
告知していた「五百羅漢の家」内覧会、大盛況でした。
今回は、ニコ主催、というより、オーナーの(株)H.S.Aの施設お披露目がメインだったのですが、なんと、2日間で、700人オーバーです。
これは、デイサービス単体の内覧会としては、全国的にも希な数字らしいです。
設計者としても、住宅以外で初めてのこのような内覧会に立ち会う事ができ、
一般の方の、素直な感想や、表情に触れる事ができ、とっても有意義な2日間でした。
ニコ設計室の関係者も、遠くは千葉や都内からもきて頂き、住宅以外で初めての建物をお見せする事ができて、とてもうれしく思いました。

正直、独立してからは個人の家しか設計した事ない僕にとっては、
僕に頼むって事は、家を作ってくれって事なんだろう・・・・たぶん。
多少、「デカくて」、「家族」は多いけど、、、、まあ家なら何とかなるか、、、。
と、勝手に思いこんで取り組んだ仕事でした。
だから、社長さんにも、
「「家」を作りますからね、いいですね。。。。「シセツ」は作りませんよ。」
と宣言してからのスタートでした。
養護学校の子供達と、若い介護スタッフ。
たくさんのおじいちゃん、おばあちゃん。
最大で延べ70人くらいが、同時に存在するこの場所。
血は繋がっていないけれど、僕は、この場所は、やっぱり「家」だと思うんです。
そして、ここに同時に存在する人達を「家族」と呼びたい。
少子化、核家族、高齢化・・・。
家族の形態がどんどん変わっていくのなら、
ちょっと人数が多くたって、
ちょっと血が繋がってなくったって、
全ての世代が一同にそろうこの場所は、やっぱり「家」であり、
かれらは「大家族」なのだ、
と、僕はやっぱり思うのです。
そして、そのようなスタートラインに立って、僕らの住む「セカイ」を
見直して見る事。
それが一番大切なのだと、僕は思うのです。
というわけで、近々完成写真をアップしますので少々お待ち下さい。

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