
午前中、ちょっと天気が悪かったんですが、だんだん晴れて来て
最終的には100人以上のご来場でした。。。。

今回は、植物を鴻巣さんのお知り合いのお花屋さんに
一式コーディネートをお願いしたんですが、
ホントに植物の力はスゴいですね。。。。

鴻巣さんのイメージと、建物のイメージに合わせて選んでいただいた植物達が
何倍も家の魅力を引き立ててくれました。
ル・ベスベさんという南青山にあるお花屋さん。
まだお店には行ってないのですが、今度ぜひ行ってみたいです。

さてさて、鴻巣さんの家は、分譲された旗竿のシキチ。
長ーいアプローチが魅力の土地ですが、周囲を建物に囲まれていて
街の中では、
行き止まりの土地でもあります。。。。

鴻巣さんも最初から、建てられる大きさも見える景色も決まっているのだから、
なんだか、目の錯覚みたいな、、、、「カンカク」に訴えるような工夫で、
広く感じられる家にしたいとか、、、、

一気にぜーんぶ見えちゃう感じよりは、いろんなシーンがあったり、、、、、

ここは、なんの場所、っていうよりは、いろんな居場所がある家がいいとか、、、

そんな抽象的な話もしつつ、、、、
できるだけ、モノは上からぶら下げときたいタイプです、、、、と、
おうちには、バナナが吊るしてあったりとか。。。。。

素材としては、モルタルの感じが好きなんです、、、とか。。。。

特に中庭の窓枠なんかは、毎日眺めるものだから、
見てて楽しい窓にしたい、、、、とか。
、、、、そんな訳で、木の窓枠のデザイン、何案も作ったのですが、、、(大笑)

、、、、と、そういう話を思い返すと、
実は、ものすごーく抽象的なイメージの話と、
素材や質感みたいなものすごーく具体的な話ばかりをたくさんして
でき上がった家のような気がしますし、
おかげで、僕たちだけでは、思いもしなかったような、
素材や、組み合わせに出会えたと思います。
自分達は、自由なつもりでいても、
実はケンチク的な「あたりまえ」や「常識」にいかに縛られているコトか,,,、、。
そんな意味で、
鴻巣さんのおかげで、また僕たちは、
新しい世界に出会えた気がするのです。。。。

さて、
鴻巣さんの家は、中庭テラスがあるのですが、
一番の工夫は、その高さを、
1階でもなく、
2階でもないような、
その途中の高さにしてるコト。

1階にいても、中庭越しに2階を感じられ、

2階にいると、なんだか縁側のような、、、、。

そうする事で、暗く、行き止まりな旗竿敷地なのに
視線も、光も、人も、行き止まりのないような、抜けのある場所になると
いいな、、、、、と思いました。

素材も、同じように外の材料は外、
中の材料は中、っていうのではなくて、

家の中なのに、街の塀のようなコンクリートブロックがあったり、
2階なのにタイルの床だったり、
外壁をそのまま中に使用したりして、

もう、中だか外だか、区別のつかないような、
そんな素材の使い方をしています。

だから、広さとか、狭さとかっていうよりも、
「なんだか、街のつづきのような場所にいる。」

そんなコトを素直に感じられるような場所になりました。

一応、シキチの境界線とか、あるんですけど、
カンカクはそういうの関係ないですし、、、、、ね。

さて、いよいよお引っ越し。

生活が始まって、さらに楽しくなりそうなので、
お邪魔するのが楽しみです!

鴻巣さん、どうもありがとうございましたー!