「、、、お昼の打ち合わせでは、こーだったんですが、、、
何か、ちょっとイマイチっていうか、、、前のヤツの方がよさそうなんですよね、、、」
とのコト。
確かに僕もそう思うんだけど、なんで? ってなると説明しにくい、、。
そういうコトって、たくさんあります。
説明すればするほど、離れていってしまうようなコト。
でも、なんか違うよなぁ、、、っていうカンカク。
ホントはプロだから、やっぱ、説明できなきゃダメだと思いつつ、
そんな、全部を説明できるものかと、思いつつ、
説明できないから、作るんじゃないかな、、、、、と思いつつ、、、、。
要するに違和感。

さて、
ちょうど、明日は、いよいよ、明治大学の西久保班の第二課題の発表会。
実は、課題の舞台に選んだのは、この戦後の闇市の名残の残る飲屋街なのです。
、、、、僕の趣味と実益を兼ねて、、、という訳ではないんですけど、、、(汗)
こういう場所って、どんどん無くなりつつあります。
もちろん、危ないコトも、たくさんあるし、ボロいし、地震には弱いし、そもそも法律を満たしているのか
すらあやしい地域。
たぶん、理屈や、理論や、法律や、データや、、、、、。
そういう網にかけちゃうと、存在意味が一つも見当たらないような一角。
なぜ、まだ存在してるのかすら、不思議な一角。
でも、そういうデータ抜きにすると、、、
「でも、なんか、いいよね。。。」
って思える一角。
でも、
「なんでいいのか?何が魅力なのか?」
っていうのは、なかなか言い表せない一角。
それを、それぞれが、自分なりに調査して、自分の定規をもとに設計で提案する、という
課題なのです。
さてさて、そんな訳なので、明日どんなかたちでそれぞれが、プレゼンしてくれるか楽しみです。
とにかく、7人それぞれ、
とっても個性的なカンカクを持ってるので、
それぞれが、
「なんか変だよね、、、、。」
って街で感じた違和感を、
できるだけ矯正せずに、そのまま引き出させるような指導をしました。
それが良かったのか、悪かったのか、、、、。
だからですね、、、器用にかたちになりそうなのは、、、、
いまのところ
一つも思い浮かびません、、、、(涙)
ちょっとドキドキものです、、、、。
なのでもしかしたら、
他の先生とかから見たら、
「バッカじゃないの、、。」
っていうような、そんな作品になっちゃうのかも知れません、、。
でもね、、、、
「なんか変だよね、、、、。」
って、自分が感じた違和感からスタートしないと、絶対に他人と違うものって産まれないと思ってるんです。
それは、きっと、
ものすごーく、個人の根っこに関わるような感覚かも知れません。
だから、誰とも共有できない事が、怖くなっちゃうかも知れません。
でも、そこから逃げないでいる事。
そこにしがみつけるかどうか?
それが、ちょっと器用に褒められたりする事よりも、
学生時代のとても大切な時間であり、作業だと、僕は思うのです。
今頃、
風呂にも入らず、徹夜続きで頑張ってるであろう彼らが目に浮かびます、、、。
また、みんな明日、臭いんだろうなぁ、、、、(笑)
たのしみっ。