女の人はできるだけスッピンが好き。
ほぼ理解してもらえなんですけど、、、、。というか、言うと大抵、ムカッとされます。
だから、
「今日、お化粧ののりいいででしょっ?」
て言われても、はっきり言って、
、、、ゴメン、意味分からん・・・・・、ていうかさ、白いし、、、、。
というコメントしかできません、、、。
ホント、僕ほど化粧のしがいのない男はいないと思います。
申し訳ないんですけど、好みだからしょうがない、、、、。
さてさて本題は素材の話。
木、コンクリート、鉄。
この3つは、ケンチクを作るのに欠かせない素材であり、どれも好きな素材です。
そして少なくともこの3つの材料は、スッピンで勝負できる素材。
だから使うなら、できるだけ素のままがいい、といつも思います。
もちろん、スッピンだと、錆びたり、汚れたり、、、、マイナスの面もあるんですけど、、。でも、それも含めていいと思うんですね。
という訳で、木や、コンクリートについては、できるだけ素肌を生かしたスッピンな使い方をさせていただく事が多いのですが、鉄が意外と難しい、、、、。
錆びていく鉄はカッコいいと思うんだけどなぁ・・・。
さて写真は現在、計画中の、阪本さんの家のリフォーム。
なんと、阪本さんは、建築金物屋さんなのです。
すぐ隣りに工場もあります。
そこで、ダメもとで、
「あのですね、、せっかくですし、本棚とか、階段とか、できるだけいろいろ鉄で作っちゃいましょうよ、工場も隣りですし,,,,。しかもみんなスッピンで,,,,。」
という御提案をさせていただきました。

この念願のワルノリに、阪本さんもおおいに乗っていただいて、現在進行中です。
でも、もちろんただフザケている訳ではないんです。
新築なら別ですが、
この建物は、築20年のコンクリート造。
30年の歴史がしっかりと刻まれています。
それをうわべだけ、こぎれいにお化粧してみても、たぶん、なんか表面的でバランス悪いと思うのです。それよりも、その築20年という歴史をそのまま受け止めるような材料の使い方、その歴史と勝負できるような材料の使い方をする方が良い空間ができるのでは?と思っているのです。
それがきっと、リフォームの面白さじゃないかと思うのです。
そんな訳で、秋頃着工予定で進行しているのですが、先日お打ち合わせに伺ったら、
なんと、鉄の本棚の試作品を阪本さんが作ってくれていました。
実物の試作を見ながら検討できるなんて、なんというゼイタク、、、。
そんな訳で、皆でおおいにワルノリしながら、
スッピンな鉄を楽しめる空間を作っていきたいと思っています。
お楽しみに。

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