
先日、取材でISANAにうかがいましたら、
「星明かりのお部屋」にすむおねいさんと、
下窪さんの子供達が、たくさんのどんぐりをひろってきました。
おねいさんは、お買い物に行く予定でしたが、
子供達に声をかけられたらしかたありません。

完成後、半年が経つISANAには、6つの貸し部屋があって、下窪さんのくらしを含めると、
7つのくらしがあります。
あっという間に境界を飛び越えていく子供達は、
すっかりみんなと仲良くなって、いろんなお部屋に遊びに行きます。
石が敷いてあるとこは、上足だけど、
土のところは、そとそとそとそと。
靴をはかないといけません。
子供達なりに、ルールがあるのです。
ここは「ウチ」か? と それとも「ソト」か??

あとは、おなかがすいてるかどうか?
判断するのはあしのうら。
そして、いぶくろ。
いたってシンプルです。
ふたつの羅針盤を持った子供達はぐりぐり進んでいきます。
7つのくらしをまたにかけて。
合い言葉は、
「仲良くなってしまえば、こっちのもの。」
緻密に、着々と作戦は進行していきます。

子供達にならって、おとなの暮らしもつながっていきます。
「どこまでも、自分の場所のようです。。。。」
と、星明かりのおねいさん。
でも、それは半分くらいは、子供達が開拓した新しい境界線。

今日は、「東風(こちかぜ)のお部屋」に住むおにいさんとおねえさんとそのいもうとも、
下窪さんちにチャイを飲みに来て、少しお話。

世界は子供達がつないでいく。
子供達について、僕らは歩いている。
世界は子供達がつないでいく。
子供達について、僕らは歩いている。
どんぐりぐりぐり どんぐりこ。
どんぐりぐりぐり どんぐりのこ。

ケンチクカなんて、
ちっとも役に立ちはしないのです。
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