すっかり忘れていましたが、そういえば、今年度から、
母校の明治大学で、兼任講師をする事になっていました、、、。
大学は前期と後期があるので、僕は後期の設計の授業。
9月からだから、まだまだ、、、と他人事のように思っていたんですが、もう7月。
すぐです、、、、。

大学では、小さな建物や住宅から始まり、集合住宅や美術館、ホールや都市計画的なものと、
学年が進むとなんとなく規模が大きくなっていくのですが、
僕が受け持つ授業は、3年生の後期設計の授業で、先生からは、
「この授業はね、なんでもいいよ。課題もテーマも、講師の先生達に任せます、、、、。」
とのコト。
ムチャぶりです。。。。
あぁ、どうしよう、、、、課題、、、。
ここ10年くらい、A3サイズに収まるおうちの設計しかしてないんですけど、、、、僕。
で、ちょうど今日、3年生の前期の設計課題の発表会があり、講評会に呼んでいただいたので、
ちょうどいいタイミングっ、と行ってきました。
どんなコトやってるんだろ、、、イマドキの学生は、、、、。

もう、僕が卒業して、14、5年経つんですが、
一番違うのは、みんなキャドで図面を描く事ですかね。
模型は、相変わらず、みんなの個性がでるんですが、キャドで描いちゃうと、なんか個性が消えると言うか、
中途半端に描けてしまうから、本人が分かってなくても、図面らしくなってしまうというか、、、、。
それは、とても不幸なコトでもあります。
あとは、パソコンの中ですべてを解決しようとしちゃうから、
プレゼンが均一というか、薄いというか、、、、。
よーするに、「伝わらない」ってコトかなぁ、、、。
例えば、ワープロで打った手紙と、ヘタでも手書きの手紙の差のようなもの。
伝わる情報量がぜんぜん違うのです。

せっかくいいコト考えてても、伝わんないと意味がないんだよねー、、、、という訳で、
発表後、あまりに均一な図面をどうにかしよう、とみんなで色塗り。
パソコンではうまく描けなくても、みんなに色鉛筆を渡すと、
見る見る図面が楽しそうになっていきました。
ヘタでも、楽しそうっ、ていうのは、きっと子供にでも伝わるもの。
伝わって、初めて実現できるのがケンチクなのかも知れません。
さてさて、そんな訳で、僕の授業の課題。
どうしようかなぁ、、、。
困ったなぁ、、、、、。
超デキの悪い学生だった、僕ができる事。
はて、、、、?????
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