もうすぐ2年になる「安藤さんの家」の雑誌の取材にうかがってきました。
2年か〜。
まだ1年くらいのつもりだったんですけど、歳のせいか、
月日の経つスピード感が加速している感じです、、、、、。

さて、そんな久しぶりの安藤さんち。
ウルトラマンと、オグリキャップと、角松敏男が同じ棚に飾られてる、、、、、
っていうのが、まさに安藤さんぽいなぁ、、、、っていう安藤さんち。
たぶん、この棚が、安藤さんちのすべてを物語っているような気がします。
そして、地下には、等身大のマイケルや、マリリンモンローがいる訳なんですが、、、、。

なんていうのかな。

誰でも生きている時間の分だけ、
好きなもの、好きだったもの、影響をうけたもの、
今では言えないけど、あの頃ハマってたなぁ、、、っていうもの。
いろんな中で大人になっていきます。
そんな中で、多少洗練されたり、進んだり、戻ってみたりするんだと思うんですが、
安藤さんちは、なんていうか、
安藤さん達が、大人になるまでに通過してきたものが、そのまんま置いてある、
っていうか、そのまんま、ずーっと好き、っていうか、
とにかく、そのまんま、がそのままあります。

かといって、捨てられなくて、物にあふれてるっていう訳ではないのが不思議なところで、
奥さんなんて、聞くと子供の1学期の教科書まで捨てちゃうくらいにズバズバ断捨離なのに、
家は、ご家族の歴史に溢れているっていう、、、、。
なんでしょうね、、、とても不思議。


うーん、
なんか、説明すればするほど、離れていっちゃうような気がするんですが、
とにかく、、、、
ユーモアに溢れた、とっても素敵なご家族なのです。

だから、一応、取材なので、どういう要望を伝えたんですか?とか、
どうしてここに窓があるんですか?とか、どうしてこの色なんですか?とか。
そういう質問をたくさんされるんですけど、
どうも、そういう質問が似合わない安藤さんち。
とても申し訳ないのですが、、、、、、。
だから、聞かれるたんびに、
「うーん、せっかくだから。。。」
とか、
「うーん、せっかくですし、、、。」
っていう答えばっかりの安藤さんち。
だから、安藤さんちの設計はまぁ、一言で言うと、
「せっかくだから設計」っていう設計手法なんですよね、、。
という結論に達しまして、それで皆様には納得して頂きました。。。。

「せっかくだから設計」
その場でパッと口に出たんですけど、
考えてみると、ニコの設計、実はぜーんぶ、せっかくだから設計だなぁ、、、
と思いますし、このひと言で、すべてのおうちが説明できちゃうっていう
とても的を得た言葉だなぁ、、、って思いました。
仕事してても、かなりの頻度で、
「せっかくだからさ、、、。」
って言ってるような、、、、みんな。

と、
そんな訳でですね、
せっかくだから、安藤さんには地下の作業場で素振りをしていただいたり、
せっかくだから、ギターで福山雅治を熱唱してもらったり、

せっかくだから、お子さんにはタップダンスを踊ってもらったり、、、、
と、もう、せっかくだからのフルコースの取材で
とても楽しい一日でした!!!!
どういう紙面になるのかは謎ですが、
とても楽しみです。

ひとつ残念なのは、、、、、
「雑誌の取材」であったコト。。。。。
せっかくなので、掲載号には付録の映像特典DVDを付けてくれないかなぁ、、、、。
せっかくだから。