
お天気にも恵まれ、大盛況。
100人以上のご来場でした。
いろんな場所から来て頂いて、
どうもありがとうございました。

なかでも、いつもに増して、子供率の高い事高い事、、。
一時期は、もう、保育園か、、、、というくらいのにぎやかさ。。。

たーくさんの色、たくさんの段差、たくさんの抜け。

子供達を、触発するようなしつらえにあふれる家なので、
子供達の反応は、とても正直で、嬉しかったなぁ。。。

別に、それを意識する訳ではないんですが、
ケンチクの喜びや、感動を、いーちばん理解してくれたり、
僕らに教えてくれるのは、いっつも子供達です。

さてさて、井上さんの家。。。。

設計って、何だろう?

何にむかって設計ってするんだろう?

と、そんな事を、もうかれこれ、50件以上の設計をさせていただきつつ、
かれこれ、独立して10年近くたつのに、
もう、38歳にもなってしまったのに、、、、。

現場に立つたびに、
そして、設計のいろんな局面で考えてしまいます。

もう、ぜんぜん成長する気配ないです、、、、、トホホホホ、、、。

だから、いろんな局面でですね、、、、
ほーんと最後の最後まで、
ジタバタジタバタしています、、、、。
こんな親は、見習わない方が、ゼッタイいいですね、、、、。

はたして、何に向っているのか?
何に出会いたいのか?

きっとその人なりの、設計する人なりの、ゴールっていうものが
あるんだと思うのです、、、。
じゃあ、僕のゴールは何なんだろう、、、。

ええとですね、、、、
まぁ、ケンチク的になんちゃらっていうのも、多少は考えはするんですけどね、、、

うまくは言えないんですが、
僕にとっての家づくりのゴールは、
最初に、出会った時の感動のような、ものです。
スタートした時点では、すがたもかたちもないもの、、、。


最初に、井上さんがいらした時の事。
たくさんのお話の中で、まだ、すがたかたちは、ないけれど、
モヤモヤと産まれる空気のようなもの。

残念ながら、その瞬間というのは、一度きりしかなくて、
だんだんそれが、打ち合わせになっていったり、


設備の話になっていったり、
コスト調整の話になっていったり、、、。
要するに、仕事っぽくなっていきます。
まぁ、仕事ですけど、、、、。

そんな中で、最初の感動を見失わない事。

マラソンみたいに
競技場からスタートして、どんなに遠くまで走っていっても、
最後にちゃんと競技場に戻ってこれるように、、、。

だから、どんなに、複雑になっていこうと、
戻る場所は、ひとつなのです。

僕にとっての競技場は、出会った時の、その時の感動。
それを定規にすべてを決断していきたいと思います。

ちゃんと、いつもそこを意識しているか?
この選択は、そこに向っているのか?

すべての養生をはがした瞬間、ちゃんと、その瞬間にであえるだろうか?
全然違う場所にたどり着いてやしないか?

ようやく戻ってこれたかなぁ、、、、、きっと。