おまたせしました。

ようこそ、マシューズさんの家へ!


そうそう先週末の土曜日のこと。
天気予報は90%の雨の予報の中、
マシューズさんちのオープンハウスをさせて頂きました!
超雨男で有名なマシューズさんと、超晴れ男で無名な西久保さんが一緒にいる日なので、
はたしてどうなるでしょうか、、、、?
マシューズさんの方がずいぶん大きいから、パワーが強いかなぁ、、、、
と、思っていたのですが。。。。。


結果は、なんと
午前中、雨がちらほら降りつつも、
午後には完全に雨が上がるっていう、まさに雨も晴れも
両方とも楽しめる、贅沢な一日となりました!
そして、終わったとたん、また降り出すという、、、、。
まぁ、両者ゆずらず、、、、、というところでしょうか。。。。

■■■■玄関の引き手は、木のモチーフに「c」はシンディーのc。■■■■

■■■■玄関は、石を埋め込んだ洗い出し仕上げ。■■■■

そんな天気だったのですが、
なーんと、100人を越えるご来場!!!

ほーんとに、たくさんの方に見に来て頂き、
とても感激でした!!!
しかも、その半分は、実は子供たちなんじゃないかっていうくらい
にぎやかなオープンハウスでした。
中には、現在設計をさせて頂いている御夫婦の御両親まで。

その年齢層、っていったら、、、、、

もーう幅広くて、
お腹の中の赤ちゃん(2名)、1月に出て来たばかりの赤ちゃん(1名)から、
推定70歳まで。
産まれる前から、おじいちゃんおばあちゃんまでという、
すべての世代の方々にご来場いただいたっていうコトになりますねー。
すごいコトですね!

いつもシキチの境界を感じないような世界を作りたいと思っているんですけど、
それ以上に、こういう風に世代っていう境界もなくなるといいなぁ、、、とも思いますし、
今回はアメリカで育ったマシューズさんの家を設計させて頂いた訳ですが、
もはや人種っていう境界すらも、僕はまったく関係ないなぁ、、、って思います。

■■■■塗り分けた子供室1。よじ登るとリビングへつながります。■■■■

空間や場所を楽しんだり、
「気持ちいいね」「楽しいね」っていうのには、
ほーんと、年齢も、人種も、国も、関係ないのですから。
唯一、
「好き」
を共有できるかどうかだと、僕は最近、思うのです。
それだけ共有できたら、あとは境界はありません。

■■■■塗り分けた子供室2。よじ登るとリビングへつながります。■■■■

さてさてマシューズさんち。
最初に訪れたシキチには、
この松の木と梅の木と紅葉が、からまるように残っていました。
日本の木、の代表選手のようなこの3本の木。
このあたりが、マシューズさんのセンスなんだろうなぁ、、、って思います。

だから、この木々をはじめ、
周辺の街の抜けや、空地と呼応するように建物の設計を始めました。
「あぁ、この街を選んで良かったぁ。」
と思えるように。

あとはもう、
マシューズさんたちの好きなものたちをちりばめるだけ。



シンディーさんの、想いのこもった模型達に
ぼくらも負けずとエネルギーを頂きつつ、、、、、。

白樺や、、、、。

フジサンや、、、、。

レールや、、、。

あれ、、、。
僕たちの提案、ほとんどないかも、、、、、(汗)
という訳で、
毎度、毎度、
施主力まかせのニコ設計室でしたが、、、、。



そうそう、このぴょこん、っていう
可愛らしい家の出会い方は、数少ないぼくらの御提案かなぁ、、、。
ちょうど道と接しているこの部分だけ、斜線制限がゆるくなるので、
それを利用して、突き当たりの印象的な出会い方を考えました。

そうそう、この地域、実は斜線制限が厳しくて、
あんまり高い建物をつくれないんですが、
なにせ、マシューズさんは、192センチ!!!

さすがにいつもの寸法では頭打っちゃうでしょうし、
居心地悪いでしょうから、
少しでも天井は、高く高く。

その中にも、しっかりとコントラストを付けるように、
2階のリビングは、空に繋がるようにしました。




だから、台所やカウンター等、
いつものニコのお家よりも、高い場所が多いのですが、
おかげで大きなマシューズさんが、大きく見えないお家になって、
ほっと一安心です!
反面、小さなウシがカウンターに立つと、
子供のお手伝い風景に見えて、ちょっと笑えるんですけど、、、、(笑)

キッチンは、ながーいモルタル製で、
窓からは、庭越しに、街の向こうまで見通せる特等席。


小川さんちのちびっちょも、初の国際交流でしょうか?


そして、午後は、とても気持ちのいいお天気になりました!

こういう小さな形や素材の写真を見ていると、
マシューズさん達との検討の紆余曲折が思い出されますねー、ほんと。
こういう丸い床の切り込みも、マシューズさん達のアイディア。
僕たちだけだと、絶対出てこないアイディアだよなぁ、、、ホント。


そして、テラスは、立体的になっていて、
だんだんと1階の庭まで下りられるようになっています。
、、、、山崎さんがはーちゃんとデート中、、、。


いつもおしゃれな長谷川夫妻。
毎回のように、もう皆勤賞ですねー。ありがとうございます!

暖炉の後ろにある、緑色のライブラリーっていう空間は、
リビングに対して、少し薄暗い空間なのですが、
ここは、小さなスキップフロアになっていて、1階の子供部屋まで
繋がっているのです。

子供達はきっと、
よじ登ってくれると思うんですが、、、、。



もう1つの、キミドリのお部屋は、
洗濯室兼、子供達の実験室のようなスペース。
そうそう、マシューズさんちの子供達の工作や実験は
前に家の時からとても面白くて、ダイナミックでしたので、
彼らがこの家で、どんな実験をしてくれるのかも、
お引っ越し後の楽しみです!

いろんな道具が引っ掛けられるように、
穴のあいた「有穴ベニヤ」の仕上げにしています。



そして今回も、たくさんの今まで設計させて頂いた「ニコファミリー」が
見に来てくれました!
写真は、坂本さんちのファミリー。
大きくなったねぇ,,,。と孫のように感慨深いですー。


さて、楽しい時間はあっという間。。。。。

雨から始まり、お天気になりと、
一日でガラリと違う雰囲気を楽しめた今日ももうおしまい。

しかし、だんだんと薄暗くなっていくマシューズさんちも
雰囲気があってとても素敵です。

お風呂。

白樺の木立の畳コーナー。

暖炉とライブラリー。

シンディーさんの模型。

夕暮れ。


エキゾチックな紅一点。

、、、、とそうこうしているうちに、
シンディーさんがキッチンへ。
なんだか人の家にお邪魔しているような気分になってきました、、、、。

なんだか、もうすでに、
「マシューズさんの家」
になっちゃったみたいに、マシューズさん一家が、とてもよく似合います。

子供達までよく似合います。
なんだか夕暮れとともに、
「マシューズさんの家」
になってしまったようですね。。。。。

とても長い時間、お待たせしましたが、
ほーんと、マシューズさんご家族がよく似合う家になって良かったなぁ、、、
って思いました。
マシューズさん達との、たくさんのエピソードが思い浮かぶのですが、
忘れられないのは、いろんなやり取りをしている中で、
「、、、、隔靴掻痒(かっかそうよう)な気持ちです。。。。」
っていうメールを頂いた事。
こんな4字熟語、見た事もなかったんですが、意味を調べると、
「、、、靴の上から足のかゆいところをかく様。もどかしい。」という意味でした。
僕たちのいい加減さもあるのですけれど、やっぱり言葉が十分に伝わらないような
もどかしさがあるのだろうなぁ、、、そういう気持ちにさせているのだろうなぁ、、、
と、反省したのを覚えています。

しかしオープンハウス後の、恒例の打ち上げの際、
そんな話をマシューズさんにしたのですが、
「、、、、えっ?僕、そんなの送りましたっけ??」
とのコト、、、、。
ただ和訳ソフトで調べた熟語をそのまま使ったので大した意味はないよ、、、、とのコトでした(笑)
ほーんと、コミュニケーションは、面白いですねー!

いちおう、ダイニングにはそのうちにテーブルを置かれる予定なんですが、
こういう何にもない、っていうのも、
ピクニックみたいでいいなぁ、、、と思いました。

おうちは何とかできましたが、
お家の中で日々、四季折々、ピクニックをしているような、
そんな楽しいマシューズさんちの暮らしがはじまるのがとても楽しみです!
そして、マシューズさんちは、もう、ぜーったい
お引っ越し後のほうが素敵な家になるに違いないので、
お引っ越し後がとても楽しみです!!!
ご来場して頂いた皆様、マシューズさん
楽しい一日を、ありがとうございましたー!