2012年01月14日

うらがわ

今年は、現場盛りだくさんの一年になりそうなニコ設計室。

おおざっに考えると、穴掘って、基礎つくって、上棟して、仕上げて、、、、って、
建ものを作るプロセスは、何十件目でもだいたい同じなのかも知れませんが、
僕にとっては一軒一軒全然違って、いつも新しい発見があります。


写真は、吉川さんの家の仕上げのうらがわ。

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表側が杉板の仕上げなので、まだ仕上がっていない裏側が見えてるんですが、
うらがわが、意外ときれい。

こういうの見ちゃうと、

「あぁ、、塞ぐのもったいないなぁ、、きれいだなぁ、、、このまま仕上げでいいじゃん。
このままの方が、いいじゃん、むしろ、、、。」

と相変わらず思ってしまいます、、、。

、、、、、、だめ?

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これは、出口さんち。
そういう現場の途中の醍醐味を、一番楽しんでいるのは、実は大工さんかも知れません。
こういう、何げなーく、柱のすき間にほうきとか掛けてあると、

「そうだよなぁ、、こういういう風に使った方が楽しいよなぁ、、、。」

そんな事を、いちいち考えてしまいます、、、、。


もう、正直、こういうのは、自分でも病的だと思うし、
誰もまじめには相手にしてくれないんですが、
いいなぁ、、って思うのはしょうがないのです、、、。

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これは鴻巣さんち。
お昼ごはんだってさ、
やっぱ、上棟の日は、現場で食べるのが何より美味しいんだろうなぁ、、、。


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頭で考えてても、大したコトは浮かばないけれど、
頭で考えることなんて、大したコトはないんだけど、

現場には、素敵なコトがたくさんあふれています。


設計って、ある意味、

「どこで止めるか?」

っていう決断の仕事でもあるのです。

じつは。
posted by 西久保毅人 at 01:15| 2012年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする