2012年12月18日

3ねんせい

早いもので、明治大学での2年目の授業も、あと数回。

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去年は7人だった西久保班も、今年は10人。

授業っていっても、教壇に立ってしゃべる訳ではなくて、
僕の出した課題に対して、一人一人が考えてきたコトを、みなでテーブルを囲んで、
1人ずつエスキースをしていく感じなので、時間もかかります、、、。

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去年より3人増えただけなのに、毎週昼から始まる授業も、
気がつけば外は真っ暗。。。。。

半ば、ジンセイ相談のような展開の時も、、、、。

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そりゃそうだよね、まだみんな3年生だもの。。。。

と、僕は、そう思うんだけど、
学生にとっては、もう3年。
もうすぐ4年。

さて、就職するか、大学院にいくか、、、、?

そんな、一つのジンセイの分岐点のような時期でもあります。

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それにしても、最近の学生の設計は、一見、とても良くできています。
良くできているように見えちゃうのです。

それは、図面やプレゼンテーションを、みんなパソコンのソフトでやるからで、
能力とは別に、見栄えがよくて、一見、プロみたいな作品もあります。

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でも、良ーく付き合うと、やっぱり3年生。
3年生なりに、出来る事もあれば、3年生なりに、出来ないコトもたーくさん。

そりゃそうなのです、まだまだ3年生なんだから。。。。

でも、僕たちの頃は、パソコンなかったから、ぜーんぶ手書き。
だから、出来る子、出来ない子、が一目瞭然だったのです。

、、、、、もちろん、僕は、出来ない子、日本代表みたいな感じでしたから、
優秀なまわりの人達を垣間みては、

「きっと人種が違うんだろう、、、、な、きっと。。。。くる場所間違えた、、、。」

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と、まさかこうやって、独立しているなんて、恥ずかしくて口にも出せなければ、
思うコトすらしてなかったですね、、、、。(涙)

だってあまりに違うし、、、まわりと。。。。。

しかも、そもそも3年生の今頃って、女の子にふられて、そもそもセッケイどころじゃ
なかったコロだな、、、、。。。。

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、、、、、て、思うと、ほーんと10人とも、みんな、真面目にもがいてくれています。

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そして、話してると思うのは、
みんな自分の中に、イメージや熱い想いは、たーくさんかかえているけれど、
それを、カタチにする手段を知らない、というコト。

そりゃ、3年生だもの、、、しょうがない。
そういうのが、だんだんそれぞれに見えてきて、なんとかしてあげたいなぁ、、と
思うのです。

例えば、サッカーでも、バレーボールでも、
楽しむには、最低限、ルールを知っていないといけないし、最低限思った方に
ボールが蹴れるだとか、走れるだとか、パスが出来るとか、、、、。

そういうのがないと、やっぱゲームを楽しめないのと同じように、
ケンチクも、少しだけそういう基本動作みたいなものがあります。

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そういうのって、どうしたら身に付くかって、実は、
サッカーだって、とにかく夢中でボールを蹴りまくる、触りまくるように、
バレーボールだって、壁に向って、一時期夢中でパスをするように、
ケンチクだって、一時期、作りまくる、描きまくる時期、っていうのが
やっぱり必要なんだと、僕は思います。

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ヘタとか、上手いとか、いいとか、わるいとか。。。。。。

そういうの、とにかく気にしないで、模型を作りまくる、
絵やスケッチを描きまくる。。。。。

何ができるかが大切なんじゃなくて、とにかく夢中になる事が大切で、
それが模型でもいいし、絵でもいいけど、その中で発見がきっとあります。
その発見をしてくれるのは、自分かもしれないし、他人かもしれないけれど、、、、。

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そして、自分でひそかにやっていたドリブルやパスの練習を、
いつかは人に見せないといけないように、
その膨大な作業を、できるだけ人に、先生に、友達に見せるコト。
そうすると、思わぬコトをアドバイスしてもらえたり、
自分では面白くないかも、上手くないかも、、、、?って思ってたコトが、
実は面白かったり、いいねっ、って言ってもらえるコトも時々はあったりして、、、。

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もちろん、他人の評価は、同じじゃないよ。
聞く人、見せる人、みんな違うかも知れないし、
もしかすると、1人も褒めてくれないかも知れなければ、
もしかしたら、1人、褒めてくれる人がいるかも知れない。

10人に聞いて、10人に褒められる人もいれば、
10人に聞いて、1人にしかいいねっ、て言われないかも知れない。

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そして、ここからがジンセイのコツなんだけど、
1人にでも、いいねって、言われたら、その自分に都合のいい言葉を
決してつかんで放さないコト。
もう、他の意見なんか忘れちゃっていいくらい、その言葉にしがみついちゃうような
バカさがとっても大切。。。。。

別に学校で褒められなくったっていいじゃん。。。。って、僕は思う。
でも、少なくとも誰か1人には褒められるようなモノを考えて欲しいと僕は思う。

その1人は、別に建築学科の人じゃなくったってゼンゼンいいし、
むしろその方がいいかもって、僕は思います。


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さてさて、そんな訳で西久保班。
10人みんなそれぞれ違った、とっても魅力的な面を持ちながら、
それぞれに出来ないコトも、まだまだたーくさんある子達。

せっかくの魅力を、できるだけ引き出してあげたいな、と思います。
せっかくの魅力を、できるだけ、伝えるすべを教えられたらな、と思います。

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今すぐどうこうっていうコトよりも、

「あー、この子は、10年後、どうなってるんだろうなぁ、、、?」


そんなコトを、10人分も想像できるなんて、
実は僕がいちばん贅沢な立場だなぁ、、、と思う今日この頃。。。。

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写真は、第一課題のみんなの模型達です。

さていよいよ、第二課題も終盤。
楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 02:50| 2012.10月〜12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする