤さんちには、ちょいちょい「まるいかたち」が登場します。

この何十足でも靴が置けそうな、玄関しかり。

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1、2階をつき抜けるような、木の丸い筒しかり。

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こどもたちの机しかり。。。。

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写真では分かりにくいんですが、実は台所も丸いんですよね、加藤さんち。

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そしてその周りは、くるりと回りこめるようになっていて、、、、、

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こういう、「いじけるところ」になっています。

家の中に大きな木の幹があるような。

、、、、、中には、リスではなく、、、、加藤さんが住んでいるかも知れませんが(笑)。

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そして木の幹から見返すと、絶景があるような、、、、そんなおうちです。

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でも、そもそも、設計に際して、

「私たち家族、まるいかたちが好きなんですよね〜。」

なんて、
そういえば、一言も聞いたコトなかったなぁ、、、。


むしろ真逆なタイプ。


「シュッ、ビシッ、とした形が好きなんですよね〜、僕たち、、、。」

っていう、のが始まりだったのです。加藤さんちの家づくり。

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こういうのが、不思議ですよねぇ。

だって、
最終的に出来上がったこんな空間が、
加藤ファミリーには、めちゃくちゃ似合っているんですから。


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あぁ、

まさにこれは、「加藤さんち」だよなぁ、、、っていうような。。。。

そんな感じがして、とても嬉しかったのです。



そしてそれが、僕が設計者冥利につきる、最高の瞬間でもあるんですけどね。。。


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だから、
なんでこんなに加藤さんに似合うんだろう、って
ふと考えてみたのです。
最初の加藤さんの最初のイメージとは随分違ったはずなのに、、、。

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たとえば加藤さんを、
かたちで表現するとしたら、、、?



一見、ごつごつしているけれど、
中身は、まる、っていうような、、、、そんな感じかなぁ、、、?


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違うかなぁ、、、、見た目の印象もまるいかなぁ、、、。頭も。


そういう意味では、

「四角をこよなく目指し、愛している、、、、まる」

っていう感じでしょうかねぇ、、、。(笑)


、、、、、ええと褒め言葉ですよ、もちろんホメコトバ。

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そんな表現はともかく、
そんな風に、加藤さんのコトを想像をしてみると、
出来上がったこの家は、


加藤さんのお人柄そのものだなー、って思えたのです。

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なーるーほーどーっ!

そう考えると、いろいろ腑に落ちました。

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そっかぁ、いいなぁーー、加藤さんちの子供達!!!


とうちゃんの中に住めるなんて!  

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、、、、ねぇ。
posted by 西久保毅人 at 19:02| 2018.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする