5/20(金)は、昨年完成しました「鷲巣さんの家」が、
テレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」で、放映されます。

オンエアーなうです。。。。

放映時間は、あさ4時30分からと、
ちょっと、かなり、早朝なのですが、ぜひ観て下さい。

鷲巣さんちは、いくつか取材があって、その度にうかがうのですが、
住宅の取材なので、
「小さな空間を広く感じさせるポイントは??」
みたいな質問がなんだかんだと多いです。
設計させて頂くおうちごとに、ポイントはいろいろあるんですが、
ホントのホントの核心は、精神的なコトだと僕は思っています。

たとえば、鷲巣さんには、テラスの先っぽの、きゅーんと狭くなってる突き当たりに
ほそ長ーい、木の扉があるのですが、、、、、

、、、実はこれは扉ではありません、、、。
ただ、取っ手がついている壁なのです。
ホントは、ここは、何もなくスッキリさせたかったのですが、構造上、どうしても、この部分に
壁が必要で、当初はしかたなくできちゃった壁でした。
現場が進む中でも、いっつも何とかならないものか、、、、?と考えてて、
最後の最後に、取っ手をつけちゃったのです。
ほーんの、小さな小さな、金物なのですが、
それがつくだけで、なんだかイメージが激変。
その扉の奥に、つづきの空間があるかのような、そんな気分になれました。
鷲巣さんいわく、
「 こころの奥行き 」
最初は邪魔だったものが、今では、家に奥行きを感じさせるしかけとなっています。

たとえば、空とつながったり、街とつながったり。
そういう気持ちのよさに、あんまり数字は関係ありません。
何畳なきゃ、とか、何センチなきゃとか。。。。
そういう数字から解放される事が、実は一番のポイントなのだと僕は思います。
とはいえ実はこれがいーちばん、難しいことなんですけどね、、、。
図面に数字書くの、やめちゃおうかなぁ、、、、。

さてさて、カモメついでにお知らせですが、
ちょうど今、
恵比寿のバーで、カモメデザインの個展が開催中。
「10展」(てんてん)
5/6〜6/3まで。
金曜日にテレビ見た後は、
土曜日に、「佐々木さんの家」のオープンハウスに行って、
帰りに
こちらも、ぜひぜひ!
【関連する記事】