日曜日に、一年点検に作ってくれた仲野工務店さんと行ってきました。

ホント、ニコの物件は、なかなか同じプランがないのですが、
熊谷さんちで、ちょっと面白い試みをしたのは、
LDKのど真ん中に、子供のワークスペースを作ったコト。

意外と、やりそうで、やらないプランでした。
ちょうど、5才の双子のおこさんがいらっしゃるのですが、
お引っ越し後に、何度かうかがって、
これは、良かったなぁ、、、、と改めて、思いました。
とくに、やっぱ、まわりを見てても、
双子って、ほーんとちょこちょこ動き回るから、
お母さんは大変みたいですね。
同時に、大きくなるから、エネルギーも、同時に2倍!
そういう、熊谷さんちには、とってもピッタリなアイディアでした。

たまご色とコゲチャの壁と、木の感じも、とってもいいです。
まぁ、上手に住んでいただいているおかげですけど、、、。

ニコでは白って、あんまり使わないんですけど、
こういう濃い色味の中の、ペンキの白は、ちょっとパキッとして
良かったなぁ、、、。

そして、熊谷さんちでは、ニコ的には、小壁の笠木というか、てっぺんを
なんか、使えるスペースにならないかなぁ、、、というのを
いろいろ考えました。

小物を置いたり、植木を置いたり、、、、、、。
ほーんの、ちょっとしたしつらえのアイディアですが、やっぱりこだわって
頑張ったところというのは、どういう風に使われているのか?とっても
気になるところ、、、、。
、、、、と思っても、細い本棚にした部分を利用して、子供達は壁によじ登り、、、、
と、大人の浅はかな考えを超えて、遊具みたいに使ってくれてるらしいです、、、、。

1年くらい経つと、
素材や、色、質感が、ちょうど良いくらいに馴染んできて、
とても喜んでいただいていて、
気に入って住んでいただいているのが、とても感じられて。

はなれの和室も、まだ本格的には使用されていないようで、
子供達が大きくなる過程で、
今後も、楽しく変化していきそうな、そんな予感のするおうちになっていました。

おうちは、僕たちのものではないから、
設計力半分、施主力半分、
と、いつも僕は思っています。
どっちかだけ、良くったって、ゼッタイダメ。
、、、うーん、いい悪いっていうより、塩梅(あんばい)というか、
バランスかなぁ、、、。

僕たちが設計するおうちの魅力が、家族の生活の魅力を高め、
家族の生活の魅力が、おうちの魅力を高め、、、、。
そういう風になれば、どこまででも際限なく楽しく、魅力的になっていきます。
そこには、きっと限界はありません。
そして、そういう世界が、僕が思う「かっこいい」っていうコトかなぁ。。。
単体としての「かっこよさ」ではなく、個々の生活を包む全体としての「かっこよさ」。
それは、まさに空気や、お母さんのおっぱいがあるのを前提に産まれてくる、
人間の赤ちゃんようなケンチク。。。
大学の最後の方、
もはやケンチクに興味なく、、、、発達心理学を勉強している時に、
どうしても、ピアジェを受け入れられず、ワロンの理論に、そうだよなぁ、、、と思い
ダーウィンに「、、、うーん、、、??」と思い、今西錦司の方が、腑に落ちて、、、、。
要するに、「単体」だけ取り出す学問や美しさに興味がないんだなぁ、、、、、昔から。
そこにはエネルギーが湧かないというか、、、。
人間、根本は変わりません、、、、。
、、、、長くなりそうなので辞めときますが、
要するに、「うーん、いいおうちになってたなぁ、、、」ってコト。。。。。
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