秋に発売される本の撮影に、マシューズさんの家にいってきました。
なんだか、「手触りのいい住宅」っていうようなタイトルの本とのコト。

マシューズさんちは、相変わらず施主力満載で、
とても暮らしを楽しんでらっしゃっていますので、
どこを触っても、「手触りのいい」おうちです。

「手触りのいい」
、、、、、、
またこれも、マシューズさん達にとっては、少しイメージのしにくい
日本語。
「、、どういう意味ですか??」

そうですねぇ、、、、
手で触って、コンフォータブルな、、、、、って意味でしょうかねぇ、、。
ザラザラとか、しっとりとか、すべすべ、とか、、、。

だらだら、とか、ごろごろ、とか、ぬくぬく、とか、、、、
したくなるような。

でも、僕はいつも、手触りも大事だけど、
目ざわりも、とても大事だと思ってるんですよ、、、ホントは。
、、、、、目ざわりって日本語は、ホントは良くない意味で使われるんですけどね、
あいつは目ざわりなヤツだ、とか。。。
でも、僕が言ってるのは、目で、サワル、って意味で、
実際に、人間て、目で、素材を触ってるんですよ、ホントは。

ほら、「なめるように見る」とか言うでしょ。
実際、僕たちは、目でなめてる訳ですよ、、、、、、、きれいなオンナの人とか、、、。

だから、手と、目と、口は、連動してる訳で、
手触りだけ良ければ良いってモンではホントはないんです。
だから手触りを気にするのと同じくらいに、目で触るコトも、とても大事。
目触り感。
見た目、っていうと、軽く扱われがちですけど。。。。。

そして、鼻もそう。鼻ざわり、、、って日本語ないですけど、
やっぱ、僕らは鼻でも触ってて、足の裏でも触ってて、、、、、。

耳でだって、触ってるんですよ。
セミの音、葉っぱの音、、、、。
それが、ぜーーーんぶ合わさって、僕たちは、
気持ちいいな、とか、夏だな、とか、
感じる訳で、そういうのが、「いごこち」になるんでしょうねっ。
いい、ここち。

ほら、見てみて下さい。
あそこのウシさん。
あたかも、自分の牛舎に帰って来たかのように
人んちの布団にごろりと寝っころがって、
ふんぞり返ったが最後、微動だにしないでしょう??
手にはもうすでに、テレビのリモコンを掴んでますね。。。。
あれはですね、、、、
大型のほ乳類に、時おり見られる行動で、
動物学的には、「居座りの構え」っていうんですけど、
まぁ、要するに
動物なりにね、、、、、
いごこちがいいんですよ、きっと。。。。

たぶん。。。。。