2019年10月25日

お引越し大作戦

ちょっと前のことになりますが、

僕のふるさと佐賀県で、こんなプロジェクトを提案させていただきました。



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佐賀県の、廃校になる事が決まった保育園園舎をリノベーションして、

子供から大人までの障害を持った方々を支援する地域の作業所にする、というプロジェクトでした。


大きな楠の木のある既存の保育園も、山の中にありとても素敵な環境の平屋で、

その活動母体の福祉の会社も、人が大好きな、とても素敵な会社。


「もう〜、ぜひぜひっ!!!」


と、提案をさせていただいたのです。




ていうか、この楠の木、デカすぎませんか、、、(笑)。



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結局、この僕たちのチームの提案は残念ながら採用されず、実現には至らなかったんですが、

その時に、僕たちが、提案したのは、


「引越し」


というテーマでした。

提案に当たって、彼らの事業所や、作業所に来る方々の暮らしに触れさせていただいたのですが、

一言で、「障害」と言っても、その多くの方は、「どこが障害なの??」と分からないくらいに

僕たちと同じだなぁ、、、という印象を強く受けました。


むしろ僕たちよりも、優しくて、純粋なのです。


でも、彼らは、それぞれに「特性」があって、

ある「トリガー」によって、落ち着かなくなったり、集中できなくなったりしてしまう、

ただ、それだけでした。


ここまで書いても、正直、


「僕と一緒じゃん。」


って今でも思うんですが、、、、、。


そんな彼らの話を聞いていて気づいたのは、

実は、一番時間がかかるコトは、

「環境に慣れるコト」

なんじゃないかな、と思ったのです。



要するに、

「ここが、自分の、いつもの場所だ。」

と思うコト。



施設が、市街地から、山に移るコトは、

管理者の視点から見ると、「広くて素敵な環境にうつる事」

に過ぎないかもしれませんが、

彼らにとっては、

「知らない、今までと違う場所」

に行く事。


家から通う道も、

窓から見える風景も、

机の隣にいつもある壁も。

全部、「慣れた」ものとガラリと変わってしまいます。



だから、このプロジェクトで一番大切なのは、

デザインとか、建物の設計が優れているかどうか、とかよりも、


「彼らの引越しを、しっかりと時間をかけて計画してあげるコト」


なんじゃないだろうか?



そんなコトを考えて、提案書を作りました。





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提案にあたり、「環境と物語」という学問をロンドンで学んだ

長澤雪絵さんに声をかけ、一緒に取り組んだプロジェクトです。

彼女の提案で、このような「ストーリーブック」という形式の

提案としたんです。


あー、今でも残念〜。

実現したかったねー、雪絵さん。


でも、ほーんと素敵なプロジェクトチームができたし、

ほーんと、素晴らしい仕事をされている会社でした!


時間が経って、改めて見直してみると、


「あー、もっとこうしておけば、、、、。」


っていうまだまだ不完全燃焼な部分もあったり、自分の提案や説明の甘さにも気がつくんですが、

これがスタートラインなので、せっかくなので、載せておきます!



ぜひ、違う形ででも、再トライしたいプロジェクトでした!!!!






、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、


そうそう、

先日お知らせした、ニコのお施主さんでもある大城隊長の

「崩れピラミッド」の発掘調査へのクラウドファウンディング。


お知らせしてから、あっという間にたくさんの援助が集待っています!!!!

ありがとうございます!



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あと一息!



でも、僕も、こういうのは初めてですが、

応援するって、、、、、

なんだか、自分のコトのように嬉しいもんですねー。


引き続き、よろしくお願いします!
posted by 西久保毅人 at 01:56| 2019.10月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする