2014年11月04日

前川さんの家オープンハウスでしたよっ。

さて。

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怒濤の4連続オープンハウス。
もはや、中島さんちのオープンハウスが遠い昔のデキゴトのようですが、
無事、先日、「前川さんの家」のオープンハウスをさせて頂き、お引き渡しをしました。

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何より4回とも、お天気に恵まれて、
最後の「前川さんの家」は、東京ですが少し行きにくい場所だったにも
かかわらず、最終的に120人以上のご来場!

実は一番ご来場者が多かったのも嬉しかったです!

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しかし、、、、、。

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世の中的に見れば、
ひとつの会社で、年間何千とか、何百、何十とか、の家を作っている会社もある訳で、
もしかするとそういうのが、きっと世間一般の数なのかも知れません。

いやー、信じられないなぁ、、、。

だから、4つくらいで大げさなのかも知れませんが、
僕たちにとってはもー、ギリギリもギリギリ、、、なのでございました、、、、(笑)

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今回、とても嬉しかったのは、
完成時期が近かった事もあり、毎回のように来て頂いた方々もいらっしゃった事。
そして、そうしているうちに、ご家族同士顔見知りになって頂いたりして、

「そう、実は来週ウチなんですよ〜、オープンハウス!」

みたいな会話を小耳に挟めたりして。。。。

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そして、きっと僕たちのいないところで、

「、、、で、ぶっちゃけニコさんどうでしたぁ〜?」

「、、、そうそう、もー、聞いてくださいよ〜、うちの担当、
 天パかと思ってたら、人工なんですって!!人工。
 だから、どうもカールが不自然だと思ってたんですよねぇ、、、。 」

「まぁ、、、ひどいわねぇ、、、。」

なんていう、内輪話なんかもあっていたに違いありません。。。。。(汗)

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そして、今回も今まで設計させて頂いたニコの家々のご家族も、
たくさん見に来て頂いたのですが、
さんざん新しい家を見て帰り際、

「、、、でも、やっぱ、自分ちが一番好きです。」

なんていうコトを言って頂けたのも、とても嬉しかったなぁ、、、、。

そうですよー、自分ちが一番!


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ニコのキャッチフレーズにしようかなぁ、、、、


「自分ちが一番!」

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さて、
前川さんの家。

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前川さんの家は、世田谷区の新しく分譲された区画の中にあります。
案の定、
というか、まぁ、いつものコトですが
ニコの家がまぁ、いちばんペースが遅くって、、、、、
お隣なんて、つい最近、上棟したのにもう完成っぽい、、、、、。

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実は、前川さんには、土地を決めるずっと前にお問い合わせを頂いていてですね、、、
事務所でいろいろお話をうかがいつつ、
その後、土地が決まって、設計を御依頼頂きました。

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実は、これも、いつか話そうかなぁ、、、って思ってたんですけど、
本当は、土地も僕たちが紹介できたりしたらいいんですけど、
そういう商売してなくてですね、、、、、

で、よく、

「土地はどうやって決めたらいいんですかー?」

とか、

「こういうフツウの土地だと、イメージ湧きませんよねぇ、、、。?」

とか、、、、。

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時には、僕らを多少、気遣ってくれるような言い方をされる時もあって、
すごーく、恐縮してしまいます、、、。


で、ぶっちゃけですね。。。。

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もう、
正直、この際、言っちゃいますけどね、、、、。

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正直、土地は、どこでもいいんですよー!!!


どこでもいいんですよー!!!


ですよー!!!


よー!!!


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っていうのがですね、
実は結構、僕の本心なのです。。。。。


もちろん、法律的にムリとか、工事がとてもしにくそう、、、とかの
アドバイスはさせて頂きますけれど、、、、。

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で、
唯一、大事かな、って思うのは、
どんな理由でもいいから、その土地に、愛着があること。

土地じゃなくても、その街に、その地域に、「どーしても住みたいっ」
っていう、思いや、理由があること。

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土地の形とか、ロケーションとか、設計しやすそう、、、なんかよりも、
そっちの方が、よっぽど大切です。。。。って僕は思うのです。

何でかって言うと,、、、そこに「住む」わけですから、、、、。

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例えば、前川さんち。

もともと、このご近所のアパートにご家族で住んでいらっしゃいました。

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それはそれでいろんな理由があるのでしょうけれど、
住むうちに、お子さんが産まれて、お子さんを通してご近所にも
今ではたくさんのお友達がいらっしゃいます。
保育園だって、一度入ったら、なかなか転園って、実は難しいと聞きます。

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そして、やっぱり何より、
保育園や学校を通してでできた地域の仲間って、
なかなか作り直せるものではありません。

僕も、子供達を通して、実はまったく同じ経験をしています。
ニコがここにあるのも、まったく同じ理由なのだから、、、。

「だから、このあたりに住みたい。」

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それ以上の、決め手って、別になくていいんじゃないかなぁ、、、。

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もちろん、それは人それぞれで、ぜんぜんいいと思いますし、
好きな飲み屋があるでも、街の雰囲気が好きでも、実家のそばとか、
通勤に便利とか、、、、、

正直、ほーんと何でもいいんですが、
たぶん、家って、そこが一番のスタートなんじゃないかなぁ、、、、って
僕は思うのです。

そして、ニコの家って、実はほぼすべて、そんな事が物語の始まりなのです。。。。

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そこさえはっきりしていればですね、、、、

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もう、あとは、大船に乗ったつもりで、、、、、、。


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、、、、、、見た目はドロ舟風ですが、案外、沈みませんし、、、。

見ての通り、動力は、人力のため遅いですけど、、、、。

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ええと、、、、ところどころに見える穴の痕は、ですね、、、、、。

いちおう塞いでいますから安心!

旅の勲章ってやつです、、、。

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ただ、、、、、。

方向感覚だけはですね、超抜群な自信があってですね、、、、。

なんのレーダーも装備してやいないのですけど、
しいていえば、ニコニコレーダーっていう、まぁ、人力レーダーなんですが、、、、


それが、ふしーぎなコトに、
フラフラとより道しながらも、


「あぁ、すっかり忘れてたけど、ココ、ココ。行きたかったのは!!!」

っていう、思い思いのそれぞれの場所に、
それぞれを送り届けるコトだけには、
自信があるのです。。。。。

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たぶん、、、、。

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だから、ほーんと、
土地は、そういう具合に、超個人的な、超家族的な理由で
決めてくださいねーっ。

直感で決めていいですからねーっ。

そしてその後で、いろんな話をしましょう。

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もちろん、部屋の話とかも大事ですが、
それ以外のどうでもいい話を。

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他人にとっては、どうでもよくても、
自分にとっては、大切な話を。


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社会にとっては、どうでもよくても、
家族にとっては、大切な話を。

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ふだんの暮らしの話しを。

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日曜日の話しを。

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雨の日の話しを。

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食べ物の話を。

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道は長いですから、時にはお酒でも飲みながら、、、、。

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そして、ほーんと
前川さんとも、たーくさんお話しましたが、
心に残っているのは、ケンチクとは関係のないお話ばかり、、、。

盛大な上棟式からあっという間でしたが、
前川さんっていう世界で唯一の定規をあてながら、
とても前川家らしい家になったなぁ、、、と心から思います。


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さて、夕暮れ。

ぞくぞくと、たーくさんの前川さんのご近所のお友達が
駆けつけてくれました。


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前川さんちは、玄関、2つあるようなものですから、
何人集まっても大丈夫。

「子供達のお友達家族が、何組来てもいろんな居場所があって。

おやじはおやじで、
お母さん達はお母さん達で、
子供は子供で。

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時間がたつと、おのおの好きな場所で、飲み始めてですね、、、、、

みんな近所ですし、最後らへんは、
もう、ごろりと寝ちゃうおやじがいても全然平気っていう、、、、」

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そんな家で良かったんでしたよねー、前川さん!


また飲みにゆきますー。
posted by 西久保毅人 at 22:47| 2014.11月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月08日

その「場」

昨日から、新宿の紀伊国屋ホールではじまった劇を、ニコのみなで見に行きました。

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なんとなく、バタバタした日々が続いていたので、まぁ、、、、、、

ニコの「文化の日」でしょうか?

前にも書いたコトありますが、ナカツルは、大学の同級生で同じ研究室出身の仲間。
(、、、もちろん、、、、ケンチク学科ですよ!)

このトラッシュマスターズという劇団は、そのナカツルが主催する劇団です。

ナカツルそのものは何にも変わらないのですが、
ていうか、変わらないコトが一番すごいのですけれど、
ここ数年、演劇界のいろんな賞をとり、
ようやく大きな劇場で公演をする機会も増えてきて、
せっかくなので、時々、ニコ文化部の活動として、皆を連れて行くコトにしています。

昨日は、そんなこけら落としの日。

ある意味、彼のおかげで、僕も少ないながら学生の頃からちょこちょこと
こういう舞台を見に行く機会もあったのですが、
ニコの若者達の目にはどう映っているのでしょうか?


今ではお互いに40歳を過ぎ、大学を卒業してから20年近くの時が過ぎました。
職種は違えども、お互いによく続けているなぁ、、、と思いますし、
結局、見渡すと同級生のおバカチームだけがいろんな形で独立して、
未だに続けている、、、、って感じなんですけど、、、(笑)

いいかえれば、ろくに就職活動しなかった組。
いいかえれば、そもそも当時は就職活動したとしても、
きっとどこにも受け入れられなかったであろう、、、、組。

そういえば、学生の頃。
なんていうか、職種の違いというものが
とても大きな差や違いであるように感じていたような気がします。
ちょっとした差や違いを許せず、絶望を感じたり、その違いに怒りや劣等感を感じたり、
違う道を行くのねと、決別を感じたり、、、、。

よく例え話にあるように、職業を選ぶという事が、あたかも交差しない別々の道を
選ぶかのように思い込みながら生きていたような気がします。

でも、いつの頃からかな、、、
たぶん独立してしばらくしてからかな、、、。

職業って、なんでも同じなんだな、ってある時から思うようになって、
とても楽になったっていうか、
世界の見え方がかわったのを覚えています。
そうすると、すべての職業がつながって見えてきて、

結局は、自分がいいと思うか、ダメだと思うかだけしか違いはないな、と思うようになりました。
もっというと、ドキッとするかどうか?

だったら、ドキッとするかどうかだけの自分さえあれば、
あとは極力全部まっ白であった方が人生得だな、と思いました。
だから、ファミレスの店員さんからも、ラーメン屋さんからも、居酒屋の店長さんからも
学ぶことだらけで、逆に、同業者から学ぶコトの方が、以外と少ないな、、、、と
思ってみたり、、、、。


たとえ作っているもの、扱うものが、同じではなくっても、
目に見えるモノであってもなくっても、
その先に人がいる限り、考えている事は、結局はみんな人のコトなのかな、と。

人として 人と出会い、
人として 人に迷い、
人として 人に傷つき、
人として 人と別れて、、、

っていう、、、、そうそう、人生、武田鉄也の歌の通りだなぁ、、って(笑)


そう思うと、職種なんかよりも、
1人の目の前の人と、いわゆる「人間」という全体像との間の矛盾にどうつきあうのか、っていう
コトの方が重要だな、、、と。

それは、僕の仕事でいうと、
一組の目の前のご家族と、
「家族とは?」「家とは?」という「」でくくられるような一般論との間の矛盾や、
目の前の街をいいな、と思う自分と、
「理想の街とは?」っていうコトを語る際の矛盾に
どう向きあっていくのか?というようなコトでもあります。

ようは、ありとあらゆる「」でくくられるもの達と、
どうしても「」からはみだしてしまうものとの間にどのように立つか、、、
というようなコト、、。


これは職種なんかよりも大きな問題で、
じゃあ、どっちが正しいのか、、、とか、どっちへ進むべきか、、、?って、
思っていた時期もあるんですが、
最近は、一見、歩き方やスタート地点、生きた時代が違っても、
「実は、どの世界でも、僕の好きな人達は、結局は同じようなところに向っていたのでは?」
と思えるようになってからは、正直、どうでもよくなってきました。

そして、大事なのはどっちかが、明らかに正しいのではなくて、
どっちもホントなんだ、という立場に立たない限り、
片目を塞いでいるようなものだな、、、と。

じゃあ、どっちも同じところに向っているなら、
どうせなら自分がドキッとする方を選んで進んだ方が楽しいな、とも思うようになりました。

こういうのって、正直言うと、長い時間の中で目の前の仕事を通しながら、
右かな、左かな、、、といつも迷いつつも、肌で感じて
だんだんと身にしみてきたようなカンカクでしかないのですが、
ある時、
小林秀雄さんが生前の講演会での録音の中で繰り返し、

「個人の直感の中にしか、歴史も真実もないのだ。」
「主観なしには、客観はうまれないのだ。」

とおっしゃるのを聞いて、

「、、、ん?なんか似てるぞ、このカンカク、、、、。」

と思ったりして、、、、。



さて建築と演劇。

インターネットやら、ビッグデータやら、、、、。
あっちの世界では何でもかんでも、びゅんびゅんつながっているような、、、この時代。
数の論理でなんでもつながって、広がるコトだけが正しく自由であるような、この時代。

びゆんびゅんに乗っかるには、きっと「」でくるんだ方が楽に違いないのでしょうし、
もはや、自分の意識とは関係なく、気がつくと自分の断片が「」の中に吸い取られてしまっています。


そんな時代のまっただ中で、建築も演劇も、、、、

時代に逆行するかのように、
未だにその「場」にふれないコトには、結局は何も分からないモノをお互いに作っているのだな、
と、今回、舞台を見ながら、ふと思いました。

今時、こーんな不効率なコトはありゃしないと思いますし、
そういう意味で、毎回、全力の試合をしないと次に進めない、、、、っていう
年甲斐もない仕事の仕方のような気がするんですけど、、、。

たぶん、そうしないと、先に進めない人種なんだろうなぁ、、、。

でも、ケンチクは多少、
あっ、ちょっと待って、、、、とか、
、、、、すみませーん、、、、ここ実は、、、。
が効くからなぁ、、、、。

演劇は、
幕が開いたら、
編集も、取り直しも、修正も不可能な、ノンストップの世界。
観客の息づかいさえもが、その公演の一部と化します。

でも、だからこそ、ナカツルが、
一発勝負の演劇という舞台に、人生をかけてこだわる理由も、
なんとなくは分かるのです。。。。


と、そんなわけで、
気がつくと無駄な長文となってしまい、
珍しく友達の宣伝でもしようかなぁ、、、、と思いつつも、
ナカツルの劇については、ほぼ触れず、、、、、、(汗)
なんのために書いたのやら、今ではさっぱり分かりゃあしませんけれど、、、、、


まだチケットあるかも知れませんので、
興味のある方は、ぜひぜひ、足をお運び下さいませー。水曜日までですよー。

posted by 西久保毅人 at 21:25| 2014.11月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月11日

欲望

そうそう、明治大学の3年生の後期の授業が始まっていて、
今年で早いもので4年目になります。

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僕の班の課題は、毎年恒例の、「さしだすデザインの発見」っていう
タイトルの、2つの商店街を舞台にした課題です。

今年、ひとつだけ課題にサブタイトルを付け加えました。

「街の物語を描く。」という言葉。


決まっているのは、実存するある商店街、っていうだけで、
あとは自由。各自、練り歩いた気づきとカンサツをもとに、
それと、自分の人生経験を照らし合わせて、その街の未来の物語を
描いてください、という課題。

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ケンチク学科の課題としては、
超適当な課題だと思いますが、、、、、

、、、だって、課題は、先生達好きに決めていいです、、、って言われたんで、、、、。

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好きな先生の課題を選んでいい授業でもあるので、
僕の課題を選んだ学生に、なんで僕の班、選んだの?って聞くと、
いろんな理由がありつつも、

「自由そう!」

っていう子が多いのですが、、、。

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僕的には、

「ふっ、、、また今年もはまったな、、、ニシクボトラップに、、、、。」

っていう。。。。。ふふふ。

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「、、、自由ほど、難しいものないんだよ。」

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授業が進む程、
これまで器用に課題をこなして来た子程、
悶々と悩みはじめます。。。。

器用さは役に立たない課題だからなぁ、、、、。

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「はたして何をしたらいいんだろう?」

「街の物語を描くのに、ケンチクは必要なのだろうか、、、?」


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あなたなりの「気づきとカンサツ」にもとづいてさえいれば、
何をしてもいいという課題を与えられた時、

はたして、あなたは何で答えをだしますか?
何を問題だと思いますか?
どういう風景をみたいと思いますか?

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僕が、彼らと考えたいのは、実はそういうコトで、
街の営みの中には、もちろんケンチクも必要だけれど、それはあくまでひとつの要素でしか
ないのだ、という事。

ケンチクって、どれだけ重要??
もしかしたら、植木鉢や看板のほうがケンチクよりエラいんじゃないの?
建物のカタチなんかより、素敵な雰囲気のおいしいお店一件のほうがよっぽど
住みたい街になるんじゃないの?

「自分」っていうものの好みや、原風景や原体験を引っ張り出してこないと
実は、答えが出せない課題でもあります。

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しかし、こんな超適当で、むちゃぶりの課題を出す以上、、、、ですね、、、、
僕もそれなりの決心が必要な訳で、、、。

僕が決めているのは、

「個々の目を通した小さな気づきに徹底的につきあい、発見を広げてあげる。」

ってコトと、

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「街の物語を描こうとする提案であれば、どんな答えも受け入れる。
 、、、、とりあえず、僕も、ここがケンチク学科であるコトを忘れる。。。。(笑)」

というコトかな。。。

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だから、僕も結構、真剣勝負なんですけど、
これが、ほーんと毎年、面白いのです、、、。

、、、そもそも僕も答え分かってないし、正解ないから疲れますけど、、、(笑)

でもですね、、、、
その子、その子で、興味のあるところが全然違うから、
ほーんと僕も、彼らにエネルギーをもらいます。

そして、こんだけ自由で、何やってもいいよぉ、、って言われながらも、
やっぱりそれぞれ、もがきながらもケンチクで答えを出したい子は、
最後はなんとか自分なりのケンチクの設計で、答えを出そうとしてくれるのも
不思議だなぁ、、、って思います。


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、、、、ん、そもそもケンチクって、何だっけ?

、、、、そもそも、街って何なんだっけ?


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そんなコトを、悶々としながら半年間考え続けてくれたら、
その時間は、将来、絶対財産になるだろうなー、っていう僕なりの
教育方針にもとづいてはいるのですけどねー、一応、、、、。

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と、そんな訳で、
先週、まずは、第一課題の発表会。

ゲストに構造家の名和研二さんをお呼びしての開催だったんですが、
前の週まで、

「ほーんと、こいつら提出できるのかしら、、、?」

という雰囲気だったんですけど、いやー、毎年ながら
学生の根性と集中力はすごいです!

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それぞれの欲望や想いのよく現れた、素晴らしい作品となっていました。
まさに、今の彼ら、そのもののような、、、、。

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さてさて、来週からの第二課題!

後半戦も楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 22:15| 2014.11月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

ときどき、、、。

ときどき、
こんな写真が事務所にプリントして置いてあって、

「あれ? これ誰の家の完成写真だっけ、、??」

っていうような、会話があるのですけど、、、、

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実は、これらは、マシューズさんちの、通称、、、、、「ツボ模型」。

うしじまさんが、上手いコト、マシューズさんの模型を命名してくれたので、
そのまま採用ー!!!

たしかに、、、、、ツボ模型ねー、、、、なるほど-、まさにその通りです。

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なんどか、マシューズさんの模型は紹介しているんですけど、
現場に入り、どんどん大きくなっていく、マシューズさんの奥様のお手製の模型達。

ときどき、写真を見せてもらうんですけど、
かれこれ模型歴、20年近い僕たちからしても、

「どうやって作ってるんだろう、、、?」

と、
どうしても実物が見たくて、こないだお家に見に行ってきました。


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なんていうか、
本当に、言葉以上に、伝わるっていうか、

「あぁ、こういうおうちにしたいんだなぁ、、、、。」

っていうのが、ジンジンと伝わってくる模型です。
なんというか、
ものづくりの楽しさが、伝わってくるような、、、、。

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「えっ、ニコさんのお客さん達は、みなさん作らないんですか??」

と、マシューズさんは冗談半分におっしゃっていましたが、、、、(笑)

、、、ええと、100件近く設計させてもらったんですが、こんなのは初めてですよ、、、。

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なんというか、
言葉では上手く言えないんですけど、

「したいコトが伝わる」っていうコトと、
「正確に作る」っていうコトは、
実は違います。

そういえば以前、
海外の大学の建築学科の学生の模型や図面を何度か見たコトあるのですが、
その時点で、日本の学生の模型とは、実はぜんぜん違ってですね、、、、
ひと言で言うと、迫力があるっていうか、
一瞬でひきつけられる、っていうか、、、。

でも、よくみると、細かい部分は作りが荒いのです。

でも逆に、
日本の学生の模型って、学年が進めば進む程、正確で、材料の継ぎ目が分からない程
職人的にはなっていくのですけど、
それとひきかえに、「魅力」を失っていくコトが実はとても多いのです。
もちろん、そうでない子もいるけど、大きな傾向としてはそんな感じ。

特に、最近は、学生も課題を3DソフトのCGとかで表現する子もいるのですけど、
なんか、一般的な日本人の考えるリアルや正確さを追求すればする程、
見る側としては、さめるっていうか、、、、。

もうこれは、国際的な学校教育の問題だなぁ、、、、、。


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このへんのニュアンスは、とても伝えにくいのですけど、
大事なのは、
結局は、図面も、模型も、CGもスケッチも、、、、
しょせんは、想いを伝えるための手段でしかない、ってコトなんじゃないかしら。。。

だから、大事なのは、「上手さ」や「正確さ」ではなくって、

「うわーっ! なになに、これ、、。」

って思えるかどうか、、、。

その方が、実は、コミュニケーションとしては、正確に意志を伝達できる、
っていうのが、ほーんと、人間の面白いところだなぁ、、、って思います。

とはいえ、マシューズさんの模型は、実は、とてもとても正確なんですよ。
正確なんだけど、どこかデフォルメされているというか、、、、。

もはや僕の言語能力ではうまく表現できません、、、。

アーティストですね。きっと。。。。

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、、、、、と、
議論は、国際的な教育問題とコミュニケーション論にまで
発展しそうな感じではあるんですが、
それにしても、とても伝わるマシューズさんのツボ模型。

僕の学生達に、お手本として見せてあげたいなぁ、、、。


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そして、おうちができた暁には、
マシューズさんの模型展覧会をしたいくらいです!


、、、、もちろん、その時にはニコの模型は、、、、、、

すみーーーーーーーーーっこの目立たない場所に
置かれる予定ではありますけど、、、、。(涙)


、、、、とここまで書いて気がつきましたが、
はたして、僕たちが使っている日本語の「ツボ」っていう言葉の意味、、、、。
英語では何というのでしょうか、、、??

たぶん、辞書に載っていないんじゃないかなぁ、、、と思われますので、
よく分からなかったら今度、ご説明しますねー、、、、、、マシューズさん。
、、、、うまく説明できる自信は、ありませんけど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 21:49| 2014.11月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする