2018年08月20日

タイムトンネル

先週は、佐藤さんのお家のリノベーションのお引き渡しでした。

ちょうどお盆のお休みの時期でしたので、残念ながら
オープンハウスはできませんでしたが、
最近は、リノベーションのお問い合わせも多いので、
ぜひ、そのうち、、、、、。

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ビフォーアフターではないけれど、
新築と違うのは、

「元々はこんな感じだったんだけど、こうなりました!」

っていう風に伝えるのが、一般的で、分かりやすいんでしょうねー。



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でも、いざ、完成してみると、
実は、「元々」を知ってる人って、
そのご家族や、僕たち設計者や、工務店さんくらいで、
実際は、その「元々」を感じる機会っていうのは、
完全になくなってしまいます。


そういう意味で、
「新築そっくりさん」
みたいなものは、「元々」を完全に消し去る事に
価値をおいた商売なのだと思います。

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一軒家、マンションに限らず、
これまでも、いろんなリノベーションの設計をしてきたのですが、
今回、佐藤さんちで、新鮮だったのは、

「和室を1部屋、まるまるそのまんま」

にした事だったなぁ、と完成した時に思いました。



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まぁ、そういう意味では、
完成したのかどうか? 怪しいものですが、、、。(笑)

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そうしたコトで、
なんていうか、、、、、

一軒の家なのに、
40年くらいまでから流れている時間と、
これから始まる時間が、
襖一枚で、隣り合わせに同時にある、

っていう、なんだか不思議な状態になったのです。



ある意味、

タイムトンネルみたいな感じというか、、、。



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1軒家を手に入れたのに、なんだか
2軒分の時間を楽しめる、っていうか、

そう考えたら、実は、とても贅沢なリノベーションです。


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ついつい、
一回で完全に新しくしてしまったり、
一回で完全に作り上げてしまったり、、、と、


仕事柄、せっかくならと、そんな提案をしてしまいがちです。


それはそれの良さもありますけど、


でも、僕はどっちかっていうと、


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「あっ、この部屋ねー、

そうなのよー、まだ出来てないのよ〜っ!


そのうち、考えようと思ってるんだけどねっ!忙しくて、、お金もかかるねー、、、。わっはっは。」


なーんて言いながら、
せっかくなら、
途中の部分や、古いまんまの部分を持っている暮らしの方が、
実は贅沢な暮らしだなぁ、、、って思うのです。


この、なんていうか、、、、


いつまでも、終わりのない感じが。


posted by 西久保毅人 at 21:14| 2018.8月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする