2008年01月17日

ケンチクが大好きな人達と、ムダにひたる夕暮れ

今日はまず、朝一で荻窪の小さなマンションの打ちあわせ。
かなり、条件の厳しい設計なのですが、施主である不動産の担当の方は、
とってもケンチクが好きだというのが、にじみ出ている方です。
不動産屋っていうと、ただつくればいい、みたいに誤解されやすい業界ですが、
少しでも、快適な空間を実現しようと一生懸命。
だから、打ち合わせの席でも、一緒に知恵をしぼって修正を重ねていきます。

そんな人との仕事だから、最初は、「果たして住める空間ができるかしらん、、?」
と思っていた条件でも、相乗効果でだんだん楽しくなり、見る見るいいプランになって
いくからホントに不思議なものです。


その後午後は、ニコの総武線シリーズである3つの現場を強行はしごです。

まずは、須藤さんの家。
ちょっと難しい板金の工事をお願いしているのですが、監督さん、板金屋さん、大工さん
皆で知恵をしぼって打ち合わせ。
皆さん、とにかく前向きで、なんとか僕らの考える事を実現しようと、そんな空気の打ち合わせでした。始めての事、まだ見ぬ物に対して職人さんを巻き込んで家作りをできる事は、
本当に幸せです。

そして、時間は遅かったけど、なんとか日没前すべり込みで和田さんの家の現場へ。
現場で悩んで、変更している箇所の確認。
そして、これから決めるべき事の確認。
たぶん、正解はなくて、答えはたーくさんあるんだけど、
ここで行われる和田さんの生活を想像しながら、ベストな決断をしていきたいです。
、、、、、などと思いながら、夕暮れの現場にムダにひたる。


さて、もう、とっくに日は沈んでるんだけど、最後になんとか、阪本さんの現場を
見ておきたくて、錦糸町で下車。

なんたって、土曜日にオープンハウスなのですから。
197.sakamototei.jpg

阪本邸に着くと、最後の仕上げにまだ職人さんと監督の長津さん、施主の阪本さんが
いらっしゃいました。
養生がすべてはずれたのは始めてだったので、しみじみとひたる。。。。。。

阪本さんの家は、リフォームなのですが、リフォームってなんだろう、、、?って、
実はいつも考えてきた事でした。

ぜーんぶ、奇麗に、ツルピカにしてしまう、というのは実は簡単だけど、
それでは新築と変わらない。
もちろん、それも正解だけど、それでは先に進めない気がしました。

じゃあ、何を残すか? 何を新しくするか? 

という事を出来上がるまで悩んだ気がします。

でも、そこで一所懸命悩む事で、シンチクでも中古でもない、別の価値が生まれる
はずだと思っていました。

、、、、、というような事を始めてチャレンジさせて頂いた仕事でした。

だから、監督の長津さんも、阪本さんも最後までよく分からなかったんじゃないかなー、
と思います。

そんな現場で、悩んで、決断して完成した空間。

まあ、今日は外がムダに寒いせいもありましたが、
そんな訳で、3人で、ボケーッと、ムダに空間にひたっていました。



男3人、なんとなくニヤニヤしてるのが、ちょっと気持ち悪い今日の夕暮れ。。。。。



いろんな決断が、最終的にベストで、
それより、なにより、
阪本さんご家族にお会いして、
僕が一方的に感じた「阪本さんらしさ」のあふれる家になったかな?と思いました。

それが一番良かったです。

196.sakamototei.jpg

そういえば、今日最初の現場の帰り道、
田沼工務店の社長さんが、

「いやー、ケンチクはホントに面白いです。
何年やっても、奥が深くて、広くて、、、。
そして何よりご家族に喜んでもらえるのが最高に幸せなんですよ。」

と、しみじみおっしゃっていました。


職種に関わらず、建築を好きでやってる方々とおつきあいできるのは、ホントに幸せです。
ホントに、人に恵まれてるなー、とつくづく思い、ムダにひたる一日でした。

と、そんな訳なので、オープンハウス、ぜひきて下さいね。
posted by 西久保毅人 at 23:29| 2008.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする