練馬区で進行中の清水さんの家が無事上棟し、
恒例の、盛大な上棟式をしていただきました!

そういえば、こないだ、作家の角田光代さん(文)と西加奈子さん(絵)の共作のによる
「字のないはがき」という素敵な絵本の出版トークイベントに行ってきたんですけど、

その中で、角田さんが自身の仕事について、
「手元にある限り、いつまでも、いつまでも直したくなるんです。
だから、締め切りの日に必ず原稿を渡すようにしています。」
っておっしゃってたんです。
それを聞いて、
「なーんだ、おんなじ、おんなじー。」
と、ほっ、としました。(笑)。
そういう意味では、
工事が始まる、っていうのが、一つの僕たちの締め切りではあるんですけど、
建築には、
「現場」
っていう、もーーーーー誘惑の多い第二ステージがあってですね、、、、、。

しかも、半年くらいかけて、
だんだん出来上がっていくものだから、
ついつい、またいろいろ妄想が始まっちゃうんですよね〜、、、。
なにせ、仕事熱心ですから(笑)。

もう、妄想の第二ステージです(笑)。

そして、そんな妄想を、共有するのも、
家づくりの楽しみの一つでもあります。
清水さんも、そんな僕たちの真剣な妄想に、一緒に付き合ってくれて、
「うーむ。。。。確かにねぇ、、、。」
などと、現場で、妄想大会。

上棟式は、ある意味、
そんな妄想を、大工さんや監督さん、職人さんとも、共有してしまうとても
いい機会です。
お酒を飲める人は、お酒を酌み交わしつつ、
飲めない人も、ノンアルと食事をつまみつつ。
「、、、、と、そんな訳で、
3年くらいは、未完成な状態で住んでいただいてですね、、、、、。
飽きたら、続きを作るっていうのは、、、、いかがでしょうか??」
こんな風に現場が始まると、締め切りから解き放たれた様に、
またとめどない妄想が始まって住まうんですよねー。
何歳になったら、一体こういうの、終わるんでしょうか?
大人になったら??
でも、あきらめたら試合終了だし、、、、、、、。

どんなに妄想をしようが、結局できるのはたったひとつの家。
どんなに悩もうが、選べるのは、たったひとつの選択肢。
だから想像は、やっぱりできるだけしようと思ってます。できるコトであれ、できないコトであれ。
なぜなら、
「そういえば、工事中も、一緒にたくさん妄想したよね〜。
あの時、ニシクボさんの口車に、あやうく乗るとこだったよ!まったく、、、、。」
っていう記憶が、
きっと、家に染み付いた「愛着」っていう、
なんだか得体のしれないものになっていくんじゃないのかな、
って僕は思うからです。
ああ、なんて前向きなニシクボさん(笑)。
まぁ、工事中から家は、居酒屋ですから!

そうそう、来週、出版記念トークイベントが、二子玉川の蔦屋家電さんであります。
ぜひぜひ、こんな前向きな雑談を聞きにいらしてくださいね〜(笑)。