2008年05月29日

解体の風景

建設業は、とかくうるさい。
特に解体っていうと、こわすのが目的なので、パッと見、非常に暴力的な印象です。

しかし、よーく見ていると、実は以外と繊細な作業だったりします。

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音だけ聞いていると、
「ガリガリっ」「バリバリッ」「ドカンっ」
と、ただむやみに壊しているようにしか聞こえないけれど、
実は肉食恐竜の口のようなユンボ一台で、壊しながら細かく分別作業がなされています。

木は、木。鉄は鉄。と壊しながら分別も同時にしているユンボの動きは、
まるで恐竜が肉を食べながら骨を口で取り除いているよう。

そのくらい、リアルで細かい動きをしています。
最近、踊ったりする最新式のロボットがテレビに出ていたけれども、
そんな最新技術を駆使したロボットよりも、ユンボの方がよっぽど生々しい
動きで、ちょっと見とれてしまいます。

休日の建設現場に置かれているショベルカーなんかも、
なんか、キリンが昼寝しているみたいで、重機というのを忘れて見入ってしまいます。

非常にシンプルな目的のための、すがたかたち。
はやりとか、余分なデザインとかが排除された初原的な形と、その動き。

だから子供が惹き付けられるのでしょうか?

壊す見た目とはうらはらに、キレイに並べて分別されている風景はちょっと感動です。

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解体現場を見ていると、建物の寿命や工法など、
建てるのとは逆の視点でいろんな気づきがあるものです。
posted by 西久保毅人 at 00:30| 2008.4月〜6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする