2019年05月07日

なんにもないは、なんでもある、、、、。そしていよいよ江頭さんち??

佐賀の人は、たいてい、

「佐賀は、何にもなかけんねー。」

といい、逆に東京に対して、

「トウキョウは、何でもあってよかねー。」

と言います。


九州近県の人にも、

「佐賀??何にもないとこよね?」

って言われるので、佐賀は、よっぽど何にもない印象なんでしょうねー(笑)。

きっと、何にもなさそうな県ランキングでもあれば、
おそらく優勝候補の筆頭の県です。


さて、
ちょうど、僕が高校2年生の時に、平成という時代になりました。
突然の休日に、ポーカーン、として過ごしつつ、
やっぱり当時の僕も、

「佐賀は、何にもない。トウキョウはなんでもありそう。

 だから、とにかく、トウキョウに行くのだ!」

と思っていたし、そういう意味では、
大学なんかに行くコトよりもむしろ、
「トウキョウ」という場所に行くコトの方が、
僕の中では、大きな想いでした。

そんなコトに、理由もクソもありません。
テーマソングは、いつも長渕剛とラブストーリーは突然に、でしたから、、、(笑)。


とにかく「平成」という時代の始まりは、僕にとっては
「なんでもありそうなトウキョウにいく」っていう、
訳のわからない妄想に取り憑かれた時代の幕開けだったのです。

心から、「佐賀はなんにもない。」って思っていたんだよなぁ、、、、。


そういう意味では、今振り返ると、とても分かりやすくて、

何にもない県ナンバーワンの県から、
何でもありそうな県ナンバーワンの県へ、

っていうのが、まさに僕の平成史だったなぁー、とこの30年を思います。

さて、そんな決意でトウキョウに出てきて、まもなく30年。

たしかに、佐賀に無いものが、たくさんあったような気はします。
たくさんあり過ぎで、何があるのか、よく分からないくらい。

でも、「たくさんある状態」っていうのは、
案外、慣れるもので、慣れてしまうと、

「うーん、、、ホントに何でもあるのかな??」

っていう想いも膨らんできました。


何でもある、ような代わりに、その何でも、っていうものは、
とても移ろいやすくて、
例えば、初めて駅を降りた時に、

「今日は、なんの祭りの日??」

って思って興奮した渋谷の街も、駅を降りると
もう、最近は、あまりに変わりすぎて、別の街みたいな感じです。
でも、ちょっと歩くと、相変わらず変わらない路地や、建物もちゃんとある。



逆に佐賀に帰ると、

「(笑)、まだそのまんま??」

っていうくらいに、
あきれるくらいに、変わらない景色や街がそのまんまあって、
ちょっとその、変わらなさ加減に、感動しちゃうくらいなんですが、
逆に、変わり果ててしまったエリアもあります。
トウキョウにとっては、「ただの一手」のようなつもりの開発が、
田舎では、「一刀両断の一手」になり、血の巡りを完全に変えてしまうコトもあるのです。



嬉しいコトに、
ここ最近、九州の仕事をようやく頼んでいただけるようになって、
ここ数年は、この30年間に一度もなかったくらいの頻度で
佐賀に帰っているんですが、帰れば帰るほどに、30年前の想いと、
まったく逆の気持ちに、ふつふつとなっていく気がします。

「佐賀には、素敵なものが、なんでもあるぞ!」


というような。


「なんでこんなに素敵なものが、たくさん溢れているのだ!」


というような。


でも、逆に、「トウキョウが嫌いになったのか?トウキョウには、何にもないと思うようになったのか?」

というと、そうでもないんですよねー。


やっぱ、トウキョウには、トウキョウという街でしか、産まれも、成立もしなかったであろう、
素敵な街や関係や距離感や、飲み屋や、飲み屋、、、がたくさんあって、
やっぱりトウキョウも、いればいるほど、好きなんですよねー。
僕の子供達も、完全なトウキョウっ子、ですしね。

そして、ケンチクを学ぶフィールドとしては、僕にとっては、トウキョウで良かったな、と
思うし、トウキョウじゃなかったら、僕は役に立たなかっただろう、とも思うんです。
トウキョウで設計するコトは、やっぱり楽しい。
密集地、ごちゃごちゃしてる街、小さな家、大好き(笑)。


だからこそですが、
トウキョウで必要とされているコトと、
九州や佐賀で必要とされているコトが、
なんだか、少し違う。

というのも、体感として感じるようにもなりました。

おそらく、問題の主軸が、少しだけ違うのです。


でも最近は、
江頭さんの家のおかげで、佐賀の旧友たちとのミラクルな再会がいくつかあり、
僕が、この30年かけて、トウキョウで学んだコト、経験したコト、身につけたコトが、
故郷の役に、少しくらいは立つかもしれない。
というワクワクした感情も、最近は持つようになってきました。


そもそも、「なんでもある」からだとか、「なんにもない」からだとか、、、、
そんな考え自体が、間違っていたんでしょうね、きっと。


何かがあるとか、何かがないとか、
そういうコトは、ただの一つの見方のであって、
ワクワクするとか、ドキドキするとか、好きだとか、美しいだとか、という
ふつふつと湧き上がる感情には、何にも関係ないのです。


トウキョウにだって、佐賀以上に素敵な田舎みたいな街があり、人たちがいるし、
佐賀にだって、トウキョウ以上に、トウキョウ、みたいな場所があり、人たちもいる。


佐賀とか、トウキョウとかは、もう関係なくって、
ようは、同じ想いかどうかなのだ!
想いさえ、通じてれば、何とでもなるのだ!

最近は、そんな気持ちなんです。


そんな風に考えると、
この平成という30年間の時代は、僕にとっては、

佐賀から出なくてはいけなかった時代。

トウキョウという街に、徹底的に挑戦し、教えていただいた時代。

だったんだなぁ、、、と改めて思いました。



どちらが欠けても、後でも、先でも、きっとダメだったんだろうなぁー。


そして、どっちも好きだなぁ、と改めて思うのです。



まぁ、そんな訳で、
こんな風に書くと、

「ん??ニシクボさん、いよいよ佐賀に帰る宣言??」

と誤解されそうですよねー、、、、

僕の生活も、仕事も、トウキョウが中心であるコトには、
今後も変わらないんですけど、
次の令和の時代は、
佐賀での仕事はもちろん、これまで出会った愛すべき人や街が、
関係や立場や距離を飛び越えて、


「つなげる、ひろげる、むすぶ」


コトのできる自分になれるように、志を新たにしたいと思いました!


、、、、、ていう、

令和のご挨拶でした(笑)。ニュー西久保に乞うご期待!!!

まぁ、たいして変わり映えは、しないでしょうけど、、、、、。



さて、、、、、


、、、、かーらーのー、佐賀の江頭さんちのオープンハウスブログにしたかったんですけど、
あまりに挨拶が長すぎたため、
今回も、江頭さんちのご報告は、残念ながら延期、というコトで、、、、、(笑)。



佐賀、なんでんかんでん、あるやんね。


9327.jpg
写真は、江頭さんの家でした。
posted by 西久保毅人 at 19:00| 2019.5月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする