おおざっに考えると、穴掘って、基礎つくって、上棟して、仕上げて、、、、って、
建ものを作るプロセスは、何十件目でもだいたい同じなのかも知れませんが、
僕にとっては一軒一軒全然違って、いつも新しい発見があります。
写真は、吉川さんの家の仕上げのうらがわ。

表側が杉板の仕上げなので、まだ仕上がっていない裏側が見えてるんですが、
うらがわが、意外ときれい。
こういうの見ちゃうと、
「あぁ、、塞ぐのもったいないなぁ、、きれいだなぁ、、、このまま仕上げでいいじゃん。
このままの方が、いいじゃん、むしろ、、、。」
と相変わらず思ってしまいます、、、。
、、、、、、だめ?

これは、出口さんち。
そういう現場の途中の醍醐味を、一番楽しんでいるのは、実は大工さんかも知れません。
こういう、何げなーく、柱のすき間にほうきとか掛けてあると、
「そうだよなぁ、、こういういう風に使った方が楽しいよなぁ、、、。」
そんな事を、いちいち考えてしまいます、、、、。
もう、正直、こういうのは、自分でも病的だと思うし、
誰もまじめには相手にしてくれないんですが、
いいなぁ、、って思うのはしょうがないのです、、、。

これは鴻巣さんち。
お昼ごはんだってさ、
やっぱ、上棟の日は、現場で食べるのが何より美味しいんだろうなぁ、、、。

頭で考えてても、大したコトは浮かばないけれど、
頭で考えることなんて、大したコトはないんだけど、
現場には、素敵なコトがたくさんあふれています。
設計って、ある意味、
「どこで止めるか?」
っていう決断の仕事でもあるのです。
じつは。