2016年04月15日

中道さんの家

さて、明日は鎌倉で「中道さんの家」のオープンハウス。

神奈川県は、久しぶりです。


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天気も良さそうだし、
鎌倉はとてもお散歩してて楽しい街なので、
たくさん来てくれたらいいなぁ、、、と思いつつ、
遠いかなぁ、、、とも思いつつ。

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そんな訳で、いつもプロジェクトについて説明をするのは
とても苦手なんですが、
昨日、珍しくふと説明文が書けたので、
来れない方のために載せときますね。


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中道さんご家族は、この地域でもともと美容室をされていました。
今回、より一層地域に溶け込んでいくよう、
自宅の建設にあわせて、美容室に加え、
エステスペース、レンタルしペースを併設される事になりました。

その事で、よりにぎやかに他者を巻き込むような場所を目指しています。

さて、鎌倉という地域は、まだまだ地主さん文化が根強くて、
借地のまま住まわれている方も多いそうです。
そのため敷地分割がきちんとされていないため、
所有者のあいまいな抜け道や小道が街全体に残っています。
それが、実はこの地域の素敵でゆるいコミュニティー形成につながっています。


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今回の計画にあたり、そんな街の事を考えると、
いわゆる店舗併用住宅というよりも、この地域の文化を継承していくような
街のようにゆるいまとまりを持つ建築群のような空間になるといいな、
と思いました。

おおざっぱにいうと1階がパブリックスペース、2.3階が住宅なのですが、
1階中央に「中道」という名の小道をつくり、2階までのアプローチや内部空間を含めて
立体的な路地空間のような設計とすることで、来訪者が敷地境界を気にせずに訪れやすい
空間にしています。

建物のボリューム感を小さく分節している事は、
少しでも近隣に威圧感のないように、という中道さんの周辺への配慮とともに、
併用住宅にありがちな、見るからに店舗と住宅が分節してしまうたたずまいを避ようという
意図があります。
そうする事で、
同時に、店舗部分が違和感なく2階に浸食していくかもしれない未来を想定しています。


まぁ、住宅部分が1階に下りてきても楽しそうですけど、、、、。

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そんな風に、街と、職場と、暮らしと、子供達と、、、、が混ざりあって、たくさんの人達と出会いが生まれ、いきいきとしたこの場所の未来を予見するかの様に、
個性ある複数の職人さん達の手による
レンガタイル、木、和紙、左官、塗装、植栽、スチール、古材、、、、、と、多くの素材で全体を仕上げています。


さて、
このような計画とすることで、
シンチクでありながらも、
歴史あるこの地域との、より強いつながりが生まれるコトも大切な想いではあるのですが、


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それより、なにより、一番は、

365日、自宅と職場が同じ敷地であり、
美容師という密室空間で毎日働く中道さんにとって、

その日常が、
街や、四季や、一日の天候の小さな変化と
連続した生活になり、
ちょっとした短い空き時間にも、すぅっと街にまぎれこんだかのように、
気分転換できると楽しいだろうなぁ、、、、と思うのです。






そんな訳で、完成後も、ますます楽しみな「中道さんの家」


明日も楽しみです。
posted by 西久保毅人 at 19:49| 2016.4月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする