2014年07月06日

ニコニコ不動産

マシューズさんの家の工事が始まりました。

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僕の昔からの自論なんですが
基礎ができた時に、そのケンチクの気持ちよさが決まるって思っていて、
それは、基礎に、そのケンチクの意思が、一番分かりやすく出るからかな、、って思います。

そうじゃない時も、もちろんありますが、
近くの家々、街とどうかかわっていきたいのか?
土を残したいのか、残したくないのか?
周囲の空地とのバランスは良いか?
等々。

とにかく、基礎はしゃべらないけど、そのケンチクのたくさんの意思を
伝えてくれます。


そんな訳で、マシューズさんち。
実は、もともと敷地に、数本の木々が残っていて、ぜひぜひ残したい、っていう
マシューズさんの意思をうかがって設計を始めました。

購入した土地なので、その木々はもともとマシューズさんのものでもなくて、
前の家の人が庭木にしていたものでしょう。
松や紅葉があったりするから、もしかしたら和風のお庭だったのかも知れません。

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ともかく、そういう木々を残しながら、よけながら
設計をさせて頂いたのですが、そんな風に出来上がった基礎は、
そういう意思を伝えるように、蛇行しながら地面に現れてきました。

基礎が現れてみると、実は、その建てずに残した場所が、
近隣の小さな抜けや、庭と、実はつながって存在しているコトが
浮き彫りになってきて、ちょっと感動!

街の魅力とつながって、想像以上にいい家になるコト、間違いなしですっ!


ちょうど、まったく同じコトを、今工事中の小川さんちでも感じたんですが、
小川さんちも、実は、もともと生えていた大きな木を数本残して計画したんですが、
木を残したコト以上に、その木が生えていた場所が、
実は、近隣の庭や、植物、街の抜けと連続していたりして、これって偶然でもないのかもなぁ、、
と、最近考えるようになりました。

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そもそも、大きな木が生えて育っている、っていう事は、
そもそも、その場所が日当りが良かったり、街の中での風通しが良かったり。

きっと、敷地ではなく、街の中で、
環境のよい場所だったのでしょう。

そして、自分の敷地の庭も、逆にいえば、近接する家々の庭や空地と連動して、
あちらの家の環境も良くしていたのでしょう、きっと。

だから、何十年も、木が生えているっていうコトは、
逆にいえば、何十年も、その場所が街の中でのいい場所だった、っていう、一番信頼性の高い
情報を、その木々は、伝えているのかもなぁ、、、、って思うのです。

だから、その木々を残せば、多少設計はへたくそでも、自動的にいい場所になるよ、っていう、
メッセージなのかも知れません。

、、、、て感じで、
施主力8割だけでなく、
今後はさらに、プラスして土地力も2割加えていけば、
設計力は、0でラクチンになるなぁ、、、、。


と、そんな自分がラクすることばかり考えていたら、せっかくなら
不動産屋さんも、こんな感じで土地を売ればいいのにっ、て思いつきました!

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「植木付き分譲地」です。
大抵、街の中で、小割にされて売られる分譲地って、
もとは、大きなお屋敷であるコトが多いのです。

まぁ、それはいろんな事情があって仕方がないとしても、
全部更地にしなくっても、、、、、っていつも思います。
特に、そういうお屋敷って、大きな立派な木が生えてるコトも多いですし、、、。

だから、古い家は、解体しても、木はできるだけ残して分譲するっていうのはどうでしょう?
その方が絶対価値があると思いますし、
木をよけて建てる、っていうルールだけあれば、誰が設計しても
気持ちのいい家になるのでは、、、、??って、まじめに思うんですけど、、、、。


不動産屋さん、始めようかなぁ、、、、植木付きの。
スポンサー、募集中です!(笑)
posted by 西久保毅人 at 00:14| 2014.07月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする