2015年09月29日

はじめての時のように

先週末、武蔵野市で設計をさせて頂いています「島岡さんの家」の
地鎮祭を無事、行なう事ができました。

いよいよ着工です。



5671.jpg

地鎮祭も、神主さんによって、執り行い方も、結構さまざまなんですけど、
今回、その神主さんが、なんか素敵で、とても印象に残りました。


実際、
僕たちは、仕事の数だけ立ち会う機会があるので、
それなりに流れも自然と把握しててですね、、、

自然と、設計者がまず「エイエイっ」ってするコトや、2礼2拍手1礼、とか、、、。
最初は緊張してたんですが、最近ではもう腹がすわったもの、、、。

理由は詳しくは分からないまでも、

「こうこう、するもんだ。」

みたいなのが、なんか、身にしみています。

でも、建てる方は、すべてがはじめて。

そう、はじめてなのです。。。

そういえば、一昨年の小川さんちの地鎮祭の時も、
事前にうっかり段取りを小川さんに説明するのを忘れてて、

突然僕がさっそうと前に出て砂山を

「エイエイっ!」

ってするもんだから、

「もー、、、、。ニシクボサン、
突然そんなコトをし始めるなんて、、、、、、。

そして、ワタシタチも、まさか人前でエイエイってするなんて、、、、。
聞いていないですし、、、、。

完全にウラギラレタ〜、、、、って思いましたよー、、、もう、まったく、、。

心の準備、まったくできてませんでしたから、、、。」


と、言われたんですけど、
(いまだに言われるんですけど、、、(笑))

きっと、みんなそうなんだと思うのです。

みんな、はじめて。
そして、たいていは、一生に1回。

5672.jpg

その、僕たち以上にきっと地鎮祭をしているはずの神主さん。
きっと、僕たち以上に、いろんなコトがあたり前の神主さん。

でも、式の始まる前に、
式の流れから、1つ1つの意味合いから、やり方まで、
島岡さん御夫婦に対して、ほーんと事細かに説明をしてくれたのです。

後ろで聞いてて、ほーんと丁寧で、分かりやすくて、
あぁ、これならきっとはじめての島岡さんたちも安心だろうな、と
思いましたし、こういうのは、ホントに見習わなくてはいけないな、
と思いました。

たぶん、子供達にも届くような、、、、そんな言葉と説明でした。

5673.jpg

どんな仕事であれ、
仕事っていうものの根本は、繰り返していくコトなのだと思います。

繰り返す中で勉強したり、発見したり、反省したり、、、、いろんなコトが
起きるんですけど、そうすると同時に「これがあたり前」っていうコトも
増えていきます。

でも、「ちょっと待てよ、、、。

   ホントに自分で意味分かってやってる??

   そんなものだから、
   みんなやってるから、
   あたり前って言われてるから、やってるだけなんじゃない??」

   
と、そんな風に、子供達が、

「なんで、なんで??」

って、大人に問いかけるような気持ちで、はじめて出会った時の気持ちで、
いろんな物事を見直してみたいなぁ、、、、、、、
と思った地鎮祭でした。




、、、、まぁ、あんまり僕に「はじめて」に戻られると、、、

島岡さん達も迷惑な話でしょうけど、、、、、、。

そんな気持ちで作り上げたいと思います。

とにかく、おめでとうございました!

5674.jpg


さて、そういえば、
明日から、また明治大学での3年生の授業が始まります。
5年目なんですけど、出逢う学生達にとっては、はじめての授業。


僕も気持ちを新たに、
はじめての時の気持ちで、彼らと向きあいたいな、と思っています。

ケンチクってなんだろう?
街ってなんだろう?
人間ってなんだろう?


そして、街が生きているって、、、、どういうコトなんだろう?、、、、ね。

と。。。。

まぁ、僕の授業を選ぶ学生も、迷惑な話しでしょうけど、、、、、

たのしみです。
posted by 西久保毅人 at 01:40| 2015.9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする