ちょうど、山崎さんも同じタイミングで帰省されているとのコトだったので、
自分ちにも帰る前に唐津へ、、、、。

そうそう、佐賀県て、
南も北も海に面している県なんですが、
僕の生まれ育った南側は、むつごろうや、海苔の取れる有明海。

一般的な、海、っていうよりも、干潟っていうか、
沼、っていうか、流し込んだばかりのコンクリートっぽいというか、、、。

そして、風景は、
とにかくどこまでもどこまでも、どこまでも平らな佐賀平野。
平らすぎて、
毎年秋には、気球の世界大会があるような、
登る朝日も、沈む夕日も、沈むまで見えちゃうような、、、、平らな田んぼ町。
そんな場所で、僕は18年間育ちました。

かたや、
山崎さんの生まれ育った唐津という街は、
山あり、きれいな泳げる海もあり、おいしい魚も、イカのおいしい呼子もあり、祭りあり、、
というなんか、文化と食の宝庫のような街。

ほーんと、同じ佐賀でも、こうも違うか、、っていうくらい、
違う風景です。

だから、僕たち、佐賀の平らなところの干潟住民としては、
子供の頃から、夏に海水浴に行くところっ、ていう認識くらいで、
唐津の友達がいた訳でもなかったので、山崎さんのおかげで、
遅ればせながら、唐津デビューができました。
もう、すでに、ソラやリンタロウは、佐賀、といえば、
「とうめいのイカの食べられるところ!」
という情報に書き換えられつつあります、、、、(笑)
まぁ、でもどんな形でも、佐賀に行きたいっ、っていう楽しみが1つでも
増えてくれるといいなぁ、、っておもうんですけどね。

しかし東京からみると、なんだか同じ県のようだけど、こうも違うかなぁ、、、
って思うようなコトが、たぶん世の中には一杯あります。
風景も、意見も含めて。
例えば、つい最近、
全国的にも注目されていた佐賀県知事選がありました。
実は、いま佐賀県て、日本のかかえているいろんな問題の縮図のような課題に同時に
直面しようとしている県でもあります。
日本一、マイナーな県なのにねー、、、、
いやむしろ、
日本一、マイナーな県だからなのかも、、、、、。
たとえば、佐賀空港へのオスプレイ配備は、日本の軍隊の在り方や、米軍基地の問題。
玄海原発再稼働は、2011以降の日本における原発の在り方の問題。
農協改革は、日本という国の農業の守り方と同時に、TPP交渉の上での世界との対峙の仕方の問題。

同じ問題でも、トウキョウから見るのか、
世界の中での日本、という立ち位置から見るのか、
佐賀県でさびれた飲食店をやっている立場からみるのか、
佐賀生まれの、ちゅうとはんぱなトウキョウ人の眼から見るのか、、、、。
その立場によって正解は違うし、
むしろ絶対的な正解は存在しないのかも知れません。
だからこそ、頭や情報で考えるのではなくって、
「むむっ、なんかやばそうだぞ?」
っていう、直感が、なにより大事なんではないかなぁ、、、、って思ったお正月でありましたとさ。