2016年02月10日

ひとまわり。

完成した年をみると、2004年の小山台の家。

12年前かぁ、、、、。


小さかった紅葉も、なんだか、家より大きくなりそうな気配、、、。

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月日の経つのは早いですねー。ひとまわりですね。


西久保さん31歳の時ですね!!!

、、、、僕もきゃぴきゃぴして、お肌つるつるの、、、頃ですね。。。

さて、やっぱ12年も経つと痛むところは痛むので、
昨年からプチリフォームをさせていただいていたのが、最近出来上がりました。

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屋上のデッキを張り替えたり、
手すりを塗装し直したり、
犬が落ちないように網をつけたり、
モルタルのお風呂場の床にタイルを貼ったり、
風呂庭の板を部分的に張り替えたり、
洗面台の高さを変えたり、
玄関扉を外開きを内開きにしたり、、、、。

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ほとんどは、どっちかっていうと、
今の要望に合わせるような工事でした。

そのくらい、とても大事に大事に住んでいただていて、
ほんとに12年も経ったの、、、?っていうくらい
痛んだ部分も少なくて、いつ行っても印象が変わりません。


さて、そんな中、


「今回思い切って、インナーテラスを畳の部屋にしたいんですけどぉ、、、、。」

っていうのが、ちょっと新鮮なご要望でした。

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この四方囲まれたテラスっていうのが、外なのか中なのか、
よくわからないような場所で僕は好きだったんですが、
確かに、
ちょこっとした畳の小上がりになっても可愛いな、って思いました。


だから、最初の場所の雰囲気もできるだけ残しつつ、
カフェみたいな窓際カウンターをつけて、
なんだか畳テラスとでもいうような場所になったらいいな、と思いつつ。。。。

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色はガラッと変えて、朱色の和紙を貼りました。

2畳もないくらいの小さな小さな小上がりなんですが、
なんだかがらっと雰囲気も変わり、
障子もあって、
一人くらいごろりと泊まれるようなスペースです。

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なんか新鮮!

こうやって、
自分が過去に設計させてただいたおうちを、
時を経てまた自分で考えさせて頂けるのって、
なんだかとても嬉しいですし、不思議なカンカクでもあります。


そうそう、
そういえば、工事中のコトです。

工事は住みながら行ったので、
監督さんが毎日鍵の受け渡しをしてくれて、
僕はあんまり現場には行かなかったんですが、
僕らのいろいろな提案が、あんまりすんなりと、

「いいですねっ、じゃ、おまかせしますっ、」

っていう風に決まるのが不思議だなぁ、、って思ったそうで、直接聞いてみそうです。

そしたら、


「、、、、今はそうですけどねー、、、。

実は、この家を作った当時は、
もう私も若くて、西久保さんも若くて、
一個一個何決めるにしても、時にはお互い、喧嘩腰だったんですよ〜。

お互いゆずらないゆずらない、、、。

でもそんな風に作ったこの家が、いろんな色や場所が、とても気に入っているんですよ。

だからもう大丈夫なんです!」

、、、、っておっしゃってましたけど、

ホントですか、、、、? ホントに喧嘩腰だったんですか、、、、?ニシクボさん、、?

とのコト。。。。。

、、、まぁ、、、そう言われると、、、、、。

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確かに思い当たる節は、、、、いっぱいあるなぁ、、、、、(汗)

って思いますし、今思うとほーんと失礼なコトも
たくさん言ったような気がします、、。


、、、基本、僕がアホだったんですけどね。。。。
今、スタッフに12年前の自分がいたら、ひっぱたきたいな、、、って思います。


でも、ほーんとにこの家づくりで成長させていただいたコトが
たーくさんありますし、学んだコトばかりなんです。


そんな意味では、
このお家を設計させてもらってなかったら、今のニコはないな、、、、、。

って正直思いますし、おかげでその後のたくさんの
ご縁につながっていきました。

実はつい先日も、
ニコの家の中で、この家が一番好きです!って、お問い合わせをいただいた
ばっかりなんですよ。12年も前の家なのに、、、。
他にも素敵なおうちたくさんあるのに〜っ、、て思うんですけどね!


でもいつになっても、僕はとても嬉しいのです。

僕も大好きな家だから。

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だからですね、、、、。

何よりも何よりも、
ほーんと、大事に住んでいただいているコト、そのものが

もう、

ただ、ただ、ただ、ただ、

嬉しいかぎりなのでした!
posted by 西久保毅人 at 21:54| 2016.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月16日

綿毛

先日、毎年恒例になった、学生たちの教会通り商店街での発表会をしました!

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毎年のコトながら、
大学の授業とはまったく関係のない、課外授業なんですが、
大学は、もうとっくに春休みなんですが、、、、、、

中にはバイトまでサボって来てくれて、、、、、感謝です!


※当日の様子は、こちらの教会通り商店街のフェイスブックに掲載していただいています。

そして、今月いっぱい、会場のあおばケアセンターで、学生の作品を展示中です。
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さて、実は今年で4回目になるんですが、
なんでも続けるもんだなぁ、、、って思うのは、
僕も商店街のみなさんと、随分顔見知りになりましたし、
この発表会を毎年、楽しみにしてくれているようになりました。

そろそろ今年も、学生がうろちょろするんでしょ、、、、って言ってくれたり、
去年と比べて今年はまた違うねぇ、、、って言っていただけたり。。。。

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商店街を舞台に、学生たちそれぞれが、自分の中にある物語と商店街を重ね合わせて、
未来の街の物語を描こう、っていうのが、僕が学生に出している課題です。

もちろん授業だから、大学内でのプレゼンも大切なんですが、
それと同時に、現実の生きた街の人たちの前で、同じコトをプレゼンしてみる、というコト。

実は、大学のカリキュラムにはこういう授業はありません。

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でも、僕たちが将来設計する建物や街は、
専門家や大学の先生のためではなくて、
普通に街で暮らしている人たちに対して作るものであり、
伝えるもの。

近所のおじちゃんや、おばちゃんや、子供たちに、
「いいねっ!」って言ってもらえるかどうか?
自分の言葉で想いを伝えられるかどうか?


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もちろん学生たちは、そんな経験したコトないので、当日は
大学での発表会以上に僕も、ドキドキなんですけど、
今年もみんな、堂々と、商店街の方々の前で、自分の描く物語を
発表してくれました。

みなさん、とても喜んでくれましたし、
何より商店街の人たちはご年配の方々も多いので、
20歳そこそこの若者たちの目でとらえた街の未来を
とても新鮮に受け止めていただいたように思いました。

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大学と商店街での2つの発表会。

この2つを経験するコトで面白いのは、
ケンチクっていうのは、必ずしも大学での評価と社会での評価が
一致しない、っていうコト。

それを身をもって体験する、っていうのは、
ホントに大事なコトです。

大学ではあまり褒められなかった子が、商店街ではとても褒められたり、
大学では伝わらなかった言葉が、普通の人には、伝わったり、、、、。

そう、大学の建築学科なんかよりも、
これから出る社会の方がよっぽど広いのですから、、、。

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全部上手くできる子なんて、まだもちろんいないけれど、
どんな場面でもいいから、1回でも

「伝わったぁー!」

っていう経験をすると、急に世界が広がる瞬間っていうのが人生にはあります。

これまで掘っても掘っても暗闇だったのに、急に向こうに光が見えるようなカンカク。。。
そしたらもう、しめたものです。

、、、それがいつかは、ほんと人それぞれですけどね、、、、。

でも諦めずに、伝え続けて欲しいなぁ、、、って思うんです。

僕の班の子達は、
ほーんと、みんなそれぞれ、素敵な種を持ってるからね。。。。。

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さて、発表会が終わって、商店街の方から、
「みーんなそれぞれ違うけど、、、、、やっぱ、ニシクボさんの学生だねーっ。」
って言って頂きました。

別に僕が発表した訳ではないんですけど、
とても嬉しかったなぁ、、、。



さて、
今回の発表会を聴きながら、
彼らはどんな社会人になるんだろうか?と
それぞれの将来を想像してみました。

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ふと、
彼らは、タンポポの綿毛なのかもなぁ、、、って
思いました。

まだそれぞれ悶々としているけれど、
いつか、それぞれ想いもったまま飛び立って、
どこか違う場所で、根付く日がくるんでしょうね。


表現も、やるコトも、それぞれきっと違うんだろうけど、
こういう経験が、彼らの根っこの一本にになってくれたらいいな、、、、。

そして、またその先の未来で、素敵な綿毛を育ててくれたら嬉しいな。。。


そんなコトを想像すると、
なんだか、僕の人生まで広がっていくように思えて、
とても幸せな気持ちになります。


、、、、なんか、自分の歳の半分の子達と付き合ってると、
ついつい、親の感情ですね、、、、。
僕は、もう授業も終わったし、おともだちのつもりですけど、、、、、。



こーんな貴重な経験をさせていただいている教会通り商店街の皆様、
お忙しい中、大勢集まっていただき、
ありがとうございましたー!!!!
posted by 西久保毅人 at 20:49| 2016.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

搬入

よくよく考えてみたら、
いい歳になったのに、
いまだに発売日を待ち構えて買っちゃうマンガがあるなんて、、、、

なんと幸せだろう、、、って思います!


って訳で、
先日、発売されたあひるの空43巻!

ええとですね、、、
こないだも書いた
おなじみのバスケマンガです。。。。。


ここ数巻は、表紙だけ見ると何のマンガかサッパリ分かりませんけど、、、、。

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しかし、、、、。
買って帰るのは注意が必要。

待ち構えているのは、僕だけではありません。。。。

うかつに買って帰ると、
家族全員が、取り合いの様にむさぼり読むのですが、
まぁ、買った者としては、一番に読みたいんですけど、


「パパさぁ、、、、

 いちばん読むの遅いんだからさぁ、、、。

ちょっと貸して、僕が先に読むから!!!」


って感じで、無防備に持って帰ったりでもしたら、
リンタロとかに取られちゃうので、

搬入は慎重に、夜中にコソーっと、、、、。


でも、今回はあんまりコソっとし過ぎて、
自分でも読むの忘れて寝ちゃったので、、、、

やばいやばいと早朝にソファーの下に隠しました。

で、、、、、
皆がいないスキに、
コソーっと2.3回堪能してですね、、、、

その後は、堂々と、
テーブルに置いとく訳です。

さぁ、読みたまえ!


って感じで、、、、

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そんな訳で、家に帰ると大騒ぎ。

まぁ、僕はすでに2.3回読んでる訳ですからね、
あせらず平静を装えるんですが、
たった一冊のマンガで、よくもまぁ、こんなに妄想が広がれるなぁ、、、
と思うくらい、彼らはもう、ページの隅から隅まで、
穴が空く様に読んでいます。。。。

と、
実は他にもそんな家族マンガが、いろいろあるんですけど、
中でも、あひるの空は、別格だな、、、、。

しかしホント、みんな読むスピードが速く、
速いくせに、ページ全部覚えてるっていうか、
記憶力もすごくてですね、、、、
何より、反応の速さが素晴らしいなー、って思うのです。


読書もスポーツだな、、、、。



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という訳で、
実は来週末、オープンハウスなのでした!


15年も同じ仕事してても、
オープンハウスが楽しみだなんて、、。

なんと幸せでしょう、、、。


でも、マンガと同じで
最終回は迎えたくないな、、。



魔神ブウでも出てきたらいいのに。。。
posted by 西久保毅人 at 19:30| 2016.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

ミラクルは起きる

さて週末は大山さんちのオープンハウス。

久しぶりに2日間、開催させて頂くコトになりました。
きっといい天気です。


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さて、人間、あまりにも書きたいコトが多いと
何も書けなくなる、、、、、というコトに今、気がつきました、、、。

と、いうのは、
いつも完成が近づくと、あれやこれや思い出して、
お家のエーピソードやら、出会った時のコトやら、、、
筆が止まらなくなる程に書き連ねてしまうんですが、
今回、上手く書けない自分がいます。。。。

器用にうまく切り取れないのです。。。。

もう、、、、、、、
多過ぎ。

キーボードを叩く指におもりがついているみたいなのです。

困りました。。。。


さて、
ずっと前にこんなコトを書かせていただきました。
http://niko-arch.seesaa.net/article/217755509.html

そう、実は大山さんに初めてお問い合わせを頂いたのは、
2010年の5月のコト。
ほぼ、まるまる6年前になります。

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震災を経て、いよいよ着工に向けて、、、、という頃に突然ご家族を連れて
転勤というコトになり、

「そんな訳なので、、、、すみませんが、いったん停止というコトで、、、。」


というご報告を頂きました。

もちろんしかたないコトなんですけど、
家づくりは、想いを込めて計画的にするものであると同時に、
縁やタイミングや勢いといった目に見えない背中を押す力みたいな要素が
左右するものでもあるなぁ、、、、と常々仕事をしながら感じますので、
再開できない可能性みたいなものも、覚悟しておかないといけないな、、、
と、正直、思ったのです。

これは当時、そんな想い半分で書いた文章でした。


だからですね、、、
まず、最初に僕たちを見つけて下さったコトも嬉しかったですけど、
それ以上に、
数年後、ホントに再開させて頂いたコトの方が
より一層、嬉しかったなぁ。。。。


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そんな、6年越しの家づくり。
ニコもつぶれてなくて良かったです!

しかし御依頼当時、4年生だったお子さんが、
もうすぐ高校生なんですからね、、、、
いやぁ、、大人同士はお互い変わらないつもりだけど、
子供達の成長は速いなぁ、、、、、。

うちの子達も、まだみんな小学生だったからなぁ、、、、。
ソラは保育園児か、、、、。


と、そんな訳で、ちょっと油断して書き出すともう、
話が四方八方に飛び散っちゃってですね、、、、
ただでさえ、要約ヘタな僕の脳みそでは、もう、処理できないくらい
思い出しちゃうコトが多いのです、、、、。

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困ったなぁ、、、、。

でもそんな中、
大山さんちを思う時に、
今回、オープンハウスの案内に書いたこの文章は、
6年間、全く変わらなかった想いだなぁ、、、という気がしますし、
そしてこれからも僕がケンチクをつくり続けていく限り、
僕が夢見ている世界でもあります。

最後に載せておきます。



大山さんの家にむけて


角地に住まいを設計する、というのは、思いの外難しいものです。

まず家は、家族の暮らしを守る安心できる「うつわ」である必要があります。
家とは、何と言ってもパンツ一丁で、ぶらぶらする場所なのだから。。。

同時に、角地というのは、半分くらい街のものであるべきなんじゃないか、
という思いもあります。

見通し、目印、雨宿り。

街の角地が素敵な場所だったら嬉しいな。

そんな事を同時に考える時、僕はいつも大木や、大きなゾウの有りようを想像します。
大きな口を開けている水辺のカバやワニを想像します。

大きくて、分厚い皮膚を持つ彼らは、
もはやどこまでが自分の肉体なのか、分かっていないのかも知れません。
その事が幸いして、悠々と自分の命を紡ぎながら、
同時にいろんな生き物の居場所にもなっています。


大山さん一家にとっても、街の子供達にとっても、
そんな家であったらいいな。


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さて、オープンハウス、楽しみです!

posted by 西久保毅人 at 21:51| 2016.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする