2015年01月22日

どういう眼鏡店でありたいかということ

まぁ、こんなタイトルですけれど、一応設計事務所というコトにはなってます。。。


さて、年の初めに、眼科にいきました。

久しぶりなので、視力を計ってもらったんですけどね、、、、

相変わらず、裸眼で両目とも1.5。

さーすがに、今年42歳(♂)で、両目とも1.5って、いったいどうよ、、、、、

子供か??
もしくは、よっぽど仕事してないか、本読んでないか、、、、

って疑われそうな感じで、そろそろ自慢でもなく、むしろ微妙なんですけど、まぁ、
無駄に佐賀で毎日地平線を見て育っただけのコトはあるのでしょう。。。。きっと。


で、、、、、。
両目1.5の、もうすぐ42歳なんですけどね。。。。。

ほーんと、友達少ない僕の、佐賀の大親友、っていいますか、
もはや兄弟のような付き合いを20年来している、
たぶん、
僕にとって、世界で一番、家族に近い友人家族がいるんですけどね、、、、、

佐賀に着いたら、いつも自分の実家より先に帰る場所なんですけどね、、、、。

なんと、その家族の家業は、、、、、。

なんと、創業明治元年 140年以上続く眼鏡屋さんなんです。。。。これが(笑)


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、、、、、すみません、なんか自分、、、。

ほーんと、こういうめぐり合わせがあるもんだなぁ、、、、って思うのですけど、
鳶職の息子が、高所恐怖症、みたいな感じですよね。。。。


そんな神代眼鏡店っていうメガネ屋が、佐賀の駅前にあります。

神代家は、男2人兄弟なんですけど、
弟の方が、僕と同じ歳で同級生、2つ上のにいちゃんが、今はあとを継いで5代目。

4代目だったとうちゃんは、7年前に若くして他界してしまったんですが、
生前は、いつの間にか、2人の兄弟とよりも、何故かとうちゃんと仲良かったくらいで、、、、。
親子のような歳の差の、僕の大親友でした。

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佐賀に帰るたんびに、

「たけとぉ〜、帰って来たか。飲みに行くばい。」

「たけとぉ〜、カラオケ行くばい。」

「たけとぉ〜、ちょっとパチンコ行くばい。」

と、佐賀に滞在する日のほとんど、顔を見に行かない日はなかったくらい。
そうそう、とうちゃんは、眼鏡屋のかたわら、実は絵描きだったんですが、
油絵が入選して東京に来た時も、

「たけとぉ〜、東京に来たけん、新橋の機関車の上で待っとっばい。はよ来い。」

と、
もう、とにかく、大きな体と大きな笑顔で、愛情のかたまりのような人でした。

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かえって血が繋がっていなかったからでしょうか?

僕が早くに結婚する時も、独立する時も、学校で教え始める時も。
どんな報告ですら、

「おぁ〜、、、よかったなぁ、、、。」

と自分のコトのように喜んでくれると同時に、

「そいばってんな、、、、。

 どがんとこに行っても、
 ぜーったいエラそうにしたら終わりぞ、たけと。

 お客さんに対してでも、生徒さんに対してでも、
 自分の方が教えてもらうて、

 いつでん、思うとかんば、いかん。

 まぁ、分かっとっろーけん、よかばってんくさ。がははははー。」

と、ふざけながらも、自分が生きている中で信じている事、
そして、さらに先代の3代目の豪傑ぶりも交えながら、
一生懸命教えてくれました。

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その言葉は、、、、、なんていうかな、、、、。

のれんを継いで来た4代目の言葉っていうか、
いろんな時代を乗り越えてきた、時間だけが教える真実っていうか、
学校とか本とかで習う事ではない、商いとか生きる事の根っこなのかもなぁ、、、
というのだけは、感じていました。
まぁ、とうちゃんがいう事だから、間違いない、ってただ思っただけですけど。。。。

だから、
あこがれの建築家もいなければ、理想の設計事務所なんて1つもありやしませんでしたけど、

ただただ、
「神代眼鏡店のようになりたい。こんな人になりたい。こんな場所をつくりたい。」

ってだけは、ずーっと思っていましたし、

今思うと、それが、ニコが普通の設計事務所っぽくない、といわれる所以なのかも知れません。

そもそも、設計事務所、目指してないですからね、、、、(笑)


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実際、眼鏡なんて、一度にたくさん買うものでもないですし、シーズンごとに買うものでもありません。

割と高級品だから、ふらっと入って、Tシャツ買うみたいに買うものでもありません。
でも、一度買ったら、毎日使う日用品でもあるため、何より掛け心地、見やすさは暮らしのストレスにも
なるでしょうし、その人の顔やイメージを確実に作るものでもあります。
1つをながく愛用されるので、メンテナンスも必要です。

だからか分かりませんが、
僕が出会った頃の4代目の神代眼鏡は、なんか、サロンのような雰囲気でした。
サロンというか、街のリビングっていうかですね、、、。

ふらっと来たお客さんが、お話に来てお茶だけ飲んで帰ったり、そんな中に
僕たち子供達の気軽なたまり場でもあったりがごちゃまぜっていうか。。。。。

だれでも、いつでも「いらっしゃーい。」と受け入れてくれるような、フトコロの深さ。

そんな中、地方にありがちなバカみたいな再開発のあおりで立ち退きを余儀なくされ、
慣れ親しんだ商店街がなくなるという、15年程前の転機を経て、

5代目のにいちゃんは、そういう雰囲気を継承しつつも、
もともとファッションや、音楽に興味がある人だったので、熱心にいろんな国の
デザイナーさんの研究をしたり、時には会いにいったり、眼鏡のフレームの素材もふくめて
勉強してですね、
その1つ1つの眼鏡の物語を、もーーーーう商売を忘れるくらいに熱心に熱心に
お客さんに熱く、熱く。語りだしたら止まりません。。。

熱く話しすぎて、売るのを忘れちゃうくらい。(笑)


そんな、5代目のにいちゃんの、この言葉がとても好きです。

どういう眼鏡店でありたいかということ
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修行が足りぬか、、、、、。
なるほどなぁ、、、。
そしたらニコなんて、まだ赤ちゃんみたいなものですね。きっと。

と、
神代家については、もうですね、、、、
書き始めると終われないくらいにたくさんのエピソードがあり過ぎるので
これまで一度も書かなかったんですが、にいちゃんのブログにニコの事が
書いてあったので、書いてみようかなぁ、、、と。。。

そうそう、トウキョウでの大学生活がかぶっていた一時期は、
ほとんど大学にも行かず,毎日3人で遊んでいた頃もありました。  あー、なつかしい。。。。
2人の兄弟は、卒業と同時期に佐賀に帰ったんですが、
それからも、ほぼ同時期に、僕たちはそれぞれに結婚したり、子供を持ったりした事もあり、
佐賀に子供達をつれて帰って一同に集めると、もはや誰の子供かどうでもいいくらいに
可愛くて、とうちゃんが僕に思ってくれたのと同じくらい、子供達の成長がたのしみ!


西久保家が、3人。
神代家は、
にいちゃんちが、4人で、
弟んちが2人だから、
佐賀に帰ると、9人の子供がいる感じ。

、、、、、そのぶん、まぁ、お年玉も大変ですが、、、(笑)

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ほーんと、9人9色。
それぞれ個性が違うから、やっぱ、生まれもった性格ってあるんだなぁ、、、
っていうのもよく分かるようになってきましたし、ほーんと
将来、たのしみ。


さて、もう話はずいぶんと横道にそれましたが、

ほーんと、すてきな眼鏡を置いてある、気軽な眼鏡屋さんなので、
佐賀にお寄りの際は、ぜひぜひ、ぜひ。ぜひ。


さてそんな訳で、
僕の見果てぬ妄想は、
いつの日か、
神代眼鏡店の隣りか、、、、もしくは店の中に(笑)、
ニコの佐賀事務所をつくりたいなぁ、、、っていうコト。


その頃には、さーすがに両目1.5の僕にも、

きっと老眼鏡が必要でしょうからね、、、、。たぶん。。。。


おしまい。
posted by 西久保毅人 at 23:39| 2015.1月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする