先日、着工に先立ち、解体前のおうちにお邪魔しました。

いやー、
なんでも楽しむって、素晴らしいなぁ、、、、、と思うのですが、

解体前の空っぽの家をキャンパスに、
子供達の落書き祭りが行なわれていました。

たしかに、たしかに、
こんなコトできるのって、解体前しかないですよねー。

どうしても、新居の方に気が移ってしまって、
解体前のおうちは、どうも役目を終えた寂しい感じが、いつもするのですが、
最後に、子供達に、こうして絵を描かせちゃうなんて、
家も、ここまで愛されたら、本望だなぁ、、と思いました。

家は、モノだから、結局寿命があって、いつかは消えて無くなる運命です。
これから、作る新居だって、いつかはそう。
ケンチクは残るからいいねって、言われますが、実はそうではない。

でも、キオクは消えないです。
きっと、この子供達が、大人になって、自分の家を建てる事になった時、
じゃあ、最後に皆で落書きしちゃおうかって、なるかもだし、
そのまた子供が、家をつくる時にも、
「尾崎家では、代々、解体前には、落書きパーティーをする事になっててね、、、。」
なんて。

無くなる前の、ほーんの一瞬の出来事。
数日しか存在しない落書き。
残らないから、残る、というコト。
音楽のよう。
祭りのよう。
尾崎パンのよう(笑)
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