
秋にかけて、いろんな現場が始まっているんですが、
今回は軽井沢で工事中の山本さんの家を紹介します。

軽井沢というのは、避暑地という事で、いろんな条例があるんですが、
観光シーズンは、工事をしてはいけない、という条例もあります。
なので、夏に地鎮祭をして、
少し間をあけて、いよいよ基礎工事が進んでいます。

なんとなく、設計事務所っていうと、別荘のひとつやふたつは、
設計をしたコトありそうなんですが、、、、実はニコではいまだナシ。
それがいいのか、悪いのか、、、、、
よく分かりませんが、そういう訳で、軽井沢っていうと、
「別荘??」
って、聞かれるんですが、、、、、、

レッキとした、毎日暮らす、おうちです。。。。
でも、こんな環境で、子供達育ったら、幸せだろうなぁ、、、。
虫も、たくさんいるし、、、。
しかも、敷地は、ふつう「宅地」である事が多いんですが、
今回は、「原野」、、、、、。
なので、その名の通り、原野の木を選んで切るところからの工事です!
トウキョウだと、西とか、東とか、隣地とか、境界線とか、、、、。
気にするも、都会ならではのモノなのですが、
山本さんの敷地に入ると、方位とか、隣地とか、境界線とか、、、、。
もはや、あまり意味なし、、、、なのです。

それはそれで、自由なようで、
「よりどころ」を見つけるのも、それなりに大変、、、。

シキチの中に、斜面があって、沢に面しているんですが、
境界線なんて、もはや「ひも」です、、。(笑)
でき上がると、ひももなくなっちゃうんだろうな。。。。。

そんな中に、建物っていうよりも、生き物のようにぐにゃりとした平面で横たわり、
ふわっと、大きな屋根が森の中に浮かんでいるような、そんなたたずまいになるといいなと、
設計をさせて頂いています。

ようやく、基礎ができたんですが、ほんと、ちょっといびつに、
折れ曲がった基礎は、なんか、生き物のよう、、、、。
上棟が楽しみです。

そうそう、条例と言うとですね、
こないだ、現場に行く時に、
「せっかくだからさ、、、、夜中に敷地に行って、
車で寝て、その場で朝を迎えるっていうの、、、、どう??」

って訳で、ホソダ先生と2人で、夜中に車で敷地に行きました。
なんとなく、もくろみとしては、
そばに着いたら、車を止めて、コンビニでビールでも買ってですね、
朝焼けの軽井沢でも感じられたらなぁ、、、ちょっとゼイタク。
なんて、あさはかな希望を抱き、向ったんですが、、、、、。
なんと、軽井沢って、
条例で、夜中にお店を開けては行けないらしくてですね、、、、(涙)
コンビニ、一件すら、空いていませんでした、、、。
、、、、途中には、無駄なようにいーっぱい、あったのに、、、。

、、、て訳で、、、、、
そうとは知らず、ふたり、せっかく敷地についたのに、
そこから軽井沢中をコンビニを探しまわり、
「、、、もしかして、軽井沢、っていう街にいたらだめなんじゃね??」
と、気がついた頃には、ほぼ5時。
隣町で、ビールを買った頃には、
もはや、空は、明るくなってきていてですね、、、。
そんな訳で、
ロマンチックな朝焼けどころではなく、
敷地で目が覚めた頃には、
もう、現場監督さんが、
「こいつら、いつ起きるんだよ、、、。」
という感じで、起きるのを待たれていらっしゃいましたとさ。。。。
条例には気をつけましょう。