2013年08月31日

大きなもの

足立区で工事中の渡辺さんの家。

10月の完成に向けて現場真っ最中です!

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家の2階に、なんというか、アーチというか、馬蹄形をした局面の大きな棚があるんですが、
大工さんの凄腕により、ようやく形ができてきました。
2層分なのでとても迫力があるんですが、奥行きもあるから棚ではあるんですが、
なんか、住宅のパーツではないみたいな、、、、スケール感です。

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ちょっと土木的というか、人の暮らしのスケールよりも、
もっと大きな存在感。。。。


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どんなおうちも、そうですが、家は、人が暮らすものだから、
生活に関わるものは、人間のスケール感でできていきます。
でも、じゃあ、人間のスケール感だけしか身の回りにないか、、、、、?
っていうと、そうでもなくて、
見方をかえると、家は街にあるわけだから、街っていうスケールの中にそもそも暮らしているし、
もっと広げると、日本だったり、地球だったり、、、、、の上に家はあります。

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見上げると、大きな空があり、雲がゆっくり動いていて、
雨が降ったり、晴れたりと、大きな営みの下に家はあって、
時間だって、僕たちはまだ数十年しか生きていないけれど、
何百年、何千年の過去があり、同じくらいの未来があります。

ようは、いろんなスケールの中に、家があり、暮らしがあります。。。。

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かたや、リンタロウが学校で怒られてきてムカついたり、
「パパ、明日遊園地いくから、お金ちょーだい。。。。」ってノノからメールがきたり、、、、
という、超現実的というか、ちっちゃい暮らしもありますね、、、、。(笑)


どっちも大事。

その両方のスケール感を行ったり来たりしながら、いつも設計をしていて、
こういう風に、形として現れるスケール、形には現れないけれど、窓から見えるスケール。
現れ方は、いろいろですけど、あたり前の日常のスケールの中に、ちょっと違うスケール感が
入り込むと、なんか、とても特した気分になります。。。。


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なんていうか、意識のスケール感、とでもいうのかな、、、?
特に意識や気持ちはお安いモノで、気分次第でどこにだって飛んでいく事ができます。。。。
ブタもおだてりゃ、木に登る。


ゼンゼン違う話のようですが、
そーんなコトを、ちょーどさっきまでお邪魔していた飯島さんち
思いましたとさ、、、、、、。酔っぱらいつつ、、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 23:09| 2013年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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