2015年02月24日

一期一会

ケンチクに限らずですが、
設計をする、っていうコトは、やろうと思えば、隅々までコントロールできちゃう、
ってコトでもあります。


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でも、ナンデモカンデモ思い通りにいけば楽しいか、っていうと、、、。

これは、もう、たぶん、設計する人の気質によるんでしょうけど、
僕はそういうタイプじゃないなぁ、、、。
かえって息苦しいっていうか、、、、。

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そんな訳で、ちょっとでもいいから、
自分達のちからではコントロールできないものに、
空間に参加してもらいたいなぁ、、、ってよく思っていて、
それが塗装や左官の自然に出るムラだったり、
古ーいどこかのだれかが、昔に使っていた扉だったり、
材木屋さんにころがってる木だったり、
こういう自然石だっったり、、、、するのかなぁ、、って思います。

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そういう材料って、
カタログがある訳でも、大量生産されてるものでもなくって、
たまたま、そこにあったもの。

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それは、ある意味、一期一会を
楽しむ、っていうようなコトでしょうか?

これだけしかなかった、っていう考え方もできますが、
今日だったから、出会えた、って考えることもできます。
そういう偶然を楽しむコト。

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たとえば、僕たち設計事務所なんて、
たぶん、ここの石ころみたいに世の中にたーくさんあって、
まぁ、どれも同じようにも見えるし、まぁ、よく見たら違う、っていう
程度の差しかないのかも知れません。
そんな中から、
手に取ってみよう、って思うコトって、どういうコトなのでしょうね?

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そうそう、そういえば、マシューズさんちなんて
設計の最初から、シキチに木が残っていて、
どういう意図で植えられていたのかは、知らぬまま、その木をよけるように
設計を始めました。
抜いた方が設計自由じゃん、っていう考え方もあるでしょうけど、
僕はそうは思わないな。

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その逆のように、もうすぐ完成するマシューズさんちの玄関まわりに
並べる石を、ああでもないこうでもない、と選んできました。
いろんな場所から流れ着いた、時間をまとった石達。

あれいいね、これいいね、と話していると、
設計をしている時よりも、好みや、雰囲気が分かって嬉しいです。


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「山みちって書いてあるー。」

って嬉しそうな奥さんのシンディーさんがとても印象的でした。

あと、1ヶ月。

そんなおうちになるといいなぁ、、、って思います。
posted by 西久保毅人 at 21:53| 2015.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする