2018年06月29日

この、ザワザワした感動について。

結果が出る前に、感じたコトを残しておきたいなぁ、、、と思いました。

結果というのは、分かりやすいのは、きっと次の試合結果?
もしくはもっと先の未来かなぁ?

誰に?
それは自分の子供たちに。

まぁ、要するにワールドカップの話です。


ちょうど、昨日のポーランド戦の数時間前のコト。
偶然なのですが、いろんな話の流れの中で、
ニコのスタッフとこんなコトを話していました。


「、、、なんていうか、正論とか、自分ののこだわりとか、プライドだとかに、
 執着し過ぎて世界が小さくなるよりも、
 たとえ失敗しても、勝率が低くても、納得いかなくっても、、、。

 チャンスを掴みに行くコトが、まず大事だと思うんだよねー。」

とか、いうような、、、、、、、珍しく真面目な、反省も含めたニコの未来論。

サッカーとはぜんぜん関係ありませんけど。




例えば思い出したのは、春頃のある日のコト。

飲んでいる時に、

「ニシクボさんて、、、、魂売ったコトある?? たましいだよ、魂。」


と、超唐突に聞かれたコトがありました。
まぁ、適当な関係の人だったら、きっと適当に答えたい質問ではあったんですが、
魂かけて仕事してる大切な二人からの質問だったので、

「そりゃぁ、ありますよ、もちろん!!!」

と、僕はその場で即答しました。


まぁ、そもそも魂って何か?って話ではあるんですけど、
もしそれが、プライドやら、信念やら、こだわりやら、ルーツ、、なのだとしたら。

正直、独立した時の僕は、
実績も、経験も、知恵も、お金に変えられるものはひとつもなかったから、
自分が持っているもので、売れるものは、そもそも魂くらいしかなかった様な気がします。


何にもないくせに、2人の子供がいたので、
正直、そんなもので子供たちにご飯が食べさせられるのなら、安いもんだ、と
心から思っていました。
職業すら、何でもいいくらいに。


でも今となっては
実は、それが魂だったのかどうかは、怪しいものです。
なぜなら、
当時の僕が、とっても大切だと思っていた「魂らしきもの」ものは、
数年たったら、実は大したコトがないものだったというコトに、
逆に気づかされたコトが多かったですし、
むしろ逆に今までの自分では出来なかった発見や、気づきが次々とありました。


「魂らしきもの」を手放せば手放すほど、
どんどん思考が自由になって、新しい世界に出会える楽しさの方が増えてきたのです。

そしてそのたんびに、「やっぱり建築が好きだなぁ。」と心から思える自分に気がつきました。

言ってしまえば、今でもその延長線上に僕はいます。
だから正直に言えば、何が魂なのは、分かったものではありません。

分かっているのは、振り返ると少なくとも、
その時点の自分の中では、

「魂らしきものだった。」

っていうだけの話。


魂といえば、ちょうど20年前のフランスワールドカップ。

最後の最後で、代表に残れずに帰国したカズが、

「魂みたいなものは、フランスに置いてきました。」

と言った言葉が、僕は忘れられません。

魂を置いてきたはずのカズは、今では現役最年長。

はたして魂とは、一体何なのだろう?

と、今でも時々考えます。


さてさて、前置きはここまでにして
ポーランド戦の最後の10分間。


きっといろんな感想があるのでしょうけど、
率直に言えば、僕は、すごく感動しました。

歴史が変わる瞬間に立ち会わされている様な、そんな鳥肌の立つ様な感動。


この決断は、賛否があるどころか、きっと否の方が多いのも分かりきった上での決断だっただろうし、
結果が出なければ大多数が否になるコトが分かりきった上での決断でしょう。
大げさかも知れませんが、結果次第では、日本に帰れない、というくらいの覚悟の決断。


いろんな感想がこれから飛び交うんでしょうけど、
僕は、
もしかすると、日本人の国民性に一番欠落していた何かを、
世界中の人の目の前で、手に入れようとした瞬間の様に感じたのです。

大げさかもしれませんが。


はたして、この決断が、何につながっていくのか?

永久に語り継がれる日本サッカーの黒歴史になってしまうのか、
はたまたサクセスストーリーの美談になるのか?

そしてその「結果」みたいなモノを、このワールドカップで獲得できるのか?
または、数年後にしか「結果」はでないのか?



どんなに考えたところで、未来のコトはさっぱり分かりません。



でも、少なくとも僕は
今まで感じたコトのない感情に、
心がザワザワしました。



きっと、日本代表のサッカーが、「何か」を捨てた瞬間だったんだろうなぁ。



そして、捨てるコトと引き替えに、
今までの自分たちにない「何か」を、是が非でも手に入れようとした瞬間だったんだろうなぁ。


とにかくザワザワしっぱなしなのです。



今回、その先の、いろんな結果を見たり聞いたりする前に

「僕は感動したのだ!」

と、残しておきたいと思いました。




そして子供達には、一体何が残ったのでしょうか?



いつか、

そうだなぁ、、、、、
この感情は、しばらく寝かせておいた方がいい気がするので、
10年後くらいに、じっくり話してみたいなー。。。。


この、ザワザワした感動については。
posted by 西久保毅人 at 19:54| 2018.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする