6年生から突然、バスケ三昧のリンタロウ。

バスケットというスポーツには一切縁のない僕にとっては、青天の霹靂というか、
僕のジンセイの予定表になかったスポーツだったんですが、、、、
おかげでこの一年、たくさん試合を見に行きました。
試合が多いってのも、バスケの特徴なのかな、、、、??

いろんな小学校の子達の集まるチームっていうのもあって、
いろんな子達と仲間になって、そのOB、先輩、コーチ。
この一年、ずいぶん世界が広がったような気もします。
そしてまぁ、いいか悪いかはともかく、このミニバスチームはかなりスパルタ。
この一年、毎週末、早朝から夕方まで、ほぼ家にいた事のないリンタロウ。

これもミニバスケットの特徴なのかも知れませんが、
とにかく、、、、、ですね、
試合中、どのチームの監督さんも、えげつないくらいに
選手に罵声をあびせる人が多いんです。
イマドキの学校だったら、すぐ教育委員会に
訴えられちゃうんじゃないかってくらい、言葉がえげつないえげつない、、。

「、、もうやめちまえー!」
「、、おまえが1人でさぼってんだろ!」
「、、もう帰れ、そんなプレー、誰が教えた!」
「、、やる気ないならコートを出ろ!」
「、、いまのはお前のせいだろ!」
、、、と、書けないくらい、大声で試合中でもおかまいなしに浴びせられる罵声。
よくもまぁ、親の前で、これだけ子供たちを罵倒できるなぁ、、、
って、ある意味感心しちゃうくらいなのです、、、。

でも、なんていうか、僕からすると、なんかもう、すがすがしいっていうか、
うれしいっていうか、、。たぶん、子供たちをあずけているチームの親はきっと
みな同じように感じてるんじゃないかなぁ、、、、って思います。
極端だけど、いまの学校では、できないような教育っていうか、経験を
させてもらっているような、そんな感じなんです。
なんか、嬉しくなります。
いい経験させてもらっているなぁ、、、、と。
とても汚い言葉の裏には、愛情がしっかりと感じられて、
輪の中にいない僕には分からないような、結びつきや、信頼があって。

ぜんぜん、上品ではないのだけれど、
少なくとも、本気と本気の付き合い。
上下じゃなくて、対等に付き合ってくれている、と感じるから
子供たちもついていくんでしょうね。
学校でも、家庭でも今は得られないような、体験のような気がします。

今の小学校も、このくらい本気で生徒と向きあってくれる先生がたくさんいたら
いいんですが、いろんな親や考え方がありますし、とにかく問題を起こしちゃいけない、
っていうコトが、先にたっちゃうからか、なかなかいい先生が、評価されなかったり、
先生達のホントの声を聞きにくかったり、そのせいで、
子供にとって理不尽なコトも起こったり。。。。

もちろん、いい先生もいるんですが、いい先生がいい先生でいられない状況も、
現実にはあるんじゃないかな、、、と思ったりました。
特に、
受験する子、しない子、
体の大きな子、小さな子、
ませてる子、おさない子、
ジンセイの中で、一番ていってもいいくらい、年は同じでも、
いろーーんな、発達段階や、状況の差の中にいる12歳という年齢の6年生って、
とても難しい学年で、
そんなまったく違う数十人をひとつにまとめないといけない先生も、また大変な訳で、、、。
そんな訳でこの一年、いろいろあったんですが、
結局、子供たちは、
「何がホントか知りたい。」
「先生や大人の、建前ではないホントの意見を知りたい。」
っていう、ただそれだけなんじゃないかな、って思います。

そういう意味で、学校にも行きつつ、
毎週末はまったく違う価値観の世界での、スパルタ体育会系の1年間。
リンタロウにとっては、ちょっと嬉しかっ1年だったんじゃないかな、、、、と思うのです。

ドシロウト同然だったプレイも、下手なりに
サマになるようなシーンも時々あってですね、、、。
まぁ、これから中学生になって、どうなるのか分かりませんが、
好きで夢中でやってると、不思議と
それなり
になっていくものなのだなぁ、、、、、と
なににせよ、「好き」ってコトが一番大事なんだなぁ、、、と
改めて思う今日この頃でした。

まぁ、僕はサッカー派ですけどね、、、。