こういう文章を書きはじめて、かれこれ12年。
このブログ形式にしてからは、8年くらい経つんですけど、ちょっと困ったコトがありまして、、。

ブログの、左側に記事が月ごとに表示されるようにしてあるんですけど、
なぜか、先月から表示されなくなりました、、、。
ん??
って思って、あれこれ見てみたら、どうやらこの欄は、100件までしか表示できないようで、
どうやら先月から100件を越えてしまっているようなのです、、、。

そーんなコト言わずに、永久に表示されるようにすればいいのに、、、、と
思うんですが、そういう要求がないんだろうなぁ、、、、、。
、、、、と、さて、じゃあ今後、どうすればいいのだろう、、、?と、
最近途方に暮れている、私西久保42歳、思春期の5月でありますが、
それはさておき、
5/2の、ゴールデンウイーク最初の土曜日、
埼玉で設計をさせて頂きました「田口さんの家」のオープンハウスを
させて頂きました。

東京でセッケイジムショをしていますので、少し遠方の場合は、
そんなには、お客さん、来ないだろうなぁ、、、、、きっとヒマだろうな。
と、やる前は思うんですけど、
お天気にも恵まれて、とても気持ちのいいお出かけ日和も幸いして、
埼玉のご家族から、トウキョウのご家族まで、
たーくさんの方にご来場頂きました!

感激です!

しかもとても過ごしやすい季節。
外だか、中だか、
もうそんな境界なんて、どうでもいいようなしつらえにしていますので、
当日は一日中窓を開け放して過ごしました。
みんなも、その時々、気持ちのいい場所で過ごすピクニックのような一日。
しかも、もうお家、できちゃってる
長谷川さんや、小川さんや、坂巻さんまで駆けつけてくれて、
相変わらず、新しい出会いと、なつかしい同窓会の雰囲気のただよう
楽しい一日となりました!



そう、
そして今回、、、、。

田口さんの家は、
もちろん、住むための家、ではあるんですけど、
奥様が、いろんな古い布を加工して、野良着というお洋服や、カバン等をつくるための、
ちいさな洋裁のアトリエがある家でもあります。
だから新居ができたら、時々は、作家さん仲間と家で展示会をしたい、
お友達もたくさん呼んで、時にはカフェみたいなたまり場にしたい。
っていうご要望を実現するための家でもありました。


これまで集めたアンティークの家具等もまじえてたりして、、、。

そんなコトもありましたので、
ただのオープンハウスをするよりも、
せっかくなら、田口さんの作品や、お持ち物をたくさん飾って、
第1回目の展示会みたいにしましょう、というコトになったのでした。
せっかくですし、、、、。
僕たちにしても、
田口さんの作品の雰囲気や、お好きなものを知っていたので、
そういうモノ達が、いきいきと映えるように、、、、、。

そんなコトをイメージしながら色や素材を決めてみたり、
古い建具を一部に使用したりしたんですが、
いつもは、そういう状況はご入居後に、しかもたいていは僕たちしか見るコトができないのです。
住宅ですから、、、。


だから、そういう意味でも、田口さんの作品と好きなもの達の並べられた
オープンハウスにするコトができて、
それが、ちょっと嬉しくて、新鮮な一日でした!


だから、お引っ越し後の展示会を想像しながら、
モノを並べたり、
お客さんをまねくのを想像しながら、迎えてみたり、、、、。


中庭にも、大きなひさしを出して、
「ここも、天気がいい時は、ギャラリーになるといいですねーっ。」
と話していたんですが、
さっそく、大活躍!

またしかも、
田口さんの作品達が、外に置かれているのが似合うんだなぁ、、、。
そういう意味で、
ウチソトが、一体になって、いろんな使い方の想像できる家になりました。









さて、田口さんち。

実は、お子さんはもう立派な社会人なので、
御夫婦の終の住処となる家です。
そういう意味では、これまでにしたかったコトを、
これから実現するための第二の人生のための家。

いつもは、子供が産まれたり、
成長して部屋が必要になったり、、、、、と
子供の成長を楽しみ、そしていつか巣立つまでが大きな主題になるんですが、
田口さんの家を通して思ったのは、
お二人だからこそ、今度は「迎える」っていうコトが、
人生をとても豊かにするんだろうなぁ、、、、というコト。


お友達や、お客さんを「迎える」っていう楽しみ。

いつか産まれるかもしれない孫を「迎える」っていう楽しみ。

子供達が、時々友達や、家族や、彼氏を連れて帰ってくるのを「迎える」っていう楽しみ。


ニシクボさんが、突然、お腹をすかせてお酒を飲みに来るかも知れないから、
炊飯ジャーは、大きめを買わなくては!
っていう、、、、、、、楽しみ。


そんな風に、
「迎える」ために老後の家を作る、って思うと、
なんだか、ワクワクするようなコトばかり想像できて、
日々も楽しくなってしまいますし、
和紙張りもそうでしたが、家にかかわるたくさんの人達に
愛着のわく家になったらいいなぁ、、、、と思いました。

そんな意味でも、
若いご家族の家づくり以上に、僕たちも
新しいコトにチャレンジさせていただき、
勉強させて頂いた田口さんの家。
というか、暮らしを楽しむための場所作り、っていう意味では、
ほーんと、年齢も、国籍も、性別も、体重も、、、、
なーんにも、関係ないなぁ、、、って思います。
そしてこんな若輩者を信頼して頼んでいただいて、
ほーんとに感謝ですし、
おかげで同時に、自分の人生の、ちょっと少し先、
20年後くらいの未来を想像させていただきました。
田口さんみたいになれたらいいなぁ、、、。


さて、そんな時折、
「、私たちはさ、家つくるの結局60歳になっちゃったけど、、、
、、で、ニシクボさんは、自分ちどうするの?」
って、時々、田口さんとも話したりしてたんですが、まーったく予定もないのはさておき、
田口さんちの家づくりを通して、ますます、
「もし、、、、もしも、そんな時があったら、、、、、。
僕も誰かにたーのもっ。」
っていう気持ちが強くなったのは正直なところかなぁ、、、、。
自分で設計する気は、正直ゼロです、、、、、。
まぁ、土地もお金もありませんので、ただの妄想ですけどね、、、、。


、、、、と、
そんな話はさておき、
こんな楽しい家の設計を頼んで頂いて、ほーんとにありがとうございました!
そして、はやく完成パーティーに呼ばれるのを楽しみにしています。

「、、、引っ越ししたらさぁ、、、ニシクボさん達、何食べたい??
いろいろ座るとこあるから20人くらいは入るよね??
テラスでは、バーベキューをして、ご飯はいっぱい炊いて、、、、。
だから絶対みんなで来てよねー。」
と、引っ越し前からこんなありがたいお話ばかりなんですが、、、、、

ええと、
呼ばれなくても点検点検とかいいながら、ご馳走になりに行きますからね、、、ご心配なくー!