2008年04月10日

ケンチクをとおして

今週の日曜日(4/13)のテレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」にて
「白石さんの家」が放映されます。AM6:00〜AM6:25


本間さんの家、植木さんの家につづき、ニコとしては3回目の放映です。

テレビの取材はいろんな状況やタイミングがあるので、なかなか実現しないのですが、
住宅だけに特化した20年も続く老舗の番組で取材して頂ける事はとても光栄です。

「いい仕事を続けて一年に一回は渡辺さんに会うぞっ!」

というのも、僕の一つの楽しみでもあります。

いろんな取材に立ち会う機会があるのですが、20年も続いているだけあって、
この番組の撮影スタッフはプロ中のプロ。ちょっと別格です。
残念ながら今回は僕は立ち会う事ができなかったのですが、撮影当日の様子が
白石さんのブログでたのしく紹介されていますので、読んでみて下さい。


235.siraisi.jpg

このおうちについては、前にも書きましたが、

「よじのぼれ、こども達!」

ということだけを、白石さんと意気投合してやっちゃった、、、、という住宅です。

一階とか、二階とかではなくて、
こども達が、自力でよじ登れる高さで交互に床がスキップしていくような空間。

大きなワンルームの中に家族がいるんだけど、段差がある事で、お互いが見えたり
見えなかったり。

一人になりたい時は、「トビラ」を閉めるんではなくて、

「ハナレル」

という動物としてもっとも原始的な方法をとる事。

家族が一緒に「イル」ということだけは、いつも感じられる空間。

だからケンカすると、妙に居心地の悪い空間。

236.siraisi.jpg

白石さんも自分のブログに書かれていますが、この住宅は、万人にとって住みやすい
家ではないかも知れません。
でも、白石さんが描いていた「家というもの」のあり方を、僕はかなりすんなり
共有する事ができました。

子供がいるから家が必要な訳ではないですが、まだ小さな子供のいる家庭では、
10年くらいの間に家族関係もどんどんに変化していきます。
子供の成長や変化は劇的で、大人の想像力なんか、ゼンゼン及びません。

そんな子供達の日々の小さな変化の連続を、家族全体で、家全体で感じられる事。

237.siraisi.jpg

たぶん、不便な事はたーくさんあるんでしょうけど、そんな事より、
日々起こる予想外の出来事の楽しさの方が、圧倒的に勝つんではないかな?


5人家族である事。
でも、5人がそろって過ごす期間というのは、実は案外短いという事。
だったら、5人でいる時間を徹底的に楽しめる空間をつくろう、という事。


10年後、ここで育った3人のこども達に、ぜひ感想を聞いてみたいです。

238.siraisi.jpg
posted by 西久保毅人 at 02:56| 2008.4月〜6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする