2016年03月03日

ゆらゆらプール

先週末、大山さんちのオープンハウスは、2日間とも好天に恵まれて、
たくさんのご来場を頂きました!

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ただ、天気がいいのは嬉しかったんですけど、
終わったやいやな、雨が降ってきたり、
翌日は、ばばばーっと、ヒョウまで降ってきたり、、、、、。

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ほんと、なんのこっちゃ、、、、、、です。。。。

そこまでガマンしてたんかい、、、、、と
お天道様にもほーんと感謝の2日間。

「おいおい、2日間もオープンハウスだなんて、、、、
こっちは大変なんだからさぁ、、、、、。」

って感じなのでしょうか、、、?

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でもおかげで屋内の壁や床が、たくさんの木もれ日を纏って、
まるで外にいるような、
ゆらゆらとプールの中にいるような、
そんな気持ちの2日間を過ごさせて頂きました。

またハタノさんにお願いした和紙に移り込む木もれ日がもう、
きれいできれいで、、、、、。

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さて、大山さんち。

片方は、結構な交通量のあるミチ、
片方は、わりかしのんびりとした住宅街のミチ、

そんな2つのミチに面した角地に建つ家です。


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広い方は、結構びゅんびゅん車が通るんですよね〜。
写真撮りながら、何度かひかれそうになりました、、、。

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そんな中、
ちょっと俯瞰して街を眺めてみると、
向こうに神社の森が見えたりして、、、、、、。

目の前の道路は多少うるさいけれど、
気持ちは神社の森まで伸びるといいなぁ。。。。

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街の人にとっては見通しのいい角地でありつつ、
家の中にいる時は、シキチの広さなんか忘れちゃって、

「おー、わが街っ!」

って思えるような場所になるといいな〜。


、、、ツリーハウスみたいに。



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、、、、と、
そんなコトを思いながら、いったん、6年前に設計をさせて頂いた
大山さんの家。

当時、大山さんのご要望や暮らしぶりをイメージしながら
考えていたノートを見ると、

「ちづづきの家」

って書いていました。

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「ちつづき」って、要は地面とつながっている暮らしのイメージです。

当時、のんびりした庭続きの居間の社宅に住まわれていたコトもあり、
子供達が田舎の子みたいに庭で遊んでいるのを垣間見たり、
まぁ、大山さんの暮らしぶりも、
どっちかというと、地面とつながった昔ながらの暮らしの方が
性に合ってるんだろうなぁ、、、って思うと、

なんか、いわゆる「2階リビング」ってのが、似合わないよなぁ、、、、
って思っていたのでしょうね。
地面と離れ過ぎて、、、。

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でも、敷地状況的に、まともには無理そうだなぁ、、、っていうのも
同時に感じていたので、
どうにか、のんびりと街や地面との「ちつづき感」を失わないで、
いられるような家にならないものかなぁ、、、
と、悶々としながら考えていました。

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そしてですね、、、、。

何より大山さんといったら、
御夫婦で大の料理好き。

、、、って、その表現もなんか上手く言い表せていないような気がしますね。

スキとか、そういうんじゃなくて、

「食べる」ってコトそのものが、
もう、わざわざスキっていうのも似合わないくらいに
大山さんの暮らしそのものであるような、、、、、。

そんなご家族でしたので、
途中から、

「ウチはキッチンスタジアムですよねっ!」

っていうのが、なんか、合言葉になっていきました。

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家のどこで宴会が始まっても、、、、。

時には、ママさんバレーの豪快な「がはは飲み会」と、
オヤジの「日本酒ちびちび宴会」が
日曜日に急遽、同時に始まっても。

両方にすばやく配膳できるような、
そんな設定。。。。。

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、、、ええと、
その設定に関しては、得意分野です、、、、。


僕らは座り込んで、飲んで食ってるだけで
一切動きたくない、、、、っていうニコ設定なんですけど、、、。

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、、、ていう、
そんな初期設定は、6年前からほぼ変わっていません、、。

むしろ、大山さんの腕が上がったのに対して、
ぼくらの胃袋が、もはやひとつではついていけないくらいです。

あぁ、、、ウシになりたい、、、。

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ただ、予期せぬコトは起こるもの。

そんな美味しそうな設定が、
何年間か止まってしまうなんて、、、、。

もうこっちは胃袋の準備万端だったのにー、、、。

5年前に突然訪れた、そんな中断期間は、
僕たちにとっても、当時は青天の霹靂のようなコトでした。

でも、
今から思えば結果的には、
家づくりにしては余分にかかったの時間すべてを
余すところなく
纏い込んだような家になったんじゃないかなぁ、、、っていうのが
僕の正直な感想です。

そうそう、まるで一匹のお魚を、余すところなく美味しくいただいちゃう
大山さんのつくるお料理みたいに、
かかった時間のすべてを
おいしく食べちゃったねっ、て感じでしょうか。。。

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そのあいだには、
大山さんも、ぼくらの想像以上に料理のバリエーションが増え、、、、


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当時小学生だった息子さんは、
今ではいい塩梅の燗酒をつけられる好青年になり、、、、。


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僕らは僕らで、共につくる仲間も増え、、、、



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肝心の設計の方は、、、、、

、、、、多少は、腕もあがり、、、、(?)


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かわりに

「えっ! おかわりないんですか?」

「では、カレーはあしたの朝ご飯におねがいしますね!」

と、次第に遠慮もなくなり、、、、


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そんなこんなで、
ようやく無事、6年越しで完成するコトができたのですが、


なんか、あまりに期間が長くて、
なんか変な感じなのです、、、、、。

終わったような、、、、続いているような、、、、、。

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中身については、
最終的な大きな雰囲気は
当初と変わっていないんですけど、
実は、プランは結構変わりました。


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もともとの案は、
そもそも玄関の場所も違ったし、
三角の裏庭もなければ、
お風呂の庭もありませんでした。

、、、そんだけ変わればぜんぜん違う家じゃん、って思うかも知れませんが、
雰囲気は、ほぼ変わってないのが不思議。

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そういう変化も、もとはといえば
予定外の出来事のたまもの。

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工事だって、僕らが思う様に進む訳もなく
たくさんの想定外の出来事がありました。

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でもですね、、、

その数々の「計算外」「想定外」「予想外」の出来事が、
最終的に、大山さんちを
僕たちが想像もしなかったような、
ふくよかで、味わい深い家にしてくれたコトは事実だよなぁ、、って思います。

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そして、
これは本当に逆説的な事なんですが、
たくさんの計算外の出来事をまとった結果、

「あぁ、そうそう、

実はぼくたち、6年前、大山さんに初めて会った時に

こんな家にしたかったんだよなぁ、、、。」

って、いう僕たちが図面には表現できずにもがいていた

「大山さんの家」

に近づく事ができた、っていうのが、なんだかとても不思議なのです。。。。



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計算外、想定外、予定外。

どれもこれも、できれば起こって欲しくないデキゴトのように
僕らは受け止めがちです。


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でも、よくよく考えると、
僕らが好きな、
いきいきしてる街や世界って、
そもそもそういうものだし、
だからこそ、思わぬ発見があったり、感動があったり、
誰かを好きになったり、再会を喜んだり、
なるほどなぁ、、、って思ったりする事ができるんだよなぁ、、、、。

って思うと、計算外も、まんざら捨てたもんではないな、
って、最近は思うのです。



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だから、むしろ、僕らがほんとに目指すべき仕事って、
たーくさんの計算外のデキゴトを、

「もう、、、あんた、またぁ?
 しかたないねぇ、、、、、。じゃぁ今回だけだからね。
 いいかげんにしなさいよ、、、、もう、、。」

って、ユーモアまじりのいやみをいいつつも、
しかもきっとまた、同じようなコトをしでかすに違いないと知りつつも、

まぁ、人間なんてそんなものよと、
笑顔で受け流してくれる
昭和の飲み屋のおかみさんみたいな、、、、

そんな
骨格を持ったケンチクや街の未来の姿を描く事なんじゃないだろうか、、、、?

そう思うのです。

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まぁ、なにはともあれ、
ひとまず完成の大山さんの家。


出会ってからの期間中、
終始一貫して、どんな時も、

「ま、本題はさておき、、、、そろそろいっちゃいますか?」

「、、、いやぁ、ウマいですねぇ、、、。たまらんですねぇ、、、。」

「また美味しいのできちゃったんですよぉ、、。」


と、
いつも明るく僕らの背中を押してくれた大山さん。
ほーんと、ありがとうございました!



生、すなわち、食なり。

世界は、大きな胃袋なのだ。





さてさて、、、、。



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だからですね、、、、。

ほーんとに
大山さんに教えて頂いたコトは、
期間も長かった分、

食べても食べても、
書いても書いても、

食べたりないんですけど、、、、
書き足りないんですけど、、、、

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ひとまずこの辺で、お箸を置こうかと思います。

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それでは今後ともよろしくお願いしますね〜、大山さん!
posted by 西久保毅人 at 21:14| 2016.3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする