
先日、久しぶりに坂田さんちへ行ってきました。

完成した頃は小さかった木達が、日当りのいいせいか、
驚く程大きくなって、コンクリートのはなれがちっちゃく見える程、、、。

そうそう、そういえば、エクスナレッジから出版された
「最高に心地いい住宅をデザインする方法」
って本に、坂田さんちを掲載して頂いたんですが、
その本に、こんな坂田さんちのエピソードを書かせて頂きました。

、、、、、、、
「もし地震があったら、坂田さんちのあの、コンクリートの固まりに逃げなさいね。
、、、、、なんか、この通りで一番、安全ぽいから。」
3.11の震災後、ご近所では、子供達にそんな話をされていると聞きました。

住宅は個人のものでありつつ、街にも愛されるものでもあって欲しい。
その両方を実現できたら、住まい手は、敷地の大きさなんか忘れちゃうくらいに、
本当の意味で最高に快適な生活を獲得できるはず。
坂田さんのご希望を実現するプロセスで、そんな事を同時に考えた住まいです。

、、、、と、そんなコトを書かせて頂きました。
ケンチクは、作るプロセスよりも、完成してからの方があきらかに長い存在です。
だから、そのケンチクを誰が設計したのかなんて、
気になるのは設計中とか、何かに発表されるときくらい。。。。
、、、、あとは、
「あーあ、、、また扉動かなくなっちゃった、、、、ニシクボさんに文句言おう!、、」
て時くらい、、、(汗)

それ以外の大抵の時は、どうでもいいコトですし、
だまーって、街にたたずんでいるのがケンチクです。
だからこそ、
だまーって、街にたたずみながらも、
ちょっとだけ街を豊かにしたり、子供達の記憶に残る風景になるといいな、、。

そんなヨケイな事を、いつも考えます、、、。