2016年11月25日

ち・いさな

先日、明治大学の2年生の課題発表にゲストで呼んでいただきました。
集合住宅の課題です。

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呼んでいただく時に、

「発表の始まる前に、ちょこっとISANAのお話をお願いしたいんですけど〜。」

って頼まれていたのですが、
偶然、それとは全く関係なく、その日の午前中にISANA
メンテナンスのお打ち合わせに行くコトになりました。

不思議。

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ISANAは、基本的に単身者用の賃貸住宅なので、
いまでは完成時からは何巡目かの入居者さんが住んでいらっやるんですが、
何と言ってもやっぱり大家さんのバシストさんが住んでいるっていうのが、
やっぱり大切な事なんだなぁ、、、
とうかがうたんびに、改めて思います。


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、、、と、
そんな訳で、大学へ。



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「集まって住むという事」

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「敷地の中だけでなく、家と街のあいだを考える、という事」

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「ケンチクは持って歩く事はできないから、
 その置かれる街に目を、耳をすますコト。」

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何より自分自身が実感を持って

「ほんとに思っている」

コトにしっかりと向き合うコト。

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ついつい、設計って特別なコトのように思いがちで、
設計って、「勉強」だと思いがち。

もちろん勉強するコトは大事だけど、
流行りのケンチクや、先輩や先生の言うコトや、賢そうな、もっともらしい言葉に流されないで、
最後は自分が実感を持った言葉でしゃべれないと、誰にも伝わらないし、
何よりケンチクに命が芽生えません。

でも、逆にいえば、
そこさえできれば、誰にだって素敵な空間を作るコトはできる、と
僕は思っているんですけど、
そんな、一番簡単なコトを教えるのが、
学校教育では、実は一番むずかしいのだろうなぁ、、、、。



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さて、そんな中、
最初から、

「あれっ??」

って思う作品がありました。

それは、センスがあるとか、小綺麗とか、上手くまとまっっている、、、とか
そういうんじゃないんだけど、
一つ一つ、一箇所1箇所に目を向けながら、それでも上手く答えが出ない、でも出さなきゃ、、、
っていう自分の中の「迷いやもがき」がそのまま形になったような作品。

そういう魅力とは別に、コジン的に

「ん?? なんか心なしか、僕に似てるかも、、、。」

って思って気になってたんですけど、、、、。

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発表を聞いてビックリ!

その子は、
ISANAの考え方とかを、一生懸命勉強して参考にして設計してくれたんだそうでした。

でも、単なるマネとかそういうんじゃなくて、考え方をしっかりと自分のモノにして、
自分だったら、、、自分だったら、、、、っていう風に、
自分の実感に、しっかり置き換えて設計しているのが、ほーんとよく分かる作品!


こういう風に思ってもらえる経験、
正直生まれて初めてだったんですけど、なんか、ちょっとくすぐったいような気もしましたけど、
でも、こういう風に次の世代の若者の中に、僕たちの種が届いたんだんだなぁ、、、って思うと、
とても嬉しく思いました。

ちいさな、ちいさな、

ち・いさな。
posted by 西久保毅人 at 13:07| 2016年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする