2007年04月16日

水陸両用、的な・・・

39.oki.jpg

マングローブの姿はとてもおもしろい。

初めて見た時、

「なんじゃこりゃ。」

というのが、正直な感想で、なんだか今にも歩き出しそうな
そのすがたかたちが、とっても魅力的でした。

でも、そのすがた、かたちには、たぶん涙なしでは語れない
ふかーい理由があって、

昼にはよー、水がなくなっちまうしよー、
夜にはよー、水浸しになっちまうんだ。
正直どっちでもいいけどさ、
・・・・どっちかにしてくれよ。


という葛藤があったんだと思われます。

でも、環境はなかなか希望通りに変わってくれなかったみたいですね。

まあ、要はそこであきらめるか、どうかの差だとは思うのですが、
彼らは、自分のすがたかたちを変える事で、

「もうまわりは気にしてられん。でも、俺たちは生きるからね、ここでずっと。

と、腹をくくったんだと思います。

そんな、態度表明が、かれらのキュートなすがたかたちの理由なのだと
僕は勝手に信じています。

そして、それこそ、デザインの神髄なのではないかと思うのです。


かれらの選んだデザインは、フツウの環境に生きるぼくらにとっては、
ちょっと変わって見えますが、彼らにとっては、もう、自然も自然、
チョー当たり前の選択だったのでしょう。もちろん、他にも実現しなかった
いろんな案があったとは推測できますが・・・。

だから、マングローブに対して、僕は「同業者意識」がとっても強いのです。

僕らのしごとも、まったく同じなんですから。

それは、コストだったり、狭さだったり、要望だったり、さまざまですが、
要は同じです。

そしてポイントは、その条件達を「おもしろいじゃん」って思えるかどうか。
一見きびしそうな条件に、突破の糸口を見つけられるかどうか。

そして、その条件達を軽く飛び越えられるような、すがたかたちを見つける事。


桃井の家、代沢の家が完成して、

できればマングローブに見てもらいたいなー



そんな物思いにふける今日この頃でした。


37.oki.jpg
posted by 西久保毅人 at 23:22| 2007.4月〜6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする