2011年07月14日

そーいえば、、、

現実逃避気味に、
すっかり忘れていましたが、そういえば、今年度から、
母校の明治大学で、兼任講師をする事になっていました、、、。

大学は前期と後期があるので、僕は後期の設計の授業。
9月からだから、まだまだ、、、と他人事のように思っていたんですが、もう7月。
すぐです、、、、。

1739.jpg

大学では、小さな建物や住宅から始まり、集合住宅や美術館、ホールや都市計画的なものと、
学年が進むとなんとなく規模が大きくなっていくのですが、
僕が受け持つ授業は、3年生の後期設計の授業で、先生からは、

「この授業はね、なんでもいいよ。課題もテーマも、講師の先生達に任せます、、、、。」


とのコト。


ムチャぶりです。。。。


あぁ、どうしよう、、、、課題、、、。
ここ10年くらい、A3サイズに収まるおうちの設計しかしてないんですけど、、、、僕。


で、ちょうど今日、3年生の前期の設計課題の発表会があり、講評会に呼んでいただいたので、
ちょうどいいタイミングっ、と行ってきました。

どんなコトやってるんだろ、、、イマドキの学生は、、、、。

1738.jpg


もう、僕が卒業して、14、5年経つんですが、
一番違うのは、みんなキャドで図面を描く事ですかね。
模型は、相変わらず、みんなの個性がでるんですが、キャドで描いちゃうと、なんか個性が消えると言うか、
中途半端に描けてしまうから、本人が分かってなくても、図面らしくなってしまうというか、、、、。


それは、とても不幸なコトでもあります。


あとは、パソコンの中ですべてを解決しようとしちゃうから、
プレゼンが均一というか、薄いというか、、、、。


よーするに、「伝わらない」ってコトかなぁ、、、。


例えば、ワープロで打った手紙と、ヘタでも手書きの手紙の差のようなもの。
伝わる情報量がぜんぜん違うのです。

1737.jpg

せっかくいいコト考えてても、伝わんないと意味がないんだよねー、、、、という訳で、
発表後、あまりに均一な図面をどうにかしよう、とみんなで色塗り。

パソコンではうまく描けなくても、みんなに色鉛筆を渡すと、
見る見る図面が楽しそうになっていきました。


ヘタでも、楽しそうっ、ていうのは、きっと子供にでも伝わるもの。

伝わって、初めて実現できるのがケンチクなのかも知れません。




さてさて、そんな訳で、僕の授業の課題。
どうしようかなぁ、、、。


困ったなぁ、、、、、。

超デキの悪い学生だった、僕ができる事。


はて、、、、?????


posted by 西久保毅人 at 01:50| 2011年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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