つきましては、今週末、オープンハウスをします。

東日本大震災の直後であり、明日の事も分からない不安な時期です。
被災地におきましては、多くの命が失われ、いまだ救助を待つ多くの方々が、寒い夜を過ごされています。
本当に、一人でも多くの命が、救われますように。
そして、関東、東京近郊でも、いまだ余震が続き、放射能の影響についても、
我々に伝えられる情報の
何が、どこまで本当なのか?
不安な毎日を過ごしています。
スーパー、コンビニの買い荒らされた閑散とした売り場だけが、
なぜか、真実を伝えているような、そんな気もします。

開催に際しましては、迷った末の決断ですが、
こんな時だからこそ、一歩でも前へ、と思うのです。
ISANA(いさな)は、中庭を囲んだ小さな7つのおうちの集まりです。
森でもなければ、おそらく小さくはなり得ないだろう、、、という想定されたボリュームに対して、
オーナーの下窪/バシストさんから、いただいたイメージは、
「森の中の小さな家」
でした。
そんな言葉を定規に僕らが作り上げたのは、
小さな家が肩を寄せ合って集まったような、緑あふれる街のような場所。
街を取り込み、引き込むようなプランと、街に手を差し出すような、小さなしつらえ。
ここに住む人、下窪/バシストさん、街の人、みーんなにとって、
「みんなの場所」
と呼べるような、外部空間が主役の家です。

当日の状況はまだ分かりませんが、少しでも事態が好転し、現地でお会いできるのを楽しみにしています。
僕は、終日、現地にいる予定です。
僕らが初めて作らせて頂いたこの「みんなの場所」で、
いいコトも、わるいコトも、不安なコトも、ぜーんぶ含めた「これから」について、
ISANAを感じて頂きつつ、集まった皆で、少しでもお話をできる機会になれば、幸いです。
相変わらず、タカギプランニングさんにて、入居者も募集中です!
ちなみにISANA(いさな)は、バシストさんの母国インドの、ヒンディー語。
シバの神様を現す言葉です。
「北の方角と、東の方角を連結させる」北東の方位を表す言葉。
インドでは、北は、ヒマラヤの方を指し、神聖な方位。
東は、日が昇る場所。
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